殲神封神大戦⑬〜ロシアン・ティー
●ポイズン・ティーのおかわりは如何?
紅茶に抹茶に緑茶に烏龍茶、時々アルコールを注いでしまえば何もかもが滅茶苦茶だ。どんちゃん騒ぎのお茶会に紛れ込んだのは間者(くせもの)だろう。どんな毒(ポイズン)だってお茶の子さいさい、ささっと盛り付ければ誰も彼もがわからない。ささ、其処の仙人様、このハーブ・ティーをいっぱい――嗚呼、阿片入りじゃありませんよ。心配要らないです。一口ふくめばあら不思議、彼方側でお母さんが手を振っている。
●グリモアベース
「あっ。猟兵(みなさん)元気そうで何よりですよ。はい、久しぶりに僕です。まあ取り敢えずこのレインボーなお茶をどうぞです。勿論カラフルなだけなので問題はありませんよ……お砂糖はここに置いておきますね」
グリモア猟兵はティー・カップじみて右へ左へとくるくるおどる。踊っているというよりも回っていると書いた方が正しいだろうか。
「紫霄宫――簡単に言っちゃえば仙界のふるい場所ですね。そこで盛大な宴を開いて『陽の気を高め』敵の力を削ぐって思いらしいです。そこに毒もった誰かさんが混ざったからさあたいへん、このままじゃ仙人さん達がバッタバッタ斃れちゃいます。幸い猟兵には『毒が効かない』そうなので代わりに全部平らげてくださいな。あ、お酒に酔う事はたぶん出来るので成人してる方は呑んでも好いでしょう――料理は思ったものなんでも出てくるそうです……ベニテングダケとか生えてそうですね。それじゃあ愉しいお茶会にしましょう」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
毒塗れ茶会。
お酒は二十歳になってから。
プレイングボーナス……毒入りの料理を見つけ出し、何食わぬ顔で食べる。
採用人数少なめ予定です。
宜しくお願い致します。
第1章 日常
『毒酒の宴』
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POW : 頑健さに任せ、多くの毒入り料理を食べる。
SPD : 仙人達の前に並んだ毒入り料理を無害なものにすり替える。
WIZ : 仙術や霊薬で毒の作用を中和しながら料理を食べる。
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
小さな小さな世界に詰められたのは誰しもが羨む肉や酒、その他素敵な料理だった。マイナスを振り払いプラスを手招く仙人(かれら)の楽しげな様子は油断しているとも見て取れる――目線をズラせば虹色と渦潮の混沌(ケイオス)な盛り合わせ。君達が食べてしまわないと彼等が終いに落ちるのか――猟兵よ、君の胃袋を酷使するのだ。向こう側の知人なんて気にしてはいけない。
カノン・カノーネ
おぉ、素敵なパーティだね! 毒入りなんて残念だけど、毒を食らわば何とやらっていうし、毒入りだって分かってて楽しむのがワルで悪魔流だよね!!
【POW:頑健さに任せ、多くの毒入り料理を食べる】よ! 目が回るほど美味しいお茶だね! こっちの料理もサイケデリックで最高に美味しい! 食べれば食べるほど、なんだかぐらぐらきてるよ! 向こうに故郷の爆破仲間が見えるね! えっ、なんでいるの? 幻覚? 毒のせい? でもなんだか楽しくなってきちゃった!!
いざとなれば自爆で体内環境リフレッシュできるし、細かいことは気にせず飲みまくろう! もう一杯お願いします!! お菓子も追加で!!
(アドリブ等々何でも歓迎)
抱え込んだ米粒の大きさは誰もが仰天(くら)むバクダンおにぎりか、具材を確かめる為には猟兵(オマエ)の口腔(なか)、酷使しなければ成らない。おぉ、素敵なパーティだね! 此方を視ても彼方を視ても豪華絢爛なティー・ラッシュ、駆け抜けた誰かさんの貌(つら)だって凝視出来ない。しかし毒入りなんて残念なおはなし、これじゃあサクレツする腸が傷んでしまう。毒を喰らわば何とやらっていうし、わかっていても楽しむのが『ワル』! そうともデビルキングへの道のりは遠い遠い愉快な導、今こそ悪魔流を活かしていく時!
カラフルな髪束(あたま)を振りまわしながらロシアン・ティーを啜っていく、ザクロ・ジャムのなんてくらくらする馥郁(にお)い。目が回るほど美味しいお茶だね! スプーンで掻き混ぜたら底の方のトリカブト、ふと回転(めまわ)しにつられてあっちの料理、サイケデリックで最高に美味しい! 口に入れて胃に流し脳味噌(シナプス)に届けたら凄まじくぐらぐらする。向こうに故郷の爆破仲間が見えるね! あっちのアイツは球体が好きでそっちのアイツは火薬が好きおや※※※の大好きなアイツもいるな??? えっ、なんでいるの? 毒の所為で這入り込んだ幻覚だろうか、それでもフワフワは止みやしない。なんだか楽しくなってきちゃった!! 細かい事は気にしちゃいけない、なんだって悪魔は頑健なのだ。もう一杯お願いします!! ぐるぐるキャンディも追加で!!
天と地の境目がわからなくなったら体内環境リフレッシュだ。カッッッッッ――! 青白い光と共にドクロ・マークを描いて終え。爆発オチ最高!!!
芸術をつまんで呑む混沌(バクダン)は至高だよね、仙人どもが拍手した。
大成功
🔵🔵🔵
マホルニア・ストブルフ
毒の回りを待つのは呑気な敵だが、間者なら仕事の回りくどさも納得だ。
仙人が毒を啜れば、工芸茶の花咲く彼岸にでも着くのかね?
此方に毒が効かないなら頂こうかな。陽の気を高めることに繋がるのか、陰気なあれこれよりはずっといい。
ところであの赤い茸は旨味が凄いらしいね、勿論食べたことはないよ。死んだり大小変わるのも困るから。
酒はあれば飲もうかな。酩酊して賢い芋虫が見えない程度にとどめておくよ。
タマゴじみた輪郭(かたち)が毒に紛れている、これだけは可食だった。
――味見役がたいらげる、ブーイングが起こった。
彼方側のドクロ・マークを背にオマエは仙人(かれ)等の表情を確かめていく。昂揚(あか)く染まった頬(もも)を視る限りでは『毒』に中った様子はない。しかし呑気な敵だとは思えないか――間者なら仕事の回りくどさも納得だ――遅延性のめまいを好むところもそれらしい。仙人が毒を啜れば世界はどう解脱(ひら)かれる、工芸茶の花咲く彼岸(むこう)にでも着くのかね? 憑かれた面など決してしない、霞を食むのもこれきりだ。
陰気(マイナス)塗れの現実から脳味噌を投擲(はな)すには丁度好い機会だろう、此方に毒が効かないならいただこうかな。まるで世界は酸っぱい果実だ、取れない、取れないと嘆く狐はいない――なんとまあ隠す気のない斑模様、陽を高めるには素敵な繋がりか。
あの赤い茸は旨味が凄いらしいね。どこぞの小動物は平気で齧ると謂うがそんな勇気は涌いてこない、勿論、食べたことはないよ。死んだり大小変わるのも困るから――手を伸ばせば其処には盃、何某が濁りを注いでいた。ささ、かけつけ云々。
酩酊して賢い芋虫が見えない程度にとどめておくよ――一口だけで別のものが幻視(み)えそうだが総ては杞憂だ、鍵をまわす味噌など何処にもない。
セーフティをかけろ、ティーに溺れたら戻ってこれない。
大成功
🔵🔵🔵
水鏡・怜悧
人格:ロキ
(お任せ致します。ご自由に変更ください)
ふむ、では給仕をいたしましょう。毒属性の触手で器を掴み、毒の有無を解析します。あぁ、器の中に触手は入れませんよ。お椀越しでも有無の判別くらいはできます。
毒のないものは仙人さんへ。毒のあるものは一度下げて、中和出来そうなら中和して出します。ダメそうなら重力属性の触手で包んで一旦亜空間へしまいます。
給仕が落ち着いたら亜空間から取り出して毒入りお料理を頂きましょう。毒の解析もしたいですしね。
味覚がありませんので香りを楽しみつつ頂きます。せっかくですから本場の中華料理を中心に。お茶も堪能したいところです。
ご馳走様でした。
外見や馥郁(かお)りで判断してはいけない、それは人物に対する警戒心(こころ)に似て蠢動(うごめ)きは留まらなかった。此方のお茶は無害、彼方の煮つけは有害、そこのお酒は中和してしまえば問題ない――猟兵(きみ)こそが従者(メイド)に相応しい、そんな触手(このこ)の働きであった。指をつっこんではいないか? いいや、いいや、お椀越しでも有無の判別くらいはできます――よくみる紫じみてオマエはうたう。
毒物(あや)うい代物は気付かれないよう、即座に触手(ふところ)へ入れていく。重力属性(ブラック・ホール)じみて吸い込まれた諸々は輪郭(かげ)を維持した儘で何処へ往くのか。亜空間(テリトリー)が嘔吐(は)く先々は無人、おたのしみは給仕(おつかえ)終えてから。じっくりと毒の解析もしたいですしね。
馥郁(かお)りだけは実に、嗚呼、脳を擽る代物だった。果実の甘酸っぱさや肉の炙られ、小麦のぬくもりに油のよろこび、しかし残念な事に毒は悉く一般的だ。埒外由来などでは一切なく『味わい尽くした』形状とも解せる。あとは舌の上で踊らせると好い、食感しか知れないトリック・スター……お茶も堪能したいところです。
本場の中華料理よりもロシアン諸々が多かったのは気の所為だろうか、これではルーレットでも回している心地、弾丸を忘れた賭け事の如くか。それでも残しはいっさいしない。ご馳走様でした――緑色の好奇心は小腹も膨れていなかった。
大成功
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ヘスティア・イクテュス
紅茶好きとしてはお茶会に毒ってのは無粋な話ね…
お茶会を台無しにする作戦、防がせてもらうわ
猟兵に効かないのは安心ね、毒は自身で対処しろだとどうしようもないしと内心で思いながらも一杯
ふむ、風味は良いわね…あぁ、なんでも出てくるならお茶菓子は月餅とかこっちの世界っぽいお茶菓子を摘んで
中国茶の方も色々と試してみたいわね、お茶菓子はそっちに合わせて作られてるだろうからそっちとの組み合わせも…
ん、美味しいと満足げに笑みを
ジャムとクリーム、時には餡子だって好まれる、そんなお茶会に毒(しずく)を垂らすとは『なんて』無粋なおはなしだろうか。怒り狂った何者かがテーブルひっくり返し鼠をティー・ポットに詰めるが如く、こんなオカシなお茶会にしてはいけない。防がせてもらうわ――藍色に映り込んだのは毒々しい料理の群れ、陽気に呑気に燥いでいる仙人は正気じゃない。猟兵に効かないのは安心ね――マジック・マッシュルームの無限量に舌一枚。
対処しろと謂われたら如何しようもなかったが、嗚呼、奇妙な事に風味は良い。悪くないしっとり具合にべたつかないインスタントだ、なんでも出てくるならお茶菓子はそれらしく。月餅(つき)を眺めるには丁度好い展開だ――三位一体と記せばカオスで酔い。
雰囲気(ば)の齎した食欲(よく)に合わせて紅茶(ロシアン・ティー)以外も啜ってみよう。烏龍なんたらと一緒に楽しめれば万々歳だ、おいしい、おいしい、思わず微笑みがもれる。
宇宙(そら)を駆けるのとはまた違った、フワフワのんびりの底、オマエは胃袋の膨(あたた)かみを感じている。そろそろお開きだろうか、仙人どもが一人々々と立ち去っていく。陽の気は十分に蓄えられた――あとは鉄火場に身投げするのみ。
青々とした頭(かみ)を揺らし見上げた世界、桃源郷に相応しい色彩(いろ)で在った。さあ、猟兵(オマエ)、世界を救う準備(すべ)は此処に実る。
――舞い落ちた葉っぱ、茶にひろがる。
大成功
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