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広がる巨大花の森を止めて

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●幻想巨大花図鑑
 それは深い森の中。森といっても木々ではない。
 その巨大に群れる植物は花。花の群れ。花の森。それはもう花畑と呼べるのか。アックス&ウィザーズにいくつか生息している巨大花。赤い小さな花びらを隙間なく広げまわる花、黄色く大きな房を広げ更にそこから花びらをぎっしりと360度つけたキノコ花。そして桜や梅のような花をつける樹に、異臭を放つが美しくも毒々しい巨大花まで。
 そんな花の森を息吹の竜『グラスアボラス』はなわばりにしていた。次々と広がっていく樹花と巨大花の縄張り、息吹の竜は暴走し、その力で次々と村から空を奪っていた。

●光を守って
「……なので、皆にはこの樹海の奥に走ってもらって、グラスアボラスさんを止めてほしいんだよね☆」
 朱鳳・智優利(乙女ティック☆エボリューション!・f01245)はアロマガーデンに集まった猟兵にニッコリ笑顔でお願いする。きっとみんなならできるよね! だいじょーぶ! とでも言いたげな信頼の笑顔だ。
「ただ、この森はね、もともと巨大花の広い森で、妖精さんも住んでるの。本来グラスアボラスさんは温和でおとなしくて優しい竜さんで、その妖精たちの愛する花を育ててくれるからグラスアボラスさん妖精さんに好かれてて、きっと、妖精さんが皆の邪魔をしてくるの思うの!」
 妖精は星読みの力を持っていて、こちらが予知したように向こうも何かが森に足を踏み入れることは察知していることがあるという。しかし、放っておくわけにもいかない。このままでは光を奪われたり花の進路を邪魔するために襲われる村々が後を絶えなくなってしまう。
「グラスアボラスさんは、ちょっと不安定なだけ。もうすぐ春爛漫、蕾が必死に栄養を溜める様にこのドラゴンさんも息吹の力を高めすぎてきっとハッスルしちゃってるんだよ。たぶんね! だからね、妖精さんも竜さんも、一度思いっきり力を使わせて、戦って、できれば気絶とか撃退くらいにしておいて、鎮めてあげてほしいの」
 ちうりんは猟兵たちに願う。そして手にしたブーケのついた杖を手に取り空に掲げるとアロマガーデンの奥にある温室の扉が輝いてそこから予知された場所へとつながる。
「皆も命がけで戦ってくれるんだから、無理にとは言わないけど、出来ればそんな感じで、お願いします☆」
 にへっ。ちうりんが笑った。そう、願うのはこちらの勝手だがどこまで叶えるかは君たちの決めることだ。どうかこの扉の先にある森の主を倒し、周辺の村々が安心して空を眺められますように。


ピンク☆フラッシュ
 どうも、ピンク☆フラッシュです。今回のシナリオは1章で妖精たちの猛攻を切り抜けてもらい、2章でドラゴンと戦闘してもらいます。ドラゴンを倒せば森は進行をやめます。
 3章では光が奪われた村が周辺の木々や花を伐採した後の星見となります。しかも流星群が降り注ぐでしょう(予報)なお、星見の部分のみの描写となりますので村の伐採や戦いの後片付けはカットになります。星見です!流星群観察です。天体観測です。見えないものを見ようとしてオッケーです。物思いにふけったり、何か思い出してみたり、キャラクターがどんなお願い事をするんだろうって考えるのも楽しいですよね!
 ギャグというわけでもシリアスというわけでもないぶん自由度にあふれさせていきたいでございます。よろしければご参加くださいませー♪
 ではでは、よろぴっぴー☆
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第1章 集団戦 『花と星の妖精』

POW   :    花を操る
自身が装備する【色とりどりの花】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
SPD   :    森の恵み
【食べると幻覚が見えるキノコ】【硬く巨大なきのみ】【どっしりと実った果実】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    星詠み
【占い】が命中した対象に対し、高威力高命中の【様々な結果】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●はじまり
 高い高い花の群れ、深い深い花の森、その中央にその竜はおりました。竜は考えていました、そろそろこの森を広げていこうと。春が来るから。そうだ、春までにこのあたりをもっと広くしておけば、今は蕾の巨大花ももっとたくさん、綺麗に咲くに違いない!
 息吹の竜、グアラスボラスはそう思い、周辺の土地を更に花で埋めました。村を一つ巻き込みながら。一仕事したグアラスボラスは満足げに森の中央に帰ってまた力を蓄えます……。次はもっと、たくさん暴れよう、少し休むだけで満ちていく力。あふれ出んばかりのこの力を抑えられそうにありません。
 それが暴走の始まり、グアラスボラスが力に飲まれいざ暴れださん! としたその時。森に踏み込む不届き者が表れたのです。森の妖精たちがざわざわとしています。妖精たちは言いました。
「りょうへいー! りょうへいがおそってくるのー!」
「ドラゴンさんをたおすためにやってくるのー」
「ドラゴンさんと森をこわしちゃうのー」
 妖精たちは伝令のように叫びます。そして、不届き者の猟兵の元へと飛んでゆきます。
「ガオオオオオオオオオオ」
 グアラスボラスは吠えました。その方向に、もう彼の理性は残っていませんでした。何度も自分の進路を阻んだ猟兵です。なんども自分の願いを踏みにじった猟兵です。それがどんなに純粋で、安直で、歪んでいても。猟兵をたたき出さなければならない。そしてこの森を世界中に広げるのです。そのために暴れだすグアラスボラスは、そうする理由などもう、忘れてしまっていました。
オリオ・イェラキ
ポクちゃん【f12425】と

なんて素敵なお花畑
多少豪華すぎる気もしますけれども
ふふ、ポクちゃんあのキノコお花咲いてますわね
…持ち帰る事が出来たら宿の名物になりそうですのに

本当、可愛らしい妖精ですこと
わたくしの花を?黒薔薇、あるかしら
お揃いとっても素敵ね
妖精達もありがとう

くるのは花だけではないのね
果実美味しそう、わたくしも一口…あら
あの木の実硬そう
飛んできたら剣で繰り出す瞬く星を一閃
綺麗に割って、ポクちゃんどうぞ

占いしてくださるの?
それなら…夫とお出かけに行きたいの
どんなデートにしたら夫ともっと仲良くなれるかしら

そう、竜を探さないと
翼広げて広い森の中を飛んで行きましょう
花々の中をお散歩って素敵ね


ポク・ョゥョゥ
オリオたん(f00428)と一緒ー

わぁーい
お花いっぱいーすごーい
あー、オリオたんあれきのこだー
たーのしー

妖精たんかわぃー
ぽくだよー、あがめよー
両手あげてご挨拶ー

ねーねー、オリオたんのお花あるかなー?
くだしゃーい、ありがとー
頭につけておそろーい

森の恵みー?ばっちこーぃ
あーんとお口をあけて大食いぽくだー
ん〜果物おいしー。きのみはーオリオたんありがとー
キノコもすきーもぎゅー…?
わーポクがいっぱいいるぉーあがめよー(幻覚なう)

占い?占い?お願いしまーしゅ
今日のぽく良い感じかなーわくわく

そうだードラゴンたんのとこ行かなきゃー
バウンドボディでお花とか色々降る中をーぽよぽよはねてくよー
ドラゴンたんどこかなー



●君と一緒に
 進めば進むほど空の光が届かなくなる森の中。
「なんて素敵なお花畑」
「わぁーいお花いっぱいーすごーい」
 オリオ・イェラキ(緋鷹の星夜・f00428)とポク・ョゥョゥ(だよ〜・f12425)の二人は仲睦まじくそこを進んでいました。
「多少豪華すぎる気もしますけれども……ふふ、ポクちゃんあのキノコお花咲いてますわね」
 大きすぎてむしろ見にくいと思ってもおかしくないはずなのに空高くに伸びて、綺麗で豪華で、ふんだんに開かれた数々の花びら。上はそんなお花でいっぱい。目の前にも小さな花やキノコの花なんて珍しいものもここには当たり前のようにいっぱいです。
「あー、オリオたんほんとだー。あれきのこだねー」
「……持ち帰る事が出来たら宿の名物になりそうですのに」
 ポツリッ、と呟くオリオ。ポクはらんらんるんるん気づきません。
「たーのしー!」
 まるでのんびりとした子供のように、ほわほわふわふわ。オリオの隣をついていきます。そんな穏やかな進軍を進めていた二人ですが、妖精は見逃してくれません。
「い、いたのー! 猟兵ーーーー!」
「き、きたのー! 猟兵ーーーー!」
 妖精たちは束になってオリオとポクに襲い掛かり……
「わー! オリオたん、ようせいだー! よーせーーー!! よーせーさん。かわいいね。ぼくはポクだよー、あがめよー」
 ポクはそんな妖精の戦意など気にもしないで両手を広げてございさつ、とっても友好的です。だって、妖精が可愛いんですもの。
「あらあら、本当。かわいらしい妖精さんですこと。ふふふ」
 オリオも和みながら要請にご挨拶、貴婦人らしく一礼します。
「お、おまえたち、悪い猟兵じゃないのか!」
 と続ける妖精でした、けれども……。
「んー? ポクたちいい猟兵だよー? あ、ねーねー。オリオたんの花あるかなー?」
 とさらりと返してしまった。妖精たちは森に侵入するものを攻撃する。本来はそうなのですけれど、あまりにも二人からは悪意を感じ取れません。ほんの少しもです。でも、だからって猟兵と名乗った以上、妖精も信じることはできません。できないのですが……。
「まあ、わたくしの花を? では、黒薔薇、あるかしら?」
 オリオも柔らかなほほえみで尋ねてくるのです。
「へ、へんな猟兵だな! 黒薔薇か! あるぞ! ここにはどんな花でもあるんだ、ほら、うけとれー!」
 妖精のひとりは花を操る力を使って黒薔薇を30本ほど複製しとばしてきます。
「おー!」
 ポクは迫りくる花をバウンドモードになって受け止めます。
「こんなにいっぱい、ありがとー!」
 ポクはにっこりとわらってそれをオリオに渡しました。
「まあ、素敵ね」
 オリオは受け取ると何事もなかったように花をうけとります。そして一輪ずつポクとオリオの頭につけて、御揃い。本当にとっても素敵です。

「お、おのれー! ならばこれだーーー!」
 今度は妖精さんたち束になって木の実やキノコ、果物を投げ出しました。ここで攻撃をやめたら毒気が抜かれてしまうからです。
「森の恵みー? ばっちこーい!」
 ポクはまたバウンドモードでキノコと果実を受け止めます。木の実はとっても硬くて痛そうでしたが……。
「これはかたそうだものね……はい、ポクちゃん」
 オリオがユーベルコード【瞬く星(フォルステライト)】で木の実を割ってしまいます。そしてポクちゃんにおすそ分けして二人でもぐもぐ。あれあれ?
「あれれーーー? わー! ぽくがいっぱいいるよぉー。あがめよー」
 おめめがぐーるぐーる。
「あら、まあまあまあ。こっちは夫がたくさん……」
 あたまがくーらくーら。
「ど、どうだー! まいったかー!」
 二人は厳格にさいなまれてしまいました。そして、二人のユーベルコードが封じられてしまったのです。
「オリオたーん。めのまえがへんなのー!」
「まあ、わたくしもよ、ポクちゃん。楽しいわねえ」
 二人はやっぱりのんき。
「ね、ねえ。もうやめようよ、この子達悪い人にはみえないよー」
「そ、そうだよー! 他のとこでも猟兵が見つかったって聞いたし、きっとこの人たちは違うんだよー」
 妖精さんたちはそんな二人の姿にたまらず攻撃する仲間を止め始めます。そして、何ということでしょう、実際に攻撃は止んでしまいました。

「あらあら、もう幻覚はおしまいなのね」
 にこにこ笑うオリオ。
「そうだねー。でも、なんか、妖精さん占ってくれるんだって」
 のんびり口調で答えるポクちゃん。
「まあ、そうなの? それなら…夫とお出かけに行きたいの。どんなデートにしたら夫ともっと仲良くなれるかしら」
「ねえ、今日のポクはいい感じかなー?」
 妖精は二人を一方的にいじめてしまったお詫びに二人を占ってくれました。そして、オリオとポクに手を振って他の何処かへ行ってしまいました。

「楽しかったですわね、あ、そうだ。流石にそろそろ竜を探さないと」
「そうだねー。ポクたちよりみちになっちゃったねー」
 翼広げて広い森の中を飛んでいくオリオとバウンドボディでお花とか色々降る中をーぽよぽよはねてくポク。
 ふたりはこうしてまた、竜を探すため花の森をお散歩気分で突き進むのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

瀬名・カデル
アドリブ歓迎

頑張って森の奥にたどり着きたいな
ね、アーシェ
ボク達ならきっとできるよね

大きな森で珍しいお花もいっぱいだな、あっちこっちふらふら見ちゃうかも

妖精さんと遭遇したら、気絶になるように、あまり戦闘は非積極的に
少しだけ妖精さん達がこちらに攻撃してくるように誘導のための攻撃はする

ドラゴンを倒しに来たの?って聞かれたら違うよって応えたい

疲弊して攻撃が止まったら生まれながらの光で妖精さんを癒やしたいな
これ、ボクの一番の取り柄なんだ



●人形遣いは森を行く
「ここが花の森かぁ。本当に大きいね」
 瀬名・カデル(オラトリオの聖者・f14401)はキラキラと目を輝かせまじた。それは彼にとって当然でした。こんな景色は神殿にいては見られない。いや、普通に生きてきたものでもまず見ないものです。生命力の神秘、ファンタジーな世界にしか存在しない、中でもアックス&ウィザーズだからこそみられそうな特別な景色。かわいいもの、綺麗なもの、妖しいものが大空に向かって木々よりも高く伸びている。大きな花びらをたくさんつけて広げている。その分森の中は暗い。暗いところに慣れていなければ少し怖そうなくらいに。そんな世界が外の世界とのかかわりの薄かった少女の目に映っているのです。
「頑張って森の奥にたどり着きたいなあ……ね、アーシェ。ボク達ならきっとできるよね?」
 共に森へ連れだったからくり人形のアーシェは表情を変ええません。けれど、きっと大丈夫! アーシェはカデルをそんなきもちにさせてくれました。
 だって、僕たちは一緒ならどこにだって行ける気がするから。カデルは元気に森へと踏み出すのでした。

 花の森は慌ただしい雰囲気に包まれていました。カデルはそんな森の中をウロチョロと歩き回りながら進んでいきます。ここは本当にひときわ知らないものがいっぱい。
「猟兵だ!」
「猟兵だ……」
「あれも猟兵……」
 妖精たちが少し遠巻きにカデルを見つめています。猟兵を探していたのです、そしてとうとう見つけたのです。襲う機会をうかがって、ヒソヒソヒソヒソ、何かをお話をしています。
「う、占ってやる!」
 大変です。妖精たちが何匹か花の茂みから飛び出してカデルに襲い掛かってきました!
「わあ、かわいいね。占いしてくれるの?」
 世間知らずの少女はまんまと妖精たちのユーベルコードのトリガーである占いを受けてしまいます。
「あ、あなたは……これから迷子になるでしょう!」
 妖精の的確な占い結果が命中しました! しかし、それは確かに効果としてはカデルに効くはずなのですが……。
「え、迷子? ボク迷子になったことないし、大丈夫だよー」
 カデルはにっこりと答えます。そう、少女は既に迷子でした。けれども自分が迷子だと思ったことなんてないのです。
「そ、そんなことないもん! まいごになるもん!」
 妖精たちはあまりにも余裕なカデルの様子にバカにされた気分です。煽られたのだと受け止めてしまったみたい。やけになってカデルにポコスカポコスカ襲ってきます。カデルはオーラ防御で自分の身を守りながら、生まれながらの光で自分の特に痛いところを癒しました。少し疲れるけれど、こうすれば大丈夫です。アーシェもカデルのことを守ってくれています。
 むきーっ! 妖精たちはますます機嫌を損ねてしまいました。頑張って頑張ってカデルをポコスカポコスカ……。

 あれ? 妖精さんたちは疲れてしまったみたい。カデルも少し疲れたけれど、へっちゃらです。
「大丈夫? 妖精さん」
 カデルはその光で、妖精さんも癒してあげました。
「お前、悪い猟兵なんじゃないのか」
「僕たちの森を壊しに来たんじゃないのか」
「お前、ドラゴンさんを倒しに来たんじゃないのか!」
 妖精たちが質問します。カデルは少し迷いながらもきちんと答えました。
「違うよ、ドラゴンさんを倒しに来たんじゃないんだ。助けたいから少しだけおとなしくしてもらいに来たんだよ」
 戦闘は避けられないだろうけれど、ドラゴンを消し去りたいわけじゃない。少女もまたグアラスボラスを撃退して鎮めてほしいというグリモア猟兵の願いを少女なりに遂行しようという一人なのです。

 妖精たちはちんぷんかんぷん。今日来る猟兵は敵なのに変なのばかりだ。敵なのに全力で攻撃してこない。猟兵は敵だけど今日の猟兵は悪い奴ではないのか?
 疑問がどんどんわいてきて妖精たちには処理しきれません。困りました。困ってしまいました。
「……むう、仕方がない、今日はこのへんにしてやる! でも、森をいっぱい壊したら覚えておけよ!」
「おぼえとけー!」
「ドラゴンさんを消し去るなよー!」
 妖精たちは混乱したまま花の森のなかを散り散りに飛んで去っていきました。
「……行こうか、アーシェ」
 少なくともこの森の妖精さんが必要以上に好戦的でなくてよかった。そう思いながら、カデルは森の中をさらに迷いながら、しかし確実に、奥へと進んでいくのでした。

成功 🔵​🔵​🔴​

サラヴェス・ゴッディーヴァ
出来ることならば、今までのように共存していきたいですわよね。
無駄な殺生はいたしたくありませんの。
まずは悪戯妖精さんへのお仕置きですわね。
わたくし、頑張りますわよ(メイスを携えにっこりと)

■戦闘
妖精の姿に
「さぁ、たっぷり遊びましょう」
笑みを深め、すっと指先を妖精に向け【ジャッジメントクルセイド】を。
敵の攻撃には【見切り】、また【武器受け】で対処

妖精を疲れさせるように、ジャッジメントクルセイドでの
光の攻撃で妖精たちを誘導するように。
疲れ果てた妖精から
「おやすみなさい、少し痛いかもですが…我慢なさってくださいね」
微笑みと共にメイスで【気絶攻撃】を
「後で起こしに参りますわ」

※アドリブ&絡み大歓迎です!


カチュア・バグースノウ
あら。
戦いにくい子たちね…でも村を守るため、だから
本気で遊びましょ!

攻撃はアックスソードブレイクで。隙をみつつ、妖精さんを優しくでも力強く攻撃するわ

飛んでくる花びらや果実は武器でフルスイングで打ち返す
あら、野球みたいねこれ
もう一球いっとく?

占いもしてくれるのね?
恋の占いとかどうかしら?恋人ができるとか、いい人が近くにいるとか?(そわり)
な、何もなくたって平気だもん(ぐすっ)

遊ぶのもほどほどにしておいて、最後はきっちり戦闘で締めるわね
ドラゴンを守るためにきたのよ、そこを通してもらうわ!

アドリブ、共闘歓迎



●戦えど進む女たち
「さぁ、たっぷりと遊びましょう……」
「悪いわね、本気で遊ばせてもらうわよ?」

 森の妖精たちは、探し求めて探し求めた悪い猟兵たちについに出会うことができました。カッキーン、カッキーンと森の中を、鉄塊の音が響き渡ります。
「う、うあーん! ぼくのこうげきもあたってくれないのー!」
 妖精さんは泣きました。妖精さんが頑張って、頑張って狙いを定めた木の実が、鉄塊によって次々と撃ち返されてしまうのです。
「は、はふぅ! ぼ、ぼくはきのみにあたっちゃったのー! お、おのれ猟兵―!」
「きゃーっ、やめるの、あたちは味方なのよー! 仲間の技で幻覚見てどーするの―!」
 妖精さんたちは大パニック。仲間割れまで起こして次々と幻覚を見て気絶していきます。
「あらあら、もう終わりなのーーー?」
 カチュア・バグースノウ(蒼天のドラグナー・f00628)は宙を舞い踊る妖精たちに大声で叫びます。
「じゃあ次はこちらの攻撃ですわね。ピッチャーは任せていただきますわよ?」
 サラヴェス・ゴッディーヴァ(エルフのクレリック・f05987)はニコニコと楽しそうに指先を先程木の実を放ってきた優しい妖精さんに向けました。
「ひ、ひえーっ! またあれが来るのー! 皆ちるのー!」
 狙われた妖精さんが慌てふためいて皆に命令すると、言われなくても! とみんな散らばります、ああ、でも待って、これじゃあ狙われた妖精さんは助けられないわ!
「よ、妖精くううううん!」
 ピカッ……ちゅどーん!
 妖精さんに【ジャッジメントクルセイド】の光が花に塞がれた空の上から振り落とされます。
「ぴ、ぴいぃぃぃ……げふぅ」
 妖精さんのひとりがぐるぐると目を回して地面に落ちてしまいました。妖精たちはもう大ピンチ! がんばれ、妖精さーん!
「き、木の実がダメならお花なの!!!!」
 妖精さんの一人が叫ぶと、他の妖精さんもなるほどとうなづきます。
「そうなのー!」
「その手があったのー!」
「天才的考えなの!」
 妖精さんたちはたくさんの花を複製しました。そしてそれをみんなの力で宙にまとめ上げます。
「まあ、素敵。とってもきれいじゃありませんこと?」
 サラヴェスが言いました。
「ええ、そうね。でもあれはちゃんと防いでおかないと」
 カチュアがにっこりと微笑みます。妖精さんたちにはそれがまるで悪魔の笑みのように映っていました。たまらず花の球体をサラヴェスとカチュアにぶつけます。襲い来る花の塊。しかしやはりサラヴェスもカチュアも恐れません。真っ向から立ち向かってきたのです。
「もちろんですわ! しっかり防いで差し上げますの」
「なら、あたしは叩き切る! よいしょ! っとぉ!」
 花の嵐をサラヴェスは最低限見切りでよけながらしっかり武器で受けていきます。カチュアは【アックスソードブレイク】! 花の嵐を叩き割ってしまいました。
「ぼ、ボクたちのとっておきが、はじかれたのーーー!」
「こ、こうなったら占うの! ドラゴンさんのところにたどり着けないように、迷子にしてやるのー!」
 妖精たちがわたわたと占いを始めようとした時でした。
「あら、そういう占いは流石に困りますわね」
「そうね。ドラゴンを守るためにきたのよ、そこを通してもらうわ!」
 サラヴェスは妖精たちの群れの中にいました。カチュアは大剣の平たい部分が妖精たちに当たるように剣をぐるんぐるん振り回しながらツッコんできていました。
「ぴ、ぴいぃぃぃ!」
 深い深い花の森、巨大な花に天から降り注ぐ光はいくつか穴をあけ、鉄塊は少しだけ森を傷つけてしまいましたが、致命的なダメージもなく、サラヴェスとカチュア、妖精さんたちが探していた悪い猟兵たちはこうして森の中に妖精の悲鳴を響かせながら、ちぎってはなげちぎってはなげ……しかし、しっかりと気絶や戦闘不能にとどめて森を進んでいくのでした。
 それぞれの猟兵たちは、それぞれの方法でドラゴンの元へとこうしてたどり着くのでしたとさ。つづく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『息吹の竜『グラスアボラス』』

POW   :    フラワリングブレス
【吐き出された息吹 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【咲き乱れるフラワーカッター】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ガーデン・オブ・ゲンティアナ
自身の装備武器を無数の【竜胆 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    フラワーフィールド
【吐き出された息吹 】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を花畑で埋め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ナイツ・ディンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●花と竜の共生関係……?
 森の迷路の中をバラバラに進んでいた猟兵たちは森の中心、つまり四方八方から侵入できるこの森の最も深いところで合流しました。
「恋占いじゃなかったなー」
「まあ、わたくしは夫とのデートについて占ってもらえましたわよ?」
 占い結果迷子を押し付けられそうになったことを話すカチュアにオリオが答えます。
「ボクは迷子になるって言われたけど、迷子になったことがなかったから大丈夫だった見たい。ね、アーシェ?」
「まあ、じゃあ占いってやっぱり確実ではないんですわね」
 操り人形のアーシェににっこり笑いながらカデルが言いました。しかしその姿は何やら蜘蛛の巣や木のツタが絡まっています。けれど、サラヴェスはそんなことも気にせずなるほどと納得していました。こちらも世間知らずだったのです。
「ポクはー、いい感じって言われた! でもポクたちのほかにもやっぱりここに来ている人たちがいたんだねーオリオたん。あがめよー!」
 ポクはのんびりのんきにそんな様子、ですが、まったく緊張感がないわけではありません。今猟兵たちが集っているこの場所と、少しの茂みを挟んだ先にドラゴンさんがいるのです。今は少しお昼寝中みたい。でも、無視するわけにはいきません。グアラスボラスが目覚めればきっと、予知のように暴れだし、動き出すのです。
 猟兵たちは武器をとります。グアラスボラスは猟兵たちなどにまだ気づけず、背中に生えた『花』に絡みつかれながら眠るばかりでした。それはとってもおどろおどろしく、見たこともない花でした。
ヨー・リドット
わかるぜー、超わかるぜー。
俺も自然にゆかりのある存在だからな。春になったらこう、元気だああああってなる気持ちはよくわかる。
だからこれは当然のことなんだ。腹が減ったり眠くなったりするのと同じくらい、自然なことさ。
じゃあ、元気があり余った時はどうするのがいいか。
当然、遊ぶに決まってんじゃん! 俺は戦いにきたんじゃねー、遊びに来たんだ!

【POW】使用
おーいボール遊びしようぜ、俺がボールな!
自然の力を纏った【オーラ防御】で自分を丸く包んでボールになるぜ。
これなら攻撃されても大丈夫! 疲れるまでつき合ってやるんだ。
それに、今ここは自然の力に溢れてる!
ちょっとやそっとじゃ、今の俺のオーラは消えないぜ!



●皆で遊べば怖くない
 グアラスボラスは吠えます。その咆哮が森中に響き渡ります。もうその声に、勝機はないのでしょうか。猟兵たちが感じ取れるとは、痛みと、怒り。
「なぜ、私は、楽しく森を広げていただけだったのに、なぜ……!」
 そんな悲痛な叫びでした。グアラスボラスはとっても苦しそう。そんなグアラスボラスが心配になってしまう猟兵たち。そこには先程まで、悪い猟兵だと思われていた猟兵たちもいます。そんな猟兵たちの中で誰よりも一番にグアラスボラスの前に姿を見せたのが、ヨー・リドット(深緑の化身・f13812)だ。
「わかる、わかるぜぇー! 春になると元気が出るよなあ!」
 体のあちらこちらに自然をモチーフにしたタトゥーをいれたシャーマンズゴーストのヨーはぴょんぴょん飛び跳ねてグアラスボラスのそばに近づきます。
 ああ、あぶない……! グアラスボラスが腕を振り上げぺちんとヨーを叩きはらいますが、ヨーは平気でした。ヨーはオーラ防御で自分を包んでボールのようにぴょんと飛ぶだけなのでした。
「ほら、もっと遊ぼうぜ!」
 グアラスボラスは苦悶の叫びをあげます。せっかくヨーが遊んでくれているのに、グアラスボラスの気持ちは晴れません、けれど、楽しいのも確かです。それでもグアラスボラスはだんだん力を抑えられなくなり、ただ鬱陶しくて叩きはらうところから始まったボール遊びは、暴走するままにヨーを尻尾で薙ぎ、打ち払い、遠くへ飛ばして終わってしまうのでした。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

オリオ・イェラキ
ポクちゃん【f12425】と

まぁ、彼処で眠っているのが件の竜ですわね
花?ポクちゃん、背中のアレ気になりますの
確かに此処に似つかわしくない花

では刈り取りましょう
最初はゆっくり近付き『花』摘みに
竜が目覚めたら、一旦離れ竜の死角へ
ポクちゃん達が頑張って下さる間に翼で飛び竜の背中へ
少し手荒に致しますわと宣言しルーンソードで『花』を狩る
勿論竜を傷付けないよう注意を

ポクちゃんのフォロー兼ねて竜胆の花嵐はメテオリオで対抗、相殺を狙いますわ
これも竜本体には当てず、ついでに『花』も黒薔薇の星で一掃できるかしら
あら、息吹で作られる花畑素敵
…ではなく、急ぎますわ

竜が落ち着いたら一安心
良い子ね、と撫でても良いかしら


ポク・ョゥョゥ
オリオたん(f00428)と一緒ー

ドラゴンたんおねむかなー?
静かにいこー

うー?むー
オリオたーん、あのねー
ドラゴンたんに絡んでる花がねー
なんだかとっても嫌な感じ〜なのー
ぱんだの勘だよー
とっちゃう?斬っちゃう?

ゆっくり近づいて〜花を摘んでみるよー
もし途中でドラゴンたんが起きちゃったらー
ぱくを呼ぶよードラゴンたんを抑えるんだー

お花はオリオたんにお願いしてーぱくに乗るよー
息吹に息吹で対抗したり〜取っ組み合いしたりー
ぽくは応援だー。あーそうだー
ぽくのふえ吹いたらー少しでも落ち着いてくれないかなぁ
兎に角傷つけないようにー、注意をひくよー

いっぱいドラゴン対決してー
嫌な感じ〜のお花取ったらー大人しくなるかなー



●お花摘み
「ねえねえ、オリオたん、あの花……」
「ええ、気になりますわねポクちゃん。今ならボールで遊んでくださっているみたいですし、ボールの肩は少し心配ですが、行ってみましょう」
 オリオ・イェラキ(緋鷹の星夜・f00428)とポク・ョゥョゥ(よろしくなの〜・f12425)は二人で相談して決めました。あのグアラスボラスの背中に生えている花がとっても妖しいので、すこし近くで調べてみようと思ったのです。
 幸い、ヨーがボールになって、こちらに背を向けて遊んでいるので二人は簡単にグアラスボラスに近づけました。
「オリオたんオリオたん、やっぱりこのお花、いやな感じなの。パンダの感だよ? 鋭いのー」
 ポクがぴょんぴょん花の上で飛び跳ねます。幸いやっぱりこちらには気づかないか気にしていないようです。
「では、やっぱりこれがドラゴンさんを暴れさせているのかしら。だったら刈り取りましょう!」
 オリオが提案します。
「それは名案だね、オリオたん頑張って!」
「ええ、ポクちゃんは応援してくださる?」
「もちろんなの! ぱくをよんでおうえんするよー! ぱく、おいでー!」
 ポクはぱくを呼びました。真っ白なドラゴンのパクです。約二メートルの、ドラゴンにしては少し小ぶりなドラゴンさんです、それに乗ってポクが飛びます。
「頑張れオリオたん!」
 ぷっぷこぺー。ぺっぺこぷー。ぽっぽこぷっぷこぺっぷっぽー!
 ポクの笛があたりに鳴り響きます。いつのまにかヨーを吹っ飛ばしてしまったグアラスボラスはその何とも言えない音になぜか大激怒! 気の抜けた音の源を睨みます。怖いです、暴走しているので優しい顔立ちなのにとっても怖く見えます。
 ぷっぷこぴー。ぽっぱぺこー!
「そのうたを、やめろおおおおお」
 というようにグアラスボラスが吠えました。そして、背中のオリオも巻き込むように、自身の翼や背中の棘や爪を竜胆の花に変えて二人に向かって飛ばします。
「さぁ……お往きなさい、わたくしの星達」
 しかし、オリオもこれは織り込み済みです。こんな近くに近づくのだから、何かしてくるとはわかっているのですから。オリオはユーベルコード【夜彩と流星花(メテオリオ)】を使いました。自分の持つルーンソードから無数の黒薔薇の花びらを放ちます。花と花がぶつかって起こる嵐が、空でとても素敵な花束の木のように映りました。そして、見事婦たちはぶつかり混ざって相殺されたのです。
「まあ、とってもきれい……」
 オリオはうっとりします。
「はわぁ~。おりおたん、すごい、すごいー!」
 ぷっぷこぺー!
 ポクも大満足の美しさです。
「い、いけないいけない、それじゃあ花を刈ってしまいますわね。すぐに皆さんも来るでしょうから」
 オリオは気を取り直してルーンソードで花をザシュザシュ切り付け始めました。なかなか骨が折れそうですが、オリオは頑張ります。ポクはずっと応援し続けました。
「はなせええええええええ! はなれろおおおおおおお!」
 そんなグアラスボラスの咆哮が森中に響き渡るようでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カチュア・バグースノウ
花のドラゴン…
メルヘンで可愛らしいのに、暴れちゃうなんて
止めてあげないとね

血花応報で戦うわ
腕を自分で切りつけて、ドラゴンが咲かせた花を燃やす!
あとは直接、ドラゴンに血を飛ばして燃やす
手加減をする、花の咲く土地を焦土にしないようにしなきゃね
ドラゴンの羽ばたきとかで火が消されたら、つど炎をつけなおすわよ

アドリブ、共闘歓迎


サラヴェス・ゴッディーヴァ
このドラゴンさんも
大人しくしてくださっていれば害はありませんのに…
(ドラゴンの様子を伺いつつ)

■戦闘
敵が攻撃してくるまでは様子を見。
戦闘が始まったらメイスを武器に前衛へ
花を狙い【気絶攻撃】で打撃を

相手の攻撃には【見切り】【武器受け】しつつ
ドラゴンがブレスを吹き始めたら
「わかりましたわ、思う存分お暴れなさって?」
腕を広げ、的になるような&仲間に対する盾になる心持ちで
UC【無敵城塞】を使用。
(さぁ、力の全てを出し切ってくださいませ…!)
穏やかな笑みで無敵モードに

また、このUCを使うのが初めてのため
(あぁ、意識は残りますのね。一方的に攻撃されるのも新鮮ですわ)
のほほん

※アドリブ、絡み大歓迎です!


瀬名・カデル
アドリブ・共闘歓迎!

ドラゴンさんは寝てるんだね。
起こさないように観察しなきゃ。
お花が生えているけど…あれってドラゴンさんから生えているのかな?
あのお花で寝ちゃってるのかな?
それともあれのせいで暴れちゃうのかも…?
もっと何かわかることはないかな?
警戒しながらドラゴンさんの様子を見るんだよ。

戦闘になったら人形のアーシェと一緒にフェイントを使いながら戦うよ。
さぁ、ドラゴンさん一緒に遊ぼうか!
気を引いてる間に誰かに攻撃してもらいたいな。

深傷の人がでたら後退して、生まれながらの光で怪我人の回復に専念するよ!

真の姿:ボブショートの髪が伸びたり神々しくなる



●優しい戦い、激しい遊び
 グアラスボラスは少し疲れました。しかし、同時に興奮も冷めやりませんでした。やはり暴れたりないのです。グアラスボラスが再び眠ります、けれど、背中の花がうねうねうねうね。開いたり閉じたりしながら、何か粉のようなものをとばしています。すると、グアラスボラスは眠るのをやめ、また暴れだそうとしていました。そんなグラスアボラスを誰よりも観察していたのが瀬名・カデル(オラトリオの聖者・f14401)です。アーシェを抱えて前に一歩出ます。
「ドラゴンさん! 次はボクと遊ぼうか!」
 あの花がやっぱりアヤシイ。でも、大きなドラゴンの背中にあるその花を、簡単には狙えません。傍には合流した猟兵たちもいます、きっと大丈夫。アーシェもいるし、今のカデルは気持ち的に無敵です。
「ボクがドラゴンさんを引き付けるから、あの花をお願いします」
 カデルが言いました。
「ええ、任せて」
「私も続きますわ!」
 カチュア・バグースノウ(蒼天のドラグナー・f00628)とサラヴェス・ゴッディーヴァ(エルフのクレリック・f05987)が答えました。
「俺もまだいけるぜ!」
 吹っ飛ばされて戻ってきたヨーもいいました。ポクとオリオはいつの間にかいなくなっていますが……すでに動いているということだろうとみんな考えました。
「はなせええええええええ!」
 と言うようにグラスアボラスが吠えてます。やっぱり二人は先に動いていたようです。
「それじゃあ行こう、ヨー。アーシェも行くよ……!」
「おうよー!」
 ぴょんぴょん跳ねるヨー、アーシェと二人で連携した動きをとってフェイントを織り交ぜながら駆け回るカデル。グアラスボラスは素早く動き回るアーシェとカデルを追いかけたり、かと思えばボールのヨーを叩いて見せたり、とっても気をとられています。たまにボールにと息を吹きかけてヨーにダメージを与えますが、しっかりカデルが生まれながらの光でその傷をいやしていきます。その周りにはますます花畑が咲き乱れていきました。

「花のドラゴン、メルヘンでかわいいのに、暴れちゃうなんてね」
 鉄塊で自分の腕に傷を……というと少し物騒な感じがするのでサラヴェスのバスタードソードで手首を切り血を流すカチュア。
「全く、痛々しいユーベルコードですのね。後でしっかり治療してくださいませ?」
「……ええ、悪いわね。あとでちゃんとカデルさんに頼んでみるわ。今は困るけどね」
 とめどなく垂れ堕ちる血。まあ、直ちに貧血って具合にはしなかったけど、思い切り手を振れば手が飛び散ります。早くグラスアボラスも助けてあげたいし、長期戦は避けようと思いながら、カチュアは準備を終えました。
「じゃあ、行くわよ! サラヴェスさん」
「ええ、参りましょう。カチュアさん」
 先ほど一緒に遊んだ二人は息を合わせて前線へとびこむのでした。

 前線ではすでにグラスアボラスの背中の花を刈り取るオリオと応援するポク。そしてグアラスボラスの気を引きながら飛び跳ねるヨーとカデル、その人形アーシェがいました。グアラスボラスがヨーとカデルに息を吹きかけています。
「う、うわあ、また息か! あれ、でも今度は痛くないぞ?」
「ち、違います、これは……!」
 息ではダメージを受けないことに困惑するヨーと、それに気づいて焦るカデル。そう、これは先ほどとは違う攻撃なのです。咲き乱れるフラワーカッターが二人に降り注ぎます。
「い、いっぱい出たー!」
 オーラ防御があるので、本当のボールのように破裂することはないヨーですが、あれは当たると痛そうです。カデルと一緒によけようとするけれど、なかなかうまく避けられそうにもありません。
「止めてあげないとね」
 そんな二人のために一番に動いたのがグラスアボラスの背中を目指していたカチュアです。手首から流れる血をとばして、その花が二人に行きつく前に焼き、消し炭にします。ここは手加減無しです。ここで手加減をすると地面まで燃え続けた森も二人もダメージが大きくなってしまいますからね。
「ありがとう」
 ヨーとカデルがそろって言いました。
「二人とも、もう少しだけ頼むわよ!」
 カチュアはそう答えてそのまま背中を目指しました、もちろん、サラヴェスも一緒です。

 ぷっぷこぺー。ぽっぽこぴー!
 グラスアボラスの背中につくと、ポクの応援の笛がしっかり聞こえるようになっていました。
「待たせたわね!」
「わたくしたちも参上しましたわ!」
 カチュアとサラヴェスが到着早々花に飛び掛かります。カチュアは自分の血の付いた鉄塊を振り回し、花に血を塗り込むようにぶった切っていきます。そして、サラヴェスはそのメイスで花びらを叩きはらいます。グラスアボラスは気絶する気配は残念ながらありませんでしたが、しっかりと気絶狙いの角度で花ごとグラスアボラスをボコスカボコスカ。音はとっても痛そうです。花が苦しむようにグラスアボラスをその根やツタで苦しめます。耐えられなくなったグラスアボラスはヨーをまたピューン!と吹っ飛ばしてしまって、アーシェとカデルもつかんで投げ飛ばしてしまいました。まさに底力!
「わー!」
「きゃー!」
 2人の叫びが森に響きます。しかし、そちらを心配する余裕もなく、グラスアボラスは背中の4人を覗き見る様に首をひねると、無理やりに背中に息吹を吐きかけました。そうです、咲き乱れる花のカッターです。それが自らの背中に降り注ぐように放出されます。
「ここは私が!」
 すぐにまた血をとばそうとするカチュアですが、血がなかなかに足りていない予感がします。
「いいえ、わたくしが!」
 サラヴェスが4人の盾になれる位置まで飛び出しました。そして、ユーベルコードを発動しました。【無敵城塞】です。自分の動きを完全に放棄する代わりに、あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になる超防御の技。彼女はそのユーベルコードに身を委ねました。

 さあ、力のすべてを出し切ってくださいませ……。

 サラヴェスの体に花が刺さります。たくさん刺さります。鋭利なカッターの嵐が。花のかまいたちが。しかしサラヴェスは平気でした。ほとんどいたくありませんでした、少し傷はつきましたがへっちゃらです。意識が残り、攻撃を一方的に受けている自分の状態を申請だなあと心の中で吐露する程度に。

「助かったわ、サラヴェスさん。こちらも準備が整いました」
 花のあちこちに血の付いた鉄塊を振り回しずたずたにし終えたカチュアがいいました。そして、彼女はその血を、先ほど発動した自らの力で燃やし始めました。一瞬で花の全身が焼かれていきます。怪しげな粉をたくさん吐きながら。グラスアボラスが暴れだします。
「ど、ドラゴンさん! 頑張って!」
 グラスアボラスもオブリビオンです、結局五日、普通に悪さしてまた倒すときも来るでしょう、しかし、起き上がり、戦場に戻ったカデルはそのドラゴンにも癒しの力を撃ちました。花の根っこまで焼けて、間接的に焼かれるグラスアボラスでしたが、そのグラスアボラスだけは回復するように。
「おー。カデルたん、無事だったの―!」
 ぷっぷくー
 ポクがまた笛を吹きます。
「俺も無事だー! 自然の力にあふれてるからな!」
 ヨーがぴょんぴょん跳ね戻ってきて言いました。
「ふふ、なかなか楽しいお散歩でしたけど、まだ、終わりでもないんですよね」
 オリオが言います。グラスアボラスの背中の花はすっかり焼き切れて、消えてしまっていました。そして、グラスアボラスが、猟兵たちが下りるとともに静かに何処か森の向こうへととぼとぼ歩いていきます。そこに感謝の声はありませんでした。でもいいのです。猟兵たちはグリモア猟兵の願いをかなえ、そして、一つの村をすくいました。一番森に近くて、すでに飲み込まれていた村です。

「ありがとうございました」
 村に訪れた猟兵たちを、村長が迎えました。村はいま、総出で周囲の花の森だけを切り払っています、もう一度空を拝み、そして畑を育てたり、元の生活に戻るために。猟兵たちも、戦いの疲れをいやす間もなく、夕刻までその仕事を手伝ったり、手伝わなかったりするのでしたとさ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『天落つる星々』

POW   :    見つけた流れ星の数を数える

SPD   :    流れ星に願いごとをする

WIZ   :    空を見上げ物想う

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●星の降る夜
「よかったら……」
 村長が帰ろうとする猟兵たちを引き留めました。今日は村でお祭りがあるのです。昔からずっと村で行われていたお祭りです。
 それは一年に一度、春の近づくこの時期に、たくさんの流星群が降り注ぎ華を連れてくると呼ばれているお祭りでした。星降り祭という安易な名前でしたが、今年は開催できないかもしれないと思いながらも、村人たちは準備を進めていたのです。
 すでに村は空を取り戻していました、近くの花の森の大きな花の上からも星が眺められます。この村には言い伝えがありました。
「星の降る夜に、大切な人とお願い事を1つすると、その願いを聞き届けた空から、キラキラ輝く星のかけらというものが降ってくるのです」
 星のかけらは金平糖のようなお菓子です。それを食べると願いが叶う、と言われています。ただし条件は誰かと一緒にお願い事をすること。そしてそのお願い事を終えるまで二人で何をお願いするかは話し合って擦り合わせないこと。それが空に届くと、空から星のかけらが一つずつ振るというおとぎ話のような言い伝え。どんなお願いなら空に届くんだろう。それは願うまでのお楽しみ。もちろん、ただこの星の降り注ぐ夜を楽しむだけでも構いません。
「どうでしょう、食べ物や飲み物もありますし、このお祭りに猟兵さんたちも参加してくれませんでしょうか」
 村長が言いました。村人たちもぜひそうしてほしい、猟兵さんたちにもぜひ村の料理や祭りの雰囲気を楽しんでいってほしいといいました。
 夕暮れが落ち、すっかり夜が近づいていました。もちろん、グリモア猟兵は喜んで、引き続き転移の扉を開いていました。
ポク・ョゥョゥ
オリオたん(f00428)と一緒ー

お祭りだー
おっきいお花の上で見るのー?良い感じー
オリオたんだっこしてくれるのーありがとー
わーぃぽく飛んでるー

あー流れ星きらきら綺麗ー
いっぱいはしゃいじゃうぞう〜
お星さまに向かって〜あがめよー

えへへーお友達嬉しいよー
ぽくもお祈りしよーぱくもやるー?
えーとねー
お手手ぺたんと合わせて、むーん
おともだちといっぱい、あまいものたべたいです
どうかなー

わー、お腹すいてたのー食べるー
オリオたん食べさせてくれるのー?やったーあーん
んーおいしーのー

お礼にーぽくのふえ吹くよー
ぷっぷこ夜空に響け〜
そう言えばあのドラゴンたんも星見てるのかなー
そうだといいなー

また見にこよーねー


オリオ・イェラキ
ポクちゃん【f12425】と

わたくし、このお祭り楽しみでしたの
さぁポクちゃん参りましょう
あの高くて大きな花の上で観ましょうか
翼広げて、お運びしますわ
ポクちゃん一人抱えて飛ぶ位の腕力はありますの

ポクちゃんは大事なお友達ですもの
一緒にお祈りしましょうね
指を絡めて祈りを捧げる
そうね、叶うなら
いつまでも、夫や友人達と過ごす夜が
今日のような素敵な星夜でありますように
…願いは星に届いたかしら

さ、後はのんびり星見を致しましょう
村の人達から飲み物や食べ物を分けて頂きましたの
ポクちゃんパクちゃんにあげて、時々撫でて
可愛い笛の音に笑みが溢れる

見上げる星空は、何処迄も綺麗
今夜も…わたくし。幸せでしたわ



●星にあがめて
「うわぁ。すごいのー……!」
 オリオ・イェラキ(緋鷹の星夜・f00428)はポク・ョゥョゥ(よろしくなの〜・f12425)をかかえてとびました。ポクはお空を飛ぶことは慣れっこですが、人に抱えられて飛ぶというのはやっぱり素敵なことだなと思いました。オリオはポクを抱えながらその空を焦がれるように飛びました。アックス&ウィザーズの空は他のどこ世界よりも幻想的な星々が広がっていて、手を伸ばすと本当に届いてしまいそうな気さえしました。オリオは自らを星夜だと名乗るだけあって、星が大好きだったのです。
「ええ、とってもきれいな景色ですわね、そうね……ああ、あちらの花の上で星見にいたしましょうか」
 オリオはポクを抱えながら目線で大きな大きな黒い花の集合体に白い花弁のような花びらがたくさんついた、ひまわりのような花の上へと降りたち、二人で座りました。。
「おー、このおはな、ぱんださんみたいないろなのー」
「ええ、ポクちゃんに似ていますね。星の光を白い花弁が映すようで、とってもきれいですわ」
 幻想的な花と、幻想的な空に挟まれるます。アックス&ウィザーズには不思議が多くて、たとえその世界の住民であったとしても知らない現象というのがもしかしたらほかのどの世界よりも多く存在するのです。夜闇に、星の光を受け、月の日差しを浴びて妖しくも美しさを増す花の森、祭りの言い伝え通り、森、そして下の村にいくつかの星のかけらが降っています。
「ねえ、ポクちゃん」
「んー?なあにー? オリオたん」
「こんなにたくさん星が流れているんですもの。わたくしたちも何かお願い事をしましょうか」
「そうだねー。今日は占いもしてもらって、お星さまにもお願いして、おまじないのひだね!」
 オリオの提案に、ポクがぴょんぴょん跳ねて同意します。ずっとそばで飛んでいたドラゴンのパク君もぐるぐる旋回するように飛んで同意します。

 おともだちといっぱい、あまいものたべたいです。

 ポクは祈りました。パクも祈りました。すると、空からたくさんの星のかけらがポクとパクに向かって降り注ぎます。
「わー。すごーい。おなかすいてたのー」
 ポクは喜んでその星のかけらをあつめました。キラキラ光る金平糖。願いが叶う金平糖。星のかけら。これはどういう原理でやってくるのでしょうか。たくさんあるけど、お願い事が食べ物だったから、このたくさんで、一つのような扱いなのでしょう。
「ええ、本当にたくさん。『いい感じ』ですわね」
 オリオがいいました、するとポクの目はキラキラと輝きます。
「あー、そうかー! よーせーさんの占い、あたったんだー! オリオたんは? オリオたんは何をお願いするの?」
「ふふ、なんでしょうね」
「オリオたんはポクの友達だから、きっといま『いい感じ』に叶うの―!」
 ポクの問いかけに、オリオははっきりと言葉を述べることはありませんでした。だって、願い事は言わないほうがいいと思ったからです、言葉にすると、示し合わせることができてしまうから。だからオリオは言いませんでした。でも、確かに願いました。

 いつまでも、夫や友人達と過ごす夜が、今日のような素敵な星夜でありますように。

 それは優しい願いでした。それは誠実な願いでした。それはとても、甘く淡く、けれど儚さを束ねたような強い願いでした。もしも叶うなら。大切な友達、ポク。大切な夫、テオ。そして、そのほかにも存在するたくさんの大切な人たち、大切のなっていく人たちとの日々が、この星空や花のように、綺麗な思い出として思い出せる日々が少しでも多くできればいい。いつもそうではなくとも、いくつもいくつもそういう日ができればいい。空に願いました。すると、降り注ぐ星のかけらの中で一つ、赤い光をおびた真っ黒な星のかけらが淡い光を帯びてオリオの手へと降りました。
「まぁ……」
 オリオはそれを手に取り、微笑みました。自分の瞳のような色をしたその黒の星のかけらを包む赤い光は、愛する夫の瞳の色をしていたのです。
「……わー。この星のかけら、ポクみたいー。あがめよー!」
 ポクは無邪気にそういいます。
「ええ、そうですわね」
 オリオも否定せず、にっこり微笑みます。だって、この黒の何処かに、大切な友人とと願った心が宿っていて、この黒の何処かに、ポクちゃんの黒も混じっているかもしれないし、そうならきっと、素敵な気持ちになれるから。オリオはその星のかけらを口に運び、食べました。
「おいしい? オリオたん」
「ええ、おいしいですわ。ポクちゃんも、まだ食べたいですわよね? はい、あーん」
 オリオは自分の星のかけらを飲み込むと、傍にあったポクの星のかけらをの一つを、ポクの口へ運びました。ポクはおいしそうにそれを食べると、また、とっても幸せな気持ちになりました。
「よーし! ポク、森のよーせーさんや皆に、御礼するの!」
 ポクはそう言って、笛を加えました。そして、その笛を森に届かせるように鳴らします。

 ぽっぽこぷー♪

 鳴り響くなんともいえない、ええ、そう。いい意味でも何とも言えないポク笛の音色に耳を澄ませながら、オリオは空を見上げます。パクが笛の根に合わせて、流星の夜空を舞い踊っている。本当にきれいな景色がそこには広がっていました。

 ああ、わたくし……今夜も幸せでしたわ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カチュア・バグースノウ
はー無事に終わってよかったわ
夜空も素敵ね〜

WIZ
願い事でもしようかしら
んーと言っても願い事なんてあんまりないのよね
自分で叶えられるものだし
……大切な人もいない、し(涙目

飲み物でももらおうっと!
あったかいお茶くださーい
ん、このほかほか具合で夜空を見るのも新鮮ね
お茶おいしい
あー今度は大切な人と来たいなぁ
ふふ、まぁしばらくはそんな気もないけどね

流れ星、結構流れるのね
綺麗…
この中で願い事したら本当に叶いそう
みんなの願いが叶うといいわね

アドリブ、絡み歓迎


サラヴェス・ゴッディーヴァ
(祭りを手伝う手を止め、のんびりと笑み。
 楽しそうな村の人達の表情に)
無事にお祭りが開催できてよかったですわね。
私も心置きなく流星群を楽しませていただきますわ。

■行動
美味しそうな食べ物や飲み物を楽しみながら
「あぁ、ほっぺたが落ちそうですわ…!」
特に甘い物が大好き。
色々食しつつ流星群を待ち侘び。

お伽話に目を輝かせ
「素敵ですわね。ぜひ来年には隣に大事な人がいれば良いのですけれど」
ほっこりと笑みを。

流れる星に目を細め。
美しい光景にうっとりとした表情と
(お願い事…そうですわね。
 この穏やかな日々が、あらゆる世界に訪れますように…)
両手を組み、瞳を閉じて。
星に願いを。

※アドリブ、絡み大歓迎です!


瀬名・カデル
アドリブ・絡み歓迎

お祭りがあるんだ、ドラゴンさんの暴走が止まってよかったね…!
無事に開催が出来てよかったよ、ボクも参加したいな。
すっごく楽しそうだし、村のお料理とかもきっとすっごく美味しいよ!

空のお星様もすっごく綺麗だね、こんな風になるの、初めて見たよ。
たくさん落ちて来ちゃってるね。いーち、にーぃ…いーっぱい!

村で聞いたんだけど言い伝えで願い事をするとお菓子が降ってくるんだね?
ボクもそのお菓子食べてみたいな、どんな味がするのかな?
お願い事考えなきゃ。

えーと…悩んだけど、一度でいいからお腹いっぱい「もう限界!」っていうくらいお菓子をいーっぱい食べたいな。
お星様、ボクのお願い聞いてくれるかなぁ?



●空に輝け、地に輝け
 サラヴェス・ゴッディーヴァ(エルフのクレリック・f05987)は祭の準備を手伝う手を止めて、のんびりと微笑みました。見渡せばもう、お祭りは始まっています。準備に気を盗られすぎていたサラヴェスはそろそろ自分も参加しようかと思いました。祭の喧騒の中にに共に戦った猟兵の姿が見えました。

「あー、いたいた。サラヴェスさーん」
 カチュア・バグースノウ(蒼天のドラグナー・f00628)はサラヴェスに気付くと声をかけながら手を振りました。その隣には瀬名・カデル(オラトリオの聖者・f14401)もいます。
「え、サラヴェス、まだ準備頑張ってくれてたんだ。ごめんね、ボク、気づかなくて」
 カデルは人形のミラを抱きかかえながら申し訳なさそうに委縮します。
「いいえ、いいんですのよ。わたくしが勝手に夢中になってしまいまして」
「だったらさ、これからあたしたちで祭り回ろうと思ってるんだけどサラヴェスもどうかしら?」
「まあ、それは素敵ですわね。是非ご一緒させてくださいませ」
 サラヴェスは手を合わせて喜びました。
「うん、じゃあ、行こうか、二人とも」
 カチュアが二人の前を歩き、エスコートします。お祭りなんて経験がほとんどないカデルもそれに続きます。

 お祭りの一番盛り上がるのは村の中央円形広場です。外周にたくさんの出店が出ていて、内周には芝生の広場、そこではたくさんの人がお祈りをしていて、たくさんの星のかけらが降っています。
「きれー……」
「そうね」
 星空を見上げて、カデルとカチュアは満天の光をその瞳に収めます。
 ぐーーーーー。
 その時、2人のおなかがなりました。
「ウフフ……それでは、先ずはお食事になさいませんこと?」
 2人のすこしバツの悪そうな顔を見逃して、サラヴェスが提案しました。2りはそれがいい、と、先ずはみんなで外周の屋台を回りました。

●いっぱいのおなか、いっぱいのねがい。
「いやー、けっこうたべちゃったわね」
「そうですわね」
「ボク、たい焼きならぬヒトデ焼きははじめてみた。星のお祭りだからかな?」
「ええ、中身も変わってましたわね、クリームなんですけど、こう、何とも言えない舌触りで……。わたくし、ほっぺたがおちてしまいそうでしたわ……っ!」
 たくさん食べて元気になった3人は中央の広間でシートをかりて、そのうえに仰向けに寝転がっていました。
「ねえ、皆はどんな願いをするの?」
 カデルが言います。
「そうね……私は特に考えてなかったな」
 カチュアは空を見上げながらただその景色と、周りの人々に降り注ぐ星のかけらの美しさに身をゆだねていました。その心中では、何かを願っていたりするのでしょうか。
「わたくしは……そうね、是非来年にはとても大切なひとと一緒に来てみたい、とかでしょうか」
 サラヴェスは微笑みます。その心中では、別の祈りを持ちながらも、それもまた彼女の願い。口に出すものがいつも一番の願いとは限らないのです。
「あー。それもいいね。ボクも来年までにはそういう出会いも有ったりするのかな」
「私も……そんな出会い、あったりするのかしら」
 のほほんと笑うカデルと、少し顔を赤くして笑うカチュア。サラヴェスはそんな二人の返答に微笑みながら、目をつぶり、手を合わせて祈りました。

 この穏やかな日々が、あらゆる世界に訪れますように……。

 空から星々のかけらが3人のもとに舞い降ります。サラヴェスが目を開くと、カデルも目をつぶって祈っていました。キラキラの星のかけらを体に受けて、幸せに笑いました。
「ねえ、ところでカデルさんは、何を願いましたの?」
「ああ、うん……」

 一度でいいからお腹いっぱい『もう限界!』っていうくらいお菓子をいーっぱい食べたいな!!!

「……てね」
 カデルは笑いました。カチュアも、サラヴェスも笑いました。祭が終わるその時まで、3人の猟兵にも幸せな時間、穏やかな日常の時間が流れていきました。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月24日


挿絵イラスト