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殲神封神大戦④〜邪仙・ヘビーアームズ

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「ひゃはははは! 死ね死ね死ねぇ! 張角様に逆らう不届き者共は皆殺しじゃ!」
「兵士は一点、女は十点、子供を殺せば三十点じゃ! 誰が一番多く点数を取れるか競争じゃぞー!」
「そいつはいい! まさに死亡遊戯(デスゲーム)じゃ!」
 濁業仙人たちはガトリング砲やロケットランチャー、ミサイル等を乱射し、逃げまどう人々を殺戮する愉悦に酔いしれていた。彼らは邪悪に堕した仙人のオブリビオン達である。かつて、彼らはみな己を高める為に厳しい修行の日々を送りし、ついには神仙と呼ばれるほどの高みに到達した存在であった。だが、オブリビオン・フォーミュラ、張角の傀儡として蘇ったその心は邪悪に濁り切り、今はコンキスタドールから与えられた破壊の力の虜となっていた。
 いまや、ただ狩られるだけの哀れな羊となった市民たちは絶望に慟哭する。
「ああ、神様、どうか私達を助けて下さい……!」


「明けましておめでとうございます! 早速だけど戦争だ! 封神武侠界南部の大都市に、凶悪なオブリビオン達が出現したよ! すぐに現地の人達を助けにいって!」
 振袖姿のグリモア猟兵、シスカはグリモアベースに集まっている猟兵達に大きな声で語りかけ、中国大陸の地図を開いた。オブリビオン・フォーミュラ、張角がついに動き出した。張角は『異門同胞』の力で自分の手駒として仙人や妖怪、英雄を蘇らせ、各地に侵攻しているようだ。

「ボクが予知したのは、『濁業仙人』に襲われている街だ。彼らはコンキスタドールに与えられた銃火器を使い、市民を殺傷している。こんな暴挙、許すわけにはいかないよ!」
 濁業仙人は生前から習得しているユーベルコードに加え、コンキスタドールから供給された銃砲火器を使用するらしい。それらの兵器は濁業仙人たちのユーベルコードの力が上乗せされている為、通常兵器とは比較にならないほどの威力を誇る。さらに弾切れになっても一秒ほどで弾が補充されるという。無策で近付けば間合いに入る前に蜂の巣にされてしまうだろう。

「そういうわけで、今回はこちらも遠距離攻撃で対抗することをお勧めするよ。長距離の撃ち合いに持ち込んで、なんとか邪仙達を撃滅するんだ!」
 濁業仙人たちはスナイパーライフル、ガトリングガン、スティンガーミサイル(熱源探知式の追尾ミサイル)の三種の兵器をユーベルコードと組み合わせて使用してくる。そこでこちらも射程の長い武器や技を使い、遠距離戦で勝機を見出すのだ。

「じゃあ準備が終わった人から転送するよ。みんな、頑張ってね!」


大熊猫
 明けましておめでとうございます。大熊猫です。今回は封神武侠界の戦争シナリオとなります。銃火器で武装したオブリビオン達との市街地戦です。
 今回の戦争は二本目出せるかも怪しいので、大熊猫依頼はいつもよりちょっとレアです(笑)

 今回の敵は銃火器で武装しています。その為、『業雷衝』はスナイパーライフル、『業濁瘴』はガトリングガン、『呪仙痕』はスティンガーミサイルを媒介として発動します。敵はかなり残虐ですが、プレイングはシリアスでもトンチキでも構いません。

 プレイングボーナス……敵の射撃や砲撃に遠距離攻撃で対抗する。

●文字数省略用記号
 アドリブ歓迎→☆、連携歓迎→★、何でも歓迎→◎(☆★と同じ)、ソロ描写希望→▲。

●合わせプレイングについて
 グループ参加の場合は、迷子防止の為プレイング冒頭にグループ名をご記載下さい。

 受付開始:オープニング公開時。
 執筆は1月1日夜開始予定です。書き上がった分から順次お返ししていきます。1月2日には締め切りになるかと思います。受付した分については極力お返しできるよう頑張ります。
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第1章 集団戦 『濁業仙人』

POW   :    業雷衝
自身の【理性】を代償に、【業(カルマ)】を籠めた一撃を放つ。自分にとって理性を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    業濁瘴
【漆黒の瘴気】を解放し、戦場の敵全員の【生命力】を奪って不幸を与え、自身に「奪った総量に応じた幸運」を付与する。
WIZ   :    呪仙痕
攻撃が命中した対象に【激痛を与える呪詛の刻印】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【刻印の拡大】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シャルロット・シフファート


さて、コンキスタドール相手にはこのUCをね……
世界体現兵装、起動
選択するはシルバーレイン
起動せよ、詠唱兵器!

瞬間、回転動力炉の付いた銃火器がファンネルの如く展開
詠唱銀を用い、能力者のジョブを再現し宿した銃弾が、邪仙を撃ち抜いていく

ファイアフォックス、焦熱準備完了
燃やし尽くしなさい
霊媒士、感応準備完了
邪仙の妖力を奪い尽くし、その身を蝕む毒へと変えなさい

スティンガーミサイルは雪女の凍結能力で火薬と燃料を凍結させ、ただの鉄塊へと
その隙を突いて、世界体現兵装――シルバーレイン、回転動力炉フルドライブ
起動しなさい、詠唱兵器!
叫ぶと同時、放たれた詠唱銀の銃弾が邪仙を蜂の巣にしていく


コトト・スターチス

辻ヒーラーとして、町の人たちは絶対に守ります!

火力には、より大きな火力でたいこうしますっ
「来てください、リテラチャー!」
サイキックキャバリアをよびだして乗り込み、『すーぱーきゃばりあたいせん』を発動して【弾幕】攻撃をします!
ぼくに注意を向けさせることで、町の人たちが逃げる時間をつくりたいです

敵のスティンガーは、リテラチャーの機器で【情報収集】して、ぼくの【ハッキング】で熱源を別のところにあるように見せかけて狙いをそらします
いわゆるフレアですっ
うまくできるのなら、逆に敵の方へミサイルを誘導したいですね

直撃による【気絶攻撃】とあわせて、少しでもはやく敵を倒して、この地に平和を取りもどしたいです!



●邪仙を狩る者達
「ひゃはははは! 逃げろ逃げろ! 儂は今機嫌が良い! 10秒だけ待ってやろう!」
「なら、その獲物は儂がもらった! 行け! スティンガーミサイルッ!」
「うっうわああああああ!!」
 濁業仙人がランチャーのトリガーを引くと、発射されたミサイルは蛇のようにシュルシュルと音を立てながら、少年に襲い掛かった。スティンガーミサイルの速度は音速を超える。一秒後に少年が爆砕するのはもはや必定であった。だが――。

「辻ヒーラーとして、町の人たちは絶対に守ります!」
 突如として空間の裂け目から飛び出したコトト・スターチスが少年の前に割って入り、メイスを一閃した。ホームランされたミサイルは乱回転しながらあらぬ方向へと飛んでいき、民家の壁に当たって爆砕した。
「な、なんじゃ貴様は!?」
「バーチャルネット辻ヒーラー、コトト・スターチス見参です!」
 コトトはメイスをぶんぶん振り回し、あざとかわいいポーズを決めた。
「貴様、猟兵じゃな! たった一人で何が――」
「なら、私も混ぜて貰えるかしら?」
「何奴!?」
 後ろから凛とした声がし、濁業仙人たちが振り向く。そこには真冬でもミニスカート(と黒ニーソ)を履き、絶対領域を誇示する電脳精霊術士、シャルロット・シフファートが立っていた。
「正統な神仙相手なら魔術士として多少の敬意を払う所だけど、アンタ達みたいな外道には不要ね。征服者(コンキスタドール)」
「小娘共が生意気な! ええい、敵はたった二人じゃ、包囲攻撃でまとめてバラバラにしてくれる! 皆の衆、一斉攻撃じゃ!」
「応ッ!」
 狩りを楽しんでいた濁業仙人たちはシャルロットとコトトの周囲に集まり、一斉にユーベルコードを発射した!
「喰らえ呪仙痕ミサイル! これは家畜共相手のお遊びとはわけが違うぞ! たっぷりと儂らの呪力を混ぜてある! 触れた瞬間、呪詛が溢れ出て即死じゃ!」
 濁業仙人の長口上を聞きながら、邪仙達に包囲された二人の猟兵は目と指で合図を送り合う。

 ――。ぼくが盾とおとりになります。
 ――OK。なら派手にやって。

「死ねェエエエエエ!」
 次の瞬間、邪仙の呪力でドス黒く染まったミサイルの雨が、コトトとシャルロットへと降り注いだ。
「来てください、リテラチャー!」
 コトトが天に拳を突き上げて叫ぶと、空から飛来した鋼の巨人がコトトの前に着地し、両手を前へと突き出した。するとミサイルは二人に命中する直前突如として軌道を変え、街の遥か彼方へと飛び去っていった。さらに何発かのミサイルは180度軌道を変えて戻っていき、邪仙を巻き込んで大爆発を起こした。
「がぐあぁあああー!」
「な、なぜじゃ! なぜ儂らのミサイルが……」
「ねつげんたんちへいきには、フレアというカウンターがあるんです!」
「ふ、ふれあ!? なんじゃそれは!?」
 コトトは邪仙たちが狼狽している内に素早くリテラチャーに乗り込んだ。
「おねがいします、リテラチャー!」
 主の呼びかけに、答え、リテラチャーの全身が蒼く発光する。直後、鋼の巨人の全身から膨大な数の青い閃光が迸り、濁業仙人たちを次々と貫いていく。
「ぐ、ごおおお!!」
「いかん、ここはひとまず退却じゃ!」
 運よくリテラチャーの魔弾から逃れた濁業仙人たちは、紫色の雲に飛び乗り、この場からの逃走を図った。
 しかし。

「逃がすものですか! 『我は魔術師にして簒奪者。征服者の王笏を黄泉返りの禁呪を用い、ここにその王権を我が手の中にしよう』。世界体現兵装、起動。選択するはシルバーレイン。起動せよ、詠唱兵器! シルバーレイン、回転動力炉フルドライブ!」
 シャルロットの詠唱が完成した瞬間、回転動力炉を宿した数百の銃火器が、自らの意志を持つかのように天へと散っていく。ソラを覆いつくすほどに広がった銃火器は一斉に唸りを上げ、焦熱の力を宿した銀の弾丸が破壊のスコールとなって邪仙達を蜂の巣にしていく。数秒後、邪仙達は残らず消え失せ、巨大なクレーターだけが残った。

「ぼくは少しでもはやく敵を倒して、この地に平和を取りもどしたいです!」
「いいわ。出し惜しみは無しよ。さっさとケリをつけましょう」
 ここに、狩る者と狩られる者は逆転した。コトトとシャルロットは次の獲物を探し、その場を後にしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

鍋島・小百合子
WIZ重視


殺戮を遊戯とするならばこちらも貴様達の流儀に則ってやろうぞ
ただし相手にするのはわらわではないがな!

「鋼機【勝鳥(カチガラス)】!推参!」
小型の格納具から専用機【勝鳥】を召喚し騎乗
起動と同時にUC「悪魔之加護」を【勝鳥】に使用しその加護を得れば、弩型のびーむらいふる装備【鴉羽(カラスバネ)】の三点速射で乱れ撃ち(範囲攻撃、弾幕、制圧射撃併用)
きゃばりあの火力に追従する砲戦装備を持つ呪仙痕と業濁瘴を優先して狙い撃ちし、業雷衝が此方の操縦席を狙う危険性を考慮して大型の薙刀装備【霊峰天山】を武器受けで盾代わりにする

※小百合子のキャバリアについてはリバーソンMSの「襲撃!セイヨウ帝国」参照


雪・兼光


よう、ご老人方
そのデスゲーム俺も参加させてくれね?
もっと盛り上げる方法を教えてやるぜ、お前らを狩るプレイヤーも追加な

スリルが増して楽しめるぜェ?答えは聞いてねぇけどな
一方的に狩られる恐怖を教えてやるよ

ユーベルコードを利用、スナイパー、浄化と属性攻撃、2回攻撃、範囲攻撃暗殺、乱れ撃ちで相手からのアウトレンジから攻撃

浄化は瘴気を少しでも抑えるため、迫って来た瘴気に向かって浄化と属性攻撃で浄化できるか試してみる無理なら、全力で距離を取る
無いよりマシでオーラ防御も利用する

さぁて、俺は何体のクソ爺どもを狩れるかなぁ?



●猟兵たちのデスゲーム
「ひゃははは! 消毒じゃー! 滅菌じゃー!」
「逃げ惑う連中の背中を撃つのは楽しいのう! ほれ、あっちから家畜の群れが来たぞ! 大量得点のチャンスじゃ!」
 濁業仙人たちは心の底から楽しそうに、市民を攻撃していた。だが、その悦楽も今この時までのこと。今ここに新たな狩人たちが到着し、光の槍と白羽の矢によって二体の濁業仙人が瞬時に葬られた。
「な、なにいっ!?」
「一体誰じゃ、こんな舐めた真似をするのは!」
 濁業仙人たちはぐりんと後ろを振り向く。そこには、瞳に怒りを滲ませた二人の猟兵が立っていた。
「よう、ご老人方。そのデスゲーム俺達も参加させてくれね?」
「殺戮を遊戯とするならばこちらも貴様達の流儀に則ってやろうぞ。ただし相手にするのはわらわではないがな!」
 雪・兼光と鍋島・小百合子。二人は濁業仙人たちを滅ぼす為にはるばる異界からやってきた死神である。
「もっと盛り上げる方法を教えてやるぜ、お前らを狩るプレイヤーも追加な」
 兼光は冷たく言い放つと、目にも止まらぬ速さでホルスターから光線銃を引き抜き、濁業仙人の眉間を撃ち抜いた。
「スリルが増して楽しめるぜェ? 答えは聞いてねぇけどな。一方的に狩られる恐怖を教えてやるよ」
「いい腕じゃ。さぞや芸泉(ゲーセン)で修練を積んだのであろう」
 その射撃の腕前に、小百合子は感嘆の声を上げた。兼光は小百合子の言葉に一瞬疑問を抱いたが、すぐに雑念を振り払い、地面を撃って土埃を巻き上げながら建物の中へと駆けこんでいった。
「逃がすな! 奴を追うんじゃ!」
 半数ほどの濁業仙人たちが、すぐさま兼光を追いかける。
「おっと、わらわもいることを忘れてもらっては困るぞ!」
 小百合子は懐から小さな卵型の道具を取り出すと、中に封じられているものを呼び出した。
「鋼機『勝鳥(カチガラス)』! 推参!」
 それは、小百合子の数倍はあろうかという巨躯を持つ鋼の武者だった。決して派手な意匠ではないが、鎧武者を彷彿とさせる装甲と、薙刀と弩を携えた姿は、正に和風ロボであった。
「我は纏わす、戦を司りし悪魔の大いなる……鎧装!」
 勝烏のコックピットに乗り込んだ小百合子は、ユーベルコードの鎧をキャバリアへと纏わせ、その力を倍増させた。勝烏は恐るべき速さで弩の引き金を三度引き、近くにいた三体の邪仙を一瞬で仕留めた。さらに小百合子はバースト射撃を繰り返し、次々と邪仙達を仕留めていく。 
「チィ! よくも儂らの仲間を! 許さんぞ!」
 邪仙たちは自分達の所業を棚に上げ、小百合子に向かってスティンガーミサイルを雨あられと放った!
「遅い!」
 しかし、小百合子は弩ビームライフル『鴉羽(カラスバネ)』を連射し、空中でミサイルを撃ち抜いて次々と誘爆させた。爆発と同時にミサイルに籠められた瘴気が溢れ出るが、屋根から飛来した数条の光線が瘴気を祓い、浄化した。
「くそ、スティンガーミサイルがダメならば、ガトリング砲を……」
 濁業仙人たちが武器を持ち替えようとしたその時。天から降り注いだ光の柱が、まとめて数体の邪仙達を蒸発させた。光柱の正体は限界を超えた出力で放たれた兼光のブラスターである。
「残念だったな、クソ爺ども。この辺にいるのはもうアンタたちだけだ」
 近くの家の屋根から飛び降りてきた兼光が吐き捨てるように言った。小百合子がビームライフルを乱射している間にも兼光は建物の内外を高速移動して老人たちを狩り続けていた為、周辺の濁業仙人はすでにあと数名のみとなっていた。
「むおおお! こうなれば奥の手! ゼロ距離射撃じゃあああああ!」
 濁業仙人達はライフルに武器を持ち替え、二人へと突撃を敢行したが――。
「そのような苦し紛れが通じるものか!」
「ゲームオーバーだ、クソ爺!」
 達人である二人の懐になど踏み込めるはずもなく。濁業仙人達は勝烏の薙刀で真っ二つにされた挙句、兼光に蜂の巣にされるという無惨な最期を遂げた。

「さぁて、俺は何体のクソ爺どもを狩れるかなぁ?」
「わらわもとことん付き合うぞ。このような邪悪な者共は生かしてはおけぬ!」
 二人は新たな敵を探し、街を彷徨うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
「ふざけたことを言っているオブリビオン達ですね。こういうことを言う相手は容赦なく徹底的に攻撃させてもらいます。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【新・ウィザード・ミサイル】を【範囲攻撃】にして、『濁業仙人』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【呪詛耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)それは残像です。」「私の役目は少しでもダメージを与えて次の方に繋げる事です。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。


菫宮・理緒

どうしてなんの罪もない一般の人を狙うのかな……。
狙うならピンポイントで市長とかわたしたちとか狙えばいいのに!

もーカチンときたよ!
そっちがそうくるなら同じようにしてあげよう(キレ気味)

六輪装甲車モードの【セレステ】で、邪仙たちの前に立ち塞がったら、
【mist sprayer】で霧を撒いて【目潰し】
その後に【M.P.M.S】をガトリングモードで【一斉発車】して【制圧射撃】しつつ、
【E.C.O.M.S】を発動してユニットをミサイルのように突撃させていくよ。

身をもって全力本気のトリガーハッピーを体感しろぉぉぉ!

二度と一般の人を狙おうなんて思えなくなるくらい、穴だらけにしてあげる♪(キレ気味(2回目)



●天の魔法使いと地の装甲車乗り
「ふははは! 文明の利器は凄いのう! ほれほれ、必死に走らないと蜂の巣じゃぞー!」
「女子供を殺すのは気楽じゃのう! 何せ足が遅いからのう!」
 濁業仙人達は銃火器を乱射し、殺戮に酔いしれていた。その楽し気な様子は、まるで新しく手に入れたオモチャに歓喜する子供のようにも見える。もっとも幼児性を見せたところで、やっていることは『鬼畜』以外の何物でもなかったが……。

「ふざけたことを言っているオブリビオン達ですね。こういうことを言う相手は容赦なく徹底的に攻撃させてもらいます」
「どうしてなんの罪もない一般の人を狙うのかな……狙うならピンポイントで市長とかわたしたちとか狙えばいいのに!」
 だが、その蛮行もここまでだ。上空からは魔法の箒に跨った火土金水・明が、地上には、六輪駆動の装甲車に搭乗した菫宮・理緒が邪仙達の暴挙を止めるべく姿を現した。なお、理緒の発言に「この街の市長に一体何の罪が?」という野暮な突っ込みを入れる者はこの場にはいなかった。

「むう! 邪魔をするならお前達から殺してくれよう!」
「ふははは! 消し炭になるがよい! スティンガーミサイルを食らうが――」
 濁業仙人たちは二人に向かってミサイルランチャーを構えるが――
「mist sprayer 発射ー!」
 濁業仙人たちが狙いを付けるよりも早く、理緒はアクセルを力いっぱい踏みながら装甲車に搭載された散水機のスイッチを入れた。たちまち周囲には一メートル先も見通せないほどの濃霧が立ち込め、仙人たちは理緒の姿を見失った。
「霧隠れの術じゃと!? これでは狙いが付けられん! ええい、ならば空を飛んでいる方を狙うんじゃ!」
 邪仙達は霧の範囲の遥か上空にいた、明に向かってスティンガーミサイルを発射した。人の体温を感知し、音よりも速く飛ぶミサイルの雨は明へと殺到し、空中で大爆発を起こした。
「ふははは! 見たか!」
「木っ端微塵じゃ! 跡形も無いわ!」
 濁業仙人たちは爆風が止んだ後、そこに誰もいないことに狂喜した。
「それは残像ですよ」
 だが、明は死んでなどいなかった。邪仙たちが攻撃したのは明が魔力で作り出した彼女の影だったのだ。
「なにぃ!」
「今度はこちらから行きますよ! 全ての属性を収束して、今、放つ!『新・ウィザード・ミサイル』!」
「E.C.O.M.S作戦行動開始! 身をもって全力本気のトリガーハッピーを体感しろぉぉぉ!」
 その瞬間、空には五百を超える数の魔力弾が。地上にも同じぐらいの数のオクタゴン型の銀色の戦闘ユニットが姿を現した。
 合わせて千を超える数の殺意の弾丸は濁業仙人たちに悪行の報いを与えんと、獰猛に迫る。仙人たちは仙術で防御を試みたり、スティンガーミサイルで相殺しようとしたり、後ろ姿丸出しで逃走を図ったりと、めいめいの方法で生き延びようと足掻くいたが。
 ドンドンドンドンドン!
 ギャルルルルルルルル!
「ぐ、ごおおおおおお!!」
「ぎゃあああああ!!」
 明の魔弾は容易く邪仙の結界を突破し、邪仙をまとめて飲み込んで爆砕した。理緒の戦闘ユニットたちは逃げまどう邪仙たちを執拗に追いかけ回し、ダムダム弾(アース世界では非人道的兵器として知られている)を乱射して死の制裁を与えた。

「あっちの方にもオブリビオンたちがいますね。次は北に向かいます!」
 空から敵の別動隊を捕捉した明はギュインと光の尾を引き、次の獲物の元へと飛び去った。
「分かった、北だね! こんなやつら、一匹たりともこの世には残さない! 二度と一般の人を狙おうなんて思えなくなるくらい、穴だらけにしてあげる♪」
理緒もアクセルを全開にし、北へと車を驀進させる。装甲者の中にいる為顔は見えないが、その声は明らかにキレ気味だった。
 そして数分後、北ではまた無数の大爆発と轟音が発生し、邪仙たちが骸の海へと消え去るのであった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リーゼロッテ・ローデンヴァルト
◎【SPD】

使い慣れてない重火器持った程度で粋がるって
ぽっと出のヒャッハーと何が違うのさ、仙人サマ?
プロとアマの差、新年の隠し芸として魅せたげるよっ

【インパクト・ボルト】に懸下した【ナインス・ライン】で
大通り上空を飛翔しつつガトリング組を中心に潰すよ

5mの青いデカブツ、迎撃したいだろうけど無駄さ
ミサイルは【スカベンジャー】で撃墜、狙撃は【スケイプ・セル】で防御
その間に【瞬間思考力】で【カイルス】を駆使して仙人共をロックオン

後は双発ヘリの安定性を活かして【バタフライ・エフェクト】開始
約8.5ミリ秒程度で【ドミナント・バレル】の対物狙撃を連射
土壁程度は遮蔽にならないし、人を盾にしても跳弾でズドン♪


メサイア・エルネイジェ

新年早々汚ねぇ花火を上げてくれますわね!
銃には銃ですわね!かしこまりましたわ!
やりますわよヴリちゃん!

ヴリちゃんにはこういう場面にぴったりの武器がありますのよ
その名も二連装ロングレンジビームキャノンですわ!
もう名前だけで説明が付きますわね!
なんです?生身の人間相手にキャバリアを持ち出すなんてやり過ぎ?
何を仰います!獅子は兎を狩るのにも全力を尽くすのですわ!
それに相手はご老体とは言えオブリビオン!徹底的にギッタギタのボッコボコにしてやるのでしてよ!
という訳で命中率抜群なビームキャノンをエルネイジェ流瞬間お着替え術で呼び出しますわ
後はひたすら撃つべしですわ
銃身が焼き付くまで撃ち続けますわ!



●クロムキャバリアから殺意をこめて
「使い慣れてない重火器持った程度で粋がるってぽっと出のヒャッハーと何が違うのさ、仙人サマ? プロとアマの差、新年の隠し芸として魅せたげるよっ」
「新年早々汚ねぇ花火を上げてくれますわね! 銃には銃ですわね! かしこまりましたわ!」
「な、なんじゃ!? あのデカい奴らは!?」
「蒼い巨人と……黒い竜……?」
 コンキスタドールから配布された銃火器を手に、好き放題やらかしていた濁業仙人たちの元に、また新たな猟兵達が現れた。クロムキャバリア世界、重工業都市『ヴァイセン・グレンツェ』からお越しのバーサク・ドクター、リーゼロッテ・ローデンヴァルトと、同じくクロムキャバリア世界が一国、エルネイジェ王国の姫君メサイア・エルネイジェである。もちろん二人ともキャバリア乗りなので、それぞれの愛機に乗ったまま戦場に来ている。

「銃火器の正しい使い方をレクチャーしてあげるよっ。アンタたちの体でね。行くよナインス・ライン」
 キャバリア輸送用のヘリドローンに懸下された状態のまま、ナインス・ラインは上空から大型ビームマシンガンを乱射する。濁業仙人たちは慌ててガトリングガンで応戦するが、高所を抑えられている上クロムキャバリア世界から見れば骨董品のような水準の「旧兵器」では手も足も出ず、次々と蒸発していった。
「やりますわよヴリちゃん! ヴリちゃんにはこういう場面にぴったりの武器がありますのよ。その名も二連装ロングレンジビームキャノンですわ! もう名前だけで説明が付きますわね! エルネイジェ流瞬間お着替え術! とうっ!」
 メサイアは恐竜型キャバリア『ヴリトラ』ごとくるりと一回転した。振り返ったヴリトラの背に取り付けられていたのは、巨大な二連装ビームキャノンである!
「これがヴリちゃんのガンフューラーモードですわ!」
 メサイアは小手調べとばかりに、ビームキャノンを一セット発射した。すると、ピンク色のビームが濁業仙人たちの元に直進し、近くの民家(注:住民の避難は完了済)ごと邪仙数名を吹き飛ばした。
「ぬおおお! 貴様ら、卑怯だぞ! そのデカブツから降りて正々堂々と戦え!」
「お主らに人の心はないのか!?」
 濁業仙人たちはあまりの戦力差に恥も外聞もなく、「キャバリアは卑怯だ」と訴え始めた。
「あ―聞こえないわ。 銃声がうるさくて何も聞こえない」
「何を仰います! 獅子は兎を狩るのにも全力を尽くすのですわ! それに相手はご老体とは言えオブリビオン! 徹底的にギッタギタのボッコボコにしてやるのでしてよ!」
 しかし、二人がそんな寝言を聞き入れるはずもなく。邪悪なる爺たちは次々とビームの露と消えていった。

「ええい、こうなれば徹底抗戦じゃ! 千年生きた仙人の力を見せてくれる!」
「胸じゃ、胸のあたりを狙え! あの中に猟兵が入っておる!」
 濁業仙人は二人に向けてユーベルコードを乗せたミサイル、ライフル、ガトリング砲を乱射する。だが、ミサイルは二人のビームに悉く撃墜されて届かず、ガトリング砲とライフル弾はリーゼロッテ機が展開した対侵食攻性防壁『スケイプ・セル』に全て阻まれてしまった。
「銃身が焼き付くまで撃ち続けますわ! わたくしからのお年玉です! 受け取りなさい!」
「ぎゃああああ!!」
 応戦していた邪仙たちは悉くビームの嵐の呑まれ、みるみるうちに数を減らしていった。

「こ、これはまずい! 逃げるぞい!」
「逃がすと思う? 事象推論型トゥルース・サイト『カイルス』起動。マルチロックオン。『バタフライ・エフェクト』開始」
 邪仙達は前言を翻し、建物の中や物陰に避難するが、彼らをロックオンしたリーゼロッテが流星群の如き激しさでアンチマテリアル弾を降り注がせた。未来予知に近しいレベルで弾道計算された弾丸は跳弾して逃げる邪仙たちを追いかけ、民家の壁を厚紙のように貫通し、過たず邪仙たちを狩っていった。
 かくして、濁業仙人たちはこの世にいた痕跡さえも残さずに消滅し、周囲一帯も更地となったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

メンカル・プルモーサ

……えーと……あいつらアポカリプスヘルからでも来たの…?
まあ…重火器はちょっとまずいよね…それじゃあ対応するとしようか…
…うん…熱源探知は便利だけどさ…それに頼りすぎるのもね…
…現影投射術式【ファンタズマゴリア】で幻影のフレアをだしてミサイルを逸らすとしよう…
……で……距離があるし【縋り弾ける幽か影】を発動……
爆発最大規模に設定したステルス型自爆ガジェットに突撃してもらうとしよう…
…ガジェットがたどり着くまでは引き続き幻影のフレアや術式組紐【アリアドネ】を使った結界も張ってミサイルや素撃ちの呪仙痕をガード…
……ガジェットが自爆したら(髑髏型の)大爆発を確認を確認して殲滅ヨシだね…



●邪仙VSトリニティ・ウィッチ
「ひゃははははは! 逃げろ、逃げろ、家畜共―!」
「仙人様のお通りじゃー! 頭が高いぞー! 撃っちゃうぞー!」
「……えーと……あいつらアポカリプスヘルからでも来たの……?」
 銃火器を手に持ち、喜々として人々を追い立てている濁業仙人たちを民家の屋根の上から確認したメンカル・プルモーサは率直な感想を述べた。仙人と言うと、「俗世に興味を持たず、山奥でひたすら己の高めることにのみ邁進する超越者」というイメージが強いが、目の前で暴れている爺さんたちはどう見てもアポカリプスヘルによくいるモヒカンと同質の、下劣なチンピラ達にしか見えない。
「まあ……重火器はちょっとまずいよね……それじゃあ対応するとしようか………」
 使い手が頭悪そうだとはいえ、彼らが扱っている銃火器は一般人を虐殺する上では強力な威力を発揮することは確かだ。また、メンカルが電子型解析眼鏡で戦闘記録を照会したところ、猟兵との戦闘時には銃火器にユーベルコードを上乗せしていることも確認している。もし直撃すれば、メンカルとて命が危ういだろう。

「む、こんな所にも十点(注:女性のこと)がおったぞ! ヒャッハー!」
「ふははは! 嬲る時間が無いのが残念じゃ! 早いもん勝ちじゃからのー!」
 濁業仙人たちは先を争うようにランチャーを構え、メンカルに向かって躊躇なく引き金を引いた。メンカルとの距離は約四百メートル。着弾まではおよそ一秒。

「フレア、射出」
 だが、メンカルは超音速のミサイルが着弾するよりも早く一つの術式を発動した。その瞬間、メンカルの頭上三十メートルほどの高さに小さな太陽が出現する。スティンガーミサイルの群れはそちらに引き寄せられるように方向転換し、上空で互いに激突して大爆発した。直後、ミサイルに籠められていた呪詛が黒い雨となってメンカルに降り注ぐが、メンカルは術式組紐『アリアドネ』を編み笠のように展開し、呪詛を遮断した。

「何ッ!? この武器壊れたのか!?」
「くそっ!何発撃っても全部あの太陽に引き寄せられてしまう!」
「……うん……熱源探知は便利だけどさ……それに頼りすぎるのもね……」
 メンカルの頭上に出現した太陽の正体は、現影投射術式『ファンタスマゴリア』。実体はないが、あらゆる感覚器・センサーを欺く幻を作り出す術式によって作り出されたものだ。なお、その熱量は幻なので当然メンカルが焼かれることもない。

「忍び寄る破滅よ、潜め、追え。汝は炸裂、汝は砕破。魔女が望むは寄り添い爆ぜる破の僕。『縋り弾ける幽か影』(ステルス・ボム)」
 メンカルは老人たちが偽の太陽に気を取られている隙に、大量の自爆機能付きガジェットを召喚した。周囲の風景に溶け込みながら素早く獲物を追跡する機械の猟犬たちは邪仙たちの懐に秘かに潜り込み、その機能を全うする。
 カッ!
 閃光と共に髑髏型の大爆発が発生し、濁業仙人たちは断末魔を上げる暇もなくまとめて消し飛んだ。
「殲滅ヨシ……」
 メンカルはきのこ雲を眺めながら、独り呟いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィクトリア・ノウェム

皇帝って人の依頼なら、報酬もちょっとは期待して、いいです?
……駄目でもご飯ぐらいは奢ってもらうです

『エル・セプス』を駆って空から行くです
飛空艇操作と推力移動を生かして空中機動で飛び回り、極力「頭上」を取って相手に狙いを付けさせないです

さすがに建物とかがあるところに『A.F.C.』はぶっ放せないけど、
外れたところにいる相手なら遠慮なく砲撃ぶっ放すです

相手が町の中に陣取るのなら……UC【ハウンド・ライトニング】、です。
私の周囲8836m全てが探知範囲、しかも放たれる雷は「敵」以外の、建物とかには反射を繰り返して、敵だけに当たるです

開けた場所へと逃げ出したら、当然空から砲撃して吹っ飛ばす、です


空桐・清導
POWで挑む◎

「待たせたな、みんな!
ヒーローが助けに来たぜ!!」
市民達を襲う弾丸を弾いて現れる

「元は神仙と呼ばれた方達でも、
その暴挙を許すわけにはいかねえ!」
全身に[オーラを纏って防御]し、守りを固める
「さあ、ブチかますぞブレイザイン!
超…変身!バスターモード!!」
サンライザーは巨大化し、両手に巨大なバスターをしかと持つ
周囲には空中に浮く巨大な砲門がズラリと並んだ
「弾数は無尽蔵だぜ…まとめて持ってきやがれ!」
全砲門から光焔を[誘導弾]に再構築して[一斉射撃]
さらに極太ビームで一気になぎ払う
「背部ポッド展開!持ってけ、ヒート・ミサイル!」
転送されたミサイルポッドからミサイルを五月雨に打ちまくるぞ




 濁業仙人の濁った瞳が、ぎょろぎょろと上下左右にせわしなく動く。獲物を探しているのだ。
「ふはは、あんなところにもおったわ!」
 若い女性が小さな子供の手を引いて必死に街から逃げ出そうとしている姿を発見し、濁業仙人はほくそ笑んだ。
「二人合わせて四十点じゃな。死ねぇええええい!」
 引き金が引かれ、凶弾がスナイパーライフルから放たれる。正確な狙いだった。二発の凶弾は一秒後に親子の頭を吹き飛ばすコースで真っすぐと飛ぶ。
 だが。

「させるかっ!」
 ガキィン! しかしそうなる直前、突如として割り込んできた男の手甲が、二発の銃弾を受け止め弾いた。
「待たせたな、みんな! ヒーローが助けに来たぜ!!
 めらめらと炎のようなオーラを纏い、真紅の機械鎧に身を包んだ男の名は、空桐・清導。否、ここは彼のヒーロー名である『ブレイザイン』と呼ぶべきだろう。彼は濁業仙人の暴虐を止めるべく、ヒーローズアースからやってきたのだ。
「奴らは俺が倒す! アンタたちはさっさと行きな!」
「ありがとうございます!」
「ありがとう、赤い英雄のお兄ちゃん!」
 親子はブレイザインに礼を言い、その場を立ち去ろうとした。だがその時、空から別グループの濁業仙人が増援として現れ、親子に攻撃を仕掛けようとした!
「ふはははは! 逃がさんぞー!」
「うおおおっ!」
 ブレイザインは再び体を張り、邪仙たちの凶弾を防ごうとしたが――。
 ギィンギィンギィンギィン!
 その時、空の彼方から一機の飛空艇が飛来し、宙に浮かぶ四本の剣が躍るようにくるくると閃き、銃弾を残らず弾き返した。
「サンキュー。助かったぜ」
 ブレイザインは空からやってきた味方に笑顔で手を振った。
「お仕事開始なのです。報酬でこの世界の料理をたくさん食べるのです」
 飛空艇『エル・セプス』から手を振り返しながら、ヴィクトリア・ノウェムは呟いた。

●殲滅戦
「皇帝って人の依頼なら、報酬もちょっとは期待して、いいです? ……駄目でもご飯ぐらいは奢ってもらうです」
「むう、あれも猟兵か! 空飛ぶ舟とは小癪!」
 濁業仙人たちは空をゆくヴィクトリアを撃ち落とさんと、スナイパーライフルを発砲した。しかし、ヴィクトリアは卓越した操縦技術でライフル弾を回避し、人気のない方へと誘導していく。
「ここなら……逃がさない、です。『ハウンド・ライトニング』」
 ヴィクトリアが呟いた瞬間、魔力の波動がヴィクトリアを中心に球形に広がっていく。半径八千八百三十六メートルという広大な範囲の索敵を終えたヴィクトリアは、十三本の雷を放った。雷は目標である地面や建物を複雑に反射し、邪仙へと到達した瞬間に炸裂し、膨大な電流で濁業仙人たちを黒焦げにした。

「元は神仙と呼ばれた方達でも、その暴挙を許すわけにはいかねえ! さあ、ブチかますぞブレイザイン! 超……変身! バスターモード!!」
 ブレイザインが叫ぶと、機械鎧に搭載されていたバスター砲、サンライザーが巨大化した。巨大なバスター砲をしかと持つ彼の周囲には、宙に浮かぶ巨大な砲門がズラリと並ぶ。これぞ、破壊力特化形態、バスターモードだ。
「弾数は無尽蔵だぜ……まとめて持ってきやがれ!」
 ブレイザインの号令と共に、全砲門が唸りを上げ、光焔の奔流が迸る。邪仙たち手にした銃火器で応戦するが、バスターモードの圧倒的な火力の前では個人用の銃火器など棒きれと大差ない。濁業仙人たちはあっという間に爆炎と極太ビームの嵐に呑まれた。
「これはかわなん! 逃げるぞい!」
 生き残りの濁業仙人たちは蜘蛛の子を散らすように、バラバラの方向へと逃げ出していく。

「逃がさないです」
 ヴィクトリアは飛空艇で後を追いかけ、邪仙の背に携行型魔導砲を向ける。
 ドゥンドゥンドゥン!
 あっという間に追い付かれ、背中に砲弾の直撃を受けた濁業仙人は、次々と爆風に呑まれて果てていく。
「逃がすかよ! 背部ポッド展開! 持ってけ、ヒート・ミサイル!」
 ブレイザインも背中のミサイルポッドを展開し、小型ミサイルを五月雨の如く撃ちまくる。

「ふう。もう大丈夫だな」
「お仕事完了、なのです」
 爆炎が晴れた時、そこにもはや邪仙たちの姿はなく、大小さまざまなクレーターだけが広がっていた――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

栗花落・澪

ダメでしょお爺ちゃん、そんなに暴れちゃ
お仕置きしなきゃいけなくなっちゃうよ

自身を【オーラ防御】で保護し
翼を用いての【空中戦】で、敢えて目立つ事で一時的に囮に

ところでそのデスゲーム
僕なら何ポイントになるのかな?

【指定UC】発動
【高速詠唱】で紡いだ炎魔法の【属性攻撃】で遠距離から仕掛け
向かってくるミサイルは迎撃
更に連射し、おじいちゃ…仙人達の元に届いたら
持っている武器ごと引火、暴発を狙ってみようかと
いくら弾が補充されるとはいえ
本体が壊れたら撃てないでしょ

傀儡にされてしまった以上、せめて骸の海に返してやるのが情けだと思うから
隙が出来たら足元の花弁に【破魔】の魔力を乗せ
【浄化】の【範囲攻撃】を


ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)

~なの、~なのねぇ、~かしら? そっかぁ
時々語尾がユルくなる柔かい口調
商魂たくましく、がめつい

参考科白
んンッ、あなたって手強いのねぇ
えっあっヤダヤダ圧し潰……ギャー!
私も気合入れて働くわよー!
悪い子にはお仕置きしないとねぇ
さぁお尻出しなさい! 思いっきり叩いてあげる!

乗り物を召喚して切り抜けるサポート派
技能は「運転、操縦、運搬」を駆使します

広域では営業車『Floral Fallal』に乗り込みドリフト系UCを使用
狭域では魔法攻撃や『シャッター棒』をブンブンして戦います



●マジカル☆つゆりんと葬送のお花屋さん
「ひゃっほー! こいつは気分爽快じゃのう!」
「はんてぃんぐじゃ! はんてぃんぐじゃ! 高得点の奴らがなかなかおらんのう! 女子供はどこじゃー!」
 濁業仙人たちが銃火器を乱射しながらはしゃいでいると、突然、空から鮮やかな赤と黄色の花びらがひらひらと降ってきた。
「なんじゃこれは? 金蓮花の花びらか?」
 老人たちが空を見上げると、そこには、天使の翼を生やした美しき少年、栗花落・澪が出現していた。
「ダメでしょお爺ちゃん、そんなに暴れちゃ。お仕置きしなきゃいけなくなっちゃうよ」
「むう! さては猟兵じゃな! 儂らのゲームを邪魔するか!」
「ところでそのゲーム、僕は何点になるのかな?」
「喜べ! おぬしは子供だから三十点じゃ!」
「そっか」
 濁業仙人の言葉を聞き、澪は女性としてカウントされなかったことに少し安堵した。
 
 ぶおんぶおんぶおんぶおん! ギャギャギャギャギャ!
 濁業仙人たちが澪を見上げていると、凄まじい騒音と共に新たな猟兵が姿を現した。
「一体何の音じゃ!?」
「何か近づいてくるぞ!」
「あらあら、盛り上がってるわねぇ。お忙しい所、お邪魔しまーす!」
 車に乗ったまま登場し、元気よく挨拶をしたのは、封神武侠界の販路開拓の為、営業車に乗ってやってきたニコリネ・ユーリカだ。しかし顔は笑っているが、濁業仙人たちの蛮行は目に余る為、おしおきする気満々である。

「じゃあ、始めるよ。はっ、恥ずかしいから一瞬で終わらせる……! マジカル☆つゆりんプリンセスフォーム!」
 聖なる杖を手に魔法少女のようなポーズを取った澪は、眩い光と共に一瞬にして豪華絢爛なドレス姿に変身した!
「貴様、おなごじゃったか! ならばプラス十点じゃ! 喰らうが良い! スティンガーミサイル発射!」
 ドシュシュシュシュシュ!
 呪詛をたっぷりと乗せた殺人ミサイルがマジカル☆つゆりんへと迫る。
「……やっぱりこの格好だとそう見えるんだー!」
 マジカル☆つゆりんは頬を紅潮させながら、バトンサイズになった聖なる杖を頭上でぐるぐる回した。すると、マジカル☆つゆりんの周囲に無数の火の弾が発生し、濁業仙人のミサイルはことごとく迎撃された。

「よし、おじいちゃんたちがあの子に見惚れている(?)今がチャンス! Faster than a ray of light. ――光より速疾く!』
 ニコリネはアクセルを全開にして営業車で邪仙たちへと突撃した。ニトロを爆発させ、爆発的な加速を得たニコリネは、光速と見紛うほどの速度で濁業仙人へと迫る。

「今度はこっちから行くよ!」
 マジカル☆つゆりんはニコリネの反対方向に回り込むと、ツインテールをたなびかせ、花びらを撒き散らしながら急降下した。降下しながら杖から魔法を放ち、濁業仙人たちへと火炎弾を雨あられと撃ちこむ。
「ぐわー!」
 邪仙たちが持っていたランチャーはマジカル☆つゆりんの魔法で誘爆し、次々と火を噴いた。マジカル☆つゆりんは爆風に巻き込まれる寸前にぎゅいんと角度を変え、急上昇して離脱している。
「わ、わしらのミサイルが!」
「いくら弾が補充されるとはいえ、本体が壊れたら撃てないでしょ」
 武器を奪われ、狼狽する濁業仙人たちの元には次なる脅威が迫っていた!

「悪い子にはお仕置きしないとねぇ。お葬式用のお花はサービスしといてあげる! 全速前進YO☆」
 ニコリネはアクセル全開で大通りを爆走し、ドリフトを効かせて滑りこむように突っ込むと、竜巻のような回転み巻き込んで濁業仙人たちを跳ね飛ばした。アース世界の公道ならば免停どころか投獄間違いなしの危険運転だ。膨大な運動エネルギーを叩きつけられた老人たちは、運転教習所の映像で見せられる被害者の如く吹き飛び、地面へと叩きつけられた。

「傀儡にされてしまった以上、せめて骸の海に返してやるのが情けだと思うから」
 マジカル☆つゆりんは最後の仕上げとして、飛翔しながら撒き散らしていた花弁に破魔の力を込めた。
「さようなら、おじいちゃ……仙人たち」
「ぬおお……なんじゃ、この優しい光は……」
「お迎えか……」
 地面に倒れた邪仙たちは金蓮花の花びらが放つ光に優しく包まれ、穏やかな顔で昇天していった。こうして、猟兵たちの活躍により、濁業仙人たちの魔の手から街は守られたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年01月04日


挿絵イラスト