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あまーいチョコの誘惑に

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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 季節はバレンタイン!
 古い時代では、女子が男子にチョコレートを贈ったことで知られるが、
 今や老若男女、大切な人に大切な気持ちを伝えるイベントとなっていた!

 そんなバレンタインがキマイラフューチャーにも訪れる!
 住人達は大切な人に贈るチョコをゲットしようと、様々なチョコが出てくることで知られる天面付き公園広場、通称チョコレードームへとコンコンコンしに訪れていた!

 だが!

「わああ、でっかいチョコだー!」
「もふもふ?べちょべちょ?どっちにしても良い香りー!」

 チョコレードームに、チョコレートを身にまとった狼……?
 いや、うん、狼が現れたのである!

「わおおーん!」
 チョコレートの狼こと『チョコットキング』は、チョコレードームを占拠し、コンコンコンして出てくるチョコレートを独り占めしてしまったのだ!

「わーん、これじゃあの人達に配るチョコが手に入らないよー」
 テレビウムの女の子が泣き始めた。
「カレシとー、最近ちょっと気になってるあっくんとー、絶対あたしに気があるしーちゃん、あとサークルのみんなとー、あとあとえーっと、50個くらいは欲しかったのにー!」
「わおおーん!」
 そんな女の子をよそに、チョコットキングは咆哮を上げるのだった。

●あまーいチョコの誘惑に
「皆様、お仕事ですわよ。ところで、そろそろバレンタインですわね?」
 エリル・メアリアル(孤城の女王・f03064)がグリモアベースで、猟兵達に向かって語り始めた。
「今回向かっていただく世界はキマイラフューチャー。その世界でも、バレンタインっていうのは一大イベントになってるみたいですわ!」
 そんなバレンタインを前に、重大な事件が発生したらしい!
「場所はチョコレードームっていう場所ですわ。その名の通り、コンコンコンしたらランダムで色んなチョコが出てくる場所みたいですわね。今の時期、あの世界の住人達にはとっても人気のある場所みたいですわ!」
 しかし、そのチョコレードームを、オブリビオンが占拠してしまったのだという。
「占拠したオブリビオンは『チョコットキング』という、ホワイトチョコで身を包んだ狼……あら、狼の姿をしたホワイトチョコだったかしら?」
 ともかく、チョコの化身とでも言うような風貌をしているらしい。今回の依頼は、このオブリビオンを撃破することだということだ。
「さらに現在、チョコットキングの周りには、スロットマシン怪人達が勝手に出現して、チョコットキングの周りをうろついてるみたいですわね。きっとランダムで色んなチョコが出てくる、いわゆる『チョコレートガチャ』に反応したんじゃないかしら?」
 チョコットキングとスロットマシン怪人の間に上下関係ばかりか協力関係でもないようだが、オブリビオン同士での諍いなども発生する様子はない。……というかお互い全然気にしてない。
 つまり、この場をオブリビオンから解放するためには、結局どちらも倒す必要があるようだ。
「ですから、まずは数の多いスロットマシン怪人達を蹴散らしてくださいまし。それが終わってから、チョコットキングとの対決をお願いしますわ」
 そう締めると、エリルはふと思い出したように猟兵達に付け加える。
「そうですわ。折角なのだから最後に皆様もチョコレートガチャに挑戦してみたらいかがかしら? チョコパーティーなんて、この時期にピッタリですわよね?」
 チョコレードームを救ってくれたヒーローであれば、優先的に利用することだって住民達は快く了承してくれることだろう。遠慮なく利用させてもらえば良い。
「さー、皆様、いってらっしゃいまし! あんまり食べ過ぎて太っちゃダメですわよっ!」
 そう言うと、今度こそエリルのグリモアが輝きだした。


G.Y.
 こんにちは。G.Y.です。
 世間はバレンタイン。キマイラフューチャーでバレンタインに関わる大事件です。

 チョコレードームと呼ばれる公園広場にチョコのオブリビオン、怪獣が現れました。
 それに乗じたのか、同じタイミングでやってきちゃったのかわかりませんが、とにかくスロットマシン怪人達も周囲でうろついてます。
 オープニングの通り、スロットマシン怪人が攻撃を受けていてもチョコットキングはまったく意に介しませんので、安心してシバいてください。

 チョコットキングはチョコを用いた攻撃をしてきます。見た目は可愛いですが涙を呑んで倒してください。

 戦闘が終わってチョコレードームが解放されれば、その場でチョコパーティーが開けます!コンコンコンして出てくるチョコはランダムです。たまに変なチョコも出てくるかもしれません。どんなチョコが出てくるか予想すれば、もしかしたらその辺りのチョコが出てくるかもしれません。(出ない場合もあるかもしれません)
 もちろん予想しなくてもOKですが、その場合は本当にランダムで出てきます。(サイコロで決めます)
 変なものが出てきても恨まないでください。

 第3章に限り、エリルをお呼び頂くことも可能です。
 もしお呼びいただける場合、プレイングに記載して頂ければ喜んで参加させて頂きます。何かやらせたいことがあれば、それも書いていただいて構いません。

 それでは、皆さんの甘いプレイング、お待ちしております!
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第1章 集団戦 『スロットマシン怪人』

POW   :    プレジャー・プリーズ
自身の【刹那的な楽しみ】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD   :    スリーセブン・スラッシャー
【頭部のスロットをフル回転しての連続攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    ロスト・ロケット
自身の装備武器に【遺失技術製のロケットエンジン】を搭載し、破壊力を増加する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

轟・富士王
個人的には甘いものは苦手だけどよ、困ってるやつはほっとけねえよなぁ……。
義を見てせざるは勇無きなり、ちょっくらスロットマシン怪人をしばき上げますか。
飛閃・流れ星で体当たり、一気にぶつかってやる。
向こうはスリーセブンフラッシャーを使ってくるだろうが、上等だぜ、777が揃うまでいくらでも回ってみやがれ!
おらっ、メダル吐き出せよ!
俺の金返せよ!!
いつもいつもスロットで俺の金を飲み込みやがって!
フリーズしやがれ! おらッ!
……失礼、私情が入りました。



「チョコにもガチャがあるのか」
「ならばやはり、俺達も参戦しなくては」
「ギャンブルあるところに、俺達あり!」

 そんなわけでチョコレードームに続々と集結したスロットマシン怪人達であったが、ドーム中央にチョコットキングが鎮座しているせいもあってか、周囲をうろうろしているだけであった。それでも住人達にとっては迷惑極まりない。
「個人的には甘いものは苦手だけどよ、困ってるやつはほっとけねえよなぁ……」
 事件の解決の為訪れた轟・富士王(テキトーおじさん・f03452)は、スロット怪人を睨みつけた。
「義を見てせざるは勇無きなり、ちょっくら奴らをしばき上げますか」
 そう言うと富士王は刀を抜く……と見せかけて超速で吹っ飛んだ!!
「えっ! 何!?」
 スロット怪人は突然発射された富士王に対応できず、おじさんを全身で受け止める!
「ぐふぅっ!」
 富士王の体当たりをモロに受けた怪人は、思わず目……いや、リールを回す。
「おらっ、メダル吐き出せよ!」
 倒れた怪人を足蹴にする富士王。
 怪人のリールがチェリー、チェリー、スイカで止まる。富士王はチッと舌打ちし、げしっと再び蹴りを入れスロットを回転させる。
「俺の金返せよ!!」
 絵柄はまたも揃わない。足蹴を続ける富士王はその間も叫び続けていた。
「いつもいつもスロットで俺の金を飲み込みやがって!」
 鬼気迫った表情に、なんだか涙目になっているような気もする。
「フリーズしやがれ! おらッ!」
 最後に蹴り一発! 絵柄はとうとう777で揃い、軽快なファンファーレが辺りに響いた。
「……失礼、私情が入りました」
 富士王は消えていくスロット怪人にそう言うと、残りの怪人達へゆ~っくりと振り向いた。

「あわわわわあわわわあわ……」
「やばいやばいこわい」
 ぶるぶると震える怪人達に、富士王はギラリと目を光らせ、再び突進を仕掛けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルク・フッシー
ルク・フッシーは思いました。「あのスロットマシン、絵柄が揃うとどうなるんだろう」
何はともあれグラフィティスプラッシュで攻撃、でもこれは本命じゃない。本当の狙いはスロットの絵柄を片っ端から7に書き換えて、四五六賽ならぬ777スロットを完成させること!
UCの効果で自己強化されてるし、アート技能に勇気も加えてなんとかしてみせる!
大当たりしたらスロットマシンの方が強化されたらどうしよう、という不吉な考えを振り払い、愛用の特大絵筆を構えるルク君なのでした。

とゆー感じで、いかがでしょう?



 ルク・フッシー(普通の仔竜(じゃない)・f14346)は、恐怖に怯えるスロットマシン怪人達を眺めながら、ぼんやりと考えていた。
「あのスロットマシン、絵柄が揃うとどうなるんだろう」
 つい先ほど777が揃ったはずなのだが、すぐに消滅してしまった為、その疑問の解決には至らなかった。
 ならば、とルクが巨大な絵筆を取ると、手近なスロットマシン怪人を見定める。そして、グラフィティスプラッシュを放った。
「わっ!ぷ!?」
 突然の攻撃に、スロットマシン怪人達が慌てふためく。べっちょりと濡れたカラフルな絵の具は、リールにまで浸透して、元々の絵柄を隠してしまう。
「ボクのアートに、少しの勇気を乗せて……えいっ!」
「な、なにをするこいつ!?」
 あまりの唐突な攻撃っぷりに、スロットマシン怪人は咄嗟に腕にロケットエンジンを備え、迎撃態勢をとったが……。
「あ、うんうん、揃ったね」
「な、なにを言って……?」
 戸惑うスロットマシン怪人は、数秒の間を置いて、ハッと振り向く。
「そ、揃ってる!?」
 その怪人の顔には、綺麗に777の数字が並んでいた。よく見ると、そのうちいくつもの7はペンキで上から塗りたくられたようにも見えるが、怪人達は細かいことなど気にしない。
「しかも何度回しても、777だ!!」
 そう、ルクの狙いは最初から、『777ばかりが揃うスロット』を作り上げることだった。
「あ、えと……四五六賽、ならぬ、777スロット、完成ですね……」
 そう言ってえへんと構えたルクをよそに、怪人達は大騒ぎ。
「おおお、これぞ、夢の……。とうとう、俺はこの勝負に勝てたんだ……!」
 そう言って、全てが7で埋まったスロットマシン怪人は、ジャラジャラとメダルを吐き出しながら消滅していくのであった。
「違う、あれではギャンブルの醍醐味が……!」
「いいや、あれこそが夢見ていたスロットだろう!?」
 残る怪人達にも波紋は広がり派閥に分かれ始めた。これは、敵の足並みを乱す良い結果となったことだろう。
「よかった……大当たりで強化とか、じゃなくって……」
 ルクはほっと胸をなでおろすのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

サラ・カトレット
あれがスロットマシーン…実物を見るのは初めてです
確かお金が出てくる機械ですよね、どうやって扱うのかしら
取り合えず叩いてみましょうか?

【WIZ】
あら、なんだか物騒なエンジンが搭載されていますね
そう簡単にお金は渡さないという気概の表れなのかしら?

【桜花爛漫】で遠くから攻撃
花弁に【マヒ攻撃】を付与し、武器が装備されてる箇所へ貼り付け破壊力を抑えます
更に【属性攻撃】で【雷】を付与
【鎧無視攻撃】で機械の隙間を探し、内部からショートさせてしまいましょう

隙を見て敵へ接近
【気絶攻撃】で杖でポコポコしちゃいます

う~ん…何も出てきませんね、思い切りが足りないのかしら
えいっえいっ!(頭部への執拗な殴打)



「あれがスロットマシーン…実物を見るのは初めてです」
 スロット怪人達を前に、サラ・カトレット(夢見る乙女・f06458)は物珍し気な表情をしていた。
「確かお金が出てくる機械ですよね、どうやって扱うのかしら」
 少し、というか、かなり間違っている認識のサラに、スロットマシン怪人達は驚きの声を上げた。
「お、おいおい、あの子なんにも知らないのかよ」
「へへへ、なら俺がスロットの楽しさを教え込んでやろう」
 そんな会話を繰り広げる怪人達を尻目に、サラはにこっと笑う。
「とりあえず叩いてみましょうか?」
「えっ」
 あまりの発言に思わず言葉を失ったスロットマシン怪人。しかしサラはいたって真面目で純真だ。
 なので、手に持った杖が振り上げられているのも間違いなく、純真ゆえの行いなのだ。
「まっ、待って待って!」
 スロット怪人は、防衛本能からかロケットエンジンを起動していた。サラを近付けまいとする、スロットにはあまり似つかわしくない姿だ。
「あら、なんだか物騒なエンジンが搭載されていますね。そう簡単にお金は渡さないという気概の表れなのかしら?」
「あっ、もっと勘違いされた!?」
 サラは完全に、相手を制して叩き伏せればお金が出るということがスロットマシーンという遊びなのだと解釈していた。
「では、遠慮なく……」
 サラの杖がふわりと膨らみ、桜の花びらとなって散ってゆく。
「わぁ、綺麗だなぁ」
「もう春が来たの?……って、いてててて!!」
 戦場に舞う花びらがスロットマシン怪人達に貼りつくと、そこから激しい電撃が流れる!
「あんぎゃああああっ!!」
「甘い香りは、お嫌いですか?」
 サラは心配げに首を傾げる。そういうことじゃない、と怪人は言いたげだが、痺れて声が出せないようだ。
 その衝撃で、ぼむんとロケットエンジンが吹き飛び、怪人が尻もちをついた。
「さて、それではいきますよ」
 花びらがサラの手元に収束し、再び杖の形となる。それをおもむろに、大きく振り上げた。
「ま、まっへ、まっへ!?」
 痺れる身体では、口は満足に回らない。そんな状態でスロットの正しい遊び方など教えようなんて、無謀というものだ。
「えいっ!」
「ぎゅむっ!」
 怪人の顔面に、思い切り杖がヒットした。その後、何度も何度も頭部への殴打が続けられる。
「うーん……何も出てきませんね。思い切りが足りないのかしら」
 首を傾げるサラの表情は、いたって純真だ。だから、さっきよりもより高く、勢いをつけて杖が振り下ろされるその行為も、純真さによるものなのだ。
「えいっ、えいっ!」
 ボコボコと怪人の身体が歪んでいく。そして、力尽きると同時にスロットが壊れ、口からジャラジャラとメダルが流れ始めた。
「わぁ、出ました! なるほど、これくらいの力が必要なんですね!」
 憐れな怪人の最期に、さらなる誤解を得て、サラは残りの怪人達に振り返る。
「ヤバいヤバいヤバい」
「お前、お前先行け」
「や、やだよ!」
 そんな会話を繰り広げる怪人達に、サラは再び飛び掛かっていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エルカ・エーネ
スロットゲームだぁー!
えーっと……7を揃えたらいちばんすごいんだった……ような!
あっすごい音楽鳴ってるー!

遊び方はああやって叩けばいいんだねぇ
わかった、わたし覚えたよう!

ライオンライドで体当たりして、体勢を崩したところをえいえいってしにいく感じ! さっきまでみんなのやり方見てたんだからきっとこうだよう
いけーライオンくん! たのしい音楽を聴きたいわたしのためにスロットマシーンを殴りにいくのだ!
まけるなわたしのライオンくん!
避けてそこがんばれー!



「スロットゲームだぁー!」
 エルカ・エーネ(草原の家主・f01204)がスロットマシン怪人達を見て、歓喜の声を上げた。
「えーっと……7を揃えたらいちばんすごいんだった……ような! あっすごい音楽鳴ってるー!」
 キョロキョロと辺りを見渡せば、猟兵達の攻撃によって軽快なファンファーレを鳴らしながら消滅するスロットマシン怪人がエルカの目に留まった。
「遊び方はああやって叩けばいいんだねぇ。わかった、わたし覚えたよう!」
 エルカは一人納得し、ライオンくんを呼び出した。
「いくよう、ライオンくん!」
 エルカはライオンくんに跨ると、怪人へ向かって突進を開始した!
「ぐぇっ!?」
 背中からの思わぬ一撃に、怪人がどてんと転がった。慌てて振り向くと、顔面にライオンくんの肉球がヒットする!
「いけーライオンくん! たのしい音楽を聴きたいわたしのためにスロットマシーンを殴りにいくのだ!」
 ライオンくんは咆哮をあげ、連続前足パンチを怪人に繰り出した!
 絶対に間違っている遊び方と目的に、殴られ続ける怪人が叫んだ。
「な、なになに!? なんで、みんな遊び方知らないの!?」
「さっきまでみんなのやり方見てたんだからきっとこうだよう!!」
 遊び方を教えようとしたともとれる怪人の言葉を、エルカは自信たっぷりに両断する。
「まけるなわたしのライオンくん!」
「ぎゃぁあーっ!」
 ライオンくんの鋭い爪付きパンチが炸裂すると、怪人が泡を吹いたようにじゃらじゃらとメダルを吐き出す。
「避けてっ! そこ、がんばれー!」
 ライオンくんは期待に応えるべく、ふんすと鼻息を荒くして最後の一撃をお見舞いした!
 ぱんぱかぱーん!
「わぁ、たのしい音楽鳴ってるよう!」
 喜ぶエルカとライオンくん。ファンファーレを鳴らし続ける怪人は、その音とは裏腹に、哀しそうな雰囲気で消えていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『チョコットキング』

POW   :    チョコレートテイルズ
【甘味への欲求 】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【巨大な溶けかけのチョコレートの尻尾】から、高命中力の【滑らかトリフチョコ】を飛ばす。
SPD   :    蕩けるチョコボディー
【チョコットキング 】に覚醒して【熱々のチョコボディー】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    超硬化チョコボディー
【 超硬化したチョコボディー】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠柊・弥生です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 スロットマシン怪人達は、猟兵達の手によって撃退に成功した。
 一部はあまりの恐怖に戦意を失い、逃げ出した者もいたようであった。

 さて、そんなわけでいよいよチョコットキングとの全面対決!
 チョコットキングは甘い香りを放ちながら、中央に鎮座していた。

「わおぉぉーん!」

 猟兵達を前に、咆哮を上げるチョコットキング。
 さぁ、最後の戦いだ!
サラ・カトレット
まあ、チョコを一人占めするなんて意地悪な狼さん!
お仕置きしちゃいますよっ

【WIZ】
とは言ったものの、こんな可愛い狼さんを攻撃するなんて私には…
いえ、ここは心を鬼しないと!
ああ…そんな円らな瞳で見つめないで

ゆ、油断はしません
動き回るのは得策ではありませんね
理性を失っているなら【第六感】で動きを予測
攻撃は可能な限り引きつけてから、【見切り】で回避

チョコなら熱に弱いのかしら
接近戦は避け、ある程度距離を置いて攻撃を
【桜花爛漫】に【属性攻撃】で炎を付与
更に【マヒ攻撃】と【気絶攻撃】の香りも付与
火力・守備面共に抑え込みましょう

隙が出来たら【全力魔法】で花弁を増幅
全身を包み込み攻撃を

うう、罪悪感が凄いです…



 広場の中央に居座る巨大なチョコレートの狼は、尻尾で壁をコンコンコンと叩いては、出てきたチョコをぺろりと平らげた。誰にも邪魔されず、邪魔をさせず。そんな狼を見上げて、サラは眉をしかめた。
「まぁ、チョコを独り占めするなんて意地悪な狼さん! おしおきしちゃいますよっ……とは言ったものの……」
 再びサラは、相対する狼、チョコットキングの姿を眺めた。夢中になってチョコを頬張り、時折舌がぺろりと零れる。全身がチョコになっているわりに、ふわふわな体毛が柔らかそうで、甘い香りが鼻をくすぐった。
「こんな可愛い狼さんを攻撃するなんて私には……!」
 思わず本音が零れるサラ。しかしすぐに首を振り、頬を二、三度叩く。
「いえ、ここは心を鬼しないと!」
 改めて顔を向けると、宝石のような瞳がサラを見つめ返した。
「ああ……そんなつぶらな瞳で見つめないで!」
 攻撃が出来ないまま、ふるふると悶えるサラ。だが、その時。チョコットキングの鼻息が荒くなる。彼女の持つ杖を見て、奪い取ってやりたいという本能を刺激し始めたのだ!
 全身が硬化していくチョコットキングに、サラは我に返る。
「ゆっ、油断はしません!」
 走り出したチョコットキングは、みるみる速度を上げてサラへと飛び掛かった。サラは動きを見極め、最小限の動きでその突進をかわすと、チョコットキングの背中目掛けて、武器を掲げた。
「チョコなら熱に弱いのかしら?」
 ふわり、杖が桜の花びらとなって宙に舞った。そして、その一枚一枚に炎が灯る。
「甘い香りは、……嫌いなわけありませんよね?」
 炎を纏った花びらがチョコットキングを囲む!
「きゃいん! きゃいん!」
 火柱の中で、チョコットキングが悲鳴を上げた。
「うぅ、罪悪感が凄いです……」
 サラは申し訳なさそうに呟くのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

オークティス・ルーヴェルト
UUUM……手強イ相手ネ。夜奏サントノ合ワセ技、決マルトイイデスガ。
POWデノ狂騒、作戦ノ合イ言葉ハSo【尻尾作戦】ネ。

基本自分ヨリ小サイ人達ノ防衛ヲ意識シツツ、チョコウルフカラ視線ヲ外シナガラ集中シテミマス。味方ガ自分ヲ狙ッテキタ攻撃モ、ソノママ受ケルツモリデ。

一瞬デモ隙ヲ突ケタラ、ソコカラUC「Pl-Edge.Atk(ペレーエッジ・ドット・アタック)」デ拘束デース。爆発ニパートナー、巻キ込マレナイヨウニシナイトネ。
怪力ト鎖デ全力デエネミーヲキープ!後ハ後続ノ猟兵サンニオ任セネ【連携OK】


夜奏・光花
【尻尾作戦で参加】

チョコ犬は可愛いですけど、頑張って倒します。


※ユーベルコード[Black Cat Wild dance]を使用
使える相手は敵だけではありません。

オークティスさんを人形の左手の黒い爪で(念のため強めに)引っ掻いて魅了と精神支配(甘味への欲求つまりどんな食べ物も食べたくない)し操ります。
オークティスさん、今は戦闘に集中です!

チョコが飛んで来たら彼には申し訳ないですが、後ろに隠れさせてもらいます。
チョコ好きですけどチョコまみれになるのはイヤです!!

盾になってもらってる間に右手の肉球パンチで動きを一時的に封じます。
オークティスさん後は頼みます!

ちゃんと引っ掻いた傷は後で治療します。



 オークティス・ルーヴェルト(仮)もふみの求道者・f06321)がチョコットキングを見据えて唸る。
「UUUM……手強イ相手ネ」
 なにせ、相手はふわふわでもふもふだ。おまけにチョコの匂いまで漂っているのだ。
「夜奏サントノ合ワセ技、決マルトイイデスガ」
「きっと大丈夫ですよ、オークティスさん!」
 夜奏・光花(闇に咲く光・f13758)がぐっと拳に力を籠める。
「チョコ犬は可愛いですけど、頑張って倒します」
「エェ、頑張リマショウネ。作戦ノ合イ言葉ハSo……尻尾作戦ネ!」
 オークティスがそう告げると、光花が頷いた。そして抱いていた黒猫の人形を操り始める。
「さあ、ジェイド、いきましょう」
「にゃ――!」
 黒猫の人形が可愛く鳴いた。
 オークティスが前に出て、光花がその後ろにつく。チョコットキングに視線を合わせないように集中していたオークティスが、くんくんと鼻をひくつかせた。
「Oh……コノ甘イ香リハ……ハッ」
 気付いた時、既に狙いは定められていた。チョコットキングの尻尾から丸いチョコレートが浮き出し、尻尾を振る動作と共に弾丸のような速度で二人に放たれる。
「わわわっ、オークティスさん!」
「夜奏サンハ守リマス!」
 オークティスの陰に隠れた光花を守るように、オークティスが身体を広げる。高速のチョコがオークティスの肩に当たり、べちゃりと潰れる。
「ンンー……美味シソウデスノニ、モッタイナイ……」
 そう呟いたオークティスの背後に隠れていた光花の抱く、黒猫の人形ジェイドが左手が黒く光った。そして、オークティスの背中を思いっきりひっかく!
「OUCH!!」
「オークティスさん、今は戦闘に集中です!」
 ジェイドの爪による精神支配で、オークティスは甘味への欲求を完全に振り払っていた。彼女のほどこした精神支配は、食欲を失わせること。その暗示を受けたオークティスの目に、もはや迷いは無い。甘味への欲求を発動条件としていたチョコットキングのトリュフチョコは、その感情の出所を失い、ふっと消滅する。
「作戦成功デス!」
 これこそが二人の尻尾作戦。技の不発で生じた隙に、光花がオークティスの影から飛び出す。
「ジェイド! 思いっきりやっちゃいましょう!」
 ジェイドの右手の、肉球が強く光輝く。腕を振りかぶり、勢いをつけてチョコットキングに肉球を押し付けた!
 そのパンチはふにっと柔らかく、しかしその威力は絶大だ。チョコットキングは光を受けて動きを止め、光花が叫ぶ。
「オークティスさん! あとは頼みます!」
 その声に呼応し、オークティスの腕の数珠が強く輝き始めた。
「オーケー夜奏サン! 爆発ニ巻キ込マレナイデクダサイネ!」
 輝いた数珠の一つ一つが外れ、チョコットキングを囲むように回りだすと、数珠の一つ一つが爆発を起こす。
 爆発が晴れると、チョコットキングは数珠に締め付けられ、光の鎖によってオークティスに繋がれていた。
 身動きが取れなくなったチョコットキング。この行動により、後に続く猟兵達に、攻撃のチャンスが訪れる。
「エネミーヲキープ! 後ハ後続ノ猟兵サンニオ任セネ!!」
 オークティスが鎖を掴む腕に力を込めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

酒本・あれん
オークティス、光花!追いついたよ
早速助太刀に…なっ
何こいつ可愛い…♡
おまけにいい香りだし…

だめだめ油断したらあたしなんて一撃でぺっちゃんこにされちゃうし!
チョコフォンデュにされても火傷イヤだもんね
吹き矢を手に少し距離を稼いで…
牙を呼ぶ囁きを詠唱、発動
犬には犬で対抗よ
牙をお見舞いなさい(鼻先を撫で鼓舞
さあ奔ってあたしのクー・シー
あっ、チョコだからってペロペロしちゃダメよ?
牙で…、おやつじゃないからね?
クーシーの攻撃成功すればヨシ、
もしチョコ犬の気をクーシーに引き付けたら
あたしは
スライディングで足下に行き
肉球を狙って吹き矢で攻撃
すぐ飛んで離脱

妖精の棘は小さくても無害じゃないのよワンちゃん


浅杜守・虚露
ん~、匂いだけで胃もたれ起こしそうな狼?チョコ?……まぁどっちでもええわい。

【怪力】【気合い】【グラップル】【覚悟】を使用。

犬の躾というのは如何に自分の立場が犬より上かを犬に教え込む事。ということで口を押さえて身体を返し、仰向けを取らせて服従のポーズをさせる事もするとか…。

上半身を脱ぎ捨て相撲の仕切りをとっていく。

つまりは投げ倒せば狼も大人しくなるっちゅう話じゃろ。
オークティス、そのまま逃がすなよ?チョコ犬しつけてとっとと終わらせようかのう!



 猟兵達の働きによって身動きの取れなくなったチョコットキング。だが、これだけではまだこの狼を屈服させるには至っていないようだった。
 そんな中、猟兵達へ向かって元気な声が向けられた。
「オークティス、光花!追いついたよ!」
「ん~、匂いだけで胃もたれ起こしそうな狼?チョコ?……まぁどっちでもええわい」
 巨漢のキマイラ、浅杜守・虚露(浅間雲山居士・f06081)と、その顔の横を飛ぶ酒本・あれん(Twilight・f01717)が助太刀に現れたのだ。
「オークティス、そのまま逃がすなよ?チョコ犬しつけてとっとと終わらせようかのう!」
 虚露が上半身の服を脱ぎはじめる。毛むくじゃらで岩壁のような肉体が露になる。片足を大きく上げ、思い切り落とすと、地響きのように大地が揺れる。
「あたしも早速助太刀に……なっ……何コイツ可愛い……!」
 あれんは、そのふわふわな物体を見上げて、ついつい動きを止めてしまっていた。漂ってくる甘いチョコの香りが鼻をくすぐり、戦意がそがれてしまう。
「……って、だめだめ油断したらあたしなんて一撃でぺっちゃんこにされちゃうし!」
 ぶんぶんと首を振り、あれんはチョコットキングを見つめ返した。
「犬には犬で、対抗よ! おいで、あたしのクー・シー!」
 そう言うと、あれんの眼前に、緑色の毛並みをした犬が姿を現した。あれんはその犬、クー・シーに近寄り、鼻先を撫ではじめる。クー・シーは目を細め大人しく撫でられながら、主人の命令を待つ。
「うむ、よく躾けられとるわい。犬の躾というのは如何に自分の立場が犬より上かを犬に教え込む事」
 あれんとクー・シーの様子に虚露は感心したように語る。
「あの狼にも教えてやらんとのぅ」
 そして、腰を深く落とした。
「さあ!奔ってあたしのクー・シー! 牙をお見舞いなさい!……あっ、チョコだからってペロペロしちゃだめよ?」
 クー・シーがあれんの合図とともに飛び出した。超硬化したチョコットキングの身体に、緑に輝く牙が深く食い込んだ。
「ぎゃいん!!」
 チョコットキングが悲鳴を上げ、硬化を解く。その隙を虚露は見逃さない。
「犬の躾けには強制的に仰向けを取らせ、服従のポーズを取らせる事もするとか……」
 虚露の両足が大地を蹴った。
「つまりは投げ倒せば狼も大人しくなるっちゅう話じゃろ!」
 その勢いは、まるで巨大な山が爆発したようであった。
「悪鬼羅刹は掴んで、崩す。そんだけじゃぁ!」
 虚露がチョコットキングを掴み、思い切り腕を振り上げた。チョコットキングの身体が浮き、仰向けに倒れ込んだ。
「今よっ!!」
 いつの間にか、チョコットキングを見下ろす位置にあれんが飛んでいた。
 手に持った吹き矢を口に咥え、ふっと一吹き。無防備な肉球に突き刺さった。
「妖精の棘は小さくても……無害じゃないのよワンちゃん」
 あれんの言葉の通り、チョコットキングが痛みに悶え始める。仰向けのままじたばたする姿に、クー・シーがもうひと噛み。
「きゃいん! きゃいん!」
 その叫び声とともに、チョコットキングがぐったり動かなくなる。
「くぅん……」
「やれやれ、やっと大人しくなったか」
 虚露が首をこきこきと鳴らす。
「さぁ、ここまでよ」
 あれんの言葉と共に、すぅ、とチョコットキングが消えてゆく。
 オブリビオンの支配から解放された瞬間であった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 日常 『バレンタインコンコンガチャ』

POW   :    とりあえずあちこちをコンコン!集めまくろう!

SPD   :    エリアを調べて、珍しいチョコを探そう!

WIZ   :    チョコを加工して独創的なお菓子にしちゃおう!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

オークティス・ルーヴェルト
whitedayの準備モアリマスシ、コンコン、トイウヨリカハガンガン?タタキマクリマス!折角Valentineのオ返シ、スルタメにスーツ着込ンデイルンデスカラ、尚更デゴザイマスヨ!集マッタオ菓子、チョコデモ、ソウジャナクテモ、カキ集メテ会場に搬送ネ!
【連携OK】



 広場が開かれ、一番乗りしたのはオークティスだった。
 いつの間にやら、オークティスはピシッとスーツを着込んで、まさに紳士の装いだ。が。
「whitedayの準備モアリマスシ、叩キマクリマス!!」
 その行動は荒っぽく、手近な壁をコンコンコン……というより、ガンガンと叩いていく。すると、大きなチョコレートがどさどさと転がってきた。
「Wow!板チョコ、ハート形……プラリネニガトーショコラナンカもアリマスネー!」
 転がったチョコをオークティスはほくほく顔で集めていく。
「折角Valentineのオ返シ、スルタメにスーツ着込ンデイルンデスカラ、尚更デゴザイマスヨ!」
 床一面に転がるチョコを拾っては包み、拾っては包み。もちろん床はコンコンコン用に清潔だから、プレゼント用にも適しているだろう。
「ンー、コレハ……オランジェットデスネー。オ、コッチはマカロン……マカロンハチョコナノデショウカ?」
 そう言いつつも集めるオークティス。気付けばどっさりと包まれたチョコレートの山が出来上がっていた。
「OK!コレデ十分デスネ! それじゃ、会場ニ搬送ネ!!」
 そう言って、これまたいつの間にか準備していたワゴンにチョコを乗せると、オークティスはうきうきで走っていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜奏・光花
わたしは自分が今食べる用もお土産用もたくさん集めます。
実はチョコ入れるために袋を持ってきたのです。
ぐるっとチョコ探しに出発です!

美味しそうチョコやレアなチョコが出そうな所を探しながら、変なチョコが出そうな気がする所は避けて回り一通り集めたらお土産用と分けた後に会場へ。

みなさんと楽しいチョコパーティーです!
・・・たくさん集めたチョコでチョコフォンデュとかしてみたいですね。


サラ・カトレット
【WIZ】
先ずは材料集めですね

エリルさんも一緒に行きましょうよ!
一緒に回った方が絶対楽しいです♪(ぐいぐい)

あちこちコンコンして色んな種類を集めましょ
さあ何が出るかしら楽しみです♪(ランダム希望)

集めたチョコを使って何か作るのも面白そうですね

大丈夫です、こう見えても【料理】には自信が
と言いたい所ですが見た目重視にするので味の保証は出来ません♪

色んな味のチョコを溶かして混ぜて
動物とかハートの形とか可愛い形にして
あ、パーツごとに色を変えてカラフルな感じにしちゃいましょ
形がヘンテコな物はそのまま飾り付けに使ってみたり

後の事を考えるのは怖いですが…今日くらいはいいでしょ?
気にせず沢山食べちゃいましょ♪



 活気を取り戻し始めた広場に、大きな袋を持った光花が現れた。
「実は、チョコ入れるための袋を持ってきたのです!」
食べる用も、お土産用も、たっぷりと集めようと、光花が意気込む。
「ぐるっとチョコ探しに出発です!」
 そう言って元気に拳を振り上げるのだった。
「材料集め、ですね。エリルさんも一緒に行きましょうよ!」
 サラがそう言ってエリルの手を引いた。
「え、わ、わたくしもですの?」
 エリルが戸惑うように引っ張られる。
「えぇ、一緒に回った方が絶対楽しいです♪」
 サラがエリルに向かってにっこりと笑った。
「……はいっ!」

 光花がステップを踏みながら、壁を物色する。
「えーっと、ここは美味しそうなチョコが出そうです!」
 そう言ってコンコンコンとすると、コロリとチョコが落ちてくる。
「わ、トリュフです!」
 チョコを拾い上げると、光花は笑顔で袋に詰める。さらに、お土産用と今食べる用に細かく分け、ほくほくと幸せそうだ。
「さぁ、何が出てくるでしょうか?」
 サラも同じようにコンコンコンとすると、ガトーショコラが手元に落ちる。
「まぁ、素敵!」
 サラがチョコをトレーへと乗せ、材料に出来そうなものと、完成品を分けていく。
「こっちはあとで料理に使いましょうね」
「料理出来るんですの?」
 エリルが興味津々に質問すると、サラは腰に手を当てて胸を張る。
「大丈夫です。こう見えても料理には自信が……と言いたいところですが、見た目重視にするので味の保証は出来ません♪」
 そう言ってにっこりと笑うサラに、エリルは苦笑する。
「あ、これは……どうしましょう?」
 サラがコンコンコンした壁から、大きなチョコの塊が転がり出る。
 それを見ていた光花が、元気に手を上げた。
「わたし、チョコフォンデュとかしてみたいです!」
「まぁ、良いですね♪」
 そうして、三人はたっぷりのチョコを両手に抱えて、パーティー会場へと向かうのだった。

「さぁ、みなさんと楽しいチョコパーティーです♪」
 チョコが並んだテーブルを前に、光花の楽しそうな掛け声とともにチョコパーティーがはじまった。
「色んな味のチョコを溶かして……混ぜて……」
 サラが手際よく、溶けたチョコを型に流していく。
「まぁ、可愛い!」
 エリルが出来上がっていく様々な形のチョコに目を輝かせる。
 作られるのはハートや星だけではない。ホワイトチョコと組み合わせたシマウマや、色々な味を組み合わせたカラフルな動物も出来上がっていく。
「わぁ、チョコフォンデュです!」
 会場の中央で、光花は流れるチョコフォンデュを楽しそうに眺めていた。串に刺したマシュマロをゆっくり沈めていくと、均等に流れていたチョコがマシュマロの部分だけ不規則になる。
 白いマシュマロにきらりと反射するチョコのコントラストが食欲をかきたて、光花はそれを一口でぱくりと食べる。
「おいしい~っ♪」
 光花が幸せそうな笑顔を皆に向けた。
 見た目にも舌にも楽しいひと時は過ぎていき、ふと、エリルがお腹をさすりながら困ったような顔をした。
「はぁ、こんなに食べて良いのかしら……?」
 女の子につきものの悩みだ。甘くて美味しいものほど、体重計に乗るのが恐ろしくなってしまう。
「後のことを考えるのは怖いですが……今日くらいはいいでしょ? 気にせず沢山食べちゃいましょ♪」
 サラがエリルに微笑んだ。

 こうして、チョコレードームは解放された。
 この広場は、これからもキマイラフューチャーに住む人々にとって、かけがえのない場所として賑わうことだろう。
「3倍返しは基本だよねー?」
 パーティーを楽しむ猟兵達のうしろで、テレビウムの女の子がたくさんのチョコを包みながら、幸せそうに笑うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月20日


挿絵イラスト