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【サポート優先】雪山の邪神

#ヒーローズアース #猟書家の侵攻 #猟書家 #ダークメナス #ヒーローチーム

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#ヒーローチーム


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。


「ヒーローズアースで事件が発生しようとしてます。どなたか対処できませんか?」
 チャーリー・ライドゴー(ぶらり自転車週末紀行・f03602)がグリモアベースにいる猟兵へと声をかけると、気になった猟兵達が集まり始めた。
 集まった猟兵達の顔ぶれを確認するとチャーリーは説明を始めた。
「事件の説明をする前に軽くこの世界のおさらいしましょう。
 ヒーローズアースでは1999年に発生した善悪の決戦「ジャスティス・ウォー」にて善の神、邪神が滅びました。この時発生した「滅びし神の力」は現在も影響を与えておりこの戦場となった場所はヒーロー、ヴィランの発生率が他の地域より高いそうです」
 滅びし神の力は滅びてもなお絶大でありそれは力を授かった者へ多大な影響を与えるのだという。
 そしてこの力は奪うことも可能であるという。
「この力を得るべく、力を宿すヒーローを殺して奪い取ろうとする猟書家が現れたのです」
 名を『ダークメナス』。かつて滅んだ邪神であるがオブリビオンとして蘇り力を得ようとしている。
 それはかつての自身の力を手に入れるためか、自身が持っていない力を得るためか……。いずれにせよ放ってはおけない敵であるのは間違いない。
「今回出向いていただきたく場所はとある雪山です。ここで生態の調査に来ているヒーロー達が『ダークメナス』の配下『氷雪女王』に襲撃されます」
 ヒーローたちはこの山の事は熟知しているが、氷雪を操るこの敵によりチームは分断され、このままでは各個撃破されてしまうという。
「皆さんが彼らと合流できるのは分断され、敵と直接接触する前となります。このタイミングであれば彼らと協力して敵を迎え撃つことも可能です」
 ヒーローたちはこの山に詳しい。そのため敵を雪に隠れ見えない崖に追い込んだり罠を張ったりということも可能なのだ。
 彼と協力して戦えばわずかな体力を温存しながら効率よく敵を撃破できるだろう。

「『氷雪女王』と接敵して一定時間経過すると、彼女たちが奪ったから滅びし神の力を得るべく『ダークナメス』が姿を現します。これを逃さず撃破してください」
 かの邪神は3つのユーベルコードに加え冷気を操る滅びし神の力を操る。
 空気も生き物も空間をも凍らせるその力は絶大であるが、ヒーローたちがいれば相殺できるので有利に戦うことができるだろう。
「はっきり言いまして『ダークナメス』は強敵です。油断せず……いえ、皆様には無用な心配ですね」
 油断など微塵も感じさせない猟兵達の表情を見やるとチャーリーは少し笑みを浮かべた。
 そしてそのままグリモアを起動させ、猟兵達を戦場へと誘うのだった。


遭去
 遭去です。今回はサポート優先依頼となっております。
 通常参加者のプレイングも採用するかもしれませんが、できるだけサポートだけで頑張っていきます。

●1章
 ダークメナスの配下『氷雪女王』との戦いです。
 雪山にて襲撃されたヒーローたちと協力しつつ撃破します。
 
●2章
 猟書家『ダークメナス』との戦いです。
 3つのユーベルコードに加えあらゆるものを凍らせる冷気を操ります。
 が、ヒーローたちの力があれば相殺できますので彼らと協力して有利に戦いましょう・
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第1章 集団戦 『氷雪女王』

POW   :    見誤ったな、愚か者が!
【ダガーくらいの大きさの氷柱 】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    避けてみるがいい!
【杖を掲げる 】事で【大型のシロクマ】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    受け取るがいい、妾が祝福を!
自身の装備武器を無数の【氷の花片 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルク・フッシー(サポート)
こ、こんにちは。ぼ、ボクは、ルクといいます

戦いは怖いですけど…誰かの大切な物を守るために…
大丈夫です。ボク、戦います…!

できるだけ敵と中〜遠距離を保ち、相手の能力を考え、最適だと思うユーベルコードを使い戦います
塗料に属性や誘導弾などの性質を宿す事もあります

攻撃はよけるよりオーラ防御や武器で受けて軽減したり、激痛耐性で耐えたりする方が得意です

たとえ依頼達成のためでも、他の猟兵や一般人などに迷惑をかけるような事や公序良俗に反する事はしません

よ、よろしくお願いします…!(絵筆をきゅっと抱きしめる)




 雪山にて活動していたヒーロー達。普段なら生態系を見守るための見回りと観察で終わるはずだった。
 だがその日は違った。突如現れた氷雪女王なる者たちから奇襲を受けチームは分断されてしまったのだ。
『受け取るがいい、妾が祝福を!』
 そして今、一人になったヒーローが氷の花弁に切り刻まれ様としている。
 ――が、それは突如空中で花火の様に炸裂したインクにより防がれた!
「あ、えと……大丈夫ですか?」
 二人の間に割り込むようにして入ってきたのは緑の鱗を持つドラゴニアン。
『あ、あなたは……』
「こ、こんにちは。ぼ、ボクは、ルク。ルク・フッシー(ドラゴニアンのゴッドペインター・f14346)といいます」
 雪の上に座り込むヒーローへの問いに対し、ルクはおどおどしながら挨拶を行うと手にもつ絵筆を強く握りしめる。
「戦いは怖いですけど……大丈夫です。ボク、戦います……!」
 誰かの大切なものを守る決意を固め、ルクは前を見据え武器を構えると空を舞う氷の花びらへと向け特大絵筆を振るった。
 宙へと放たれたインクは氷の花びらへと被弾するとそのまま重力に従い落下。黄色い塗料が雪原へと撒き散らかされる。
『その程度か。妾の攻撃はその程度では防げんぞ!』
 そう、ルクの攻撃は彼女の攻撃を完全には防ぎ切れてはいなかった。それを見た彼女はあざ笑いながら再び花弁を空へと放つ。
 しかしいくら嘲笑われようと愚直な程に丁寧にルクはインクをまき散らしていく。
――何回応酬が続いたか。
『おかしい、先ほどはこんなにも妾の攻撃を防げなかったではないか!』
 インクが周囲にまき散らされたころ氷雪女王は焦りを感じ始める。
 散らばったそのインクは彼の力を増幅させていたのだ。
「戦いたくはないです。ただこれ以上彼らに危害を加えるというなら……!」
 何度目かの黄色の塗料が宙にばらまかれる。そのインクの量は最初の数倍で。
――まるで陽の光の様だと氷雪女王が思った時には塗料が目の前まで迫っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミカエラ・マリット(サポート)
好奇心旺盛な少女
世間知らずなところもあるのでどんな事も割とすぐに受け入れるけど、ツッコむ事も知っている
どんなことも力づくでどうにかできるという思考回路

基本的にギャグ漫画の様に人間離れした力持ち
自分より遙かに大きいものを持ち上げたり、ぶん投げたりして戦う

愛用はイラストにあるハンマー
近接戦は大体これでピコハンのように殴る
遠距離の時は自分より大きなアンカーを鎖掴んで振り回す
足元が不安定な場所や冷気に弱い敵にはあずきソード
いずれにしても鈍器

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用
多少の怪我は厭わず積極的に行動
他の猟兵は大体年上なので懐くし頼りにしてる

エロは禁止



「はぁさむい……」
 雪山にて白い息を吐きながらおっとりとした口調でミカエラ・マリット(撲殺少女・f23163)がぼやく。
 寒いのは苦手ではないが得意でもなく。ならば早く下山することに越したことは無い。
 そうと決めれば、とミカエラは目の前へと集中することにした。
 彼女の前の前には青白い肌をした氷雪女王。
「とりあえず、なぐっておきますね」
 さも当たり前だとばかりにミカエラは身長以上あるハンマーを片手で持つと、氷雪女王の元へ突撃する。
『ホホホッ……お前のような子に何ができる?』
 対する氷雪女王には嘲笑いながら動かない。
 一歩、二歩。雪に足を取られることもなく、ミカエラが女王の半径30㎝内に入った。次の瞬間、女王は手元に隠し持っていたダガーサイズの氷柱をミカエラへと突き立てる!
「わぁおどろいた」
 対象範囲に入った敵を確実に葬る氷の女王の一撃必殺の技に驚いているのかいないのか。ミカエラはのんびりした口調ながら迫りくるダガーサイズの氷柱をむんずと掴んで捻ると、あっという間に氷雪女王の手元から氷柱は姿を消す。
『なっ……!?』
「ふっとべ~」
 氷柱を遠くへ放り投げ、片手にもつ側面に猫のマークが彫られたハンマーをそのままフルスイング!
 氷雪女王はあっという間に星になった。

成功 🔵​🔵​🔴​

火土金水・明
「今回は雪山でヒーローさん達を襲撃ですか。早めに合流して戦いましょう。」(ヒーローさん達に、攻撃して雪崩が起きてもこちら側だけが巻き込まれ無さそうな場所を教えてもらいます。)
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【フレイムランス】で、『氷雪女王』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【氷結耐性】でダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避できたら)それは残像です。」「私の役目は少しでもダメージを与えて次の方に繋げる事です。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。




「今回は雪山でヒーローさん達を襲撃ですか。早めに合流して戦いましょう」
 ヒーローズアースの雪山の麓。黒い服を冬の寒風にはためかせて一人の女が山の頂上を見上げた。


 時間は少し変わって山の中腹。そこで一人の女性ヒーローが絶体絶命の危機に陥っていた。
 彼女と相対するは青白い肌を白いドレスで身を包む女『氷雪女王』。雪の化身とでもいうべき女の攻撃はこの雪山において絶大な力を持っていた。
『ふふっ、さしずめのヒーローも雪山では戦えませんか。
 大人しくこの山の一部となりなさい』
 氷雪女王が杖を掲げると杖が無数の氷の花弁へと変化し、ヒーローへと襲い掛かった――その時だ。
 上空から降ってきた数多の炎の槍がヒーローと氷雪女王の間へ降り注ぎ、氷の花弁を瞬く間に溶かしていく!
「見つけました……お怪我はありませんか?」
 ヒーローの前に長い髪を揺らしてふわりと姿を現したのは、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)。
「この山にお詳しいあなたとならきっとこの窮地を突破できるでしょう」
 そういって明はヒーローの瞳をじっと見やる。
『……こっちよ!』
 ヒーローが何かを察し走り出すのに従うように、明も彼女へついていく。
『何を……!』
 逃げたと判断した氷雪女王が再び氷の花弁を二人へと差し向ける。
「――我、炎により敵を焼き尽くす」
 明はくるりと身を反転させ、七色に輝く杖を掲げた。
 すると先ほどより2倍多い炎の槍が上空へ出現し、空を焦がしながら降り注ぐ!
『くっ――!』
 無数の氷の花弁も熱によりあっという間に溶かされ、空気へと消えていく。
 全ての炎の槍が降り切った後。先ほどまで真っ白だった辺りは地肌が見えるほど雪の姿は消え去っていた。
 巻き込まれた氷雪女王も無事では済まない。体の至る所が焦げ、貫かれた跡が痛見える。だが、彼女はまだ立っていた。
『残念だったわね……!』
 勝利を確信する笑みを氷雪女王が向ければ、対する明も岩の影にて笑顔を返す。
 途端、図ったかのように山の上から轟音が響く。
「雪山で大量の炎の矢を放ったのです。
 どうなるか……お分かりでしょう?」
 言い切った直後。ヒーローと明を避けながら雪の波が辺り一帯を飲み込んでいった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

石森・ユリ(サポート)
「たとえ私がどうなったとしても、必ず道を切り開きます」
味方のために動き、敵を倒すことを目的に動きます。
敵を倒すためならば、また味方を守るためならば、犠牲は厭いません。
そのため肉を切らせて骨を断つ戦法を好みます。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせで、よろしくおねがいします。


雪代・桜花(サポート)
 桜の精の仙人×パーラーメイド、17歳の女です。
 普段の口調は女性的(私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
サクラミラージュの山奥で生じた桜の精で、普段は『帝都桜學府』に通いながら色んなアルバイトをしている猟兵です。

UCによる技能強化で他参加者の文字通りのサポート役(戦闘支援の他、一般人相手の情報収集や敵地の偵察、給仕など)が理想です。
UCの『オールワークス!』で状況や目的に応じた手持ちの防具に着替え、その初期技能を上昇させ【情報収集】や【破魔】などでサポートします。あるいは軽機関銃と素の【援護射撃】や【制圧射撃】で戦闘をサポート。
その他、桜の精として影朧の転生やUCによる回復も可能。




『ここまでの様じゃな。このまま眠るが良い』
『くそっ……!』
 ヒーローズアースの雪山にて一人のヒーローの命の灯が消えようとしてた。
「やらせはしませんよ!」
 その時だ。快活な少女の声が響いたのは。
 黒いポニーテールを靡かせて石森・ユリ(強化人間のスーパーヒーロー・f27532)がヒーローと氷雪の女王の間に割って入る。
「桜花さんすみませんがそちらの方をお願いします!」
「かしこまりました。もう大丈夫ですよ」
 白き白衣に身を包む少女、雪代・桜花(桜仙・f23148)はユリの言葉へ頷くとヒーローへと近づくと治療を始める。
『そこの死にかけを助けるか、後悔させてやろうぞ!』
 氷雪女王が氷の杖を掲げた。途端、女性の体はめきめきと音を立て――やがて大きな白熊の姿へと変貌する!
 ユリの数倍もあるその巨躯にユリも一瞬だけたじろいでしまう。どう撤退するか……ふと後ろを見やると先ほど救ったヒーローとそれを治癒する桜花の姿が目に入り決意を固め直す。
 自身のヒーローとしての活動を、信念を決して曲げてはならないと。
「――いきます、偽神兵器よ私に力を!」
 誓いの言葉と共にガントレット状の武器を変形させると巨大なシロクマと相対したのだった。

『――っ』
「動かないでください」
 背後でぶつかり合う音を聞きながら桜花は目の前のヒーローの傷の治療に専念していた。
 幸い傷は浅く簡単な応急処置だけで大丈夫そうだ。そう安心していたがヒーローは焦った様子で。
「何を焦ってらっしゃるのです?ユリ様でしたらば治療が終わり次第私も応援に…」
『違うっ、この辺りは山の上じゃなく雪庇(せっぴ)の上……下手に暴れると雪庇毎落ちてしまうんだ……!』
「まぁそれは……ではそちらも使わせていただきましょう」
 応急処置を終えた桜花は『オールワークス!』を持ってこの戦場に適した服装――今回は雪原用の戦闘服と瞬時に身に纏い情報収集のためのゴーグルを装着する。
(「――あちらですね」)
 ゴーグル越しに見据えた先、氷雪女王から少し離れた雪原に目星を付けると機関銃の銃口をそちらへと向け、発砲する。
「――ユリ様!」
 その機関銃掃射と言葉が何なのか、ピンときたユリは偽神兵器を振るい氷雪女王の体を吹き飛ばした。
『ぐっ』
 痛みに堪える氷雪女王にユリが追撃の一撃を見舞うも体を捻って回避され、その渾身の一撃は床を叩きつけるだけに終わった。
 が、ユリの表情は勝利を確信した表情で。
『何がおかしい……』
「ええ、雪庇ってご存じですか? この辺りは地面は無いそうですよ」
 その言葉を紡いだ瞬間、拳を境界にして地面が、否氷雪がぱっくりと割れた。
『――あっ』
 次の言葉を紡ぐ事もないまま氷雪の女王はあっという間に谷底へと落ちていったのだった。
 

 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『ダークメナス』

POW   :    我、失われし汝等の盟主なり
全身を【盟主の威光 】で覆い、自身の【同志達が奪ってきた神or不死の怪物の力】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD   :    我は盟主として、同志達の無念を晴らそうぞ
自身に【神々の時代の頃より得てきた同志達の無念 】をまとい、高速移動と【六枚羽根より滅びを齎す衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    我が同志達の怨念、晴らさずにいられようか
自身が【同志達が殺された事への憎悪 】を感じると、レベル×1体の【神々の時代より存在する古代遺産】が召喚される。神々の時代より存在する古代遺産は同志達が殺された事への憎悪 を与えた対象を追跡し、攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠エリス・シルフィードです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


※トミーウォーカーからのお知らせ
 ここからはトミーウォーカーの「猫目みなも」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
 妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「所詮は人の子か」
 雪山に現れるなり、配下達のしくじりを哀れむようにかつての邪神は独りごちた。その周囲では空気中の水分が見る間に凍り付き、微細な氷の結晶となって、彼女を照らし出すように美しく煌いている。
「ダークメナス……」
 ヒーローのひとりを守るように片腕を広げ、一歩前へ進み出ながらその名をスピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)が呟けば、ダークメナスはゆるりとそちらに顔を向け、赤い唇に笑みを浮かべた。
「いかにも」
「っ……戦いは、好きじゃないですけど、でも」
 もういない神様の力を得る為に、若いヒーロー達を好き勝手に手に掛けるだなんて、そんな暴挙は許せない。小さな手の中に大弓をしっかりと握り締め、スピネルはまっすぐに敵を見据えて。
「あなたのことは、止めてみせます……!」
「小癪な」
 小娘ひとり、何するものぞ――そう言わんばかりにダークメナスの周囲に渦を巻くのは、黒き怨念の渦だけではない。滅びし神の力による吹雪もまた、彼女に従い渦を成し、今にもスピネルを飲み込もうと荒れ狂う、けれど。
「……!?」
 僅か一瞬ダークメナスが息を呑み、視界から消えた少女を探して仮面越しの視線を彷徨わせる。けれどその一瞬で充分だった。先程スピネルが庇ったヒーローが立ち上がるなり、その身から溢れた光が邪神の吹雪とぶつかり合い、見る間にその勢いを殺していく。
 そして。
「さて、ここですね」
「……!」
 声の方をダークメナスが振り向いたときには、既にその矢は放たれていた。認識阻害の魔術を併用して死角から放たれた一矢は、怨念に震える邪神の羽根の一枚をあやまたず射抜き、その動きを鈍らせる。
 突き刺さった矢を無造作に掴み折る女神の口元から、笑みが消える。それでもスピネルは臆すことなく、次の矢を弓へと番えてみせた。

成功 🔵​🔵​🔴​

バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
得意な技能:【一斉発射・焼却・武器受け・残像・カウンター・受け流し】

各種武装の中から敵に有効なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!

アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!

どのユーベルコードを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!



「成程、アナタ方がいればあちらの『滅びし神の力』トヤラを利用した攻撃は恐るるに足ラズ! 心強いデース!」
 なればこそ、自分には自分のできることを全力で。ウィンクひとつで同い年ほどの少年ヒーローにそう約束して、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は勢いよく飛び出していく。
「我、失われし汝等の盟主なり」
 空間すらも凍らせる冷気を封じられてなお、ダークメナスは滅びし神への呼びかけをやめはしなかった。そしてその言葉を真とするかのように、もはや光そのものとなって溢れ出した威光のオーラが彼女の肉体を覆い、一瞬で女神は切りつけるような凍空へと舞い上がる。
「ワーオ何デスカそのスピード! ……とは言いマスガ」
 額に手を翳し、目をまん丸く見開いて、そんな風にバルタンが驚嘆してみせたのも束の間のこと。一瞬その目が鷹のように煌いたかと思えば、彼女はニカリと笑って厚い雪を蹴って。
「ワタシも空中戦には一家言あるってコト、お見せしちゃいマース! という訳で……骸式兵装展開、剣の番!」
 背後で、少年がひとつ息を呑むのが聞こえた。その微かな音を呑み込みながら、バルタンの肉体に接続されたあらゆる機械パーツが無骨な音を立てて変形していく。
 それは、遠い海の侵略者を思わせる高速白兵戦に特化した武装形態。そしてその技も、また。凍り付いた木々の幹や枝、無用の長物と化した為に一時パージした射撃武器、或いは敵の放つ攻撃の余波。あらゆるものを『足場』にして鋭く跳躍を繰り返しながら、バルタンは冷静に冷静に敵の飛行軌道を観察し――そして。
「そこデース!」
 待ち構えるようにして振り抜かれたサムライソードの一閃が、女神の一翼を確かに斬り飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

シン・クレスケンス(サポート)
「大抵のことはこなせますので、何でもお申し付けください」
◆人物像
・落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
・窮地でも動じず冷静に戦況を判断し切り抜ける。
◆猟兵になる以前の経歴から調査、情報操作、諜報が得意。
◆戦闘
【破魔】の魔力を込めた銀の銃弾等の詠唱銃による攻撃や、魔術による攻撃を得意としている。
◆UDC『ツキ』
シンに取り憑いているUDC。闇色の狼の姿をしている。
こちらも追跡が得意(魔力を嗅ぎ分けている)で、戦闘は牙や爪で攻撃。
◆口調
・シン
僕/相手はさん付け(使役は呼び捨て)
~です、~ます、~ですか?等丁寧で穏やかな話し方。
・ツキ
俺/お前、呼び捨て。
~だぜ、~だろ、~じゃないか?等男性的な話し方。



 六枚羽のうち一枚を落とされ、女神は体勢を立て直すようにして地上へ舞い降りた。その喉元目掛けて、不意に夜の如き闇色の塊が飛び掛かる。飛び退ると同時に腕の一閃で『それ』を払いのけた女神に、雪の上を二、三度転がって立ち上がった闇色は短く唸った。
『チ、イカレても神様ってか。俺の牙を凌ぐとはな』
「狼……いや、狼の形はしているが、違うか」
『ならどうする、女神サマよ?』
「汝は強い。しかし、スナークの創造に汝は不要」
『つまりぶっ殺すってことかよ! おいそこの……名前は分からんが嬢ちゃん、援護しな!』
「は、はいぃ!」
 若きヒーローに氷雪の相殺を任せ、再び黒き獣は果敢にダークメナスへと飛び掛かっていく。時に足元や羽の付け根を狙い、時に顔目掛けて爪を振るう彼の動きを、深く積もった雪に紛れながら静かに見つめている影が、もうひとつ。
(「……いいですよ、ツキ、もう少し」)
 己に取り憑くUDCが『狩り』を繰り広げる様を見守りながら、シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)は白銀の拳銃を握り直す。女神に気取られぬように照準を合わせたその銃口に、微かに唸るような音と共に蒼白い魔法陣が『燈った』。
 瞬間、ツキとシンの視線が確かにぴたりと合った。声にせずともそれだけで十分。頷くと同時に引き金を引けば、撃ち出された銀の銃弾はたちまち魔法陣を潜って更に加速し、女神目掛けて疾駆する!
「……!」
 咄嗟にダークメナスも翼から衝撃波を放ち、放たれた弾丸を辛うじて己の急所からは逸らしてみせた。だが彼女の肩口を掠めたその弾痕は、瞬きほどの間をおいて激しく女神の肌を、肉を焼き焦がす!
「な……、」
「流石に『強大な邪神』であったと自ら名乗るだけのことはありますね。……よほどの魔力を、その身の裡に流しているようで」
 破魔弾のちょっとしたアレンジですよ、と眼鏡越しの笑みと共に種を明かしてみせれば、女神の長い髪がいよいよざわりと波打った。

成功 🔵​🔵​🔴​

北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理う解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。



「同志達の盟主だった、と言っていたな」
「いかにも」
 北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)の問いに、ダークメナスは淡々と頷く。己は己と志を同じくする者達の『盟主』であった、と。
「アンタが戦うのは、その……『同志達』の為なのか」
「同志達の為であり、我の為でもある。そうして人も神も、全ては闇へと還るのだ」
「……成程」
 志を同じくする誰かの為の戦い。そう聞けば、一面では尊い行いにも思えるだろう。だが現実として、彼女は世界に闇をもたらす邪神であり、掲げた目的も『神々の力によるスナーク創造』だ。――それは、この世界に密やかに牙を剥く行為に他ならない。
「生憎だけど、アンタにスナークを造らせてやる訳にはいかないんだ」
 詫びることはせず、己の正義をそれ以上語ることもせず、優希斗は腰の二刀を抜き放つ。きっと目の前の女神は、そのどちらをも喜ばないだろうから。ならば己にできることは、彼女を止めてヒーローズアースを、そしてすぐそこにいるヒーロー達を守ることだけだ。
「……」
 女神は答えない。ただかつての同胞達にも示してきたのであろう威光を纏い、欠けた羽で空へと舞い上がり、蜂のように飛び回り、猟兵を滅さんとその機を窺っている。
 執拗に空中からの高速飛翔突撃を繰り出し、また空へ飛んでは次の一撃を放たんとするダークメナスの攻撃を或いは雪に転がって回避し、或いは自身の残像を囮にいなしながら、優希斗はじっと女神が空に舞う様を見つめていた。そして何度目かの急降下に合わせるように、彼は手にした刃の両方をゆっくりと下ろして。
 真白い雪の上に、鮮血が滴る。敢えて己が身でダークメナスの飛翔突撃を受けるのと引き換えに、優希斗の刃は深々と女神の肉体を抉っていた。白銀に輝く刃を引き抜きながら、彼は掌に伝わるその感触で改めて確信する。
 神を名乗る敵であろうとも、猟兵の手であれば止められる。止めねばならない。

成功 🔵​🔵​🔴​

河崎・統治(サポート)
絡み、アドリブ歓迎

戦闘前にイグニッションカードから装備を展開し装着。
味方と連携しつつ周囲を警戒、索敵して進む。暗所では暗視ゴーグルを使用する。
敵と遭遇したらアサルトウェポン、21式複合兵装ユニット2型で攻撃しつつ接近し、白兵戦の間合いまで接近した所で武器を水月に持ち替えて攻撃する。
使用UCは状況に合わせて変更。


ジン・マキハラ(サポート)
サイボーグのゴッドハンド×ブレイズキャリバー

胸に永久機関を持つ

口調は「俺、呼び捨て、だ、だな」

標的に事情があるなら同情する事もあるが手加減はしない(できる限り殺さない様にする)ただの悪人とオブリビオンには一切容赦しない

戦闘スタイルは前衛型
一撃重視か広範囲の殲滅に長けている
武器は両手剣クロックヘイズとアサルトライフルのレイジングストームと蒼炎覇気を纏った格闘術

探索時には自身の視覚同調型演算機器による解析やハッキングツールによる情報収集を行う他使える物は全て使う

ユーベルコードは指定した物を使用する

公序良俗に反する行動はせず猟兵達との連携を重視する

アドリブOK
複数リプレイOK



「かつて世界を脅かさんとした邪神にして、今は神々の残滓からスナーク創造を狙うオブリビオン、か。大した敵だな」
「ああ、油断ならない。そして同情も必要ない」
「違いないな」
 短く頷き合って、河崎・統治(帰って来た能力者・f03854)はジン・マキハラ(ブレイズ・オブ・マキナ・f36251)の背を軽く叩く。
「援護は俺に任せろ。お前はさっさと得意の間合いに持ち込みな」
「助かる。では」
 蒼黒い刀身の剣を両手で構え、駆け出すジンを押し留めんとして、ダークメナスは滅びし神の冷気を降り注がせる。けれど分厚い壁のようなそれにはたちまち光のひびが走り、人ひとり分の見えない隙間をこじ開けて。
「このくらいの援護なら、俺にも!」
「充分だ……!」
 演算危機を体内に組み込んだサイボーグであるジンにとって、冷気の壁の割れ目を見出すことなど容易なものだ。転がるように女神の妨害を潜り抜けながら、彼は胸部の機構を走らせる。
「終焉の炎獄よ、憐れな魂に嘆きの哀歌を」
 祈るような言葉とは裏腹に、湧き上がる百を超える蒼炎の群れはどこまでも無慈悲に獰猛にダークメナスへと殺到していく。それを追うように駆け抜けて行く青年の背を守るように銃器を構えたまま、統治は小さく呟きを零した。
「やるものだ。……俺も、後れを取ってはおれんな」
 元は銀誓館の能力者として戦ってきた身だ、今更神様レベルの敵に臆する統治でもない。空へ飛び立つ女神を射抜くように見据えて、彼は若かりし日と同じように己の炎をオーラの形に紡ぎ出す。
「遠慮はいらん。受け取れよ!」
 巨鳥が、まるで獲物を狩り立てるように空を翔けていく。不死鳥を象るオーラの炎は、統治の背負った大型回転動力炉によって更に勢いを増しながら燃え盛り、ダークメナスの全身を包み込んで雪上へ落とす。
 ――否。彼女が雪に抱かれることはなかった。落下地点には、既にクロックヘイズを手にしたジンが待ち構えていた。機械の肉体から溢れ出す蒼炎を刀身に纏わせ、静かな呼吸を繰り返しながら、待ち侘びたように彼は長い刃を振り上げる。
 そうして戦場を舞う紅と蒼との炎が全て消えた時、既に邪神の姿はそこになく、ただ焼け焦げた一枚の羽根だけが雪の上に残っていた。その一枚もまた、雪を含んだ風が撫でれば灰のように崩れ去り――ここに、猟兵は古き女神を退けることに成功したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年04月13日


挿絵イラスト