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猛る獅子の甘い毒?

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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「えーっと、この中で『テュポーン・コーウェン』という名前の男性を知っている人はいるかな?」
 開口一番、グリモア猟兵のガルムゼノン・フェンリル(砕月の咆哮・f01970)は言った。
「彼はキマイラフューチャーの世界で有名人だから、知らない人はいないかもね?…悪い意味でだけど。というわけで、君たちにはキマイラフューチャーの世界に向かってもらいたい。 なんでも、働き蜂のコスプレした…前に予知したことがある連中がまた何か企んでるらしくてね。で、その企みとテュポーンの考えが合致したらしくて…なにかよからぬ事が起きる前に、みんなには奴らが考えているような最悪な事態を阻止するべく動いて欲しいんだ」
 以前予知した事のある働き蜂戦闘員の連中が、またよからぬ事を考えついたらしい。働き蜂軍団の考えはイマイチよくわからないが、好色家であるテュポーンと組ませたらとんでもないことが起きることは想像に難くない。なんせ種族オスメス問わず性的に美味しく頂いてからポイッと捨てるような輩である。控えめに言って、下衆でドスケベ……らしい。
 蜂の毒で弱らせてから、蛇の媚薬で快楽に染め上げ、美味しくいただこう……という魂胆なのだろう。多分。
「んーと……あまりこういうのは伝えたくなかったんだけど、彼……今回の事件の親玉、テュポーンの行う攻撃には注意して欲しい。″WIZ攻撃″からの″POW攻撃″をまともに受けてしまっては再起不能になりかねない。いろんな意味で……」
 赤らめながら顔を隠しているガルムゼノン。過去に食らったことがあるのだろうか?仮にそうでなくても、非常に厄介で難敵であるのは確かである。
「まぁ仮に、媚薬でドロドロにされたとしても、お風呂に入ってスッキリすればいいと思うよ?」
 そういって、ガルムゼノンは猟兵たちへ温泉の無料クーポンを渡していく。仲間たちのケアにも十分配慮するのがグリモア猟兵の勤めというものだ。
「お風呂……私も行けるといいなぁ」
 小さく、狼はボソリとつぶやくのだった。


不知火有希哉
 おはこんばんにちわーうるふ!
 なんだかんだで7作目の不知火有希哉です!
 今回はえっちな姿の宿敵さんに釣られてシナリオ書いちゃいましたてへっ☆
 えっちな描写はお色気路線手前程度に留めます。あくまで全年齢対象ですからね!!(ここ重要)
 ……というわけで、今回もよろしくお願いしまっす!
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第1章 集団戦 『働き蜂戦闘員』

POW   :    御槍奉公
【槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    飛行モード
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
WIZ   :    数で圧す
自身が戦闘で瀕死になると【さらなる増援】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ブリッツ・エレクトロダンス
(テュポーン・コーウェンの名前を聞いた瞬間にキレる)
またかよ!これで4度目だぞ!?
一体見たら100体いると思えってかァ!?

疲れる…帰っていいか?ま、ダメだよな。
分かったよ、じゃあこいつら片っ端から掃除してやる。

起点、飛行中の怪人。
ベクトル、下方。
出力、めいっぱい。
コスプレの癖に飛べるとは大したものだ。
だが、風の『埒外』持ちの前で飛ぶのは悪手だぞ!墜落しろ、疾風(シュトルム)ッ!

別にお前らハチどもに恨みはねえんだ。テュポーン・コーウェンと組んでしまったのが運の尽きだ。


秋月・充嘉
テュポーン・コーウェンはどこだ!?(本音モード)
あ、いけない、仕事仕事。お前らははちみつだけ残してさっさと死ねぇ!

ユーベルコード【影龍の顎】で蜂を一体一体がぶりといこう。飛行モードでジャンプされたら、『野生の勘』も使って着地点に待ち構える。
あ、ところでお前らってオス?オスならテュポーンのいいところとか知ってるよな、ん?知らない?あ、そう。じゃあ影に飲み込まれて死ね!
知ってたら洗いざらい話してもらおうか?話しを聞き終えたら、シャドウウェポン・投を『暗殺』使用で可能なかぎり優しく殺そう。




「またかよ!これで4度目だぞ!?一体見たら100体いると思えってかァ!?」
 テュポーン・コーウェンの名前を聞いた瞬間にキレた黒豹の男性はブリッツ・エレクトロダンス(DJ.Blitz・f01017)。どうやら彼にとってテュポーンという男は相当”アレ”な人物だったようだ。(アレとは”言葉を選んだ結果”である)
「テュポーン・コーウェンはどこだ!?…あ、いけない、仕事仕事。お前らははちみつだけ残してさっさと去ね!」
 黒豹の男性、ブリッツと共に殺気を撒きながら親玉のチュポーンを探す狼、龍、獅子の特徴を持ったキマイラの男性は秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)。
 彼らはほぼ私念というカタチで親玉討伐に動いていたのだった。


「疲れる…帰っていいか?ま、ダメだよな。分かったよ、じゃあこいつら片っ端から掃除してやる」
 半ばあきらめムードになりつつも、ブリッツは戦闘態勢を整える。働き蜂の格好をした戦闘員は空を飛び、攻撃対象をブリッツに絞ると彼に攻撃を開始する。
「起点、飛行中の怪人。ベクトル、下方。出力、めいっぱい…!」
 コスプレの癖に飛べるとは大したものだ。しかし奴らには誤算があった。それはブリッツも風を操る『埒外』持ちであったことだ。
「風の『埒外』持ちの前で飛ぶのは悪手だぞ!墜落しろ、疾風(シュトルム)ッ!」
 ユーベルコード『疾風(シュトルム)』。それは風の『埒外』の精密操作により、一定範囲までで視認している対象を突風で攻撃する代物だ。戦闘員たちは、容赦なく地面に叩き落とした。
「別にお前らハチどもに恨みはねぇが、テュポーン・コーウェンと組んでしまったのが運の尽きだッ!」
 空に舞っていたはずの働き蜂軍団を黒い霧に還し、黒豹はそう吐き捨てた。


 ユーベルコード『影龍の顎』。充嘉自身の身体部位ひとつを実体化した影の龍の頭部へ変形させると、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪いながら蜂を一体一体かぶりついて撃破していく。更に飛んでいる蜂の着地点を野生の勘を使い着地点に待ち構える。
「あ、お前ってオス?オスならテュポーンのいいところとか知ってるよな。知ってたら洗いざらい話してもらおうか?」
 降り立った1体を捕縛し、首元にはシャドウウェポンをあてがって。戦闘員の男は、怯えながらも口を開く。
「てゅ…テュポーン様の蛇の甘い毒は媚薬が含まれててッ……」
「知ってる。俺が聞きたいのはそういうことじゃない」
 溜息を吐きながら、『シャドウウェポン・投』で容赦なく引導を渡すと、蜂は黒い霧となっていく。
 しかし、諦めずに攻撃を仕掛けてくる勇猛果敢なやつもいるもので。
「「てめぇら雑魚には用はねぇ!すっこんでろ!!!」」
 息の合った一撃で、働き蜂軍団をはっ倒していくキマイラの2人であった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ウェルシェ・セイボリー
ルーク(f06946)と共に戦闘。

【心情】
旅の費用も稼げて温泉にも入れると聞いて依頼を受けましたが、またあのオブリビオンが黒幕ですか。
……配下と戦っている間に相対する時に起こり得ることを覚悟しておきましょうか。

【戦闘】
沢山いますが焦らず片づけていきましょう。
空中を跳んでいる敵目掛けて咎力封じを使用。
素早く『2回攻撃』を交えながらどんどん対象を拘束していきましょう。

敵の動きを封じ次第、ルークに攻撃してもらいましょう。
跳ばれると厄介ですからね。ルーク後はお願いします。

※基本はルークの攻撃をサポートするように立ち回ろうと思います。

【その他】
キャライメージ壊れないならアドリブOKです。


ルーク・アルカード
ウェルシェ(f06945)と参加。

【心情】
温泉っておっきなお風呂だよね?
あったかいお水は好きだけど、体ゴシゴシ洗われるの嫌だからお風呂やだな。

蜂って刺されたら痛いって聞くよね。
刺されるのも痛いのも嫌だなぁ。
飛ばれるのも厄介だし、あれを使おうかな。

【戦闘】
血を刀に滴らせて『生命力吸収』させる。
その後に、『ダッシュ』で一気に距離を詰めて、ユーベルコードを発動。
数が多いのは厄介だけど、波状攻撃すれば関係ないよね?

【補足】
あまり喋らないですが色々と思ってたりはします。




(旅の費用も稼げて温泉にも入れると聞いて依頼を受けましたが、またあのオブリビオンが黒幕ですか。……配下と戦っている間に相対する時に起こり得ることを覚悟しておきましょうか…)
 白狼の青年、ウェルシェ・セイボリー(人狼の聖者・f06945)静かに一考していた。
(温泉っておっきなお風呂だよね?あったかいお水は好きだけど、体ゴシゴシ洗われるの嫌だからお風呂やだなぁ…)
 ルーク・アルカード(人狼の咎人殺し・f06946)は、お気に入りの紅の長いマフラーに顔を埋めながら。
 2人は顔を合わせてから頷くと、働き蜂軍団を排除しにかかる。


(蜂って刺されたら痛いって聞くよね。刺されるのも痛いのも嫌だな。刺される前に倒しちゃえばいい話だよね?飛ばれるのも厄介だし、あれを使おうかな?)
 白狼の少年、ルークは指に少し傷を付け『血晶刀・金盞華』へ血を1滴濡らすと、
刀身を形作る妖刀を鞘から抜き、構えた。
(数を減らせば、喜んでくれるよね)
 ダッシュで間合いを詰め、2回攻撃で斬りつける。一度目は翅を、二撃目で腕を。
「がぁぁぁぁッ!?」
 血飛沫が舞い、1人から悲鳴が響く。研ぎ澄まされた一閃による無慈悲な一撃で容赦なく頭を刎ねると、男は周辺を赤く汚しながら黒い霧となり消滅した。
「…まずは、ひとつ」
 血に濡れ、妖しく輝く得物を携えると少年は更に群れた蜂共の殲滅にかかる。

───沢山いるが焦らず片づけていけねばなるまい。
 静かに解を導き出したウェルシェは空中を跳んでいる敵目掛けてユーベルコード『咎力封じ』を放った。手枷猿轡拘束ロープを蜂軍団へ放ち、攻撃力を減らす。全て命中させ拘束させるとユーベルコードをも封じ無力化に成功する。
 素早く2回攻撃を交えつつどんどん対象を黙らせていく白狼。敵の動きを封じ次第、後はルークに攻撃してもらう。
「…跳ばれると厄介ですからね。ルーク、後はお願いします」
「わかった、任せて」
 必要以上の会話は不要。ルークはユーベルコード『告死・飛刃血晶(モータル・ファランクス)』を発動させる。85本の血晶でできた斬撃属性の刃を放つと、拘束した蜂共を骸の海へと還してやるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

フィスト・フィズム
うわぁ…女…だけじゃなく男の敵でもある感じなのね。
ひとまずロクな事じゃないのは確かだから、さっさと潰してしまうのが良さそう。

【行動:WIZ】
UC『金焔の破壊者』でファルガー(UCの狼)を召喚。
ファルガーとの連携でドラゴニアン・チェインによる【範囲攻撃】+【なぎ払い】で呼び出された増援にも対処できるようにするわ。
飛行モード?【スナイパー】+【見切り】でお相手してあげる!

コスプレでしかも青少年のなんかに良くないハチ野郎どももテュポーンという男も纏めてなぎ倒してくれるわ!
やっちゃえファルガー!


竜洞・梓
むー、大悪党ですね? で、でも、このオブリビオン、だいぶはれんち……
え?師匠、魔法少女の倒すべき敵、ですか? わかりました、わたしがんばります!(騙される

WIZ
蜂さんを風で吹き飛ばします!
統率が乱れたらまじかるパンチ! どらくるきっく!
親玉を出しなさい!


ブライトネス・フライハイト
テュポーン・コーウェン?
ふむぅ、我輩は知らないですなぁ。
(説明を受け)
……まぁ、テュポーンの事は置いといて、温泉を楽しみにするかにゃぁ。

我輩のフォークやナイフではちょっとあの槍に対して射程が短いにゃ。
ここは遠距離で対応するのにゃ。

【SPD使用】
UCで今回はストロベリードラゴンを召還にゃ!
赤い果汁のブレス…は、ちょっとした惨劇にゃから種ブレスを吐いてもらいにゃがら、我輩も飛んでる蜂に銃で援護するのにゃ。

しかし蜂、かにゃぁ……せめて蜂の子であったなら調理できたのにゃ。




「うわぁ…女…だけじゃなく男の敵でもある感じなのね。ひとまずロクな事じゃないのは確かだから、さっさと潰してしまうのが良さそう?」
 ガルムゼノンの話を聞き、一考するのは白竜の女性、フィスト・フィズム(白銀の竜女・f00177)。
「むー、大悪党ですね? で、でも、このオブリビオン、だいぶはれんち……え?師匠、魔法少女の倒すべき敵、ですか? わかりました、わたしがんばります!」
 なにか騙されてそうだが戦う意志を固める竜派の少女は竜洞・梓(まじかる☆どらくる・f11833)。
「ふむぅ、我輩は知らないですなぁ。……まぁ、親玉さんの事は置いといて、温泉を楽しみにするかにゃぁ」
 そして温泉に密かな楽しみを見出していたのは料理人の猫妖精、ブライトネス・フライハイト(ケットシーのフードファイター・f04096)。


「コスプレでしかも青少年のなんかに良くないハチ野郎どももテュポーンという男も纏めてなぎ倒してくれるわ!やっちゃえファルガー!」
 フィストはユーベルコード『金焔の破壊者(サモン・オブ・ファルガー)』を発動させると、巨大な金色の毛並みをした狼を召喚する。
 テュポーンの姿はまだ見えないが、ひとまずこの配下のオブリビオン共を排除すればおびき寄せる事はできるだろう。
 徒に数が増えていくものの、今の彼女たちにとっては全く驚異ではない。すべて排除してしまえば良いことだ。
ファルガーとの連携でドラゴニアン・チェインによる範囲攻撃となぎ払いを絡めた攻撃で呼び出された増援にも対処していく。
「精霊よ、私に力を貸して!『エレメンタル・ファンタジア』っ!!」
 更に梓も戦闘に加わる。ユーベルコード『エレメンタル・ファンタジア』で暴風を起こし飛んでくる蜂たちをまとめて吹き飛ばしていく。
 属性と自然現象を合成した現象。本来制御が難しく暴走しやすい代物だが、強い意志を以って戦闘に臨んだ彼女はきちんと制御してみせた。
「残念だけど、あなたたちの攻撃に当たるつもりはないから!!」
 飛行モードの蜂軍団は自身のスナイパーで翅を目標に攻撃を命中させ、蜂から飛んでくる槍は見切りで回避していく。不意打ちで放たれる攻撃は『黒死の鱗盾』盾受けして防ぐ。
「おっと!だめよ、横入りはっ」
 回転斬りの形で薙ぎ払うと、ファルガーも追撃に参加してくれる。鋭い爪で引き裂かれ、黒い霧に還っていく。
「今日の私は…一味違いますよっ!!」
 統率を崩すと、追撃としてまじかるパンチ! どらくるきっく!と物理攻撃で連中を霧散させて。
「さぁ!はやく親玉を出しなさい!私が成敗してあげますっ!」
 挑発しながら手負いの連中にトドメはしっかり刺す梢。
──さて、どうしたものか。
 飛行モードで迫ってくる蜂軍団に対し、手段を考えているブライトネス。 自分が装備しているフォークやナイフではちょっとあの槍に対して射程が短い。
ここは遠距離で対応に切り替えなくては。ここで使うのはユーベルコード『果実竜同調調理法(フルーティライドオン)』である。
「鮮やかで美味しそうなドラゴン達にゃ!我輩の声に応え、助けて欲しいにゃぁ!」
 ブライトネスは召喚の詠唱と共に全長86センチの『ストロベリードラゴン』を召喚し騎乗した。その紅のドラゴンは互いの戦闘力を強化、生命力を共有する。
 種マシンガンの様にブレスを吐かせ攻撃してもらい、自身も飛んでる蜂に銃で援護するのにゃ。赤い果汁のブレス…は、ちょっとした惨劇になりかねない(主に外見的な意味で)。
しかし、別に動いている人狼の少年が蜂を次々に血祭りに上げているところを視界に入れながらもここは敢えて視ないフリを。
「蜂、かにゃぁ……せめて蜂の子であったなら調理できたのにゃー……」
 小さくつぶやきながら、猫は溜息をつくのだった。

──こうして、働き蜂軍団の討伐を済ませた猟兵たち。
 残るは、親玉テュポーンの討伐だけだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『テュポーン・コーウェン』

POW   :    刹那の恋奴隷
【ディープキス】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    荒獅子の舞
【両手にサーベルを構え華麗な剣舞】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    禁断の果実
【尾の蛇の体液】から【特製の超強力な媚薬】を放ち、【自身の性的魅力】により対象の動きを一時的に封じる。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はシトリー・コーウェンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 薄暗い部屋に響くは、働き蜂軍団により囚われた人質の嬌声だった。
白く濁った体液を零しながら、切なげに声を漏らす男性や、度重なる情交の果てに気を失った女性など、少なくても被害者は結構出てしまったようだ。
「……なんだァ?せっかくヒトが楽しんでっつーのによォ」
 来るはずのない訪問者耳をぴくりとはねさせると、全裸の獅子は行為を中断すると丁寧に下着を履き、近づいてくる足音の主の為に後片付けを。カーテンで覆って見えなくしただけではあるが。噎せ返るほど強い精の臭いが充満している部屋の扉を乱暴に開かれる。予知通り、ほぼ裸同然の獅子はそこにいた。
「貴様か、テュポーン・コーウェン!貴様の首、ここで貰い受けるぞ!!」
 私念を抱えるもの、殺意を抱えるもの。いろんな感情が鬩ぎ合う空間に、好色家であるオブリビオンの男と猟兵たちは対峙する。
「ははッ 随分活きが良くて美味しそうな連中じゃねェか!良いぜ、この俺を愉しませてくれるんだろォ!?」
 舌なめずりと共に粘液で濡れたサーベルを構える獅子。こんな不埒な輩は、今ここで討伐してしまおう!
ブライトネス・フライハイト
…おおぅ、これはにゃかにゃかすごい惨劇にゃぁ……。
よくもまぁこれだけの数を男女問わずヤってるのにゃ。
(しかめっ面でハンカチで鼻と口を覆い)

我輩も男である故、其方の欲求うんぬんはわからないでもにゃいが、せめて双方合意の元でやるべきゃ。
まぁ、オブリビオンには無理かにゃ。

【POW使用】
フォークとナイフで戦うのにゃ。
ダッシュで細かく移動しながら、串刺しに2回攻撃になぎ払いとかで攻撃にゃ!
さすがに相手の得意舞台である『そっち』で戦う気はないのにゃぁ。
…ところで、ここの床ってヌメってたりしにゃいのかにゃ?


フィスト・フィズム
あなたが話に聞いたテュポーン?
……(ちょっと値踏みするかのような目線で)大変私好みな身体つきだけど、見境なしなのはさすがにいただけないわね!

【行動:WIZ】
UC『竜神吼ゆる』で氷の霧をテュポーンに向けて発動。
視界を霧で遮っている間に、UC『翼生えた御使い』でスレイパー(御使い)を呼び出し待機させるわ。
…媚薬とか、そういうのは…(赤面
キスはとうにファーストじゃないから良いとして、流石にバージンまではあげないわよっ!
多分キスとか蛇で動き止められてしまうかもしれないけど、そうなったら【吸血】+【生命力吸収】で対抗を試みながらスレイパーに攻撃させるわ。
抵抗できたなら金的をオマケしたげるわ。(色気OK


竜洞・梓
ひどい……。こんなの許されません! ご禁制、ご禁制ですよ!
妖精さんを召喚してサポートしてもらいます。
【全力魔法】と【属性攻撃】【鎧砕き】で殴ります。まじかるぱんち! どらくるきっく!
この恥辱やろう! その男性自身、切り取ってさしあげます!

【恥ずかしさ耐性】で相手のはれんちな攻撃はできるだけ耐え……ます……。はい……。ゆ、誘惑技能って何の話ですか……!

さ、さわらないでください……!
ふぁ……ふぁう……あたま、ぽーっとして……(媚薬命中
あっ、やめっ、そこは……まだ……

いや流石に本気で危険になったらだっきさん(九尾扇型の妖精)がオートでアレを蹴り上げてくれます、よね!?




「…おおぅ、これはにゃかにゃかすごい惨劇にゃぁ……。よくもまぁこれだけの数を男女問わずヤってるのにゃ……」
 しかめっ面しながらハンカチで鼻と口を覆うのはブライトネス・フライハイト。流石にこんな状況だと同じ舞台で戦うのは億劫になるが、自分も猟兵だと覚悟を決める。
「あなたが話に聞いたテュポーン?……大変私好みな身体つきだけど、見境なしなのはさすがにいただけないわね!」
 ちょっと値踏みするかのような目線でテュポーンを眺める白竜の女性はフィスト・フィズムである。
「ひどい……。こんなの許されません! ご禁制、ご禁制ですよぉ!」
 思わず顔を赤らめながら顔を手で覆うのは竜洞・梓。そう思うのは仕方ないだろう。なんせ相手の獅子はほぼ裸同然の格好なのだから。猟兵たちは改めて武器を構えると、被害者の救助をしながら戦闘を開始した。


「我輩も男である故、其方の欲求うんぬんはわからないでもにゃいが、せめて双方合意の元でやるべきゃ。まぁ、オブリビオンには無理かにゃぁ……」
 ブライトネスは諦観しながらも、グルメツールの『白銀のフォーク』『白銀のナイフ』を構え、自身の素早い動きで翻弄するべく一番最初に飛び出した。
「おぅおぅ元気な猫ちゃんよォ、俺はおまえさんだって”喰える”んだぜ?」
 得意げに応対するはテュポーン。手にしたサーベルでブライトネスによるフォークとナイによる剣戟を捌いていく。その上、猫はあっさり捕まってしまう。
「さ、さすがに得意舞台である『ソッチ』で戦う気はないのにゃぁ!?」
 じたじた暴れて獅子の手を引っ掻いたりするものの、大したダメージにはならない。
「……。」
 じーっと猫の顔を見ること数秒、興味をなくしたかのようにぽーいと放り投げられる。宙を舞う間、少しだけ考える。
(こ…ここの床ってヌメってたりしにゃいのか…にゃ?)
 着地した途端ぐるりと視界が回り、みゃ!?と驚きの声の後ごちん!と少々重めの音がする。床に散乱していた潤滑剤に足を滑らせてしまったのか、そのまま目をくるくる回すブライトネス。
「よくも猫さんを!この恥辱野郎! その男性自身、切り取ってさしあげます!」
 梓は全力魔法と属性攻撃、鎧砕きで殴りにいく。勇んで拳の連撃を叩き込んでいくものの、ひょいひょいと攻撃は躱される。
「へっ そんな拳で竿を切られてたまるかってんだ」
「こちらもいくわよ!」
 掛け声と共にユーベルコード『竜神吼ゆる(ドラゴンロード・ロア)』。属性と自然現象を合成した現象を発動するが、制御が難しく暴走しやすいものだ。今回は細かい水滴を凍らせた”白い霧”である。
 『ゴォォオオオンーー!!』
 轟音をたてながら視界を霧で遮っている間に、更にユーベルコード『翼生えた御使い』でスレイパーを呼び出し待機させる。召喚したそれは、翼を生やした狐のような小さい獣の容姿をしていた。
「ん?なんだ、こういう技もあるってことかァ」
 テュポーンはこちらの情報分析をしながら様子を伺ってるようだ。
(蛇の体液から漏れ出るのは媚薬…か、そういうのは……)
 顔を赤らめながらも、キスはとうにファーストじゃないから良いとして、流石にバージンまではやらん!…などと考えならも、忍び足で接近し不意打ちを掛ける。
「仕事はきっちりさせてもらうよ!!」
 ぶおん!と『ダイアソード』を豪快にスイングするも、野生の勘で察知され剣を受け止められてしまう。ぎゃん!と金属がかち合う音に衝撃波が乗ったような重い一撃。
「ヘェ 白竜の嬢ちゃん、中々やるじゃねェか!これは愉しませてもらえそうだ…なッ!!」
「なにをっ!!」
 小気味良く刃がぶつかりながら起こるは両者とも激しい剣戟の響き。
 「がうっ!」
 小さい翼狐は勇ましくテュポーンに噛み付くも、易々と振り払われてしまう。しかし、生命力を吸収する吸血攻撃のお陰でダメージは少しずつ増えている。
「ほォ…俺に傷つけるたァいい度胸してんな?お嬢ちゃんよ」
 するりと背後に回られるのに気付けなかった一瞬の隙を突かれ、腕を蛇に噛まれる。
「ぐっ…!?」
「む、無茶してはダメですよ!」
 一気に距離を取り、体制を整えようとするものの、身体に回る甘い毒に耐えるのに精一杯だ。膝を折り、荒くなってくる呼吸を整える。心配そうに梓は声をかけてくれた。
「ま、そんな簡単にヤられてたまるか。もう少し剣の打ち合いをしてみたかったが…どうやらその体じゃ動くの辛そうだしな?」
 ニィと口角を上げて笑う獅子の男。
「さーて、次の野郎はどこのどいつが俺を愉しませてくれるんだァ?」
 戦闘は、まだ始まったばかりだ……!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ブリッツ・エレクトロダンス
テュポーン・コーウェン…なんでまだいるんだよ!
片っ端から駆除してやる!

さて、媚薬で酷い目に遭ったし、あのねっとり陰湿なディープキスも流石にな…。

と、なると。残るはあの剣舞しかねえか。
近寄りすぎればキスの餌食に、かといって距離を置き過ぎれば媚薬が飛んでくる。
となれば、近寄り過ぎず遠すぎずの距離を保つしかないか。
サーベルの斬撃を紙一重で回避し続け(流石に紙一重すぎてジャケットやジーンズにダメージが入るかもしれねえが)、そして剣舞の終わりに…ぶちかますぜ、高速タックル!

『埒外』解放ッ!(真の姿を解放し、風と雷を纏う)服の焼失なんざ覚悟の上だ!
疾風神雷(しっぷうじんらい)、シュトルムブリッツ!


秋月・充嘉
テュポーン・コーウェンを発見!
ここでお前をたお…(被害者の男性やテュポーンの一点をチラチラ)たお…、(強い精の匂いを嗅ぎ)生前に会って致したかったなぁもう!!(私怨というよりどろどろの欲望であった)

シャドウウェポンをグローブにし、ユーベルコード【己の影は良き相棒】を発動、インファイトで殴り合う。
戦いに手を抜くつもりはないけど、できるなら媚薬もキスも喰らいたい…!
不可能なのはわかってるけど叶うなら捕獲して自分用にしたい…!
そんな煩悩片手に闘う。




「テュポーン・コーウェン…なんでまだいるんだよ!片っ端から駆除してやる!」
 殺意に燃える黒豹はブリッツ・エレクトロダンス。
「テュポーン・コーウェンを発見!ここでお前をたお…たお…、生前に会って致したかったなぁもう!!」
 被害者の男性やテュポーン肉体、下腹部の一点をチラチラ盗み見つつ、私怨というよりどろどろの欲望を抱えるのは秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)。


「さて、媚薬で酷い目に遭ったし、あのねっとり陰湿なディープキスも流石にな…」
 避けるとなるとあの剣舞かしかないだろう。しかし近寄りすぎればキスの餌食に…かといって距離を置き過ぎれば媚薬が飛んでくる。となれば、近寄り過ぎず遠すぎずの距離を保つしかないだろう。
(流石に紙一重すぎてジャケットやジーンズにダメージが入るかもしれねぇ…けど、やるしかねぇ!!)
「はっはァ!いいねェいいねェ!!黒豹の兄ちゃんもやるじゃねェか!今回のお客様は上玉揃いって訳かァ!愉しいなァおい!!」
 こちらの急所を狙った剣戟を躱しつつ拳を撃ち込むブリッツ。顔面や腹部など的確に打ち込むものの、如何せん奴の体力が多すぎる。ダメージが通っている気がしない。
 両手にサーベルを構え行われるのは華麗な剣舞。超高速連続攻撃が可能だが、外すと最後まで止められない。繰り出される斬撃を紙一重で回避し続け、剣舞の終わりに…とびっきりな一撃をぶち込む!!
「『埒外』解放ッ!服の焼失なんざ覚悟の上だ!疾風神雷(しっぷうじんらい)!!シュトルムブリッツ!!!」
 服が破けようがかまうものか。真の姿を開放した、風と雷を纏った高速突撃による素早い一撃だ。摩擦熱で水着以外の衣服が燃え尽きる覚悟で身軽になった今、加速は凄まじいものになる。
 そして、ブリッツの放つタックルが見事に直撃する。テュポーンは大きく吹き飛ぶものの、とどめを刺すにはまだまだダメージが足りないようだ。
「くっそ、どんだけ頑丈なんだよこのケダモノ……!」
「ははッ ははははッ!!いいねェいいねェ愉しいぜェ!…でも、ヤンチャな兄ちゃんにはちとキツめの仕置きがいるよなァ…?」
 テュポーンはむくりと起き上がると、お返しとばかりにブリッツのみぞおちへ重いアッパーカットを打ち込んだ。
「かはッ…!?」
 大きい痛みとじわりと拡がる違和感。更に太ももには蛇の牙が突き立てられていて。
「キツいお仕置きは今じゃねェ。じっくり待ってるんだなァ?」
 控える充嘉に『来いよ』と挑発する獅子。シャドウウェポンをグローブに変形し装備すると、ダッシュで一気に間合いを詰めて殴りに掛かる。
「よっしゃ、いくっすよー!」
「拳で殴りにくるたァいい度胸じゃねェか!気に入ったぜ、狼の兄ちゃんよォ!!」
 両手に持っていたサーベルを放ると、殴り合いに応える様に獅子も拳を振るう。繰り広げられるは肉弾戦。さながらボクシングの試合を観戦しているかのよう。
 一般的には前にでて接近し、アッパーやフックなど近距離で威力が増す攻撃に主眼を置いた、打撃力重視の戦法であるインファイトを充嘉は仕掛ける。
「己の影はフォロー上手ってね!」
 ユーベルコード『己の影は良き相棒(シャドウパートナー・トゥ・ミー)』を発動させ、手数を増やし攻めていく充嘉。発動したユーベルコードは実体化した自分の影が現れて自身から一定範囲を移動できるものだ。
(戦いに手を抜くつもりはないけど、できるなら媚薬もキスも喰らいたい…!)
 煩悩塗れの充嘉の隙を、テュポーンは見逃すわけもなく、足払いをまともに受けて転ぶ…とおもいきや。
「さァてと、狼の兄ちゃんはどーしてやろっかなァ…?」
 太い腕に抱きかかえられると、テュポーンの汗の匂いや鼻に残る香りに思わずドクンと大きく胸が鳴る。まさかホントに抱かれるなんて思っておらず口をパクパクとしていると、そのまま獅子の口で塞がれ、伸びてくる舌に蹂躙される。
 素直に接吻を受ける様子に機嫌を良くしたのか、がぷり、と加減した形で蛇に脇腹を噛みつかれる。
「んー!? う、ぷは…。え、ぁ…うぁ…?!」
 口が離れていくと、へなへなと力が腰から抜けていく。獅子は獲物を見据え舌なめずりしながら、”宣言”を行う。
「そうだな…?そこの”黒豹の兄ちゃんを連れて気持ちイイことでもするか”…?」
「え、ぁ…はいぃ……」
「え、あ!?ちょ、待て!待てってー!?」
 すっかり骨抜きにされてしまった充嘉は、言われた様に黒豹を抱きかかえると先の部屋へ消えていく。
「他の客人を蔑ろにするわけにもいかねェなァ… おいてめェら、遊んでやれ」
 指をぱちんと鳴らすと、スズメバチの様な危険色をした屈強な体格の働き蜂戦闘員が2人。時間が掛かったもののどうにか猟兵たちが力を合わせ2人を骸の海に還すと、そのタイミングでブリッツと充嘉の2人をズルズルと引きずりながら親玉の獅子が出てくる。
「さぁて、次は誰かなァ」
 指をクイクイと動かす仕草で挑発するテュポーンだった。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ルーク・アルカード
ウェルシェ(f06945)と参加。

【心情】
なんだか変な臭い。
前にいた場所で何度か嗅いだことあるかも?

とりあえずマフラーで鼻覆っておこうかな?

【行動】
血を滴らせて妖刀に『生命力吸収』させる。
『殺気』を前方から飛ばし、『ダッシュ』で背後に回り込み、回避を考えない『捨て身の一撃』。
間に合えば『2回攻撃』を行う。
その蛇の尻尾から変な臭いするし、厄介そうだからとりあえず切り落とせばいいよね?
大量の血晶の斬撃を尻尾の根元に集中させる。

【補足】
アドリブ歓迎。
温泉でやりたい事あるので粘液塗れになるの希望。


ウェルシェ・セイボリー
ルーク(f06946)と共に戦闘。

【心情】
出てきましたね黒幕が、……起こりえる事態への覚悟はできました。
奥に居る被害者の救出、並びにこの後の温泉の為にもさっさと終わらせてしまいましょう。

【戦闘】
ルークと連携を取りながら攻撃を仕掛けようと思います。

素早く『2回攻撃』を行い、一撃目で作った傷に『傷口をえぐる』様に二撃目を叩き込みます。

【その他】
葬送斬首の補足
ギロチンに持ち手があるイメージで、持ちながら近接、投げて遠距離たいな使い方をイメージしてます。

※敵の攻撃を受けた描写に関してはネタとして美味しいのでマスタリングの範囲でお任せします。


三千院・操
【WIZ】
あー! 黒ライオン! 名前なんだっけ?
ふふーん。おまえの攻撃はもう見切ってるもんね!
余裕余裕! 今回もサクッと倒しちゃうんだから!
さ! 無様に地面に這いつくばってよ!きひひ!

──などと言っていますが、操はすぐに慢心をしてしまう。
おそらく隙を突かれて攻撃を受けてしまうでしょう。
媚薬などを投与されたらひとたまりもありません。こちらが地面に這いつくばってしまうでしょうね。
快楽に溺れる前に私達が出て、魔眼の視線で相手の動きを封じましょう。

……しかし、ちゃんと交代できればいいのですが。
もしもできなかったらと思うと、この体の貞操が危ぶまれますね。


仙洞寺・高菜
なるほどなるほど、まあまあまあ…
実物を見るとなんというか、凄い方ですねえ…
うふふふ、滾りますわぁ…!

・実戦
捕まらないように飛び回って削っていくのがメイン
ユーベルコードで脱いで更に加速も
捕まったらほぼ終わりだけどそれも楽しみの一つである

「ふふん、別に捕まらなければいい話でしょう?
ほら、捕まえてご覧なさいな…!」
「あはははは!ざーんねんでしたねぇ!」

・なお
チョロい、捕ったら好きにされる。
キス一発で何でも言うこと聞きそうな位にチョロい
「ひゃい…なんでも言うこと聞きまひゅ、か、ら…っ」
ってなるくらいチョロい、そして言うこと聞く


真面目なのもひどい(意訳)のも何でも歓迎




(出てきましたね黒幕が。……さて、起こりえる事態への覚悟はできました。奥に居る被害者の救出、並びにこの後の温泉の為にもさっさと終わらせてしまいましょうか)
(なんだか変な臭い。前にいた場所で何度か嗅いだことあるかも?…とりあえずマフラーで鼻覆っておこうかな)
 静かに決意を固める白狼ウェルシェ・セイボリーと、疎通が出来てるかのように無言で頷ながら、愛用のマフラーに顔を埋める白狼の少年、ルーク・アルカードの狼人コンビ。
「あー! 黒ライオン! 名前なんだっけ? そだ、テュポーンだ!ふっふーん。おまえの攻撃はもう見切ってるもんね!余裕余裕! 今回もサクッと倒しちゃうんだから!さ! 無様に地面に這いつくばってよ!きひひ!」
 眼の前にいる獅子獣人の姿をした彼…テュポーンと以前対峙したことのある三千院・操(ネクロフォーミュラ・f12510)に。
「なるほどなるほど、まあまあまあ…実物を見るとなんというか、凄い方ですねえ…うふふふ、滾りますわぁ…!」
 仙洞寺・高菜(人間のシーフ・f03129)の人間コンビ。
「おまえらで最後か!イイぜ、倒せるもんなら…倒してみやがれッ!」
 彼らは顔を合わせ、頷いてから眼の前にいる騒ぎの元凶である手負いの獅子を仕留めるために動き出す…!


 指に軽いキズを付け、血を滴らせ妖刀を構えるのはルークだ。プレッシャーの様に圧を掛けた殺気を飛ばし、ウェルシェと共にダッシュで一気に間合いを詰める。背後に回り込んで振りかぶり一閃。更に2人で呼吸を合わせて追撃。息ぴったりの2人は、的確に背中を切り裂いていく。
「ぐぅ…ッ!」
「……避けきれる?」
小さくつぶやきながら、ルークはユーベルコード『告死・飛刃血晶(モータル・ファランクス)』を発動。90本の血晶でできた刃を放ったそれは、容赦なくテュポーンの躰に傷を付けていく。
「がァ…!?」
 ルークによる『告死・飛刃血晶』の直撃を受けながらも、まだ立っているテュポーン。
「へへへ…闘いはこうじゃねェとなァ!!」
 少年に対し剣舞が飛ぶが、軽く飛んで距離を取る。すかさずウェルシェによる傷口を狙った攻撃はかろうじて避けるもの、だいぶ息が上がっているようだった。
「避けますね…ならばコレはどうですか!?”罪には相応の罰を……その首差し出せ!”」
 ユーベルコード『葬送斬首(エグゼキューション)』。聖光で生成したギロチンの刃が命中した対象を切断するというものだが、簡単に当たる様な獅子ではない。血を垂らしながらも回避する獅子に敵ながら称賛するウェルシェ。
「このまま攻撃食らうのも癪だし、ラジエル、よろしくー」
 操は、テュポーンから攻撃を受ける前に人格を自身が宿す魔導書型UDC『セファー・ラグエル』に切り替えた。
(媚薬などを投与されたらひとたまりもありません。こちらが地面に這いつくばってしまうでしょう…ならば快楽に溺れる前に私達が出るしかないでしょうね)
『宣告する』
 短い詠唱を上げラジエルが放つのは『勅令双眸(ザラキエル)』。それは両目から魔眼の視線を放ち、根源的な恐怖により対象の動きを一時的に封じる…というものだ。
「こんの…!躰が動かねェ…!?」
 視線を受け身が竦むテュポーン。その一瞬を見計らったように、一人の女性が蜂のように舞い、獅子に傷を増やしていく。
「ふふん、別に捕まらなければいい話でしょう?ほら、捕まえてご覧なさいな…!」
 躰が動かせないテュポーンに対し、不敵な笑みを浮かべながら屈強な体格へ傷を入れていくのは高菜だ。
「少し腕が立つくらいで…調子にのるなよ女ァ!!!」
 苛立ちを隠せないままサーベルをがむしゃらに振るうテュポーンを翻弄する。
「あはははは!ざーんねんでしたねぇ!」
 ユーベルコード『シーブズ・ギャンビット』で下着以外を脱ぎ去り身軽になり持っていたダガーによる素早い一撃を放つ。しかしそれらは動けるようになった獅子のサーベルによる一振りで全て弾かれてしまう。
 ほんの一瞬を縫うかのように、ユーベルコードの詠唱を済ませた上で獅子との距離を縮めるルーク。部屋を満たす嫌な匂いの発生源である蛇を駆除しておきたい一心だった。
 大量の血晶による斬撃を再度見舞おうとしたその時、ずるりと視界が落ちた。床の粘液に足を滑らせてしまったのだ。
「っ?!」
 間一髪。ルークは足を滑らせたことにより幸いにも噛みつきを回避したが、彼の身体には大量の粘液がどろりと付着してしまう。ウェルシェは殺意に身を任せ、反射的に剣の形をした『ディスパッチツール』で傷だらけの尾蛇を真ん中から斬り飛ばす。
「がぁあああああああっ!?」
 破断された痛みによる咆哮。更に生じた隙を突き『がぃん!!』と大きい音を立て両手のサーベルを宙へ弾く。
「ルーク!!」
 ウェルシェの叫び声に反応した刹那、目に紅の輝きを帯びたルークが肉薄する。少年が愛用する妖刀『血晶刀・金盞華』で猟兵たちの攻撃を受け弱った獅子の胸を容赦なく貫いた。
「は、ははは… ヤ…やられちまった…かァ……」
 刃を抜かれ、血を零しながら力なくふらふらと歩き、壁に寄りかかりながら腰を下ろすテュポーン。
「なァ、坊主…ちょっと、こっちまで来てくれねェか……?」
 かすれた声で、テュポーンは白狼の少年を呼んだ。
「貴様…!今ここで……!!」
「待って、彼にもう、戦える力は残ってないないよ。なにか言いたいことがあるのかも」
 目を血走らせながら唸るウェルシェを止めるのは元に戻った操だ。言われたようにルークは満身創痍の獅子へ近づいていく。汚れていない右手で優しく狼少年の頬を撫でる獅子は、先程の殺意に染まった表情とうって変わり優しい顔をしていた。
「俺にはなァ…丁度坊主みてェな年のガキがいてよォ…みーんな可愛がってたんだが…俺、いったいどこで道を間違えちゃったんだろうなァ……」
 ただ静かに、獅子から紡がれる言葉を聞いている猟兵たち。
「もし…もしも『コーウェン』の名を持つキマイラのガキどもと会うことがあったらよ、『こんな父ちゃんでゴメンな、達者で暮らせよ』って…伝えておいてくれるか……?」
「…うん、わかった」
 大粒の涙を流しながら微かな声で言葉を紡ぐ獅子に対し、小さくこくりと頷くルークに、優しく微笑むテュポーン。
「…ありがとな、坊主……。あぁ、ノア、シトリー……できることなら…もう1回だけ、お前らを…この手で、抱きしめてやりたかった、なァ……」
 ルークの柔らかな頬へ触れる手がするりと落ち、床へ倒れ伏すテュポーン。優しい微笑みを浮かべながら獅子が骸の海へと消え逝く様子を、猟兵たちはただ静かに見守っていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『温泉へゆこう』

POW   :    全力であびる

SPD   :    いい具合に浴びる

WIZ   :    賢くあびる

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 こうして、キマイラフューチャーを騒がせた獅子の騒動は終わった。コレで一件落着…かはわからないが、ひとまずはお風呂だ。
 粘液で躰が汚れたものも多い。戦いの傷を癒やすべく、猟兵たちはぞろぞろと無料クーポンと一緒に渡された地図とにらめっこしながら、温泉施設へ足を運ぶのだった。
ルーク・アルカード
ウェルシェ(f06945)と参加。

【心情】
……体ベトベト。
大事なマフラーも汚れちゃった……。
体洗われるのやだな。
洗わずに綺麗にできないかな?

【行動】
ウェルシェの尻尾を引っ張って汚れたマフラーを差し出して洗濯アピール。
その後にバンザイ状態で服を脱がせて欲しそうにアピール。

体をゴシゴシ洗われるのは嫌いだけど、変な匂いのベトベトまみれなのも嫌。
葛藤しつつ黙って洗われてます。

洗い終わった後は一緒にお風呂。
ウェルシェの膝の間に座って背中を預けて入浴。

お風呂上がりに売店のアイスと苺牛乳をじっと見つめながら尻尾を引っ張ります。

【備考】
※SPD判定です。

のぼせやすいです。


ウェルシェ・セイボリー
ルーク(f06946)と二人っきりで温泉に。

【心情】
楽しみにしていた温泉ですね。ゆっくり浸かって疲れを取りたいですが、まずはルークの体を綺麗にしなければ。
粘液どらけは気持ち悪いですからね。

【行動】
※SPDで行動。

ルークがマフラーを差し出して来たら今、ここで綺麗にはできないので帰ったら綺麗にしましょうねと言い、ルークの服を脱がします。
洗われるの嫌いなルークですが、綺麗にしないといけないので丁寧にゴシゴシと。
我慢して洗われているルークのことを褒めます。

入浴時はルークを抱きしめながらゆっくり浸かります。

風呂上り後、欲しそうにしているのを見たら今日、頑張ったご褒美にアイスと苺牛乳買ってあげます。



●ゆっくりお風呂 白狼コンビの場合

 一足先に風呂場へ直行していたのは、粘液まみれになってしまったウェルシェとルークの白狼コンビである。
(楽しみにしていた温泉ですね。ゆっくり浸かって疲れを取りたいですが、まずはルークの体を綺麗にしなければ。粘液どらけは気持ち悪いですし……)
(……体ベトベト。大事なマフラーも汚れちゃった……。体洗われるのやだなぁ…。洗わずに綺麗にできないかなぁ…)
 煮え切らない表情でマフラーを見つめるルークに、ウェルシェは問いかける。
「どうしましたか、ルーク?」
「んー…」
 控えめにウェルシェの尻尾を引っ張って、汚れた紅のマフラーを差し出す。
「今、ここで綺麗にはできないので帰ったら綺麗にしましょう?」
 バンザイ状態で服を脱がせて欲しそうにアピールするルーク。服を脱がし、汚れた服を別の袋へ入れてから、ロッカーの鍵を閉めて一緒にシャワーのある洗面台へ向かう。
 変な匂いのベトベトまみれなルークはいろいろと葛藤しつつも黙って洗われている。
「いい子ですねルーク♪ さ、はやく綺麗にしてゆっくりお風呂へ入りましょうか」
 洗われるのが嫌いなルークだが、綺麗にしないとならないので丁寧にゴシゴシと隅から隅まで洗ってやる。
「我慢できて偉いですね、ルーク♪ 後少しで済みますよ」
 我慢して洗われているルークのことを褒めながら、嬉しそうに尻尾を揺らすウェルシェ。
 綺麗さっぱり洗い終わった後は一緒にお風呂。キマイラたちに合わせ程よい温度に調節された炭酸泉へ浸かることにした2人。ウェルシェはルークを後ろから優しく抱きながら、膝の間に座らせ仲良く入浴する。
「うー……」
 しばらく浸っていると、耳まで紅くなっているルークを見やる。ウェルシェは少年がのぼせかけていることに気づいたのだった。
「…ルーク、そろそろお風呂から出ますか?」
「…うん」
 予備の服を持ってきておいてよかった。ウェルシェは安堵しながらルークに着替えさせて、ロビーへ戻ってくる。
その途中、売店のアイスと苺牛乳をじっと見つめながら、ルークはウェルシェの尻尾を引っ張った。小さく苦笑しながら
「今日頑張ったご褒美で、アイスとイチゴ牛乳を買ってあげましょう。食べたいアイスはどれですか?」
 ぱぁっと表情が一変、尻尾を振りながら気になる味を吟味する白狼の少年だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ブライトネス・フライハイト
皆、お疲れ様にゃ。
ささっと温泉に浸かって怪我(たんこぶ)を癒すのにゃ。

……ふぅ……テュポーン・コーウェン。
悪名高気き色欲の化身と呼ばれるも、本当にゃ自分の子供を愛していた……死に際に正気に戻ったのか、それとも死に際に狂ったのかにゃ。
もしやあの時に投げ捨てたのは、我輩の見た目に自分の子供を重ねたのかにゃ?
まぁ、今となってはわからないのにゃぁ。
そしてオブリビオンである以上、倒すことには変わらないにゃ。

まぁ、遺言は我輩が頼まれたわけではないし、あくまで何度も蘇る過去の亡霊の妄言にゃ。
本物のテュポーン・コーウェンはどう思っていたのかはわからないにゃが……。

……はぁ、まぁ見つけたら伝えてやるかにゃ。



●ゆっくりお風呂 猫の場合
「皆、お疲れ様にゃ。ささっと温泉に浸かってたんこぶを癒すことにするのにゃー」
 そそくさと脱衣して浴室へ向かうのはブライトネスだ。

…テュポーン・コーウェン。
 悪名高気き色欲の化身と呼ばれるも、実際は自分の子供を愛していた……ような。死に際に正気に戻ったのか、それとも死に際に狂ったのか?あの時に自分を放り投げたのは、自分の見た目に子供の姿を重ねたのか?
 まぁ、今となってはわからない。オブリビオンである以上倒すことには変わらないのだから。
「…はぁ。全く、今日は散々だったのにゃ。放り投げられるわ、そのまま頭打ってたんこぶつくるわ……。もうあんな目は懲り懲りだにゃ…」
『もし…もしも『コーウェン』の名を持つキマイラのガキどもと会うことがあったらよ、『こんな父ちゃんでゴメンな、達者で暮らせよ』って…伝えておいてくれるか……?』
 ふと、彼が最期に呟いた遺言が頭によぎった。頼まれたわけではないし、あくまで何度も蘇る過去の亡霊の妄言。”本物のテュポーン・コーウェン”はどう思っていたのかはわからないけれど。
「……はぁ。ま、見つけたら伝えてやるかにゃ」
 猫妖精は小さく嘆息しつつもゆったり湯船に浸かりながら空を見上げるのだった

大成功 🔵​🔵​🔵​

三千院・操
おっふろーおっふろー! おれは賢いので賢く浴びます……(きりっ)
あ! ガルムさんガルムさん! 一緒にお風呂はいろー!
洗いっこしよーよ洗いっこ! 裸の付き合いってやーつ!

うぉぉぉ……! さすが師範……いい筋肉だ……。(ごしごしと洗いながら)
細い感じだけどしっかりしてるし、ちゃんと戦ってる人の腕だなぁ……。
あと髪の毛いい匂いするね! ガルムさん何使ってるの?
おれも同じの使ってみようかな……。

洗ってくれるんだったら大人しく洗われるよ!
ちょっとくすぐったい気もするけど…!
おれは太腿と上腕二頭筋と胸筋以外はほとんど見せ筋だから、ガルムさんと比べると恥ずかしいかも……。

※アドリブ歓迎


ブリッツ・エレクトロダンス
いろいろとはげしいめにあった。ほんとうにいろいろとはげしいめに。
とりあえず風呂だ、風呂…

よう充嘉(f01160)、今回は色々と災難だったな。
いやお前の事だから割と楽しんでたんだろうけど…
つーか割と楽しんでたなお前。…まあ、悪くはないが。いやまあよくもないけど…。

まあ、連れ込まれちまった時点でやけになって俺も楽しんでたけどな。


秋月・充嘉
あー、良い目じゃなかったひどい目にあったっすねー。
風呂入ってさっぱりしますか。

おー、ブリッツ(f01017)そっちこそおつかれー。
んー?楽しんでなかったといえば大嘘になるっすね。
だってあれで断ったら痛い目にあうし、だったらねー?選択はひとつしかないでしょ?
よくなかったすか?その割にはけっこう楽しんでたように見えたっすけど?

あー、欲をいえばもっとしたかったすねー……。それこそひと晩……。(ちらとブリッツを見て)
あ、ガルムさんもどっすかー?



●ゆっくりお風呂 操編

「おっふろーおっふろー♪」
 ご機嫌な様子で鼻歌混じりに服を脱ぐのは操だ。こうした広い風呂にはいるのは何時振りか。浴室へ行こうとしたその時、見慣れた人狼を見かけたので呼び止める。
「あ! ガルムさんガルムさん! 一緒にお風呂はいろー!洗いっこしよーよ洗いっこ! 裸の付き合いってやーつ!」
「ふふふ。お誘いありがとう操くん。じゃ、一緒に入ろうか?」
 ガラリと戸を開け、歩みを進める2人。

──洗面所。流し湯で躰を軽く流してから、操は場所を確保してから人狼の肉体を洗い始める。
「失礼しまーす! うぉぉぉ……! さすが師範……いい筋肉だ……!」
 ごしごしと洗いながら、狼の体格に思わず唾を飲む。一見細い感じだが筋肉の付き方はしっかりしてるし、ちゃんと戦ってる人の腕だと分かる。
「髪の毛?毛皮もいい匂いするよね! ガルムさん、シャンプーは何使ってるの?」
 おれも同じの使ってみようかな……?と操は考えていると、泡を洗い流した人狼から返ってくるのは意外な答え。
「あはは。私が使ってるのはキマイラフューチャーで購入した獣人用シャンプーだよ?操くんが使うにはちょっと毛質が違うんじゃないかなぁ」
 ガルムゼノンが見せてくれたボトルのパッケージには『ふかもふソープモフエンス』と書かれていた。ちょっと残念な気持ちになる操。
「さて、お返しに私も操くんを洗ってあげよう。疲れてるでしょ?」
 格闘家らしい無骨な手に大人しく洗われる操。ちょっとだけくすぐったい気もするが。
(おれは太腿と上腕二頭筋と胸筋以外はほとんど見せ筋だから、ガルムさんと比べると恥ずかしいかも……)
「ふふ。まるで息子を綺麗にしてあげてるみたいだ。大きくなった息子もこんな感じなんだろうなぁ」
 ふよふよと嬉しそうに尻尾を揺らしながら、操の肉体を洗い上げていく。お湯で泡を流して、2人でお風呂にのんびり浸かるのだった。 


●ゆっくりお風呂 キマイラ組

 いろいろと激しい目にあった。ほんとうに色々と激しい目に。心なしか尻も痛いし。この痛みは気の所為であって欲しい。
「とりあえず風呂だ、風呂…」
 腰辺りをさすりながら身体を温めるのは黒豹のキマイラの青年であるブリッツ。今回の貧乏くじの引きっぷりは中々アレであった。
 浸かる湯が傷に染みるものの、じわりと広がりながら楽になっていく感覚は流石温泉施設と言ったところか。
「お隣邪魔するっすよー」
 今日だけでかなり聞いた声。獅子狼のキマイラである充嘉だ。 
「よう充嘉、今回は色々と災難だったな?」
「おー、ブリッツ、そっちこそおつかれー」
 黒豹の青年に声を掛ける充嘉。入浴中に盛り上がるのは、戦闘の最中テュポーンに拉致られた時の話だ。
「お前の事だから割と楽しんでたんだろうけど…つーか割と楽しんでたなお前?」
「んー?楽しんでなかったといえば大嘘になるっすね。だってあれで断ったら痛い目にあうし、だったらねー?選択はひとつしかないでしょ?」
 悪戯っぽく笑いながら談笑を続ける。命令を無視すれば自身にダメージ。かといって守っても…という厄介なユーベルコードに対処するには、アレしかなかったわけではないが。…快楽に身を任せてしまったほうが楽という結論に至ったのは、間違いなく充嘉自身からくる色欲の強さだとは思うが。テュポーンに負けず劣らずの欲である。
「よくなかったすか?その割にはけっこう楽しんでたように見えたっすけど?」
「…まあ、悪くはないが。いやまあよくもないけどさ…まあ、連れ込まれちまった時点でヤケになって俺も楽しんでたけどさァ…」
 かなり変わり種ではあるがかなり関係は良くなったと思う。…色んな意味で。
「私も隣に失礼するよ。2人共依頼の達成ご苦労さま、疲れたでしょ?」
「お、ガルムゼノン。今回は風呂の準備さんきゅー」
 グリモア猟兵として皆をサポートするのは当然だよと続けガルムゼノンも会話に加わる。2人が話してる内容を把握するまで多少のラグはあったものの。話を理解した後に人狼が浮かべるのは困惑しながらの苦笑い。
「あー、欲をいえばもっとシたかったすねー……。それこそ一晩……んぉ、ガルムさんも今晩どっすかー?」
「私は皆を転送しただけだけどね。それでもいいなら1杯付き合うよ?」
 ちらりとブリッツを見てからジェスチャー。見る角度から晩酌と勘違いしたガルムゼノンがあっさりと承諾する。風呂上がりに話が食い違ったまま進んでいくのをみて内心やらかしたと思いながらも、結局3人で一晩過ごすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月16日
宿敵 『テュポーン・コーウェン』 を撃破!


挿絵イラスト