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【サポート優先】アカリのヒロアス紀行・宇宙編

#ヒーローズアース #戦後 #知られざる文明 #アカリのヒロアス紀行

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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)


 ヒーローズアース、そこには「知られざる文明」というものがある。海洋都市、宇宙基地、地下世界……SF小説に幾度となく描かれた世界が地球のそこかしこに実在する、それが英雄の世界のもう一つの顔だ。
 その世界はアースクライシスで侵略を受け、戦場となることで地上の人々の前にその姿を露にした。結果としてどの文明も深く傷ついたが、戦乱を乗り越えた世界は共に手を取り合い復興への道を歩み始めた。皮肉にも悪が起こした大戦が文明同士の絆を深く繋いだのだ。
 それから二年、今知られざる文明はどうなっているのか……


「つーわけで、戦争終結から二年したんで改めて知られざる文明について勉強してみるっす」
 そう言うのはミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)のボディの一人、アカリ・ゴールド。ヒーローズアース出身でありアースクライシスを機にミルケンのボディとなった彼女だが、その時までは一般人であったこともあり知られざる文明に詳しいとは言えない。
「今回行くのは宇宙基地のラグランジュポイントっすね。ここは元々侵略宇宙人を撃退した「重力の罠」ってやつで、今はその宇宙人に捕まってた人の子孫が暮らしてるらしいっす。宇宙人的アブダクションとか人体実験とか受けてる人もいたんで、他の文明にはあんまいない強化人間なんかも普通にいるっすね」
 外宇宙出身だというスーパープルトンやいつの間にか現れジェネシス・セブンをジェネシス・エイトに書き換えたジェスターなど、謎多くも非道な連中が侵攻していた場所だ。その住民の疲弊は他よりもさらに深かったのかもしれない。
「で、もしまたヤバい奴が攻めてきたときに自分の身を自分で守らなきゃってことなんで、何かしら超兵器を開発したいらしいっす。宇宙な超テクノロジーのある文明なんでロボやUFOもお手の物っす。なんかめっちゃすごいスーパー兵器とか作ってあげて欲しいっす」
 技術力はアトランティスもかくやという程ではあるが、あくまで侵略宇宙人が残したテクノロジーを利用しているだけのため、ここは一歩進んで自ら技術を生み出しに行くべきという発想なのかもしれない。
「で、兵器を作ったら丁度そこに『プルトン人』って宇宙人のオブリビオンが襲ってくるみたいっす。親玉のスーパープルトンがやられてからずっと隠れて生活してたんすけど、何かよくわかんないけどそいつら的には今こそ反撃の好機だと思ったらしいっす。まあ確かにタイミングはばっちりっすけど」
 宇宙人の考えることはわかんねっす、とアカリは投げやりに言う。
「戦闘あるんであたしも直接は行けないっすけど、皆さんの活動を報告書にまとめて勉強させてもらうっす。それでは、よろしくお願いするっす!」
 最後に体育会系らしく大声で言うと、アカリは宇宙基地へ猟兵たちを送り出した。


鳴声海矢
 鳴声海矢です。個人的ヒーローズアース強化月間。

 『注意!』
 今回はサポート優先シナリオとして、基本的にプレイングを各章少数しか募集していません。
 なるべく早い完結を目標に、サポートフル活用、文字数少な目で執筆の予定です。
 プレイングを頂いてもリプレイは非常に短くなります。送る場合はご了承の上でお願いします。

 第一章ではラグランジュポイントの超テクノロジーを駆使した超兵器を考案、試作していただきます。技術力はスペースシップワールド級にあるので、大概の物は作れます。ロボやマップ兵器、パワードスーツなどなど。平時利用も考え日常利用もできるマルチ家電なトンデモ兵器を作ってみてもいいかもしれません。

 第二章では『プルトン人』との集団戦。かつてはここの支配者だった存在ですが、いまや猟兵の陰に怯えプルプル震える豚(とん)のような惨めな生活を送っています。何故か今が反逆の時と思い至って攻めてきたようですが、丁度いいので超兵器の試し撃ちに使ってやりましょう。

 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 日常 『超兵器を作ろう!』

POW   :    接近戦やパワーを上げる武器を作る。

SPD   :    射撃武器やスピードアップができるアイテムを作る。

WIZ   :    相手の能力を封じ込める武器や、特殊なパワーを秘めた秘宝を作る。

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
成程、了解致しましたぁ。
それでは、『効果弱目&効果時間長目』の『秘薬』を摂取、【霊結】で『思考力』を強化し検討してみましょう。

あまり使い慣れない兵器ですと、強力でも緊急時に使いこなせない可能性が有りますねぇ。
『ラジコン』や『ゲーム』のような感覚で扱える、『遠隔操作型のユニット兵器』は如何でしょう?
これでしたら、普段から『競技』や『遊び』等を兼ねる形で訓練出来ますし、搭載する『武装』を変更することで、個人の特性に合わせたり、『新武装開発によるアップデート』も可能ですぅ。
適切なサイズは仮想敵次第ですが、人間大の品であれば「荷物の運搬」等、日常にも応用出来るのでは無いかとぉ。



 広大なる宇宙基地ラグランジュポイント。ここはかつて地球侵略を目論んだ凶悪な宇宙人たちを捕らえる「重力の罠」として使われ、そして今はその宇宙人たちの奴隷だった人々が己の世界として文明を築いている。
 だが、二年前ここは再び侵略に晒された。瞬く間に制圧され、侵略者の奴隷として虐げられる日々が始まったのだ。
 最もそれは僅か一月足らずで解放された。かつてのジャスティス・ウォーの時代にも存在しなかった超弩級ヒーロー、猟兵の手によって。
 それ自体は誠に喜ばしいことだ。だが次に何かあった時、その時はまた誰かの助けを待たねばならないのだろうか。
 原初の炎による神の力溢れるセンターオブジアース。超科学力を保持し、それによって栄えるアトランティス。劣悪な環境なればこそ、極限まで研ぎ澄まされた生命力と攻撃性を持つダストブロンクス。彼らと友誼を通じたからこそ、住人はラグランジュポイントに決定的に足りないものが分かった。
 即ち、『己』、あるいは『独創性』。侵略宇宙人の残した技術をただ掠め取って使っているだけでは、そこから先には行けない。この文明の技術をより発展させ、自らの『力』とせねば。
「成程、了解致しましたぁ」
 その意を受けた夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は、彼らの為に兵器開発の案を出すことを了承した。
「大いなる豊饒の女神、その鴻大なる知と力をお貸しくださいませ」
 【豊乳女神の加護・霊結】の秘薬で思考力を強化。効果時間を長めにとることでじっくりと彼らが用いるべき兵器の案を練る。
「あまり使い慣れない兵器ですと、強力でも緊急時に使いこなせない可能性が有りますねぇ」
 彼らは所詮一般人。今ようやく奮起したばかりの、実戦経験など無いに等しい素人なのだ。
「『ラジコン』や『ゲーム』のような感覚で扱える、『遠隔操作型のユニット兵器』は如何でしょう?」
 そうして思いつくのは、遠隔操作で攻撃できる兵器。いわば軍事用ドローンのようなものだ。彼らは高度な技術文明に親しんでいるだけあってそう言ったゲームにはなじみ深い。それに攻撃性を持たせることで有事の際の武器として利用できるし、普段からゲームや競技として捜査の練習もできる。
「これでしたら、普段から『競技』や『遊び』等を兼ねる形で訓練出来ますし、搭載する『武装』を変更することで、個人の特性に合わせたり、『新武装開発によるアップデート』も可能ですぅ」
 まさにホビーアニメの如く、個人の特性をガン盛りした魔改造マシンでのバトルも可能。これは特に男性に相当な人気である。
「適切なサイズは仮想敵次第ですが、人間大の品であれば「荷物の運搬」等、日常にも応用出来るのでは無いかとぉ」
 そして日常的な用途も作ることで、お母さんに駆って貰う理由も作る。あるいは平和な余が続けば兵器ではなく本当に競技になってしまうかもしれないその案を参考に、住人達は早速小型UFOを材料に改造を始めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

眞嶌・未来(サポート)
 バーチャルキャラクターのシンフォニア×聖者、外見は十代前半くらいの女です。
ものすごくリアルなラブドールですけれどね!

 基本的にサポートなので、守られながら知っている歌を歌って支援します。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「欲求不満な宇宙の皆さんを満足させに来たんだよ!」
「言い方ぁ!」
 眞嶌・未来(センテニアル・ラブドール・f25524)の大声での宣言にラグランジュポイントの皆さんからのツッコミが入る。まあ何しろ出自が出自なのだから仕方がない。
 普段は歌を歌っての支援を得意とする未来だが、今回求められているのは案出しである。流石に考えている人の後ろで歌っていてはうるさいとつっこまれて終わりだろう。
 なので未来も真面目に考える。まず必要なのはあまり強いとは言い難いラグランジュポイント住民でも動かせること。幸い彼らの中には強化人間も一定数おり、ポテンシャルは高いはずなのだ。練習を積めば動かせる程度の難度ならば十分とも言えるだろう。一方で、彼らはまだ異文化交流を始めて二年しかたっていない。あまりなじみのなさすぎるものだとコツをつかむまで時間がかかるだろうし、その馴染みの範囲が地上の人間に比べてもやや狭いだろうことは想像に難くない。
 それから大事なのは、彼らの手で改造、発展をして行けること。借り物の技術から一歩踏み出すという目的もある今回の兵器開発は、ただ作るだけで終わりではなくさらに先も見据えていかなければならない。先の馴染みの話にも通じるが、新たな発想は無から生まれるものではなく、経験と知識が土台にあってこそのもの。たとえ出発点は今の借り物の技術であっても、その上に積み上げるならやはりその延長であった方が良いのだ。
 以上を踏まえ、未来が考え付いたものは。
「はい、マジミラUFO~!」
 全面特殊偏光ガラス張りの、ステルスUFOであった。外部からの光を反射して視認不可能にしつつ、こちらからは相手がどこを見ているかも丸見え。まるで自分の体が全て観察されているような錯覚すら覚える視界良好ぶりにはきっと興奮を禁じ得ないことだろう。
 考案者特権として自身の愛車の名前を付けつつ、早速試作品を作ってもらう。
 そしてそれが完成すれば、行うべきは試運転だ。
「それじゃ皆さん、出来るだけ人が多い所にしゅっぱ~つ❤」
 逞しそうな男性を数人選び、共にUFOに乗り込んでラグランジュポイント周回に飛び立つ未来。その数時間後、衆人環視の宙域の中をたっぷりと回って来た未来はご満悦でUFOから降り、その後ろからは激しすぎる試運転に精魂尽き果てた男たちが倒れるように降りてくるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『プルトン人』

POW   :    フルメタル・スキン
全身を【地球には存在しない未知の金属でできた装甲】で覆い、自身が敵から受けた【攻撃を学習し、味方全体で共有。その蓄積】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
SPD   :    ブラックアイド・ヒューマンズ
【眼以外は完璧に地球人に擬態した潜入工作員】を召喚する。それは極めて発見され難く、自身と五感を共有し、指定した対象を追跡する。
WIZ   :    アンノウン・ウェポン
【未知の科学技術で作られた光線銃やその銃剣】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。

イラスト:V-7

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
 強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、19歳の女です。
 普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


雛里・かすみ(サポート)
 バーチャルキャラクターの戦巫女×UDCメカニックの女性です。
 普段の口調は「明るく朗らか(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝起きは「元気ない時もある(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

明るく朗らかな性格の為、
男女分け隔てなくフレンドリーに会話を楽しみます。
どんな状況でも、真面目に取り組み
逆境にも屈しない前向きな性格です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 新兵器の研究、完成に湧くラグランジュポイント。そこに突然いくつものUFOが飛来した。
「我らプルトン人は二年待ったのだプル!」
「今こそこの基地を我々の元に奪還するときだトン!」
 そのUFOから降り立ちながら口々に何か言っているのは、一見すれば猪を直立させたような外見の獣人の群れ。高露出アーマーに斧のような武器を持ったその姿は一見すればアックス&ウィザーズのオーク系モンスターにも見えるが、そのアーマーの素材はおよそ地上で調達できるようなものではなく、斧も謎の光を自ら放っている超技術の塊。
 彼らはプルトン人。このラグランジュポイント基地の元の持ち主であり、主スーパープルトンが敗れてから雌伏の時を過ごしてきた侵略宇宙人の生き残りである。
 彼らがどこで何を考え潜伏していたのかは知らないが、どうやら今こそ奪還の時と勇んできたらしい。
「そうなの? とても楽しそうね」
「私の出番? それじゃ全力で行くわよ」
 そしてそんな彼らの前にいるのは、雛里・かすみ(幻想の案内人・f24096)と轟木・黒夢(モノクローム・f18038)……猟兵である。しかもその後ろにはなんかよく分からない新兵器を携えた一般人たちもいる。
「え、何、これはプル……」
 聞いてないと言わんばかりにドン引くプルトン人たちだが、そんな反応に構わず黒夢は一気に間合いを詰めその腹に拳の一撃を叩き込んだ。
「プルゥゥゥゥゥっ!?」
 金属装甲を纏うプルトン人だが、黒夢の手にも『ナックルウェポン』が嵌められている。その辺のものをくっつけて作った簡易武器ではあるが、熟練の猟兵である黒夢が使えばその威力は宇宙の謎素材すら軽々ぶち抜く剛拳となる。
「な、なにをするでプルか、私はしがない一般地球人で……」
 慌てて目が黒い以外は通常の地球人と何ら変わりない姿に変身するプルトン人だが、目の前で変身などしたところで何の意味もないし、そもそも語尾が変わってない。黒夢は無言のままクールに指を鳴らし、【クロックアップ・スピード】を乗せて超高速でそのプルトン人をボコボコにした。
「では皆さん、応援よろしくなのね!」
 そんな彼女の後ろで、かすみはドローンを大量に飛ばす。そのドローンは空撮機能で地球へ向けてこの戦闘の様子を伝え、その市長数は瞬く間に増加していく。
「な、なにをする! 肖像権の侵害だトン!」
 そもそも自分が生存権を侵害しに来ていることなど棚に上げ抗議するプルトン人だが、彼らをあざ笑うかのようにドローンの数はどんどん増えていく。
「それでは……一斉にどうぞー!」
 拡声器『セイレーンメロディ』を通してかすみが叫ぶと、後続で現れたドローンたちは一斉に搭載された兵器で攻撃を仕掛け始めた。
「う、うちおとすんだトン!」
 必死に超技術の込められた銃剣型光線銃で反撃を試みるが、ドローンの攻撃もまた同レベルの技術で打ち返して来る。しかもドローンの法がだんだん威力が増してきている。これは一体なぜか。
 最初にかすみが呼び出したドローンは【グッドナイス・ブレイヴァー】の撮影用ドローンだ。だが、次に飛んできたのは完成したばかりのラグランジュポイント新兵器、攻撃用ゲームドローンだ。それを撮影した映像に応援が集まることでユーベルコード効果でより強化が進んでいき、プルトン人の武器を凌駕する性能を手に入れそれらを押し返しているのだ。
「援護するよ、決めちゃってね!」
「分かったわ」
 ドローンたちの支援、そしてかすみのシンフォニックデバイスを通しての力ある応援に押され、黒夢の拳が大きく振り上げられる。
「そのまま宇宙の果てに帰りなさい」
「プルトォォォォォォォン!!」
 超高速かつ超重量の拳が、宇宙の彼方へプルトン人たちを強制送還するのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

四十物・寧々(サポート)
サポートプレイングです。

ひとつの肉体に複数の人格を有し、人格ごとに別々の特性を修得でき、人格を切り替える事で様々な状況に対応できます。(多重人格者の種族説明より抜粋)

そのため、口調は「現在の状況に対応できる人格」です。
シナリオ進行に必要な内容など、喋らせたいことを喋らせて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

多少の怪我は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。


月影・左京(サポート)
アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱改変・その他OK!

「はわっ!?……大丈夫。私も手伝うから♪」

一人称:私
口調:女性的でラフ(〜よね、なの?、あら〜等)
口癖:はわっ!?
性格:おっとりのんびり。「わぁ!頼りにな……る、の?(笑)」な印象

基本戦法:【忍び足】で敵の死角に入りメイスによる【気絶攻撃】を【2回攻撃】。【鎧砕き】も狙う。

敵の攻撃は【聞き耳】を立てて【第六感】も使い、【見切り】ます。
※不意打ちを受けた時など、「はわーっ!?」と叫ぶ傾向あり。

指定したUCを何でも使用。
但し負傷した猟兵がいれば戦況次第で攻撃より【祈り】の力と【医術】及び【救助活動】で治療。

後はお任せします。よろしくお願いします。



 今こそ好機と侵攻してきたプルトン人だったが、まるで待っていたとばかりに新兵器を携え待ち構えていたラグランジュポイント住民たち。その上猟兵までいるとあってはこれは分が悪い。
「これはまずいプル……いったん引くプルよ」
 撤退を試みるプルトン人だったが、一歩下がった途端突然何かに跳ね飛ばされ前へと押し戻された。
「プルっ!?」
 何かと思い見回してもあるのは宇宙の星空ばかり。だがそうこうしているうちにもう一度強烈な衝撃を受けて吹っ飛ばされる。
「プルぅっ!?」
 その場に倒れるプルトン人。一体何事か……
「そんなあっぱとっぱしっちゃて、でれすけだ」
「トン!?」
 突然聞こえてくる謎言語。何事かと当たりを見回すと、いつの間にかそこにいたのは四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)だ。
 ちなみに今出ているのは無数にある人格の中で千葉県民の人格。千葉県銚子市はUFO目撃数が多くUFO召喚イベントなどもやってたりするので、その辺りが由来だ蝋。
「はわっ!?……大丈夫。私も手伝うから♪」
 さらに続いて出てくるのは月影・左京(夫婦ゲーマーのはわっ担当・f06388)。
 猟兵が出てきたのは分かった。だが、一体どこから出てきたのか。そう考えているうちに、またしても二人の姿が見えなくなる。
「はわっ! なんでやねーん!」
 そして聞こえる声と共に巨大なハンマーが降ってきて一部のプルトン人が潰される。一体何が起きているのか。
「……プル!?」
 じっくり見て見れば、なにやら一部の風景が妙に光が屈折しているようにも見える。そしてその部分はゆっくり移動し、そしてすぐに視界から消えてしまった。
「これ、便利ですねぇ」
 その正体は総鏡張りUFO。ある猟兵が考案したステルスUFOである。何しろ周囲は見わけもつかない星空。全方位にそれを移してしまえば完全に背景に溶け込み視認するのは難しい。しかも内部からは外が見え放題なのだ。宇宙空間でこれはからりのアドバンテージと言えるだろう。
 元々隠密状態から相手をどつき倒す戦法を得意とする左京とはこの上なく相性のいい機体であり、そうしている間にも相手が見失っているうちにこっそり後ろに忍び寄り、窓から手だけだしてはメイスで相手の頭をどついて昏倒させていく。そして昏倒したら【天からの裁き】の巨大ハンマーでぺしゃんこだ。
「い、いかん、UFOに乗り込めトン!」
 このままではステルスキルを決められてしまう。自分のUFOに乗って離脱しようとするプルトン人たち。
「つっとれ」
 だが、そのUFOも不幸にも鏡張りのUFOに追突されてしまう。【ネイティブ・ダブル】で呼び出された千葉県寧々ちゃんがUFOを操縦し、体当たりでの闘争阻止にかかったのだ。
 そしてその衝撃と共に飛び出した寧々本体と左京が相手のUFOに取り付く。
「はわっ!? 逃がしません!」
「終わりです!」
 細腕からは想像もできぬメイス殴打でUFOの外壁をぶち破り、そこポンポンから伸びた謎の紐が侵入して中のプルトン人を締め上げる。
「プルゥゥゥゥゥ……」
 そのままUFOは制御を失って墜落、二人が飛び降りた直後に基地の端にぶつかり宇宙の塵になった。
「はわっ!? 大爆発です!」
「ひでっぷしーなー」
 その爆発の光がUFOの鏡に跳ね返り、二人を明るく照らすのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
襲撃の様ですねぇ。
それでは、対処しましょうかぁ。

『FAS』により飛行、『FMS』で周囲を覆い守りを固めますねぇ。
そして【壊霞】を発動し『乳白色の霧』を形成、プルトン人さん達の動きを拘束しますぅ。
『霧』への接触を防ぐのは容易では有りませんし、『行動の拘束』がかかった状態であれば『新兵器』の良い練習台ですぅ。
『ユニットの遠隔操作』による攻撃であれば『生命吸収』も防げますし、『手段の学習』も、様々な方法を切替え可能な『ユニット』なら対処可能ですので、開発者の皆さんも『実地演習』を兼ねて援護をお願いしますねぇ。
私の『FCS』と接続、『疑似祭器』の様な形の実験も有りでしょうかぁ。



 何かしらの勝算はあってきたはずのプルトン人たちだが既にボロボロ、死に体といってもいいような状態であった。
 だが、来たからには生かして返すわけにはいかない。アースクライシスの禍根は根絶せねばならないのだ。
「襲撃の様ですねぇ。それでは、対処しましょうかぁ」
 飛行状態でバリアで周囲を囲い、絶対逃がさぬという構えで夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が仕留めにかかる。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『霧の加護』をお与え下さいませ」
 早速【豊乳女神の加護・壊霞】を使いプルトン人たちを無力化する。あとはさっさと倒してしまえばいいだけの話なのだが、元々ここに来た目的を考えればそれでは意味がない。
「というわけでみなさん、やっちゃってくださいねぇ」
 作った遠隔操作兵器の試運転を命じるるこる。幸か不幸か、プルトン人たちは謎金属製アーマーを着けている。いかに新兵器とはいえちょっとやそっと小突いた程度では死なないはずだ。
「とりあえずビームを撃ってみるぞ」
「プルッ!?」
 まずは定番ビームから撃ってみるが、びくっと体をはねさせるだけで致命傷には程遠い。アーマーに当たってしまったらしく貫通ダメージは余りない上アーマーがビームの特性を学習し防御能力を得てしまったようだ。
「なら物理だ。いけ、ドローンパンチ!」
「トンッ!?」
 やたら巨大なアームを着けたドローンがぶんなぐる。やはり暴力は全てを解決するというのか、確実に効いているようだ。だが相手が動かないからあたりはするが、もし自由に動ける状態ならば果たしてクリーンヒットを狙えるかどうか。
「せっかく改造できるんだし、色々詰め込んでみるわ!」
 巨大キャノンやらビームサーベルやらごてごてに積んだドローンが出てくるが、案の定というか自重で動けていない。
「無茶苦茶だ、これだけの装備、こんなドローンで動かそうだなんて……」
「私強化人間だからいけるかなーって……」
 だが多重装備という発想は悪くない。そこでるこるは自分の兵装『FCS』と接続、疑似祭器として動かしつつ、その換装能力を手本として見せる。
「こういうのはいかがでしょうかぁ?」
 戦輪が飛び、ビームシールドが着き、属性砲弾が発射される。次々切り替わる装備にドローンの持ち主も目を輝かせる。
「なるほど、どこかに待機させといて換装するのね! パック換装的な! 換装方法は……自分で飛ばせばいいか!」
 早速装備パック制作にかかる強化人間少女。それに倣い他のメンバーも装備の見直しを始めた。なお試し撃ちの過程でプルトン人たちは雑に全滅済みである。
 こうして新たな兵器、新たな競技が生まれたラグランジュポイント。猟兵考案であるこれらを自らの者としてさらに発展させていけるか、それはまだこれから先の話である。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年12月06日


挿絵イラスト