もしもし迷子さん?オレオレ、オレだよ!
●とあるデビルキングワールド ワルの遊園地
――プルプルプル。ガチャ。
「はいもしもし?」
『(出来る限り頑張った低い声)ククク、貴様の娘は預かった……』
「えっ!?わ、私の子供に、何をっ!?」
『(さっきよりかなり高い声)おかあさーん!』
「娘、娘を返して下さいっ!」
『(頑張って出してる感がある低い声)返して欲しければ、今から指定する場所までD(デビル)を持ってこい……』
「わ、わかりましたっ!」
●グリモアベース
「オレオレ詐欺が大変なのよ!」
高倉・優安(何でもくっつけたがる土蜘蛛のコミックマスター・f35406)がわしゃわしゃと蜘蛛足を動かしてその場で騒いでいた。
「デビルキングワールドで、娘を誘拐したから身代金を用意しろって電話をかけまくってるオブリビオンが現れたのよ!……あら?これってオレオレ詐欺なのかしら?」
とりあえず、身内を装って金銭を要求しているので特殊詐欺のひとつとして考えていく事にして欲しい。うん。
「お人よしなデビルキングワールドの悪魔の人たちだから、素直にこの電話を信じて身代金を渡しちゃうのよね……」
そして素直でいい子なデビルキングワールドの悪魔はためそのまま疑うこともなくD(デビル)をホイホイ持っていき、払って「よかったひとあんしん!」って感じで解散してしまうらしい。
うん、特に誰も困っていない。
「でもでもっ、オブリビオンの元にD(デビル)が集まるのは危険がべいびーなのよね」
D(デビル)はデビルキングワールドの通貨である。
そしてD(デビル)には魔力が宿っており、大量のD(デビル)を取り込んだオブリビオンは実はパワーアップしているのだ。
「そこで、猟兵の出番ってワケよべいびー」
まずはグリモアテレポートで、身代金要求をされた悪魔の皆さんのいる『ワルの遊園地』に移動して欲しい。
そこで待機していれば、まんまと騙された悪魔の人たちが、次から次へと「指定の場所」にD(デビル)を持って行こうとする。
次から次へとどうにかして食い止め、おうちに返してあげて欲しい。
「あ、因みに戦う必要はないわよ?」
まじめに説得してもいいし、勢いでなんとかしてもいい。
電話の内容の矛盾点を説明して納得させるのもいい。根がいい人たちなので騙されてるが冷静に説明すれば聞いてくれるし自分で判断も出来る。
口が苦手なら持っているD(デビル)をオブリビオンに渡す前に奪うなどもありだろう。ただしこの悪魔、めちゃつよだけど。
面倒なら鉄拳制裁でもいいんじゃないですか?この悪魔、オブリビオンより強いけど。
「あ、因みにこの電話を受けた悪魔の人たちは全員独身よ。だから娘なんている訳ないのよね」
詐欺に会った悪魔の皆さんを家に帰したら、身代金受け渡しの指定場所まで移動して欲しい。
魔界なので道中すら危険がある。悪魔の皆さんはなんか普通にどっかんどっかん通って行けるらしいけど、猟兵はちょっと頑張らないといけないかもしれない。
そして最後には特殊詐欺の元締めたるオブリビオンとの決戦だ。
「別に悪魔の住人は誰も困ってる感じはしないけど……それでも、オブリビオンにD(デビル)を渡すのはよくないわ!皆でやっつけてきてね!」
そして優安は遊園地のチケットを片手に猟兵たちを送り出すのだった。
ナイン高橋
ナイン高橋です。
この依頼は略式型【Q】オレオレ、オレッスの結果、出現したシナリオフレームです。
デビルキングワールドで、本当に悪事を働くオブリビオンを鉄拳制裁しましょう!
・第1章は集団敵です。
ここで出て来るのはデビルキングワールドの『ワルの遊園地』に遊びにきていた一般ドラゴン型悪魔さんです。
オブリビオンの戯言に見事に騙されて、存在しない我が子が迷子になった結果、誘拐されたと思っています。
全財産のD(デビル)を持って身代金の受け渡し場所まで飛行していってしまいそうなので、どうにか止めて下さい。
なお、集団敵ですが実際に戦う必要はありません。だってこのドラゴン型悪魔さんめちゃつよですもん。オブリビオンよりつよいもん。
説得、ロジカバトル、盗み、恫喝、決闘を挑む。
殺したりしない限りは皆さんの得意な方法でどうぞ。
魔界の一般住民は頑丈なのでちょっとやそっとでは死にません。それに「ワルい事」に遭遇したら感動します。
・第2章は冒険です。
遊園地から出て身代金の受け渡し場所までいこうとしたのですが、何故か出入り口で冒険しないといけない位に頑丈な扉があるそうです。
『ワルの遊園地』なので一度入ったら出さないそうです。(一般悪魔さん達はどっかんどっかんぶち破って出て行ってしまいます)
・第3章はボス戦です。
特殊詐欺の元締め、倒すべきオブリビオンです。
今まで詐欺で溜め込んだD(デビル)で己を強化しています。
上手くなんとかするといいでしょう。
それでは素敵なプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『迷子を探す翼竜』
|
POW : このくらいの小さな子を探しているのですが。
全身を【迷子になった子供くらいの大きさ】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : 迷子センターには連絡したのですが……。
予め【迷子センターに連絡を入れる】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
WIZ : 一緒に探してくれませんか?
自身の【迷子になってる子供】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
イラスト:塒ひぷの
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
相変わらず、この世界はカオスですねぇ。
とは言え、何とかしませんと。
『効果弱め・効果時間長め』の『秘薬』を摂取し【霊結】を使用、『交渉能力』を強化しますねぇ。
そして、翼竜さんに接触し事情を尋ねましょう。
脅迫者の方は「他人に話すな」等と言い含めていないみたいですから、おそらくこれで事情は聴ける筈ですぅ。
事情を聴けましたら、「そういうことなら協力する」と申し出、「間違えない様娘さんの特徴を教えて欲しい」と尋ねましょう。
ええ、この質問に回答しようとした時点で『娘など居ない』ことに気づくはずですぅ。
後は「そういう詐欺に遭っていた」ということをご理解頂いた上で、お帰り願いますねぇ。
三上・桧
詐欺被害者のふりでもしましょうか
UCで巨大化した猫又の火車さんに引きずられながら、身代金を渡しに行く悪魔さんの前に登場
(事情を聞かれたら)自分が悪いのです……
実は先程、娘を誘拐したと電話がありまして。身代金として全財産と火車さんのおやつ代を渡してしまったのです
『娘もなにも独身じゃろ、お前。妾のおやつ代返せ』
まさか自分が特殊詐欺に引っかかるなんて……
『詐欺被害者は皆そう言うのじゃ。行くぞ、お前にはこれから、遊園地の地下で謎の棒を回すバイトをしてもらう!』
(悪魔さんの方を見て)あなたも、詐欺にはお気をつけ下さい……
●迷子を探す翼竜
「相変わらず、この世界はカオスですねぇ」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は今回の依頼の事情を聞くとぷるぷると身を震わせながら苦笑する。
「とは言え、何とかしませんと」
そしてるこるが待っていれば、予知の通りに一般ドラゴン型悪魔さんがふらふらとやってきた。
「娘……私の娘が……」
うろたえた様子でふらふらと翼で飛行しつつD(デビル)を大事そうに抱えてやってきている。
そう、彼女こそが今回の依頼の被害者。
オブリビオンの詐欺電話によって脅迫を受け、身代金を渡しにいこうとしてしまっている可哀そうな一般ドラゴン型悪魔さんである。
「ああ、ごめんなさい。娘が大変なんです。そこを通してください」
一般ドラゴン型悪魔さんはひどく狼狽している様子だったが、それもデビルキングワールドの一般的な悪魔さんらしく、とても礼儀正しくるこるに道を開けて欲しいと伝えて来た。
今がチャンスである。
「大いなる豊饒の女神、その鴻大なる知と力をお貸しくださいませ。豊乳女神の加護・霊結(チチガミサマノカゴ・ミタマムスビ)」
こくり、と秘薬を摂取するとるこるは己の胸やお尻がバイン、ボインと大きくなる反動を受けながらも『交渉能力』を強化。
騙されているらしい一般ドラゴン型悪魔さんに話を聞く事にする。
「娘さんが、どうなされたんですかぁ?」
「ああ、実は……迷子になった娘が、誘拐されてしまって……」
脅迫の電話には他人に話すなとか警察に連絡するなとかそう言う定番の文句はなかったらしく、普通に聞かれたので答える一般ドラゴン型悪魔さん。
デビルキングワールドの一般悪魔さんたちはあまりにもコロっと騙せてしまうのでこういう所はお粗末になっているようだ。
「は、早く身代金を渡しにいかないといけないのです……!」
なお、彼女は見た目がドラゴン型悪魔さんなのでちょっとわかりずらいかもしれないがまだまだうら若き乙女。るこると同い年くらいである。
子供なんて産んでいる訳もないのに、オブリビオンの詐欺にころっと騙されて迷子になった我が子が誘拐されてしまったと焦っているのだ。
「そういうことでしたらぁ、私も協力いたしますねぇ」
「まあ……!ありがとうございます!」
狙い通りに事情を聞き出し、協力を取り付ける事に成功したるこる。
当然、るこるはこの誘拐された娘さんが存在しない事はグリモア猟兵の予知で知っているので、あとはそれをこの一般ドラゴン型悪魔さんに自覚させておうちに帰してやればいいのだ。
(ここで、『娘さんなんていない』という事実を自覚させて、『そういう詐欺に遭っていた』ということをご理解頂いた上で、お帰り願いましょう~)
「所で、間違えない様娘さんの特徴を教えて欲しいのですぁ」
ここでるこる。勝負の質問に出た。
存在しない娘の外見的特徴を聞き出す。当然、存在しないのでデビートフォンとかに画像がある訳もなく姿形も説明できないはずだ。
これは勝った……!
そう確信していた。
「このくらいの小さな子を探しているのですが」
一般ドラゴン型悪魔さんがにょいんにょいんにょいんと自らの身体のサイズを小さくしていくユーベルコードを発動するまでは。
「え?あらぁ?」
この一般ドラゴン型悪魔さん、年齢に伴う成長はそのまま身体の大きさに比例するのかしないのかわからないが、まあ彼女の常識の中ではどうやら架空の娘さんは自分とそっくり同じな見た目でサイズが違うだけらしい。
これ以上ない程に完璧な説明を受けてしまった!
「えーっと、これはですねぇ……」
ちょっと予想外の方向からの回答で詰まってしまったるこる。
しかしそこへ助け舟を出してくれた猟兵がいた!
『そこを通らせて貰えないか』
「あ、どうも皆さん」
そこに来たのは、三上・桧(虫捕り王子・f19736)だった。
それもなんか、手に縄をかけられたような状態でおっきなふっさふさな黒猫に引きずられての登場だった。
どう見てもなんかワケありっぽかった。
「これは、自分が悪いのです……」
特に誰も聞いてきてくれる感じじゃなかったので即座にそのまま語りに入る桧。
「実は先程、娘を誘拐したと電話がありまして。身代金として全財産と火車さんのおやつ代を渡してしまったのです……」
「ええ!?それって私と同じ……!それで、娘さんはご無事だったのですか!?」
『娘もなにも独身じゃろ、お前。妾のおやつ代返せ』
「え?」
事情を一方的に聞かされた一般ドラゴン型悪魔さんはその内容が自分の身に起きたことと全く同じである事に気付く。
しかし同時に、桧をしょっ引いている黒猫(その正体は猫又UDCの火車さん。桧とのおやつ交渉によって協力してくれることになった)から、衝撃の事実を伝えられる。
「そういえば、翼竜さんも娘さんがいると言う事はご結婚されているのでしょう?旦那様はどちらに~?」
「え?え?旦那、様?いえ、わ、私も、独身……」
ここぞとばかりに話に乗っかりにいったるこるの質問に、一般ドラゴン型悪魔さんはあわあわと思考を混乱させていく。
「まさか自分が特殊詐欺に引っかかるなんて……」
そこにはぁとマイペースにこれ見よがしなため息をついて見せる桧の演技が入れば、チェックメイトであった。
『詐欺被害者は皆そう言うのじゃ。行くぞ、お前にはこれから、遊園地の地下で謎の棒を回すバイトをしてもらう!』
「あなたも、詐欺にはお気をつけ下さい……」
一般ドラゴン型悪魔さんの方を最後に見てから桧は火車さんに連れていかれてしまうのだった。
「……えっと、もしかして、私も、詐欺にあっていましたか?」
「どうやらぁ。そのようですねぇ」
冷静になった一般ドラゴン型悪魔さんにるこるがフォローの解説をいれて、無事、身代金を渡さずにおうちに帰って頂けました。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
織部・樒
いつもの方(f10233)と行動します
何だか色々と腑に落ちませんが、今はDをオブリビオンに渡さないことだけを考えましょうか
誘拐犯、或いはその仲介役として悪魔さんと交渉しましょう
交渉役はザフェルさんに一任、私はワルっぽい服装でその後方にて護法を呼び、
内1体に子供役をしていただきます
(他多数は帰って貰うか隠れて貰います)
そしてパパ〜とか半泣きでアテレコ(棒読み)
受け渡しが成功次第護法は帰って貰い、ザフェルさんとドラゴンで撤収
その際ネタバレをし、最終的には受け取ったDは返却するつもりです
……茶番もいいところですし、何だかとても(ヘンテコな)悪党になった気分です……
ザフェル・エジェデルハ
いつもの(樒(f10234))と行動
なんで独身なのに騙されるんだ…
まさか敢えて乗っかってんのか?!
身代金を受け取る役に成りすまし、Dを奪う
ガラの悪い感じを装って「予定が変わった。俺がそのDを預からせて貰う」と接近
疑われたら「あそこに見える子供がどうなってもいいのか?」と
護法といる樒を指す
「おっと、俺に手を出したらすぐに子供はいなくなるぜ?」
無事?Dを奪えたらサファクを呼び出し、樒を拾って逃走
逃走時、「ふはははー騙されたな!俺達は誘拐犯とは何の関係もねぇ!!」とネタ晴らしする。
が、最後に「誘拐犯は俺達が倒し、Dは後で返すから安心するがいいー!!」とも付け加える
たまには悪役っぽいのも悪くねぇな!
●
「なにやら聞く限りではおかしな話に思えますが……」
「なんで独身なのに騙されるんだ……まさか敢えて乗っかってんのか?!」
織部・樒(九鼎大呂・f10234)とザフェル・エジェデルハ(流離う竜・f10233)のいつもなコンビは、いつもな感じでデビルキングワールドの毎度の依頼の内容に困惑していた。
因みに敢えて言おう、何故独身なのに騙されるのか……それは、デビルキングワールドのいい子過ぎる住人だからだ!
「何だか色々と腑に落ちませんが、今はDをオブリビオンに渡さないことだけを考えましょうか」
「そうだな……要はD(デビル)がオブリビオンに行かなきゃいいんだろ?」
一般ドラゴン型悪魔さんが通ると予知された道に先回りしてテレポートしてきた二人は顔を突き合わせて相談していたが、ここでザフェルが何やら閃いた顔をした。
「うし、ならこれでいこうぜ!」
「何故だか、一抹の不安がよぎりますが、よいでしょう」
そして。
「娘……私の娘が……迷子センターにも連絡したのに……いなくなっていて……」
ワイバーンタイプの外見のデビルキングワールドの一般悪魔さんが予知通りにやってきた。
うろたえた様子でふらふらと翼で飛行しつつD(デビル)を大事そうに抱えてやってきている。
そう、彼女こそが今回の依頼の被害者。
オブリビオンの詐欺電話によって脅迫を受け、身代金を渡しにいこうとしてしまっている可哀そうな一般ドラゴン型悪魔さんである。
娘が誘拐された……と思っているが、独身であり子供はいない。オブリビオンの虚言にいい子過ぎてコロっと騙されているのである。
なので当然、迷子センターに連絡してもそもそも存在しないので見つかる訳がなかった。
「おっと、待ちな」
だがそんな可哀そうな一般ドラゴン型悪魔さんの前にやたらとガラの悪い大柄の男が道を塞いで現れる!
「え?貴方は?」
「予定が変わった。俺がそのDを預からせて貰う」
「ゆ、誘拐犯の方ですね……!」
そう、このガラの悪いのはもちろんザフェルである。
身代金で全財産を持ってきている一般ドラゴン型悪魔さんなので、今の手持ちのD(デビル)がなくなれば、オブリビオンの元に行くことはひとまずなくなる。
(因みにデビルキングワールドは、周りの悪魔がいいこ過ぎるので無一文でもなんか普通に生活出来てしまう)
そのため、身代金を受け取る役に成りすまし、先にD(デビル)をだまし取ってしまおうという作戦だったのだ。
「む、娘は……娘は無事ですかっ!?」
ガラの悪さがよかったのか、デビキン悪魔さんがいい子過ぎるからなのか、全く疑う事もなく一般ドラゴン型悪魔さんは悪役になりきったザフェルに定番の文句を問いかける!
「あそこに見える子供がわかるか?」
そんな一般ドラゴン型悪魔さん相手にザフェルはノリノリでくいっと顎を動かし自分の後方を見るように促す。
「ああっ!そんな……私の娘がっ……!」
そしてそこにはワルっぽい服装の樒に抱きかかえられたなんかそれっぽい美しい童の姿があった!
そう!これまた既に分かっているとは思うが、子供は偽物!(そもそも娘さんなんて実在しない)
樒が呼び出した神霊の内、事前に聞いていた内で一番それっぽい見た目のを選んで協力してもらっているのだ。(なお他多数は丁重にお帰り頂いた)
「おっと、俺に手を出したらすぐに子供はいなくなるぜ?」
「……パパ~(棒)」
ここぞと言うタイミングで樒は無表情なままアテレコ台詞(棒読み)。
うん、何故かパパ。あと神霊もなんか楽しそうにウネウネしてザフェルにちょっかい出したそうにしてた。
「はっ?!もしかして、貴方があの娘の父親?つまり私の夫?」
「は?いや違ぇよ!とにかくD(デビル)は貰っていくぞ」
見た目が完全にドラゴン型なのでわかりずらいがこの一般悪魔さんは意外とまだ若い娘さんだったりする。
ぽっとかしてる間にザフェルはD(デビル)の入った袋を奪い取ると、中身を確認する。
「よし。確かに身代金のD(デビル)。受け取ったぜ」
「こ、これで娘は帰して頂けるのですねっ!?」
それはそれとして身代金の受け渡しが完了したので一般悪魔さんは樒の抱き抱える娘役の神霊に駆け寄ろうとする。
「そうだな……来い、サファク!!」
ザフェルはユーベルコードで赤い竜を呼び出すと騎乗。
一般悪魔さんを追い抜いて樒を拾って逃走する。
「ふはははー騙されたな!俺達は誘拐犯とは何の関係もねぇ!!」
とここでネタ晴らしする。
「え、えええーっ!?」
一般悪魔さんはこの展開に全くついていけずに困惑する。
「この子は貴方の娘ではありません」
回収され赤い竜の後ろに乗った樒は抱き抱えていた娘役の神霊を、その場で帰って貰い、一般悪魔さんに見える形で消す。
「……そもそも、悪魔さんは独身では?」
「え?あれ?」
誘拐犯ではないという話に、更に娘が存在しない事も暴露され、一般悪魔さんは混乱を極める。
「あとは我々に任せて下さい」
「誘拐犯は俺達が倒し、Dは後で返すから安心するがいいー!!」
そう捨て台詞だけを残し、ザフェルと樒は颯爽とその場を去るのだった。
「たまには悪役っぽいのも悪くねぇな!」
「……茶番もいいところですし、何だかとてもヘンテコな悪党になった気分です……」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 冒険
『派手にぶっ壊そう!』
|
POW : とにかくパワーに任せて壊しまくる
SPD : 華麗な身のこなしで素早く壊しまくる
WIZ : 頭脳プレイで効率的に壊しまくる
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●第二章 ワルの遊園地からの脱出
色々あって無事に、身代金を渡そうとしていた一般ドラゴン型悪魔さんをおうちに帰した猟兵たち。
身代金の受け渡し場所の情報もちゃんと聞き出せたのであとはそこに向かって、待ちわびているオブリビオンに鉄拳制裁を加えるだけ……かと思ったら!
なんと、受け渡し場所にいくには、この『ワルの遊園地』から脱出しないといけないらしい!
ワルの遊園地はワルワルに楽しい遊園地なのだが、一度入ったら中々外には出さない(※遊園地内で衣食住が全て揃っている)
そんな『ワル』な発想が籠った渾身の遊園地だったのだ!(一般悪魔さんのアイディアです)
(因みに一般ドラゴン型悪魔さんはガチで強いので閉じ込められた事を説明されると咽び喜びながら普通に突撃して普通に壁に穴を空けて帰られます。仕方ないね。悪魔さんつよいからね)
そんな訳で、猟兵諸君よ!
このワルの遊園地の出入り口を塞ぐ『ワルの壁』。
いっぱいあるのでガンガン壊して突破しよう!
大丈夫!器物破損は園長から「なんてワルだ!」って感動されます!
三上・桧
ここ、閉じ込められてもわりと快適に過ごせそうですね
オブリビオン関連で来ていなければ、数日くらい滞在したいところです
さて、この壁、見るからに頑丈そうですね
しかもいっぱいありますし
なんか悪魔さんたちは普通に穴あけてますけど。悪魔さんつよい
皆さん楽しそうですね
UC【慈救咒砲】で愛用のロケットランチャーを変形、攻撃力を5倍に
半減は装甲にでもしておきましょうか
これで壁を吹き飛ばしましょうそうしましょう
はいドーン!
悪魔さんたちもドッカンドッカン派手に壁壊していますし、園内で多連装ロケランぶっ放すくらい問題無いでしょう、たぶん
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
流石、悪魔さん達はパワフルですぅ。
此方も頑張ってみますねぇ。
他の世界なら『飛行して壁を乗り越える』ことで抜けられそうですが、飛行可能な悪魔さんが多数住むこの世界ですから、上も封鎖されていると考えた方が良さそうですぅ
ここは、シンプルに参りましょう。
『霊刀』を抜き【剣刃一閃】を発動、壁を四角く[切断]しますねぇ。
穴のサイズ次第で胸やお尻が閊える可能性が有りますから、余裕を見て大きめに。
後は『FRS』と『FSS』の[砲撃]で反対側に押し出すか、『切断した範囲』のみを狙って破壊すれば何とかなるのではないかとぉ。
『大きめに斬ったはずなのに閊える』ことは無いですよねぇ?(ぷるぷる)
ザフェル・エジェデルハ
今回も前回同様(樒(f10234)と)共闘
なんだ壊せばいいのか?すげぇ簡単なお仕事だな!!
こういう仕事に向いてるユーベルコードがあるからな…
それを使うしかねぇだろ!!(意気揚々)
樒が鉄砲水で壊していくようなので、その間を縫って
ダッシャーを撃ちまくり、目の前の壁を力任せに壊しまくる
そこに壁があるから壊すのさ……!!
お、ついでに瓦礫も洗い流せるかもな。一石二鳥だ!
こんなストレス発散みたいな仕事して感動されるとは…
いいところだな!夢のような遊園地だぜ!!
織部・樒
引き続き例の人(f10233)と行動します
この壁は何かヘンテコな機能が付いたりしてないのですね?
なら安心して破壊しましょう
ザフェルさんの行動を見ながら、壁の地盤を確認しておきます。
私のUCで地盤を緩めて置こうかと思いましたが、ザフェルさんのUCは恐らく
硬い地盤の方がより効果が高そうです
なので彼と同時にUCを発動出来るよう詠唱などで調整
破壊状況によっては【限界突破】を考えつつ全力でザフェルさんに合わせ発動します
その後は恐らく瓦礫などが大変なことになりそうですし、再度UCにて洗い流そうと思います
●
「ここ、閉じ込められてもわりと快適に過ごせそうですね」
三上・桧(虫捕り王子・f19736)は閉じ込められたワルの遊園地内の施設を見てのほほんと呟く。
ワルの遊園地は閉じ込めはするものの、園内には宿泊施設もあるし、食事も出来るし、ショッピングも可能。
なんだったら昆虫採集だってできる!
「なんと……!オブリビオン関連で来ていなければ、数日くらい滞在したいところです」
しかし今は有事である。
オレオレ詐欺をしているオブリビオンをとっちめるためにも早く身代金の受け渡し場所までいかなくていけない。
「……そうですよね。残念です。それで、この壁ですか」
桧は視線を昆虫採集体験場の書かれたパンフレットから無理矢理引きはがし、遊園地の出入り口に向ける。
「さて、この壁、見るからに頑丈そうですね」
ワルの遊園地。それは一度入ったら中々外には出さないように入口がめっちゃデカくて外に出さないようになってる『ワルの壁』で出来ているのだ。
しかもいっぱいある。
「なんだ壊せばいいのか?すげぇ簡単なお仕事だな!!」
ザフェル・エジェデルハ(流離う竜・f10233)はそんなワルの壁を前にしてバシバシと掌で叩いて感触を見ている。
不思議な気配を感じるものの、壊すだけなら問題はなさそうだ。
「この壁は何かヘンテコな機能が付いたりしてないのですね?」
織部・樒(九鼎大呂・f10234)はちょっとだけ感じた違和感を確かめようとワルの壁を調べてみる。
すると。
「ははぁ、飛行して乗り越えようとすると飛んでいくのですねぇ」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)も一緒にワルの壁を見ていると、丁度そこに一般ドラゴン型悪魔さん(騙されたのとは別個体)が飛んできた。
その一般ドラゴン型悪魔さんの高度に合わせて、ワルの壁はギュギュンと飛んでいき、目の前に現れるのだった。
「これはまた、面妖な」
「ってかあれ、あのままだとぶつかるんじゃね?
猟兵たちが顔を上げて見ている前で、一般ドラゴン型悪魔さんはそのままワルの壁に激突!
ひゅー、ドォォォン!!!
悪魔さんはただただフィジカルの強さで単純に壁をぶち破って出ていったのだった。
「悪魔さんつよい」
「流石、悪魔さん達はパワフルですぅ」
ワルの壁。
もしかして入園者を閉じ込めるワルい発想ではあったが、強度の方はいい子な属性が発揮されていた可能性がある。
悪魔基準なのでこの強度だが、一般人からすると発泡スチロールで出来た壁をぶち破るような程度の感覚なのかもしれない。
「ま、ともかく俺らもさっさと脱出しようぜ!」
「特に相手の高さに合う以外に仕掛けもなさそうです」
見本……になるかどうかは別にして実際に壁を破壊して通って行った姿をを見せて貰った猟兵たちは早速ワルの壁に挑戦しに行くことにした。
「こういう仕事に向いてるユーベルコードがあるからな……それを使うしかねぇだろ!!」
ザフェルは意気揚々とバトルアックスを取り出すと大きく振りかぶって、一撃!
「グラウンドクラッシャーっ!!!」
地形をも破壊する一撃が見事にワルの壁をぶち破る!
「そこに壁があるから壊すのさ……!!」
キラーン。
決め台詞とキメ顔も決まってザフェルはノリノリ。
「いくぜ次の壁だぁー!」
ただ壊すだけでいい仕事に力有り余ってる系のザフェルはガンガン突き進んでいく。
「こんなストレス発散みたいな仕事して感動されるとは……いいところだな!夢のような遊園地だぜ!!」
まさかの帰り道で大絶賛なザフェルであった。
「此方も頑張ってみますねぇ」
そこにぷるぷると震わせながら続いたるこるが続いて追いつく。
「次の壁は任せてくださいませぇ」
すらりと霊刀を抜くと、るこるもユーベルコードを起動する。
ただしパワーの力任せだったザフェルとは違い、こちらは技と速度。
「ここは、シンプルに参りましょう」
剣刃一閃。
スパンスパンスパンスパン。と4つの軌跡が残ると、壁が四角く切り取られる。
斬った部位に砲撃と加えて押し出すと、大きめな穴が出来上がる。
「おお!やるじゃねぇか!」
「閊えたりはしないですよねぇ」
近接の二人はそんな感じで壁を壊して斬っていく。
「ふむ。地盤を緩めて置こうかと思いましたが……そもそも浮かれるのでは意味がありませんね。それにお二人は硬い地盤の方がより効果が高そうです」
「皆さん楽しそうですね」
ドカンスパンと激しい前衛についていく後衛二人。
しかし前の二人ばかりに任せっぱなしと言うのもよくはないだろう。誰かに負担が偏ると疲れて効率が落ちてしまう。
「と言う事で、自分、桧が取り出したりますは、ロケットランチャー!」
パンパカパーンと桧は不動明王の真言が刻まれたロケットランチャーを肩に担ぐ。
火力・砲撃・ミサイル!それが全てを解決するのだ!
「更にこれにユーベルコードを付与しまして、攻撃力を5倍!……半分にするのは適当に装甲にでもしておきましょうか」
慈救咒砲(マルチプル・カンマーン)。
単発式だったロケットランチャーを多連装ロケットランチャーに変形させると、桧はそのまま照準セット!
「これで壁を吹き飛ばしましょうそうしましょうはいドーン!」
心の準備とか間とかそういうものは関係なしに多連装のロケットミサイルをぶち込み捲る。
離れた標的も浄化(物理)可能。
「悪魔さんたちもドッカンドッカン派手に壁壊していますし、園内で多連装ロケランぶっ放すくらい問題無いでしょう、たぶん」
とりあえず装填していた弾を全て撃ち尽くすまでぶっ放した桧は満足そうにぶち開けた壁の穴を見る。
「ひゃー、すげぇなこれ」
「多少狙いがズレても壁の方から高さを合わせてくれるので楽でした」
「奥に光が見えますぅ。出口までいったのでしょうかぁ」
「行ってみますか」
最後に樒がこのままでは破壊跡の瓦礫などが大変な状態だと思い、印を唱える。
「ナウマク・サンマンダ・ボダナン・バルナヤ・ソワカ!」
水鉄砲のような水流を放ち、瓦礫や硝煙、砂煙などを洗い流して道を作る。
「お、ついでに最後の壁も砕いたみたいだな。一石二鳥だ!」
奥の方でひびだけ入っていた最後のワルの壁も砕けていくと、割と順調に猟兵たちはワルの遊園地を脱出するのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『エナメル・ドリー』
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POW : 元気になぁれ
【バスケット】から、対象の【疲労を回復したい】という願いを叶える【エナジードリンク】を創造する。[エナジードリンク]をうまく使わないと願いは叶わない。
SPD : これ飲んで頑張ってね!
【エナジードリンク(有料)】を給仕している間、戦場にいるエナジードリンク(有料)を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
WIZ : 翼を授けちゃうぞ☆
自身の【販売するドリンクを飲んだ対象】が【元気】になり、【翼が生える】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
イラスト:白木とざくろ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「三上・チモシー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ボス戦 『エナメル・ドリー』
身代金の受け渡し場所まで辿り着いた猟兵たち。
君たちの前にいたのは、一人のオブリビオンだった。
『カーッ!ウマイ!D(デビル)を摘まみにして、エナドリで流し込む!これが幸せってヤツよ!』
羊のような角にゴシックドレス。
そして(モザイク)印のエナジードリンク。
『ハッ!?やっと来たのね……えー、こほん。
(出来る限り頑張った低い声)ククク、D(デビル)は用意できたんだな?』
そう、彼女こそがこの特殊詐欺の元締め、倒すべきオブリビオン『エナメル・ドリー』 なのだ!
『……ん?あ、アンタたち、猟兵っ!?なんでここにっ!?』
そもそも娘さんなんていない悪魔とかに娘を誘拐したと電話をかけては身代金を要求。
おひとよしな悪魔さんたちが全財産を持ってくるのを受け取るだけという既に労せず大金をせしめてきたエナメル・ドリー。
油断しきっていた彼女は当然のようにこんなところで猟兵と出会うなんて思っても見なかった。
今がチャンスだ!
せしめたD(デビル)を体内に蓄え、その金貨の中にある魔力によって強力になっているが、その分彼女は重く、そして足が遅くなっている。
そして籠の中にある残りのD(デビル)とエナジードリンクを使って自己強化してくるが、その前に籠のD(デビル)を盗んだり、強化されても腹を殴って体内のD(デビル)を吐き出させたりすれば弱体化するのでそこを狙うのだ。
頼んだぞ、イェーガー!
因みに回収したD(デビル)は持ち主にちゃんと後で返します。
※注1
因みにD(デビル)をつまみにエナドリをがぶ飲みしているエナメルドリーは腹パンされると、なんかキラキラしたものを吐き出します。
大丈夫、多分金貨とエナドリだから。
モザイク処理されるけど、エナドリだから!
※注2
有料エナドリはユーベルコードの効果で有料になるので、強制的にお貯金からD(デビル)金貨で引き落としされます。
三上・桧
エナメル・ドリー……なるほど
ニックネームはエナドリちゃんですね、わかります
まずは火車さんに敵の気を引いてもらいます
火車さん、お願いします(おやつ差出し)
【妖猫召喚】で火車さん巨大化。しかもモフモフ増量ですよ
『エナドリとやら、妾をモフりたくはないか? 1モフ500Dじゃ。今なら20回分一括購入でハグも付けるぞ』
火車さんが敵を【誘惑】している間に、こっそり接近してバスケットからDを盗ってしまいましょう
あぁ、食べられたDも吐き出させないといけませんよね
火車さん、お腹のあたりに頭突きお願いします
自分もロケランの砲身でお腹叩いてみましょうか
そぉい!
●
「エナメル・ドリー……なるほど」
三上・桧(虫捕り王子・f19736)は遂に追い詰めた元締めのオブリビオンの情報を聞いて頷く。
「ニックネームはエナドリちゃんですね、わかります」
『……ん?あ、アンタたち、猟兵っ!?なんでここにっ!?』
桧と相対したエナドリちゃんはまさかこんな所で猟兵に出会うなんて全く予想もしておらず。
慌てふためいて摘まんでいたD(デビル)やエナドリを片付けていく。
まさに先制攻撃のチャンス到来である。
「火車さん、お願いします」
桧はここぞとばかりに猫又UDCの火車さん(もっふもふだぞ!)を召喚。
おやつによる交渉によって、火車さんに相手の気を引き付けて貰うようにた飲み込む。
『仕方ないの』
交渉成立!
巨大化してモフモフ増量パックになった火車さんがのっしのっしと華麗な足運びで先制攻撃を仕掛けにいく。
『エナドリとやら、妾をモフりたくはないか?』
火車さんの魅了攻撃!モッフモフだぞ!
『え?けっこうです』
しかしエナドリちゃんはまさかのノーセンキュー!
「そ、そんな馬鹿な。火車さんのモフモフの魅力が、効いていない……?」
恐れおののく桧。
『1モフ500D(デビル)じゃ。今なら20回分一括購入でハグも付けるぞ』
『いえ、ですからけっこうです』
だが何度やってもエナドリちゃんは火車さんに靡かない!
どうやらこの世界には、モフモフが効果がない存在もいるらしかった……。
『しつこいなー、こうなったら……』
一応おやつ分くらいは働いてやろうという義理固さで火車さんはそれでもエナドリちゃんの注意を引いてくれていたが、ここでしびれを切らしたエナドリちゃん側からの反撃が来る!
『翼を授けちゃうぞ☆』
『おふっ?』
ごそごそとバスケットからモザイク処理されたエナドリを取り出すと中身をぽーいと巨大化した火車さんに投擲。
思わずごくんと飲み込んでしまう火車さん。
『こ、これは……妾、飛んでるぅ!?』
そしてエナドリちゃんのユーベルコードの効果で翼が生えて元気になった火車さんはハイテンションなままにびゅーんと飛んでいってしまう。
「あ、か、火車さーん!!!」
『バイバーイ』
残される桧。
出来ればこっそりバスケットからD(デビル)を盗み出そうとしていた。
だが、それはあくまでも火車さんが相手の気をモフモフで弾きつけていた事を前提とした作戦だ。
桧は膝をつき、バスケットからの強奪を諦めざるえなかった……。
「まあロケランの砲身でお腹叩くのは諦めてませんけどね。そぉい!」
そして膝を立てて高さを調整したスイングでエナドリちゃんの腹部を見事に強打!
『エブブホッ!?』
なんか口からキラキラしたのが出てるぅ。(モザイク処理)
苦戦
🔵🔴🔴
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
元締め発見ですねぇ。
それでは、奪われた『D』を強盗させて頂きますぅ。
『FMS』のバリアで全身を覆うと共に【翰匱】を発動、『超重力結界』を展開し飛行しますねぇ。
そして、ただでさえ『D』で『重く』なって居るところに『超重力』が重なれば回避は難しいでしょうから、『胸の肥大化』の『反動』をそれなりのサイズで許容し、[部位破壊]で『お腹』を狙って『腹パン突撃』しましょう。
吐出した『D』や取出した『エナドリ』は、『FTS』による[追撃]の光線で[盗み攻撃]、『回収』してしまえば問題有りません。
有り金全て吐き出すまで、同様の攻撃に『FRS』『FSS』の[砲撃]を重ねて繰返しますねぇ。
●
『うぶっ……も、勿体ない……!出した分はちゃんと飲まないと……!』
特殊詐欺を実施し労せず大量のD(デビル)を保有していたエナメル・ドリー。
彼女はちょっとモザイク処理が必要な感じで体内のD(デビル)とエナジードリンクを放出してしまったのでその分をバスケットから取り出してゴリゴリ、ごきゅごきゅ、ごくん。
『ぷはぁー!沁みるわぁ!』
D(デビル)の魔力と、エナドリをキめた!
「元締め発見ですねぇ」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)はそんなエナメルドリーを発見すると、遠慮なく攻撃を仕掛けにいった。
『ひゃあぅ!?猟兵っ!?まだ来るの!?』
「それでは、奪われた『D』を強盗させて頂きますぅ」
豊乳女神の加護・翰匱(チチガミサマノカゴ・アマカケルカラト)、起動。
『わぶっ!?何これ、重……!』
「大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その衣を纏いて唐櫃を捧げましょう」
『超重力結界』が展開されると、エナメルドリーとるこるの双方に対して重力そのものによる加重がかかる。
『あぐぐぐ……』
「ただでさえ、Dで重くなっているのですから超重力が重なれば回避は難しいでしょう」
当然るこるもその重力の影響を受けてはいるが、そこを浮遊する武装と召喚した『祭器』によって強引に飛翔。
「胸が大きくし過ぎると、もう自分でも動かしにくくなりますが、飛べば大丈夫ですぅ!」
胸の肥大化という反動を受けてもはや祭器は振るえず、ただ持つだけしかできないが、それで十分。
るこるは超重力によって乗算された『重量』に、武装と祭器による飛翔『速度』。そして『胸の肥大化サイズ』に比例する祭器のパワーを掛け合わせた突撃を敢行!
超重力で全く動けないエナメルドリーに対して完璧な『腹パン突撃』が叩き込まれる!
『☆☆☆☆☆☆☆☆!!!???』
クリティカルヒットで口からなんかモザイク処理されたあれあれが排出されるエナメルドリー。
るこるはそこをすかさず亜空間倉庫に収納する光線を出す宝玉でびゅんびゅん触れる事なく回収していく。
「有り金全て吐き出すまで、重ねて繰返しますねぇ」
『ちょっ、やめっ☆☆☆☆!!??』
若干腹回りが軽くなるとエナメルドリーは逃げ出したが、それまで結構な額をるこるは回収したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
織部・樒
引き続きザフェルさん(f10233)と行動します
えなどり、という飲み物が何なのか興味はありますね
体が強化するというと、煎じ薬のようなものでしょうか
(ドクダミ茶やセンブリ茶のような)
折角のおもてなし、此処は迷わず頂きましょう
私にとっては微妙な味わいですが、土地によって嗜好は様々
きっと生産国では美味なのでしょう
などと適度に楽しんで?おきます
攻撃は先手でUC使用
ついでに撹乱や補佐の為【式神使い】も併用
速度が落とされた場合は【早業】【高速詠唱】なども使います
鷹の役目は鳴き声にて三半規管を狂わせDやエナドリを吐き出させる、どさくさに持っているD(光り物)を盗む、体当たりで腹パン等です
ザフェル・エジェデルハ
いつもどおり(樒(f10234)と)共闘
なんだ?ガキを誘拐したって電話したのはガキか
世も末ってやつだな
エナドリ飲むと何かすごい効果があるのか…
それって俺も飲めるのか?…って、料金高っいなオイ!!
胡散臭いと思いつつも興味が勝つので、飲めるなら飲んでみる
(飲んだ場合の反応はお任せします)
つか飲んだところで何も変わらんのか…
しかも飲まなくてもDだけ奪うって、詐欺じゃねぇか!悪党め!!
ブチギレてユーベルコードを展開、樒と連携して敵へ鈍色竜を向かわせる
主に腹が弱点みたいだからな…そこを狙って行け!!
ここにあるDは全部、善良?な悪魔のもんだからな
回収させて貰うぜ!!
●
『りょ、猟兵!?まだ来るのっ!?』
特殊詐欺の元締めを遂に追い詰めた猟兵たち。
だがその正体は、D(デビル)を摘まみにエナジードリンクを飲む割と幼女だった!
「なんだ?ガキを誘拐したって電話したのはガキか。世も末ってやつだな」
ザフェル・エジェデルハ(流離う竜・f10233)はエナメルドリーを見てそんな感想を抱く。
だが侮るなかれ、これでも彼女はオブリビオン。それも溜め込んだD(デビル)に宿る魔力によって強化されているのだ。
これなら悪魔だって倒せるかもしれない!……あと2兆D(デビル)位稼げば。もしかしたら。
「何やら飲料を使うようですね?」
茶碗のヤドリガミである織部・樒(九鼎大呂・f10234)は、例えオブリビオンであっても異世界の飲料に興味津々。
モザイク処理されてちょっと見えないエナジードリンクにそわそわしていた。
『ふっ、いいわ!そこまで言うなら、このエナジードリンクを飲ませてあげるわよ!』
「え、それって俺も飲めるのか?」
「えなどり、という飲み物が何なのか興味はありますね」
ここに来てエナメルドリーからのまさかの提案。
だが実はエナジードリンクとやらが気になっていたのは樒だけではなく、ザフェルもである。
飲める機会がやってきた事でちょっと考えてしまう。
『もちろん有料よ』
「金とるのかよ!」
「当たり前でしょ!お金稼いでるんだから、はいこれ値段表」
「そりゃそっか……って、料金高っいなオイ!!」
『私のエナジードリンクはもうすっごいんだから。元気になって5倍の仕事が出来るようになるのよ!』
「エナドリ飲むとそんなすごい効果があるのか……」
「体が強化するというと、煎じ薬のようなものでしょうか」
エナメルドリーの説明に素直に関心してしまうザフェル。
そして樒は樒で疑う事なくドクダミ茶やセンブリ茶のようなものを想像していた。
「なんか、胡散臭い……が、興味はあるんだよな」
「折角のおもてなし、此処は迷わず頂きましょう」
『毎度ありー♪』
チャリーンとザフェルのサイフからD(デビル)換算でエナジードリンク分の代金が支払いされる。
「いただきまーす!うおっ!?なんだこれ、甘ったるいエールみてぇだけど、なんか、エグみがあるっていうのか?」
「……私にとっては微妙な味わいですが、土地によって嗜好は様々。きっと生産国では美味なのでしょう」
ザフェルはぐびっと飲むと舌に残る炭酸と甘味料の強さに驚く。
そして樒は炭酸が慣れないのか眉間にしわを寄せながらも、それでもちびちびとエナジードリンクをそれでも楽しんで飲んでいく。「つか飲んだところで何も変わらんのか……」
もっと元気はつらつぅ!な感じになるのを想像していたのか、エナジードリンクをぐびぐびと飲み切ったザフェルは特に変化を感じない自分の身体を見つめる。
『何言ってるの?もう効果は出てるわ。周りを見てみなさいよ』
「あ?」
エナメルドリーの言葉に周囲を見れば……周辺はいつの間にか1/5の速度で動いていた。
うん、あれだ。紅茶の時間タイプの、特定の条件を満たしていない相手の速度を1/5にしてしまうユーベルコードだった。
「飲んだ俺が早くなるんじゃなくて、飲んでないやつの速度を遅くするのかよ!?」
「これは、5倍働けることになるのでしょうか……?」
『ライバルたちが20%しか働けなくなるから、結果的に5倍の仕事ができるのよ!』
「いやそれ、周りの足引っ張ってるだけじゃねーか!」
それはそれとして戦闘は開始されます。
「鈍色の竜よ、敵を喰らい尽くせ。貪る鈍色竜(グラトニー・グレー)」
「頼みましたよ……!蒼鷹鳥狩(ソウヨウトガリ)」
ザフェルは鈍色の幻影竜を。
樒は大型の蒼き鷹をそれぞれ召喚すると、エナメルドリーへと差し向ける。
『ひゃー何よこれ。この子たちもエナジードリンクが欲しいの?あげるわよ?』
エナメルドリーは商標的にモザイク処理のかかったバスケットから追加のエナジードリンクを出すと鈍竜と蒼鷹にぽーい。
「幻影竜じゃ飲めなくね?」
「あ、鷹は飲みましたね」
『飲めなくても購入はしたんだから代金は頂くわね』
チャリーン。ザフェルのサイフが軽くなった!
「え、おい!飲まなくてもDだけ奪うって、詐欺じゃねぇか!悪党め!!」
『はぁー!?飲むかどうかは買った本人の自由でしょー?』
「押し付けたもので無理矢理代金を取るのは違うと思います」
そんな押し問答をしている内に、元気になった鷹がギャー!と鋭い威嚇の声を放つ!
『ひぃ!?キーンってするぅ!?』
D(デビル)で腹いっぱいになりエナドリでキメまくっていたエナメルドリーは三半規管を狂わされてくらくらしてしまう。
「よし今だ!主に腹が弱点みたいだからな……そこを狙って行け!!」
『やっ、ちょ今はおぼ☆☆☆☆☆☆』
そこに財布が軽くなってブチギレしたザフェルが鈍竜を差し向けると腹パン!
エナメルドリーが蓄えていたD(デビル)が散乱する。
「ここにあるDは全部、善良?な悪魔のもんだからな回収させて貰うぜ!!」
「ギャース!」
「それでは退散させていただきます」
地面にばらまかれたD(デビル)を素早く拾ってザフェルと樒は颯爽と戦線離脱をするのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
イングリット・イングラム
詐欺を生むもの、詐欺を育てるDを吐き出しなさい!
とでも言おうかと思っていましたが、既にだいぶ吐き出しているようですね。
最後の1枚が出るまでこのまま腹パンを続けてもいいのですが――
別に、アレを倒してしまっても構わないのでしょう?
《聖霊装》により剣と鎧とを装備。
剣に《聖霊光》の破邪の力を纏わせ、戦いを挑みます。
果たして、私の剣をいつまで躱すことができるのか。
見せてもらいましょうか。
御自慢のエナジードリンクの性能とやらを。
――。
気付いていませんでしたか?
そのエナジードリンクの効果が反転していたことに。
人を騙していたのです。
自身が騙されることくらい、当然想定していたのでしょう?
●
「詐欺を生むもの、詐欺を育てるDを吐き出しなさい!」
金髪青眼の騎士、イングリット・イングラム(聖霊騎士・f35779)は堂々とした佇まいでエナメルドリーに対してそのように宣言しにきた。
しかし。
「とでも言おうかと思っていましたが、既にだいぶ吐き出しているようですね」
『うっぶっ、ちょ、ちょと待って……』
なんか既にエナメルドリーはめっちゃ口を抑えながら四つん這いになっていた。
『うぼ☆☆☆☆☆☆~~~っ!!???』
口からD(デビル)とエナジードリンクが一緒に零れ落ちていく。
既に今までの戦いで思いっきりリバースしまくってしまっていたようだ。
「最後の1枚が出るまでこのまま腹パンを続けてもいいのですが――別に、アレを倒してしまっても構わないのでしょう?」
しかしイングリットはぶれない!
ここで取り逃がしたりしてしまえばこのオブリビオンはまた特殊詐欺を働くに違いないからだ!
「《聖霊装》よ!」
万余の聖霊が結晶化していき、イングリットの身体に破邪の力を備えた剣と鎧が装備される。
「参ります!」
『ちょと待っておぼ☆☆☆☆☆~っ!?』
イングリットの下から切りあげるスイングが避けようとしたエナメルドリーの腹をぶったたき、口から追加で零しながら吹っ飛んでいく。
「果たして、私の剣をいつまで躱すことができるのか。見せてもらいましょうか。御自慢のエナジードリンクの性能とやらを」
『だ。出した分は、飲まないと……!』
エナメルドリーはこれは堪らないとバスケットから回復効果のあるエナジードリンクとあとD(デビル)を取り出す。
――。
そしてごくごくと一気飲み。
『ぷはぁ!これで元気に……あれ?うぼ☆☆☆☆☆』
ユーベルコードの効果で回復したと思ったエナメルドリーは突然リバース。
「気付いていませんでしたか?そのエナジードリンクの効果が反転していたことに」
『な、何!?』
イングリットは聖霊の剣を振るう。
それは、『対抗(タイコウ)』。
相手のユーベルコードの効力を反転させる力を持つ、対ユーベルコードの英傑の技。
エナメルドリーの取り出したエナジードリンクは、既にイングリットによって回復効果を反転させられていたのだ。
「人を騙していたのです。自身が騙されることくらい、当然想定していたのでしょう?」
『なっ』
そのまま追撃の一閃。
D(デビル)やエナジードリンクによる回復を得られたなかったエナメルドリーではイングリットの剣に耐え切れるはずもなく。
ここに、詐欺の元締めに天誅が下るのであった!
『エナメル・ドリー』 撃破っ!
大成功
🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2021年12月29日
宿敵
『エナメル・ドリー』
を撃破!
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