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【サポート優先】アカリのヒロアス紀行・海底編

#ヒーローズアース #戦後 #知られざる文明 #アカリのヒロアス紀行

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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)


 ヒーローズアース、そこには「知られざる文明」というものがある。海洋都市、宇宙基地、地下世界……SF小説に幾度となく描かれた世界が地球のそこかしこに実在する、それが英雄の世界のもう一つの顔だ。
 その世界はアースクライシスで侵略を受け、戦場となることで地上の人々の前にその姿を露にした。結果として度の文明も深く傷ついたが、戦乱を乗り越えた世界は共に手を取り合い復興への道を歩み始めた。皮肉にも悪が起こした大戦が文明同士の絆を深く繋いだのだ。
 それから二年、今知られざる文明はどうなっているのか……


「つーわけで、戦争終結から二年したんで改めて知られざる文明について勉強してみるっす」
 そう言うのはミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)のボディの一人、アカリ・ゴールド。ヒーローズアース出身でありアースクライシスを機にミルケンのボディとなった彼女だが、その時までは一般人であったこともあり知られざる文明に詳しいとは言えない。
「今回行くのは海底世界のアトランティスっすね。ここは住んでるのは人間が主体で、「適応光線」ってのを浴びて海中で生活してるんす。技術力は地上よりも上みたいっす。ドクター・アトランティスの研究所なんかもここにあったっすね」
 ジェネシス・エイトが一人科学者ドクター・アトランティス。彼の世界からすれば面汚しであろうが、皮肉にも彼の高い科学力がアトランティスの技術の高さをそのまま証明しているとも言えた。
「なんで、そんな海中都市に行って皆さん遊んできてくださいっす。珊瑚の上に築かれた都市みたいで、めっちゃきれいらしいっす。あと魚料理もおいしいっす。桃姫先輩が行きたがってたっす」
 地上を始めとする他文明との交流が開始されたことで、観光業や集客などにも力を入れ始めたのだろう。他所からの来訪者でも手厚くもてなしてくれるという。
「ただやっぱオブリビオンも残ってるみたいで、レディ・オーシャンの手下だったオブリビオンがこの街に潜んでるらしいっす。いつかレディ・オーシャンが迎えに来た時のため色々準備してるみたいっすね……まあ、当の本人グリードオーシャン行っちゃったっすけど」
 いつか来る日の為に一斉蜂起の準備をして身を潜めているらしい。平和な町に潜むテロ組織と考えれば放置は出来ないだろう。
「戦闘あるんであたしも直接は行けないっすけど、皆さんの活動を報告書にまとめて勉強させてもらうっす。それでは、よろしくお願いするっす!」
 最後に体育会系らしく大声で言うと、アカリは海底世界へ猟兵たちを送り出した。


鳴声海矢
 鳴声海矢です。個人的ヒーローズアース強化月間。

 『注意!』
 今回はサポート優先シナリオとして、基本的にプレイングを各章少数しか募集していません。
 なるべく早い完結を目標に、サポートフル活用、文字数少な目で執筆の予定です。
 プレイングを頂いてもリプレイは非常に短くなります。送る場合はご了承の上でお願いします。

 第一章では珊瑚の上の海底都市の散策。珊瑚を使った様々な品の買い物や魚介料理、高性能水中バイクでの海中散策など色々楽しめます。適応光線があるので呼吸の心配は不要です。

 第二章では『『海を統べる者の従者』アクア・ガールズ』との集団戦。いつかレディ・オーシャンが迎えに来てくれると信じ蜂起の準備をしています。猟兵が来たのを察知して計画がばれたと思い攻撃してくるので、撃退してしまってください。

 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 日常 『珊瑚の上に築かれた街』

POW   :    都市群を泳いで見てまわる

SPD   :    深海用の乗り物にのって街を移動する

WIZ   :    深海に適応した街の人々と話す、聞き込みをする

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フルム・サーブル(サポート)
口調はステシ通り、穏やかで優しそうな感じが基本です

木々や花、森といった自然を愛しているフェアリーです
ただし技能と能力がだいぶパワー(物理)に寄っている節があり、
何か解決しなければならない任務と並行する場合は怪力などの技能を活用します

花や植物などの自然をモチーフとしたものを好む傾向があり
関係する事柄に積極的に関わりに行きます

悲しみを癒すような内容なら
花を植えて妖精さんのパワー(魔法)で綺麗な花畑を作ったりします

キャラぶれは気にしないので、公序良俗に反しない限りは
好きに動かしちゃってください



「いらっしゃいませ、海底世界アトランティスへようこそ!」
 訪れた猟兵を出迎えたのはどこへ行ってもかかるようなそんな声。だが、彼らを取り巻く風景はそこらの観光地では決して見られない壮観なものだった。
「なるほど、これも中々綺麗じゃないか」
 フルム・サーブル(森林の妖精さん・f03354)が頭上を見上げれば、そこにあるのは青い空……ただし大気ではなく水の。足元を見ればそこは色とりどりの珊瑚が地面になり、そのまま高く伸びた枝の中には自然の造形を活かした、だがその実高度な技術に支えられた家々が。
 海底都市アトランティス、そこは地上を凌駕する技術によって繁栄する知られざる文明の一つであった。
 木々や花、森といった自然を愛するフェアリーであるフルムにとって、水の支配するこの世界は珍しい。だが、例え陸と海の違いはあっても大いなる自然に変わりはないし、その美しさに優劣などない。
 そして自然を愛する彼にとって、高い技術を持ちながらも決してそれによる環境破壊をせず、元からある珊瑚を活かしたこの街づくりはとても好ましいものであった。
「随分小さな……いや、大きな……何と言ったらいいか……」
 フルムの姿に言葉を迷うアトランティス人たち。何しろフルムは身長30cmのフェアリー。一般的には可愛いものに分類されるサイズだ。だがその肉体は無駄なく徹底的に絞り込まれ鍛え上げられた美しきマッスルボディ。比較対象なしの写真でも撮れば間違いなくアスリートか軍人かと言われるような体をしていた。
「僕のどこに疑問の余地があるっていうんだい?」
 自分はあくまでちっちゃくてかわいい妖精さんと言い張るフルムは曇りのない目で問いかける。その目、その美しい心は本物と、アトランティス人たちも改めて快く迎え入れた。
「あなたは陸の自然を愛する人なのですね。我々も学ぶところが多そうだ。是非お話を」
 アックス&ウィザーズとアトランティスでは科学レベルは天と地ほどに差がある。なれど理念、理想はさにあらずと、フルムと自然愛を語り合うアトランティス人。
「そうだね、まずは見てもらった方が早い。何かのヒントになれば幸いだ」
 そう言って小さな壺を取り出し、【フェアリーランド】へアトランティス人たちを招待するフルム。その中に広がるのは、彼の愛する美しき陸の大自然。
「素晴らしい……これは……!」
「素敵な町を見せてもらったお礼だよ。自然の交換留学と行こう」
 美しき海中の都市を訪れ、美しき緑の世界へ案内する。陸と海、地球を二分するその世界の美しさを、フルムは知られざる文明とともに分かち合うのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
成程、楽しそうな都市ですねぇ。
折角ですし、お邪魔させていただきますぅ。

桃姫さんも来たがっていたとのことですし、観光&御土産になりそうな品を探しつつ食べ歩きが良いでしょうかぁ。
観光名所や繁華街等を見て回りつつ、『屋台』他、テイクアウト系の品を中止に購入して頂きますねぇ。
気に入った品が有りましたら大量購入、【豊艶界】内の『時間凍結庫』で保存し『御土産』にしましょう。
最後は『生鮮系』を扱っている市場等を探し『素材』を購入、同様に保管しますねぇ。
此方は帰還後に[料理]、調理済みの『御土産』も併せ、ボディの方々や神社の皆もお誘いし皆で頂きましょう。
相当な量が必要になりそうですぅ。



「成程、楽しそうな都市ですねぇ。折角ですし、お邪魔させていただきますぅ」
 適応光線を浴びて海底都市に降り立った夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)。未知の街に来たところで、彼女が探すのはもちろん決まっている。
「桃姫さんも来たがっていたとのことですし、観光&御土産になりそうな品を探しつつ食べ歩きが良いでしょうかぁ」
 海の中の都市であるこの場所の主食は、当然ながら海産物だ。目の前が漁場とも言える立地で取れる魚は鮮度抜群、知人であるグリモア猟兵の別ボディが来たがっていたという話だ。
 人が集まる場所には当然飲食店があるし、外界との交流、観光客の誘致を考えるなら食事は重要な観光資源でもある。観光がてら探してみれば、様々なところに様々な料理店が見つかった。
「いらっしゃい、こちらは小物から大きな家具までそろえてあります」
 売られているのは貝殻の加工品だが、とにかくその大きさが半端ではない。まさにどこかの女神が寝ているかのような貝を丸ごと使ったベッドや、人の頭部ほどの真珠とケースにされたアコヤ貝など、まさにSF級の規格外。ついでに言えばるこるサイズの貝殻水着もあったりする。
 そしてその横には、貝の中身を使った料理店が。ただ切っただけの刺身ですらその鮮度と身の締まりは最高級。塩も海洋深層水から抽出したアトランティス謹製の塩。水中故に火に馴染みはない……と思いきや、水の中で使える電気コンロのようなもので焼き料理もお手の物。それらを買って食べてみればそれらはいずれも絶品の、産地でしか味わえない味である。
 さらに歩けば今度は路肩に屋台が。魚の串焼きと銘打っているが、店先に魚の姿は一匹もない。
「売り切れですか?」
 そう尋ねてみれば、待ってましたとばかりに店主が小さな銃のようなものを取り出した。それを頭上に向かって撃てば先端から小さな銛が打ち出され、上を泳いでいた魚を見事に射抜く。そのまま銛を手繰り寄せ、アトランティス謹製技術で銛に高熱を発させて中から焼けば一丁上がりだ。
 確かに海中ならば食材はその辺にいくらでも泳いでいるのだ。恐らくパフォーマンス的なものも兼ねているのだろうそれは、他の世界ではなかなか真似できないものだ。
 そうして歩きながら気に入ったものを見つけては【豊乳女神の加護・豊艶界】に放り込む。ここに入れたものは劣化しないのだから、何でもいくらでも持って帰れる。
 そして最後に購入するのは。
「やはり、ありましたねぇ」
 魚市場。プロ仕様のものから観光客向けまで様々な魚があり、産地価格とでもいうのかとんでもない大きさのものがとんでもない安さで売られている。差し当たってはまず近海物のマグロを購入。普通に考えたら素人が買うようなものではないのだが、これが素人でも手の出る値段で売られているのだから信じがたい。
 一方で輸入ものらしき肉や野菜はかなりの高値で少しだけおいてあったりするので、やはり供給や流通量の関係という話もあるのだろう。
 買ったマグロを胸の谷間に差し込んでいくるこる。ここが入口なのだから何も不自然なことはないのだが、やはりちょっとした曲芸じみたその様子は注目を集めてしまう。
「此方は帰還後に[料理]、調理済みの『御土産』も併せ、ボディの方々や神社の皆もお誘いし皆で頂きましょう。相当な量が必要になりそうですぅ」
 自分の神社の仲間たち、そしてこの依頼を紹介したグリモア猟兵とそのボディたち。大食い揃いの面々を満足させるにはマグロ一匹ではまだまだ足りない。さらなる食材を求め、海底の市場をるこるはさらに巡っていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『『海を統べる者の従者』アクア・ガールズ』

POW   :    アクア・リヴェンジャー
全身を【倒れた仲間の体で構成する水のオーラ】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【戦闘不能者数】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。
SPD   :    アクア・ウェポン
装備中のアイテム「【アクア・ウェポン】」の効果・威力・射程を3倍に増幅する。
WIZ   :    アクア・ボール
【周囲の水を集めて作ったアクアボール】を降らせる事で、戦場全体が【水中】と同じ環境に変化する。[水中]に適応した者の行動成功率が上昇する。

イラスト:麻宮アイラ

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アネモス・アルビレオ(サポート)
※連携・アドリブ大歓迎です※
冒険!集団!ボス!日常!
いっぱい活躍出来たらいいな!

性別:美少年を司る自称性別:美少年です。
人生エンジョイ勢、喜怒哀楽の喜楽特化型。誰かを非難したり、自画自賛はせず「〇〇さんってすごーい!」と人を褒めて感動して喜ぶタイプです。
各世界を楽しみながら渡り歩き他者をお手伝いすることを喜び積極的に行動します。
「大丈夫。僕に任せて!皆と世界のために美少年パワー発動!」
探索・戦闘どちらにおいてもUCビショーネン・クリエーションを使用、その場に大量の美少年を呼び出し人海戦術で行動します。
 
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません。


ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。

行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。

台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎


阿紫花・スミコ(サポート)
アルダワ魔法学園の生徒。暗い過去を持ちつつも性格は明るい。自信家で挑発的な一面がある。力があれば何をしてもいいというようなダークセイバーの領主達を心底嫌っている。機械系に強く様々な世界の機械知識を広く持ち自作ガジェットの研究・開発を行っている。

からくり人形「ダグザ」:巨大な棍棒で敵を粉砕する。
精霊銃「アヴェンジングフレイム」:黄金に輝くリボルバー。弾丸には炎が宿る。
ワイヤーギア:射出したワイヤーを引っかけ、巻き取りと、蒸気噴出で推進力を得る。

「力があれば何をしてもいいって思ってるんだろう?…お前が奪われる立場でも同じことが言えるかな!」

(エロやグロに巻き込まれなければどんな展開でも大丈夫です)


風薙・澪(サポート)
戦闘は剣、ポンプアクション散弾銃、魔法を主に使って戦う。
近距離は剣、中距離は銃、遠距離は魔法が主な攻撃手段だが、
状況に応じて距離に拘らず扱う時もある。
概ね敵の数が多いときは身体強化魔法を利用し剣、銃で止めを刺していく

剣も銃も基本は両手で扱う為、右手に剣、左手銃のような二刀流的なことはほぼしない
剣は両手持ちではあるものの軽快に扱い、フットワークを軽くして戦う

銃はほぼ9粒装弾の散弾を使っているが、対象を打ち抜けないときなどはスラッグ(一粒弾)も使う
いずれにせよ射程はあまり長くない
弾倉はチューブマガジンで後入先出。(最後に込めた弾薬が最初に撃ち出される)
弾薬入手はUDCではなく別世界から入手している



 観光客としての猟兵の来訪を歓迎するアトランティスの人々。だがそれを歓迎していないものがここにいた。
「あ、あれは……猟兵……!?」
 珊瑚の陰からその姿を見る青い髪……水でできた髪を持つ少女達。
「まさか、私たちを狩りに!?」
「そんな! まだレディ・オーシャン様からの指示もないのに!」
 既にこの地を離れたジェネシス・エイトの名を言う少女達。彼女たちは『『海を統べる者の従者』アクア・ガールズ』。いつか時が来ると信じ、ひたすらに主の帰還を待つオブリビオンの残党だ。
「どうしよう……」
「ここで計画を潰されるわけにはいかないし……やっつけちゃおう!」
 猟兵がここに来たということは計画を察知されたか、そうでなくとも何がしかの調査に来たか。やられる前にやってやると隙を伺いつつじりじりと接近し、そして不意打ちしようと一気に飛び出した。だが。
「分析完了!! お見通しだよ!」
 突如として猟兵の一人がアクア・ガールズの方を振り返った。その頭にはゴーグル型ガジェットが。
 元より敵が町のどこかに潜んでいるのは予知で分かっていたこと。阿紫花・スミコ(ガジェットガール・f02237)は事前に【ハイパー・スキャン】で強化したサーマルスキャナーを装備し、自分たちに近づく者を警戒していたのだ。
 そしてその前に剣を構えた少女が躍り出る。
「残念だけど、おしまいよ!」
 風薙・澪(ウィザードウォーリア・f17869)が両手で持った氷魔剣【凍華】でアクア・ガールズを切り伏せる。その名の通り強い氷属性を備えたその剣で切り裂かれたアクア・ガールズは、海水でできているらしきその髪、さらに体までもを凝らせて砕け散った。
「あわわ……ま、まだまだ……形成、アクアボール!」
 奇襲を破られ浮足立つが、海中は自分のホームグラウンド。乗り込んできた者に負けるものかと周囲の水を球状に固めその中に自分たちと猟兵を取り込んでいくガールズ。
 その中を素早く動き回り一旦離れて体制を整えようとするが、下がったガールズの何体かの胸から白く煌めく者が突き出した。
 そのガールズは自分の胸を見下ろし、そのまま絶望の表情を張りつかせ崩れていく。
「刻め」
 それはラムダ・ツァオ(影・f00001)が【千刃】によってばらまいた『白刃』。その名の通り白い刃は光を強く反射し、海中では保護色になる。それを視認できないまま引いたガールズたちは自らその刃に当たりに行くこととなり、自身の胸を貫かれたのだ。
「逃げる時は後ろもよく見ることね。まあわざと見えないようにしたんだけど」
 自らのホームにしたはずの周囲を逆用されあっけなく倒されるガールズたち。その連携を手を叩いて称えるものが一人。
「スミコさんも澪さんもラムダさんもすごーい!」
 奇襲看破から返り討ちまでの手際をほめたたえるのはアネモス・アルビレオ(神は云った。「美少年あれ」・f17321)。女性のような姿をしているが、れっきとした男性の猟兵である。彼にとっては他人の活躍を見て、それを讃えるのが自分の喜びでもある。そしてもちろん、猟兵としてそれを手助けするのも忘れない。
「大丈夫。僕に任せて! 皆と世界のために美少年パワー発動!」
 アネモスは【ビショーネン・クリエーション】で周囲の無機物を自分と同じ美少年に変えて操作する。もちろんただのにぎやかしではない。
「あわわ……こんなにいっぱいいるなんて……」
 アクア・ガールズが唯一猟兵に勝っていたはずの『数』、その優位すらも美少年軍団が現れたことでないものとなったのだ。
 アクア・ガールズと乱戦を繰り広げ戦場をかく乱する美少年たち。だがその対処に追われれば、水に紛れた無数の白刃が次々ガールズを切り刻んでいく。
「そんな……倒れた仲間たち、力を貸して!」
 水になって崩れた仲間の骸を体に纏い、ガールズは自身を強化する。だがその強化した体は、深海にあるまじき赤い弾丸に吹き飛ばされた。
「力があれば何をしてもいいって思ってるんだろう? ……お前が奪われる立場でも同じことが言えるかな!」
 スミコが構えるのは炎を宿す弾丸を放つ精霊銃「アヴェンジングフレイム」。水と炎は本来相性最悪。だが強すぎる炎は水を蒸発させ、吹き飛ばすことができる。ガールズたちの長であるレディ・オーシャンにも向けた言葉と共に、その郎党を力の炎で吹き飛ばしていくスミコ。
「永遠に遍く揺蕩し、幾多数多の精霊達よ。炎に揺らぎ、水に移ろい、風に駆ける者達よ。その力、一時なれど、我に授けん」
 そして水をかき乱すのは炎だけではない。澪の【三界祝聖】の力、その中でもとりわけ風の精霊力を強く発動し剣に乗せることで澪は一薙ぎごとにその場に大渦を作り出した。
 本来風など吹かぬ海底に吹き荒れる暴風が、あり得ぬ嵐となってガールズを吹き飛ばしていく。渦の影響は仲間にも出かねないが、そこは美少年軍団たちがしっかりと手を取り合い、仲間だけを海底につなぎ止めている。もちろんそこまで計算した上での大渦だ。
「そ、そんな……オーシャン様……!」
 主の名を呼べど答えがあるはずもない。手を差し伸べぬ主に縋りながら、ガールズたちは粉砕されていった。
「皆の勝利だね!」
 アネモスの自他を鼓舞する喜びの声。それに他の三人もそれぞれに手を上げ、あるいは笑顔を向けて答えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
SPD

迎えに来てくれると信じて待ち続けている健気な部下を
見捨てる訳には行きませんよね、オーシャンお姉様

守護霊の憑依【ドーピング】で戦闘力を高めつつ
レディ・オーシャンの面影を見せて動揺させ
『海神の戯れ』で【不意打ち】
直径117mの渦潮で彼女達を水に濡らし
嗜虐心と【気合い】が高まり
威力の増した【誘惑・催眠術・範囲攻撃】で魅了

私の目的は貴女達オブリビオンの保護。
別世界に居るオーシャンお姉様の本体も救済する為に
貴女達の力を貸して頂戴

胸に顔を埋めさせて甘やかすけど嗜虐心も抑えきれず
彼女達の幼い体を愛撫したり【化術】で生やした
股間のアクア・ウェポンで【串刺し・慰め・生命力吸収】
あぁん、可愛い♥



 既に異世界へ旅立ったことなど知らず、いつかレディ・オーシャンが戻ってくる日を待ち続けているアクア・ガールズたち。
「迎えに来てくれると信じて待ち続けている健気な部下を見捨てる訳には行きませんよね、オーシャンお姉様」
 そんな彼女たちを主に会わせてくれようと、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)はその前に姿を見せる。
 そして行うのは吸収した霊を死霊術で自らに宿す得意技。その宿す霊とは。
「え……レディ・オーシャン様……!?」
 アースクライシス時にこそ道を開くことは出来なかったが、サムライエンパイアにて戦い吸収したその魂の一部。
 二年間心待ちにし続けた主の姿、しかも猟兵に攻められすでに命運付きかけたところに見せられたとあっては動揺するなという方が無理であろう。
「水遊びのお時間ですよ~☆」
 その一瞬を突き、まさにレディ・オーシャンを彷彿とさせる口調で言いながらドゥルールは周囲に巨大な渦を巻き起こした。
 あのウルカヌスの鎧すら弱らせた金属腐食効果を持つ【海神の戯れ】の大渦。だがもちろん自らも海の生物であるガールズが金属装備など持っていようはずもない。狙いはもう一つの効果の方。
 大渦は水中に適応しているガールズの服と、水の髪をその勢いで乱れさせる。見た目は年端もいかない少女である彼女たちのその姿に、ドゥルールの嗜虐審が刺激され、彼女たちへの攻撃をより苛烈にさせた。
 その高ぶりのまま魅了の催眠術を渦に乗せて放ち、乱れるガールズの組成の水と混ぜ合わせていく。
 猟兵が目の前にいるのだから、見せられたレディ・オーシャンが本物ではないことくらいガールズたちにも分かっている。だが、待ち続けた者を目の前にぶら下げられれば辛い理屈よりも甘い幻想に縋ってしまうのは求めるものの悲しき性。手に持ったアクア・ウェポンが不定の水のまま武器の形をとらないのがその心が乱れ切っている何よりの証拠だろう。
 抵抗が弱いうちにドゥルールは何体かのガールズの小さな体を抱き寄せる。
「私の目的は貴女達オブリビオンの保護。別世界に居るオーシャンお姉様の本体も救済する為に貴女達の力を貸して頂戴」
 そう囁きながら、豊かな胸に小さな顔を埋めさせるドゥルール。
「別、世界……?」
「オーシャン様……」
 至近距離というアクア・ウェポンの必殺距離であるにもかかわらず、無理矢理叩き付けたそれは水のままで相手の体を濡らすだけ。そのまま甘やかして吸収していきたいと考えるも、他ならぬレディ・オーシャンの力を元にしたユーベルコードによる嗜虐審は抑えきることができず。
「あぁん、可愛い♥」
 その幼い体を愛撫し、自らの『アクア・ウェポン』で少しだけ乱暴に串刺しにする。心を弱らされ切っていたガールズたちは瞬く間に消え失せ、そして開いたそこにはまるで自分も主の元へ連れて行って欲しいとばかりに別のガールズが飛び込んでくる。
 全てを溶かし、混ぜ合ってからドゥルールは海底都市アトランティスを後にした。

 珊瑚きらめく海の都市、自然と技術が融合した美麗な都市は、最早秘されることなくこれからもヒーローズアースの一員として共に栄え続けるのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年11月30日


挿絵イラスト