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そのプレゼント、荷造りするにはまだ早い!

#キマイラフューチャー #戦後 #掃除屋からの“掃除”依頼

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#戦後
#掃除屋からの“掃除”依頼


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 もうすぐクリスマスだ。だが、そんなことなどオブリオンたちは気にしない。楽しい行事があろうがなかろうが、問答無用で現れるのが奴らなのだ。
「私たちとしては、そういう時期くらい休みたいんですけどねぇ……嘆いても仕方がないことですが」
 ヒース・アーベル(胡散臭い掃除屋・f35538)はリンッとガラスで出来たベルを鳴らす。だが、鳴らしたところで何もない。ヒースはこほん、と一つ咳払いをしてから口を開いた。
「そういうわけで皆さん、楽しい”掃除“の時間です」
 にっこりと笑むヒースに対して、猟兵たちはまたか、という表情を見せる。
「ははは、今回はキマイラフューチャーのクリスマスマーケットに行って、怪人の残党狩り……もとい、怪人たちの討伐をお願いします。
 オブリビオンはいないのですが、怪人たちがクリスマスマーケットの至る所に潜んでいるようです。なんでも、勝手に人や物を梱包して運び出してしまうとか。住人たちは怪人たちに対して、特になんとも思っていないようなのですが……ま、迷惑なのでパパッと片付けてきてください」
 そんな簡単に言ってくれるな、と猟兵たちは思うが、その言葉は飲み込んだ。ヒースはそんな猟兵たちのことなど気にせず、笑みを絶やさずに続ける。
「落ち込むのはまだ早いですよ、皆さん。先程も言いましたが、今回の現場はクリスマスマーケットです。いつも依頼ばかりでは辛いでしょう。こういう時くらい、楽しむべきだと思いませんか? 私は思います。
 誰かと一緒に過ごしたり、まだ先ですが、クリスマスプレゼントを探したりするのも良いですね。夜景を見るのも良いですし、プロジェクトマッピングと言うんですか? そういうのも大々的にやっているそうですよ。完全に休みとは言い切れませんが、悪くはないかと」
 ヒースは持っていたベルをリンッと鳴らす。すると、どこからともなくグリモアが浮かび上がる。
「というわけで、いってらっしゃい。良い夜を」
 もう一度ベルを鳴らすと、猟兵たちは現場へと送り出された。


萩野 千鳥
 はじめまして、こんにちは、こんばんは。萩野千鳥です。
 早速ですが簡単に説明致します。

『第一章:日常』
 キマフュでクリスマスマーケットを楽しんでください! 時間帯は夕~夜を想定しています。
 基本的には、ホットワインやホットココア等の飲み物、軽食、ちょっとした雑貨などのお店があります。飲食スペースもあるので、お食事はそちらで。プロジェクトマッピングは、飲食スペースから見ることができます。
 お店等の指定があれば、生やしますのでお気軽に!

『第二章:集団戦』
 クリスマスマーケットを楽しんでいる最中に、何らかを梱包しようと急に現れます。
 住人たちは怪人をあまり気にしていない様子です。戦っているのも、何かのパフォーマンスと思っているかもしれません。派手に戦えば、動画や写真等撮られる可能性もあります。

『断章について』
 特に入れる予定はありませんが、入れる場合は、プレイング受付時間等をタグ上でお知らせ致します。

『他』
 アドリブ、共闘不可の場合は、その旨をお伝えください。
(例:ア×、共×、等)
 また、こちらは“掃除”というテーマで単発シナリオをやっていくシリーズ(予定)です。このシリーズはシナリオのスピード完結を目指しているので、プレイング〆切は早めです。サポートも多めに採用します。
 シリーズと称していますが、シナリオ自体は続き物ではありません。お気軽にご参加ください!
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第1章 日常 『クリスマスマーケット』

POW   :    マーケットに並ぶ食事やドリンクを楽しむ

SPD   :    大切な人や自分へプレゼントを買う

WIZ   :    プロジェクションマッピングや夜景を鑑賞する

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

東海林・馨(サポート)
日常は主に武術の鍛錬を主として行動しています。
次に多いのは冒険で採取した食材をもとにしたレポート整理です。アルダワ迷宮で活動することが多かったため、地形を利用した武術の考案や動植物にまつわるレポートをまとめて論文作成に勤しんでいます。
その他はお任せです。
最近書いた論文は「キノコとは何か?」です。
武術の探求とフィールドワークに勤しみすぎて朴念仁と呼ばれることは多いです。
酒はワインだけ飲めます。それ以外は下戸です。
子供は嫌いではないです。



 生前はアルダワ迷宮専門のフードファイターだった東海林・馨(探索する者・f33122)。普段は武術の鍛錬に勤しんでいる彼は、武術の他にも様々な冒険で採取した食材を元にレポートを制作している。そんな彼の目についたのは、ある出店の品だ。
「これは……」
「お! 兄さん、これが気になるのかい?」
 そう言って出店の主人が見せたのは、何ともいえない色のキノコの串焼きだった。どこをどうみても食用ではない色をしているキノコに、タレがたっぷりかかっている。
「これな、『毒持ってまーす!』って色をしているが、実際は毒も無くて美味いんだ」
「本当に?」
「ほんと、ほんと! なんていうのかな、わざとそういう風に見せて、食われるのを防ぐってやつだ。ま、俺たちは食うけどな!」
 ははは、と出店の主人は豪快に笑う。
 本当に食べるのか? と馨は迷うふりをして訝しげに出店を観察する。すると、一人、また一人、とまばらではあるが、そのキノコの串焼きを買っていく。
「本当に食用なんだよな?」
「ああ。保証するぜ」
「それなら、一つ」
「まいど!」
 出店の主人は、既に用意されていたキノコの串焼きを馨に渡す。飲食スペースに移動した馨は、思い切って一口被りつく。
「……美味いな」
 キノコ自体も悪くないが、味付けが上手いのだろう。例えるなら、砂糖醤油風味。これが、キノコの何とも言えない色と合っている……気がする。最初は疑っていた馨も、そのまま完食してしまう。
(やはり、世界が違えば動植物の生態も違うんだな……)
 そう感じた馨は、残された串を前に「ごちそうさま」と手を合わせた。

成功 🔵​🔵​🔴​

コーデリア・リンネル(サポート)
 アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
戦うことと悪戯が好きな悪ガキ
根は真面目で常識人なので実は常識の範囲内でしかやらない
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的
女顔がコンプレックスなので女性と間違えられたら殺気が溢れるタイプ。殲滅するのみ

戦闘
【呪詛(腐敗)】を何かしらの形で使用する。昔機械相手にやって痛い目を見たのでその場合は使わない
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可

非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも



 コーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)とアトシュ・スカーレット(狭間を歩く元放浪者・f00811)は、クリスマスマーケット内に潜んでいるという怪人について、出店を回りながら聞き込みをしていた。
「あー、ほんっとに情報無いな」
「そうですね……」
 かなりの人が出入りしているのだが、怪人らしき人物の情報は一切なかった。住人が特に何とも思っていない、というのは本当らしい。オブリビオンとはいえ、ここまで気にされないというのは少し可哀想に思えてきた。二人はそう思いながら歩いていると、コーデリアの足がある店の前で止まる。コーデリアが店の前で何かに見惚れているのに気づくと、アトシュも同じように足を止めた。
「わぁ……!」
「いらっしゃい、お嬢さん。クリスマスクッキーはいかが?」
 その店に並べられていたのは、様々なクリスマスらしい冬の絵が描かれたアイシングクッキーだ。パッケージも、写真映えのするきらきらとした可愛い装飾が施されている。
「これ、食べるの勿体ないな」
「本当に……ずっと飾っていたいくらいです……!」
「ははは、そう言ってくれると有難いねぇ。でも、腐らせる前に食べてくれた方が、私としては嬉しいよ」
「それはそうだ」
 アトシュがその場から離れようとすると、コーデリアが「あ、あの……!」と話しかける。
「ちょっと、お買い物をしても良いですか……?」
「別に良いけど……」
 多分、このクリスマスクッキーが気に入ったのだろう。とはいえ、アトシュたちはこの後に怪人たちとの戦闘が控えている。今食べるなら別だが、持って帰るとなると折角のクッキーが割れるかもしれない。
「今買ったら、この後割れるかもしれないじゃん。どうすんの?」
「た、確かにそうですね……うーん……」
 店先で悩んでいると、店主はにこっと微笑みながらコーデリアに話した。
「もしよろしければ、取り置きしておきますよ」
「本当ですか……!」
「へぇ、良かったじゃん」
「はい……!」
 コーデリアは、店主にいくつか取り置きを頼むついでに、先に支払いを済ませた。二人が店から離れる直前に、アトシュは先程の店主に尋ねる。
「なぁ、ここの近くで怪人見なかったか?」
「怪人? うーん、そうだねぇ……」
 店主は少し悩むと、「そういえば」と続けた。
「怪人かどうかは分からないけど、なんか変な人はいたねぇ」
「その人って、どこにいましたか?」
「ああ、あっちの方だよ」
 そう言いながら、店主は怪人らしき人がいた場所を指差す。そこは、プレゼントなどが積まれているような装飾がされている方だ。
「ありがとな!」
 アトシュが礼を言うと、二人はすぐにそちら方へと向かった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『押し込みクーリエズ』

POW   :    パック!
【味方に声掛けをしてタイミングを合わせて】から【一斉に突撃してダンボール箱やロープ】を放ち、【無理やり梱包すること】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    ライド!
【味方の押す台車に乗る(※危険です)】事で【高速戦闘モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    デリバリー!
いま戦っている対象に有効な【グッズ(プレイングで指定可能)入りの箱】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」

神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!



 クリスマスマーケットの装飾に紛れて、段ボール頭の怪人が突然飛び出すように現れた。だが、住人たちは特に気にすることもなく、「ハロウィンはもう終わったぞ!」とからかうように言う者もいた。
「あまりからかったらいけないよ」
 その場にいたカツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)は、諭すように周りの人たちに告げる。例えあのような姿であっても、あれは怪人なのだ。
「僕の神様から賜りし水の権能、その一つ。僕と似た者たちをここに」
 カツミがそう言うと、水でできたカツミにそっくりな球体関節人形が現れる。これで、相手が複数人であっても対処できる。怪人たちはカツミのその様子を見ると、「パック!」と声掛けをして、段ボール箱やロープを持ち出し、カツミに襲い掛かる。だが、カツミ本人はそれらをひらりと避ける。代わりに、先程召喚した自身そっくりな人形が攻撃を受けると、しっかりと梱包され身動きが取れなくなる。とはいえ、召喚した人形は水でできている。段ボールはすぐにびしょびしょに濡れ、しっかり梱包した筈なのに緩くなっていく。
「残念だったね。あなたたちにとって、僕は相性が悪いみたい」
 接近戦は召喚した人形に任せると、カツミ自身は蛇腹刀である水流燕刃刀を伸ばし、怪人を一体ずつ斬っていった。怪人たちはなんとか本体であるカツミの元へと向かおうとするが、召喚した人形たちに邪魔をされて近づけない。
「チッ……撤収ー!!」
 そう声掛けをすると、怪人たちは次々にその場から去って行こうとする。勿論、カツミは追いかけようとしたのだが……
(このままだと、住人を巻き込みそうだね……)
 クリスマスマーケット内には、他の猟兵たちもいる。カツミはあえて深追いはせずに、他に同じような怪人がいないか見回りを続けた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミニョン・サフィール
【ソロ希望】【アドリブ歓迎】
まずは【怪盗参上】で空を泳ぐ魔法少女人魚となります、その上で注目を浴びたところで【怪盗捕縛劇】を使って魔法婦警軍団を召喚してクーリエズと乱戦をしますけど……
1人1人と魔法婦警軍団がどんどんと【パック!】されていき、そしてミニョンも【パック!】されてお持ち帰りされてしまいそうです

でも一般人を庇えたなら満足です



 他の猟兵たちから逃げてきた段ボール頭の怪人クーリエズは、反撃の機会を窺っていた。すると、彼らの前に水色の可愛らしい服を着た少女のような少年── ミニョン・サフィール(魔法怪盗サファイア・f32433)が立ちはだかった。
「魔法怪盗サファイア参上です!」
 ミニョンがそう言うと、魔法少女人魚へと姿を変えた。その姿のままで空を飛ぶと、周りの住人が一体何事かと集まってくる。
「さぁ、どんどん片付けちゃいますよ!」
 本当は使いたくないけれど……ミニョンは内心そう思いながらも、【怪盗捕縛劇】を発動する。すると、どこからともなく自分を追いかけてきた魔法少女婦警軍団が、怪人たちを捕縛しようと襲いかかる。だが、怪人たちもそう簡単にはやられない。
「くっ……皆! 行くぞ!」
「パック!!」
「きゃあ!」
「こっちも負けません!」
「こちら捕縛完了しました!」
 魔法少女婦警が手錠や檻を駆使して怪人を捕縛すると、その隙に別の怪人が魔法少女婦警を無理矢理梱包していく。ミニョンにも怪人の攻撃の手が伸びるが、かろうじて避けていた。
「一気に片をつけるぞ!!」
 怪人の中でもリーダー格っぽい男(?)が言うと、怪人たちは一斉に「おー!!」と声を上げる。
「な、何……!?」
 魔法少女婦警軍団が戸惑っている隙に怪人たちは連携を取り、まだ戦える者たちを囲んだ。ジリジリと距離を狭められたかと思うと、怪人の一人が「パック!!」と叫ぶ。
「きゃ、きゃーー!!」
 ミニョンを含む魔法少女婦警軍団が、無理矢理まとめて梱包される。
「出荷ー!」
「おー!!」
 怪人たちはそう言うと、梱包した魔法少女婦警軍団とミニョンを連れて、満足そうにどこかへ去っていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

仲佐・衣吹(サポート)
オルタナティブ・ダブル発動!

それじゃ行ってみよー!
分身は僕ことベスト
ルーンソードやカルテを使って精霊属性の連携技で戦うのが好きだよ
僕が先に水属性で戦場をずぶ濡れにしていくから
続けて氷属性でガッチリ固めて動けなくしちゃうってのはどうかな?
愉快な敵だともっと楽しいよね
遊んでるように見える?
僕が一番本気が出せるのは、楽しくて夢中な時だよ!

足ひっぱんなよ!
本体はオレことサーベル
まぁ悪かねぇな
それでも逃げるやっかいなヤツは、ハサミ撃ちで即ぶった斬ってやろうぜ
んくらい根性あるヤツがいなきゃ、オレも楽しめねぇからな

使う精霊属性は敵に合わせて変更可
使うアイテム技能も好きに選んで下さい


シフィル・エルドラド(サポート)
 ハイカラさんの勇者×国民的スタアの女の子です。
 普段の口調:明るい(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
 嬉しい時の口調:ハイテンション(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

元気一杯で天真爛漫な性格をしていて、ポジティブな思考の持ち主。
困っている人や危機に陥っている人は放ってはおけず
積極的に助ける主義です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「私の勘が、こっちだって言ってるよ」
「じゃあ、早速そっちの方に行ってみよ〜!」
「おー!」と楽しげに言いながら、シフィル・エルドラド(ハイカラさんの勇者・f32945)と仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)はライトアップされた広場へと向かった。イルミネーションがキラキラと瞬くその場所には、沢山の人で賑わっている。そして、その中には一目で怪人だと分かる風貌の者たちも混ざっている。
「いた!」
 シフィルが怪人たちを指差すと、彼らは先手を取ろうとしたのか、台車に乗り高速でこちらに向かってくる。だが、既にシフィルは【勇者の勘】を発動させていた。怪人たちがこちらに向かってくるのは、予想できていたことだった。シフィルはひらりと怪人たちを避けると、聖剣エデンを構えてズバッと斬り伏せる。
「こんなところで走り回ったら危ないよ!」
 シフィルのその姿に、周りにいた住人たちが「おぉ……!」と騒めきだす。怪人たちは何故か悔しそうな表情(?)を見せると、衣吹にターゲットを移し、「ライド!」と言いながらもう一度向かってくる。それを察知した衣吹は【オルタナティブ・ダブル】で分身を作った。
「サーベル、そっちは任せたよ!」
「はっ! ベストこそ、足引っ張んなよ!」
 主人格であるサーベルがルーンソードを持ちながら、辺りをずぶ濡れにしていく。それだけでも怪人たちは十分ダメージを負うのだが、それに加えてずぶ濡れになったその場を凍らせていく。
「くそっ! 動けな──」
「だーかーらー! 危ないって言ってるでしょ!」
 足止めされた怪人たちを、シフィルがとどめを刺す。ベストの攻撃を免れた怪人たちはその様子を見て、この二人には敵わない、と判断したのだろう。「て、撤収ー!」と慌てて号令をかける。その声を聞いた仲間たちは、一度退こうとした。だが、それは叶わなかった。
「おいおい、逃げるなんてことしねぇよな?」
 サーベルが怪人たちの退路に回り込んでいたのだ。怪人たちは咄嗟にサーベルへ攻撃を仕掛けるが、それらは彼の持つ軍刀によって受け流され、反撃されていく。
「う、うわあああ!!」
 最後の一体が声を上げながら斬り伏せられると、周りから歓声の声が上がる。近くに怪人がいなくなったことを確認すると、衣吹の分身体は消し、元の一人へと戻る。
「この辺りはもう大丈夫かな?」
「そうね、怪人の気配はないし……他の場所も見てまわろう!」
「そうだね!」
 衣吹が笑って了承すると、二人は他の場所に怪人がいないか、もう一度見てまわった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

鳳凰院・ひりょ(サポート)
アドリブ・連携〇

同伴者がいる場合は同伴者をサポートするよう行動。
戦い方は遠近両用、接近戦では【破魔】を付与した破魔刀で、遠距離では精霊の護符の【乱れ撃ち】で対応。
同伴者が苦手な方を受け持つ動きを取ります。
単独で戦う場合は相手の苦手とする方での戦い方を主軸に。
護衛対象がいる場合は自分の身を挺して【かばう】。
何より周りの誰かが傷付く事を嫌う為、仲間達に危害を加えるような行動は取りません。
誰かを傷付けるくらいならば自分が傷付く方を選ぶ性格です。
携帯した飴を媒体にUCを発動。
【多重詠唱】で複数疑似精霊を召喚し攻防で使用します。
地や風は守りの壁として火や水は弾として攻撃に使うことが多いです。


シン・クレスケンス(サポート)
「大抵のことはこなせますので、何でもお申し付けください」
◆人物像
・落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
・窮地でも動じず冷静に戦況を判断し切り抜ける。
◆猟兵になる以前の経歴から調査、情報操作、諜報が得意。
◆戦闘
【破魔】の魔力を込めた銀の銃弾等の詠唱銃による攻撃や、魔術による攻撃を得意としている。
◆UDC『ツキ』
シンに取り憑いているUDC。闇色の狼の姿をしている。
こちらも追跡が得意(魔力を嗅ぎ分けている)で、戦闘は牙や爪で攻撃。
◆口調
・シン
僕/相手はさん付け(使役は呼び捨て)
~です、~ます、~ですか?等丁寧で穏やかな話し方。
・ツキ
俺/お前、呼び捨て。
~だぜ、~だろ、~じゃないか?等男性的な話し方。



「粗方片付けたとはいえ、まだ油断はできないな」
「そうですね。他の猟兵の方々の話によりますと、段ボール頭の怪人だとかなんとか……擬態している可能性も否定できません」
 鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)とシン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)は、段ボールが置かれている場所や荷物の山等を中心に見てまわっていた。周りは暗くなり、今日のクリスマスマーケットはもうお開きになる時間帯。既に客足は疎らではあるが、ゼロではない。キマフュの住人たちのためにも、怪人たちは一掃しなくては。そう思いながら、二人は何度もクリスマスマーケット内を巡回していた。だが、怪人に出会う気配がない。ここまで見つけられないとなると、もう他の猟兵たちが討伐してしまったのだろうか。そう考え始めたところで、シンに取り憑いているUDC・ツキが「後ろだ!」と叫ぶ。咄嗟にシンは振り向き、自動詠唱銃『judicium』を構える。
「チッ、気づいたか!」
 誰かがそう言うと、先程確認した荷物の山から段ボール頭の怪人・クーリエズが現れた。彼らは「デリバリー!」と叫ぶと、プレゼント箱を召喚する。その中には盾が入っていたようで、彼らは身を守るように盾を構えた。
「盾、ですか。それならば……神を捕らえし鎖よ、我が名において今一度顕現し彼の者を捕らえよ」
 シンがそう唱えると、怪人たちの死角から白銀の枷と鎖が彼らを捕らえる。盾も一緒に縛り上げられているが、動かなければ問題はない。シンは盾で保護されていない部分を狙って、銀弾を撃ち込んだ。
「ぐぉおおお!!」
「まだだっ! まだ終わらせはせんぞ!」
 倒れていく仲間を見送った別の怪人は、シンの鎖から解き放たれると「パック!」と言いながら、二人を梱包しようと詰め寄る。だが、シンを庇うように立ったひりょが、破魔刀を構え【灰燼一閃】を発動させる。
「悪いが、一発で終わらせるよ。全力全開! 一撃必殺っ、喰らえっ!」
 もうすぐで梱包されてしまいそうな距離で、ひりょは一閃のみで残った怪人たちをまとめて薙ぎ払った。
「……これで終わりかな」
「ええ。見たところ、この場にはいないようです」
 ひりょが納刀して周りを確認すると、シンは頷きながら肯定した。念のためにシンはツキにも尋ねたが、どうやらツキ曰く「気配がなくなった」らしい。
「気配がないってことは、あいつらが最後だった……ってこと?」
「そうみたいですね。これで、明日以降のクリスマスマーケットは、怪人のことなど気にせず開催できそうですよ」
 シンはにっこりと微笑むと、ひりょも釣られて笑みを浮かべた。

 これでクリスマスマーケットの安全は確保できた。猟兵たちは各自ほっと胸を撫で下ろし、各々帰宅したり、クリスマスマーケットを楽しんだりした。後日、彼らの戦いがSNSや動画投稿サイト等にアップされるのだが、戦いを終えたばかりの彼らは、まだ知る由もなかった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年12月11日


挿絵イラスト