4
本日の迷宮は、灼熱サウナのちモフモフ湯けむり

#アルダワ魔法学園

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アルダワ魔法学園


0




●地下迷宮の異変
 ここはアルダワ魔法学園の地下迷宮…。今日も、魔法学園の生徒達は、災魔を倒すべく日々その姿を刻々と変えるこの迷宮に挑んでいた。
「ふむ、ここもまた構造が変わっているね」
 仮面を付けた青年が周囲の様子を観察して呟く。
「カーラ先輩、なんか暑くないですか?」
 アルダワ魔法学園の制服に身を包んだ若い少女が、青年に尋ねる。彼女は、垂れてくる額の汗を何度も拭う。
「ふむ、だいじょうぶかね?一度ひいて休息をとるか…」
 カーラが後輩を気遣いつつ、今後の指針を考えていた時だ。迷宮の奥から、何かが二人に向かって急接近してくる。
「先輩!?あれは!?」
「なんだと!?この熱さ奴の仕業か!?」

●学園の生徒を救え
 グリモアベースに猟兵達が集っている。その中央で、注目を集めているのは、グリモア猟兵のカナタ・アマガだ。
「アンタ達、集まってくれてありがとね。早速だけど今回の予知の内容を伝えるわ」
 カナタは、ホログラムに迷宮の様々な情景を映し出す。
「今回の行き先は、アルダワ魔法学園よ。迷宮を探索中の学園生徒を救出してほしいの」
 迷宮区を探索中に、強敵に遭遇。どうにか生きているようだが敵に囲まれ危険な状態になっているようだ。
「敵は、ラビリンスセンチネルが多数。それから、スチームエレメントがいるわ」
 両方とも蒸気を持つオブリビオンだ。
「彼らが、いるせいで目的の区画は、サウナのようになってるわ。熱さであんまり長くいれないから、サクッと倒して、生徒を救出してね」
 熱さの対策をするのも有効かもね、と付け加える。
「救出が終わったら、汗もかいているだろうし温泉にでもいかない?最近、アルダワ魔法学園で、モフモフ温泉っていうのが出来たんだって!温泉に浸かりながら、モフモフの生き物達と遊べるんだって!」
 心なしか、はしゃいでいるようにみえる。
「う、ウチが行きたいわけじゃ、ないわよ?」
 恥ずかしそうに呟くが、説得力がない。コホンと咳払いをして誤魔化すカナタ。
「と、とにかく、リフレッシュも大事だし、いってみましょ。あ、もちろん、男女別だからね?」
 こうして、猟兵達は、灼熱の迷宮に挑むことになったのだった。


夢月
 こんにちは、マスターの夢月です。
 今回の冒険の舞台は、アルダワ魔法学園です。
 一章と二章の戦場は、オープニングにあるように蒸気でサウナのようになっています。ゲーム的な不利はありませんが、格好や対策などプレイングの指針にしてみてください。
 二章では、カーラとミラは、安全圏にいますが、スチームドレイクから身を守るため動けません。戦闘中には特に守る必要はありません。勿論、そういうシチュエーションをプレイングに書いていただけたら採用は検討します。
 第三章では、温泉でリフレッシュするシーンです。温泉には、カピパラなどのモフモフした生き物が一緒に温泉につかります。動物との触れ合いや仲間との交流を楽しんで下さい。
 戦争期間中ですが、息抜きに是非参加してみてください。
 それでは、よろしくお願いします。
54




第1章 集団戦 『ラビリンスセンチネル』

POW   :    アクセルブースト
【脚部に内蔵した推進器で急接近し】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    マジックバーレッジ
【腕部に内蔵された魔術機関】から【多量の魔力の弾丸】を放ち、【弾幕を張ること】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    コアスーサイド
【魔力炉を自壊させ暴走した魔力】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

辟田・脩次朗
「…あー、暑い。風の精霊、ちっと力を貸してくれ」
風の精霊に風を吹かせ、気化熱で蒸し暑さを解消しようと試みる。

ラビリンスセンチネルとの戦いでは、湿気で纏わりつく衣服が邪魔なので、インナー以外脱いで戦う。
足元が濡れている、視界が悪い等の状況での動きを妖刀から得た「戦闘知識」で補い、ユーベルコード【シーブズ・ギャンビット】で極限まで加速したカトラスの一撃を魔力炉に叩き込む。
倒しきれない場合は「二回攻撃」「鎧無視攻撃」で追撃。

防御はユーベルコード【横踏】で相手の攻撃を「見切り」半歩の移動で躱す。

「熱っつ!…あー、こりゃすぐには装甲剥ぎ取れねえな」
戦闘後はラビリンスセンチネルから素材を得ようとする。



「…あー、暑い。聞いていた以上にこりゃきっついな…」
辟田・脩次朗(羅刹のシーフ・f08272)は、額から次々と湧き出る汗を拭う。迷宮の中は、蒸気で満たされており、気を抜くと、倒れてしまいそうだ。衣服が湿気をふくんで気持ち悪いので、インナー以外は脱いでいる。
「そうだ。風の精霊、ちっと力を貸してくれ」
 脩次朗は、精霊を呼び出し、風を自身に送らせる。心地よい風が、暑さを和らげてくれる。
「ふぅー、生き返るぜ。さて、敵は、と…」
 脩次朗は、あたりを見回す。蒸気の煙の向こうから機械の守護者たちが、ゆっくりと現れる。ラビリンスセンチネルは発見した侵入者を排除すべく戦闘態勢に入る。
「きたか」
 脩次朗の動きは速い。彼の所持する妖刀『赤鰯』から、このような状況下での戦闘における最適な行動が伝えられてくる。濡れた通路は本来ならば足場をとられて不利になるところを、彼はそれを無効するどころかそれすらも加速の要素にして、ラビリンスセンチネルに接近する。機械兵は自らの所に飛び込んできた標的に向けて魔力弾を無数に放つ。が、それは、脩次朗が、半歩、僅かに動くだけで全て躱す。
「終わりだ」
 カトラスを素早くコアに突き入れる。神速の一撃、『シーブズ・ギャンビット』。コアを貫かれたラビリンスセンチネルは、機能を停止し、ガラクタとなる。瞬く間に機械の守護者たちを片付けた脩次朗は、戦利品を得ようと残骸に触れるが、
「熱っつ!…あー、こりゃすぐには装甲剥ぎ取れねえな」
 熱がこもっているのは、機械も同じだったようだ。仕方なく、次の目標を探して迷宮を歩きだすのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベルカ・スノードロップ
🍮ミスティ(f10486)と共に

「ミスティは、もふもふとかもこもことか好きでしたよね」

こんな蒸したところで、もこもこされたら余計に蒸してしまいそうですね

まぁ、速攻で行きましょうか

詠唱を紡ぐは、鈴を転がすような声。
詠唱はアレンジの【全力魔法】。
『――我が夜の血に応え、顕現せよ、夜王の槍』
頭上に、魔槍や宝槍と称される数々の槍を模した闇色の槍を顕現させます。
「それじゃあ……」
『我らに立ちふさがる愚かな者たちへ鉄槌を……』
眼前の敵たちを一瞥。一網打尽にすべく【範囲攻撃】です
『穿ち、貫け――!!』
装甲が厄介そうですからね。【鎧砕き】も上乗せで【串刺し】ですよ

ミスティからのお水は、もちろん頂きますよ


ミスティ・ストレルカ
【同行:ベルカ(f10622)おにぃ】

●方針-WIZ系
救助の為にまずは数減らしですね
ラビリンスセンチネルに大群で無差別に破壊活動に出られると厄介なのです
素早く、正確に片付ける為にも範囲攻撃【鈴蘭の嵐】で敵を倒すのです。
【二回攻撃】【衝撃波】で相手の射程外から狙えれば理想なのですよ


・索敵
基本スチームが濃い所にいるのですかね。
敵が残る区画を構造の【情報収集】【第六感】で探して安全圏を増やしていくのです


・パフォーマンス表記
もこふわ、楽しみ…なのですが、
思ってた以上に暑いのですー、羽根も下着もべたついて気持ち悪いのーっ
…ローブは意外にそうでもないの?

お水は持ってきたから水分補給におにぃも飲むのです?



「ふぅ…想像以上ですね…」
 ベルカ・スノードロップ(森に住まう"ようかん"司祭・f10622)は迷宮に立ち込める蒸気の暑さに何度も汗を拭う。
「思ってた以上に暑いのですー、羽根も下着もべたついて気持ち悪いのーっ」
 ベルカの隣でミスティ・ストレルカ(オラトリオの聖者・f10486)がげんなりしている。幼い彼女の隣にいると、ベルカはまるで保護者のようだった。
「これだけの暑さ…、取り残されている生徒が心配ですね…。急がないと…。ミスティ?ちゃんと水分を取っておいて下さいね?」
「わかってるですよー!ゴクッゴクッゴクッ…プハッー!ベルカおにぃも飲むのです?」
「えぇ、いただきましょう」
 ベルカはミスティから水筒を受け取ると、口にする。
「んっ、ありがとうございます」
 笑顔で礼を言って水筒を返す。その所作は側から見ると女性にしか見えないのだが、彼はれっきとした男性である。そんな微笑ましいやりとりをしている二人の目の前に、蒸気の向こうからゆらりと、ラビリンス・センチネル達が現れる。
「来ましたか…いきますよ、ミスティ」
「うん!まずは、数減らしだね!」
 二人は、同時に戦闘態勢をとる。近づかれる前に、一気に決めるつもりだ。
「お花さんいっちゃえ!」
 ミスティは、ユーベルコード『鈴蘭の嵐』を使う。無数の花びらが迷宮の中を舞い、機械兵に襲い掛かる。その隙に、ベルカが大技を放つため詠唱を始める。
「――我が夜の血に応え、顕現せよ、夜王の槍」
 鈴のような凜とした声が響き渡る。紡がれた言の葉が、魔槍や宝槍と称される数々の槍を模した闇色の槍となってベルカの頭上で矛先を敵に向ける。ナイトメアジャベリン。それがこの魔法の名。
「それじゃあ……我らに立ちふさがる愚かな者たちへ鉄槌を……」
 すっと、指揮者のように手をかざす。
「穿ち、貫け――!!」
 ベルカの合図で一斉に槍たちがラビリンスセンチネルに襲い掛かる。分厚い装甲を貫かれ、機能停止していく。
「ベルカおにぃ、すごいのです!」
「さぁ、先に進みましょうか」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

歩・備忘録
可愛らしい羊目当てに来たものの・・・暑いね。

気休めにしかならないけれど、保冷剤変りの冷却の呪符で涼みながら進もうかな。
道中必要そうな人がいれば配って歩くよ

戦闘はについて、用意するのは爆発の呪符を括りつけた苦無と防御の呪符を多数。
あとはUCで偵察霊を召喚し、そちらには凍結の呪符を持たせる。

僕本体は苦無を投げて注意を引き、囮役になる(本音を言うと、暑いので動き回りたくない)。その隙に偵察霊を死角に忍ばせて、至近距離からの動力を凍らせて処理をしよう。

(アドリブ、絡み歓迎です)



「可愛らしい羊目当てに来たものの・・・これは暑いね…」
 蒸気で満ちた通路を歩・備忘録(歩く備忘録・f02523)は、保冷剤代わりに冷却の呪符を使って少しでも暑さを和らげようとする。この区画に入ってからすでに何枚も消費している。
「やれやれ、早くオブリビオンを倒して羊と戯れたいのだがねぇ…おっと、見つけたか」
 彼は自らの使い魔の知らせを受ける。彼が使役する『偵察霊ポップン☆ゴースト』はこのような視界の悪い戦場でも的確に敵の居場所を探し出してくれる便利な使い魔だ。
「じゃ、よろしく頼むよー」
 備忘録はそうポップン☆ゴーストに命じる。偵察霊はこっそりとラビリンスセンチネルに忍び寄る。視界の悪さで敵はまだ気づいていない。偵察霊はそっとコアの部分に備忘録から託された凍結の呪符を貼り付ける。しばらくして、コアや各部が異音を立てて、機械兵が停止する。
「いや、楽チン楽チン〜」
 次々とコアを停止させられ機能停止に陥るラビリンスセンチネルの状況を使い魔から伝えられ、満足げに頷く備忘録であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『スチーム・エレメンタル』

POW   :    スチーム・ジャイアント
【体内の水を気化、膨張させることで巨人 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    アンステーブル・エンハンス
【炎の魔力 】【水の魔力】【風の魔力】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    スチーム・ブラスト
【大きく振りかぶって 】から【強烈な平手打ち】を放ち、【巻き起こる熱風】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフォー・トランです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

辟田・脩次朗
「んー…スチームエレメンタルか。武具の素材は期待できねえなあ。」

「氷の精霊、ちっと大仕事だが力を貸してくれ!」
【●スチーム・ジャイアント】と【●スチーム・ブラスト】には【エレメンタル・ファンタジア】。
前者には敵を中心とした氷の竜巻で、温度の低下と気流の発生で巨人化を阻害。威力が重要なので「全力魔法」を使用する。
後者には熱風を打ち消すように氷の突風を叩きつける。後出しで間に合わす為「高速詠唱」を使用する。
【●アンステーブル・エンハンスメント】使用時は、代償が呪縛以外なら攻撃を「見切り」【横踏】で回避に徹する。呪縛ならカトラスと赤鰯で「2回攻撃」、少しでもダメージを与えることに専念する。



 ラビリンスセンチネルを退けつつ迷宮の探索を続けていた辟田・脩次朗(羅刹のシーフ・f08272)は、遂にスチームエレメントに遭遇する。
「んー…スチームエレメンタルか。武具の素材は期待できねえなあ」
 若干残念そうに呟くと、それが伝わったのか、スチームエレメントはいきなり腕を振りかぶり、思いっきり平手打ちのようにスイングする。その手の先から熱風の竜巻が発生し脩次郎を襲う。
「おっと!」
 彼は、急いで転がりながら竜巻の進路から外れる。
「やる気満々だな…」
 スチームエレメントは、再び竜巻を起こす体勢に入る。
「うぉ、やべぇ!氷の精霊、ちっと大仕事だが力を貸してくれ!」
 慌てて氷の精霊に呼びかける。彼の掌に冷気の渦が巻き起こり、それを解き放つ。氷の旋風と蒸気の竜巻がぶつかり合い、触れたあった部分が大爆発と突風を巻き起こす。それは迷宮に満ちた蒸気を吹き飛ばす。
「まだまだ!」
 脩次郎は次の旋風を繰り出す。二人の激しい攻防が続いていく…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

歩・備忘録
カーラ君とミラ君は安全圏を確保しているようだね。
基本はノーマークだけど、念のため防御の呪符を持たせたゴーストを防衛につかせようかな?

僕本人は距離を積め、凍結の属性攻撃で攻撃。同時に周囲の水蒸気を凍らせてエレメントの動きを阻害しよう。
動きを鈍らせれば、かばうとオーラ防御で攻撃を防ぎやすくなるしね。

隙ができれば、全力魔法(演出は魔力を多めに込めた爆発の呪符)で攻撃をはかろう



スチームエレメントが激しくぶつかっている様子を魔法学園の生徒であるカーラは、隠れていた廃墟から見ていた。
「救援が来たか…ありがたい…」
 カーラは、傷ついた身体に鞭を打って奥へ移動する。
「ミラ君、今のうちだ…」
 カーラは、ぐったりと横たわる後輩を揺り起こす。
「うぅ…先輩…」
 ミラは、うっすらと目を開けるが、その瞳はぼんやりとしている。彼女は熱さですっかりやられていた。
「ミラ君!」
「まぁまぁ、落ち着きたまえ。あまり動かさない方がいいと思うよ」
 歩・備忘録(歩く備忘録・f02523)がいつの間にか廃墟に入ってきている。
「き、君は…!?どうやってここに!?」
「僕はただの備忘録さ。それと、ここは、この子が知らせてくれたのさ」
 備忘録の肩にちょこんと控えるのは、偵察霊ポップン☆ゴーストだ。彼がカーラとミラの居場所を探しあてたのだ。
「偵察、支援砲撃、呪符の運搬、日々の疲れを癒すマスコットまで何でもござれ。人探しだってお手のものさ」
 備忘録は得意げに言う。
「ともかく、ここは僕らに任せて、君は、その子のそばにいたまえ」
 備忘録は、そう言いつつ、呪符を使って周囲の気温を下げる。荒い呼吸をしていたミラの様子が少し落ち着く。「じゃ、ここは頼んだよ」と、偵察霊に後を託して、備忘録は、脩次郎とスチームエレメントがぶつかる戦場に赴く。
「さて、僕にも出来ることはありそうだね」
 脩次郎の氷の旋風に自らの氷の魔法を重ねる。戦況は、猟兵側に傾きつつあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベルカ・スノードロップ
🍮ミスティ(f10486)と一緒

「暑いのはこの子のせいですよね」
学生が造った人造精霊って聞いたことがある気もしますが
倒さないといけない事には変わりませんね
『可哀想だが、キミには死んでもらう』ってヤツです

ミスティと、呼吸を合わせて連携していきましょう

【全力魔法】のUC
召喚する槍は、魔槍・聖槍・宝槍を模した物
「ミスティ、合わせますよ」
ミスティの召喚した羊さんと共に、まずは5本飛ばします
空中へ【吹き飛ばし】てから、残りを飛ばします
【誘導弾】を付与して【串刺し】【傷口をえぐる】
人の形なら、脆い所も人間と同じでしょうから、そこを集中的に狙って、です

【武器受け】で攻撃はいなしていきます


ミスティ・ストレルカ
【同行:ベルカ(f10622)おにぃ】

攻撃の隙をお互いに埋めあうように撃ち込んでいくのですよ

●方針-WIZ系
生徒さんは幸い隠れられてるからこちらは退治に専念できるのね

直撃は【見切り】【オーラ防御】でダメージを防ぎ
振りかぶりの予備動作にはタイミングを見れれば【カウンター】も狙えそうです
おにぃと連携して攻撃を絞らせず、負荷を分散できればと思います
弾幕の中をひつじさんが駆けるー

・パフォーマンス表記
……なんか湿気のせいか妙に痩せて見えますが能力に影響はないと思うのです
もこもこ状態では見えない身体の動きが見えたりします
体当たりに見えてたのは実は飛び蹴りだった…!?り。



「暑いのはこの子のせいですよね…」
 水蒸気に満ちた迷宮を抜け、ようやくスチームエレメントを発見したベルカ・スノードロップ(享楽を求め続ける"ようかん"司祭・f10622)。
「他の人は先に戦っているみたいだね!ベルカおにい、私達もいこ!」
 ミスティ・ストレルカ(オラトリオの聖者・f10486)がそうせかす。
「えぇ、行きましょう。早くここをでないと倒れてしまいますし」
 「恨みはないですが、『可哀想だが、キミには死んでもらう』っって奴です」と小さく呟きつつ、『ナイトメアジャベリン』の詠唱を始める。
「よぉっし!おいで、ひつじさん!」
 ミスティは、デフォルメ調の白羊を召喚する。羊は、この暑さのせいかモコモコの毛がいつもより少なくなっていて、心なしか痩せて見えた。
「こんなところに呼び出してごめんね!あいつをやっつけて欲しいんだ!」
 ミスティの言葉に「任せてくれ」とでも言うように一声鳴くが、その声も若干元気がなさそうだ。
「ミスティ、合わせますよ」
 ベルカは、準備を終えていた。魔槍・聖槍・宝槍を模した物。魔力で形を与えられたそれらは、ベルカの頭上で整列するかのように並び、一斉にその矛先をスチームエレメントに向けている。
「行くよ、ベルカおにぃ!せーの!」
 ミスティの可愛らしい掛け声と共に、二人は一斉に攻撃を仕掛ける。スチームエレメントもそれに気づき、腕を振りかぶって蒸気の竜巻を発生させ、迎撃させる。ベルカの槍が風にぶつかり、吹き飛び、地に落ちる。その間をデフォルメ調の羊が駆ける。そして、跳躍。「暑いじゃねぇかこの野郎ー!」と、そんな叫びが込められたかのようにキックをくらわせる。スチームエレメントはまともに受けて吹き飛ぶ。
「ここです!」
 ベルカが次に『ナイトメアジャベリン』の準備を終えていた。第二射が次々とスチームエレメントに突き刺さる。蒸気の精霊は、声にならない悲鳴を上げて、消滅していった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『あったかもふもふ蒸気温泉』

POW   :    沢山のもふもふをかかえたり、荷車等でたくさんのもふもふを移送させることができます

SPD   :    巧みなもふもふ術でもふもふを魅了したりして、もふもふの興味をひくことができるかもしれません

WIZ   :    もふもふに語りかけたり習性を理解し、もふもふと仲良くなり移送させることができるかもしれません

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

辟田・脩次朗
【POW】
「おー…それ行けー。」
ユーベルコード【贋物屋】で大きな橇を作り、もふもふを乗せて橇の接地部分に【摩擦分断】を使って楽々運ぶ。
動き出せば曳くにもそれほど力は要らないはずなので、希望するもふもふがいれば曳いて走らせる。

【贋物屋】が使用できない場合、もふもふ自体に【摩擦分断】を使い、直接滑らせて運ぶ。

「うるせえな。…あー悪ぃ、そっちに言ったんじゃねえんだ」
「脱衣所に置いてきた赤鰯が、後生だから俺を女湯に投げ込みやがれください、ってうるさくてなあ。」
取り敢えず覗きとかはしない。
する気になればユーベルコードとかでいくらでもできる人は居そうだよなあ、と思いつつのんびり湯に浸かる。



「おー…それ行けー。…って、結構集まってくるな」
 辟田・脩次朗(羅刹のシーフ・f08272)は、露天風呂に浸かりながら続々と風呂に入りに来るモフモフした生き物達を眺める。ここはアルダワ魔法学園で最近話題になっている、モフモフの生き物達と一緒に入れる温泉だ。心も身体も暖まる寒い季節にうってつけのスポットだ。
「んーこんだけのモフモフ素材があるんだ。なんか使えねぇかなぁ?武器は無理でも、防具ならいけるか…?」
 などと脩次朗が呟いていると、
「やぁ、先ほどはありがとう。助かったよ」
 腰にタオルを巻いた仮面の男が声をかけてくる。
「アンタは確か、カーラとか言ったか?」
「あぁ、そうだ」
 「よっこらせっ」と、温泉に腰を下ろすカーラ。
「さっきの戦い、見事だった。おかげで無事、ミラ君を連れ帰ることが出来たよ」
「ん、あぁ、気にするな。俺も色々素材が見つかって…うるせえな」
「ん?」
「…あー悪ぃ、そっちに言ったんじゃねえんだ。脱衣所に置いてきた赤鰯が、後生だから俺を女湯に投げ込みやがれください、ってうるさくてなあ」
「ほう、意志を持つ武具か…つくづく猟兵というのは面白いな」
「ロクなもんじゃないさ」
 自嘲気味に呟きながら、側まで浮いてきたカピバラの頭を撫でつつ、湯を堪能する脩次郎だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミスティ・ストレルカ
【同行:ベルカ(f10622)おにぃ?】

ですが、今回はおにぃとは別々ですね
着いてきたりは…さすがにしないよね?
後でなでなでとか甘えさせてあげますかねぇ


●方針-WIZ系
もこもこさん達は温泉を楽しんだら連れてくのかな
警戒されないように、私自身も余裕【優しさ】を以て接するのです
声真似して、来てほしいなーな【誘惑】も交えて誘ってみたく思います
仲良くできるのが一番なのです。じっくり温まりながら…はふぅ。
裸の付き合い…はちょっと違いますか。

・パフォ表記
ひつじさんはもこもこな先輩だしコツとか知ってたりするかしら…
…お湯ですごく毛がぺったりしてる…?!
(霊体故影響無しのはずだが気分の問題らしい)


ベルカ・スノードロップ
🍮ミスティ(f10486)と一緒

「家族風呂とかありませんか? そうですか」
「仕方ないので、後でですね」
残念ながら、離れてしまいますね

性別は男です
が、全年齢ガードがある限りは"胸の小さなスレンダーな女性"の容姿
俗に『性別:ベルカ』と揶揄される類

「男湯の風紀が乱れますね……」
諦めざるを得ません

待っている間、温泉に行っていないもふもふ達に語りかけたり
(おそらく売られているであろう餌を買って)あげたりします

戻ってきたミスティに、撫でられました
超撫でられました
「じゃあ、帰りましょうか」
手を繋いで
「ミスティ、帰ったら……」
私は、入れていませんし、ね?
ちょっとした約束をして"二人の家"への家路につきます



「ようやく温泉ですね」
 ベルカ・スノードロップ(享楽を求め続ける"ようかん"司祭・f10622)は、喜びを隠せないのか声が弾んでいる。
「やっとお風呂入れるね!ベルカおにぃ!」
 ミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)は、ニコニコとベルカの隣をいく。
「さて、早速…おや?」
 立ち止まったベルカの視線の先には、『男』と『女』の暖簾。
「…家族風呂はあります?…ない?あ、そうですよね…」
 番頭のアルバイトしている生徒に一応確認しつつもミスティと一緒に入れないという事実に落胆するベルカ。
「まぁまぁ、あとでなでなでしてあげますよ。じゃあ、おにぃ、また後で〜」
 天使のような言葉を残して『女』湯の向こうへ消えていくミスティ。
「さて、私も行きましょうか」
 ミスティの励ましの言葉にいくらか元気を取り戻したベルカが『男』と書かれた布の向こうへと足を踏み入れた。
「うわぁ!?」
「お、女!?」
 脱衣所にいた男子生徒達が、ベルカの姿を見て動揺する。
「こ、これは…!」

 一方、ミスティは、モフモフに囲まれながらゆったりと湯に浸かっていた。
「ふぅ〜いい気持ちですぅ」
 のんびりしていると、お湯にプカプカ浮いたモフモフの生き物達がミスティの方に流れてくる。
「モフモフさん達も気持ちよさそうですねぇ〜」
 よしよしと、その頭を撫でると、気持ち良さそうに目を細めている。
「ベルカおにぃも楽しんでるですかねぇ…あ、羊さん!そうだ、羊さんも呼んでみよっと!」
 ミスティは、『サモン・シープ』でデフォルト調の羊を呼び出す。
「あぁ!?毛が!?」
 霊体のはずの羊は、毛がお湯でぺっとりとして、気持ち良さそうに温泉を堪能していた。
「まぁ、気持ち良さそうだからいいのです」
 ミスティは、集まってくるモフモフと湯を味わうのだった。

「ふぅ〜、いい湯だったのです。あれ、ベルカおにぃ?」
 温泉から上がったミスティは、膝を抱えて座りながら、「メェメェ」と鳴くモフモフ達に餌をやっているベルカを発見する。
「あぁ、ミスティ。おかえりなさい」
「ど、どうしたんです?」
「いえ、何、男湯の風紀を守るために、ね…」
「?なんだかよくわからないですが、よしよしするのです」
 ミスティは座り込んだベルカの頭を撫でる。そんなミスティをガバッと抱き抱える。
「ひゃ!?」
「じゃあ、帰りましょうか。ミスティ、帰ったら…」
 ミスティに何かを囁き、二人は帰途につくのだった。


 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

歩・備忘録
動物の鳴き声とは、全て同じに聞こえても実はニュアンスがそれぞれ違っていて、ニュアンスごとに意味があるもの。
例えば、危険を知らせる鳴き声や仲間を呼び寄せる鳴き声など・・・ね

急ぐことはないし、じっくり羊たちの観察を続けて鳴き声の分析をしよう。
仲間を呼ぶ声を分析して再現できれば、温泉まで誘導できるだろう。出来なくても観察だけで満足ができるしね

・・・端から見たら、良い大人がメーメーと話しかけるように見えるだろうけど、気にしないよ?



 露天風呂には、モフモフを持つ生き物で溢れかえっていた。あちこちから動物の鳴き声がする。それに混ざって、
「メーメー」
 と、熱心にモフモフの話しかける歩・備忘録(歩く備忘録・f02523)の姿があった。
「何をしているのかね?」
 仮面の生徒、カーラが堪らず声をかける。
「おや、カーラ君じゃないか。傷はもういいのかい?」
「湯治も兼ねている。それよりさっきから動物に話しかけてどうした?」
「あぁ、記録だよ」
 備忘録は嬉しそうに語り出す。
「動物の鳴き声とは、全て同じに聞こえても実はニュアンスがそれぞれ違っていて、ニュアンスごとに意味があるもの。例えば、危険を知らせる鳴き声や仲間を呼び寄せる鳴き声など・・・ね。じっくり羊たちの観察を続けて鳴き声の分析し、仲間を呼ぶ声を再現できれば、温泉まで誘導できるだろう」
「ほぅ、そんなことまで出来るのか」
「さぁ?」
 ガクッとずっこけるカーラ。
「僕は観察が出来ればそれで満足だからね…」
「君は一体何者だ?」
「言ったはずだよ、只の備忘録、さ」
「…猟兵とは…面白いものだな…」

 こうして奇妙な縁が出来た。この縁が何れどうなるかは、まだ誰も知らない。或いは忘れないように記録されたメモのように、何かの拍子に思い起こされる日が来るかもしれない。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月27日


挿絵イラスト