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キマイラフューチャー入門【α】

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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「キマイラフューチャーって行ったことあるか?」
 清水谷・柳牙(軍人脳・f00466)がグリモアベースでオブリビオンの討伐依頼をしているが、今日はいつものような深刻な雰囲気は見当たらなかった。
「深刻は深刻なんだが、他の仕事に比べると深刻さは減るからな。まぁ気軽に聞いてくれると助かる」
 そう言って柳牙は映像を映す。キマイラフューチャーで撮影されていたという動画には、まだ子供だろうか。
 小さな女の子のキマイラが、頭がカメラで構成されている怪人の言いなりにポーズをとっていた。
「や、やめてくださ……い」
「グヘヘヘヘヘッ!お嬢ちゃん、もっとかぁいいポーズ、やってみよっか?」
「い……いや……。…………。うん!もっとかぁいいポーズ撮っちゃうよ!」
 女の子は、ある時突然嫌がる素振りを無くし、ノリノリで怪人の指定したポーズをとり、撮影会は進んでいく……。
「まぁこのように、強制的にコスプレさせてポーズをとらせ、撮影していく不審者怪人が現れた。皆にはこの怪人を討伐してもらいたい」
 変質者とはいえ、誰かの命を狙ったり何かを奪ったりする類ではないため、キマイラにとっての危険は少ないだろう。
 しかし、猟兵たちが任務に失敗すれば恥ずかしいポーズで撮影され、記録に残ってしまうだろう。ある意味では危険な任務かもしれない。
「キマイラフューチャーに行ったことない者や、猟兵としての経験が浅い者にはいい訓練にもなるからな。折角だし、生放送に出演したりして場数を踏んでみてもいいかもな。それでは、検討を祈る」
 そういって柳牙は猟兵たちを送り出していく。キマイラフューチャーでの新たな戦いが、ここから始まろうとしていたのであった――。


えんぷ茶
 オープニングの閲覧ありがとうございます。えんぷ茶です。

 今回は、キマイラフューチャーで入門編ということで。キマイラフューチャーの雰囲気や猟兵としての動きが伝わりやすいような内容であることを心がけています。百聞は一見に如かず。この機会に是非ともチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 ☆第1章̻☆
 集団戦です。不審者怪人が雇っている大量の怪人たちと戦って頂く集団戦となります。1on1。1対多数。多数対多数。どの場面を想定したプレイングでも構いません。

 ☆第2章̻☆
 ボス戦です。不審者怪人と戦って頂きます。不審者怪人はオープニングの通り殺傷能力のある攻撃はしてきませんが、催眠術とコスプレ光線で猟兵たちを言いなりのコスプレイヤーにしようと企んでいます。怪人のユーベルコードにお気を付けください。

 ☆第3章☆
 日常です。キマイラフューチャーの日常を過ごして頂きます。具体的には、猟兵さんを紹介するローカル番組に生放送で出演して頂くことになります。猟兵各々の想いや個性を出したプレイングで、自分らしさ溢れる自己紹介をお願いします。
  猟兵達は「怪人をやっつけるめちゃくちゃカッコいいヒーロー」として、キマイラ達に大人気です。自然体でも十分でしょう。
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第1章 集団戦 『マグロ怪人ツーナー』

POW   :    止められない止まれない
【食べられるという恐怖心から無限のスタミナ】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
SPD   :    そんなことより助けて欲しい
レベル分の1秒で【腕を振り払うことで自らに噛み付いてる猫】を発射できる。
WIZ   :    水を得たお魚
【水鉄砲】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を水浸しにし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

クリューラ・センティファ
キマイラフューチャー……。話には聞くが、理解出来ているとは言い難い。
私の世界……宇宙には何も無い。生きる為に必要な物は全て人が自らの手で作り出す必要があった。食料も水も空気も。泣き言では無い。単なる理解。

行こう。

まず怪人とやらを殲滅する。宇宙バイクに【騎乗】【操縦】して交戦。
射撃で牽制しつつ、敵を引き付ける様に走行し敵集団を一まとめにしていく。敵が纏まったら多弾頭ミサイル発射。【範囲攻撃】で一層する。
ミサイルから生き残った敵を【可変速熱線砲】で追撃。連射速度重視モードで【スナイパー】で高速スナイピング。残敵を確実に潰していく。

敵は迅速且つ効率的に殲滅する。それが宇宙の掟。
この世界の掟は如何に?



「キマイラフューチャー……。話には聞くが」
 グリモアベースから転移した先は、クリューラ・センティファ(Q・U・A・L・L・・f12129)から見れば何もかもが違う世界だった。ポップなサイバーパンク都市。
 クリューラが居た世界は何も無かった。食料も水も空気も、しかしこの世界には動物が生きる為に必要な全てが満たされていた。
 今感じていることは単なる理解。悲観的なことではなく純粋な興味であり、クリューラはただただこの世界を知りたがっていた。
「――行こう」
 この世界の掟を探しに。感情や欲求が強い方ではないクリューラが、自ら進んでこの世界に足を運んだ意味を求めて。今その第一歩を歩み始める――。

 そんなクリューラの前に立ちふさがるのはマグロ怪人ツーナーの群れ。食べられるという恐怖心からか、お猫様から逃げるようにして走り回っていた。
 どんな理由であれ。怪人は倒さなくてはいけない。クリューラは宇宙バイクを操縦してマグロ怪人たちよりも素早い動きで道を塞ぐように誘導し、怪人たちを一ヶ所に集めていく。
「発射用意……斉射」
 装備していた弾頭が無数に分裂する誘導ミサイルを惜しみなく放っていくクリューラ。
 誘導されたと知らずに相変わらずお猫様に怯えるマグロ怪人たちに、ミサイルは次々と降り注ぐ。
「な、なんだ今のは……!」
 ようやく猟兵の存在に気が付いたマグロ怪人だが、もう遅い。
「……ファイア」
 熱線による高速スナイピングを得意とするクリューラ。走ったせいか、脂が乗ったマグロ怪人がこんがりと焼かれて炙りマグロ怪人となっていく……。
 こんがりと焼かれたマグロ怪人はお猫様に捕まり容赦なく食べられてしまう。この世界の掟に少しばかり触れたクリューラは、何を思い、理解するのか。
 確実に言えることは、敵を迅速且つ効率的に殲滅することが。この世界でも有効だったということだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

サラ・カトレット
あれは一体何ですか!?
頭がマグロで身体が人間の不思議な生物が…
しかも筋肉隆々で褌を締めていて…
これがキマイラフューチャー、私は一体どうすれば…

【WIZ】
あの人(?)は悪い怪人さんですよね
や、やっつけちゃいます!

【見切り】や【オーラ防御】で攻撃を捌きつつ
囲まれない様に立ち回りましょう

隙を見て【桜花爛漫】で攻撃を
【気絶攻撃】と【マヒ攻撃】を乗せて無力化しつつ戦いましょう
お魚さんなら【雷】が有効打になるでしょうか
【属性攻撃】で付与してみましょう

あ、でも猫ちゃんには出来れば攻撃を加えたくないですね
上手く共闘出来れば良いのですけど…

あの、そんな必死な形相で助けを求めないで下さい
凄く攻撃し辛いんですけど…


アニカ・エドフェルト
アドリブ絡み歓迎

こ、ここが、キマイラフューチャー…?
わたしの故郷と違って、なんだか、すごくキラキラしてて、楽しそうなところ、です。
そういえば、適当にコンコンコンしてると、何かが出てくる、とか聞いた、ような…
ええと、聞いた話によると、こんな感じで……わ、ちゃんと出て、来ました。ちょっと楽しいかも、しれません。

っとと、お仕事、しませんと。
早いところ終わらせて、もっといろいろコンコンコン、したいですっ。
〈グラップル〉と〈怪力〉を使って、怪人たちを投げ投げぽきぽき、していきます。

周りで戦ってる人には、《サウンド・オブ・パワー》で援護、です。
早いところ、終わらせて、しまいましょうっ



「あれは一体何ですか!?」
 サラ・カトレット(夢見る乙女・f06458)はキマイラフューチャーに到着すると第一声。驚愕の世界に思わず後ずさりしてしまう。
 目の前には熱線でこんがりと焼け焦げているマグロ怪人。頭がマグロで身体が人間の不思議な生物。
 しかも人間の身体の部位は筋肉隆々で褌を締めていて無駄に逞しい肉体で猫に追いかけれている。
 そもそも何かに怯え逃げているオブリビオンってなんなのだろうか。
「これがキマイラフューチャー、私は一体どうすれば……」
 サラはふと、仲間の猟兵に助けを求めるのように視線を送る。その視線の先にいた猟兵は……。
「コンコン、コンコン、何かが出てくる、とか聞いたような……」
 アニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)は、どこかで噂を聞きつけたのだろう。
 任務よりも興味が先に疼いたのだろうか。床や建物をコンコンと叩いて本当に何かが出るのかと試していた。
 惑星全てがリゾート都市とあって、どこもかしこも華やかな世界。アニカの故郷とは違うのだろう。すごくキラキラしていて明るさで溢れたこの場所を堪能していた。
 撮影映えするスポットだったこともあり、とある場所を叩くと小型のカメラがふと現れる。
「わ、ちゃんと出て、来ました」
「何か出てきました!?」
 その噂を知らなかったサラは驚きの声をあげる。その声を聞いたアニカも、今が任務中だったのを思い出したのか。
「っとと、お仕事、しませんと」
「あの人(?)が悪い怪人さんですよね。や、やっつけちゃいます!」
 マグロ怪人はいつの間にか水鉄砲を取り出していて、2人に狙いを定めていた。コンコンに夢中になっている間に囲まれてしまっていたのだろう。
 サラとアニカは互いに背中を預けるようにして、それぞれの得意な戦い方でマグロ怪人に切り込んでいく――!
「早いところ終わらせて、もっといろいろコンコンコン、したいですっ」
「ぅゎょぅι゛ょっょぃ!」
 アニカは見た目に反して力強く怪人たちをちぎっては投げ、ちぎっては投げ。果敢にマグロ怪人を散らしていく。
「す、凄いパワーですね」
 サラはアニカのパワー溢れる攻撃に驚きながらも、マグロ怪人の水鉄砲を躱していた。被弾しそうになっても、その身を包み込むような魔力のオーラがサラを護っている。
「あなただって、オーラの魔法、凄いです」
 アニカは手は止めずに歌を歌い始める。その歌はこれからこの世界で起こる楽しいことを想った歌。

 ―今既に。新しい出会いに恵まれたのだから。
 
 思うところがあったのだろうか。サラはその歌声を聞き始めてから体内に宿した魔力が徐々に徐々に膨れ上がっていく。
「甘い香りは、お嫌いですか?」
 サラはひらりと。歌に合わせて舞うようにして水鉄砲を1つ避けると、陽光笛を奏で始める。
 その笛の音色に合わせて、サラの武具が淡く輝く桜の花びらに変化する。その花びらは、音色と魔力に導かれてマグロ怪人を雅やかに切り刻む。
(あ、猫ちゃんが危ない……!)
 サラはマグロ怪人に嚙みついているお猫様を避けるように花びらをコントロールする。
 それ故にマグロ怪人を仕留めるには至らないが、花びらに切り刻まれたマグロ怪人は、身体が麻痺して身動きがとれなくなっていた。花びらに乗った魔力のおかげだろう。
「あとは、任せて」
 アニカは動けなくなったマグロ怪人に怪力を活かした拳で確実にマグロ怪人を仕留めていく。
 戦場で生まれたアンサンブルは、2人の猟兵をより強く輝かせる。しかし、マグロ怪人はまだまだ沢山逃げ回っていた。
 より多くのマグロ怪人を倒すべく。猟兵たちは、更に攻撃を続けていく――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

七那原・望
えくるん(f07720)と一緒に戦うのです。

うー……なんなのです?汗臭くて、生臭くて、なんだかむわわんってするのです……
えくるん、なんだか帰りたくなってきたのー……

でも、変態を殺すために頑張るのー……

まずは【歌唱】で愛唱・希望の果実を歌うねー。

歌い終わったらえくるんのサポートなのですー。
翼望・シンフォニアから【全力魔法】【2回攻撃】【なぎ払い】【属性攻撃】の風の刃を飛ばしてマグロ怪人達を纏めてなぎ払うのです。


わかったの、気を付けるね。
でも、えくるんもあんまり無理しちゃ駄目なのー。
私も一緒に頑張るから、ね?

えくるんの背中は私が守るのー!死角なんてないのですよー?


七那原・エクル
七那原・望と一緒に戦うよ。

【武器改造】でガトリングガンをドラゴンの身体に固定して機銃のように懸架させるよ。

黒結晶のドラゴンを召喚して飛翔、マグロ怪人が届かない上空から結晶のブレス攻撃や急降下からのガトリング掃射&体当たり攻撃で攻めるよ。ブレス攻撃でマグロ怪人ツーナーがこんがり焼き色がついて美味しそうな匂いがしそう

グラスラーバ・ドラゴン!おいしそうだからって怪人を食べたりしちゃダメだからね、お腹壊しちゃうかもだから

望ーあまり前に出過ぎないで、対応が難しい奴らはボクとグラスラーバ・ドラゴンでひきうけるからー



「うー……なんなのです?汗臭くて、生臭くて、なんだかむわわんってするのです……」
 走る逃げるマグロ怪人。七那原・望(封印されし果実・f04836)はその汗ばむような生臭いようなにほいに嗅覚が滅入っていた。
「ははは……これは思ってたより酷いね」
 望と共に任務に参加した那原・エクル(ダブルキャスト・f07720)も、マグロ怪人の出す独特な臭いに思わず苦笑いしていた。
「力を貸して黒曜の竜よ!」
 エクルは黒結晶のドラゴンを召喚すると、慣れた手つきでガトリングガンをドラゴンの身体に固定し始める。
 どうやらエクルは空から一方的に攻撃をぶつけていく算段を企てていた。1人地上に残ってマグロ怪人とこの臭いと格闘する現実に、望は少々憂鬱な気分になっていた。
「えくるん、なんだか帰りたくなってきたのー……。でも、変態を殺すために頑張るのー……」
 幼い口調の中に殺意が入り混じった独特な言葉使いは、戦いへの意気込みと少々の自信を覗かせていた。
「望ー!あまり前に出過ぎないで、対応が難しい奴らはボクとグラスラーバ・ドラゴンでひきうけるからー!」
 既に飛行態勢を整えていたエクルは、ドラゴンの羽ばたく音に負けないような大きな声で望に声を掛ける。
「わかったの!気を付けるね!でも、えくるんもあんまり無理しちゃ駄目なのー!」
 私も一緒に頑張るから、と。望もエクルに負けないようにと大きな声で呼びかけに応える。
 2人の戦闘は、ここから始まる―――。

「La~♪ La la la~♪ La la la la la~♪」
 マグロ怪人が猟兵たちと戦っている中、望は歌を奏でる。その声はまるで何人もの人が歌っているように錯覚してしまうほど、合唱のように重なった歌声だった。

 ―――えくるんの背中は私が守るのー!

 その不思議な歌声を黒結晶のドラゴンとエクルの耳に届くと、ドラゴンの身体に宿した魔力が。超純度の魔力が更に密度を増していく。
 ドラゴンが歌声に合わせるように1つ雄叫びをあげてみると、その下を走っていたマグロ怪人が萎縮していく。腕を振り払い、猫をどうにかしようともがいていたが、その行動すら止めてしまっていた。
 歌い終わった望は、動きを止めているマグロ怪人に王笏からありったけの魔力を込めた風の刃を放つ。
 その歌声で自身をも鼓舞していた望の魔弾は、マグロ怪人たちを薙ぎ払うように襲い掛かる。
「やられてばっかでいられるか!」
 マグロ怪人は、その身体を切り刻まれながらも。水鉄砲を取り出して望に向けて射撃していく。
「死角なんてないのですよー?」
 苦し紛れなマグロ怪人の銃撃を踊るように難なく躱していく望。その様子を上空から見ていたエクルは、空中からガトリングガンを放つ。
 素敵なダンスには祝砲を、と言わんばかりに弾丸を惜しみなく使ってマグロ怪人へ撃ち放つ。ドラゴンはブレス攻撃でマグロ怪人をこんがり焼き魚にしていた。
「グラスラーバ・ドラゴン!おいしそうだからって怪人を食べたりしちゃダメだからね、お腹壊しちゃうかもだから」
 弾丸やブレスだけでは足りなかったのか。望の歌で元気が有り余ったドラゴンは、そのままマグロ怪人を体当たりでぶち転がしていた。

 お猫様に猟兵たちに慌てて逃げるマグロ怪人。生かしておけば、どこかでまた迷惑な異臭を放つに違いない。
 情けは無用だと、猟兵たちは生き残っているマグロ怪人ツーナーを殲滅するべく追撃を仕掛けていく――。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

レド・ダークライト
【同行者:ステラ・リトルライト(f01749)】
恥ずかしいことをさせられるというのもだいぶ恐ろしい話ではあるが、それよりも目の前にいる魚介の方が圧倒的に目障りだ。
ん?なぜこちらを見ている。さっさと叩き潰しに行くぞ、ステラ!

「先制攻撃」だ。速攻であの魚介の数を減らす!!
ステラがサポートしてくれるのはわかっているので、気にせず敵の多いところに突っ込んで行き、【盟約の鉄血】で端から「なぎ払い」、「傷口を抉る」ように切り刻む。
足場は悪いが、逆に「地形を利用し」て足音を「聞き」集団での戦いでも攻撃を「見切って」行くようにしようか。


ステラ・リトルライト
【同行者:レド・ダークライト(f01284)】

「キマイラフューチャー...。」
思わずちらりとレドを見ると、魚介に顔しかめてんなあ、って感じ。
「はいはい。」
にしても変な怪人ばっかだよなここ。じゃ、さくっとやっちまうか。

突然敵陣真っ只中に突撃していったレドをサポートするように俺も突っ込むぜ。
大鎌で奴らを[凪ぎ払う]ように[範囲攻撃]をぶちかます。

そういやこいつらって、猫に追われてるんだよな?...いーこと思いついた♪

【処女宮の愛縛】でお前らを片っ端から拘束だ!
「さてと。なあ、ヤギ責めがあるならネコ責めもありだよなあ?」
レドにやられるか、猫に食われるか。どちらが先なんだろうな?



「キマイラフューチャー……」
 黒焦げになったり、お猫様に襲われていたりと。マグロ怪人ツーナーの哀れな光景を目の当たりにしたステラ・リトルライト(星影纏う人形・f01749)は、何とも言えない表情をしていた。
 思わずちらりと、隣に視線を向けると、そのには魚介に顔をしかめているレド・ダークライト(紅き閃光・f01284)の姿があった。
「ん?なぜこちらを見ている。さっさと叩き潰しに行くぞ、ステラ!」
「はいはい」
 レドは、目の前にいる魚介の方が圧倒的に目障りだと言わんばかりに、一気に怪人への集団へと飛び込んでいく。
 いくらマグロ怪人があたふたしているとはいえ、怪人の集団に1人で飛び込んでいくというのは無謀だろう。
 しかし、レドの傍にはステラがいる。敵陣真っ只中に突撃していくことは最初から分かっていたのだろう。
 レドに合わせるように、レドの隙を狙ってくるマグロ怪人を迎撃できるよう、レドのやや後ろの位置をキープして共に走る。
「我が鉄血を捧げ、盟約を果たせ!」
 軽く自身の指を剣で斬り、その血を吸わせていく。血を吸った剣はまるであるべき姿を取り戻すかのように、紅い光を徐々に膨らませていた。
「速攻であの魚介の数を減らす!」
 何か魚介類に恨みでもあるのだろうか。レドの殺意の籠った視線に、マグロ怪人たちも怯え始める。それでも恐怖心から無限のスタミナを誇るマグロ怪人はお猫様とレドから逃げるように走り回る。
「水鉄砲でも食らいな!」
「くそっ!」
 一方、大鎌で薙ぎ払うようにマグロ怪人を牽制していたレドだが、遠距離攻撃を持つマグロ怪人。間合いに上手く詰め寄ることができなくなりつつあった。
「そういやこいつらって、猫に追われてるんだよな?……いーこと思いついた♪」
 ステラは悪い笑みを浮かべると。天に向かって大きく手を伸ばす。
「乙女の愛に抱かれ、気づけば自由は遠き夢」
 すると星が落ちるように、空から拷問器具がマグロ怪人へと降り注いていく。箱型のそれは、マグロ怪人を捕まえ捕縛し、あっという間にマグロ怪人の自由を奪っていった。
「さてと。なあ、ヤギ責めがあるならネコ責めもありだよなあ?」
 お猫様とレドがマグロ怪人へゆっくりと近づいていく。マグロ怪人はそのおぞましい光景に、身体中から汗を流していた―――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『コスプレ撮影怪人アングラーロー』

POW   :    ここがコスプレ会場だーーーーーーー!!
【コスプレ化光線とポーズ指定催眠音波 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    お前は最高のコスプレイヤーだ!(フラッシュ)
【強制コスプレ光線 】【ポーズ指定催眠音波】【撮影されると気持ちよくなる催眠】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    良い! 実に良いアングルだ!
【カメラのレンズ 】から【強制コスプレ光線】を放ち、【ポーズを取らせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠プリマステラ・リコールドです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ほほぅ、マグロ怪人が全滅。これが噂の『怪人をやっつけるめちゃくちゃカッコいいヒーロー』ですか……美男美女。コスプレ映え間違いないですねぇ!」
 マグロ怪人たちが散っていった方向からコスプレ撮影怪人アングラーローが自ら猟兵たちの前へと出向いてやってきた。
「キミたちを撮影すれば、さぞかし愉快なことでしょう。どんなに強くとも、催眠術にかかれば無意味。さぁ、行きますよ!」
 コスプレ撮影怪人アングラーローは、猟兵たちに向けて走りだす。身に危機感を感じた猟兵たちもそれぞれの得物を手に、怪人を迎え撃つ。
 本当の戦いは、ここから始まる―――!
クリューラ・センティファ
黒豹の姿で怪人と対峙。弾薬は尽きたが問題無い。
『質点操作』発動。重力場を放って攻撃しようとするが、逸れる。
「しまった、宇宙と違って重力があるか……」
戸惑った隙にコスプレ光線を浴びる。

少女の姿に変形。コスプレ姿になり、ポーズを決めさせられる。最初はぎこちない動きだが、徐々に滑らかな動きでポーズを決められる様になっていく。

「……なるほど。こう動けばいいのか」
人型への変形は苦手。練習しても今一つコツが掴めなかったが、何かを掴めた気がする。

今度こそ落ち着いて『質点操作』発動。敵の眼前で発生した疑似ブラックホールが真空を生み、押し寄せた周囲の空気が衝撃波になって敵を襲う。
「ありがとう。来た甲斐があった」


サラ・カトレット
確かに色んなお洋服に着替えるのはとても楽しいしワクワクしますけど
無理強いはいけません!私達は貴方の着せ替え人形ではないのですから
それに…貴方の視線から何やらとても邪なものを感じます
私は断固拒否しますからね!

【WIZ】
迂闊にPOW攻撃の範囲に入らない様に
距離を保ちつつ攻撃を

(桜花蓮弾)で攻撃
レンズ部分を狙って【マヒ攻撃】を付与
更に怯んだ隙を見計らって一気に接近
【属性攻撃】で杖に【雷】を付与
頭部の精密そうな所を狙って杖の【気絶攻撃】でぽこぽこしちゃいます!

音波や光線は【見切り】や【オーラ防御】で回避を
自分の頬を叩いて気合いを入れましょう

ダメよサラ、負けてはダメ!恥ずかしい格好にさせられちゃう…!


アニカ・エドフェルト
アドリブ絡み歓迎

あなたを倒せば、お仕事も、おしまい、です。
この楽しそうな街を、もっと楽しみ、ますっ

(とか言ってる間にUC直撃)
…そう、いえば、こう(撮影)いうのは、やったことが、ありません…?
せっかくなので、かぁいいポーズ、撮ってくださいっ
このポーズ、なら、表情は嫌がってたりする方が、いいかも、です…?
(色々試行錯誤。可能なら服はそのままで(変更可)、シチュエーションとポーズはお任せ)

…はっ、わ、わたしは、何を…?
……あなたはもう、チリも残し、ませんっ
自身強化からの〈怪力〉〈グラップル〉で捕まえて、そのまま腕や足を締め上げてみたり、翼で飛んでカメラを抱え込み膝蹴り、してみたり、ですっ


七那原・望
えくるん(f07720)と戦うのです。

変態に慈悲はないのですー!

近接戦をするえくるんのサポートをするのです。
怪人の動きを制限してえくるんが戦いやすくなるように【属性攻撃】で風の刃をいくつも飛ばして牽制していくのです。

えくるんのコスプレなのです!?
その写真を渡すのです!宝物にしますから!

えくるん、一緒に!

えくるんと一緒に指先を怪人に向けます。

色んな変態行為、そして一人でえくるんのコスプレを楽しんだ罪!
裁きの時間、なのです!

【全力魔法】の【属性攻撃】、【ジャッジメント・クルセイド】をえくるんの攻撃に重ねて合体攻撃を放つのです。

コスプレ内容は首より下と髪形のみお任せします。


七那原・エクル
七那原・望と戦うよ

コスプレなんてゴメンなんだからねっ!

怪人は光線を撃ってくるなら距離をとるより接近しての格闘戦でいくよ。デフレクターシールドで攻撃をガードしつつ、ドラゴンランスの攻撃範囲を維持して攻撃だ

だー、見ちゃダメだよー望ぅ!恥ずか死しちゃうからー





おっけー、望!
コスプレ怪人め、自分の罪を百万回償えー!!! 
望の援護と併せてユーベルコードを発動するよ

コスプレ内容はおまかせします

※イオナイザー・フィストは武装を内蔵した二対の浮遊する機械掌で思念操作で自在に飛ばすことができます



●コスプレ撮影怪人の猛威
「確かに色んなお洋服に着替えるのはとても楽しいしワクワクしますけど、無理強いはいけません!私達は貴方の着せ替え人形ではないのですから」
 サラ・カトレット(夢見る乙女・f06458)は、コスプレ撮影怪人アングラーローの視線から邪なものを感じとっていた。
 この怪人にあるのは己の欲望か。何かに突き動かされているのか。真意は分からないがキマイラフューチャーの平穏を壊す悪い怪人であることに変わりはない。
「なるほどなるほど!ヒーローには分からないようですねぇ。こういう無理強いすることによる興奮という言うものを!」
「わ、私は断固拒否しますからね!」
 催眠音波が届かないように距離を取るサラ。しかし、怪人はその距離感を詰めようとはしなかった。
「私が催眠だけしか使えないとは思わないことですねぇ!」
 怪人はカメラのレンズから光線もとい、シャッターのフラッシュをサラに浴びせる。距離があり、分散した光だということもありポーズを取らせるまでは至らなかったのだが。
「か、身体が動かない……?」
「さぁさぁ、一緒に撮影会しましょうよぉ!」
(ダメよサラ、負けてはダメ!恥ずかしい格好にさせられちゃう…!)
 サラは懸命に怪人に抵抗する。その間に、他の猟兵たちも攻撃のチャンスを狙って少しずつ距離を詰めていく――。

●可愛い天使のポーズ???
「あなたを倒せば、お仕事も、おしまい、です」
 アニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)は、キマイラフューチャーへの興味を満たすためにもいち早く怪人を倒したかった。
「この楽しそうな街を、もっと楽しみ」
「もっと楽しみましょうねぇ。この私と、ねぇ!!」
 しかし、その興味が裏目にでてしまったのか。近接攻撃を仕掛けようと近寄るも、怪人の強制コスプレ光線の射程圏内だったアニカは、その光線を近距離で直接受けてしまう。
「……そう、いえば、こういうのは、やったことが、ありません……?」
 先ほど得たカメラのこともあり、撮影に元々興味があったのだろうか。自身の持つ部分から徐々に徐々にと催眠音波が浸透していく。
「せっかくなので、かぁいいポーズ、撮ってくださいっ」
「ふふふ、やっと正直になってくれましたねぇ。それでは、始めましょうか。衣装はそのままで結構」
 少しずつ催眠にかかっていくアニカは、服装こそ変わらないものの。次々とポーズを決めていく。
「このポーズ、なら、表情は嫌がってたりする方が、いいかも、です……?」
 片膝をついて祈るように両手を絡めて握り、上向きのポーズをとるアニカ。そこに嫌がっている表情が重なることで、天使。少女に対する背徳感が重なって襲う、なんとも悩ましい強力なポーズとなっていた。
「いいですねぇ!いいですねぇ!才能のある子は素晴らしい……やっぱりヒーロー催眠はやめられませんねぇ!」
 アニカを自由にしている怪人。しかし、アニカの出来栄えに感動していたため、他にも猟兵がいるということを忘れていた。催眠音波に抵抗しながら、猟兵たちはさらにゆっくりと近づいていく――。

●プラマイプラ!
 その背後には黒豹がゆっくりと迫っていた。クリューラ・センティファ(Q・U・A・L・L・・f12129)が、その身体を変形させていたのである。
「GRRR………」
 点粒子と、それを操る電磁場を放ち、怪人を狙っていく。強烈な電磁場で怪人のカメラを壊してしまうという作戦だ。
 徐々に強まる電磁場。しかし、その狙った方向は怪人を大きく逸れて、明後日の方向へと飛んでいってしまった。
「しまった、宇宙と違って重力があるか……」
 いつもとは違う土地での戦い。どうやら勝手が違うのだろう。失敗について戸惑っている間に、怪人はクリューラとの距離を一気に詰めていた。
「重力は素晴らしいのですよ。揺れる空気の波が一瞬のパンチラを産むのですから。さぁ、あなたも楽しみましょう?」
 近距離でコスプレ化光線とポーズ指定催眠音波を放つ怪人。すると、クリューラの身体は黒豹の姿から、徐々に徐々にと少女の姿に変形していく。
 いくら催眠とは言え、慣れない姿で身体を動かすのは難しいのか、ぎこちない動きで身体を動かしていく。
「ふむふむ。ではあなたにコスプレのプレゼントを差し上げましょうねぇ!」
 さらにコスプレ化光線を放つと、クリューラの身体に合わせたサイズのラバースーツを身にまとう。全身黒の身体に全身黒色のスーツ。
 しかし、ラバー特有の反射が加わり、そのボディはより魅惑的に映える。さらにスーツが型となることで、徐々に滑らかな動きでポーズを決められるようになっていく。
「……なるほど。こう動けばいいのか」
 人型への変形は苦手だったクリューラ。しかし、思わぬところでそのコツを掴み始めたようだ――。

●羞恥心に耐えろ。満身創痍のドラゴンランス!
「変態に慈悲はないのですー!」
「コスプレなんてゴメンなんだからねっ!」
 七那原・望(封印されし果実・f04836)と七那原・エクル(ダブルキャスト・f07720)は次々と猟兵たちがその催眠やコスプレにかけられていることに怒りを露わにしていた。
 エルクは光線の動きに注意しながらも、距離を取るより接近戦へと。格闘を仕掛けに前に出る。
「仲間を見て学習しないような悪い子には……」
「学習なら、してるのです――!」
 望は、エルクの接近をサポートする為にと風の刃で怪人を牽制していく。その隙に詰め寄ったエルクは、デフレクターシールドを前に出して攻撃を弾くようにしてドラゴンランスの打撃圏内へと侵入していく。
「ならば、これならどうでしょうねぇ!」
 怪人はエルクの攻撃を避けつつも、そのレンズの矛先を望に切り替える。一瞬のフラッシュの後に、望の服装が変化していく。
「の、望!?」
 望の服装が白い体操服に紅いブルマ。そして胸元にはひらがなで大きく『ななはら』と書かれていた。催眠音波こそ届いていないため、身体はまだ動かせるようだが。それでも服装の変化に戸惑いを隠せずにいた。
「隙だらけになってしまいたねぇ!お前は最高のコスプレイヤーだ!」
「しまっ……!」
 望の変化に気を取られていたエルクは、シャッターによる光線とその音による催眠音波を立て続けに浴びてしまう。
 エルクの服装も一瞬で望と同じように白い体操服に紅いブルマの衣装へと変わっていく。中性的な身体だけあってその姿も非常によく似合っていた。
「えくるんのコスプレなのです!?その写真を渡すのです!宝物にしますから!」
「だー、見ちゃダメだよー望ぅ!恥ずか死しちゃうからー」
 異性の服装もそうであるが、それを望に見られていることも相当恥ずかしいポイントなのだろう。顔を赤くし、恨むような視線を怪人へと向けていた。
「いいですねぇ……恥ずかしみながらも怒る姿。大変よろしい!さぁ、撮影の時間ですねぇ!」
 怪人はシャッターを連続で切ると、エルクの身体に更に異変が起こる。まるで全身がくすぐられるかのような快感が、エルクの身体を襲う。
「身体が動くようですが、撮影されると気持ちよくなる催眠にかかったようですねぇ!いいでしょう、どんどん撮影してあげましょう!」
「さ……せ……るかぁーーっ!」
 エルクは快感に耐えるように、振り払うかのように、ドラゴンランスを怪人に向けて投げつける――!
「な……ッ!」
 ドラゴンランスは怪人の右肩に深く突き刺さり、思わず膝を付いてしまう。しかし、エルクも耐えるのに限界だったのか、同じく膝をついてしまう――。

●イエキュアファイブ!
 怪人の攻撃が止んだ、僅かな隙。その隙を猟兵たちは逃さなかった。
「今がチャンス……?私がやらなきゃ!」
 自分の頬を叩いて気合いを入れ直したサラは杖の先端からピンクの花びらの形をした弾丸を生み出して、怪人に向かって慎重に狙いを定めていく……。
「夢の中へご招待です♪」
 レンズ部分を狙った弾丸は、まっすぐに怪人へと襲い掛かる。
「ま、まだまだやられませんよぉ!」
 怪人はなんとか攻撃を凌ごうと、身体を地面に投げだして転がるように回避行動をとる。しかし、サラの弾丸はノビがあったのか、その顔のレンズをわずかに触れる。
 弾丸に触れた怪人は心地よい睡魔に襲われる。今倒れる訳にはいかないと、もう一度立ち上がろうとするが。
「ありがとう。来た甲斐があった」
 クリューラが先ほど外した電磁場をもう一度放っていた。二度目ということと、催眠によってこの世界での身体の動かし方に慣れることができたのだろう。
 怪人の眼前で発生した疑似ブラックホールが真空を生み、押し寄せた周囲の空気は衝撃波となって、怪人を襲う――!
「うぐっ、ぐはッ!」
 衝撃波を正面から受けてしまった怪人はよろけ、また倒れそうになるところをなんとか踏みとどまる。
「まだ、まだですよぉ!!」
 怪人はもう一度コスプレ光線と催眠音波を放とうとするが、光も音もでなかった。サラの弾丸とクリューラの攻撃で、カメラ部分が破損してしまったのだろう。
「…はっ、わ、わたしは、何を…?」
 派手な戦闘音で我に返ったアニカは、徒手空拳でまだまだ猟兵と戦う姿勢を崩さない怪人に向かっていた。
「……あなたはもう、チリも残し、ませんっ」
「幼女を手折るのはロリコンの名折れ……しかし今は戦時、手加減はしま……ぬぉぉわッ!」
 アニカの怪力を侮っていたのだろう。そのまま力任せに怪人を捉えると、翼で飛行することにより得られる対空術でレンズに向けて激しい膝蹴りを食らわせる。
 一気に接近していたサラと共に、激しく打撃を加えて、怪人をボコボコにしていく―――。

「えくるん!大丈夫?」
 3人が怪人に反撃している間、望はエクルの手を握り、支えるように立ち上がらせる。
「ありがと、望」
 エルクは立ち上がると、ボコボコにされている怪人を睨みつける。数々の好き勝手をこれ以上許すわけにはいかなかった。
 サラとアニカは、ボコボコにした怪人を空中へと打ち上げる。更にクリューラは電磁場を放ち、頭のカメラは軋むような音を上げながらふわりふわりと空中を浮遊していく。
「今です!」
「とどめを、おねがし、します!」
「たのむ……」
 猟兵たちの声を聞いて、望は握った手を力強く握りしめる。
「えくるん、一緒に!」
「おっけー、望!」
 2人は同時に空いている指先を怪人に向ける。
「色んな変態行為、そして一人でえくるんのコスプレを楽しんだ罪!裁きの時間、なのです!」
「コスプレ怪人め、自分の罪を百万回償えー!!!」
「「これでフィニッシュだよ(です)!」」
 望は指先に膨大な魔力を宿し、爆発の時を今か今かと待ちわびているようだった。エルクは浮遊する機械掌に内装された大口径ビーム砲を怪人へと向け、今か今かとエネルギーを蓄えていく……。
「ギガ・パニッシャー!」
「ジャッジメント・クルセイド!」
 2人が叫ぶと、望の指先の魔力は天へと昇り裁きの光と変貌し、怪人へと降りぐ。
 それと同時に大口径ビーム砲から、その筒よりも太く大きい光が、怪人へと襲い掛かる。
 天から垂直に、浮遊した機械から地面と並行に放たれる2つの光は、十字の光となって怪人を捉える――!
「我が人生に一寸の悔い……ありますよぉ!もっともっと撮影したかっ……」
 その言葉は最後まで語られることなく。怪人は跡形もなく消え去っていった。猟兵たちは見事、コスプレ撮影怪人アングラーローを倒すことに成功したのである――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『ドキドキ生放送チャレンジ!』

POW   :    運動や武芸など、体を張ったパフォーマンスでアピール

SPD   :    器用さや素早さを活かしたパフォーマンスでアピール

WIZ   :    知識や独創的な個性を活かしたパフォーマンスでアピール

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵が怪人と戦っている―――。
 キマイラフューチャーで大人気の猟兵がいると伝われば、野次馬や配信主が集まってくるのはあり得ること。
 今日もまた、怪人を見事倒した猟兵たちに一目見ようと、キマイラフューチャーの住人たちが猟兵たちの目の前に集まっていた。
「はいはーい!みんな、猟兵たちが困っちゃうから、ここは私に任せて!」
 そういって出て来た女性は、大きなカメラを持つカメラマンと共に姿を現す。先ほどのカメラを思い出す猟兵たちは、一歩後ずさりしそうになるものの。
「急にごめんね。私たち、ネット配信の大手チーム『キマフュ映えガチ勢』なんだけどさ。良かったら取材させてくれないかな?」
 キマフュ映えガチ勢と聞いて辺りがざわつく。余程知名度の高い配信チームなのだろうか。
「私たちなら、野次馬さん達をどうにか誘導できるし、お互いWinWinだと思わない?それに、取材って言っても難しいことは要らないから。」
 カメラを持っていた男性は、カメラを固定するとスケッチブックに書いてある文字を見せる。
『自己紹介』『特技』『アピールポイント』
 どうやら最低限必要なことはその3つらしい。既に元の姿に戻っている猟兵だが、怪人の置き土産と言わんばかりに先ほど着させられていたコスプレ服や、いくつか怪人が持っていたコスプレ服も散乱していた。
 活用しようと思えばそれらも使うことができるだろう。こうして、猟兵たちは生放送チャレンジというもう一つの戦いに挑戦することになった――。
サラ・カトレット
緊張しますけど…これもいい機会なのかも
キマイラさん達なら少し過剰でも許してくれます…よね?
私の本気、見せてあげます!(アイドルっぽい衣装を掴み)

助けが必要なら必ず駆けつけ、悪い怪人さんは片手で粉砕♪
皆さんの笑顔が最大の報酬
初めまして、サラ・カトレットです
趣味は料理と歌う事、女子力には自信ありまくりんぐ!

実は私やってみたい事があって…そう
"歌ってみた"!
今回が初ですし特に練習もしてないですけど
歌を通じて皆さんとお友達になれたら素敵だなって

という訳で私、歌います!止めても無駄ですから
皆さんとの出会いに感謝し、心に癒しをお届けします♪
(UC発動:友愛の歌)(歌唱・優しさ・鼓舞)

※アドリブ・暴走大歓迎


アニカ・エドフェルト
アドリブ絡み歓迎

うぅ、ひどい目に、あい、ました…?
え、ええと、これに向かって、しゃべればいい、です…?

えっと…(微妙に緊張気味)
猟兵のアニカ、です。
特技と言ってもいいか、わかりませんが、
ちょっと元気になれる、歌だったり、
後は…見よう見まね、ですが、こんなことも、少しだけ、です。
(カメラや周りの人に当たらないように注意しながら、格闘術(相手がいないので当身の型)を披露)
もう、何がなんだか、見たこともないものもいっぱいで、右も左も、わかりませんが、よろしく、お願いしますっ

…もうそろそろ、いい、ですか?
もう、我慢、できません、もっとコンコンコン、しますっ(そのあたりにひたすら)


森園・巧
おや?
ここだけの参加になるのはちょっとずるいですかね?
気にしたら負けと思いましょう。

生でカメラ回すようですから、喋る内容を考えときましょう。

『自己紹介』森園巧です。アースからやってきました。
『特技』えーと、ギターと思わせてのベースです。
『アピールポイント』おじさんナメたらいけないよ。

こんなものですかね。あとアドリブの喋りはテキトーに煽りましょうかね。

やることはWIZとパフォーマンスを使ったベース演奏です。
ベースって単音弾きの低音楽器と思われがちですが、別にコードトーンもいけるし複数音でメロディ演奏もいけるので、こういう機会にかましましょう。
どうあれ、楽しくやりましょう。持ち時間の限り。



「え、ええと、これに向かって、しゃべればいい、です…?」
 アニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)は、どこか戸惑いながらもカメラの方へと向かっていく。緊張はもちろん、先ほどまでの戦闘でカメラに対して少し思うところがあるのだろうか。
「緊張しますけど…これもいい機会なのかも」
 サラ・カトレット(夢見る乙女・f06458)そんなアニカの肩を軽く叩いて一緒に向かう。サラは緊張とは言いながらも、いつの間にかアイドルっぽい衣装に着替え、ノリノリでカメラの前に立つ。
「おねがいしまーす!」
 女性がサラにマイクを手渡すと、サラはそのマイクを手にとり、怪人が取らせていた中でも無難なポーズを選び、喋り出した――!
「助けが必要なら必ず駆けつけ、悪い怪人さんは片手で粉砕♪皆さんの笑顔が最大の報酬。初めまして、サラ・カトレットです。趣味は……」
 徐々に加速して早口になっていくサラ。その横では、アニカも続こうとマイクに近づいて声をあげる。
「えっと…猟兵のアニカ、です」
 どんどん喋りを加速していくサラの横で、緊張がはやり拭えないのか、どこか細々とした声で殆ど聞こえなかった。
「おや?」
 初めての生放送に、2人がわたわたとしている中、森園・巧(人間のサンソルの破戒僧・f03705)が偶然にも通りかかった。
「ここだけの参加になるのはちょっとずるいですかね?しかし……」
 インタビューということは、怪人と戦っていたのだろうと巧はすぐに雰囲気を掴み取っていた。それでも初めてのインタビューに困惑しているようにも見える2人を見て、喋る内容を考えつつカメラの前に向かう決意をした。
「森園巧です。アースからやってきました」
 落ち着いた声で話す巧。その声を聞いたアニカとサラは。巧のインタビューを参考にしようと一度口を閉じていた。
「あら、他にも猟兵さんがいたんですね。森園さんの特技は、ズバリ?」
「特技ですか。えーと、ギターと思わせてのベースです」
 巧はサウンドウエポンを取り出すと、ベースでの演奏を始める。
「ベースってメロディもいけるんですね」
「ええ。ベースって単音弾きの低音楽器と思われがちですが、別にコードトーンもいけるし複数音でメロディ演奏もいけるんですよ」
 巧は語りながらアニカとサラに視線を向ける。その視線の意味を理解したのか、2人も再び自己紹介を続けていく。
「特技と言ってもいいか、わかりませんが、ちょっと元気になれる、歌を」
「実は私やってみたい事があって…そう"歌ってみた"!」
 アニカとサラは、巧の演奏に合わせて歌を歌う。そのメロディは猟兵たちの間でもよく歌われているものだったのだろうか。
打ち合わせがなくても3人はリズムを合わせて演奏を続けていく。そんなアドリブだらけの即興曲が終わると、その場にいるキマイラ達からは盛大な拍手が送られた。
「おじさんナメたらいけないよ。聴いてくれてありがとうございました」
 淡々と語り、静かに一礼する巧。
「歌を通じて皆さんとお友達になれたら素敵だなって。ありがとうございました」
 持ち前の元気さと優しさを最後まで崩さずに笑顔を振りまくサラ。
「…もうそろそろ、いい、ですか?もう、我慢、できません、もっとコンコンコン、しますっ」
 格闘術の要領で鋭く路上をコンコンするアニカ。すると、マグロ怪人と戦っていた時に出てきたカメラと同じものが沢山現れた。
「ははは……。せっかくですし、記念撮影でもいかがでしょうか」
 女性が声をかけると、近くでインタビューを見ていたキマイラ達が一斉に猟兵たちを囲み始める。3人は苦笑いしながらも、キマイラ達との撮影を楽しむことにした――。
 こうして、怪人は無事に討伐してキマイラ達を触れ合った猟兵たち。キマイラフューチャーの不思議な惑星にも少しは慣れただろう。
 ほんの少しばかりの自信と、カメラのトラウマと楽しい思い出を得た猟兵たちは、それぞれの想いを胸に、グリモアベースへと帰還した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年03月02日


挿絵イラスト