俺がDTで終わったのはどう考えてもお前が悪い
●事故物件が舞台の物語の話
事故物件――。それは、近年の青年向け漫画の舞台として鉄板になったシチュエーションの一つである。しかし、それはあくまでも漫画の中での恐怖体験の話や、酒場で冗談半分にする怪談というような、あくまでもフィクションとして語られる者で、実際には事故物件なんて知らないだけでめちゃくちゃたくさんあるだろうし、ホンモノに当たったことのある身近で確かな人間の存在する人は少ないだろう。
けれど、そういう話を聞きつければ必ずといっていいほど肝試しをする人間というものは存在する。この日もそうだった。
「はい、それでは本日より俺、喜楽・音夢(キラク・ネム)が夜な夜な女を求める怨念の宿る事故物件で生活する様子をお送りしていきたいと思います!」
●消えた動画配信者
「で、この事故物件では彼のように既に何人かの好奇心旺盛な動画配信者が消えてるそうなんや」
キアラ・フォックストロット(輝きは愛の中に・f12890)はグリモアベースに集まった面々に語る。
舞台はそこそこ高そうな立地なのに家賃が2万円で住める2LDKのアパートの一室である。深夜になると何やら悲しい男たちの悲鳴が聞こえ、そしてここに住んでいた住人はいつの間にか荷物ごと消息を絶ってしまうという事件が起こっているらしい。生放送をしていた動画配信者の放送によれば、画面が消える瞬間、何やら触手のようなものが蠢くのが見えたということでネットでは噂になっているとかいないとか。
「これはもうオブリビオンの仕業に違いない! っていうか、ここのなんか呪い的な力に引き寄せられて、なんかジメジメッとしたキノコみたいなゴーストが集まってしもうてるんよね。っちゅうわけで! キノコのゴーストを退治しつつ件(くだん)の部屋に向かってやー」
キアラはそう締めくくると、鈴をシャンシャンと鳴らして君たちの前にゲートを開いた。
ピンク☆フラッシュ
●マスターより
お久しぶりです。ピンク☆フラッシュです。本日はこちら、事故物件での地縛霊退治でございまーす!
触手とキノコでいやな予感がした貴方! その直感、間違ってないかもしれません……!
――はい、ネタ依頼です。キノコセミゴーストを倒して部屋に乗り込んで奥に進んで部屋の主、地縛霊と戦うシンプルな依頼となっております。触手を操るものを敵にすることになりますので、そこだけご注意ください!
進めば進むほどネタ色強くなるので真面目な討伐依頼かもしれないと思っていただいた方はごめんなさい。先に言っておきます。シリアスではない依頼です宜しくお願い致します。
第1章 集団戦
『セミキノコ』
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POW : 炸裂毒胞子
自身の【キノコ】から、戦場の仲間が受けた【攻撃の威力】に比例した威力と攻撃範囲の【毒胞子】を放つ。
SPD : 抗体化
【セミの幼虫の殻】を脱ぎ、【「セミ人間」形態】に変身する。武器「【ガトリングガン】」と戦闘力増加を得るが、解除するまで毎秒理性を喪失する。
WIZ : セミシャウト
【耳をつんざくようなセミの鳴き声】を聞いて共感した対象全てを治療する。
イラスト:かざいエモ
👑11
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●なんかDTの毒電波を受けたセミキノコたち
時間は真夜中。月は満月。その光に照らされて、マンションと近隣の建物の間、あるいは駐車場の車の下よりそれらはぞろぞろと現れる。
毒の胞子を身に纏うセミの抜け殻のゴーストたち。それらは次々と月の照らす物の影から現れて、君たちを襲うだろう。だが、注意するといい。呪われし場所に宿る怨念の影響を受けて、この毒は君たちの『理性』と『知性』を蝕むのだから――。
ブリッツ・エレクトロダンス
やれやれ、新しい世界に来たところでロクでもないオブリビオンが相変わらず出るのは変わらねえなあ。
とりあえず、この…冬虫夏草モドキを駆除すっか。
たぶん、妖獣っていうタイプだよな、アレ。
(愛用の自動拳銃を抜き射撃)
っ、形態が変わりやがった!抗体ゴーストって奴か!
随分盛大に弾をばらまきやがって…だが理性がトンでるのか思考パターンが読みやすいぜッ!
(思考パターンを読んでの対ユーベルコード封印プログラム3種類直撃狙い)
封印バッチ、起動ッ!とりあえずその物騒なのは仕舞ってもらおうか!
佐藤・さくら
怨霊事は遥か昔からある題目ですね。
いずれ、そのような演劇に出ることがあるでしょう。
今回の事件は良い経験になるかもしれません。
と、来てみたのですが。
まさか、あのようなセミの抜け殻を相手にすることになるなんて。
これはちょっと思ってたんとちがうという奴ですね。
さっさと片付けさせてもらいます。
六振りの《退魔刀》を召喚して周囲に展開。
【念動力】でそれらを操り、周りにいるセミキノコ達に『剣刃一閃』を放ち、全てバラバラに【切断】しましょう。
これで終わりです。
…………?
目眩? 何かの攻撃を受けている?
いえ、あれらの敵は確かに倒した筈……。
これは……胞子……?
(後は何でもありでおまかせです!)
ラミィ・シュタイアー
アドリブOK&NGなし
快楽堕ち希望
グロい敵だけど一気に片付けるわよ!
【マグナムブリット】で敵の群れに突っ込み、激突ダメージで一気にまとめてやっつける!
(で、当然無策で敵に突っ込んだ訳だから毒胞子を思いっきり浴びて理性や知性を失い、セミのモノマネをしながら電信柱に腰を擦りつけながらオシッコを垂れ流す…)
●女優と正義
「思っていたのとは違うようですね」
佐藤・さくら(六刀使い・f06381)は月明かりに蠢く虫の様な何か達を見て、少し眉を下げた。舞台女優として心霊物はいずれ必ず通る道。ならばこの怪事件解決してみようと来てみれば、テラテラと月明かりに照らされた脂っぽい虫の殻と、滑っとして何かをまき散らすキノコが一体となったものが一斉にさくらにギョロリとした視線を送った。確かに恐怖には違いないが、これは言葉にすれば同じだが、ニュアンスで言えば違う不快感である。
「グロい敵だけど一気に片付けるわよ!」
いろんな意味で一歩引きかけたさくらの後ろから、ラミィ・シュタイアー(ブリットガール・f33090)が声を上げた。
「正義×速度=」
と呟きながら敵のど真ん中に突っ込むと、空中に飛び上がり思いっきり広範囲に衝撃を叩きつけるようにして
「絶対無敵の破壊力!!!」
と急降下アタックを決めた。
「ちょ、ちょっと……!」
出ばなをくじかれたさくらの声もかき消すほどの轟音がラミィの発動したユーベルコード【マグナムブリット】によって鳴り響き、砂煙のようなものが立ち、セミの殻の形をしていた肉片があたりに飛び散っては消える。
煙が風に霧散すればそこに立つのは1つの影、当然ミリィのみである。
「ざっとこんなものよ!」
とそれはもう得意げに構えなおし、次の攻撃へ移ろうとする。しかし、たせいに無勢、無策でセミキノコの大群に突っ込んだわけであるので……。
「「「ジョジョジョジョジョジョジョジョジョジョジョジョ
!!!!」」」
「「「マーンマンマンマンマンマン
……!!!!」」」
と、奇声を上げる大量のセミキノコたちに瞬く間に取りつかれ、山となった大群に押しつぶされてしまった。
「いけません……さっさと片付けさせてもらいます!」
これにはさくらも慌ててその山に突っ込み、ユーベルコード【剣刃一閃・弐式(ニシキ)】によってセミキノコだけを指定して切り刻むと、剣についた不浄を振り払うように一度大きく空振りする。
「ほら、終わりましたよ?」
周囲を確認し、ミリィが無事であることも確かめれば、手を差し伸べようとさくらは手を伸ばす。しかし、そこでさくらは自分の意識がふわり、と遠のくのを感じた。
そして、目の前のミリィの目も、どこか遠くを見つめて、正気じゃないように感じた気がした。伸ばした手はミリィへと届かず、さくらはその場に立ちすくみ、胸の奥からこみ上げる何やら言い知れない感情を処理できぬまま、倒しきったはずのセミキノコの残党たちに自分の体を差し出すように両手を広げていた。ぼんやりとした視界からはミリィの姿も消えていた。
●ネコとキノコと発情期
「どこの世界でもロクでもないオブリビオンっているんだなぁ」
数々の世界でロクでもないオブリビオンとろくでもないことをしたりしなかったりしてきた男、ブリッツ・エレクトロダンス(★3:DJ.Blitz・f01017)はそうつぶやいた。少し出遅れてきてみれば、数は多く見えないものの、女が2人、冬虫夏草の様な何かに囲まれているではないか。いや、違う、取り囲まれているのはさくらひとりだ。もう一人の女は電柱に腰を擦りつけながらセミキノコと一緒に鳴き声を上げている。
「ジョーーーッ!!!」
「ジョーッ!」
彼女を取り囲んでいたセミたちが何やら奇声を上げたかと思えば、途端にガトリングガンが体から生えているセミ人間に変貌し、牝に群がるようにさくらとミリィに襲い掛かる。ちなみにかぶせて鳴き声を上げたミリィはうっとりとした顔で電柱に何やら汁をぶちまけていた。
「おっといけね!? ピンチか? 加勢するぜ!」
そんなミリィはさておき、一瞬セミキノコの変貌に驚くが、すぐに愛用の自動拳銃を抜いて射撃し、彼女たちに近いセミキノコを優先して退治する。
「マーーーーン
!!!!!」
「コォォォォォオォオ……ッ
!!!!」
しかし、理性を失いながらガトリングの照準をさくらとミリィに向けるセミ男たちは銃撃に対する恐怖を覚えることもなくその動きを止めない。そんな状況なのに、女たちは女たちでガトリングを撃ってほしがるかのように両手を広げている。ミリィに至ってはもはやセミの鳴き声でない奇声を上げている。
「動きは読みやすいが……なんなんだよマジで!! とりあえずその物騒なのは仕舞ってもらおうか!」
目の前に広がる若干カオスな光景に声を荒げながら、ユーベルコード【封印バッチ・起動(シールバッチ・ブート)】をブリッツが起動すれば、理性を失ったセミキノコたちは抵抗することもなくその場からは鎮圧されるのであった。
「2人とも、大丈夫なのか?」
セミキノコたちが視界から消えた後、ブリッツは改めてさくらとミリィに近づいてクールに声をかけた。あたりに何やら紫でバイオレットな胞子が飛び交っているので、あまり長いするとよろしくないかもしれないので、最悪担いででも離れさせようという算段であった。
しかし、ブリッツが2人に近づいてみると、先ほどまで虚ろだった目には光が宿り、うっとりと自分を見つめてくるではないか。
そして、そんな艶めかしい視線を向けるさくらとミリィはブリッツに近づくと開口一番声を合わせていった。
「「キノコぉ……💗」」
――と。
「……へ?」
何事かと思う間もなくブリッツに雑な流れで抱き着く女2人。何やらくねくねと体を擦りつけてくる。
「おいおい、助けてやったとはいえそんな御礼なんて……っつーかここを離れねぇと。ちょ、まて、なんか濡れてねぇか?」
「やぁん、キノコなのぉ💗」
「キノコ、キノコ、欲しいですぅ💗」
混乱するブリッツの言葉は二人に届かず、正気でないさくらとミリィは、目の前の股間にキノコを持つ人物に釘付けになっていた。
(やっぱりロクでもねぇオブリビオンだな……)
さて、どうやって正気に戻したものかとブリッツは頭を抱えた。どうやら今回はある意味汚れ仕事を請け負うことになったらしいと悟りながらも、自分の頭がなにやらぼーっとしてくるのを感じると、慌てて頭を左右に振って収拾がつくうちに2人を抱きかかえてマンションへと足を踏み入れるのであった。
「あぁん、たくましいキノコに抱きかかえられちゃってます……💗」
「乱暴にしちゃらめぇ~💗」
2人の視界に自分がどう映っているのかはわからないが、とりあえずここを離れさえすれば少しは正気に戻るであろうと信じて。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
高千穂・ましろ
和さんと
「ここが動画配信者が消えるという事故物件ですか……
魔法少女として放置できませんね」
『というわけで、ましろには、ここで生活してもらうにゃ』
「なんでですかっ!?」
『オブリビオンをおびき寄せるには、それしかないのにゃー』
というわけで、なぜか和ちゃんと一緒に事故物件で寝泊まりすることに。
「しかたありません。和ちゃん、とりあえず一緒にお風呂に入りましょう」
『来たにゃ!ホラーもので化け物に襲われるシチュ!』
「って、きゃあああっ」
気づかずに毒胞子を吸い込んでしまい、頭がぼーっとしたところで、お風呂に入ってきたセミキノコに驚き……
『理性と知性を失ったましろが、全裸で街に逃げ出して行っちゃったのにゃ』
多都美・和
【ましろさま(f29622)と】
動画配信者が消えていくのにゅ?
それなら、ましろさまが囮になっていけば事件が解決したも同然にゅ。
と、いうことで、事故物件でましろさまと暮らすのにゅ!
動画配信はノワールさまと打ち合わせて、ましろさまの日常のような非日常を生配信。
カメラマンとしてどんなシチュエーションもアングルも完璧に焦らして魅せるにゅ!
と思っていたら、ましろさまに誘われ、チャンス到来!
いっしょのお風呂でセクシーショットを撮っていたら、ふわふわと胞子が?
って、ましろさま!?
いきなり飛び上がり逃げ出したましろさまが飛び出していって……。
全裸サービスは配信のほうでしていただかないと、もったいないにゅー!?
ヴィラン・アークソード
●心情
能力者として戦っていた時も
こういった奇妙な相手はいたものだが……
猟兵となってからも相手にすることになるとはな
とはいえ、一般人に被害が出ているのは事実
しかもオブリビオン化してるから
ユーベルコードでないと対抗出来ないとあれば
見過ごすわけにはいかんだろう
気を引き締めてかからなければな
●行動
キノコセミゴーストとか一体どういう経緯で生まれたのか疑問だが
奥へ進む為にはこいつらを倒さないといけないな
数も多いみたいだし
ヘヴンリィ・シルバー・ストームで纏めて攻撃するとしよう
見た目は奇妙奇天烈ではあるが
攻撃は侮ることは出来なさそうだ
このユーベルコードなら
戦場の仲間の回復も出来るので
一石二鳥といった所だろう
まぁ、その相手が形態変化してしまうのと
理性を失うことで何をしてくるかわからなくなるのは
正直怖い部分ではあるが
そんなものを恐れていては能力者なんぞやっていられん
まだまだ先は長いのでさっさと片付けて奥へ向かうとしよう
アイ・リスパー
「理性と知性を蝕む毒など、電脳の天使(自称)である私には通じません!」(フラグ
なんとも下品な敵ですね。
ここは『機動戦車オベイロンⅡ』をパワードスーツ形態に変形させ、一気に殲滅してあげましょう!
「オベイロン、【強化外装】に変形です!」
ホロキーボードに変形命令を打ち込みます!
くぁwせdrftgyふじこlp
「あ、あれ?
キーボード配列ってどうなってましたっけ……?」
『了解しました、アイ。命令とあらば拷問モード・アイアンメイデンを起動します』
って、オベイロンが今の命令で暴走してっ!?
そ、それは、つい出来心で搭載したえっちな拷問機能!?
『さあ、アイ。全裸で私の中へ入ってもらいますよ』
「いやああっ!」
●潜入成功!? 事故物件!!
外で激しい攻防が繰り広げられているころ、高千穂・ましろ(黒猫ノワールと契約した魔法少女・f29622)と黒猫のノワール。そしてカメラマンの多都美・和(メイド系家猫・f32985)はなぜか事故物件の室内に潜入成功していた。
「ここが動画配信者が消えるという事故物件ですか……魔法少女として放置できませんね」
「そうにゃそうにゃ。と、いうわけで! ましろには、ここで生活してもらうにゃ」
玄関に入って早々、身構えるましろにうんうん頷いてから、ノワールはズビシィッっと右手をだして元気よく言い放つ。
「なんでですかっ!?」
「オブリビオンをおびき寄せるには、それしかないのにゃー」
「……わかったにゅ! ましろさま。ここはノワール様にしたがうにゅ!」
ましろは反論を試みたが、和のほうは異論がないようで。結局多数決でそういう事になった――。
部屋は一見しただけでは特に何の変哲もない、間取りも不通で、まあやはり家賃の割には綺麗でいい部屋で有った。当然、暮らすといってもカメラとアタッシュケースくらいしか持って来ていない為、せいぜい出来て1泊程度のものだが、今日中に解決するから問題ないよね! と、いう事で家具もない殺風景な部屋だが、和は真白の日常風景を撮ろうとカメラを構えた。
「仕方ありません。和ちゃん。そういう事なら一緒にお風呂に入りましょう」
「来たにゃ! ホラー物で化物に襲われるチャンス!」
「かしこまりましたにゅ! でも、先ずはましろさまのサービスショットを……」
ましろの脱衣シーンを余すことなく素晴らしいアングルでねっとりとカメラに収める和。そしていざ自分も丸裸になり、女二人の入浴シーンへ……。
✂――入浴シーンは尺の都合でカット致します――✂
「理性と知性を失ったましろが、全裸で街に逃げ出して行っちゃったのにゃ!」
入浴後少ししてノワールが叫んだ。のほほんと敵地で入浴を決め込んでいたましろと和は知らないうちに浴室の物陰にいたセミキノコの胞子を浴びて理性と知性を失い、突如目に入ったセミキノコへの驚きと恐怖でましろが全裸のまま部屋を飛び出したからである。
「ましろさま! サービスショットは動画内でやって頂きませんとこまるにゅ!」
和も理性と知性は失っていた為、丸裸でそれをおいかける。クロはなんとか和の体に飛び乗り2人についていった。先程まで何の変哲もなかった室内は、2人と1匹が出て言って間もなく、黒き闇に覆われて閉ざされた――。
●全裸アーマーという性癖
ところ変わって、アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)はマンション裏の駐車場からマンションに潜入しようとし、大量のセミキノコと対峙していた。
「なんとも下品な見た目ですこと」
とアイが口を開くと同時にセミキノコたちは一斉にアイに向かって毒胞子をふき出した。
「でもおあいにく様! 理性と知性を蝕む毒など、電脳の天使(自称)である私には通じません!」
それらを華麗に軽やかに交わしながらホロキーボドを展開する。アイが先程駐車した機動戦車オベイロンⅡの出番である。何時もの様にコード入力を……。
コード入力を……?
いや、まて。何かおかしい。
――くぁwせdrftgyふじこlp――
ホロヴィジョンに移る謎の文字列。バグったのはキーボードが、それともアイの頭なのか……! まあ、この場合当然後者なわけで。
「あ、あれ? キーボード配列ってどうなってましたっけ……?」
ゆうていみやおうきむこうぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ……。わけのわからない文字がどんどんと打ち込まれていき、エンターキーに指が触れるとオベイロンは変形を始めた。
『了解しました、アイ。命令とあらば拷問モード・アイアンメイデンを起動します』
暴走するオベイロン。ガションガションと音を立てて、みるみる形を変えて行き……。何という事でしょう。アイが出来心によって作ってしまった究極変態拷問兵器オベエロンになってしまった……!
『さあ、全裸で私の中に入ってもらいますよ』
「ひっ!? いやぁああっ! そんな太のだめぇ!!!」
後ずさるもむなしく、ユーべルコード【強化外装】により、とげとげしいパワードスーツに強制合体されアイは一つになってしまった。
●裸と嵐
ヴィラン・アークソード(人間のストームブリンガー・f35398)がその場にたどり着いたとき、マンション裏駐車場はカオスに染まっていた。
「いやーーーー!! ここにもお化け――!? でも、キノコ……キノコは好きなのぉ」
「ああ、キノコに涎を垂らしながら怖がるましろさま……いいですにゅ! 絵になりますにゅ!」
「あひ、ダメ! キノコ倒しちゃダメっ! そんなに動いたらへんになっちゃうぅ!」
逃げた先でセミキノコに囲まれ地面に全裸で座り込むずぶ濡れのましろと、それを撮影するずぶ濡れカメラマンの和。その頭の上でどうしたらいいか分からなくなってるノワール。そして彼女らを取り囲むセミキノコを淫らな声をあげながら倒し続ける暴走モードのオベエロン……もといアイ。
「こうも奇妙な相手はいたものか……?」
それは、ここにたどり着くまでに倒した数匹のセミキノコを見た時にもヴィランが放ったセリフであったが、まったくもって残念な事に、その時よりも引き気味の声で口から漏れ出した感情だった。
しかし、1匹1匹は弱い物の、数が大勢いれば唯一パワードスーツで応戦している人間だけでは厳しいだろうと、気を取り直してユーべルコードを発動する。空を雲が覆い、ゴロゴロと音がしだせば、すぐに【ヘヴンリィ・シルバー・ストーム】は巻き起こる。セミキノコたちがヴィランに気が付き、股間にキノコが生えたセミ人間と化し襲い掛かるが、それらはヴィランに到達する前に雷に打たれ消え去る。しかもよく見れば股間のキノコから何か打ち出そうとしていたではないか。
「侮ってはいないさ」
そんなものは喰らいたくないと、さらに激しく雷と雨を降らせれば、問題無くスマートに立ちふさがる者は全て消え去った。
●酒池肉林の雨が降ったのかは定かではない
そして、雨は優しくずぶ濡れの全裸と全裸にロボットアーマーの女を包み込み彼女らを癒す。ついでに範囲が広かったため自分もびしょびしょになってしまったが。戦闘が終わり、合体から解放され少々グロテスクな見た目で恍惚の笑みを浮かべるアイはすぐにぐったり地面に全裸で寝転ぶ女の子の姿をとりもどした。
ヴィランが先を急ごうとすると、何やら3人の女性の視線が自分のある1点に集まっているのを感じた。流石に彼女らの裸体で元気100倍になるほどではないと思っていたが、少しは自分が男として反応してしまっていたらしい。
「いや、ちがうんだ、これは……」
いわゆる半勃ち状態のそこのシルエットは、服が濡れていたせいで浮き上がってしまったようで、3人に見つめられて反射的に言い訳を考える。だが、直ぐにその必要はなくなった。
「キノコでしょうか……」
「きのこだにゅ……」
「キノコですね……」
そう、体は回復しても、毒は抜けきっていなかったのだ……!
「ちょ、ちょっとまて、ま……おい、カメラを止めろ……!」
――間もなくヴィランは女たちに詰め寄られ、追い詰められていた。後ずさろうにも背中には壁、いや、オベイロンが逃げ道をふさいでいる。少女たちはあくまでもキノコとしてヴィランのヴィランに群がり、興味津々そうに見て、手を伸ばして、それから……そこからはヴィランもキノコの胞子に充てられたのか記憶がはっきりしない。
――気が付けば正気に戻ったずぶ濡れの4人は、件のマンションの一室のドアの前に立っていた。
大成功
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在原・チェルノ
【AS】
シチュエーションは完全にホラーだけど敵がオブリビオンならいつも通り倒すまでね
【迷彩】と【残像】で敵を攪乱しながら【暗殺】で背後に回り、本体のキノコを【神羅迅雷】で焼き払う!
わぷっ!?
(でも大威力の攻撃を放ったために他のキノコからそれに比例した威力と範囲の毒胞子を浴びて)
あれぇ?なんだかイイ気持ちになってきちゃったぁ…
(理性も知性も蝕まれ、快楽を貪るだけの獣に成り果ててコスチュームを脱ぎ捨てて)
蜜香ちゃあん…一緒にもっと気持ちよくなろぉ…
※NGなし・アドリブOKです
美波・蜜香
【AS】
うわぁ、すっごくグロテスクな敵なんだよ
一気にやっつけるしかないね!
むんっ、と【気合い】を入れて【スーパー・ジャスティス】でパワーアップ!
【怪力】の【なぎ払い】でゴーストをどんどんやっつけちゃうよ!
で、当然それに比例した毒胞子の反撃を受けちゃって、あたしの理性も知性もどこかいっちゃって、欲望の赴くままチェルノさんと一緒に快楽を貪り合います
正義のヒロインの使命も忘れちゃって、生まれたままの姿でお互いの知り尽くした弱点を責め合いながら…
※アドリブOK・NGなし
征刃・木霊
【AS】
敵が何体いても私の敵じゃないわ!
【ダッシュ】と【残像】で敵の間をすり抜けながら指定UCで背中のキノコを片っ端から【切断】していく
最低限のダメージで倒していけば毒胞子の威力も押さえられるハズよね?
…って考えは甘かった
蜜香ちゃんとチェルノさんが派手にやっちゃったおかげであたしも毒胞子の巻き添え喰らって二人に混じってえっちな行為に耽る
でも、気持ちイイんだからそれでいっか♪
むしろノリノリで二人と一緒に楽しみだす
※NGなし&アドリブ大歓迎です
彩波・いちご
成恵さんと(今回初対面)
現場に行くと新人が不安そうにしてました
無理に虚勢を張っているみたいなので、気になって声をかけ
流れで一緒することになり、名乗ると
貴族?私は貴族じゃ…って、いちご貴族って、ラブホの名前?
…うちは元旅館ですけど、ラブホではないですし、妙な偶然ですねぇ(苦笑
それはともかく、ゴーストと遭遇
彼女に自信をつけさせるためにも、私がフォローしてトドメは任せましょう
胞子で若干理性が削れてますが…【異界の抱擁】の触手召喚して、なんとか制御して敵を拘束し
さぁ、トドメを!
見事彼女の炎の剣で一刀両断
…と同時に服が燃えて、丸見えに(汗
ついじーっと全部見てしまいましたが、えっと、上着貸してあげますね…
幡本・成恵
彩波いちごと参加(初対面)
能力者としても猟兵としても初依頼で緊張していたら、小柄の女性?男性?どちらかいまいち分からない方に声をかけられ、ご一緒することになりましたわ
いちご……貴族?
あぁいえ、そういうラブホテルのゴーストタウンがあるそうですので、つい
幾ら向こうが経験豊富な強者とはいえ、年下(?)にお膳立てさせるのも複雑ですわね
ですが断るのも失礼ですわね
いきますわよ、イグニッション!
日本刀の詠唱兵器を手に【黒炎斬】ですわ!
……って、きゃぁぁぁ!?
自分の炎で制服が燃え散って、丸見えになって隠すようにしゃがみ込むのっ
やだー!見ないでー!?うわぁぁん!
知らずに理性と知性蝕まれて、演技が剥がれて泣き出す
●ヒロインと暗殺少女
「シチュエーションだけなら完全にホラーなんだけど……」
在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)は武器を構えながらそう言った。いつの間にか少女たちは物陰から湧いてきた霊たちに囲まれている。それはどこからともなくあらわれて蠢く。倒す手段がなければ生理的恐怖と物理的恐怖は確かにすさまじいモノであろう。
「うわぁ、すっごくグロテスクな敵なんだよ」
ジジジ、ジジジ……と耳障りな音を立ててじわじわ寄ってくる敵を見て美波・蜜香(ブルーメンリッター・f20221)も少し震えた。
「でも、オブリビオンならいつも通り倒すまでよ」
チェルノがそういうと、蜜香も頷く。
「敵が何体いても私の敵じゃないわ!」
一番最初に飛び出したのは征刃・木霊(胡蝶剣姫セイバーエコー・f34889)だった。先駆けは任せろといわんばかりにダッシュで大群に突っ込んで、【剣刃一閃】でセミとキノコの間を切断していく。セミキノコも反撃を試みるが、それらは木霊の残像に当たるばかりで彼女を捉えられなかった。
「それでは私も、いくよ!!!」
蜜香がそれに続かんと気合を入れ、【スーパージャスティス】を発動した。彼女の体が今まさに夜空に映える満月のように輝き増強した圧倒的パワーで次々とセミキノコを薙ぎ払っていく。
「そんなに派手に殴って大丈夫なの?」
「大丈夫大丈夫! って、あれ、ちょっとヤバい?」
ド派手な攻撃でド派手に胞子をまき散らしながら消えていくセミキノコたちの様子を見ながら、最低限の攻撃で敵を仕留めていた木霊が心配して声をかけるが、時すでに遅し。死に際の一撃とばかりに放たれた胞子の数々が、空から蜜香に向かって降り注ぐ。
「きゃああああああっ!」
と、身を守ろうと蜜香が防御の構えをとった時――
「灼き滅ぼせ、破邪の一撃!」
――チェルノが動いた。彼女の暗殺能力の高さを生かして、ユーベルコードを放った死にぞこないのセミキノコたちを的確に【神羅迅雷】によって打ち砕く。だがそれは、セミキノコたちの攻撃の標的も、チェルノに変わるということで……。
「チェルノさん、危ない……!」
蜜香のかばう行動もすべては防ぎきれず、2人は多方向から胞子を浴びた。
●ファーストコンタクト
時は少し遡って、幡本・成恵(成り上がりお嬢様・f35506)は深呼吸をした。息苦しい。思ったより緊張しているらしかった。彼女にとってはこれが初めての依頼であり、周りには強き猟兵たち。普段通りにお嬢様を演じていられなかった。
「大丈夫ですか?」
ソレにやさしく声をかけたのは彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)であった。
「も、問題ありませんわ! 私だって猟兵ですのよ!?」
「それならいいんですけど。あ、失礼しました。私は彩波いちごと申します。あなたは?」
「幡本成恵ですわ……」
「成恵さん……宜しければご一緒していただけませんか? 一人だと集団戦は大変ですし……」
「そういうことなら、お断りする理由はありませんわね。しかし……いちご……貴族?」
「え、貴族!?」
承諾を得たと思ったところに、突然の貴族認定で、いちごは慌てて否定する。
「あ、失礼、そういう名前のラブホテルのゴーストタウンがあるそうですので、つい……」
「……うちは元旅館ですけど、ラブホではないですし、妙な偶然ですねぇ」
そんな話をして緊張もほぐれたところで2人は共にゲートをくぐった。
――そして現在。
「ここは地獄ですの?」
グロテスクなセミキノコたちの断末魔と、ユーベルコードによる攻防戦を初めて目にした成恵は思わずそう零した。そう、目の前でチェルノ一行が先に戦っていたのである。
「私が敵の動きを止めますので、迎撃を任せていいですか?」
「わ、わかりましたわ!」
成恵の了承を得ると、いちごはふんぐるいふんぐるいと広範囲の敵を一気に片付けるために長めのユーベルコード詠唱を始めた。詠唱が終わる直前、敵の群れの中で戦闘を行っていたチェルノ、蜜香、木霊たちのいるあたりで、大量の胞子が放出された。
●大惨事の勝利
「「「オキノコオオオオオオオオオオオ💗」」」
3人の女性の喘ぎにも似た声が上がると、不味いとばかりにいちごはユーベルコードを発動する。【異界の抱擁】によって自身の影から大量の異界の触手がセミキノコたちにからみつく。
「「「イ゛グウウウウウウウウウウウウ」」」」
というセミキノコたちの幻聴と信じたい鳴き声があたりに響くと、さあ、今です! といちごは成恵に声をかけた。
「ええ、これで御仕舞いですわ!」
じゅわぁ、という何かが焼ける音と共に、彼女の放った闇の炎が残ったセミキノコたちを、いちごのユーベルコードの助けもあったため全て焼き払った。ただし……。
「ってきゃぁぁ!?」
――彼女はこの時まで知らなかったのだが、彼女のユーベルコード【黒炎斬】は制御が不可能に近く、その炎は、彼女の服ごと焼き払ってしまったのだが。
「……。ああ、えっと、上着、貸してあげますね?」
これにはいちごも思わず彼女の裸をマジマジと見てしまったのだが、胞子を浴びて理性を蝕まれ、うわーん、みないでー!! と泣きわめく成恵の様子を見て我に返り、優しく自分の着ていた上着をかけて、彼女をなだめながらマンションの中へと進んだ。
●続きは後のお楽しみ……?
そして、残されたチェルノたちは……。
「蜜香ちゃあん……一緒にもっと気持ちよくなろぉ……?」
「うん♪ チェルノさん」
物陰で乙女たちの宴を始めていた。チェルノと蜜香は服を脱ぎ捨てて丸裸になり、お互いの知り尽くした弱いところを触れ合う。
「私も変な気分になっちゃった。まぜてぇ?」
その様子を見せつけられた木霊もたまらずノリノリで混ざった。乙女たちの本当の夜が……始まった。しかし、盛り上がりが最高潮に達する前に体のほてりよりも冷たい秋風の突風が吹き、くしゃみをしてしまった3人は続きは事故物件で行おうということになり(ここで理性をある程度取り戻す)少し名残惜しそうに先へ進むこととなった。
大成功
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第2章 冒険
『怨嗟の残響』
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POW : 大声を上げ、怨嗟の声をかき消す
SPD : 耳を塞ぎながら素早く進む
WIZ : 敢えて呪いの声に耳を傾け、理解を示す
イラスト:乙川
👑7
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1度は部屋に侵入したものもいたが、猟兵たちが再びその部屋に入ると、そこは真っ暗で、どこまでも続く一本道であった。道の左右には走馬灯のように数多くの告白やセックスに失敗した思い出の情景を映す光が次々に現れては消えていく。
そして、○○を卒業できなかった悲しい魔法使いたちの怨嗟の声が、猟兵たちの頭に直接響くのであった。この先に、消えた動画配信者たちはいるのか……?
君たちは怨嗟を振り切りながら先へ進むことにした。
――なお、かなり言いがかりに近い罵倒の言葉や恥ずかしい言葉攻めをされるのでご注意ください。
秋月・充嘉
やってきました新世界!とはいえ、やることはほとんど変わらずっすね。
さてと、せっかくなので初披露、ウルフとプレジデントをダブルコールっす!
狼『で?何をしろと?』
怨嗟だけ聞くのもダレるんで二人の性の失敗談でも聞こうかなって
プレジ『Haha!私自らスキャンダルを話せと?』
そこまでじゃなくてもいいっすよー?例えば、ゴム切れた〜とか。
狼『ゴム?』
おや、ウルフはゴム知らない?へー…。
プレジ『私はそうだな、とある政官とベッドの上で語り合ったがつい白熱して翌日の執政に支障が出てしまってね』
その政官って男性?
プレジ『ふふ、ご想像にお任せするよ』
狼『…俺は、言わないぞ』
ふーん、前の主人においたしちゃってお預け喰らったとか?
狼『なっ…なんで知って…!?』
お、当たり?いやー、あの人ならそういうのありそうだなーってね。
うーん、あの人も欲しかったなぁ。
狼『お前…どこまで欲深いんだ…』
オレは欲しいモノは欲しい主義なんだよ。それで失敗しても笑い話になるだけさ。
お?もうゴールっすかね?
●ユーベルコードの彼らの過去
秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)はユーベルコード【召喚・狼と大統領(コールバイウルフアンドプレジデント)】によって、ウルフ氏とプレジデント氏を呼び出し、ともに暗闇の中を進んでいた。
「いや、なんで呼んだんだよ」
「そりゃ、こんな陰鬱な呟き聞きながら一人で進むとか嫌じゃないっすか」
にこやかに話す充嘉達の周囲からは男たちのすすり泣く声が聞こえてくる。
――曰く、ヤってみせろよ。○○! なんとでもなるはずだ! コンドームだと!? ヤっちゃいなよ、そんな愛玩人形(ニセモノ)なんか! ……等という自分を奮い立たせようとする悲しい男たちの怨嗟。狼は何も言わず、眉間にしわを寄せて頷いた。
「で? 何をしろと」
『くそ! いぬ野郎が! 見るにも耐えないってことかよ!』
『男ばっかじゃねえか!』
『チェンジで!』
「やかましい
!!!!!」
真っ黒な道を進めば、左右には汗臭い男たちの陰鬱な思い出たちの映像が見えるので、見苦しくて目を背向けていた狼に、怨嗟たちはヤジを飛ばし始める。
「あはは、アイツらの話だけ聞くのもあれなんで、2人の性の失敗談でも聞こうかなって」
「Haha! 私自らスキャンダルを話せと?」
充嘉のくだらない理由をさわやかにプレジデンテは笑い飛ばした。大統領のスキャンダルなんてことによっては大問題である。
「いやいや、スキャンダルっつーか、ちょっとした失敗でいいんすよ。ゴムが切れちゃった~とか」
『何ぃ!? り、リア充の生知識だと……?』
『……ゴクリ』
怨嗟たちの間に、少しの沈黙が走る。ふむ、なるほど……とプレジデントが一考し、何かを離そうとした時、その沈黙を誰より先に破ったのは狼だった。
「ゴムとは何だ?」
――と。
『生……だと!?』
『くそぉ! 犬の交尾の話なのになんだ! この敗北感は!!!』
「へぇー」
まるでのた打ち回るように声を絞り出す怨霊たちをよそに、充嘉は興味深そうににやりと笑った。
「な、なんだその視線は! 教えろ、ゴムとは何だ!」
「いえいえ、知らずに生きてきた人には必要ないモノっすから!」
『ゴムをつけるのに失敗した俺の正解って……ゴムを点けないことだっただな……』
間違った知識を携えて、数多いるうちの1人の怨霊は昇天した。
「私はそうだな、とある政官とベッドの上で語り合ったがつい白熱して翌日の執政に支障が出てしまってね……haha、ベッドの外では頑張れなかったよ」
プレジデントは腰とも尻とも取れない場所をぽんぽんと叩いて笑う。
「その政官って男っすか?」
「ふふ、ご想像にお任せするよ」
『く、ペ二パンをはいた女の話だ。そうに違いない!』
ノンケの怨霊たちは勝手にそう判断した。
「で、ウルフはないんっすか?」
「……俺は言わないぞ」
尋ねる充嘉に食い気味に狼は拒否するが、そのように頑なになられては口を割らせたくなるのが狩猟本能♂というもので。
「ふーん、前の主人においたしちゃってお預け喰らったってとこっすね」
「なっ…なんで知って…!?」
「haha、いやぁ、若いねえ狼君」
こんなカマかけに引っ掛かるとは、とやれやれと首を左右に振るプレジデント。
「うーん、あの人も欲しかったなぁ」
狼の前の主人を思い浮かべながらにっこりと笑う充嘉を見れば、狼は冷静を取り戻し、ため息を引き気味に零した。
「お前、どこまで欲深いんだ……」
「オレは欲しいモノは欲しい主義なんだよ。それで失敗しても笑い話になるだけさ」
『うお~! 結局ホモ臭い話しか聞かなかった~!!!』
『お前らもうさっさといけ――!!!』
そんな怨嗟の声を尻目に、充嘉は出口へたどり着くのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ブリッツ・エレクトロダンス
あん?陽キャでパリピで散々ヤってそうだと?
ま、そりゃそうだがな。(主に同性相手が多いな)
…この情景見てるとよ、俺がこんなに爛れてしまったきっかけを否応でも思い出させる訳よ。
最初で最後の恋、っつーかな。
ジャンルは違えど音楽仲間でルームメイトのやつがいたんだ。
一緒に過ごすうちに、惹かれちまってな、告白しちまおうかな、と迷ってるうちに…死んじまった。思いをあいつに吐き出す機会は永遠になくなっちまった。
…もうそっから、後はひっでえもんだ。
●○○にやさしいにゃんキー
『また男だ!!』
『さっきの奴よりヤリちんっぽいぞ!』
『でもこいつもメスの香りがプンプンしやがるぜ!』
ブリッツ・エレクトロダンス(★3:DJ.Blitz・f01017)が暗闇を進むと、そのような声が聞こえてきた。声は次第に大きくなり、言いがかりに近い罵詈雑言が混じり始める。
「誰がメスだ! 俺のご立派様拝ませてやろうか」
『ひぃっ! ヤンキーがおこったぞ!』
『ヤリちんビッチのくせに!!!』
『お、お前なんて怖くないぞ! 俺のほうがちんこでけーし!』
最後の言葉を放った男はそう言った直後、自分の失敗談(デカすぎて女の子に泣かれてインポになった)映像が流れてみるな~と泣きそうな声で叫んだ。
「ふ、この情景見てるとよ、俺がこんなに爛れてしまったきっかけを思い出さされっちまうなぁ」
ブリッツはふと、遠い目をして虚空を見上げた。
そう、あれは今よりも若いころ、もう、何年前の事だったか……。ブリッツは音楽仲間と同居していた。
『でな? ここでこうやってミックスするのもかっこいいと思うわけよ!』
『うんうん。すごいなブリッツ。確かにこれはいいノリだ!』
自分の音楽を聴いてそういった彼の笑顔は今も忘れない。一緒に過ごすうちに彼にどんどんひかれていった。自分と似た感性で自分とは違う音楽を作り出す奴だった。穏やかな時だった……。けれど、それは長く続かなかった。
「でもな、アイツは、死んじまったよ。俺が告白するか迷ってるうちにな」
途中までリア充自慢かよ! と騒いでいた観衆はいつの間にか静かになっていた。
「もうそっからは、ひでえもんだ」
『う、うう……』
怨霊たちは唸り、鼻をすすり……うおおおおおおお死ネタは卑怯だぞ! くそヤンキーがコノヤロー!!!
「ふ、つい語っちまったぜ。ご清聴どうも」
叫ぶ彼らをよそに、ブリッツはたどり着いた扉からを颯爽と出ていった。
大成功
🔵🔵🔵
美波・蜜香
【AS】
木霊ちゃんと一緒に【スーパー・ジャスティス】を発動させて両脇からチェルノさんを抱きかかえて一本道をびゅーんと飛んで強行突破!
でも初心なので周りに浮かぶ光景からは目を逸らしながら
言葉責めには弱いので真っ赤になって涙を目ににじませます
※アドリブOK・NGなし
在原・チェルノ
【AS】
蜜香ちゃんと木霊ちゃんに抱えられる形で一本道を突破
周囲に浮かぶ景色には「うわぁ」みたいなドン引き気味なリアクション
怨嗟の声は脳裏に直接響くから防ぎようがないし一方通行だから反論のしようもないけど、ただ一言だけぼそりと
「卒業するしないは『結果』であって『目的』じゃないんじゃない?」
※NGなし・アドリブOKです
征刃・木霊
【AS】
【スーパー・ジャスティス】を発動させて同じUCを発動させた蜜香ちゃんと二人で両側からチェルノさんを抱える形で一本道を猛スピードで飛翔する
なんか周囲に色々なビジョンが見えるけど、片っ端から
「あーあ、だからフラれるんだってば」
「なんでそれでイケると思っちゃうわけ?」
と片っ端から容赦のないダメ出し
脳裏に響く怨嗟の声にも
「はいはい、負け犬の遠吠え乙」
と塩対応
※NGなし&アドリブ大歓迎です
●百合の間に挟まるか挟まらないか談義
『こいつ背はちっちゃいくせにムチムチのおっぱいしてるぞ! 絶対助平だ』
『こいつ太股もムチムチしてるぞ。見ろよこの服の切れ目。ここをエロい汁が滴るんだろう? ってかさ……』
『あ、お前気付いた?』
『うん、気付くだろコレ……』
『『『『『この女濡れてやがるぜ
!!!!!』』』』』
在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)はそんな怨霊たちの怨嗟とは呼べない邪念的な声を聴きながら歩いていた。
「頭の中に直接響いてくるのがキモいね」
「そうなのよね。○○乙って感じ?」
征刃・木霊(胡蝶剣姫セイバーエコー・f34889)はチェルノ同様に塩対応でクールに歩いている。
「お2人とも、よく平気ですね」
一方で、美波・蜜香(ブルーメンリッター・f20221)は顔を赤くして震えていた。自分達がはっきりと下品な目で見られていると自覚させられたからだ。それをスルー出来るほどの耐性はまだ彼女に備わっていない。
『待て、早まるんじゃない! ○○ども! ……ここは、他の2人も濡れているか確かめておかねばなるまい?』
『『『それって、全員事後……ってコト
!?』』』
チェルノの服はもっとも濡れているのがわかりやすかった。また、もっとも胞子を浴びる環境にいた彼女が一番に濡れているのも確かだった。一方で、蜜香が一番濡れているのがわかりにくい。けれど、幽霊は簡単に365度上下左右のアングルで彼女たちを嘗め回す様に目で侵す事が出来る。
「ひゃんっ! いま、太股の間がぞわっとしました……!」
顔も形も無いものに視姦され、恐らく幽霊的な物が足の間をすり抜けたという恐怖から、蜜香はぶるっと震えて足を止めてしまう。
『ヒャッハー! こいつも濡れてやがるぜ!!!』
一方怨霊たちは大盛り上がりで有る。
『しかし、変だな……こいつら、濡れてる割にはどちらかというとすっきりとした顔をしてないか?』
それは○○の思い込みである。
『やはり事後という事ではないか!』
それは○○の願望である。
『こいつら絶対ヤったでしょ!』
だがそれは半分事実であった。頭の中でうるさく響く声達。うごめいて見える闇。それをだまらせたのは木霊だった。
「うるさいわね。だからあんたたちは○○なのよ」
その言葉は暗闇の中に響き、盛り上がる男たちを一瞬で真顔にさせた(怨霊なので顔は見えないが)
木霊は続けて左右に流れる悲しい男たちのノスタルジアを指さす。先ずは指に自分のつばをつけて指を股に挿入しようとする男。
「これ結構嫌悪感持つ女居るから! 自分の内臓に他人の唾液、舐められるならともかくローション代わりにして指につけて入れられるとかあんまりいい気がしないから。しかもさっきからこれが気持ちいいんだろ? って何様なのかしら? 彼女の顔よく見てみなさいよ」
木霊にそういわれれば、モブが如くうすぼんやりとした女性顔が鮮明になる。その目は虚ろだった。
「次、巨根自慢してるそこ!」
木霊は畳みかける様に他の映像を指さす。
「こっちは前技無とか本気なわけ? 巨根でノーテクとか……だからフラれるのよ」
しかも男は挿入に失敗した挙句フライングしていた。よしんば挿入に成功していても1度きりの関係で悲劇的に終わっていた事だろう。さらにはびしっと指さすのは帰りたそうにそわそわしてる女の子を早く2人きりになりたいのだと勘違いして半ば強引に誘ってビンタされる男。
「なんでそれでイケると思っちゃうわけ?」
ありえないでしょ。という顔で鼻で笑えば、十分に時間は稼げただろうか? いろいろな感情で立ちすくんでいた蜜香はチェルノに熱い口づけをされて緊張をほぐされていた。
「これでもう少し頑張れる?」
「はい、がんばります。木霊さんも有難う御座います」
目に涙を浮かべながら、一頻り恥ずかしげにした後気合を入れると、蜜香と木霊は2人でチェルノを抱きかかえ、ダブル【スーパー・ジャスティス】で加速して一気に暗闇の中を駆け抜けた。蜜香は相変わらず必死に左右の映像を見ないようにしていたが……。
『『『『『生百合の生ちゅうばんざーーーーーい
!!!!』』』』』
遥か後ろから、キマシタワーを建てんとする歓声が聞こえた気がした。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
彩波・いちご
成恵さんと
先程裸を見たので少々気まずいですが…私が女かもと思われてるせいか、何とか落ち着いてる感じです
先に進むと…見るからにこじらせていそうな男の幻影が
女子2人組かと思ったのか、好色な視線と卑猥な言葉が次々と
下着の色とか、経験の有無とか…
私は苦笑しつつも、白の下着だとか、経験はそれなりにとか、さらりとかわしますが…成恵さんはそういうわけにもいかないようで
真っ赤になってしどろもどろな成恵さんの手を引いて、急いで先に進もうと…
…したら、慌てすぎて転んでしまい、成恵さんを庇って倒れると、手にむにゅりと感触が(汗
周りからはキマシタワーとか塔を建てようとか、やかましいですっ
事故ですから、事故ー!
幡本・成恵
彩波いちごと参加
ひっく、うぅ……
服が燃えて、彩波さんの上着を借りましたが、小さいので隠しきれずに無いよりマシな状態で彩波さんに連れられてますわ
一応泣き止みはしましたが、まだ時よりしゃくりあげて
そんな中でセクハラ全開の声が……
経験なんてない乙女ですし、下着なんて燃えてしまって無いのは見てわかるでしょう……
酷い質問ですが、それ以上に彩波さんの答えが……お、大人ですわぁ
真っ赤になって動きがぎこちなくなったのを彩波さんに引っ張られた所為でバランスを崩して転んでしまいますわ
彩波さんに庇われましたが、その、胸に手が……
思わず悲鳴上げそうになるのを堪えて、更に真っ赤になって涙目になってしまいますわ
●Excuse me miss, but can I get you out your panties?
幡本・成恵(成り上がりお嬢様・f35506)は全身を隠し切れない、特にその巨乳を隠し切れないほぼ全裸の姿で小さくすすり泣きながら彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)と共に歩いていた。いちごから借りた上着は丈は長いものの、胸の分横幅が狭く、下は隠せているが上はボタンが止めれず乳首は髪の毛の力を借りてギリギリ隠せている状態である。
『また痴女だーーーー! 痴女が出たぞーーー!!!』
怨嗟のかけらもないまるで盛り上がった会場のオタクの様な声が響く。どうやら自分たちが来るまでにこの会場のボルテージは最高潮に達してしまっていたようだった。きっと他の猟兵たちもうまくここを切り抜けたに違いない。
『ノーパン彼シャツ女だ……』
『いや、これは彼シャツなのか?』
『どれ、確かめよう』
「ひゃぁっ!?」
幽霊たちはいちごの体をすり抜けた。あまり成恵のほうを見ないで上げようと悲しい男たちのノスタルジア映像を心を無にしてみていたいちごは生暖かい風が自分の体を突き抜ける感覚に思わず変な声を上げてしまう。
『こいつ……ついてるぞ!!!』
『やはりか、フ、こんなにかわいいんだ、そうだと思ったぜ』
幽霊たちはいちごのいちごを確認したらしく、納得したように頷くが、核心に触れる直接的な表現はしなかったが、ざわつきだした。なぜなら、男の娘と女の子を百合として扱うかは昨今どちらかといえば百合として扱う声が大きいものの、いざ3次元で目の当たりにするとどうカテゴライズするか悩むところだからである。
『落ち着け、諸君! 界隈にはこんな言葉がある。あなたが百合と思うなら、それは百合です……と!!』
しかし、幽霊の1人がそういうと、彼らはとたんにいちごと成恵を百合認定し始め、セクハラ発言が始まった。
『この裸の痴女はあなたが脱がせたんですか?』
『彼女の着ていた服は? もしかしてそういうプレイの真っ最中何ですか?』
『もしかして今から○○を捨てるのに失敗した自分たちにお手本を見せていただけるんですか?』
『パンツは何色ですか?』
『お嬢さん、暗くてよく見えないのですが……乳首とお股はピンク色何ですか?』
『っていうかお嬢さん涙目ですけど下の口も涙、流れてませんか?』
耳元、頭の中から響く容赦ない質問の嵐。成恵はプルプルと震えるが、いちごに手を握られ、引っ張られることでなんとか足は止めなかった。
「白色ですよー」
とか
「いえいえ、そんなことはしませんよー」
と平然と答えながら手を引いてくれるいちごの優しさに、少し守られてる気がした。気がしたので歩けてはいるが、乳首の色とか聞かれればやはり恥ずかしくてその足取りは生まれたての小鹿のようである。昏い道の中でそのように進めば当然……
「もういいでしょう!? のーこめんとですわひゃぁあああ!」
幽霊たちにようやっとNoの言葉を突き付けようとした成恵は歩みを一瞬留め、そちらを剥くに向けなかったいちごが相変わらず引っ張っていたためバランスを崩し、転んでしまった。いちごは咄嗟に手を放して成恵を抱きとめる。幽霊たちにとってはおあつらえ向きに、まるでいちごの上に成恵が曲がるように地面に倒れる2人、そしてその手は……。
「ひっ……!」
成恵の胸にそっと添えられていた、いわゆるパイタッチである。成恵は思わず出そうになった声を、こらえ、涙目になった。
『『『キ、キマシタワーーーーーーーー
!!!!!!』』』
「いやああああああああ」
しかし、直後の幽霊たちの一斉に上げた声によって、我慢しきれず叫び、いちごを置いて真っ赤になりながら走り進んでしまった。
「あ、ちょ、成恵さん!!? じ、事故、事故ですからね!!!」
成恵にではなく、幽霊たちに言い聞かせるようにそう言い放つと、いちごは慌てて立ち上がり成恵を追いかけた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アイ・リスパー
「ふう、ようやく故障したオベイロンのAIを修理できました……」
『いえ、私はアイの指示通りに――』
「それ以上言うと初期化しますよ?」(にっこり
それにしても、怨嗟の声が響く部屋ですか……
こんな怖い場所、生身でなんか入れません。(お化け嫌い
「オベイロン、今度こそパワードスーツ形態に変形です!」
パワードスーツの中にいれば、お化けも怖くないですからね!(がっしょんがっしょん
「って、なんか清楚系美少女電脳魔術士の私に向かって随分失礼な言葉が聞こえますね!?」
『私の記録では、アイが恥ずかしい目にばかり遭っているという指摘は間違っていないような――』
「オベイロン、初期化されたいのですか?」(にっこり
まあ、不愉快な罵詈雑言は外部マイクをオフにしてしまえば聞こえません。
このままパワードスーツの中でのんびりと……
「あれ、なんだかオベイロンのモニターが赤く光って……?
これは外部からのハッキングっ!?」
慌てて緊急脱出装置を作動させようとしても手遅れでした。
「なんですか、この触手ーっ!?」
【アドリブ・罵詈雑言歓迎】
●触手前技
「ふう、ようやく故障したオベイロンのAIを修理できました……」
『いえ、私はアイの指示通りに――』
「それ以上言うと初期化しますよ?」
アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)はオベイロンにアイアンメイデンでしっぽりしたところを録画され、あまつさえ配信されそうになっていたのを何とか修理して先へ進んでいた。暗闇を1人とか正直恐かったので入る前にきちんと今度は普通に健全にパワードスーツと合体している。
『女だ……』
『いや、女か?』
『確かめよう』
暗闇の中をがしょんがしょんと進んでいると、そのような声が聞こえてき、すぐにパワー御スーツの中を突き抜けていくような風が吹いた。
「ひにゃぁっ!?」
そのぬるりとするような風の感覚にアイは間抜けな声を上げ、間もなく幽霊たちのオタク談義が始まった。
『やはり女だ。あのような男のロマンを着て俺達の目をごまかそうとするとはこざかしい』
『電脳の世界で幽霊がどんなに強いかをあの女にわからせたい』
『じゃあさ、スーツの中でエロいことになってもらうてのは、どう?』
『『『ありだな
!!!』』』
『よし、事故を装って破廉恥な趣味に走る哀れな娘よ、望み通り事故に合わせてやろう!』
どこからともなく幽霊がビシッと指をこちらに突き付けて挑戦的にそういう姿が見えるかの如く言い放った。
「なんか清楚系美少女電脳魔術士の私に向かって随分失礼な言葉が聞こえますね!?」
『私の記録では、アイが恥ずかしい目にばかり遭っているという指摘は間違っていないような――』
「オベイロン、初期化されたいのですか?」
アイはにっこりと笑って圧を駆けられると再び御利巧に黙った、しかし、古来よりテレビ、電話、電子レンジと、機械はポルターガイストの起こる絶好の媒体であり……。
「あれ、なんだかオベイロンのモニターが赤く光って……? これは外部からのハッキングっ!?」
『ナイトメア・ドリーム、起動します』
『やっぱりあったな! 淫乱女らしい機能がよぉ!!』
外部のマイクをオフにしようとしたアイの操作を受け付けず、代わりに触手機能を発動した。慌てて緊急脱出装置を起動しようとするが、その手はむなしく、ボタンにたどり着く前に触手に絡みつかれ止められてしまう。
「ま、まって、何、なんですかこの触手はーーーー
!?!?」
その後はもう、ぐちょぐちょのぬちょぬちょだった。暴走するオベイロンは前に進みながらもアイの体をまさぐり、這いまわった。アイは口を触手に塞がれ声にならない声を上げながら、思考がフェードアウトしていった。モニターから幽霊たちがそれを鑑賞していたが、アイがそれを知ることはない。そして、気が付くと……、概ね満足した幽霊たちの部屋から解放され、出口から外へたどり着いていた。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『オークワンズ・ウィザード』
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POW : 触手蹂躙の檻
【媚薬粘液滴る触手】を放ち、命中した敵を【蹂躙する触手の檻】に包み継続ダメージを与える。自身が【女性を襲撃】していると威力アップ。
SPD : 淫紋魔法
【洗脳効果と催眠効果】を籠めた【精神攻撃魔法】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【正気と精神】のみを攻撃する。
WIZ : 催淫海の召喚
【魔法によって、一滴で象も発情する媚薬の雨】を降らせる事で、戦場全体が【媚薬の海】と同じ環境に変化する。[媚薬の海]に適応した者の行動成功率が上昇する。
イラスト:ひゃく
👑11
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●触手童帝、慄く
「つまらぬ! また男ではないか!!!」
アヘ顔の動画配信者を部屋の端に投げ捨ててオークワンズ・ウィザードは声を上げた。ここは憐れな動画配信者の墓場。いや、生きているが……。
大きなホールになっていて、その隅には触手で分からされた好奇心旺盛な動画配信者たちの屍が何人か棄てられていた……いや、生きてはいるが。意識はない様子だった。猟兵たちがその部屋にたどり着くと、オークワンズ・ウィザードは振り向いた。
「なんだ? また招かれざる客か?」
また男か? という意味交じりに憐れなるDTのなれの果て、30を超えて魔法使いになり、それを極めたもの、オークワンズ・ウィザードは猟兵たちを見ると。
「……えぇ……」
と、情けない声を上げた。そこには様々な猟が……いるんだけど一部ぐちょぐちょだったりなんかこう、童帝には刺激の強い連中がいたからだ。
「ええい、何者かはしらぬが、我が触手が求める女もいるとなれば話は早い! 貴様等もあの男たちのように昇天させていくれるわ!!!」
まあ、生きてるんですけどね……。オークワンズ・ウィザードは猟兵たちに自身の背後から伸びる触手をけしかけるのであった。
リリーアンナ・リリスゼロワン
※アドリブ・改変歓迎。Hな展開なら何されても構いません。
童帝様、そのDT、僕にちょーだい❤️
媚薬の雨で早速びしょ濡れになっちゃう❤️
男だけど、10秒だけでいいから僕と一緒にあ・そ・ぼ❤️
あ!後ろぐっぽぐっぽされてる❤️
前もニュルニュル這わせてて、もう・・・ダメ❤️
●エッチな男の娘は好きですか?
「童帝様、そのDT、僕にちょーだいっ💗」
リリーアンナ・リリスゼロワン(《リリーアンナシリーズ》リリスタイプ1号・f35432)は猟兵たちの中から一番乗りに飛び出し、無謀にもオークワンズ・ウィザードに飛びついた。
「ほぉ、この俺を受け止めるというのか」
醜き魔法使いは、最も弱いものが早々に願えり自分に身をささげようとしているのだと考えた。事実リリーアンナは猟兵としての力はまだ弱かったからだ。
「よかろう、ならばその股座を開け」
オークワンズ・ウィザードは性急に素人丸出しでリリーアンナに触れる、しかし、触れた瞬間にむに、というさわり覚えのある感触を感じ、慌ててリリーアンナを引きはがした。
「やっぱり男じゃねぇか!!!」
そう、リリーアンナはかわいいかわいい男の娘だったのだ。通常、男の娘といえど、ここまで可愛かったらいけちゃうかもしれない、というラインを持つ男性もいるんだなぁと感じる昨今、しかし、彼は違う。
「俺の大事に守りぬいてきた童帝を、男の娘なんかで捨てられるかああああ!!!」
そう、彼はただ捨てれなかった童帝を、もはや守り抜いてきたと自負するほど自分に言い聞かせてきたのだ。俺は守りぬいてるだけ! 決して俺がセックスできないわけじゃない。そういう怨念の集まりなのだ。なんという自尊心であろうか。しかし、可愛いのは事実。
「そんなに望むならおかずにしてくれるわ!」
リリーアンナの【寵愛の瞳】ももろともせず反抗すると、
「【催淫海の召喚】!」
と、媚薬の雨を降らせる。それはリリーアンナの体に降り注ぎ、リリーアンナを逆に虜にしてしまった。
「あぁんっ💗 おかず、おかずでいいからしてぇ💗」
雨を浴びたリリーアンナは側らに服を脱ぎ捨て、両手を広げると、オークワンズ・ウィザードの伸ばしてきた触手に無抵抗で絡まれる。
「あんっ💗、しゅご……っ。触手はいっちゃうううう!」
オークワンズ・ウィザードのにゅるにゅるがリリーアンナのいろんな穴や体をはい回り、リリーアンナは他の動画配信者と同じようにビクンビクン震えながら部屋の隅にポイされてしまった。
オークワンズ・ウィザードのことは少し体力♂を削るだけに終わったが、その後、猟兵たちの戦う中リリーアンナに欲情してしまった動画配信者数名のうちの一部と複数人で楽しんだりもしたとか……。
大成功
🔵🔵🔵
アイ・リスパー
「くっ、こうなったら、もうオベイロンには頼りません!
役立たずなオベイロンは、そこで私の活躍を見ていることですね!」
電脳魔術【電脳の天使】で魔法少女、電脳天使マジカル☆アイに変身ですっ!
『アイ、今回の敵に魔法少女というのは負けフラグでは……?』
「それはどういう意味……
って、きゃあああっ!?」
変身バンクが終わると同時に触手が襲ってきて、触手の檻に囚われてしまいます。
「やっ、ちょっ、触手が服の中に入ってきてっ!?
ひゃあああんっ」
触手が肌の上を這い回り、敏感なところを刺激されて身体が熱くなり……
さらに触手によって蹂躙されて頭が真っ白になってしまいます。
『アイ、魔法少女のコスプレをしたことで――』
「コスプレじゃありません!変身ですっ!」
『――変身をしたことで、動画配信者たちが無意識的に配信を始めたようです』
「……へっ!?」
触手によって蹂躙される私に向けられる、配信者たちのカメラ。
それは今まさに、私の様子を生配信しているわけで……
「だ、だめですっ、こんなとこ撮らないでくださ……
ひゃあああんっ!」
●電子の妖精のエッチな撮影会始まるよ!
アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)は恐怖した。目の前で蹂躙された男の娘と同じように、自分も料理されるかもしれないと思ったからだ。主に……自分の味方であるはずのオベイロンによって……。
「くっ、こうなったら、もうオベイロンには頼りません! 役立たずなオベイロンは、そこで私の活躍を見ていることですね!」
アイはオベイロンとの合体というここまで惨状しか生み出していない作戦をやめ、叫ぶ。
「電脳プログラム『天使』起動。同調開始します!」
その時、時が止まった。背景がキラキラのエフェクトになり、アイの服が吹き飛び、代わりに謎の光が彼女の体を包み込む。右手と左手にシュシュが現れ、足元からブーツが具現化されていき、スカートがふわりと広がり、頭に髪飾り、胸にブローチが取り付けられ、背中には天使の羽が広がり、小さな羽の生えたマジカルステッキを手に取れば、最後に顔がメイクアップされ、背景は元の一室に戻った。
「電脳天使マジカル☆アイ参上! あなたの様な悪い子はデリートしちゃいますからねっ」
ビシっ、とオークワンズ・ウィザードにマジカルステッキを突き付けた。
「最初からクライマックスです! ヘヴンリーハネムーンハートアタック!!!」
天使の羽が生えた巨大な💗の塊を作成し、オークに飛ばす。
「ぬわぁああああああん」
オークワンズ・ウィザードはその攻撃を受けてしまい、危うく浄化されるかと思った。光に包まれ、彼の脳裏によぎるセックス失敗の思い出の数々、それは彼の記憶ではない、彼を作り出した怨念たちの記憶、しかし、その悲しい記憶はオークワンズ・ウィザードの戦意♂を奪うには十分な威力を持っていた。魔法が消えたあと、そこには若干や賢者タイムめいた顔をしたオークワンズ・ウィザードが立っていた。
「ぐぅ、こんなもので、我は……負けぬ! 負けぬ、が
!!!!」
オークワンズ・ウィザードへのダメージそのものは致命的なものではなかったが、オークワンズ・ウィザードの体の一部分だけが、致命傷を受けていたことに気が付いたのはオークワンズ・ウィザードのみであった。そう、彼は先ほどの攻撃で立たなくなってしまったのだ。
「これは……なんということだぁあああああ」
「ふっふっふ、愛の力です! ノーラブ、キャントエレクチオン! さあ、このまんま畳みかけますよ!」
そう意気込むアイであったが、オークワンズ・ウィザードもただではやられない。次の瞬間前に一歩踏み出し更に攻撃を仕掛けようとしたアイは、ふにゃぁ! という間抜けな声を上げて何かに足をとられ地面に倒れることになった。
『アイ、今回の敵に魔法少女というのはやはり負けフラグだったのでは……?』
「え、それってどういういmんひゃあああああああああっ!!!」
そう、オークワンズ・ウィザードのオークは立たなくなっても、彼には立派な触手があるのだ!それはアイの体の上をはい回り、ぬるぬるとした感触と、ぬめぬめした汁のべたつく感覚をアイに感じさせる。
「あ、んっ、なに、これぇ……💗」
頭がぼんやりとする、意識が遠のいていくのに、決して手放せない。自分が何かに蹂躙されるのを受け入れていて、自分の意志と反しているはずなのに、気持ちいい。気持ちいいというのだろうか、童帝に触手で気持ちよくされちゃっているのだ!
『アイ、魔法少女のコスプレをしたことで――』
コスプレじゃありません! 変身ですっ! アイは頭の中で必死に抵抗するも、それが口から出ることはなかった。なぜならアイの口は塞がれていたからだ
『――変身をしたことで、動画配信者たちが無意識的に配信を始めたようです』
「……へっ!?」
遠のきかけていた意識を一気にぐんと引き戻される、今なんて言った? と思いながら必死に触手に抵抗し、動画配信者たちの方を見れば、オベイロンの言葉通りに彼らの何人かが生唾を飲みながら本当にこちらにカメラを向けているではないか。
「ぐへへ、さあ魔法少女アイよ、彼らに見られながら我がカキタレになるのだー!」
インポにされたオークワンズ・ウィザードはノリノリでそう高らかに笑いながら言い放つ。
「だ、だめですっ、こんなとこ撮らないでくださ……ひゃあああんっ!」
アイに出来るのは、ただ懇願することだけであった。頑張れ、魔法少女アイ! 負けるな! 魔法少女アイ! 童帝になんか、絶対負けない!!!
大成功
🔵🔵🔵
カシム・ディーン
アドリブ歓迎
メルクリウス(愛称メルシー)はNG無
えーと…正直哀れすぎて泣けてくるんですが…
「うんうん…可哀想だよねー!」(一緒にほろりとしてる銀髪少女
というか僕は触手は女の子とがいいんで今日は休みます
「えー?可哀想だよー?」
それならおめーがいけ
僕は寝てますか…んー!?(唇奪われUC発動。全魔力精力、生命力八割、熱源五割…すやぁ
「うへへへ♥やっぱり魔力供給はこれだよね♥」(お布団しいて主寝かせ
以後メルシー
【情報収集・視力・戦闘知識】
童帝君の性感帯を根こそぎ捕捉☆
触手の動きも見切
【念動力・空中戦】
念動障壁を纏って飛び回
「さぁ…君を美味しく食べちゃうぞ♥」
【捕縛・捕食・奉仕・盗み】
自ら絡みついて存分に敏感な所に口づけを
容赦なくDT強奪に掛かる!
賢者の石で射程半減装甲強化
「やぁん♥触手凄い…♥ねぇ…君もっ…味わおうか♥」
背中から触手を生やし(触手仕様賢者の石追加)
容赦なく絡ませ敏感な部分を責め…そして…一部後ろに回り触手ぶす(!?
「えへへ♥ここを刺激すると元気になるよね♥」
快楽攻めで搾り取るぞ♥
●童帝ハンティングモンスター
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は憐みの視線を隠せなかった。
「やめろ! 今憐みの目を向けられたら違う意味に感じるだろ!」
……カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は憐みの視線を隠せなかった。それは決してオークワンズ・ウィザードが目の前でインポにされたからでは……いや、うん普通にそっちも哀れだわ。カシムは使えもしないうちに封印までされてしまったプライドだけがこてこてに高まってしまったDTモンスターなんて憐れんじゃうにきまってんだろ!
「うんうん、超かわいそうだよね……」
カシムの相棒メルシーは一緒にほろりと涙を流す。童帝は散々弄んだ猟兵を、彼女にカメラを向ける正直者たちのほうへポイ捨てし、触手の矛先をカシムたちに向けようとした。しかし、一瞬目を離した隙に男のほうが消えているではないか。
「な、男はどこに行った!」
「うへへへ💗ご主人様ならあっちで寝てるよー! あなたの相手は私がしてあげちゃう」
「えぇ……」
オークワンズ・ウィザードが疑わしくメルシーの指さす方をみると、本当に寝ている。しかもご丁寧にお布団まで敷いて……。その顔は、微妙にやつれていた。
「安心して、メルシーが貴方の童帝、もらってあげちゃうからっ!」
メルシーはカシムのユーベルコード【盗賊の守護者『メルクリウス』(システム・サーヴァント)】によってカシムの全魔力精力、生命力8割、熱源5割を奪っていたのである。さしずめ今のカシムは仮死ムである。それほどのパワーを主から吸ったメルシーのパワーはまさに反則級で、オークワンズ・ウィザードが反応する間もなく一瞬で距離を詰め、背中から賢者の石を石を触手として生やして先制して絡みつく。
「何っ!?」
オークワンズ・ウィザードは不覚にもこの状況にときめいていた。
「なんだ、この気持ちは……!」
「さぁ…君を美味しく食べちゃうぞ♥」
メルシーの手が、唇が、触手が、オークワンズ・ウィザードの弱いところを優しく攻めてくる。
「これは……フェザータッチ!? んむぅっ!」
醜く肥え太ったオークワンズ・ウィザードの唇を奪うメルシー。オークワンズ・ウィザードのハジメテの唇が、そう、今、奪われた……! 童帝の怨念なんだからこんなんされたら好きになっちゃうだろ!? アイの力なしでは勃起できなくなっていたオークワンズ・ウィザードもこれには勃起不可避であった。
しかし、いくらSPDで攻めても、POWでは後れを取るのがメルクリウス。いや、実は早漏だからかSPD能力値も高めなんですけど。とにかく興奮したオークワンズ・ウィザードは絡みついてくるメルクリウスの触手の上から自分の触手で絡みつき、彼女を押し倒した。
「すまない、メルシー……君の様な清い人が、我の様な汚い雄のものを咥えてはいけない
!!!!」
しかし、オークワンズ・ウィザードはまた別の面倒くさいDTをこじらせ始めたのである。こんな汚い俺にチューしてくれる清らかな人間をこれ以上汚したくないというくそ面倒くさいアレだ。
「だから一緒に、触手で行こう!」
「え、ちょ、んひっ💗」
力で無理やりねじ伏せられ、ねじ込まれる大量の触手、いや、触手のほうが汚いだろ! って思うのはあくまでも人間の価値観なのだろうか。メルシーは断固として童帝を奪おうとするが、オークワンズ・ウィザードは自らの触手で自らのTNKを包み込んで完全ガードの構えである。
「やぁん♥触手凄い…♥ねぇ…君もっ…味わおうか♥」
ならばせめてもの抵抗! と、メルシーはオークワンズ・ウィザードの穴という穴を自分の触手賢者の石で蹂躙し、抵抗する。これは、童帝の潔癖なる信念と、童帝キラーの仁義なき戦いであった。
「えへへ💗ここを刺激すると元気になるよね💗」
「ぐぉっ! そ、そこはぁっ💗 なら、俺だってがんばっちゃうぞっ💗」
「ひゃぁんっ💗 DTの癖にやるじゃない。ほら、わたしのここ、こんなんなってるの? まだ我慢できるの?」
「うむ……うっ💗」
ちなみに結果は、オークワンズ・ウィザードがあまりにも多数回にわたって早漏したためDT泥棒には失敗した。
大成功
🔵🔵🔵
彩波・いちご
成恵さんと
走っていった成恵さんを追いかけたら…オークワンズと対峙してて
裸同然の格好で触手の前に…
そりゃそれで初めてとかはイヤでしょうね!?(汗
色々やらかしてしまったこともありますし、最後まで面倒見ましょう
今助けますからね!
触手には触手で対抗!【異界の抱擁】!
オークワンズの触手を私が呼び出した触手で絡めとり
その間に手を取って抱き寄せて守ります
…という予定でしたが
降り出した媚薬の雨のせいか触手が暴走し…
2人して巻き込まれそうになって吹き飛ばされて
気付けば、目の前には脚をぱっくり開いた成恵さんの大事な所がモロに…
だから事故なんですー
お嫁にいけないとか言われても(汗
…責任、とれるでしょうか…?
幡本・成恵
彩波いちごと参加
本番NG
羞恥から一人で走って逃げた結果、オークワンズ・ウィザードとご対面してしまいましたわ
ひっ!?な、なんて悍ましいっ
異様に興奮してますし、目を逸らしたいですが逸らしたら乙女を散らされそうで怖いですわ!?
あっ……
淫紋魔法で正気を奪われ、あわやというとこで彩波さんに救われました
ふと我に返ったら、彩波さんの顔の上に座ってました
異常に発情して、その、大事なところがはしたなく濡れそぼってるのが分かって、そこを顔に押し付けて……
い、いやぁぁ!も、もうお嫁にいけないぃぃぃぃぃ!!ひぃあぁぁん!?
叫んだ瞬間、もごもご彩波さんが喋ろうとしたせいでイッてしまい
もう闇の炎を大暴走させますわ
●オークワンズ・ウィザード的にはNTR
「いやぁああああ!」
猟兵たちの後ろから扉を開けて部屋に入ってきた幡本・成恵(成り上がりお嬢様・f35506)はオークワンズ・ウィザードをみて悲鳴を上げた。
「突然現れて、失礼だな小娘!」
息も絶え絶えにオーク汁をまき散らしたオークワンズ・ウィザードは再びいやらしい雨を降らせるべく詠唱を始めた。
「ひっ!?な、なんて悍ましいっ」
「……ほほう、ようやっと散らし甲斐のある女が来たようだな! 待っていたよ、お前の様な女を……!」
自分の精力を回復し、成恵をわがものとするため、童帝は【催淫海の召喚】を発動した。ローションの海が再び部屋に広がっていく。
「な、なんですこれ……! い、いや、いやですわ! 私は、私は……!」
「げへへ、すぐにトロットロにしてやるぜ生意気な女ぁ!」
薄れていく意識、目の前の触手を伸ばしてくる豚を、魅力的と思ってしまう頭。自分が自分でなくなっていくのが成恵にはわかった。思わず目の端から涙がこぼれたとき。
「そりゃ、あんなのが初めては嫌でしょうね。全く、私を置いていかないでください」
彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)が【異界の抱擁(救いの手)】を伸ばした。それはオークワンズ・ウィザードの触手を全て止め、オークワンズ・ウィザードと成恵の間に大きな距離を作る。
「さあ、こっちに……!」
いちごがそのまま成恵を引き寄せる。いちごが召喚したほうの触手に包まれて、成恵はゆっくりと、ゆっくりと……
「あれ? 思ったより勢いよくありません?」
いちごが異変に気付きそう呟くも後の祭り、意外の触手たちは止まることなく、さながらビックウェーブのようにいちごも飲み込んだ。
「や、え、何ですの……!? い、いちごさん、どこを触っておりますの!?」
「ち、ちがうんです! 触手が勝手にぃ!? もごぉ」
触手に飲み込まれる中、意識が戻り始めた成恵が慌てていちごを攻めるが、いちごは断固として自分のせいではないとしか言えない。というかそれ以上喋ろうとすると、成恵の下腹部に口をふさがれてしまい、もごもごと喋ろうとするほど成恵のいやらしいところを刺激してしまう。結果。
「や、ちょ、いちごさ……どこを……! い、いやぁぁ! も、もうお嫁にいけないぃぃぃぃぃ!! ひぃあぁぁん!? ……っ❤」
成恵は初めて他人の口で絶頂を迎えてしまった。果てる瞬間、涙を流しながら闇の炎を暴走させ、いちごも、成恵も、炎に焼かれて丸裸になりながら、触手たちは無事異界へと帰っていった。
(私、これ責任取れるかな……)
触手たちが消えて自分が何をしてしまったかを知ったいちごは、また別のことに頭を悩ませることになった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
一之瀬・紫苑
※アドリブなど何でもあり、Hな展開は下品な物なら何でも。
「貴方が噂の童帝さんね、どう…?貴方の触手で少し楽しませて頂けないかしら?」
自慢の体を見せつけながら言い終わると同時に触手に全身を絡め取られてXの字に拘束されながら触手の檻に囚われちゃう。
「んんっ、ヌルヌルした感触…堪らないわ。でもその程度じゃ物足りない…」
全身ヌルヌル媚薬塗れになり器用に衣服もはぎ取られながら魅惑のボディを見せつけながら全身を弄られて興奮しちゃうかも…自慢の体をまじまじと見られて欲情されるのが楽しい。
後はそうね…一番自慢の胸をタップリ搾り揉んでもらいたいわ。胸からエナジードレインされちゃうのって気持ちよさそうだもの。
征刃・木霊
【AS】
待ちに待ってた事故物件
でもお楽しみはみんなでこいつをやっつけてからね!
襲いかかる触手を愛刀の【斬撃波】で【切断】しながらボスに接近、指定UCで触手諸共切り刻んでボスにダメージを与えながら蜜香ちゃんが必殺の一撃を食らわすチャンスを作る!
…ハズだったんだけど
淫紋魔法の一撃を喰らって正気と精神を失った私はオークワンズ・ウィザード様の命じるままに恥ずかしい行為に耽る
触手相手にご奉仕したり、動画配信者たちの前でチェルノちゃんとレズプレイをしたり…
※NGなし&アドリブ大歓迎です
在原・チェルノ
【AS】
あなたが全ての元凶ね!
流星忍姫チェルノ、参ります!
と高らかに名乗りをあげたものの明らかにお近づきになりたくない相手よね
なので手裏剣の【乱れ撃ち】+【範囲攻撃】で触手を退けながら【雷刃無尽】で遠距離攻撃!
(でも魔法で媚薬の雨を降らせられて媚薬漬けにされ、すっかりメロメロに)
はぁ、はぁ、もうガマンできないよぉ…
木霊ちゃあん、今から始めよう…?
(発情した獣になってそのまま木霊ちゃんに襲いかかる)
※NGなし・アドリブOKです
美波・蜜香
【AS】
ううっ、ここに来てから恥ずかしい目に遭ってばっかだけどそれもこれで終わりよね?よね?
みんなが作ってくれた隙を突いてむんっ、と【気合い】を入れて【スーパー・ジャスティス】飛翔してアリスランスの突撃を仕掛ける!
「ひゃあん!」
はずだったんだけどカウンターで触手の一撃を喰らいそのまま触手の檻に閉じ込められ、意思の力も媚薬粘液の前に蕩けさせられて黄金のオーラも消え、やがて粘液触手のもたらす快楽の虜になって自ら求め始める…
「もっと…もっと正義のヒロインブルーメンリッターをいじめてくださぁい…」
※アドリブOK・NGなし
●純潔の檻
「貴方が噂の童帝さんね、どう…?貴方の触手で少し楽しませて頂けないかしら?」
一之瀬・紫苑(ダンピールのマジックナイト・f00551)は尋常じゃないローライズに紐パン、上はほぼ裸なブラトップ状態で、来ていた上着を脱ぎ捨てながらそのわがままボディを見せつけながらオークワンズ・ウィザードにモデルウォークで近づいた。
「く、また肉食系ビッチか! ……ごくりっ、いいだろう、そんなに望むならくれてやる!」
オークワンズ・ウィザードはもしかして俺異世界転生したら意外とモテモテなのでは? などという夢物語を思い浮かべながら紫苑の四肢を触手で拘束し、さらに2本の触手で太ももから胸までに絡みついた。
「んんっ、ヌルヌルした感触……堪らないわ。でもその程度じゃ物足りない……もっとよ。もっと……頂戴?」
クールな流し目でうっとりとオークワンズ・ウィザードに強請ると、オークワンズ・ウィザードは望み通りにすぐには触手は増やさず。
「そうか、ならば少し待つがいい、と言って、紫苑に気を取られてるうちにと忍び寄っていた暗殺者たちの方を振り向いた。
「わ、ばれた!? うそでしょ!?」
「……やはりこんなナリでも下っ端とは違う、ということね」
在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)と征刃・木霊(胡蝶剣姫セイバーエコー・f34889)は突如振り向いたオークワンズ・ウィザードに思わず驚いてしまった。想像以上にぎょろついた豚の相貌による威圧的な視線が怖かったのだ。
「ふん、貴様等の動きなど、全て見えておるわ!」
オークワンズ・ウィザードは触手を無数に増やしてチェルノと木霊に放った。
「させません! も、もう恥ずかしいことはおわりなんですからねっ!」
美波・蜜香(ブルーメンリッター・f20221)はその触手とチェルノたちの間に割って入り、愛槍シュテンペランツェでソレを受け止めた。
「蜜香ちゃん……!」
「お願いします、チェルノさん、木霊さん!」
「うん! 闇を斬り裂け、雷の刃よ!」
「まかせて……さぁ、派手に舞い踊っちゃってよね!」
蜜香の声かけを合図に、チェルノは【雷刃無尽】で無数の雷の手裏剣を打ち出し、木霊が【菊花乱舞(キッカランブ)】で蜜香の武器にまとわりつく触手、そしてこちらに追加で襲い来る触手を霊刀・菊花の複製品で切り刻んだ。
「おのれ! 小癪な娘ども! だが、俺は死なない! 俺は○○のままでは死なぬううう!」
散々○○を奪いに来てくれた女の子たちを拒否しておいてこの言い草である。オークワンズ・ウィザードが劣勢と見るや、手裏剣と霊刀の合間を縫って、【スーパー・ジャスティス】を使用し天井近くまで飛翔した蜜香が急降下しながらシュテンペランツェを構えて突撃する。
「これで、終わりです……!」
「いや、終わらぬ!!!」
オークワンズ・ウィザードはがそういうと、蜜香の背後から、その場にいる猟兵全員に雨が降り注いだ。
「あひっ!」
一番高いところで一番最初にその雨を受けた蜜香は力が一瞬抜けてしまい隙ができたところを触手のカウンターアタックを受けて天井に吹き飛ばされワンバウンドして四肢を縛られた紫苑の胸の中に堕ちた。
「あふっ、いらっしゃい。 大丈夫?」
「あひぇー。 頭おかしくなっちゃいますぅ~」
シオンの胸を枕にしながらお目眼をぐるぐるとさせた蜜香の体にも触手の魔の手が伸びる。それから少しの間、紫苑と蜜香は体も絡まされ、弄ばれることとなった。
「あん、すごっ💗」
「ごめんなさい、紫苑さん。私も、我慢できません!」
「いいのよ、さあ、ひと時の遊びに興じましょう……あ、すご、僕とキミのおっぱい、触手に硬いところこすりあわされて、絞られちゃってる……」
「あひぃん、言わないでくださぁい💗」
囮作戦(?)が失敗したと悟った紫苑は、諦めて目の前の女性と一時限りの熱いひと時に興じることにした。
「ぐへへ、あとでもっとかわいがってやる」
オークワンズ・ウィザードは紫苑と蜜香が一時の快楽に興じるのを見てそういうと、チェルノたちに再び目を向ける。
「さっきはよくもやってくれたなぁ、チェルノと、木霊っていったか?」
「はぁ、はぁ、許してください、オークワンズ・ウィザード様ぁ💗」
「ごめんなしゃい💗 も、ゆるちて!」
「ははは、散々傷めつけといてよくも言ったな。なら誠意を見せな」
そう、チェルノたちも例外なく魔法によって、一滴で象も発情する媚薬の雨】をうけたのだ。それだけではない。チェルノ、木霊、蜜香は淫紋魔法によっていつの間にか洗脳されていた。きっと触手で時間を稼ぎながら詠唱をしていたのだろう。オークワンズ・ウィザードの言うがままになっており、今はオークワンズ・ウィザードの触手の一本を2人で頬ずりしながら百合プレイに興じている。
「木霊ちゃん、もう、我慢できない、もっといいことしよ?」
「チェルノちゃん……ええ、オークワンズ・ウィザード様がいいのなら」
「ああ、勿論いいぜ。ただし、俺の触手を百合の間に挟めよ」
「「はい💗」」
百合の間に挟まる男、誕生の瞬間であった。2人は艶めかしい声を上げながらお互いの火照る体を触り、弄り、さらに熱を上げた。
――残る2人の男がこのカオス状態に終止符を打たんと攻撃を繰り出すまで。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ブリッツ・エレクトロダンス
やっぱりロクでもないオブリビオンじゃねーか…
アレか?やっぱりHなのが好きか?
いいぜ、ならHな展開にしてやるよ。
(媚薬の海でも動きやすいようにブーメランパンツ以外全て早脱ぎして身を委ねる)
…なあ、待てってよ。
あんまり激しくやっちまったら俺も…その、漏れちまうぜ。
…我慢できねえ?わかったよ、好き放題にしていい。
(好き放題されて耐えつつも機会を伺ってバチッと漏電を狙う)
だから言っただろ…漏れちまうってよ…"電気"がなぁ!!
(至近距離からの神雷によるブリッツ漏電攻撃を仕掛ける!)
ヴィラン・アークソード
●心情
なんだか酷い目にあったような気がするのだが……
所々記憶がないのが少し怖いな
だが、そんな些細な事は今は置いておこう
こうして目の前に今回の事件の元凶が現れた事だしな
それにしても、何故犠牲者に男が多いのだろうか
敵の性質を考えたら、女性の方が犠牲者が多くてもおかしくないというのに……
●行動
今回のユーベルコードはリベレイションでいくとしよう
いや、触手は出来るなら避けたいぞ
だが、相手が使ってくる他のユーベルコード
よりにもよってどっちも理性とか正気とか
吹き飛ばされそうなものなんだが!
理性とか正気を失った人間は何をするかわからない
俺が何かしでかしてしまったら
後で頭を抱えることになりかねんし
消去法でこの選択肢以外無いのだ
【リベレイション】で自分に英霊を憑依させよう
攻撃の度に生命力が減少するらしいが
完全に減る前に倒してしまえば問題ない
仮に触手に囚われたとしても
触手に負けるつもりはないし
オークワンズ・ウィザードに屈するつもりもない!
仲間の勝利を信じて抗い続けてやるからな!
アドリブ歓迎・覚悟完了
●獣化する魔術師
「ああ、いい、いいぞ。高ぶってきた! もっとだ!」
紆余曲折あった。男の娘に○○を無理やり奪われそうになったり、魔法少女を触手攻めしようとしたら一時的にEDにされたり……。賢者の石のお姉さんは、よかったな……。ようやく○○が無理やりやりやすそうな女が来たと思ったら触手を召喚する男の娘に寝取られたりもした(寝取ってない)。そして、今、今ようやく、目の前に百合ハーレムが……俺の手で、百合ハーレムが! 走馬灯のようによみがえる此度の戦い、何度も自分を奮い立たせるためにエッチな雨を降らせたりもした。だからだろうか……。長い戦いを得て、オークワンズ・ウィザードは男と女の見境が付かなくなっていた。そこに現れるのはブリッツ・エレクトロダンス(★3:DJ.Blitz・f01017)と、ヴィラン・アークソード(人間のストームブリンガー・f35398)という、まごうことなきどこからどう見ても男な2人組であった。
「貴様等も我に挑むか!」
「いいぜ、ならHな展開にしてやるよ」
「いや、まて、俺は……」
「わかってるって、俺が引き受けるから、お前が終わらせてくれ」
ノリノリのブリッツに躊躇うヴィランだったが、ブリッツにそう耳元でささやかれれば、成程と頷いた。
さて、ブリッツは服を脱げるだけ脱ぎ、ブーメランパンツになると、ローションの雨に打たれながらそっとオークワンズ・ウィザードに歩き出す。
「ぐへへ、そう、そうやっておとなしく我を抱擁すればよかったのだ!」
変な汁の浴びすぎでブリッツが美女に見えているオークワンズ・ウィザードはそっと両手を広げて近づいてくるブリッツを抱きしめ、その醜い舌と触手でブリッツも辱め始めた。周囲からは先につかまっている女猟兵たちの声が聞こえるので、中々に興奮を誘うものだ。
「好きにして……?」
「ぶ、ブリッツにゃん……!」
こうして、豚と黒豹の愛のひと時が始まろうとしているとき、後を任されたヴィランは……。
「ぐぅ、はっ、ま、出る……っ!」
触手につかまってしまっていた。真っ白なアレをまき散らしたりしながらいつの間にか裸にひん剥かれている。たまってるってやつだったのか、ローションの雨の中を突っ切れなかったのである。
「あ、やべ、止まんねぇ……」
ぬるぬるとしたそれが体にまとわりつく。まるで木に絡みつくようにアレに巻き付いてくる。それに気づいたブリッツがオークに耳打ちした。
「なぁ、アイツも寂しそうにしてるから、混ぜてやってもイイにゃん?」
そう言ってヴィランの射程範囲までオークワンズ・ウィザードに近づける作戦である。あわや挿入しようとしていたオークワンズ・ウィザードは少しだけ考えながら
「しょうがないにゃあ」
ブリッツにゃんのかわいさ(興奮補正有)にまけてヴィランを触手ごと引き寄せた。ブリッツはそのままオークの耳を塞ぐようにオークを抱きしめてからヴィランにまた耳打ちする。
「お前、俺にくっついてくれ」
●穴は一つ
ヴィランは猫が好きだった。だからと言って、自分がネコの中に挿入する羽目になるとは微塵も思っていなかった。しかし、ブリッツに渡されたメモを受け取り、その魅惑的な猫尻尾の下にある穴に挿入した。なぜなら頭がおかしくなっていたからである。
「ふにゃあああああっ💗」
まさかくっつくからといってそこまでされると思ってなかったブリッツは一瞬驚いた顔を舌が、彼の正気を保つのもやっとという様子を見てそれを許す。
「よし、行くぜ……! これなら、対象をコントロールできる……! 神雷
!!!!」
バチっ!という音と共に、ユーベルコード【神雷(ブリッツ)】が発動する。正直、興奮しすぎたせいで頭が緩くなっていて、ヴィランがくっついてくれてなかったらヴィランにも暴発しそうだった。だが、この状態なら今この空間にいる少なくとも濡れ濡れの猟兵たちは自分かオークワンズ・ウィザードとつながっているはずだ。あれ、でもヴィラン俺にくっつかなくても触手でオークとつながってね? と思った君、忘れなさい。とにかくくっついている中からオークワンズ・ウィザードだけを対象にそれは発動したのだ。その一撃はオークワンズ・ウィザードの切れかかった理性を意識ごと吹っ飛ばした。
「今だ!!!」
ブリッツが自分とつながったヴィランに向かって叫ぶと、ヴィランは【リベレイション】を発動し、自分の中に英霊を憑依させ、オークワンズ・ウィザードに長剣による最後の一撃を振り下ろした。余談だが、技発動と共にブリッツから引き抜かれたヴィランのヴィランたる長剣からは5倍のヴィラン汁がブリッツの体にぶちまけられていた。
「ぐはああああああああああああああああああああああああ、俺は、俺は、何を、俺はホモじゃないのにいいいいい」
えり好みしたり、百合プレイを楽しんでいるうちに、結局彼は童帝のまま、この物件から消滅してしまった。酒池肉林、乱交パーティー会場になっていたその部屋はグネグネと次元が歪むようにしながら、元の何の変哲もない部屋に戻り、人々は正気を取り戻してはいろいろな思いを抱えながら解散していくのであった。
大成功
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