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銀河帝国攻略戦⑪~巨大な心臓を貫け

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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 銀河帝国と解放軍の戦い、銀河帝国攻略戦。猟兵達の助力により解放軍の戦線は一歩前進、銀河帝国の大要塞『エンペラーズマインド』攻略へと駒を進めることが出来た。一度はそれに大打撃を与えた解放軍だったが、銀河帝国の大要塞『エンペラーズマインド』の防御装甲と対艦武装は、規格外の『コアマシン』である『エンペラーズマインド・コア』によって修復され続けるため、戦いは膠着状態に入ってしまっている。

 大要塞内部にある、幾重にも立ちふさがる巨大隔壁の先にある、『エンペラーズマインド』の『コアマシンルーム』。そこにあるのはコアだけではなく、大要塞を動かしているその心臓を守るように、帝国の古代超兵器『デストロイウォーマシン』が配備されていた。


「早速だけれど、作戦を説明するのだよ」
 その場に集った猟兵達の顔を見回して、マカ・ブランシェ(真白き地を往け・f02899)は、タブレット端末で作戦概要を表示しながら説明する。
「ここまでの皆の活動により、エンペラーズマインド内部の隔壁は破壊され、コアの場所までの道は開けた。ここを制圧、コアを破壊すればこの大要塞はその機能を停止するのだけれど……そんな大事な場所だからね、警備も段違いに厳重なのだよ。銀河帝国は、そこに『デストロイウォーマシン』と呼ばれる超兵器を置いているのだ」
 非常に強い相手だ、油断するといくら猟兵でも勝てないだろう、とマカは続ける。
「そいつを倒した後も、問題は残っているのだ。コアマシンルーム内には、殺人ウイルス『オロチウイルス』が充満していてね、いかなる猟兵でも数秒程度しか活動する事が出来ない……つまり、渾身のユーベルコードを一発ぶち込むのが精一杯、ということなのだ」
 オロチウイルスへの対抗手段は今のところない。だからコアへの攻撃が終わった瞬間に強制帰還させるよ、とマカはグリモアをぐるりと回して猟兵達に告げる。
「一撃で壊せるほどやわなコアではないだろうけれど、大勢の猟兵が叩けばそれだけダメージは蓄積され、やがてコアの破壊に至れるはずなのだよ」
 頑張ろう、と気合を入れるとマカは準備に取り掛かった。


Mai

 このシナリオは「戦争シナリオ」です。この章(第1章)のみで完結し「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 Maiです。

 オープニングにあります通りデストロイ・ウィーマシンを倒し、コアを攻撃、破壊してください。

 戦争と言うことでリプレイをなるはやでお返しするため、特に指定がなければ単身か最大で3名程度のユニットでの行動となるかと思います。

 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『デストロイウォーマシン』

POW   :    デストロイトリガー
【一切殺戮モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    クリムゾンバースト
【全武装から全力砲撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    ユーベルアナライザー
対象のユーベルコードを防御すると、それを【自身の戦闘プログラムで高速解析し】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●その殺戮と破壊は、排除のために
 エンペラーズマインド内を駆け抜けコアマシンルームへ向かう猟兵達の前に、超古代兵器が立ちふさがった。巨大な砲台を備え、各部位から伸びる様々な形態の武装と真っ赤な装甲からなるその姿は、それが隠れる必要のない強者であると物語る。
 物々しい見た目に反して静かに佇むそれ……デストロイウォーマシンに、これまで倒してきたオブリビオンとは違う何かを感じ、猟兵達の間に緊張が走る。
 青緑に輝くデストロイウォーマシンの視覚センサーが、戦闘態勢を取った猟兵達を捉えた。
神舵・イカリ
「簡単な話だよな。目の前のこいつをぶっ飛ばせばいいんだろ?」

今回は遊びなく、本気で戦う。そのために。装着したバルトに《Change - アンカー》のカードをセット

「宇宙の平和を守るために…変身ッ!」

白を基調としたアーマーを纏い、外装に取り付けた戦艦鎧装《マキナフリート》に、《白銀の騎士》の力を宿す

エナジーランスを展開し、デストロイウォーマシンが十分に動き出す前に叩く

「奴より先に、貫く! クアントロム・スラスト!!」

プラズマジェットの高機動力を活かして、【属性攻撃】を使い、光の剣槍で突撃を繰り返す

最後にコアマシンに向かって、槍の穂先をミサイルのように撃ち込んで完了



「簡単な話だよな。目の前のこいつをぶっ飛ばせばいいんだろ?」
 神舵・イカリ(転生したらVtuberになってた件・f03294)は、装備したベルトに《Change - アンカー》のカードをセットする。遊びでなく本気で戦うための切り札のひとつだ。
「宇宙の平和を守るために……変身ッ!」
 掛け声とともにその身を白銀の装甲が覆う。四門の艦砲である戦艦鎧装《マキナフリート》に装填した砲弾に《白銀の騎士》の力を宿すと、エネルギー体で槍を作りだし右手に構えた。未だどの武器の照準も向けてこないデストロイウォーマシンが動き出すより早く、その装甲を貫こうとイカリは光の剣槍を突き出す。
「奴より先に、貫く!!」
 白銀の騎士の力により攻撃力を強化したその一撃だったが、デストロイウォーマシンにダメージを与えることは出来なかった。真っ赤な装甲についた小さなかすり傷をまったく気にかけない様子で、その超兵器はじっと耐えていたのだ。照準を定めず未だ動き出していないかのように見えたそれは、そうしてデストロイトリガーを起動していた。モード変更による超耐久力はイカリの突き立てた光の剣槍を弾き、同時に超攻撃力を得た代償に失った理性でもって、再び突撃の動作に入っていたイカリに容赦ない攻撃を加える。
「くそ……! なんて硬さだ……よ……」
 自身の強化を攻撃力重視にしていたイカリは、その容赦なく叩きこまれる猛攻撃に耐えられない。デストロイウォーマシンに弾き飛ばされ、床に倒れた彼はそのまま真っ暗な世界に意識を手放した。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

佐之上・権左衛門
【POW 】ようやくコアと御対面、ではないよな、やっぱり。
立ちはだかるモノがあるなら押し通すまで。
「先制攻撃・早業・力溜め」をまっさきに仕掛け、愛用の斧で「鎧砕き・鎧無視攻撃・2回攻撃・怪力・衝撃波・吹き飛ばし・気合い・破壊工作」を。
回避は「残像・第六感・武器受け・盾受け」で。
コアにはUC 【揺らめく人型の何か】で活動限界ギリギリまで殴らせる。
「ちっ、流石に頑丈だな」


シル・ウィンディア
大型戦闘マシン…
こんなのを、解放軍の船に当てるわけにはいかないっ!

それじゃ、一気に行かせてもらうよっ!!

初っ端からヘキサドライブ・ブーストで自己強化っ!
さぁ、わたしを止められるかなっ!!

速度を増して【空中戦】と【残像】で高速三次元機動っ!
移動時にも【フェイント】を織り交ぜて
素早さで翻弄をしていくね

隙を見せたら、光刃剣と精霊剣を両手に束ねて持ち、両手剣モードにして斬りつけますっ!
小さくたって、やり方はいろいろあるんだっ!!

回避は、【第六感】で感知して、【見切り】や【残像】で回避を行うよ
回避時は、壁や天井を蹴って、三次元機動で撹乱しながら回避を行います。

捕まえられるなら、捕まえてみてっ!!



「ようやくコアと御対面、ではないよな、やっぱり」
 デストロイウォーマシンの挙動に、佐之上・権左衛門(見た目はおっさん、中身もおっさん・f00239)はやけっぱち気味に頭をかいた。立ちはだかるモノがあるなら押し通すまで、とは言え流石に少しどころかかなり骨が折れそうな相手だ。
「大型戦闘マシン……こんなのを、解放軍の船に当てるわけにはいかないっ!」
 シル・ウィンディア(光刃の精霊術士・f03964)は光の刃を持つ剣をぎゅっと握りしめて、ここで相手を倒すのだと決意する。
「六芒星に集いし精霊達よ、我にさらなる力を与えよ……」
 戦闘能力を爆発的に増大させようと、シルが魔力を暴走させようとした時だった。彼女がユーベルコードを発動させるために剣を掲げた、その動作を感知したデストロイウォーマシンが突撃してきたのだ。依然理性を失い、速く動く物を無差別に攻撃し続けるモードの超兵器は、両手の砲身からシルに無慈悲な砲撃を浴びせる。辛うじて第六感で飛び退りその攻撃を回避したシルだったが、魔力を暴走させそびれてしまった。
「怪我の功名ってやつだな。ひとりが突出して素早くなっちまうと、標的になっちまうな、これは」
 愛用の斧にありったけの力を溜め、権左衛門がデストロイウォーマシンの装甲を叩く。シルに攻撃をかわされ、体勢を立て直す最中だったデストロイウォーマシンは権左衛門の鎧を砕く怪力で振りかざされた斧の直撃を喰らって僅かに揺らいだ。
「ちっ、流石に頑丈だな」
 それでも目立ったダメージのなさそうな超兵器に、権左衛門は舌打ちをする。飛び退った先で光刃剣と精霊剣を重ねて両手で構え直したシルが、入れ替わるようにデストロイウォーマシンに斬りかかった。
「アイツが今の状態である限り、通常攻撃は通らなさそうだな……」
「……ねぇ、わたしに考えがあるんだ。危険だけど、やるしかないと思う」
 飛び退り、デストロイウォーマシンとの距離を稼いだシルは、同じく飛び退いていた権左衛門の方を見る。
「わたしが囮になるから、佐之上さんはあいつを叩いてっ!」
 二対の光の翼を展開して魔力を暴走させたシルが、権左衛門の返事を待たずに素早く駆け出した。反射的に彼女を追うデストロイウォーマシンを、壁や天井、デストロイウォーマシン自身の体すらも含めたその場にあるものすべてを足場にしたシルが三次元的な動きで翻弄する。
「捕まえられるなら、捕まえてみてっ!!」
 彼女の陽動を無駄にしないように、極力動きを押さえて権左衛門は静かにデストロイウォーマシンへと接近する。シルに翻弄され無差別に砲撃を繰り返していたデストロイウォーマシンの動きが、一瞬止まった。超攻撃力と超防御力を得るモードが切れた瞬間だと判断した権左衛門は、デストロイウォーマシンの背後からありったけの力を込めた愛用の斧を振り下ろす。
「小さくたって、やり方はいろいろあるんだっ!!」
 最後に大きく壁を蹴ったシルが、両手で構えた剣で斬りかかる。
 一切殺戮モードの恩恵のない身にダメージを受け、装甲に緩くスパークを走らせるデストロイウォーマシン。だがその動きは弱まることはなく……再び起動したデストロイトリガーで超攻撃力を獲得すると、暴走するに任せてふたりの猟兵を強制帰還へと追いやったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

白峰・雫
慎矢(f05296)と一緒に戦うよ

超兵器か…強敵みたいだし気を引き締めないとね

味方に当てないように気を付けながら
属性攻撃で【フォックスファイア】を強化して
スナイパーを使って装甲の薄そうな所を狙って攻撃するよ
敵の攻撃は野生の勘を使って残像とダッシュで躱すよ

コアに対しては【フォックスファイア】で全力で攻撃するよ


白峰・慎矢
雫(f05281)と一緒に戦おう
確かに相手は強いけど、雫も強くなったからね。大丈夫、きっと上手くいくよ。

まず【錬成カミヤドリ】で弓を錬成して、敵の攻撃範囲外に置いておくよ。俺自身は接近して刀で戦おう。敵の攻撃を「残像」「見切り」「第六感」で避けつつ攻撃して、囮になる感じかな。
敵の隙ができたら錬成した弓を発射だ。「鎧無視攻撃」を使って敵の体力を削ろう。雫、後は任せたよ!

コアに対しては【錬成カミヤドリ】で弓を作って、力の限り打ちまくるよ。俺も雫に負けてられないからね。



「超兵器か……強敵みたいだし気を引き締めないとね」
 再びこちらの出方を伺うようにモードを切り替えたデストロイウォーマシンを見据え、白峰・雫(白狐の巫女?・f05281)は自身の周りにいくつかの狐火を浮かべた。雫より少し後方で弓を錬成して通路の脇へ置いた白峰・慎矢(弓に宿った刀使い・f05296)は刀を抜きながらその言葉に頷く。
「確かに相手は強いけど、雫も強くなったからね。大丈夫、きっと上手くいくよ」
 戦場に似つかわしくないほどに優しいその声色は、雫の緊張を程よくほぐしていく。狐の耳をぴぴっと立てて、他の猟兵達の位置を頭の中に思い浮かべて、当てないように気を付けようと気を引き締め、雫は狐火を射る姿勢を取った。デストロイウォーマシンの装甲が薄そうな場所を見定める雫の集中が乱れないように、慎矢は刀を振るい前に躍り出る。敵の攻撃をかわしながら囮になろうと考えていた慎矢だったが……、
「……ッ! 雫、避けるんだ!」
 デストロイウォーマシンの全武装が展開されていることに気づき、声を上げる。自身と雫の両方を収めて余りあるその射程範囲に、避けられないと直感で判断すると、せめてダメージを軽減しようと砲撃の軌道を読むために意識を集中させた。
 見切りきれない砲撃が体を叩き、切り裂いていく。超兵器へ一撃も与えられていないのだ、まだ倒れるわけにはいかないと慎矢は耐える。雫も強くなったから。彼も出来る限り砲撃を躱しているだろうと信じて、慎矢は心の支えにするように、胸の中でもう一度その言葉を呟く。大丈夫だ。
「……は」
 超兵器の全武装から放たれた全力の砲撃、それは今まで鍛えてきた猟兵の膝を折るのに十分な威力を持っていた。直撃していたらひとたまりもなかったかもしれない、と雫は肩で息をしながら思う。野生の勘で咄嗟に飛び退き直撃を免れたものの、受けたダメージは軽くはない。
 けれど、まだ戦える。雫は通路の脇まで走りながら浮かべていた狐火に力を注ぐと、慎矢が置いていた弓に手を伸ばし、床の上を滑らせた。
「慎矢!」
 足元に滑り込んできた弓を拾い上げ、慎矢は弓を構える。魔力で錬成した矢を引きながら、展開していた武装の角度を調整していたデストロイウォーマシンの、僅かに生じた装甲の隙間へ狙いを定め、矢を放った。
「雫、後は任せたよ!」
「うん!」
 雫は狐火を全て集めてそこを狙い、焼く。防御に気を払う余裕はなく、出来るだけ長く燃えろと念じながら、再度放たれた矢が割った機械の体の、その内部を深く焦がすように祈る。
 いくつかの武装を失いながらも再び放たれたデストロイウォーマシンの全力砲撃をまともに食らったふたりは、耐えようとするがやがて力尽き、意識を失った。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

アシェラ・ヘリオース
ここで何とか仕留めねばならないな。
あのマシーンがとにかく厄介だ。

デストロイウォーマシーンの攻撃を回避し、あるいはフォースを纏わせた外套でオーラ防御。味方を庇いながら動きを見極める。
伸びる赤の光剣で装甲の隙間を攻撃し、味方へのフォローを行いながら動きを止めず。
デストロイトリガーに合せて静止。
防御を外套に任せ、フォースを高めて両掌の間に溜めて超圧縮、コアとマシーンが斜線上に重なった所で両腕を突き出し、赤のフォースの収束砲のユーベルコードをコアに叩き込みたい。
急ぎなので、手荒く行かせて貰おう。

※アドリブや連携は歓迎します


河原崎・修羅雪姫
「さすがに強力な敵ねぇ。でも私たち猟兵も、随分成長してきたのよぉ」

最初は正攻法で行く。
まず【フォトン・バリアー】を張り、
【拠点防御15】で守りを固める。

相手が攻撃してきたら、【カウンター1】で【クイックドロウ3】を使い、
愛用の巨銃【20mm口径リボルバー・フリークスハンター】を電光石火で構え、
相手の「武器」を狙って撃つ。
「ここの装甲はうすいでしょぉ!」
【特殊弾】(徹甲弾)を使用し、【2回攻撃12】。

それでもこちらがピンチになったら、
「奥の手」のUC【戦場の亡霊】を召喚する。
亡霊は、髑髏頭の巨大ロボット。
「打ち砕け、輝鋼の巨神よ!」(苦しい息の中、命じる)
『VOOOOOOO!!』


アルビーナ・ヒルシュフェルト
連携歓迎
アルビーナが戦闘マシンに仕込み杖で射撃、敵の注目を取ったのを確認し仕込み杖を抜刀し鞘と剣を左右にそれぞれ投げ三魂分立を発動する。
「出来るだけ無傷で調査をして見たかったです。ロジックだけでも見てみましょう。」
ベルデが鞘の側をキャッチし金属鞭に変形相手の攻撃を阻害、そこにクリスティンが剣を手に取り死角に回り込むように攻撃をくわえる。
「僕の趣味ではないかなぁ?ほら、跪け!」
「ごちゃごちゃうるせぇぞ?仕留めりゃいいんだよ!」


フロース・ウェスペルティリオ
POWの人と組めたらありがたいけど……まぁ、頑張ってみようかなぁ。

【視力/暗視/情報収集/見切り/スナイパー】で敵の脆そうな所を探り『千里眼射ち』で射抜くよ。
【鎧無視攻撃/串刺し】も併せて威力を上げられたらいいんだけどねぇ。
ああ、味方が危ないようなら【援護射撃/早業/かばう】で味方の援護を優先させて貰うね。
ふふ、的は大きいからねぇ。狙いやすくて助かるよ。

敵の攻撃に対しては、『バウンドボディ』で素早く伸縮してその場を離れるとしようかな。
壁や天井に予め(【目立たない】よう床に沿って)伸ばしておいた髪部分の先をくっつけておけば、なんとかなるかなぁ?


今川・貞俊
同行:西行・胡桃(f01389)

戦争だなんて、いつも大人が勝手にはじめるんだ。
何が目的なんか分からないけど、僕はそんなものは認めない。
誰かが戦争を始めたならば、誰かがその戦争を止めなきゃいけないんだ。
やりますよ、やってみせますよ。

騎乗しながら、空中戦をしかけます!
そうすれば、敵も的が絞りにくくなるはず!

敵がデストロイトリガーを発動させたら、念動力とサイコキネシスで適当な物を操って動かして、敵を釣ろうとしてみよう。
西行さんが動きやすいように。
「西行さんも無理しないでくださいよ。僕はフォローに回りますから!」

そう声をかけつつ敵の隙を探り、裏を取るようにしてから一気に間合いを詰めて接近戦をしかける!


西行・胡桃
今川・貞俊(f09177)と参加

●POWで挑戦
速く動くものを無差別攻撃?
ははーん、これは私と相性いいね!
【残像】で攻撃を引き付けて、灰燼拳で攻撃するわ
他の人がいるなら、こっちで攻撃は引き付けよう
「貞俊くんもこの隙に!」
攻撃が貞俊くんの方に行きそうなら【かばう】

●コア
コアには渾身の正拳突きで
全ての基本、『西行流・桜花!』

*アドリブ、絡み歓迎です



 単騎で全力を叩きこむ、あるいはその場に居合わせた者同士で力を合わせて立ち向かう。猟兵達は持ちうる力と知恵のすべてを使い、デストロイウォーマシンを乗り越えようと戦っていた。
「誰かが戦争を始めたならば、誰かがその戦争を止めなきゃいけないんだ」
 西行・胡桃(残像行使・f01389)と共にこの戦場に駆け付けた今川・貞俊(スペースノイド・f09177)は騎乗した人型機動兵器の操縦桿を強く握りしめる。いつも大人が勝手にはじめる戦争を、僕は認めない……強く憤る彼の気配を察したのか、胡桃が貞俊の乗った人型起動兵器のボディを軽くノックした。
「他の人たちのためにも、こっちで攻撃は引き付けよう」
 西行流格闘術の鍛錬で培われた落ち着きだろうか、胡桃は自信に満ちた力強い笑みで貞俊に話しかける。彼女の言葉にこくりと頷くと、貞俊は通路を塞ぐように武装を展開しているデストロイウォーマシンを見据えた。広げ切った真っ赤な装甲はまるで燃える不死鳥に威嚇されているような錯覚を与える。気合を入れる声を上げながら、その巨体に拳を叩きこもうと走る胡桃の背を見ながら、あんな相手でも怖くないのだろうか、と貞俊は思う。
 胡桃の攻撃に呼応して、デストロイウォーマシンのモードが切り替わり、戦闘力の代償に理性を奪った。素早く動く物を無差別に攻撃対象とする超兵器の動作を確認すると、貞俊は念動力で床に落ちていたデストロイウォーマシンの武装だったものを操り胡桃の援護をする。貞俊が狙われたなら庇おうと心に決めていた胡桃はその援護に思わず笑むと、自身以外に標的が移りデストロイウォーマシンに隙が生まれた瞬間を狙って、胡桃は素手による大威力の一撃を装甲の隙間に超高速で叩きこんだ。
「私と相性いいって言ったでしょ!」
 ぐらり、バランスを崩しかけて体勢を立て直すデストロイウォーマシンの背後を、貞俊が人型起動兵器で突っ切る。挟み撃ちの準備が整った。
「貞俊くんもこの隙に!」
「西行さんも無理しないでくださいよ。僕はフォローに回りますから!」
 一気に加速しデストロイウォーマシンとの間合いを詰めた貞俊と、再び灰燼拳の構えを取った胡桃の攻撃がデストロイウォーマシンを挟んでぶつかり合う。

「ここで何とか仕留めねばならないな」
 とにかく厄介なマシーンだ、とアシェラ・ヘリオース(ダークフォースナイト・f13819)は胡桃と貞俊によって足回りの一部を破壊されたデストロイウォーマシンを、なおもそう評価した。攻撃を受ければひとたまりもないだろうと判断した彼女は黒い外套に力を注ぎ、防御力を強化する。
「まぁ、頑張ってみようかなぁ」
 通路の端に目立たないように沿いながら、ふわりとした口調で語るフロース・ウェスペルティリオ(蝙蝠花・f00244)は、口ぶりとは裏腹に鋭い視線でデストロイウォーマシンを観察していた。攻撃のため外気に晒されている装甲の内部を狙うか、先ほど破壊された足回りを潰してしまうか。
「ふふ、的は大きいからねぇ。狙いやすくて助かるよ」
 アシェラの赤い光剣が狙うのとは違う部位を彼女と同時に叩くのが良いだろうと判断したフロースは、魔力で作りだした矢を大型の弓につがえる。アシェラが赤い光剣の刃をサイキックエナジーで拡張し、装甲の隙間に差し込むのに合わせて放たれた矢は、先ほど猟兵達が大きなダメージを与えた足回りだった。青白い電気の筋を走らせて、デストロイウォーマシンの右足がその機能を停止する。目に見えてダメージが通ったことに安堵した猟兵達の間から声が漏れるが……。
「砲撃に備えろ!」
 デストロイウォーマシンの展開した武装の挙動を察知して、アシェラが声を上げた。咄嗟に自身の肉体をバウンドモードに変えたフロースは、先ほど立っていた通路の端に残してきた自身の髪をしるべに、その体を収縮させて全力砲撃をかわす。一方、避けきれないと判断したアシェラは、強化しておいた外套に防御を任せ、砲撃の中赤い光剣を振りかざす。
「急ぎなので、手荒く行くぞ」
 周辺の地形を破壊しかねない重い一撃が、デストロイウォーマシンへ叩き込まれる。

 亀裂の走る床に、天井や壁からぱらぱらと細かながれきが降り注ぐ。うっすらと漂う土埃が戦場そのものへのダメージを物語っている中、刺し違える形でアシェラが放った重い一撃により装甲のほとんどの機能を停止させたデストロイウォーマシンが、その身を傾けながら立っていた。機械の体でなければ、あるいはその思考を支配する『デストロイマシン』がなければ、息を荒げて膝を折っていたかもしれない。
「さすがに強力な敵ねぇ。でも私たち猟兵も、随分成長してきたのよぉ」
 レロン、と長いサイバー舌を動かして笑むと、河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)は光学式のエネルギーバリアーをデストロイウォーマシンと自身の間に張った。
「出来るだけ無傷で調査をして見たかったです。……さすがにそんな余裕はなさそうなので、ロジックだけでも見てみましょう」
 アルビーナ・ヒルシュフェルト(超絶技巧の三重奏・f00958)は躊躇うことなく仕込み杖でデストロイウォーマシンを射撃する。超兵器の武装が自身に向けられたのを目視すると、アルビーナは仕込み杖を抜刀し、鞘と剣を左右ばらばらに放りあげると眼鏡をくいと持ち上げた。
「観測不可の消失、眼前の結果は増殖。……不思議なことも起こりますね?」
 床に落ちるかと思われた鞘は、実体を伴って現れたアルビーナの別人格ベルデが、剣の方はクリスティンと名乗る人格がそれぞれ受け止める。鞘でもあり多節棍の構造も持つシュティレラヴィーネを鞭の形状に変形させたベルデは、それを振り回してデストロイウォーマシンの砲撃を防ぎながら戦場を駆け抜け、クリスティンが剣を携えてそれに続いた。デストロイウォーマシンの背後に回ったクリスティンは、剣で頭部と思しき部分を貫く。
「僕の趣味ではないかなぁ? ほら、跪け!」
「ごちゃごちゃうるせぇぞ? 仕留めりゃいいんだよ!」
 降りてきた頭部に鞭を絡みつかせ、デストロイウォーマシンの動きを封じるベルデ。やいやいと口喧嘩をしながら超兵器を攻撃する別人格達の動きを涼しい顔で見ているアルビーナに、やるじゃん、と修羅雪姫が口笛を吹いた。身動きを封じられたデストロイウォーマシンは持ちうる武装のすべてで全方位をでたらめに砲撃する。まともに砲撃を食らったアルビーナの別人格達は消えてしまったが、事前に張っていたエネルギーバリアーに守られたアルビーナ自身と修羅雪姫は、ほとんどの砲撃から守られ、軽傷で済んだ。
「私も負けてらんないなぁ」
 エネルギーバリア―を取り払い、人の手には余るほどの巨大な愛銃を構えると、修羅雪姫はデストロイウォーマシンの背中で存在感を放っている砲台に狙いを定める。
「ここの装甲はうすいでしょぉ!」
 分厚い金属を貫くほどの威力を持つ特殊な砲弾を二発、続けてぶっ放ち、超兵器の超兵器たる所以でもある巨大な砲台を破壊した。ついに幻を支えとした忍耐も限界を迎えたデストロイウォーマシンは、砲台から全身へと誘爆を起こしバラバラに砕け散ったのだった。


 まだ戦える猟兵達がコアマシンルームへ向かい、走る。少しずつ空気が張りつめて行くのを感じながら進んだ彼らが行きついたのは、分厚い鉄の扉だった。
「さすが、厳重なロックだねぇ」
 フロースが電子ロックキーと思しき部分へ液体化したその身を滑り込ませる。ほどなくして、扉のロックが外れた。
「自動ドアじゃないんだね……」
「ほんと、大人って何考えてるんだか……」
 胡桃と貞俊がそれぞれ扉を左右に引っ張り、開く。
「……これが、ウイルスですか」
 扉から漏れ出る空気に触れた肌が訴える痛みに、アルビーナが顔をしかめる。確かにコアマシンルームに長居は出来そうにない。
「とびっきりのユーベルコード……ぶちかましてあげなきゃねぇ」
 修羅雪姫はルームの中へ入ると、髑髏頭の巨大ロボットの亡霊を召喚する。後を追うようにアルビーナが実体化させた別人格と共に駆け込み、弓を構えたフロースと、口元を押さえた胡桃と、少し後ろから彼女を守るようにして貞俊がルームへ入る。
 エンペラーズマインドの心臓は、静かに、煌々と輝いていた。思わず見とれてしまいそうになるほどの輝きだが、猟兵達にはあまり時間は残されていない。
「これが、きっと戦争を終わらせる第一歩なんだよね、貞俊くん」
「……ああ」
「もっと観察していたい気はしますが、命には代えられませんからね」
「もう人の形を保っているのも限界って感じだからねぇ……」
 各々、武器を構えて力を注ぐと……。
「VOOOOOOO!!」
 修羅雪姫の亡霊への命令を合図に、一斉にユーベルコードをコアに向けて放ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月13日


挿絵イラスト