3
ハロウィンパーティに飛び入りするオヤツ

#アルダワ魔法学園 #お祭り2021 #ハロウィン #装魔封災戦

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アルダワ魔法学園
🔒
#お祭り2021
🔒
#ハロウィン
🔒
#装魔封災戦


0




 今年もやってきましたアルダワ世界のハロウィンパーティー!
「そんなわけで、世界中がハロウィン一色に染まる中で魔法学園のほうでも例年通りにパーティーするのですにゃよ~、参加しません~?」
 ハロウィンに浮かれてる少女ことユキノ・サーメッティアが学園で開催されるパーティーに参加しないかとのお誘いのよーである。
 それにしても、やたらとうっきうきな気分のようであるが、アルダワでのハロウィンには付き物として災魔の襲撃があるのだけれど、そっちの方を考えると、ここまでテンション高いのはいささか疑問を覚えそうなものなのだが……。
「んにゃー? まぁ例年通りだしにゃー、襲撃も例年通りですにゃよ、楽しみっ」
 んんー? 襲撃はあるそうだけど、それが楽しみってどういうことなんでしょうかねぇ?
 見世物って訳でもないんだし、襲撃かけられてはパーティーどころではないと思うのだけどなー?
「いつもならそうにゃー、で!も! 今回は予知で見た相手がにゃ? 蜜ぷにってオヤツなんですにゃよー!」
 あぁ、蜜ぷにがやって来てくれるのなら、楽しみにもなることでしょうなぁ。ていうかナチュラルにオヤツ扱いしたぞこの子……。
 ちなみに蜜ぷにとは花蜜で出来ている美味しいスライムだぞ? つまり……甘味が向こうからやってくるというわけですね。
「まー、ハロウィンパーティーなんだしお菓子やらは最初から用意はされているけどにゃー、でもそれとはまた違った味わいってのもいいでしょー?」
 口直し……ってのは違うな、ともかく、美味しく頂けそうな災魔が向こうからやって来てくれるそうだし、ここは一つ、楽しませももらいましょうかっ!


にゃんさん。
 にゃはろー、にゃんさん。なのでござーい。
 ハロウィンってことでアルダワ世界からのハロウィンシナリオでーす。

 まずはハロウィンパーティーを楽しみましょー、楽しく過ごせたら災魔が食べられ……じゃなくて、襲ってきますので対処しましょうね。
 なお、ハロウィンを楽しんでいると、優先的に狙ってくるそーですよ? 甘味を味わっていればいいんじゃないかな~? 楽しそうにしていられるのならなんでもいいですけどね!
202




第1章 日常 『ハロウィンを楽しみまくれ!』

POW   :    お菓子や料理を食べて楽しむ

SPD   :    イタズラ合戦に参加して楽しむ

WIZ   :    素敵な仮装を楽しむ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ユメ・ウツロギ
ハロウィンですか。
っていうか、仮装以前に私は本当に魔女なのですが…。
まぁ、良いです。
とりっくおあとりーと、知識をくれないと悪戯しちゃうぞ、です。
ええ、私も子供(10歳)なので。

具体的には過去に作った「厨二病薬」(刻の彼方に封ぜし記憶)入りのクッキーとか「飲み物スライム」(スライム・で・遊ぼう)とか、「キノコ少女&キノコ悪魔産のきのこ」(祭りの肴、でもその前に)で作った焼きキノコ(毒抜き済)とかですかね。
フツーのクッキーもあるですよ。

あぁ、イタズラにしてもソッチが好みなヒトもいますですかね。
その場合は…そうですね。ちょっと暫く立てなくなるまでイタズラさせて貰ってミルクをご馳走になりましょうか



 学園がハロウィンに染まる中で、一室を借りて行われるパーティー。
 飾り付けられた教室で、参加者達がそれぞれが思い思いの仮装をしてハロウィンにちなんだ料理やお菓子に舌鼓みを打っている。
 そこに参加していたユメ・ウツロギ(蒐集の魔女・f30526)も仮装……あれ? 特にしていないぞ?
「えっと……私、本当に魔女ですから仮装以前のお話なのですが」
 あ~、彼女は生粋の魔女なんだからってことで、仮装をする必要もなかったということですね、はい。
 とはいっても、他の参加者からしてみればハロウィンパーティーという空間にいる以上は例え普段の恰好でもユメも仮装しているとしか見られなかったと思うけど。
「まぁ、良いです。私も楽しませてもらいましょう」
 ま、普通に参加者と見てくるのならユメはパーティーを楽しむことにすればいいよねっ!
 具体的に、どう楽しむつもりなのかは……、ハロウィンなんだしねー? まだ10という齢で子供なんだからアレをすればいいってことでユメは適当に学園の生徒らしき人に声を掛けに。
「とりっくおあとりーと」
「いいよ、どんなお菓子がいいかな?」
 ハロウィンといえばこの掛け声ですよね、てことでユメはお返しのお菓子を受け取って……「いえ、私が欲しいの知識ですのね」……はい?
「知識をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ、です」
「……え? ……え? 知識???」
 端整の取れたユメに顔をにやけさせて気を緩めたらしい相手はお返しを渡そうとお菓子を用意したみたいだけどて、ユメが求めるのがお菓子ではなく知識であることにビタッと止まっちゃいましたね……気持ちは解るが。
 お菓子をくれなきゃだと思ったら、知識をくれなきゃと続いたのだから、頭の理解が追いつかねーですよ。不意をつかれたってのは正解だろうけどさぁ。
 だけれど、止まっちゃたら悪戯していいってことになっちゃうのですがね~?
「くれないなら、悪戯していいですよね? ということで、どれかを食べてみてください。なんなら全種でもいいですけれど」
 何も返してくれないなら、悪戯してもいいよねってことで、ユメが取り出したのはクッキーやら飲み物、それと焼いたキノコであった。
 いや、前2つはお菓子の部類だけど最後のキノコはお酒の肴じゃね? てかかなり毒々しく見た目してないか? って感じでやり取りを見守る周囲。
 微笑ましそうに見ていたのに、キノコを取り出した途端に一歩引いた気がする。
「それで、何をしますか?」
 ユメは周りの反応を気にすることなく我が道を行くが如くにズイッと悪戯を仕掛ける相手に差し出す。
 突き出された方は、口に含むにしても何がいいかと思案中であるけれど。
「まず毒ありますよって全力で主張してるキノコは無いかな……ならクッキーか飲み物だけど……」
「あ、キノコはちゃんと毒抜きしてますよ? それと飲み物はスライムが原材料ですね。クッキーは……私の(薬が入った)特製です」
 どれを選ぶか、一応の参考になればと簡潔に説明してあげたユメであったけれど……悲しいことに一部説明不足になってしまったことに気づかなかった模様。
 結果、この説明で選ぶのは一択になってしまったらしい。
「そんなの、このクッキー以外ないじゃん……」
 毒抜きって言われてもちゃんと抜けてるか分らないし、原材料スライムってどんなスライムによるしってことで、消去法の結果、選んだのがクッキーであったご様子。
 ユメ特製の厨二病を発症してしまうお薬が混ぜ込まれたクッキーを、である。
「結構美味しいな」
 そうと知らずに咀嚼していって……、一枚丸々と食べちゃった。
 後は……どうなるかといえばだが、説明するよりも見た方が早いね……。
「ふふ、中々に美味であったぞ。君のような可憐な乙女が手づから作り上げた一品を頂けたことは誉れと言えよう」
 いつのまにやらサングラスをかけて、一々華麗なターンを決めては香ばしいポーズを取りだし始めちゃいましたね……。
 ギャラリーの一部がそんな奇行に胸を抑えて蹲ったのが見えたりするが、それでもユメは気にしない。
「……どうしたんですか? 壊れました?」
「「「ぐふっ」」」
 それどころか、追撃をかけちゃうっ!
 まあ、クッキーを食べた人の青春は確実に捻じ曲げたと思う。

 人一人の青春をやべー方向に曲がらせちゃったユメ。
「皆さんもどうですか?」
 ここらで周りの人だかりに気づいたユメがそちらにも振る舞おう……とするのだけどねぇ。
「「結構ですっ!!」」
 皆揃ってズサッと後退りしちゃいましたよ。
「悪戯目的じゃない、何も入れてないフツーのクッキーもあるんですけどね?」
 なんで逃げるのでしょうって感じに首を傾げるユメなんだけど、クッキーを食った者の末路を見てしまったんだからね? 当然の反応だぞ?
 それでもユメは止まらない、てか止まるつもりがない。
「とりっくおあとりーと?」
 新しい獲物と言わんばかりに、たまたま視界に入れた男性に向かってハロウィン定番の台詞を投げてよこすのでした。
 ユメが作った、ちょっと人を香ばしくしてしまうお菓子を手にしながらで。
「あ、いやその……できればそれより身体の方がいい、かなぁ?」
 口に含みたくないからと男性の苦肉の策っぽい。
 ん? けど、ユメを見つめる視線がちょい怪しいな?
「あぁ、そちらがいいのですか、なら移動しましょうか」
 ユメからしてみれば、寄越される視線にはとても覚えがあるようで、一人納得して移動しようって提案したけれど。
 男性は誘われるままに、ユメの後を着いていってどこかに消えていってしまいましたとさ。

 その後の事だけどね?
 戻ってきたのはユメ一人だけ……。いや、着いて行った男の人は? どうしたの?
「ちょっと、暫く立てなくなるくらいにミルクをご馳走になっただけですよ」
 髪が乱れさせながらも、肌も艶々にさせながら答えるユメ。
 足元を見れば、粘り気のある白い液体が足から滴り落とされているようだし、ご馳走になったミルクって何のことなんでしょうね~?

大成功 🔵​🔵​🔵​

月読・美琴
いちごお兄様と

「はろうぃんの宴に参加していれば災魔が現れるのですね。
それなら、いちごお兄様と一緒に参加しましょう」

退魔師として災魔を放置することはできません。
はろうぃんには木乃伊男の仮装ということで包帯を巻いた格好で参加します。

「いちごお兄様の神官の仮装、素敵ですね。
……私の仮装はいかがでしょうか?」

いちごお兄様の視線を意識して高鳴る鼓動を感じながら、優雅に一回転してみせます。

「って、えっ!?」

激しく動いた瞬間、身につけていた包帯がほどけて、いちごお兄様に絡まってしまい……
そのままもつれるように転んで、包帯がほどけて全裸になった身体を、いちごお兄様に触られてしまいます。

「やっ、だめですっ……」


彩波・いちご
美琴さんと

ハロウィンパーティーですね
美琴さんがエジプト系の仮装だという話なので、私も合わせてエジプトの神官風に
で、美琴さんは…って、ミイラ!?
これ地肌に包帯巻いているだけでは…
美琴さんは気にせず、私の仮装を褒めてくれてますが…それは嬉しいですが
えっと、美琴さんもとてもセクシーで可愛らしくて素敵ですよ
ちょっと目のやり場に困るくらいに…

って、美琴さん、褒められてうれしいのはわかりますが、その恰好でそんなに動いたら解けちゃいますっ

解けかけた包帯を何とかしようと近付いたのですが、私も包帯に絡まってしまって、結局そのまま全部ほどけて裸になった美琴さんを押し倒す格好に…
そしてお約束のように手は胸を…(汗



「はろうぃんの宴に参加していれば災魔が現れるのですね。それなら、いちごお兄様と一緒に参加しましょう」
 パーティーに参加しない? ってー呼びかけに、災魔が出るならと月読・美琴(月読神社の退魔巫女・f28134)は参加を決めたよーです。
 どうせならと彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)も巻き込みながらで。

 そんな訳で、いちごが居ますのはパーティー会場として飾りつけられた教室です。
 参加を決めた張本人である美琴がいないけれど、彼女は今、着替えてる真っ最中。
 それでいちごは今は一人で待っているというわけですね。
 で、なんで神官……それもエジプト風な仮装をしているんでしょ?
「あぁ、それはですね、なんでも美琴さんはエジプト風の仮装らしいので、私も合わせてみようかと」
 へ~、そんなんですか~。でも神官の装いに合わせられる仮装っていったらなんでしょうね?
「お待たせしましたっ!」
 とか話題にしてたら、ようやくやって来たようですな。
 さて、お迎え……にいぃぃ!!?
 パタパタと小走りに駆け寄ってくるのはいちごの待ち人である美琴である、のは確かなんだけれど……。
 身体に包帯を巻きつけている姿はまさに木乃伊姿だ。
 エジプトに合わせたっていうから、このチョイスは間違いではないんだけどねぇ……?
「どうでしょうか? はろうぃんということで木乃伊男の仮装をしてみたのですけど」
「え、……えっと、ですね……」
 どうやらエジプトの仮装ってことで選んだらしい。
 木乃伊の仮装で包帯を巻く……まではいいけど、なんか地肌に直っぽいんだよな……。
 これ、美琴は絶対とあることに気づいてないっぽい。
 ほら、いちごさんたらその辺りのことは指摘してあげなきゃ?
(いやいや、言える訳ないじゃないですかっ!?)
 まあ、そうだよねー、あははー。
 包帯が解けないようにきつく締めつけたんだろうけど、そのせいでボディラインが丸わかりって指摘しづらいよねー。
 お胸のぽっちやらお股の食い込みやらもくっきりはっきりさせちゃってもいるから、裸じゃないけど裸みたいな恰好ってことで(主に男性)の注目を集めちゃってるからな……。
 ここで指摘したら、そこまで気づいちゃうますな。
(これ、どうしたらいいんでしょうか……?)
 そんなの……一つだけでしょう、このまま気づかれないようにやり過ごすしかないっ!!
「いちごお兄様の神官の仮装、素敵ですね。……私の仮装はいかがでしょうか?」
 色々といちごを逡巡させているとは露知らず、美琴は自分の仮装がどうかと訊ねてくるんだけれども。
 これ、ボディラインくっきりはっきりな恰好なのを似合いますって言ったら裸でも良いんじゃってことになりかねないのでは?
「え、ええ……、似合って、ますよ?」
 へたれと言うなかれ、である。
 というか、衆目に晒されてるなかで「色々丸わかりな恰好ですよ」なんて言えるはずないもんね!
 褒められ(?)てもらった美琴は頬を朱に染めてますけども、これが恋する乙女ってやつなんかな。
 こう、クルってその場で回ったりしちゃいだしちゃってまぁ。
 あれ? でもいいのか? 包帯が弛まないようにしてるんだし、激しい動きをしちゃほどけちゃわない?
「あああっ、美琴さん待っ! 激しく動いては……っ!」
「って、えっ!?」
 遅かったですなっ! 回ったことで何処かが引っ張られたかして、ブツリと破砕音が鳴ってしまわれた。
 そうなる前に止めようとすぐさま動いたいちご。
 包帯が解けていくことで咄嗟に腕で隠そうと動く美琴。
 その結果はだね、いちごを抱き寄せるような美琴って形になっちゃったよっ!
 絡まり合いながら2人共に転倒しちゃったけれど、よく見る光景ですよなー。
「いたた……美琴さん、大丈夫ですか?」
「やっ、ダメですっ……」
「どこかお怪我をっ!?」
 ちげーですから、倒れた拍子に手をついた所をよーく見ましょうねぇ?
 ふふ……美琴のちっちゃいお胸をふにふにしてますことよー?
「うわぁっ!? すみませんっ!?」
 あ、すぎさま手を放そうとはしましたな。ついでにいえば身体ごとだけど。
 だが包帯は2人に絡み付いているのだ! 離そうとしたところで離れるわけはなし! むしろ反動がついちゃっただけ!
「ふむぐっ」
「ひゃぅんっ!」
 踏ん張ろうとしたんだろ、お手々に力を籠めたみたいだけど、ま、その結果として強くお胸を揉んじゃうことなっちゃったけど。
 まあそれはまだいい、むしろ問題は顔の方?
 反動によていきおいついたことでその、手で揉む所かお口にINしちゃったようだしなぁ。
 あぁ、解こう揺すっちゃ、逆に変になっていっちゃうよ……。包帯の絡まり方とか美琴の感覚とかが。
 これじゃあ、まるでどこぞのラブなトラブル主人公みたいだよねー。
 しっかし、これどうするんでしょ? 美琴が裸になってしまったことには変わりないでしょ、これ?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ベルカ・スノードロップ
過去の事件で救助した女子生徒
この世界の戦争前に『お礼』と称して、やってきたことがありましたが
またですか……
救助:特定のモノを溶解せしめる都合の良い妖怪 2章
お礼:もぐうさ連合軍、進撃開始 3章

そんな彼女は『私好みの身体になる術』を覚えた報告と『〝妹達〟の紹介』に来たとのこと
連れて来たのは、4人の実妹と、10人のスール的な意味の妹だそうですが
スール的な意味の妹の方は、まだまだ、これからやってくると言われ……
彼女曰く『これからは〝妹達〟もお願いします』と

とりあえず、今日はハロウィンパーティをま楽しむ事になりました
が、お菓子よりも『少女達が、私(ベルカ)の〝所有物〟となる』という
魔術契約を熱望され、部屋を訪れる少女全員と結ぶ事に

全員、男子人気も高そうですけどね。

少女達が、望む『本番』は、別の機会(みこさんか、メルティールさんの予知の時)としました

その時は、一緒に閉じ込められることになりそうです



 ハロウィンパーティーということもあって、会場として開いている教室のあちらこちらでは楽し気に談笑している風景は良く見られてる。
 顔を赤らめながら、ベルカ・スノードロップ(少女を救済せし夜の王【中将】・f10622)を見つめる少女もその内の一つ、だねぇ。
 う~ん、赤い顔ってことだから、ベルカにホの字、なのか? どう見繕っても“女”って顔をしてる気がするけれど。
 これは、ベルカを相手に『色々と』体験したのかもね~、それで元々あった好色な気が刺激されたって所だろうか……あれ? ってことは獲物認定されてたりする?
 もしかしたらアレな意味でもぐもぐされちゃうんじゃと思いつつ、一体どんな会話をしているのでしょーか。
 ちょいと耳をそばだてて見ましょ。

「また会っちゃいましたね~♪」
 べったべたとベルカに張り付いてたり……あっ!? よくよく見れば胸とか股とか擦りつけてる!?
 だけどまぁ、ベルカは胸が小さかったり幼い子の方が好みなんだから、強調するような接触をしても好みに外れてるんだけどねぇ……。
 な、はずなのに、べたつかれてるベルカはちょい緊張気味みたい。
「ふふ~、どうです? 貴方好みの姿は~? 」
 普段ならそれなりに成長してるよーな娘さんなはずなんだけど、どうやったのか幼子になれる術を身に着けたらしい。
 よーするにですね、好みの姿に合致しちゃったから、一部が熱くなりかけてるってところなんでしょうな~。
 だけれど、好色な毛色持ちな相手にそれはちょっとまずい。
「あっ、ちょっ!?」
「わぁ♪ すっごく熱くてかたぁい♪」
 スルって服の中に腕を(しかも周りにばれないように巧みに)入れられちゃって、掴まれちゃったようで。
 んで、その掴んだモノを確かめるように優しく触れていって「これで私は貫かれたのよね」なんて……って、いや待って待って!? 流石にそれ以上はまずいから!?
「ここでするようなことじゃないですからね?」
 そんは辺はベルカも悟ってるから、股間の熱を感じつつもやんわりと引き剥がしてくれたけれど。
 あぁ、良かった。今回のはそっち方面までしちゃダメな方なんだしね……、既にマズイ気もするけどさ……。
「ざんねーん♪ でも今日はそれが目的じゃないからねー♪ ちょっとくらい期待してたのは事実だけどっ!」
「いやあの……そんな明け透けに言わなくても……!」
 中々に過激な発言なんだが……。これ、周りに声が聞こえてそうな音量だよな?
 なんてーか、この子すっごい押せ押せじゃない? さしものベルカもちょいと押され気味だわー。
「それよりですねっ! 他に何か御用じゃなかったんですか?」
 そういえばそうでしたな、何か目的があって接触してたんだっけね、この娘……。後、軌道修正ありがとうだよー。
「あぁ、それはね~? 私の『妹達』をお兄さんに紹介しようと思って♪ みんなー! 来て来てー!」
 いきなり呼びかけたら、ぞろりとやってくる女生徒達……なんだけど……、いやあの……集まってきたのが14人ってこれ全員妹なんですか?
 皆が皆、男性陣に好かれそうな見目みたいだしなかなか壮観だな~。
「実妹は4人だけで、他はスール的な妹ですけどね~♪」
「ええと……そうなんですか? それはそれですごいかなと思いますけれど……」
「他にも、まだまだやって来ますからね?」
「他にも居るんですかっ!?」
 総人数はいったい、何人になるんでしょ?
 けれど、こんなにその……『妹達』を集めて何を頼みたいんでしょうかね?
「とりあえずねー、今来た娘達だけでも顔合わせしておこうかなって、これからは“妹達”も一緒によろしくね!」
「「「「「よろしくお願いしまーす!!」」」」」
 皆一斉にお辞儀するとか、ベルカが何かのVIPになったかのよーですよ。
 された方はちょっと気圧されちゃってますけれどね。
「え、ええ……。その、よろしくお願いします?」
 ちょっと顔が引きつってるよーに見えるんだもの。
「あ、そうそう。私の『妹達』はみーんな処女だよ♪ だからね? いつか全員の処女を破ってあげてほしいな!」
 やっぱこの娘、言い方がド直球っ!
 ベルカは大丈夫? 女の子達に一斉に好意を持たれて他の男性陣から射殺すような目で見つめられてない?
 あ、いやでも、少女達が幼そうな見た目に見合わず、あからさまにアッチ方面を望んでいるような素振りだし、逆にあの集団やべぇって視線逸らされてそう。
 まっ! その中心がベルカなんですがねっ!
 肉食の中に放り込まれた……肉食って絵面ですよね、これ。
「よろしくするのはいいのですけれど、今はパーティー中ですし、そちらを楽しみましょう?」
 一人頂いちゃったら、無し崩しで他の全員を相手するのは避けられないし、そうする時間も無さそうだしと、今はハロウィンパーティーを楽しもうって提案して、それに乗っかる形には持っていく。
 でも、隙あらばっ! ご様子だから、ベルカは気が気じゃない、のか、それとも据え膳で待てされてる状態かな?

 虎視眈々と狙う少女達。
「ちょっと大所帯だし、少し離れた場所に行かない?」
 誰かがそう提案しちゃえば他の子達は一斉に賛成と唱えてきちゃいました。
 こういう時のよーに一致団結されてしまうと逆らえないですよな……。
 逃がさないって意志を見せつけるよーに服の裾を掴みかかる、女子数名、ていうか全員がだけども。
 無理に引き剥がせずに一緒に着いていく(連れられていくが正しいか?)ベルカの姿は捕食者に捕まったかのよーであったそうな。
 それを、男性陣の数名が敬礼しながら見送っていた。「あの女子達の目が怖かった」という後の述懐があったそうだ。

 それはともかくとして、別の部屋に移動しちゃったベルカと少女達だけれども、別に特別なナニかをしたとは無かったみたいだよ! 違う意味での特別は行ったけど。
 災魔がもうすぐやってくるんだから、そんな時間も無かったしねっ!
 でもその代わりに『ベルカの〝所有物〟になる』って契約を交わしてたみたい。それも全員と、そう願ったからと。
 少女達がベルカを相手に処女喪失を迎える『本番』の時はまた別の機会に持ち越しされたのでした。
「その時は一緒に閉じ込められそうですけどね……」
 それならそれで誰にも邪魔されなくていいんじゃないんですかね~。

大成功 🔵​🔵​🔵​

上鈴・颯来
同年代、年下の女子だけの部屋。
こういう場だと、お菓子にジュースがあれば、華が開くのはコイバナです。

憧れのシチュエーションだったり、好みのタイプを
思い思いに語っています。
「私の好みは、どんな感じかな?」
姉は、恋人が出来たらしいけど
私は、どうだろう?

同い年の女子たちの、何人か。
年少の女の子たちの殆どは、同じ猟兵の男の人を探しているみたい。

・背が高い
よくあるよね。

・綺麗な緑色の長い髪
似合う人ならいいのかな?

・女性と見間違うような、綺麗な顔
うーん?
みんな、顔がうっとりしてるし、きっと素敵な男性なんだろうね。
なんてことを、お菓子を食べながら考えていると

一人の女子生徒が、部屋に駆け込んできます
例の災魔が来たのかと思って身構えたら
”あの人のモノになれるチャンスだよ!”って。

気が抜けちゃった。
でも、周りのみんなは目の色変えてる。

どんな人か見に行ってみようかな。
三日月の髪飾りがトレードマークらしいけど



 なかなか、色んな意味で賑わっているハロウィンパーティーの会場だねー。
 ま、そことは別の場所で女の子達が喧騒を聞いてたりはするんですけれど。
 どうやらこちらは同年代くらいの女子達の集まりで、ぷちパーティーしてたっぽい。
 うんと、小学生か中学生ってところの少女達の集まりのよーだね。
「あっちはあっちで盛り上がってるよねー」
「そうだねー。なんか妙な声も聞こえたりもするけれど」
 おそらくそれは幻聴の類だ。
「いやでも、処女がどうとかも聞こえたんだけど……?」
 気のせい、気のせい、そういうことにしておきましょうね~。
 ほら、あちらのことを話題に出すんじゃなく、今の集まりだからこそ出来るお話をしよっ!
「むぅ……、はぐらかされた気はするけれども、仕方ないなぁ、何かあるかな~?」
 歳も近くて仲も悪いわけでもなく、、和気藹々としてられるんだから、何かあるでしょう?
「あ、じゃあ私からー! 皆は誰か好きな人とかいたりする!?」
 おー、こういった同年代で同性だからこそ出来るお話ってやつですなぁ。
 すなわち、コイバナってぇやつだね。
「好きな人、っていうか好きなタイプわねー……」
「やっぱりさー、告白するもされるも憧れってあるよねー……」
 こういった話題は水を得た魚みたいになっちゃうのか、思い思いに語らいだしますねぇ。
 そんな中で、特に自分の思いを語らう訳でもない上鈴・颯来(人間のUDCエージェント・f35166)は何を思っているのやら。
「私の好みは、どんな感じかな?」
 あー……、語らうにも語れるほどの体験がないってやつですな。
 でも、いつかはそんな体験を出来る時は来るとは思いますけどね~。
(姉は恋人が出来たそうだけど、私は……どうだろう?)
 どんな人を好きになるのかって考えてるようだけど、考えてる時点でまだ速いってことなんじゃないですかねぇ……。
 けど、そういった思いを抱くいつかは訪れるだろうけどねー。
 よくある表現で恋に落ちるってあるしね。雷のよーに落ちるのか、本人が転げ落ちるのか、って違いはありそうだけどっ!
 ただ、今は自分の事よりも他の子の話に耳を傾けてみたらどうでしょう?
 ほら、コイバナで盛り上がってるんだし、聞くに徹するだけでも楽しいものだと思うよ。
「でねー、背が高いのがいいよねー」
「そうそう、それに髪も長くてー」
(背が高いのはよくあるけれど、髪? 長くても似合うならいいだろうけど……?)
「顔も綺麗だしねぇ、最初、初めて見た時は女の人かと思っちゃった!」
「「あぁ、わかるー!」」
(女に人みたいに綺麗な男の人? うーん?)
 数名がタイプの人の特徴とを語ってるのを聞くに専念してる颯来が内心で色々とツッコんでいるようなんだけれど……。 
 なんだろう? なんか数人の話題に上げてる人の特徴が一致してる気がするんですが?
 もしかしたら、この数名が語ってる人ってのは同一人物かもしれないねー。
「そうなら、こんなに慕われてるんだし、素敵な人なのかもなぁ」
 どうなんだろうねー、語ってる子達はうっとりしてるけれど、その辺りは受け取る人次第なもんだろうしねぇ。
 まぁ、颯来からしたらまだ速い話ってことなのか、お菓子を片手にってところでしかなかったようだけれども。

 そうして、パーティーというより女子会のよーに話に盛り上がっている所に、走り込んでくる女子の一人。
 その慌てぶりから、例の災魔が出たのかと身構える。この集まりを終わらせて件のパーティー会場の方に移らなきゃって……。
「皆! あの人のモノになれるチャンスだよ!」
 なんてことはない、別に災魔がやってきたとかじゃーなかった。
 駆けこんできた女生徒が開いた口から伝わったのは、どうやらさきほどまで話題に上げていた人が居るよって情報でした。
 なんか拍子抜けだわー、身構えたのがちょい恥ずかしいかも。
 他の子も似たような……うん? あれ? なんだか目の色が変わってないです?
「えっと、皆どうしたの?」
 これ、聞いても大丈夫なやつなんでしょうかね?
 なんてーか、今すぐにでも駆け出しそうななんですが「すぐに行かなきゃっ!」……って言ってる傍から駆けだしたっ!?
「え、ええー……」
 ぽつん。まさにそれを表すかのよーに置いてきぼりを喰らっちゃう颯来。
 女子達の集まりは災魔の襲撃ではなく、どうもコイバナの延長で終わっちゃったみたいですね……。
 あー、ここで一人待ってても仕方ないし、颯来に一緒にいったらどうだい?
「そうする……。こんなになっちゃなんて、どんな人なのかも気になるし。三日月の髪飾りがトレードマークらしいけど」
 まだまだ、恋というものを知らない様子な颯来は、皆に着いて行くようにして、会場の方へ。
 さて、彼女は噂の彼を見て、どのような思いの抱くのでしょうかね~?

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『蜜ぷに』

POW   :    イザ、ボクラノラクエンヘ!
戦闘用の、自身と同じ強さの【勇者ぷに 】と【戦士ぷに】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
SPD   :    ボクダッテヤレルプニ
【賢者ぷに 】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ミンナキテクレタプニ
レベル×1体の、【額 】に1と刻印された戦闘用【友情パワーぷに】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ハロウィンパーティーへ参加した人達が、それぞれの楽しみ(?)方をしていると、とうとう、楽しそうにしているのが許せないとばかりに災魔が襲ってくる!
「「「プニーー!!」」」
 突如として襲撃を加えてきた災魔、それは身体が花蜜で出来ているスライムっぽい、蜜プニ達であった!
 不定形の姿形であるせいか、混ざりあって(よく見れば融け合ったりはしてないが)くる姿はまさに津波か雪崩のよーである。それはまさに災害のようであろう。
 このような蜜プニ達が一斉に会場に押しかけられたことで混乱は必至……、なわけはなく、むしろ俄かに活気を出すパーティー参加者達。その様はまさに捕食者のそれ! ……え? なんで災魔が襲ってきたのになんでこんなにやる気出してるのかって? それはだな……。蜜プニは迷宮探索者達にとってはオヤツも同然なんだからだよ……っ!
 つまりですね? 皆して蜜プニを美味しく頂くつもりってーことなんですよ、はい。
ベルカ・スノードロップ
現在、襲撃を受けています

いえ、『蜜ぷに』ではなく、女子生徒や女子児童の……

実妹やスール的妹を連れて来た件の女学生に視線を向けると
『紫音って呼んで』と言われてしまいます
呼んだうえで訊いてみたら
『”妹達”のネットワークなんじゃない?』とのこと

なるほど? 鼠算式に増えているということですか……
『やっぱり、人気者だね』なんてことまで言われてしまいます

こちらを観察している少女(f35166)もいるようですが
ほかの子と違いアクションはしてこないので
仕掛けてくる子の応対です

指先に魔力を集中させて『私のモノになる』のを望む少女のお腹に
魔術的な貞操帯である『愛欲の独占紋』を描きます
「これで、あなたは私専用です。私以外とは、もう出来ませんよ」
私以外に襲われた場合も、侵入されることはないですから
乙女の純潔と貞操に対する絶対防御になりますけどね

ちなみに『蜜ぷに』は、契約完了した子たちが
順次撃破して、その場で蜜を頂いたり、お菓子作りのために回収していました

そういえば、こちらを見ていた子
接触はしてきませんでしたね


上鈴・颯来
同い年や年下の女の子達が、目の色を変えていたので
ついて来ました

ついていった先は、他の教室と比べると広い部屋
そこには、たくさんの女学生(生徒・児童)がいました

その中に
・三日月の髪飾りがトレードマーク
・背が高く
・緑色の綺麗な髪で
・女性みたいな顔立ち
と、話に聞いた通りの人(f10622)がいました

男性かどうかは、判断材料がないから、わからないけど
なんだか、声も女性っぽいし?

そんな彼の前には、長い長い行列が出来ていて
国民的スターって感じの人気ぶり
笑顔からのハグは、まるで王子様って感じはするかな?

その後、女の子のお腹に直接指を滑らせて何か紋様を描いていて
描いて貰った女の子は、嬉しそうで……
そんな様子を、観察します

お腹、おへその下辺りが、キュンキュンしてる
こんな経験は、初めて
なんだろう? これ

結局、私は話しかけられないままでした
契約を結んだ女学生(生徒・児童)は、満足そうにしていて
『蜜ぷに』に気付いたら、甘い物として、嬉々として狩っていたけれど
災魔に関しては、私達猟兵は、必要なかったんじゃないかな?



 蜜プニの襲撃を受けたパーティー会場。
 参加していたベルカも同じように襲撃されていた。……但し! 蜜プニからじゃなくて女の子達からだけどっ!
「プニー!」
 あ、一応蜜プニも一緒だよ、女の子達の女子力(物理)でサクッとやられてるけど。
 仕方ないね! 恋に恋する(素敵に無敵)な子達なんだし、そんな子達を襲ってしまえば返り討ちは必至だということだよね!
(うわー……)
 その様を目撃しちゃった颯来さん、遠目に見ておくだけに留めておく。
 危うきに近寄らずな颯来さんはともかう、ベルカはもうハーレム状態ですねぇ。数十って人数だからそこまでいくともう怖いんだが。
「まだいるとは言ってましたけれど、こんなになんですか?」
 妹達ってことで連れてきた女学生に目を向けるベルカ。
 その目は確かに、ちょっと多くないですか、と言ってるかのようで。
「紫音って呼んで」
 別に名前を聞きたかったわけではなかったのだが。
 確かに、今まで名前すら知らなかったんですけども。……あれ?ってことは名も知らずにベルカはイタしてしまったということ?
 ちょっと色々とアレな所に突っ込みそうだし、話を戻しておこう。
 ともかく、この妹らしき人達は紫音が呼んだのかってお話である。
 はてさて、その答えとやらは如何に?
「んー、“妹達”のネットワークなんじゃない?」
 なんでしょうね? ある意味一番怖い物なんじゃないかな、際限がどこかも解らないですし。
 いうなれば無限に増え続ける可能性もあるわけだ。
「なるほど? 鼠算式に増えているということですか……」
「やっぱり、人気者だね♪」
 そーゆーことでいいのですかねぇ?
 距離を置いたまま、言動を見てた颯来さんなんとも言えないよーな顔しちゃってる。
 だっていまですら多いってーのに、これからももっと増えるよとか言ったんだしねぇ。
 他にありそうなことは……話題に上がっていた彼を初めて見てみたからってのもあるのかも?
 もう一度、ベルカの状況を見返すとですね、女子児童に群がられてるのです。
 その様子はまさにスターを前にしているかの如しっ。
 流石に、話題の彼を確認しにきたって気持ちでやって来た颯来には蜜にされたプニの末路もあったし、混ざり込むには二の足を踏んじゃってましたからなー。
 結果としてお話をしっかり聞けちゃう立ち位置に(より近い子達の方がよく聞こえてそうだけど、皆ミーハー状態だしな)なっちゃったんだけども。
 それにしても、颯来はじっとベルカを見つめてるですなー。
「確かに見つめらてますけど、何をしてくるわけでもないですからね。それに今は動けませんし」
 群がられてるからね!
 その内、整理させなきゃいけないけれど、今は颯来だ。
 何故、ベルカを見つめっ放しなのかであるが、どういう気持ちなんでしょーね?
(言われてた通りに髪も長くて背も高い、綺麗な人ねー。これで男の人なんだよね? 声も女の人っぽいし、本当に男?)
 ベルカ、性別を疑われてた。
 見目だけで言えば、女性に間違えられそうな見た目ですからねー。
 初見で男性だと見抜くのはきついのかも。
 だけど、颯来。コイバナの話題に上がった人なんだから、まず男性だと解ろう物だと思うんだが……。
 同性愛者だったらとか言っちまったら、話題に上げてた子皆がそうなっちゃうからな……。
「ほらほら~、一列に並びなさーい」
 おっと、颯来がベルカの性別の判断が付かない間に、ベルカの方で動きがあったよーだぞ。
 どうやら、ベルカを囲ってた女児児童達を並ばせた、ようなんだけど……なんかなぁ? よりスター感が増したな……。
 そこにリップサービスといわんばかりにギュッとハグッ!
 されてるほーも満更でも……あ、蕩けた顔してる。
「それだけ~? 今までにもしてきたことあるって聞いたんだけどー?」
「確かにしてきたことはありますが……。それはご本人が希望されるのなら、でしょう」
 ベルカは笑顔からのハグをしてあげたのだけれど、どうも紫音はそれだけではご不満なご様子。
 今までしてきたことがあるって言ってるようだけど……それって女の子を独占することの証を刻むことなんですよね~。
 だから、やるにしても本人の了承があってからと、ベルカもその辺は慎重にしてるようなんだけど……。
「そんなこと言っても、皆そのつもりだよ?」
 確認とかとる必要性もなく、ベルカに群がってた女の子達は最初からそのつもりだったようなんですよねー。
 こうまで乗り気である以上は、もうしてあげきゃいけませんな。
 ってことで、並んだ女子児童達はお腹を見せるように捲り上げて、そこにベルカがなにやら力を籠めた指先を晒されているお腹の上を滑らせて、紋様らしき物を描いていく。
 描かれた子は本当に嬉しそうだけれど、これこそがベルカが女の子達を独占するための儀式のよーなものなんだよなぁ。
「これで、あなたは私専用です。私以外とはもう出来ませんよ」
 解らせるかのよーに、囁いちゃたったりもしちゃうし。
 こんなに独占欲が強い様子を見せつけてちゃ、様子見していた颯来もドン引きいちゃったり……。
「お腹の……おへその下辺りがキュンキュンしてきた?」
 してなかった。むしろ何かしら感じ取っちゃってました。
 え、待って? もしかして……颯来って相手に束縛されたいとかの願望が奥底にあったりする?
 そうじゃなかったら……見つめ続けてる内にとある感情が湧きあがってきちゃったのかな?
「なんだろう、これ? こんな経験は初めて……」
 本人はまだよく解ってないようで、何を感じているは困惑してるよーだけどねぇ。
 結局、話しかけることも出来ずにただ見ているだけになってしまいそうだけど、颯来がその感情が何であるのかを知るのはいつの日になるのやらだ。

「「ぷみゃーー!!」」
 と、何かまだまだ若い……それこそ一桁かそこをちょっと過ぎたお歳な子達が自分の将来の伴侶を決める覚悟をキメまくったりされてたけれど、その間にも蜜プニは暴れて……暴れ……、逆に刈り取られてた。
 襲撃災魔が蜜プニって知った時点で甘味好きによる殲滅が進んでいたからなー。
 そこに、契約完了した子達も心の底から嬉しそうにしながら加わっていくものだから、さらに蜜プニ達が狩られて行く速度が増えていく。
 甘味を回収しているようだけど、後々でお祝いごとに使うんじゃ~ないかな~。
 どんな祝いって、契約したことへの祝いでしょ、多分……。
 ま、一つ言えるのは蜜プニは頑張ってるよっ……ことですね。
「これ、私達猟兵の出番は必要なかったんじゃないの?」
 そこはほら、油断大敵って言葉もありますから……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ユメ・ウツロギ
成程、蜜ぷに…。
迷宮のおやつですか、興味がありますね。

冷やしてシャーベットやアイス状にしたり、焼いたり衣をつけて揚げたりしても美味しそうです。
折角ですし、【料理】して皆さんにもご馳走しましょうか。

その為に、UCで不可視の魔力の繰り糸を放ち、操って生け捕りに。
後は自分から大型冷凍庫に入らせたり、衣をつけてカラッと揚げられたり焼かれたり…。
一手間加える事でより美味しくなるですよ。

あ、飲み物スライムの応用で飲み物蜜ぷにもできそうですね…。
特許取ったり、学園の購買部に売って大儲けできないでしょうか。
そうすれば貴重な魔導書とか魔法薬や魔導具の材料とかがたくさん買えるのですが…。

蜜ぷにダンジョン飯ですね



 大量の蜜ぷにによる襲撃を受け、パーティー会場は阿鼻叫喚の渦。
「甘味大量ゲットのチャンス!!」
 主に、おやつ目的でゲットしてやろーって奴らのせいだけど!
 これ、災魔の襲撃が起きてるでいーんだよなぁ?
 そんな混乱、じゃなくて狂宴の最中で、ユメは至って冷静を保ちながら、乱れていた着衣を直していた。
 ちょっと前までナニをシテいたってのはこの際置いておくけど、流石にこのような状況でも冷静でいられる子ですなぁ。
「冷やしてシャーベットやアイス……焼いたり衣をつけて揚げたりしても美味しそうです」
 この子もこの子で割と俗っぽいこと考えてたっ!?
「飲み物スライムの応用で飲み物蜜ぷににもできそうですね……。特許……購買、大儲け? そうすれば貴重な魔導書とか魔法薬や魔道具の材料とかたくさん買えそうですが……」
 しかも、なにやら皮算用まで弾き始めてるよ、この子……。
 色々とメニューを考えたりするのは自由だが、取らぬなんとやらにならなければいーのですけどねぇ。
 まあ、そもそも蜜ぷにを捕まえなきゃ、取らぬどころでもないんだけども。
「折角ですし、考えたメニューを皆さんにもご馳走してみましょうか、その為にも生け捕りにしませんと」
 ということで、ユメさんも蜜ぷに争奪戦に参戦することになったのでしたー!

「まずは魔力の糸を伸ばしてですね……」
 参戦するって言っても、ユメは身体一つで入ることはせずに、頭脳を使ってるよ!
 だってなー、タイムセールを狙う主婦とか、半額シール弁当を争奪するかのよーな争いの渦中になんて入れたとしても小柄なユメには荷が勝ちすぎるもの。
 それに、熱くなるユメってあんまり想像できないってゆーか……。
 ナニナニでアレな方向で熱くなったりしてるのは見たりしてるが。
 ともかく、修羅達の間隙を縫って魔力の糸を蜜ぷにに結び付けると、操りだして自分から冷凍庫の中に入らせちゃったり!
 なお、その間にも捕えた蜜ぷにが狙われてしまって避けさせたりと、なにかしなくていい方面で神経を使った模様。操り糸が不可視な代物なんだしねー。
 そんな苦労を背負いつつも、ユメは蜜ぷにに衣をまぶしてあげたの。
「ぷ、ぷにゃあぁぁ……」
 なにか恐怖に苛まれてるっぽい蜜ぷにだけれど、よく熱された油の中にドボンと突っ込ませちゃったっ!
 また別の方では、なんかガクブルしてた蜜ぷにをこれまた熱したフライパンの上でじっくりと焼き上げていくっ!
 ところで、蜜を焼いて出来るものって、それカラメルじゃないの? 揚げは知らんけどさっ!
「ぶみゃあぁあぁぁ!!」
 なお、ここまでの行為は相手を操る魔力の糸によるものです。
 あのこれ……見た目的に自ら飛び込ませてるよーにしか見えないんですけど!?
 かなーり、おにちくな所業じゃね? 焼かれてる奴に至ってはのた打ち回りながら断末魔を上げて溶けだしていってるし。
「他の皆さんとたいして変わらないと思いますよ?」
 あ、うん、そーですね。
 ユメがピッて指差した先には我先にと蜜ぷにを〆て獲ったどーッ!ってしてる生徒達とかの姿がありますもんね……。
「というわけでですね、出来上がった蜜ぷにを使ったメニューをご馳走しちゃいましょう」
 確かに、ご馳走するって、そう言ってましたもんねー。
 ただ、まずは自分で確かめるとかしないのかな?
「人も多いんですし、どうせなら沢山の意見を聞きたいじゃないですか」
 そこは解らなくもないですけどね……。
 出来上がるまで、生け捕りにされた蜜ぷにの末路の過程を見ちゃったからなぁ。
 いやまあ、元が蜜なんだから味が変だなんてこたーないんだろーけど。
 葛藤したところで、蜜ハンターになってた修羅達にはそんなことは知りようもないんだけどね!
「お、休憩用か? なら一つ」
「ええ、どうぞどうぞ」
 争奪の渦中に疲れたっぽい子が作られた物に気づいたよーで、欲しがってきましたよ。
 ユメとしても提供するつもりなんだから、断ることもなく……、ついでに感想の一つでもって所かな。

 それで……、喉を潤し、減らしたカロリーを摂取して一息ついた生徒。
 一気に摂取してふぅ……、と息を吐いた。
「手間かかってるからか、けっこー美味いな」
 味は好評のようですね。
 ゆっくりと味わってくれた後……もうひと頑張りとでも言うかのように、蜜ぷにの群れをしっかりと両の眼で見つめだす……。
 捕食者みたいな双眸だけど、再度の決意を固めたかのようであった。
「ってこった。みつ、オイテケッ!!」
 甘味への想いを馳せながら飛び出していったその様は、まさに刈り取る者……。
「「「ぷみゃーーーー!!?」」」
 なんだかなー、襲撃者なはずの蜜ぷにが憐れに思えてきた。
 それはそうとですね、蜜ぷにメニュー、ちょっと感想とかもらえなかったけれど売り込んでみます、ユメさん?

大成功 🔵​🔵​🔵​

月読・美琴
いちごお兄様と

「いちごお兄様、包帯を巻き直すのを手伝ってくださり、どうもありがとうございます」(顔真っ赤

いちごお兄様に迷惑をかけてばかりではいけません!
ここは神様に言われた、いちごお兄様を喜ばせる方法でいきましょう。
確か『いちごお兄様の前で胸にお菓子を乗せて食べさせる』のでしたね。

お菓子(蜜ぷに)を手に取り、横になって、胸の上に蜜ぷにの山を乗せますね。

「さあ、いちごお兄様、遠慮なさらずあーんで食べてくださいね。
……って、ひゃああっ」

お菓子が動いて、包帯の中に入ってきましたっ!?
包帯も解けてしまって……

「やっ、いちごお兄様、それはお菓子ではありませんっ!
舐めたり噛んだりしないでくださいっ」


彩波・いちご
美琴さんと

「いえ…こちらこそ色々すみません」
美琴さんの包帯コスを直し、蜜プニ集め
危険はないですし、おやつ代わりに…と
集まったところで美琴さんの様子を見れば…何をして?

えっ?美琴さんが女体盛りしてます?
あの神様なに教えてるんですかっ!?
…まさか地肌の上に包帯なんてコスにしたのもこのため…?(頭抱え

とはいえ美琴さんは純粋におやつ勧めてくれているわけですし、知らずに恥をかかせるのも…

と悩んでると、蜜プニが動いて包帯も解け…
これは迷うより早く済ませて終わらせた方が!
意を決して美琴さんの…ほぼ地肌、というか胸に垂れた蜜を舐めることに
舐めて…吸って…
…こりっと…これはもしや先端…?
ぺろぺろ…ちゅうちゅう…



 ハロウィンなんてぶち壊せー!って災魔の襲撃が起きた、その前から美琴を襲撃しちゃったいちごさん(不可抗力)
 ちっぱいをお口でころころなんぞしちゃったりしたからなー、ふひひ……、お顔が真っ赤に染めながら、いそいそと解けた包帯を美琴の身体に巻きなおしていっておりますぞーっ。
「あの……いちごお兄様、包帯を巻き直すのを手伝ってくださり、どうもありがとうございます……」
「いえ……こちらこと色々すみません……」
 このなんとも言えない気まずい雰囲気には、にやにや出来てしまいますねぇ。
 いやぁ、ラブコメ的空間ってのは傍から見ていて飽きが来ませんよねー。同じ空間て直に見てる分はそうでもないだろうけども。
 とはいえ、災魔こと蜜ぷにの襲撃が来たからには気持ちを切り替えて蜜ぷに集めといくのですが。……もう倒すとかじゃないんだなぁ。

「ぷみっ!」 
「ぴみゃー!!」
 さく、さくっと蜜ぷにを確保していくように集めていく、いちごと美琴。
 戦闘描写? 危険もないからね。書く必要もないでしょ。むしろ描くべきは変なことし始めた美琴ではないかえ?
「はい? 美琴さんがどうかしま―」
 美琴が何かやらかしてると聞いて、いちごはそちらを振り向けば~、固まってしまいました。
 だってな? いちごが振り向いた先には横になりながらちっちゃなお胸をどうにか腕で寄せ集めて、その上に蜜ぷにを乗せてる美琴さんがいましたからねっと。
 あの、何をやってるんですか?
「あの、何をしてるんですかっ!?」
 おっと、被った。いや、被って当然か。ともかく、なんで美琴は女体盛みたいなことし始めたん?
「え? こうすればいちごお兄様が喜んでくれるって師匠が……」
「あの神様なにを教えてるんですかっ!? まさか地肌に包帯なんてコスにしたのもこのため…?」
 何を教えてるんだってー!ってのと、美琴のコスの意図を察して頭を抱えるいちご。
 脳裏にはとある猫神のしてやったりな笑顔が浮かんでるんだろーな……。
「あのえっと……、さあ、いちごお兄様、遠慮なさらずにあーんで食べてくださいね!」
 頭抱え出したいちごに、抱えた理由が自分の行動が原因であるってことに考えが至らないまま、元気づけるつもりでお胸に塗りたくった蜜を食べさせようとする美琴。
 美琴はただおやつをいちごに食べさせようとしてるだけなんですよなー。……自分の肌をお皿にして。
 うん、余計に頭を抱えるようなこと仕出かしちゃってるんだけど、当の本人は気づいちゃいないね……。
 それで、いちごさんは吸う? 吸っちゃう? 美琴の身体の隅々をさぁっ!
「まって? 美琴さんが食べさせようとしてるのは蜜ですよね?」
 だってなー、美琴は〆てもいない蜜ぷにをただ乗せてるだけだからね? つまり、勝手に動くわけですよ。
 身体に乗せられていただけの蜜ぷにが動きだしましてー!
 ここでっ! 美琴の今の恰好を思い返してみましょう!
 いちごさんが頭抱えたように、地肌に包帯を巻いただけの恰好ですね!
「ぷみー?」
「って、あっ!? ひゃああんっ!」
 よーするに、隙間たっぷりの包帯の上を滑り落ちていって中に入り込んでしまったのですよ。
 包帯の下で……肌を撫でつけてられて、その度に悶える美琴の姿……って書くと扇情的っ!
 本人はそれどころじゃーないがねっ! 包帯が解けてきちゃったからねっ!
「美琴さん!?」
 目の前で少女の肌、つかお胸のぽっちが少しづつ露わになっていく様子を目撃しちゃったいちごさん。
 包帯が解けだしたことでどうにか人目に触れないようにとすぐさま覆い隠すかのように行動を起こしたんだけれども……。ただ、これ見た目が危なくない?
 お胸が露わになってきた途端に吸い付くってー絵面になってましからなぁ。
 けど安心するといいよ! 他の人達は蜜ぷにの方に意識が行ってたみたいだから、見ていた人は居なかったようだからっ!

 どうにか事なき……事なき、なのか……?
 いちごが美琴のちっちゃなお胸に吸い付いてる時点ですでに十分に事が起きてるんじゃない?
 ただ蜜を舐め取ってるだけって言い訳なんじゃしようもない状態だものねー。そういうプレイか!って突っ込まれることは確実ッ。
 実際には、これも美琴を恥ずかしい目に合わせないよにとの配慮なんですけど、も……?
 あれ? いちごさん? なんで執拗に一ヶ所だけを舐め回していなさるの?
「なにか……こりっとしたのが……」
 蜜にそんな部分はねぇ、つまりいちごさんは舐めてるのは……いや、どこ舐めとんのですか……。
 そこを重点的に責めたら、美琴さんが大変なことになってしまうよー?
「やっ、いちごお兄様! それはお菓子ではありません! 舐めたり噛んだりしないでくださいっ」
 ほれ、言わんこっちゃねーですよ? 聞こえてます? おーい?
「この反応……もしや先端……?」
 解ったのなら、放してあげましょーよ。
 お口に含んだまま、ぺろぺろちゅうちゅうってし続けたりしないでさ? 
 何気に、お手々も美琴のお胸に添えだしてきてって……、あらやだ、確信犯ですわ、これは。
 これはもう、美琴さんは当分の間、いちごによってお胸を徹底して嬲り尽くされるようですね……!
「そんっなぁ……!」
 思わず泣きごとを漏らしちゃった美琴さんだけど、上気させて頬を赤くした表情を浮かべてますよー。
 うん、えっちぃ顔ってやつだ。
 しっかし、こういった目に今まで散々に遭ってきたってゆーのに、いまだに言われた事を素直に実践しちゃうほどに純粋な子ですよねぇ……。
 そんな美琴さんを、いちごはいつか最後まで美味しく頂いてしまいそう。
 今回はある意味では美味しそうにしながら頂いちゃってたりしたけれど。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

魔女・ウィッチ
魔女装束を着て魔女灯箒に乗り登場
我が名はウィッチ!無限を生きる魔女族随一の魔法の使い手にして、失われし禁断の真理を探求するレトロウィザードを生業とし、世界の根源を操る最強魔法「欲望具現術(ウィッチクラフト)」を操る者!
出遅れたが悪戯して恐怖を喰らい、お菓子も我に寄越すのじゃ!

魔女果実を齧り、大いなる力を得ようぞ!
使い魔の黒猫を魔女揮杖に変化させ、魔女導書の断章を紐解き、UC発動じゃ!

包囲して魔法剣の檻を作り、動きを封じて生捕にしようぞ!大人しく降伏して我が軍門に下るのならば使い魔契約を交わし魔女宝珠へ迎え入れ命までは取らぬ。しかし、抵抗するのであれば我の今日のおやつとして貪り食らってくれるわ!


小鬼・ゴブリン
 ダンジョンでお馴染み、魔王軍の雑魚モンスター♀だよ。
 経験値とかレベル上げとかRPGっぽいネタをよく口走るよ。

 パンチは大地を砕くし、キックは海を割るし、ナイフを振れば雲を斬り裂くし、魔王様と殴り合っても傷付かなくて、負傷しても一瞬で全快するけどタダノ貧弱ナ雌ゴブリンダヨ?

 体の頑丈さには自信あるから多少の怪我は厭わず積極的に行動しようかな。他人に迷惑をかける行為?え、悪戯とか騙し打ちとか普通にするけど…だって私、所詮は魔物だもの!(めっちゃイイ笑顔
 ま、目的達成のためなら、猟兵を利用…げふん、協力することも吝かじゃないけどね。
 あとはまあ、適当によろしく!(ぐっ!



 ここ、蜜ぷにってー災魔に襲撃を受けたハロウィンパーティー会場であるが、満を持してとばかりに魔女装束な魔女・ウィッチ(偉大なる魔女のサーガ・f33446)が箒に跨りながら登場してきた!
「我が名はウィッチッ! 無限を生きる魔女族随一の魔法の使い手にして、失われし禁断の真理を探究するレトロウィザードを生業ろし、世界根源を操る最強魔法「欲望具現術」を操る者!」
 中々に派手な登場しつつ、なにか説明じみた名乗りあげる魔女っ子さん。
 てか恰好もそうだけど、名前もそのまんまなんだな。
「なに、我の本当の名は別にあるが、名乗る程度ならば通りの名で十分じゃろう?」
 あ、うん、そーですね。……なんだろう、青春真っ最中なお歳な子が患ってそうな病名が浮かぶのは……。
 ちょっとそう遠くない未来が心配なこだわー……。
「なにか優し気な目で見られてるような気配がするのじゃが……ともかくっ! 出遅れはしたが悪戯して恐怖を喰らい、お菓子も我に寄越すのじゃ!」
 はは、妙な気配を感じたとか……何をおっしゃっているのやら?
「な~んか、あの子すっごく目立ってるねー」
 そうだよねー、あんなに高らかな宣言したのもね~。……うん? 今の誰だ?
「誰って……ただの雑魚モンスターちゃんだよ☆」
 自分で雑魚って言った!? しかもモンスターだとも言ってるしっ!
 簡単に自分のことを敵側の存在だよだなんて言っちゃー……。
 けれど、それより先は何も言えなかった。
 そこにいたのは、瞳は縦に割れたかのような瞳孔で頭に小さな角を生やし、尖った耳を持った緑色の肌をした小柄な者が……。
 何処からどう見ても、RPGのゲームとかで活躍(?)しちゃうゴブリンそのものな、小鬼・ゴブリン(魔獣「ゴブリン」のシーフ・f34860)がそこに居たからだ。
「そうそ~、経験も少なそ~な弱弱な女の子なんだからね~」
 いや、そういうことを言った訳じゃねーんだが。
 おっと、ゴブリンだから薄い本案件とか考えた奴がいたかもしれないが、このゴブリンは雌だからな。
「そうなんだよー? ちょっと大地とか海を砕いたり割ったり、なんなら魔王様とも殴り合いが出来る程度の貧弱雑魚ゴブリンダヨ?」
 か弱いって、なんだっけ……? ゴブリンってこんなことで来たっけ??
 できたらもう雑魚ゴブリンじゃなくなるんだが?
 一回、貧弱とか雑魚って言葉を辞書引いて調べるべきなのでは?
「そんなことよりー、あの子どうしよっかな?」
 はぐらかされたっ!?
 でも確かに、あの魔女ちゃんはどうしてたんだろ?
「なにか果物みたいなの齧ってた」
 お菓子寄越せとか言ってたのになんか食べてたの!?
 あいやでも、後で食すとかなら有りか……。
 つーか、災魔を前にしておきながら食す果実とか、なんなんだろうね?
「この実は大いなる力や智慧とかその他諸々をもたらす果実よ! 故にこれを食せば力を得るも同義! 後、美味しい」
 こっちのお話が聞こえてたのか、説明してくれたよーですな、けど最後だけ素が出てなかったか?
 触れないでおこうか……。とにかく魔女ちゃんはパワーアップしたってことでいーんだよね。
 そこから何をし「あ、黒猫ちゃんだー」おっ、黒猫が魔女ちゃんとこまでトコトコやってきて……小さな杖になった。
 ま、まあ持ち物は人それぞれで千差万別だからね、ちょっと驚くけど。
 んで、その小杖を揮いながら、反対の手にいつのまにやら持っていた本を開く。
「動きを封じて生捕にしようぞ! 下手に動かぬ方が身の為じゃ!」
 叫ぶと同時に無数に放たれる剣戟……っていうにはどれも突くことに特化してるような剣身だが。
 それらを、蜜ぷに達の下に、しかし直撃させることを避けるようにさせて突き刺し、剣の檻を作り上げていった。
 完全に身動きを封じてしたり顔を浮かべる魔女。
「おー、皆閉じ込めちゃった」
 それを感心したようんば表情で見てたゴブリン。
 おかげで魔女ちゃんがさらにドヤァって顔をしだしちゃったよ。
 今、すっごく上機嫌なんだろーなー。
「ふふふ…、大人しく降伏素して我が軍門に降り、契約をするのじゃ、そうすれば命までは取らぬと約束しよう」
 声も心なしか弾んでいるように聞こえますしねー。
 だかなー? 生捕にした蜜ぷに達は一匹たりとも聞いちゃいねーぞ。
「この蜜ぷに達、なんで聞く耳を持ってないのよ……!」
 なんでって……そらー、恰好のせいだろ。
 まず、今回襲撃をしてきた災魔はハロウィンが本能からして嫌いなわけですよ。
 そんな行事を楽しんでる奴がいれば真っ先に襲うくらいにはな。
「確かに悪戯するとかお菓子を寄越せとは言ったけれど……それだけで?」
「あ、あたいはわかったよー」
 ゴブリンのほーは気づいちゃうよねぇ、知らぬは本人ばかりなりって所か。
 魔女ちゃん、君はまさに【魔女】って恰好をしているわけなのですよ?
 さらに箒に跨る、猫の使い魔とか杖とか、ハロウィンを楽しんでるように見えてしまっているわけなんですね~。
「ヘイトめっちゃ爆上がりするってものだよね~」
 そういことなのだー。
「ちょっ!? ええい! 抵抗するのであれば我の今日のおやつとして貪り喰らってくれるわ!」
「じゃあ、この檻はもういらないよね、さーいごのかっぎー」
 一匹もなびいてくれない展開にちょっとだけ涙目になりながらも腹を括ったかの如くに食べ尽くしてくれると大食いファイターのような決意を固める魔女。
 何をとち狂ったのか蜜ぷに達を捕えていた剣の檻を鍵とか言っておきながら破壊しちゃうゴブリン。
 どっちかってーとマスターキー(撃つ方)なんだけど……いや、マジで何をしちゃってるの!?
「だって……私は所詮、魔物ですからっ!」
 爽やか朝日を受けて浮かべるかのよーな、良い笑顔を見せつける。
 結局自分は魔物って、こういう時だけ魔物の本能を前面に押し出すなや。
 思わず殴りたい、この笑顔って思っちゃいそう(魔女ちゃんは確実にぶん殴りたいだろうが)
「何をしてくれたちゃってるのよおぉぉぉ!!」
 当の魔女ちゃんは檻から自由になってしまった蜜ぷに達に襲われるちゃってるので無理なんですが。
 これどーすんの「後は適当によろしくー!」
 あいつ、後始末を放り投げて逃げやがった……!
 残されたのは蜜ぷに塗れになった魔女だけれど、まあ、蜜ぷにだしな……。
 せいぜい、全身を蜜塗れにされたぐらいか。
 あ、後始末とかは蜜ハンターになってた生徒達がしてくれましたよ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年11月07日


挿絵イラスト