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ハロウィンモンスター・スタンピード!

#デビルキングワールド #お祭り2021 #ハロウィン

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●デビルキングワールドではこれが毎年の恒例行事らしい
「今年も間もなくハロウィンだね。というわけで、ハロウィン山脈から襲来するハロウィンモンスターをやっつけるよ!」
 ノリノリのスピカ・ネビュラスター(銀河の魔女・f31393)に対して、集まった猟兵達は頭の上にはてなマークを浮かべていた。ハロウィン山脈とかハロウィンモンスターとか初耳なので、というわけも何もないのだ。
「あれ? デビルキングワールドのハロウィンってこういう行事だけど、他の世界だとちがうのかな?」
 猟兵達の様子に常識が異なる事を察して、スピカはデビルキングワールドのハロウィンについて説明を始める。

「えっと、デビルキングワールドにはハロウィン山脈っていう場所があって、ハロウィンの時期になるとそこからお菓子好きのハロウィンモンスターが攻めてくるんだよね」
 このハロウィンモンスターというのは、ぶっちゃけ仮装した「知性のない悪魔の皆さん」である。そのため、その戦闘力は死ぬほど強い。しかし、お菓子をお腹いっぱい食べさせれば満足して帰るそうだ。
「ハロウィンの仮装をしていれば、ハロウィンモンスターにやられても半殺しぐらいで済ませてくれるから、仮装をしていくのがオススメだよ。後はどっかの世界から流れ着いた『お菓子兵器』で攻撃するのもいいかな」
 このお菓子兵器というのは、カクリヨファンタズムの駄菓子兵器みたいなものである。これを利用すれば、効率的にハロウィンモンスターにお菓子を食べさせることが出来るだろう。もちろん、普通にお菓子を振る舞っても構わない。
「どうも、手間暇掛けたものとか、強い思いが籠もったお菓子の方が、良く効くみたいだね」
 手間暇掛けた手作りスイーツで一撃必殺を狙うのもいいし、連射力の高いお菓子兵器でたくさん食べさせると言うのも一つの手だ。ちなみに戦場には一般の悪魔達(こいつらも相当強い)も迎撃に出ているが、基本的に善良なので、猟兵の協力がなければちょっとずつ負けていく。やはり猟兵達の手伝いは必須なようだ。
「どうやって食べさせるかは任せるよ。上手く撃退できたら、その後は楽しいハロウィンパーティだから頑張ってね」
 このハロウィンパーティもデビルキングワールド式……と言うこともなく、大量の食べ物やスイーツが並ぶだけで、他世界と変わらないパーティのようだ。

「それじゃあ、みんな頑張ってね~」
 そしてスピカは猟兵達を、上空をお菓子が飛び交い、負傷した悪魔を抱えて衛生兵が呼ばれるような、地獄の戦場(バトルフィールド)へと送り込むのであった。


夢幻
●マスターの夢幻です。デビルキングワールドはハロウィンも独特ですね。

●お菓子兵器を使う場合は、内容をプレイングに記載下さい。
●敵は「魔界の一般住民」になります。ぶっ飛ばすくらいは全然大丈夫ですが、殺すような行動は避けて下さい。
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第1章 集団戦 『群れの悪魔』

POW   :    悪魔軍団(デビルズレギオン)
レベル×1体の【自身の分体】を召喚する。[自身の分体]は【軍団】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD   :    下っ端根性(ソウル・オブ・シタッパーズ)
他者からの命令を承諾すると【100体の自身の分体】が出現し、命令の完遂か24時間後まで全技能が「100レベル」になる。
WIZ   :    連鎖総攻撃(チェインフルボッコ)
攻撃が命中した対象に【鎖による拘束】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【相手を囲んだ総攻撃】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

徳川・家光
……よりによって「増えるタイプの悪魔さん」じゃないですか!!
いや〜これは厄介な事になりましたね。本気出した悪魔さんは、僕達猟兵でも苦戦する相手。本当にお菓子で撃退できるのでしょうか。もしできなかったら……(ゾゾッ

若干恐怖を覚えつつ、僕はサメのきぐるみコスプレで戦場に降り立ちます。
そして「神州因幡白兎殺」を発動! 召喚した大量のサメ軍団にそれぞれ「キャンディの沢山詰まったバスケット」を持たせ、一斉に空から降らせます!

「これぞ必殺、『神州因幡飴玉絨毯爆撃(シンシュウイナバノキャンディジュウタンバクゲキ)』! 空飛ぶサメよ、ハロウィンモンスターを灼き尽くせ!!!」



「「「トリックorトリートorキルゼムオール!!!」」」

 そんな物騒なことを叫びながら、魔女や狼男、吸血鬼といった様々な仮装をしたハロウィンモンスターの集団が爆走する。デビルキングワールドの街を目指して進む彼らを迎え撃つため、猟兵達は一般の悪魔の皆さんと一緒にその進行方向に布陣していた。

「……よりによって「増えるタイプの悪魔さん」じゃないですか!! いや〜これは厄介な事になりましたね。本当にお菓子で撃退できるのでしょうか。もしできなかったら……」

 その最前線にいたサメのきぐるみコスプレをした徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)は、ハロウィンモンスターの姿を視認して驚愕の声を上げた。本気出した悪魔は、猟兵でも苦戦するほどの相手である。その上に今回のハロウィンモンスターは、分身や分体によって増殖するという面倒な相手だ。菓子にによる撃退が叶わねばどうなることかと、嫌なことを想像した彼はゾゾッと背筋が寒くなった。

「ここは成功を信じて、やるしかありません!」

 とはいえ、ここで逃げ帰れば代わりに被害に遭うのは一般の悪魔の皆さんだ。家光は意を決してユーベルコードを発動させる。そして、100体を超える空飛ぶサメ軍団が召喚された。家光はサメたちに「キャンディなどのお菓子が沢山詰まったバスケット」を持たせ、一斉に空から降らせるように指示を出した。

「これぞ必殺、『神州因幡飴玉絨毯爆撃(シンシュウイナバノキャンディジュウタンバクゲキ)』! 空飛ぶサメよ、ハロウィンモンスターを灼き尽くせ!!!」

 雨霰と飴やあられが降り注ぎ、ハロウィンモンスターの腹を満たしていく。お菓子の効果は手の込んだものや思いの強いものほど高いのだが、これだけの量を喰わせれば市販品であろうと問題は無い。お腹がいっぱいになった者から、ハロウィンモンスターはハロウィン山脈へと帰る様子を見せていた。

「ふう。何とか上手くいったようですね」

 サメのきぐるみ姿の将軍は、帰っていくハロウィンモンスターを見て安堵の声を上げたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クトゥルティア・ドラグノフ
ルク君と一緒(f14346)

ハロウィンってもうそんな時期なんだね。
よし、二人で頑張るよ!

そうだね、それなら問題ないはずだよね!
よーしいくよ!

クリームや生地は任せて!
ルク君は色合いをお願い!
レシピに忠実に、真心込めて……綺麗で真っ赤に出来上がり!

私も一緒にするね!
おいしくなぁれ、おいしくなぁれ!わふわふ、きゅーん!

さあ、あとは食べさせるだけ!
こういう時はオーシャン・ドラゴン捕獲して!
さあ召し上がれ!!(怪力・見切りで口に入れる)


ルク・フッシー
クーさん(f14438)と一緒

えっと、魔界の事はよくわからないんですけど…とにかくお菓子を食べさせればいいんですね!?

せっかくですから、とびっきりのお菓子を振る舞いたいです!
うーん…そうだ、今年のバレンタインデーに二人で作った、ハート型のチョコケーキにしましょう!

小麦粉、クリーム、チョコレート、愛情を込めるコツはレシピに忠実である事。
少しずつ混ぜ合わせて、素敵なカラーになるように…よし!カンペキです!
土台の上にはたっぷりのイチゴを敷き詰めて、真っ赤なハートを表現!

さ、最後に精一杯のおまじないです!
おいしくなぁれ、おいしくなぁれ!わふわふ、きゅーん!

強引に食べさせちゃいました!?め、召し上がれ!



「ハロウィンってもうそんな時期なんだね」
「えっと、魔界の事はよくわからないんですけど……とにかくお菓子を食べさせればいいんですね!?」
「そうみたいだね。二人で頑張るよ!」

 続いてハロウィンモンスターの大群に対処するのは、クトゥルティア・ドラグノフ(無垢なる月光・f14438)とルク・フッシー(ドラゴニアンのゴッドペインター・f14346)の二人だ。ルクはデビルキングワールドの独特すぎるハロウィンにちょっと困惑気味だが、撃退手段の理解は問題無さそうだ。

「せっかくですから、とびっきりのお菓子を振る舞いたいです! うーん……そうだ、今年のバレンタインデーに二人で作った、ハート型のチョコケーキにしましょう!」
「そうだね、それなら問題ないはずだよね! よーしいくよ!」

 ルクの提案で、作るお菓子はチョコケーキに決まった。何故か調理器具や材料は一般の悪魔の皆さんが完璧に準備してくれていたので、早速二人はチョコケーキの調理にとりかかる。

「クリームや生地は任せて! ルク君は色合いをお願い! レシピに忠実に、真心込めて……」
「小麦粉、クリーム、チョコレート、愛情を込めるコツはレシピに忠実である事。少しずつ混ぜ合わせて、素敵なカラーになるように……」

 二人は分担しながら作業を進める。共通することとしては、レシピに忠実にという部分だ。アレンジは必ずしも悪いわけでは無いが、確かなレシピがあるならばそれに確実に従うことが重要だ。

「よし!カンペキです!」
「綺麗で真っ赤に出来上がり!」

 そして、見事なチョコケーキができあがった。チョコの土台の上には、たっぷりのイチゴで真っ赤なハートが表現されて、見た目にも素敵なケーキだ。

「さ、最後に精一杯のおまじないです!」
「私も一緒にするね!」
「「おいしくなぁれ、おいしくなぁれ! わふわふ、きゅーん!」」

 仕上げにユーベルコードのおまじないを掛けて、特製チョコケーキの完成だ。手間暇掛けて作られたそれは、とても美味しそうだ。

「さあ、あとは食べさせるだけ! オーシャン・ドラゴン、ハロウィンモンスターを捕獲して!」
「WSHYAAAAA!!」

 クトゥルティアはユーベルコードで呼び出した龍人に指示して、ミイラ男の仮装をしたハロウィンモンスターを捕まえさせる。そのまま彼女は、一口大に切ったチョコケーキを拘束したハロウィンモンスターの口に無理矢理押し込んだ!
 
「さあ召し上がれ!!」
「強引に食べさせちゃいました!? め、召し上がれ!」

 愛情の籠もったチョコケーキの効果は凄まじいものであった。たった一口だけでも、食べさせられたハロウィンモンスターは満足してハロウィン山脈へと帰り出した。それと同時に、結構な数のハロウィンモンスターが消滅した。どうやら、満足した個体の分体だったらしい。

「このままどんどん配っていくよ!」
「ハロウィンモンスターの皆さん、美味しいチョコケーキを召し上がれ!」

 チョコケーキはまだいっぱいある。二人はそれを全部食べさせて、多数のハロウィンモンスターを撃退したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フカヒレ・フォルネウス
WIZ アドリブ連携歓迎です。

今年も来ましたか、ハロウィンモンスター。
今回の仮装は……なんと、数が多い……!
群れの悪魔、こうも集まると壮観ですね……。
ですが、大丈夫。僕には立派なお菓子兵器の鮫がおりますからね。

さあ、薄く香ばしい鮫をどうぞ、味わってください。
《戦兵鮫》を召喚して、子機を射出。
たとえ数が多くても、こちらも大量に生み出せる粳米製の美味しい可食鮫です。
ご賞味あれ!

……まあ、噛むと爆発するんですが。魔界の悪魔にとってはちょうどいい刺激になるんじゃないでしょうか?
トリックオアトリート!
さて、ハロウィンパーティの準備に入らせていただきましょうか。



「今年も来ましたか、ハロウィンモンスター」

 怒濤の如く押し寄せるハロウィンモンスターの集団を見ても、フカヒレ・フォルネウス(鮫の悪魔の四天王・f31596)は平然としていた。それもそのはず、彼は由緒正しい四天王の跡取りとして生まれた生粋のデビルキングワールドの住民であるからだ。他の世界の住民には奇異に映るこの事態も、彼にとっては毎年の恒例行事なのである。

「今回の仮装は……なんと、数が多い……! 群れの悪魔、こうも集まると壮観ですね……。ですが、大丈夫。僕には立派なお菓子兵器の鮫がおりますからね」

 恒例とは言っても襲来する敵の種類はそれぞれだ。今回の相手は、その数の多さからなかなか厄介である。しかし、心配はいらない。フカヒレはしっかりとお菓子兵器を用意してきたのだから。

「さあ、薄く香ばしい鮫をどうぞ、味わってください」

 そして、フカヒレの構える『戦兵鮫』の口から、大量の子鮫が射出された。粳米製の美味しい可食鮫である子鮫達は、ハロウィンモンスターの口を目掛けて突っ込んでいく。

「ご賞味あれ! ……まあ、噛むと爆発するんですが」

 ドン! バンッ! と口の中で爆発する子鮫を、ハロウィンモンスターは美味しくいただいている。このくらいなら、魔界の悪魔にとってはちょうどいい刺激のようだ。
 そして大量の子鮫達は、残る全てのハロウィンモンスターを満足させることが出来たようだ。仮装した悪魔の大群は、ハロウィン山脈へと帰宅の途についた。これで迎撃は完了だ。

「トリックオアトリート! さて、ハロウィンパーティの準備に入らせていただきましょうか!」

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 日常 『暴食の宴』

POW   :    とにかく肉だ肉!がっつり食いまくるよ!

SPD   :    流行の波に乗って、ネットでバズった人気メニューを食いまくるよ!

WIZ   :    あま~いスイーツは心のご褒美!食いまくるよ!

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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ハロウィンモンスターの大群は、猟兵達の尽力によって無事にハロウィン山脈へと送り返すことが出来た。となれば……ハロウィンパーティの時間だ!
 ハロウィンの装いで整えられたパーティ会場には、大量のご馳走が並べられている。山盛りの肉に、多種多様なスイーツ、流行に合わせてネットでバズった料理なんかも用意されている。この全てが食べ放題だ。
 さあ、存分に食べて、パーティを楽しもう!
フカヒレ・フォルネウス
アドリブ連携歓迎です。

ハッピーハロウィン!
僕と契約を交わしている鮫たちを召喚して、英気を養ってもらいましょう。
福祉は雇用者の義務ですからね。
ええ、今日はたっぷり食べていいのですよ。
肉もスイーツも食べ放題ですからね!

焔白鮫に鎖鮫、刀自鮫も戦闘では頼もしい働きをしてくれています。
深影鮫や眠鱶、酒煙鮫も素晴らしい活躍をしてくれています。
他の多様な鮫たちも、いつもありがとう。
日ごろの感謝を告げつつ、パーティを満喫しましょう。

さて、僕は静かにアルコールを嗜みつつ、のんびりと過ごすか、他の方と交流しますかね。
今年も一年、お疲れ様でした。……まだ早い?
ははは、年末はきっと大忙しですからね。早めの挨拶ですよ。



「ハッピーハロウィン!」

 フカヒレの合図と共に、無数のサメ達が会場に用意されたご馳走にむしゃぶりつく。フカヒレはこのハロウィンパーティで、契約を交わしている鮫達を慰労することにしたのだ。

「ええ、今日はたっぷり食べていいのですよ。肉もスイーツも食べ放題ですからね!」

 福祉は雇用者の義務なのである。幸いにも会場には食べきれないほどの料理が並び、それはサメ達のお腹を満たすのに十分な量があった。

「焔白鮫に鎖鮫、刀自鮫の戦闘での働きには目を見張るものがありました。深影鮫や眠鱶、酒煙鮫も素晴らしい活躍でしたよ。鮫たち、いつもありがとう」

 フカヒレはグラスに注いだワインを嗜みつつ、鮫達を労っていく。今後もよく働いて貰うため、今は鮫達には英気を養ってもらうとしよう。

「こんなたくさんの配下なんて……流石はハロウィンモンスターを撃退しただけはあるな」
「スゲえ悪魔だ……!」

 たくさんの鮫を従えるフカヒレに、このパーティに参加している一般の悪魔からも羨望の視線が注がれている。

「皆さんも、今年も一年、お疲れ様でした」
「? その挨拶は、まだ早くねえか?」
「ははは、年末はきっと大忙しですからね。早めの挨拶ですよ」

 年末にはまた何処かの世界での戦争が起きる可能性が高い。そうなれば挨拶どころではなくなるかも知れないと、フカヒレは考えたようだ。もしかすると、それはこのデビルキングワールドで起こるかも知れない。
 そんな先を見据えて、彼は一時の休息としてパーティを楽しむのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クトゥルティア・ドラグノフ
ルク君(f14346)と一緒

ハロウィン、やっぱりいいなあこういうお祭りは!
せっかくだから仮装もしちゃう!
じゃーん!ドラキュラだよ!牙は自前!
ルク君は狼男かな?可愛くて似合ってるよ!
UDCアースのアメリカ版お盆ってわかってても、楽しいよね、ルク君と一緒ならなおさら!

おっきいけど二人ならいける行ける!
ねぇルク君、せっかくだしそれ頂戴。
普通にじゃなくて、ほら、あーん!
ん~おいしい!!
ほらほらルク君も!
ふふ、顔赤いよ?
あーん……えへへへ!


ルク・フッシー
クーさん(f14438)と一緒
せっかくだから、狼の尻尾と耳をつけて仮装しましょう
似合ってますよ、クーさん!

わー、見渡す限りのハロウィンカラーです!
パーティーはいいですね、色鮮やかで、みんな幸せそうで。それに…クーさんが一緒ですから…(照れ)

やっぱり目を引くのは大きなパンプキンケーキ!二人で二切れ、いただきましょう!

えっ、食べさせる?クーさんがボクに?ひゃ〜…恥ずかしいですよぉ…(もじもじ)
あっでも、クーさんが喜んでくれるなら…あ~ん!…甘ーいですぅ

へ、今度はボクがクーさんに?わ、わかりました!がんばります!
(クーさんの顔が近いですっ!でもしっかりやらないと!)
あ~ん!…えへへ。(デレデレ)



「わー、見渡す限りのハロウィンカラーです!」
「ハロウィン、やっぱりいいなあこういうお祭りは!」
「はい! パーティーはいいですね、色鮮やかで、みんな幸せそうで」
「UDCアースのアメリカ版お盆ってわかってても、楽しいよね!」

 様々な飾り付けがされたハロウィン会場に、ルクとクトゥルティアも二人でやってきた。そこでは既に他の猟兵や、一般の悪魔達がパーティに参加して、各々に楽しんでいる様子が見て取れた。

「それに……クーさんが一緒ですから……」
「そうだね。ルク君と一緒ならなおさらだね!」

 頬を染めて照れるルクに、クトゥルティアはもちろんと同意を示す。その言葉に、ルクはもっと赤くなる。その照れ隠しに、ルクはクトゥルティアの姿へと話題を変える。

「ええっと、クーさんの仮装は……」
「じゃーん! ドラキュラだよ! 牙は自前!」
「似合ってますよ、クーさん!」
「ルク君は狼男かな? 可愛くて似合ってるよ!」
「ありがとうございます!」

 二人はハロウィンということで、それぞれに仮装してこのパーティに参加していた。どちらもとても可愛らしく、周りの悪魔達も二人の姿に注目するほどだ。そんな二人が次に目を向けたのは、会場に用意されたご馳走だ。その中でもルクの目を引いたのは、大きなパンプキンケーキであった。

「パンプキンケーキです! 二人で二切れ、いただきましょう!」
「おっきいけど二人ならいける行ける!」

 パンプキンケーキを取り分け、早速食べようとしたところで、クトゥルティアが悪戯っぽい笑みを浮かべてルクに声を掛けた。

「普通に食べるのも良いけど……ねぇルク君、せっかくだし食べさせてあげる」
「えっ、食べさせる? クーさんがボクに? ひゃ〜……恥ずかしいですよぉ……」

 もじもじと照れるルクであったが、クトゥルティアが喜んでくれるならと覚悟を決めて口を開ける。

「ほらっ、あーん……!」
「あ~ん! ……甘ーいですぅ!」

 ケーキの甘さに、ルクは満面の笑みを浮かべる。南瓜の甘さを上手く引き出したそれは、まさに絶品であった。

「ほらほらルク君! 今度は私に頂戴!」
「へ、今度はボクがクーさんに? わ、わかりました! がんばります!」

 次は自分の番と口を開けるクトゥルティアに対して、ルクは顔の近さにドギマギしながら一口大にしたケーキを差し出していく。

「あ~ん! ……えへへ」
「ん~おいしい!! ふふ、顔赤いよ? えへへへ!」

 照れながらもデレデレとしたルクは何とも幸せそうだ。そして、それはクトゥルティアも同じであった。

 こうしてデビルキングワールドで、ルクとクトゥルティアのラブラブハロウィンが繰り広げられたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年10月29日


挿絵イラスト