【Halloween】イェーガー・キッチン!
●ハロウィン・キッチン!
「お疲れさまです、みなさん。もうすぐハロウィンですが……それに向けてオブリビオンが動き出したみたいでして、ええ」
金宮・燦斗(《夕焼けの殺人鬼》[MorderAbendrot]・f29268)は集まってくれた猟兵達に向けて、様々なお菓子を用意しながら今回の説明を行ってくれた。
曰く、UDCアースのとある都市にあるショッピングモールで行われているハロウィンセールの中で、集団系のオブリビオンがチョコミントに塗り染めるというプチ事件が起ころうとしているという。
ハロウィンといえばお菓子。お菓子といえば、あらゆる甘味が集まる……が、そのオブリビオンにとってはチョコミント以外はお菓子じゃないということなのだろう。
「催事場ではいろんなお菓子の実演販売が行われているようでして、それに紛れて我々も料理を出してオブリビオンを見つける……という形になりますね」
「ただ、まあ、チョコミントが大好きなオブリビオンを呼び寄せるとなれば……ちょっと色々と工夫する必要が出てきそうではありますね」
どんなお菓子を提供するかは猟兵たちの自由。チョコミントをアレンジしておびき寄せるか、それともチョコミント以外のお菓子を提供してわざと怒らせておびき寄せるか。
ともあれ、過激派チョコミン党員と呼ばれるオブリビオンをおびき寄せ、ハロウィンまでに倒して欲しいとのことだ。
「あ、でも倒すときは公衆の面前で倒さないように。目星をつけたら尾行して倒すという形をとってくださいね」
「じゃないと……UDC組織の方々が多分胃痛まっしぐらですので!」
そう言って燦斗は様々な調理器具を猟兵達にもたせて、戦場へと送り届ける。
――ハロウィン・イェーガー・キッチンの開幕である!
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
ハロウィン! ハロウィン! トリック・オア・トリート! ヘイ!
ということでハロウィンシナリオですね。
こちらのシナリオは2章構成となっております。
初めての方はMSページをご確認の上、ご参加ください。
オーバーロードについての記載もあります。
●第一章:日常シナリオ
ショッピングモールで開催される『ハロウィンお菓子実演販売』を手伝います。
プチレストランみたいな形になっているため、調理と接客に別れます。
出来栄えによってチョコミン党員を呼び寄せる感じです。
この章でのプレイングボーナスは『素敵なハロウィンお菓子を用意する』か『チョコミントのお菓子を用意する』のどちらかになります。
●第二章:集団戦シナリオ
集団戦の敵『過激派チョコミン党員』との戦いです。
第一章で目星をつけた相手を尾行した後の話になります。
場所などの詳細は断章にて。
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 日常
『おいでませ!イェーガーキッチン!』
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POW : 料理とはパワーッ!キッチンを担当する
SPD : 接客とは技とスピード!ホールに出て接客する
WIZ : ホールとキッチン、賢者はその両方をこなしてこそ!
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
軽快な音楽が鳴り響く催事場。
大人も子供も、もうすぐ控えているハロウィンを楽しみにしている様子が見受けられた。
仮装を楽しんだり、展示されている商品を眺めたり、売り出されているお菓子を食べたりと様々な楽しみ方があるようだ。
そんな中で猟兵達に課せられたのは、お菓子作り。
様々な模擬店が披露される中の1つとして催事場に顔を出している。
……正直、オブリビオンの姿はどこにあるのかわからない。
既に仮装をしている人々が多く、その中に紛れ込んでいるようだ。
もらっている情報から、チョコミントが大好きなオブリビオンが紛れ込んでいるとのこと。
ハロウィンをチョコミントのお菓子まみれにしようと目論んでいるのだろう。既に催事場のお菓子売り場では被害報告もチラホラと出ている様子。
このまま放置していては、オブリビオンの侵攻、そしてチョコミントによる世界征服が行われてしまうかもしれない。
楽しいハロウィンを続けるために、なんとしてもオブリビオンを見つけ出す。
そのために、まずはお菓子を作って売り込みながら探してみよう……。
大宝寺・朱毘
爽やかさが売りのミント系スイーツは、今くらいの肌寒い季節とは相性が悪いものだが。
「一つ、工夫してみるか。過激派じゃないとはいえ、あたしもチョコミン党だしな」
まずは沸騰した牛乳にミントの葉を大量投入、エキスをたっぷり抽出したところで濾過し、粗熱を取る。
別の器で卵と砂糖と生クリームを混ぜて撹拌、ミント牛乳を混ぜてさらに撹拌、緑の食料着色料をちょっと混ぜて冷凍庫に。
これで手作りミントアイスが出来る。
それをお椀状の器に盛り、その上から濃いめに淹れた熱々のホットココアを注いで、完成。
「ホットチョコレートとミントアイスのアフォガート……チョコミントアフォガートってとこか」
さて、釣れてくれると良いが。
●チョコミントアフォガート
冷たい風がひゅうと吹く。ショッピングモールの中で調理の手伝いを考えている大宝寺・朱毘(スウィートロッカー・f02172)の身体を一瞬だけひんやりと冷やす。
このように肌寒い日には少々チョコミントは相性が悪いのだがと小さく呟く朱毘。自分もチョコミン党であるが故に、だからこそ普通に売り込むものではないのでは? と少し考えた。
「……ひとつ、工夫してみるか。過激派じゃないとはいえ、あたしもチョコミン党だし……何よりチョコミントの素晴らしさを語るなら、工夫も必要だ」
うん、と軽く頷いた朱毘。キッチンを借りて、今日のような肌寒い日によく合うチョコミントスイーツを作ってみることに。
「えーと、まずは……」
鍋に牛乳を入れて、火にかけて温める。この時にふつふつと鍋のフチが泡立ち始めたら、ミントの葉を入れる。牛乳の膜が張らないようゆっくりやさしくかき混ぜて、ミントエキスをたっぷりと牛乳の中へ。抽出を終えたら布巾で漉して、粗熱をしっかりと取ることを忘れない。
「次は生クリームと卵と砂糖を混ぜて、と」
撹拌機を使って空気を含ませるように生クリームと卵と砂糖を混ぜ、ある程度もったりとしてきたら先程のミント牛乳を入れて更に撹拌させ、アイスの素を作り出す。
「そしてチョコミントと言ったら、やっぱりこの色だよなぁ」
チョコミントの代名詞というように、緑色の着色料をちょっとだけ入れて更に混ぜて、空気をたっぷり含ませたら容器に移し替えて冷凍庫へ入れて凍らせる。
「お、いい感じに凍ってるじゃん」
凍らせたチョコミントアイスをアイスクリームディッシャーで2つほど掬い、お椀状の器に盛り付ける。ころんと丸い2つのチョコミントアイスの上に、濃い目に淹れた熱々のホットココアを注ぐことで、朱毘のチョコミントスイーツが完成した。
「ホットチョコレートとミントアイスのアフォガート……チョコミントアフォガートってとこか。さて、釣れてくれると良いんだが」
新作という形で模擬店に1つ、メニューを加える朱毘。ちらほらとチョコミントアフォガートの味を試したくてやってくるお客の中から、朱毘はオブリビオンの存在を見つけ出す。
「……ん、アレかな?」
1人で10個も食べているお客の存在。どうやらかなり気に入ってるのか、どんどん持ってきて! と宣言する始末のオブリビオン。
只今お作りします、という軽い返答の後、朱毘はチョコミントアフォガートを作りながら、どう対処を取ろうかとアイスと策を練り続けていた。
大成功
🔵🔵🔵
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
とりあえずなにか食べられるならよほどのゲテモノでない限り喜んで食べる
やっぱり病院のご飯よりお外で食べるもののほうがおいしいよ…
イベントなどでわちゃわちゃする場合も乗って動く
ボクこういうのはじめて!すっごく楽しみだな!
(ずっと病院にいたのでお祭りとかイベントごとはあまり遊べなかった)
あとはやることに対してわーきゃー喜んだり
アドリブ絡み歓迎
●美味しいものは美味しく。
「う……わぁー……!」
ショッピングモールに広がるハロウィンの飾り付けと、数々の催事場。
煌めくそれらを目の当たりにした百地・モユル(ももも・f03218)は目を輝かせて辺りを見回していた。
病室で暮らしていた彼にとって、ハロウィンというイベントも楽しみの1つ。それを壊そうとするオブリビオンは許さない! と意気込んでいた。
「ボクが作れそうなお菓子、か……」
足台を借りてキッチンに揃った材料を眺めるモユル。様々なお菓子の材料が揃っていることもあって、何でも作れるという状況がモユルの頭を悩ませていた。
子供でも簡単に作れるホットケーキ、型抜きを楽しむクッキー、ちょっと豪華にケーキを作ることだって可能。だからこそモユルは悩んでいた。――だって、全部美味しいもん! と。
「う、うぅーん……もう、いっそのこと全部作っちゃっても、いいかな……?」
悩みに悩んで、モユルは子供らしく美味しいものは全部一緒に並べちゃったほうが早いのではないかと考えた模様。早速、小麦粉をたくさん使ってホットケーキやクッキーを作る。
モユルの模擬店から良い匂いが辺りに漂い始める。ホットケーキの甘い香りと、クッキーの香ばしい香りが風に乗ってショッピングモール全域を包み込んでいた。
そのおかげで模擬店は盛況。作っても作っても、いろいろな人が食べてくれるものだからモユルも嬉しくてつい顔がほころぶ。
次々に無くなっていくホットケーキとクッキーを焼き、出来上がったものから順繰りにお客様へとお出しして、空いたテーブルのお皿を片付けてはまたホットケーキとクッキーを焼く……を繰り返していると、モユルはふと不審なお客がいることに気づいた。
(あれ……?)
お客の手元には確かにホットケーキとクッキーがあったし、なんなら普通に食べ進めている。だがそのお客は食べ進める合間に別の客に対して何か――緑と黒の何かを渡している様子が見えた。渡された方の客は断ろうとしている様子だが、話術がうまいのか、それとも無理矢理押し付けられたのか、受け取らざるを得なかったようだ。
(確か、今回の敵はチョコミントが大好きな……)
グリモア猟兵からの情報を思い出しながら、作るものをしっかりと作るモユル。お客の入りが少なくなったタイミングで模擬店を閉めて、先程何かを渡した客を探してみることに。
「これで、チョコミントまみれのハロウィンにまた一歩近づいたわ……!」
裏路地で小さく微笑む少女の姿を、モユルは見てしまった。
このままではハロウィンをチョコミントだけにされてしまうことだろう。
一度情報を仲間に伝えるために、その場を後にしたのだった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『過激派チョコミン党員』
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POW : チョコミントおいしいです
戦闘中に食べた【チョコミント系のお菓子】の量と質に応じて【テンションが上がり】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : あなたもチョコミン党に入るのです
【チョコミント系のお菓子】を給仕している間、戦場にいるチョコミント系のお菓子を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
WIZ : 取り消せバカ舌ぁ!
自身が【チョコミントへの侮辱】を感じると、レベル×1体の【鬼っぽい形の怨念】が召喚される。鬼っぽい形の怨念はチョコミントへの侮辱を与えた対象を追跡し、攻撃する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
「んん~、おいしいです」
ショッピングモールから少し外れた、街の裏路地。
そこは現在、甘ったるいチョコの香りとスーっと通り抜けるミントの香りが充満していた。
過激派チョコミン党員による、チョコミント補給会。
ハロウィンをチョコミント一色にする前のちょっとした激励会のような感じなのだろう、それぞれが持ち寄ったチョコミントを食べていた。
そんな中でチョコミン党員はどこの店を染めてやった、どの店はまだ行っていない、という情報交換も行っている。
集団で計画的にショッピングモールを歩き、見つけた店で手当り次第チョコミントを配るというのをやってのけるには、こうして情報交換を行うのも大事なのだ。
「もぐもぐ。そういえばまだ南側は行ってないのです」
「もぐ。じゃあ次は南側を中心にチョコミントを広げるのです」
「もぐもぐ。チョコミントおいしいです」
次のターゲットは決まったので、あとは大好きなチョコミントを食べてしっかりと英気を養うのみ……だそうで。
表立って行動される前に、早いところ倒さなければ。
苦手な人がNOと言えない、チョコミント一色ハロウィンになりかねない!
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プレイング受付:即時
集団敵「過激派チョコミン党員」との戦いになります。
たくさんいますし、なんなら周囲がチョコミントの匂いでいっぱいです。
辺りは過激派チョコミン党員しかいませんので、倒すのなら今がチャンスといった感じです。
場所は街の裏路地のため、道は少々狭いですが剣や刀を振るう程度には問題はありません。
なお、この裏路地は古いビルが立ち並んでいる迷路のような場所です。
壁を交互に蹴って高く飛び上がる事もできます。
狭いため、キャバリアなどの大きいものに関しては身動きが取れませんのでご注意下さい。
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政木・朱鞠(サポート)
確かに集団相手の対応は厄介だけど悩む時間が勿体ないし、困っている人をほったらかしにしてたら、あっと言う間に未来が過去に喰い潰され無いように、今は目の前のターゲットを倒すことに集中しないとね…。
死ぬこと以外はかすり傷とまでは言わないけど、ここで退くわけには行かないよね。
戦闘
相手は多勢…手数で押し負けないようにしないとね。
武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして、『咎力封じ』を使用して動きを封じて、【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与える戦法を取ろうかな。
アドリブ連帯歓迎
●集団となれば……
「お、おー……すごい、鼻がスーってする……」
漂うチョコミントの香りとわらわらと集まる過激派チョコミン党員に驚く政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)。グリモア猟兵から話は聞いていたが、まさかここまで匂いを漂わせているとは思ってもいなかったようだ。
このままではハロウィンがチョコミント一色に染まってしまう、というのはまさにその言葉通りで、チョコミン党員の集団はわらわらと路地裏を脱出しようとしていた。
「あっ、流石に街には出させない! ――言霊にて煙火に暫しの魂魄を与えん……疾く攻めよ!」
ユーベルコード『忍法・火煙写身の術』を発動させ、狐火で模った分身達を呼び寄せる。560体の分身達は路地裏を埋め尽くすため、チョコミン党員達は先に進めずに脱出も不可能となってしまった。
「ちょっとー! 誰ですか、これー!」
「っていうかチョコミント溶けちゃうー!」
「消火器、消火器ー!」
狐火の熱によってチョコミントが溶けることを忌避しているチョコミン党員。大事なチョコミントを退避させながら、狐火をしっかりと倒してゆく。狐火の分身達は一撃で雲散霧消してしまうが、あまりの数にチョコミン党員も苦労しているようだ。
その間にも朱鞠は拷問具『荊野鎖』を使ってチョコミン党員達の動きを封じ込め、分身達の一撃で少しずつ倒す。荊野鎖は薔薇の棘のようにランダムなスパイクが付いており、絡みついた相手の身体を引き裂いてその血を奪う拷問具。一度絡みつくことで逃れられぬ裂傷を与えることが出来、永続する痛みで動きを鈍らせることが出来る。
「チョコミントは確かに美味しい。……でも、それを無理矢理配って押し付けるのは絶対に違う!」
朱鞠の訴えに対しチョコミン党員はあれやこれやとまくしたて、更には彼女の言葉をチョコミントへの侮辱だと捉え始めたためか、チョコミン党員の周囲に鬼のような形をとった怨念が溢れる。狐火の分身達と怨念がぶつかりあうと、更に周辺の熱気が高まってきた。
「きゃー! きゃー!」
「チョコミント溶けちゃうですー!」
「それもこれもアイツがチョコミントを侮辱したからでーすー!」
「ぶ、侮辱したつもりは毛頭ないんだけどなぁ……!」
誤解を解こうにも、聞き入れられない気がしてしまった朱鞠。ともあれ、路地裏に溢れた怨念やチョコミン党員を少しずつ倒していこうと、上手く立ち回り続けたのであった。
成功
🔵🔵🔴
サエ・キルフィバオム(サポート)
アドリブ歓迎
基本的には情報収集が得意かな
相手が何かの組織だったら、その組織の一員になり切って潜入して、内側から根こそぎ情報を頂いちゃうよ
そうじゃなければ、無害で魅力的な少女を演じて、上手く油断させて情報を引き出したいね
戦いになったら、直接力比べの類は苦手だから、口先で丸め込んだりして相手を妨害したり、糸を利用した罠を張ったり、誘惑してだまし討ちしちゃうかな
上手く相手の技を逆に利用して、手痛いしっぺ返しが出来ると最高♪
敢えて相手の術中に陥ったふりをして、大逆転とかも良く狙うよ
●隙あらば、叩き込む。
「なるほどね……チョコミントで埋め尽くし、ハロウィンをぶち壊す計画……」
ふむ、と何か納得する様子で頷くサエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)。グリモア猟兵から受け取った情報を元に探ったところで、路地裏で屯する過激派チョコミン党員達を見つけた彼女は、ここからどう動こうかと悩んだ。
チョコミン党員達はもぐもぐとチョコミントを食べつつ、どこへ行こう、次はどうしよう、という作戦を立てている。サエの存在に気づけていないのは、ある意味功を奏していた。
「……こうなりゃ、いつものいっときますか!」
こほん、と喉の調子を整えて、サエは裏路地の暗がりをゆっくりと動き出す。
「南側のどのお店に行くです?」
「次はパンプキンパイをチョコミントパイにしてやるでーす」
色々と会議をしているチョコミン党員。そんな中で、こっそりとチョコミントを小馬鹿にするような声が聞こえてくる。これは言うまでもなく、サエがチョコミン党員に見つからないように動きながら喋っている声であり、オブリビオンを誘導してから動くといういつものやり方だ。
何処にいるのかと目を凝らして探し出すチョコミン党員。そんな彼女達の周囲には、チョコミントを侮辱された怒りが具現化した怨念が漂い始めていた。
辺りを漂う怨念は光も影も関係ない。速やかにサエを見つけ出すと、その身体を貫き彼女にダメージを与える。少々の痛み程度なら特に問題ないのだが、問題は……。
「数が多すぎるー!!」
そう、チョコミン党員の数に比例して怨念が存在するものだから、サエ1人に対するダメージ量が多い。この状況をどう切り抜けるかと、サエは考えに考え、そして――。
「――出どころを叩けば、問題なし!」
そう言ってユーベルコード『暗影舞踏』を使い、チョコミン党員の喚く声に向かって暗がりからの不意打ちの蹴りを繰り出した。
1人のチョコミン党員が蹴りによって吹き飛ばされると、ざわ、と一瞬周囲がざわめく。何が起こったのかわからないと言いたげなチョコミン党員だったが、さっきの侮辱してきたヤツだとわかると怨念達を使ってサエを攻撃し始めた。
「ど~こに目を付けてるのかなッ!」
暗がりを移動しながら、チョコミントを侮辱し、怨念達の動きからチョコミン党員の動き方を学習して蹴りを与えるサエ。
その様子は街中の人々には、一切知られることはなかった。
成功
🔵🔵🔴
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
●面白そう、だけど……
「ハロウィンを……チョコミントまみれ……???」
解せぬ、という顔を浮かべているミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)。ハロウィンというお祭りそのものはよく知っているが、何故それをチョコミントまみれにする必要があるのか。ミーヤは訝しんだ。
いや、逆にそうして何か一色にするのもまた新たな試みなのかもしれないと考えてしまったが、しかしハロウィンとチョコミントの繋がりはなんなのか。そこがわけがわからなくて、ミーヤは更に頭を悩ませた。
「う、うぅん。でも、強制するのはちょっと……だから、やっぱり止めなきゃダメにゃ!」
ハロウィンという楽しいお祭りを、悲しみに包ませるわけにはいかない。ミーヤは過激派チョコミン党員達がいる路地裏へと足を運んだ。
「チョコミント~。チョコミント~」
「おいしいおいしいチョコミント~」
チョコミントを食べて楽しんでいるチョコミン党員達。しかしそんな中、空から降り注ぐ別のお菓子が、チョコミン党員達の身体にどんどん当たっている。
一体誰がこんなお菓子をと考えていると、ふいに身体の動きが鈍ってしまう。何が起こっているのかと慌てる間際に、1人のチョコミン党員が突如放たれたレーザーによって吹き飛ばされた。
「誰です!?」
「誰です!?」
「ミーヤです!!」
誰なのかと言われたので思わず返答してしまったミーヤ。その手にはガジェットを握り締め、ゴーグルでしっかり目を保護している。彼女はユーベルコード『おいしいおやつの時間にゃー♪』を使って山盛りのスイーツやお菓子を降らせ、それを楽しまないチョコミン党員達の速度を減らしガジェットの一撃でチョコミン党員を吹き飛ばしていたようだ。
チョコミントが好きなら呼び出したスイーツには手を付けまい……という作戦が功を奏したようで、チョコミン党員達はその策にハマってしまった状態。的確に狙いをつけては、ガジェットから発せられるレーザーで1人ずつ倒していった。
「むー! あなたもチョコミン党に入るのでーすー!」
チョコミン党員達はミーヤと同じようにチョコミントのお菓子をばら撒き、楽しまない彼女の速度を減らして同速度へ持ち込んで彼女の動きを阻害しようと目論んでいる。何があっても、ハロウィンはチョコミントで染めてやるという意志がにじみ出ていた。
なお、この戦いによって路地裏はしばらくお菓子まみれとなってしまい、周囲に甘い匂いが強く出ていたという……。
成功
🔵🔵🔴
杼糸・絡新婦(サポート)
関西弁口調。
とある忍者が使っていた武器・鋼糸【絡新婦】のヤドリガミ。
白い女物の着物を着用しているが、
名前沿った姿なだけで、オネエとかではなく中身はれっきとした男。
子供や親子中心に一般人には愛想よく接するが、
敵とみなしたら容赦なく叩く。
日常でも戦場でも自分のペースを崩さず、
フェイントや挑発、相手の動きを拘束するように阻害したり、
あえて誘い出してこちらに攻撃を仕向け、
自他へのすきを作り出したりする、戦闘スタイル。
また使えるものはなんでも使う。
元の持ち主の影響で、忍者らしい動きも見せる。
所持する黒い狩衣を着た狐獣人の姿をしたからくり人形は、
かつての主人が作ったものを模したもの、名前はサイギョウ。
●ハロウィンは楽しく!
「へぇ……ハロウィンを、チョコミントだけの……チョコミントだけ??」
情報を聞いて精査して、首を傾げた杼糸・絡新婦(繰るモノ・f01494)。ハロウィンってそういうやつだったかな? とほわんほわんと頭の中で自分の辞書を引いて思い出すのだが、どう考えてもチョコミントとハロウィンが結びつかなかった。
「好きなものは好きって言うのはええんやけどねぇ。あんまり強要するのはアカンよなぁ」
流石にこのまま放置するというのは危険なため、絡新婦はユーベルコード『バトルキャラクターズ』で呼び寄せたゲームキャラクター達と共に、過激派チョコミン党員がいる路地裏へと進んだ。
「……っと、そこにおるな。何してんやろ……?」
こっそりと顔を出した絡新婦はチョコミント補給中のチョコミン党員を発見する。今は何をしているのかと聞き耳を立てたところ、どうやら次の襲撃場所を考えているようで。
「南もだけど、他のところも行かなきゃですね~」
「出入り口でチョコミント配りするのも良さそうですー」
「そうと決まったら他のみんなとも連携を取るですー」
どうやらショッピングモールの南側だけでなく、他の場所でもチョコミントを配る作戦に出るようだ。ここで食い止めるほうが良いと、絡新婦は判断する。
だが、一歩踏み出したところで気づいた。動きが少し鈍り始めている、と。
(どうやら……アレを楽しまんと、遅くなってしまうみたいやな)
同じ力を持つ故に、絡新婦は気づいた。チョコミン党員がそれぞれ配っているチョコミントを楽しまなければ、速度が遅くなってしまうということに。
それならばチョコミントを楽しみながら、チョコミン党員達を倒せば良い。その結論に至った彼はゲームキャラクター達にチョコミントを楽しむように伝え、チョコミン党員達の前へ。
「誰!?」
「ん、自分ちょっと通りすがりやねん。チョコミントをばら撒こうとしてる人らを止めに来た、な」
「わーん! 敵です!」
「敵ですー!」
投げつけられたチョコミントを受け取った絡新婦は、その封を開けて美味しく食べる。通り抜けるミントの香りと、舌に残るチョコの味が身体を駆け巡ると……楽しんだと判断されたのか、絡新婦の動きが普段と変わらぬ速度へと戻った。
「お、予想通りやったなぁ。ほんなら、まあ」
ふんわりと微笑んだ絡新婦は、ゲームキャラクター達に1つだけ指示を下した。
――チョコミントを楽しみながら、全てを倒せと。
成功
🔵🔵🔴
大宝寺・朱毘
「入るのです、も何もこちとら元々チョコミン党だよ。お前らと違って過激派じゃねぇってだけで」
チョコミント味のシフォンケーキを己の口に突っ込んで行動速度の低下を防ぎつつ、集った党員たちを睨む。
そしてギターをかき鳴らし、視界に入った者達を片っ端から【ソニック・ワーミー】の衝撃波で打ち倒していく。
同じくチョコミントを愛する面々を叩く行為に心が痛まないではないが。
「お前らみたいのがいるせいで、かえってチョコミン党が迫害されることにもなりかねん。ついでに、あたしはチョコミント以外のスイーツも好きなんでな。特にハロウィンのカボチャ系スイーツも楽しみにしてたんだから、チョコミント一色にされちゃ困るんだよ」
●そもそも自分、チョコミン党員。
「入るのでーすー」
「入るのでーすー」
「入るのです、も何もこちとら元々チョコミン党だよ」
周囲を取り囲まれた朱毘は大きくため息をついた。取り囲まれた矢先にチョコミン党に入れ~と輪唱されてしまうものだから、しっかりはっきりと自分はチョコミン党に入ってると伝える。が、聞く耳持たずの過激派チョコミン党員は、ぐーるぐーると朱毘の周りを回り続ける。
「……っていうか、そもそもあたしはお前らと違って過激派じゃねぇってだけだよ。お前らみたいなのがいるから色々と誤解されるんだろ」
もう一度大きくため息をついた朱毘は、ひとまず自分に付加された『チョコミントを楽しまない者の動きを遅くする力』をどうにか解除するために、チョコミント味のシフォンケーキを一口食べる。変わることのないチョコミントの味が口いっぱいに広がると同時に、重りのついた枷が外れたかのように動きが軽くなった。
すかさず朱毘はユーベルコード『ソニック・ワーミー』を発動させ、背負っていたギター・鬼気琴『鬼怒』をかき鳴らして睨みつけたチョコミン党員達に向けて音の衝撃波を浴びせる。大音量で鳴り響く魔力を込めた演奏は、チョコミン党員達の脳内をぐらぐらと揺らした。
「わーわーわー!」
「うるさい、うるさいでーす!」
あたふたと慌てるチョコミン党員達は、どうにかチョコミントをばらまいて朱毘の動きを遅くしようとする。だが彼女もチョコミン党員である故にその効果は薄く、むしろ彼女の動きをより機敏にさせていた。
「お前らみたいなのがいるせいで、かえってチョコミン党が迫害されることになりかねん。……ついでに、あたしはチョコミント以外のスイーツも好きなんでな」
朱毘は呟く。ハロウィンというお祭り、ハロウィンの楽しみを思い浮かべると、今回の事件はなんと愚かなことかと。チョコミントを愛するのであれば、ハロウィンを染め上げるという行為はまさに愚行ではないのかと。
「……というか、あたしはハロウィンのカボチャ系スイーツも楽しみにしてたんだ! だから、ここでチョコミント一色にされちゃ困るんだよね!」
チョコミントも好きだけども、ハロウィンではハロウィンならではのカボチャ系のスイーツが並び、それを食べるのが好きだという朱毘。今日という日に絶対食べるんだと決めていたことから、さっさと倒したいという気持ちが音楽にも溢れていた。
「あのお店のカボチャケーキ……売り切れてないといいんだけど!」
朱毘の熱意がギターに伝わると、音の衝撃波は路地裏を一気に包み込み――。
●阻止成功!
人知れず、猟兵達はチョコミン党員を倒す事に成功した。
これによりショッピングモールのハロウィンセールは守られ、無事ハロウィンを迎えることが出来た。
チョコミン党員による被害があった店は少数だったようで、リカバリー出来るところはなんとかリカバリーをして、ハロウィンセールを継続するとのことだ。
ハッピー・ハロウィン!
素敵なハロウィンをお過ごしください!
大成功
🔵🔵🔵