銀河帝国攻略戦⑫~再編成を阻止せよ
「みなさま、お集まりいただき、ありがとうございます」
グリモアベースに集まった猟兵たちに向かって、グリモア猟兵である譲葉・秀幸(アストロフェル・f03775)はそう切り出した。
「みなさまにお願いがあります。
至急、スペースシップワールドへ向かっていただきたいのです」
秀幸の話によると、『エンペラーズマインド』防衛艦隊とエンペライダーズの残存兵力が集結してきているのだという。
「ご存じの方も多いと思いますが……スペースシップワールドでは現在、全戦力を糾合して、銀河帝国に対抗しようとしています。
宇宙バイク部隊であるエンペライダーズに関しては、一度は撃破されました。
しかし、その敗残兵が集結し、もう一度部隊を編成しようとしています」
もし再編成を許してしまった場合、帝国大要塞『エンペラーズマインド』との激戦を繰り広げる、スペースシップの艦隊に対して横撃を行ってくるだろう。
そうなってしまうと、それなりの被害がでることは想像にやすい。
「向こうは、戦力の再編成の為に、同じタイプの者たちを一か所に集めています。
そのため、戦うことになる相手は、同じタイプの集団となるでしょう。
再編成中の敵陣に突っ込み、混乱するエンペライダーズをなぎ払ってきて欲しいのです」
今回、戦う相手となるのは、バトルドロイドの集団だという。
数はそれなりにいるようだが、戦闘モードとなって暴れる、熱線銃で狙撃する、攻撃を射撃で相殺する……といった、あらかじめプログラムされた動きしかできない。
複雑な戦法がとれない相手だ。集団でいようと、撃破するのは、さほど難しくはないはずだ。
秀幸は猟兵たちに向かって、頭を下げる。
「どうか、エンペライダーズの再編成を阻止してください。よろしくお願いします」
坂本リサ
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
どうも。坂本リサと申します。
まだ色々と手探りな部分が多く、至らぬ点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
この依頼は、エンペライダーズの再編成を阻止することが目的となっています。
バトルドロイドの集団を、思う存分、倒してください。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
第1章 集団戦
『バトルドロイド』
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POW : バトルスイッチオン
【超戦闘モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : 精密射撃
【狙撃用プログラム】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【熱線銃(ブラスター)】で攻撃する。
WIZ : シュートダウン
対象のユーベルコードに対し【正確にタイミングを合わせた射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
広い宇宙空間のある一点に、ポツポツと紅い光が浮かんでいる。
それは、エンペライダーズに属していたバトルドロイドの目が発する光だ。
そして、その光は、徐々に増えつつあった。
銀河帝国の宇宙バイク部隊であるエンペライダーズ。
その多くは、猟兵たちの手によって撃破された。
しかし、しぶとく生き残り、逃走したものたちがいる。
例え、ひとつの部隊に一名から数名程度しか残っていなかったとしても、それが何十何百部隊分集まれば、戦力としては看過できないものとなる。
彼らが集結してしまう前に、叩いてしまわねばならない。
峰谷・恵
「逆襲されるのは嫌だからね、ここで終わりにさせてもらうよ」
乗り込むと同時に敵が対処する前に全射撃武器によるフルバースト・マキシマムで可能な限り敵を削る(先制攻撃、一斉発射、誘導弾、鎧無視攻撃、鎧砕き、2回攻撃)。
その後はダークミストシールド(盾受け)とマント、空間活動用改造ナノマシン、喰精紋、コード【神を穿つもの】の4重防具(オーラ防御)で敵の攻撃を防ぎながら【超戦闘モード】に入っていない敵を優先してMCフォートとアームドフォートで攻撃。
周囲に【超戦闘モード】状態の敵しか居なくなったら上に向けてMCフォートで曳光弾を撃ち敵をそちらに反応させてその隙にフルバースト・マキシマム第二射でまとめて削る
金剛・狂
エンペライダーズは一度ぶっ飛ばしたんですけどねぇ
また性懲りもなく集まってきて邪魔をするというのなら
もっかいぶっ飛ばしてやるのみっすよ!
毎度おなじみ【Stand By Me】で背後霊のヒシガタさんを召喚
さあ、恐れ戦けこの光り輝く筋肉を!
…バトルロイドが相手だと反応がイマイチっぽいかもしれないっすねー
でもぶっ飛ばすことには変わりない、GO!ヒシガタさん!
ピカーン!と光る[誘導弾]で牽制しつつ、相手の射撃のタイミングを
あわせないように筋肉の[衝撃波]を食らわせます
硬そうな相手でも[鎧砕き]をのせた筋肉パンチでボッコボコにしてやりますよ!
旅団の仲間がいたら連携しまっす
エルス・クロウディス
●POW
複雑な動きができないなら、こっちも小難しくいくより、まとめてザパっとやったほうがよさそうだ。
「なら、久しぶりにこいつだ!」
しょっぱなで正規の使用法をされなかった逆綴。
<残像>と<見切り>で攻撃を回避、当たりそうなら双頭剣で効率よく、最小限に<武器受け>しつつ、<ダッシュ>で突っ込む。
うまく入れたら、大鎌に変形して思いっきり<範囲攻撃>だ。
そう簡単には潰れんだろうけど、それはそれでよし。
力任せに<なぎ払い>をすれば、吹っ飛んで周囲の連中にぶち当たるだろ。
疑似的に、<敵を盾にする>ことができるはずだ。
一か所にとどまらず、可能な限りこれを繰り返していこう。
かき乱していくぞ!
アドリブ・連携〇
月日・とがね
心なき機械に後れを取る理由はありません。
ですが、部隊が再編成され組織立って行動される前に
確実に撃破したいところです。
【ミレナリオ・リフレクション】で敵と全く同じ攻撃を魔術符から
放ち攻撃を相殺しつつ解析する
「あなた方にはこちらがお似合いでしょうか」
解析結果から魔術符で全く同じ銃弾を連続して精製し、
敵集団に狙いを定め大量に放つ
四方八方から銃弾が飛んできて苛立っている訳ではないです。
仕返しという訳でもありません。本当です。
近接攻撃に対しては【オーラ防御】を駆使しつつ
炎の【属性攻撃】を込めたルーンソードで対応
「逆襲されるのは嫌だからね、ここで終わりにさせてもらうよ」
漆黒の髪をなびかせながら、峰谷・恵(神葬騎・f03180)はバトルドロイド数体が固まっている地点へと飛び込む。
バトルドロイドたちが恵を感知するよりも早く、彼女は【フルバースト・マキシマム】を発動させた。
恵の武装が一斉に火を吹く。一度ならず、二度までも。
例え運良く一撃目の射線上にいなかったとしても、念を押すように放たれた二撃目にて命運は尽きてしまった。
恵が飛び込んだ地点にいたバトルドロイドたちは、反撃する間さえ与えられず、原型をとどめないほど粉々になってしまった。
「敵性生命体ヲ確認」
やや離れた地点にいたがゆえに難を逃れたバトルドロイドたちが、恵に熱線銃を向ける。
「戦闘もーど、移行」
恵に向けて次々と熱線が放たれた。
「……その程度の攻撃、効くと思う?」
しかし、ある一撃は、手袋に着けた青い菱形の発生機から作り出される黒い霧状のエネルギーシールド―――ダークミストシールドで打ち消され。ある一撃は、闇の呪詛が籠められた外套で弾かれ。またある一撃は、体を巡る神殺しの力―――コード【神を穿つもの】で相殺され……。
バトルドロイドが放った熱線は、恵の4重防具の前には無力だった。
攻防共に優れた恵を前に、バトルドロイドたちがとった選択は。
「超戦闘もーど、移行」
超戦闘モードに変化することだった。攻撃力と耐久力を得る代わりに、速く動く物を無差別に攻撃するだけのものになってしまう、諸刃の剣だ。
「想定内ね」
恵は、マシンキャノン仕様のアームドフォート―――MCフォートで曳光弾を放つ。
彼女に襲いかかろうとしていたバトルドロイドたちは、標的を飛んでいく曳光弾に切り替え、熱線銃を打ち込んでいく。
「これで、終わりだね」
恵はためらうことなく、バトルドロイドたちに向かってもう一度【フルバースト・マキシマム】を放った。
あとに残されたのは、無傷の恵と、バトルドロイドだったものの残骸だけであった。
(エンペライダーズは一度ぶっ飛ばしたんですけどねぇ……)
金剛・狂(は砕けない・f09749)はため息をついた。
敗残兵は散り散りに逃げるのではなかったのか。再集結しようとするなど聞いていない。
苦々しい思いはあるが、とりあえず今はバトルドロイドの集団を対処せねばならない。
(また性懲りもなく集まってきて邪魔をするというのなら、もっかいぶっ飛ばしてやるのみっすよ!)
狂は気持ちを改め、戦場となった宇宙空間を見据えた。
「多少の悪あがきならば、私は許そう。だが私の背後に立ってるコイツが許すかな!」
狂の言葉に呼応して、筋肉質な背後霊が姿を現す。
【Stand By Me】で召還された背後霊のヒシガタさんは、怒りのサイドチェストポーズを決めていた。心なしか、いつもよりも筋肉量が多いようにも見える。
狂は、バトルドロイドの集団に向けて小型の誘導弾を飛ばした。集団の頭上で炸裂したそれは、まばゆい閃光によって相手を怯ませるものであった。
「!」
バトルドロイドが怯んだ隙に、ヒシガタさんとともに、狂は集団との距離を一気に詰める。
「さあ、恐れ戦けこの光り輝く筋肉を!」
視聴覚の処理落ちから復帰したバトルドロイドたちは、狂たちに気づくと、熱線銃の銃口を向けた。
しかし、ヒシガタさんは素早くポージングをすることによって衝撃波をうみだし、それをぶつけることによって、熱線銃の照準あわせを妨害する。
比較的遠距離にいたバトルドロイドが、狂たちの姿を撮影、帝国のデータベースに照会をした。
「データ照合……」
結果はすぐに導き出された。
「該当一件。てんたくるす部隊壊滅要因ノ、ヒトリ!?」
「イェス! イェス! イェス!」
ドラララァと、ヒシガタさんの拳が次々とバトルドロイドたちに打ち込まれていく。
バトルドロイドは、ダイヤモンドにも似た輝く拳によって、木っ端みじんになっていく。
「ふっふっふ、ヒシガタさんは今回もグレートっすね!」
エルス・クロウディス(昔日の残響・f11252)は、ざっと戦況を確認したあと、【戎応無尽】を発動した。
「骸装、展開。悪いけど、苦手なものでやらせてもらおう」
闇套が展開し、黒い帯が螺旋状に広がっていく。
(向こうは、複雑な動きはできていない。こっちも小難しくいくより、まとめてザパっとやったほうがよさそうだ)
そう判断を下し、武装を選択する。
「なら、久しぶりにこいつだ!」
選ばれたのは、逆綴。砂鉄に似た性質を持つこの骸装は、さまざまな武器の形をとることができる。
最初は、腕にまとわせて衝撃を緩和するのに使用した。しかし、今回は本来の使い方をするのが良いだろう。
螺旋状に広がった黒い帯は、双頭剣の形へと変化していく。
「敵性生命体ヲ確認」
バトルドロイドたちがエルスに気づき、熱線銃で狙撃してきた。
しかし、戦況確認をしていたエルスにとって、バトルドロイドたちがどう動いてくるかなど、たやすく想像できている。
ある時は紙一重で避け、またある時は双頭剣の刃で受け流しながら、熱線の雨をくぐり抜けていく。
そうしてバトルドロイドたちとの距離を一気に詰め、勢いを殺さぬまま、その懐に飛び込んだ。
エルスが手にしていた双頭剣がザラリとその姿を崩し、瞬時に大鎌へと変化する。
柄をグッと強く握ると、駆け寄った勢いを乗せて大鎌を振るった。
大鎌によってなぎ払われたバトルドロイドたちは、加勢しようと寄ってきたバトルドロイドに派手にぶち当たる。
大鎌での一撃では壊れきれなかったものも、同胞とぶつかり合った衝撃で、完全に沈黙してしまった。
そして、寄ってきたものたちも、のしかかったまま停止してしまった同胞のボディが邪魔で、エルスに銃口を向けることができずにいる。
その隙に、エルスは別の地点に向けて跳躍した。新たに集団を作ろうとしているバトルドロイドたちをなぎ払うために。
戦場に降り立った月日・とがね(七耀の逆行・f00752)を迎えたのは、バトルドロイドたちの熱線銃による狙撃だった。
(心なき機械に後れを取る理由はありません)
月日・とがね(七耀の逆行・f00752)は、最初の数発を難なく交わすと、ホログラムで投影された魔術符を展開し【ミレナリオ・リフレクション】を発動した。
彼女を取り囲むようにして浮かび上がった魔術符から次々と熱線が放たれ、バトルドロイドが放ったそれとぶつかり合って弾け消えていく。
無言のまま次々と相殺しながら、とがねはバトルドロイドの攻撃を解析する。
「近接もーどニ、移行」
狙撃が上手くいかないことにしびれを切らしたというわけでもないのだろうが、一体がとがねの元に突撃してきた。
近接から放たれる一撃。だが、とがねはオーラによる防御でそれを耐えきった。
魔術符で攻撃を相殺しながら、無論、解析も進めながら、彼女は炎をまとわせたルーンソードで近接距離に来た一体を切り伏せた。
(この程度、マルチタスクのうちに入りませんね)
突撃してきた一体が完全に動かなくなるのと、解析が終了するのは、ほぼ同時だった。
「あなた方にはこちらがお似合いでしょうか」
魔術府が一枚、また一枚と熱を帯びていく。ホログラムで投影されたものとはいえ、魔術の触媒として使える一品だ。熱を発することなど造作ない。
「銃撃の雨あられに苛立ったという訳ではないのですが……」
熱を帯びた魔術府から放たれたのは、バトルドロイドたちが放った熱線と全く同質のもの。
ただし、その量は段違いだ。
バトルドロイドたちの何倍もの熱線が、魔術府から放たれた。
次々と放たれる熱線に貫かれ、あるいは焼かれ、バトルドロイドたちは活動を停止していく。
「仕返しでもありません。本当です」
とがねの表情は、徹頭徹尾動くことはなかった。
ただ単に、彼女にとって難しくはない戦闘だったからなのか、それとも、表情を表現する機能が本当に実装されていないのか……その答えを知るのは、彼女自身だけなのであった。
大成功
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広い宇宙空間にポツリポツリと存在していたバトルドロイドは、猟兵たちの猛攻により、その殆どが討ち取られた。
しかし、バトルドロイドが集まりかけているポイントは、まだいくつか残っている。
後顧の憂いを断つためには、すべてのポイントを制圧してしまわねばならない。
リリスフィア・スターライト
他の猟兵達との連携はOKだよ。
集まって軍団として再結成されると厄介そうだし
全力で叩かせてもらうね。
バトルドロイド達が一か所に終結したタイミングを
見計らって天体破局による魔力の大爆発で一気に
敵陣に大打撃を与えるつもりだよ。
タイミングが合わない場合は皆に合わせて接近し
地道に剣で応戦して少しずつ敵戦力を
減らしていって機械を伺うね。
「単純といえばそうだけれど、破壊力は半端じゃないからね」
「機会も限られているし、敵もチャンスも逃さないよ」
フィロメーラ・アステール
「うおー! 暴れるぞー!」
ここはドーンと行ってバーンとやってやろうじゃないか!
【スーパー流れ星キック】を使うぜ!
【ダッシュ】で【残像】が出るほどに加速しつつ【スライディング】!
そして光の【属性攻撃】の【全力魔法】パワーを纏う!
敵の反撃は【第六感】で察知して【空中戦】テクニックで回避だ!
いつもなら適当にフィニッシュするところだけど、今回は【気合い】を入れて飛び回り、敵をじゃんじゃんかき回してやるぜ!
光り輝く流星が暴れる【パフォーマンス】を見たら、味方もきっと【勇気】がわいてくるはずだぜ!
コイツでみんなを【鼓舞】して、盛り上げていくぞー!
尭海・有珠
【WIZ】
敵を蹴散らせというのは実に単純明快でいい。
こうも感情も見せず無機質な相手ならば、思い悩むこともないな
「被害を抑えるために必要なんだろう? 此処でスクラップになってくれ」
二度め以降の相殺の成功率が上がるというなら
一度の攻撃である程度の成果は上げなければいけないか。
敵の攻撃は剣で凌ぎつつ、自分自身に注意が向いた瞬間が『氷棘の戯』の発動タイミングだな。
一部を正面から敵に向け発動。これは陽動のために。
大半は視覚外又は少しでも離れた場所から出現させ、
不意をつくように回り込むようにして降らせる。
数を減らすようにも、取りこぼした敵を潰していくのでも
状況に応じて、足りない方に回って対処しようとも。
尾崎・ナオ
【拳銃早打ち】で仕留めるよ!(レベル分の1秒で【黒い拳銃】を発射できる)
「これ、見える~ぅ?」
相手を茶化しながら早打ち!技能【クイックドロウ48】も乗せて、高速の早打ちを仕掛けるよ!
弾薬が足りない?いやいや、大丈夫。拳銃自体が沢山あるから!同じ銃ちゃんと複数装備してるから!
あとは【ナイフいっぱい☆】も使って牽制していこうかなー。
こいつら、意思はあるんだよね?ちゃんと退いてくれると嬉しいんだけど!
ちゃーんと投げる前に【毒使い12】でしっかり毒を塗ってまぁす!
それを念力で【投擲11】!投擲フォームを使うって事で!
「うおー! 暴れるぞー!」
フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)は叫んだ。
ここは宇宙。運命の風に乗って漂流する、星くずの妖精が輝くにふさわしい場所だ。
フィロメーラは、宙を蹴りつけた。彼女の靴は、空を滑ることができる特別な靴。例え虚無の宇宙空間であろうと、難なく駆けることができる。
残像が出るほどのスピードで宇宙空間を疾走。バトルドロイド数体が固まっているポイントへとスライディングする。
フィロメーラが放つまばゆい軌跡に、バトルドロイドがようやく気づくも、時既に遅し。
「スーパー! 流れ星!! キーーーック!!!」
フィロメーラは【スーパー流れ星キック】を発動。
バトルドロイドが固まっていたポイントを、隕石が落下したかのような衝撃が襲う。
その直撃を受けたものは無論砕け散ったが、発生した強烈な圧力波によって、周囲にいたものたちもそのボディを再起不能なレベルで破壊された。
「さあ、最高にラッキーな時間のはじまりだぞー!」
バトルドロイドが動かなくなったのを確認すると、フィロメーラは身を転じ、他の猟兵たちに向かって走り出した。
金の髪をなびかせ、青い瞳を輝かせ、フィロメーラは光の粒子を振りまいていく。
光の粒子を浴びた猟兵たちは、徐々に力が増していくのを感じた。
「明日に繋ぐ物語のはじまりはじまり、ってなー!」
彼女は、幸運の流星。戦闘続きの猟兵たちに幸運を届けるため、宇宙空間を飛び回るのであった。
「単純といえばそうだけれど、破壊力は半端じゃないからね……」
リリスフィア・スターライト(多重人格者のマジックナイト・f02074)は、バトルドロイドの戦いぶりを眺め、そう漏らした。
(集まって軍団として再結成されると厄介そうだ。全力で叩かせてもらうよ)
リリスフィアに気づいたバトルドロイドが、彼女に向けて熱線銃を放ってくる。
すでにバトルドロイドたちの動きを把握していた彼女にとって、その熱線の軌道を推測し、ヒラリヒラリと避け続けることなど、たやすいことだった。
一体二体ではリリスフィアに敵わないと理解したバトルドロイドは、スペースデブリなどに身を隠していた仲間たちも呼び寄せた。
そう、それこそが、彼女の狙いだとも気づかずに。
バトルドロイドたちが充分に集まったところで、リリスフィアは、【天体破局】を発動させた。
「唸れ雷光、轟け嵐、渦に飲まれ、全てを灰燼に帰せ!」
雷をともった暴風雨が、バトルドロイドの集団に襲いかかる。
あるものは激しい雨にボディを打たれたせいでショートして、あるものは荒れ狂う風に吹き飛ばされて、またあるものは、直撃雷による膨大な電流の流れによるシステム損傷で、その活動を停止していった。
「機会も限られているからね。敵もチャンスも逃さないよ」
バトルドロイドが完全に動かなくなったのを確認すると、リリスフィアはそうつぶやいたのだった。
「被害を抑えるために必要なんだろう? 此処でスクラップになってくれ」
尭海・有珠(殲蒼・f06286)がそう漏らすと、バトルドロイドたちが反応した。
有珠めがけて黙々と熱線銃を放ってくる。
しかし有珠は、仄暗い海の底の気配を帯びた、黒に程近い藍の剣―――海昏の刃で、熱線をたやすく受け流していった。
(こうも感情も見せず無機質な相手ならば、思い悩むこともないな)
心の中でそうつぶやくと、有珠は【氷棘の戯】を発動させる。
「来たれ、水精の滴り。群れよ、奔れ、『氷棘の戯』」
超高圧縮された朱色の水で形成された氷棘の雨を、バトルドロイドに向かって降らせた。
さすがにバトルドロイドも、真正面からの攻撃に対処できないほど愚かではない。降り注いできた氷棘を、熱線銃で次々と打ち落としてく。
しかし、逆に言えば、目の前からくる攻撃に釘付けになっている。
有珠は氷棘の雨の流れを操る。真正面に一部を残したままで、しかし、その大半はバトルドロイドの背面へと移した。
背後から迫り来る氷棘の気配をバトルドロイドが感じ取るのと、氷棘がそのボディに突き刺さるのは、ほぼ同時だった。
次々と突き刺さる氷棘。バトルドロイドの頭が、腕が、足が、ボディが、ひしゃげて形を失っていった。
「……これでラスト、か」
有珠は漆黒の髪を揺らしながら周囲を見回す。
その青い瞳に映ったのは、果てしなく広がる宇宙空間と、この戦場をともに駆け抜けた猟兵たちの姿だけだった。
こうして、エンペライダーズの残存兵力は、猟兵たちの活躍によって完全に潰されたのだった。
銀河帝国攻略戦は、そろそろ佳境に入ろうとしている。
これから戦争はより一層激しくなっていくだろう。
猟兵たちは気を引き締め直すと、次なる戦場へと向かうのであった。
大成功
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