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アイスキャンディーと碎輝とお守り

#カクリヨファンタズム #【Q】 #戦後 #碎輝 #アイスキャンディー屋

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#碎輝
#アイスキャンディー屋


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 カクリヨファンタズムに、アイスキャンディー売りがやってきた。
「小豆のアイスに、色とりどりなフルーツアイス! それに、ソーダ味のアイスは当たり付きだよー!! さあ、寄っといで!!」
 カンカンに晴れた空の下、蝉時雨を聞きながら……美味しいアイスを食べるのはどうだろう? 優しそうな鬼の妖怪が、カラフルなアイスの台車を引きながら、声を張り上げる。
「美味しい美味しい、鬼印の……アイスキャンディーだよ!!」
 残暑の名残を受けながら、アイス屋の声をきいて、昼寝をしていた碎輝はむくりと起き上がった。
「アイスか……美味そうだな」
 そういって、声の聞こえる方角を見据えたのだった。

「皆様には、カクリヨファンタズムに向かっていただきますわ」
 そういって、猟兵達に声をかけるのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
「実は、竜神親分の碎輝様を狙って、オブリビオンが襲ってくるのが分かったのです。せっかく皆様が成長を停滞させているのに、このままでは大変なことになってしまいますわ」
 それに碎輝の身も危険だ。
「というわけで、皆様には碎輝と一緒にアイスキャンディー屋さんで、アイスを食べてきてくださいませ。そこでアイスを食べている碎輝様が襲われるようなので」
 リズの予知によると、美味しいアイスを食べ終わった後に、オブリビオンが突入してきて、バトルに発展するらしい。
「ですので、皆様にはご一緒にアイスを楽しんで、碎輝様の護衛をお願いしますわ」
 そこに来ているアイス屋さんのアイスは、とっても美味しいそうですからと、リズはにっこりと付け加えた。
「というわけで、皆様。碎輝様の護衛、よろしくお願いしますわね」
 そういって、リズは碎輝のいるアイス屋さんの所へと、猟兵達を導くのであった。


柚葵チハヤ
 こんにちは、柚葵チハヤです。
 今回は全2章のカクリヨファンタズムのシナリオとなります。
 のんびりまったりと進めていこうと思いますので、良いタイミングで楽しんて頂けたらと思います。

 1章は碎輝親分と一緒に、アイスを食べます。お友達と連れ添って食べるのもいいかもですね。最後の夏のお楽しみ、ごゆっくりどうぞ。

 2章でオブリビオンがやってきます。碎輝親分が、すーぐ成長してやっつけようとするので、「ここは俺にまかせて先にいけ」とか「ここは俺に譲ってくれないか?」みたいな、ヒーロー大好き小学生が燃えるシチュエーションで出番を譲ってもらい、かわりに戦いましょう。

 また、複数で参加する場合は、お相手の名前がID、グループ名等をお忘れなく。
 皆様の美味しくて、熱いプレイング、お待ちしていますね!
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第1章 日常 『蝉時雨を聞きながら』

POW   :    固そうな小豆のアイスをチョイス

SPD   :    色とりどりなフルーツのものを選んでみる

WIZ   :    当たり付きのソーダ味を選ぶ

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ミリアリア・アーデルハイム
碎輝様は何味ですか?
私はゆず味にしてみます。
アイスキャンディー美味しいですね。こっちも一口食べてみますか?
はい、どうぞ。
ふふ、こうしていると弟のことを思い出します。私達は半分こして食べられる、ラムネの入ったソーダアイスが好きで良く一緒に食べたものです
割った時にどっちが大きいかって比べたり、ラムネが多いかって比べたり

碎輝様は一人っ子ですか、それとも龍の神はみな兄弟なのでしょうか?
兄弟がいらっしゃるとしても、永い間独りで封印を受けていらっしゃったのですからずっと独りだったのに変わりはありませんね

折角封印を解いていられるようになったのですから、いっぱい一杯楽しみましょう、ね!!
おかわりどうですか?



「このアイス、美味いなっ!」
 はぐはぐと美味しそうにアイスを食べる碎輝の隣で。
「碎輝様は何味ですか?」
 ちょこんと座っているのは、ミリアリア・アーデルハイム(永劫炉の使徒・f32606)。リズの話を聞いて、護衛に来た一人だ。
「んー? 俺はソーダとフルーツ!! ……くっ、またはずれか。あ、そういうお前はなんのやつ食べるんだ?」
 どうも外れてばかりいるようだ。その碎輝の無邪気な様子に笑みを浮かべ。
「私はゆず味にしてみます。すみませーん!」
「あいよ、ゆず味だね」
 店員の鬼は笑顔でミリアリアの希望通りのアイスを手渡した。さっそく、ミリアリアもぱくんと一口。
「わあ……アイスキャンディー美味しいですね。こっちも一口食べてみますか?」
「ん、いいのか! じゃあ、遠慮なく……はぐっ!」
 はいどうぞと差し出されたミリアリアのアイスを、嬉しそうに一口だけいただく碎輝。
「んっ! これも美味いな!! おやじ、これと同じやつ、もう2本!」
「あいよ!」
 鬼の店員から新しいアイスを受け取り、碎輝はその一つを、ミリアリアに手渡した。
「え? これ……」
「さっきくれた礼だ! 遠慮せず食ってくれ!」
 にっと笑顔を向ける碎輝は、そのまま自分のゆず味アイスにぱくついている。
「……ふふ、こうしていると弟のことを思い出します。私達は半分こして食べられる、ラムネの入ったソーダアイスが好きで良く一緒に食べたものです。割った時にどっちが大きいかって比べたり、ラムネが多いかって比べたり」
「そのアイスも美味そうだし、比べるのも楽しそうだな! おやじ、こいつが言ったラムネ入りのソーダってあるか? 割れるやつ!」
「ああ、ありますよ。いりますか」
「おう、一つくれ!」
 さっそくもらって、ぱかっと割るが。
「うげ、失敗……」
 一つが半分割れて、ひとつは半分多くついていた。
「こりゃ、どう考えてもこっちの勝ちだな。いるか?」
 懐かしいラムネアイスにミリアリアは。
「じゃあ、少ない方で」
「いいのか?」
「……これ以上食べると、おなかを壊してしまいますから」
 その言葉にびくんとしながらも。
「あ、俺、妖怪だったわ」
 それに気づいて、碎輝はにんまりと遠慮なくアイスを食べ続けている。
「そういえば、碎輝様は一人っ子ですか? それとも龍の神は、みな兄弟なのでしょうか?」
 もらったアイスを食べながら、ミリアリアが尋ねた。
「んー、昔のことだからな、忘れちまったな! けど、ここにはたくさんのマブダチっていうか、親分もいるし、それにお前らもいるから、飽きないぜ!」
「そうですか。もし、兄弟がいらっしゃるとしても、永い間独りで封印を受けていらっしゃったのですから、ずっと独りだったのに変わりはありませんね」
「かもなっ!!」
 碎輝は美味しいアイスに夢中になっている。
「折角封印を解いていられるようになったのですから、いっぱい一杯楽しみましょう、ね!! ……あ、おかわりどうですか?」
「いるいる! 次はどれにする?」
 ミリアリアは楽しそうに碎輝のおかわりを店員に頼むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との絡み歓迎

■心情
アイスですか、この季節は未だに暑いですから
こういうアイスを食べる機会はとても嬉しいですわね。
色んなアイスを食べて涼みましょう。

■行動
碎輝親分と一緒にアイスを頂きますわ。
「碎輝親分はどんなアイスを選びましたか?」
「私は当たり付きのソーダ味のアイスを頂きますわね」
アイスを美味しそうに食べますわね。

「んー、とても冷たくて、甘くて、絶品ですわね」
後は、当たり付きと言うのも気になりますわ。
【幸運】を持っていますので、当たりそうな気はするのですけど。

(当たったら)「わぁ、やりましたわ!当たったらもう一本でしょうか?」
(外れたら)「がーん!そ、そんな……。」



「アイスですか。……この季節は未だに暑いですから、こういうアイスを食べる機会はとても嬉しいですわね。色んなアイスを食べて涼みましょう」
 幸いにも、ここは真夏のような暑さだ。アイスを食べるにはピッタリ。ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)も、碎輝達の輪に加わわる。
「碎輝親分は、どんなアイスを選びましたか?」
「んー、おぼえてねーな。けど、いっぱい食べてるぞ!」 
 はぐはぐと食べる碎輝の周りには、たくさんのアイスの棒が落ちている。
「では、私は当たり付きのソーダ味のアイスを頂きますわね」
 鬼の店員から件のアイスを受け取り、ぱくり。
「まあ、とっても美味しいですわ!」
 ぱくぱくと食べ進めるローズ。
「んー、とても冷たくて、甘くて、絶品ですわね」
 かなり幸せそうだ。ついでにいうと、もう一つ。
「そういえば、これ、当たり付きでしたわね」
 まじまじと食べ終えたアイスの棒を確認すると。
「わぁ、やりましたわ! 当たったらもう一本でしょうか?」
「そうだよ。交換するかい?」
「ええ、ぜひ!」
 鬼の店員から新しいアイスをもう一本もらって、ローズは幸せそうだ。
「お、いいなそれ! おい、俺にも同じの一本!!」
 そして、二人してアイスの棒を確認。
「がーん! そ、そんな……」
「ま、マジかよ……」
 次は外れてしまったようだ。残念!

 とそのときだった。
「貴様か……碎輝とやらは……」
 碎輝を狙うオブリビオンがゆっくりと近づいてきたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『無銘なる憎悪の残骸』

POW   :    只、不条理への憎悪を抱き
【憎悪】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD   :    其の太刀、神を討つ逆神の刃也
装備中のアイテム「【妖刀村正『逆神』】」の効果・威力・射程を3倍に増幅する。
WIZ   :    死して尚、死を畏れ足掻き
【呪いで死した者たちの軍勢】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。

イラスト:猫背

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は無銘・サカガミです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

麻生・竜星(サポート)
人間のマジックナイト×シャーマン、20歳の男です。

極悪非道の敵には無慈悲で攻撃します。何かに、また何者かによって操られたり強制的に戦わされている場合は、救えるものなら話をしようとします。助けられない場合は『魂の開放』により助けようとします。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、近接か遠距離範囲攻撃のどちらが有効か考えて行動します。
ブル-アルカディアでの依頼で空中戦の時は、ワイパ-ンに騎乗して戦います

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

ほかの猟兵との絡み&アドリブはOKです
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「むっ!! 敵かっ!?」
 食べかけのアイスを投げ出して、飛び出そうとする碎輝を。
「その必要はない」
 そう押しとどめるのは、麻生・竜星(銀月の力を受け継いで・f07360)だ。襲ってきた無銘なる憎悪の残骸から、碎輝を守るように立ちはだかる。
「ひとつ、聞いてもいいか?」
 その竜星の言葉にオブリビオンは、一瞬、足を止めた。
「お前は何者かに操られていたり、指図されたりして来たのか?」
「うるさいうるさい、黙れ!! 今すぐ後ろにいる碎輝を差し出せ!! 邪魔するなら貴様から切り裂いてくれるわ!!」
 どうやら、聞く耳持たぬようだ。完全な敵と思って問題ないだろう。
「ならば……容赦なく倒しても問題ないな」
 竜星はトリニティ・エンハンスを発動させ、炎と水、そして風の魔力でもって、自身を強化する。銀月の如く輝く剣、φ月影φを引き抜き、一閃!
「ぬおっ!? 力で……負けるだと!?」
「油断したな」
 渾身の力でもって、二度目の斬撃。
「ぐあっ!!」
 このまま碎輝を出さずに戦えば、敵は1体。遅れを取ることはないだろう。
 猟兵達との戦いはまだ、始まったばかり……。

成功 🔵​🔵​🔴​

ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
オブリビオンがやってきたみたいですわね。
碎輝親分に無理はさせられないので、此処は私が戦いましょう。

■行動
「碎輝親分、ここは私に任せて頂けませんか?」
そう言って、敵と戦いますわね。

戦闘では、風嵐薔薇矢雨を使用して戦いますわね。
呪いで死した者たちの軍勢に対して
多くの薔薇の矢で纏めて攻撃していきますわね。

【属性攻撃】で風と樹の属性を強化し、【破魔】も加える事で
死の呪いを祓う様にしますわね。

軍勢に囲まれたら、速く動かない様に注意しておき
安全な位置まで移動できたら、また敵への攻撃を試みますわ。



「……オブリビオンがやってきたみたいですわね。碎輝親分に無理はさせられないので、此処は私が戦いましょう」
 竜星が戦っている様子を見て、ローズも腰を上げた。
 夕焼け色の刀身を持つロングソード、夕の憩いを鞘から引き抜き、傍にいる碎輝へと声をかけた。
「碎輝親分、ここは私に任せて頂けませんか?」
「……大丈夫なのか?」
「ええ、碎輝親分の前で、無様な姿を見せるわけにはいきませんわ」
 そう微笑むローズに。
「任せた! いっちょ、ぶっ倒してこいよ!」
「了解しましたわ、碎輝親分」
 そういって、竜星が後退するタイミングで、ローズも戦いの場へと向かう。
「また来たか!!」
 敵はすぐさま呪いで死した者たちの軍勢へと変化し、理性を失いながらも、速く動く物を無差別な攻撃を仕掛けてくる。
「我が放つは、じわりじわりと棘の痛みを与えし、薔薇の矢……慄け!」
 その攻撃がローズに届く前に、放たれるは風嵐薔薇矢雨(アメノゴトクフリソソグハトゲヲマトイシバラノヤ)。ローズお得意の風と樹と破魔を複合させた魔力を上乗せし、更に痛みを増大させる薔薇の矢を放ったのだ。
「ぐあああああ!!!」
 その無数の薔薇の矢は、軍勢に変化した敵をも鋭く貫き、その姿を元の姿へと戻していった。
「……まだまだ、これからですわよ」
 剣を振りながら、ローズは勝気な笑みを浮かべたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

編堵・希亜(サポート)
「……なに?」
「そうなんだ。」
「私は、私だよ。」

囚人服のようなものを着て、いつも黒猫のぬいぐるみを抱えた女の子。口数は少なく、人見知りで猜疑心は強いものの、猟兵としての仕事をこなすためなら、それなりに人と付き合っていける。
甘い物が大好きで、食べればすぐに機嫌がよくなる。嫌いなモノは、かつて自分のいたアリスラビリンスの世界と、それを連想させるもの。

戦闘では、自分ではあまり戦わず、自身に宿るオウガの『カイ』を戦わせたり、ぬいぐるみをバロックレギオンとして相手を押しつぶしたりする。

『カイ』は上等なドレスを着たラミアで、少し高飛車な話し方。宿主の身は守り、敵には容赦がない。『さぁ、敵はどこかしら!?』



「……これ、おいしい」
 ちゃっかりアイス屋で甘いアイスを食べているのは、編堵・希亜(蛇に囚われた少女・f19313)だ。
「うおおお、俺も戦いてぇ!!」
 我慢我慢とされて、動きたい碎輝は、今にも飛び出しそうだったが。
「これ食べて落ち着く」
「むぐっ!!」
 同じくアイス屋で調達したソーダ味のアイスを、希亜は碎輝の口の中に突っ込んで見せた。
「はぐはぐ、美味い!!」
 アイスに気を取られている間にアイスを食べ終えた希亜も敵の前へと向かう。
「貴様も斬られたいのか!!」
 威力を上げた妖刀村正『逆神』で、無防備な希亜は、次々と斬られていく。
「お、おいおい!!」
 アイスを咥えながら、碎輝が立ち上がった瞬間!
「痛いの怖いの全部、返してあげる」
 先ほどの傷はどこへやら。代わりに妖刀を持つ敵が。
「ぐあああああ!!」
 希亜の持つ継ぎ接ぎの黒猫人形から、先ほどの斬撃が返っていったのだ。
 そう、それが希亜の攻撃方法の一つ。仕返し(オペラツィオン・マカブル)だったのだ。
「お前、凄いじゃん!」
「だったら……動かないで」
 希亜はそういって、碎輝を再び押しとどめたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

スピレイル・ナトゥア(サポート)
精霊を信仰する部族の巫女姫です
好奇心旺盛な性格で、世界をオブリビオンのいない平和な状態に戻して、楽しく旅をするために戦っています
自分の生命を危険に晒してでも、被害者の方々の生命を救おうとします
技能は【第六感】と【援護射撃】と【オーラ防御】を主に使用します
精霊印の突撃銃を武器に、弾幕を張ったり、味方を援護したりする専用スタイルです(前衛はみなさんに任せました!)
情報収集や交渉のときには、自前の猫耳をふりふり揺らして【誘惑】を
接近戦の場合は精霊の護身用ナイフで【捨て身の一撃】を繰り出します
マスター様ごとの描写の違いを楽しみにしている改造巫女服娘なので、ぜひサポート参加させてくださると嬉しいです!



「では、私もささやかではありますが、援護いたしましょう」
 スピレイル・ナトゥア(蒼色の螺旋の巫女姫・f06014)もまた、戦いに加わる。
「俺も行くぞ!!」
「親分さんは、大人しくしていてくださいね」
 と、にっこりと笑みを浮かべるスピレイル。なんか、凄い迫力があるのは気のせいだろうか。
「あ、はい」
 碎輝はそんなスピレイルに、すんと大人しくなった。親分を止めるほどの迫力……ちょっと凄いのかもしれない……。
「邪魔を……するなあああ!!」
 と、スピレイルを見つけて、自らを軍勢と化して突撃してきた。
 碎輝を庇うようにスピレイルが前に立ちはだかると。
「させませんよ」
 精霊印の突撃銃でもって、牽制した後。
「ライトニングリボンバラージ!」
 機械の性能を向上させる事のできる雷の精霊から、電撃で構築された無数の巨大な紐を放ち、敵をリボン巻きにしつつ感電させていく。
「ぐあああああああ!!!」
「もう少し大人しくしていてくださいね」
 止めと言わんばかりに激しい電撃を与えると、スピレイルはようやく、そのリボンを敵から外したのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミリアリア・アーデルハイム
アイスの棒を拝借しますね
お店から少し離れた地に刺し、陣を設置してUC(全力魔法)敵の襲来に備えます

ここは私が参ります、ご照覧あれ!

箒で飛び 屏氷万里鏡を使用 残像やフェイントで撹乱防御
魔法弾に慰め属性の浄化の祈りを込めて(誘導弾、呪殺弾)撃ち、足止めを図る
暫し畏れを忘れると良いでしょう

距離が空けば高速移動し敵を誘導
とはいえ、そう長くは逃げ切れません
今です!「2拍手」

碎輝様が策もなくアイスキャンディーを頬張っていらっしゃったとお思いですか?あれは牢を発動させるための布石、もとい布アイス棒です。深謀遠慮とはまさに此の事。碎輝様を手にかけようなど、片腹痛い!
えっと、お腹が冷えたわけではありませんよ?



「アイスの棒を拝借しますね」
 ミリアリアは、ちまちまと碎輝が食べ終わったアイスの棒を回収していた。
 気づけばその数、数十本。
「……ちょっと多いでしょうか」
 思わず、ミリアリアは、まだアイスを食べている碎輝の方を見る。
「お、そろそろ俺の出番か!」
「いえ、まだまだですよ」
 それもいただきますと、食べ終えたアイスの棒を回収して、他の猟兵達が戦っている間に、店から少し離れた所でアイス棒を突き刺し、陣を作る。
「まぐまぐ……なにやってんだろな?」
「さあ……?」
 食べる碎輝に店員は、新たなアイスを手渡し、首を傾げる。
 準備は整った。
 すっくとミリアリアも立ち上がり、敵の方へと向き直る。
「ここは私が参ります、ご照覧あれ!」
 いつの間にか取り出した箒に跨ると、屏氷万里鏡を手に、慰め属性の浄化の祈りを込めた魔法弾を放ち、足止めする。
「暫し畏れを忘れると良いでしょう」
「ぐおおおお!!」
 それでもなおも、怒り狂った敵がミリアリアを追いかけてゆく。
「貴様を……殺す……!!」
 と、ミリアリアはそのときを待っていた。
「今です!」
 ミリアリアの強い二拍手が響いたかと思うと。
「ぐあああああ!!」
 アイス棒で囲まれた陣の中心にいた敵へと、永劫炉の浄炎から成る脱出不能の牢獄が出現した。敵はそのまま業火に包まれ、牢の中で断末魔を上げている。
「碎輝様が策もなく、アイスキャンディーを頬張っていらっしゃったとお思いですか? あれは牢を発動させるための布石、もとい布アイス棒です。深謀遠慮とはまさに此の事。碎輝様を手にかけようなど、片腹痛い!」
 と格好つけつつも。
「……えっと、お腹が冷えたわけではありませんよ?」
 そう付け加えるのを忘れない。

 ミリアリアの最期の一撃によって、敵は消滅していった。
 碎輝親分も美味しいアイスをいっぱい食べて、満足そうだ。
 こうして、碎輝襲撃事件は、猟兵達の活躍により阻止され、碎輝の安全は守られたのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年10月14日


挿絵イラスト