3
銀河帝国攻略戦⑪~地獄の壁

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#スペースシップワールド
🔒
#戦争
🔒
#銀河帝国攻略戦


0






 現在猟兵たちは、スペースシップワールドにおいて『銀河帝国攻略戦』の真っ最中。今日もまた、各世界から集まった猟兵たちはグリモアベースから戦場に旅立っていく。 
 集合したメンバーに、グリモア猟兵のガーネット・グレイローズが語り掛けた。その掌中には、光り輝く物体・グリモアが浮遊している。
「皆、お疲れ様だ。それでは、『銀河帝国攻略戦』の最新の戦況を確認しておこうか」
 開戦から一週間が経過し、各地のスペースシップ団が続々と解放軍と合流している。さらに、合流した解放軍を一網打尽にする予定だった戦略防衛兵器『カイザー・レイ』の破壊作戦も成功し、作戦第一段階は無事に終えられたといえる。これにより、帝国は大要塞『エンペラーズ・マインド』を最終防衛ラインとする強固な防衛線を敷き、解放軍を迎え撃つ態勢に入ったのだ。
 敵の大要塞『エンペラーズ・マインド』は遺失技術の一つであり、ワープドライブやグリモア猟兵のテレポートを妨害する能力を持っている。そのため、攻略の鍵を握るのは、艦隊戦による真っ向勝負。スペースシップ団の協力のもと、『エンペラーズ・マインド』を防衛する帝国艦隊を撃破し、最終的に『エンペラーズ・マインド』の内部に侵入してコアを破壊する作戦が立てられ、すぐさま実行に移された。
 大規模な戦闘に不慣れな解放軍は最初こそ浮足立ってはいたものの、猟兵がサポートに入ったことで徐々に持ち直すことが出来た。猟兵たちはエンペラーズ・マインドの防衛に回ってきた宇宙バイク部隊『エンペライダーズ』および帝国軍宇宙艦隊の大部分を撃滅することに成功。そして、エンペラーズ・マインド突入口から内部に侵入したチームは、次々と敵を蹴散らして破竹の勢いで防衛網を突破した。その結果、ついにエンペラーズ・マインドの中枢部分であるコアマシンルームへの侵攻が可能になったのだ。
しかし、帝国大要塞『エンペラーズマインド』の防御装甲と対艦武装は、規格外の『コアマシン』である『エンペラーズマインド・コア』によって修復され続けるため、撃破するには至らず、戦いは膠着状態に入った。
「巨大要塞、エンペラーズ・マインドは帝国の防衛の要。その最重要部分への攻撃が可能になったことは大変嬉しい報せだが……当然、コアマシンルームの防衛にはこれまで以上の精鋭部隊が戦力として控えているだろう。」
「精鋭戦力……何か情報はないのか?」
 猟兵からの問いかけに、ガーネットはグリモアを操作して情報を抽出する。
「コアマシンルームを防衛しているのは、古代超兵器『デストロイ・ウォーマシン』の軍団だ。コアマシンを死守すべく、歴戦の強者たちが背水の陣を敷いて待ち構えているぞ」
「デストロイ・ウォーマシン……どんな能力を持っているんだ?」
「その名の通り、殺戮に特化した完全戦闘用ウォーマシンさ。内部に侵入した者を、一切の慈悲なく完全に殺害するために造られたという。全武装を解放する一斉砲撃、完全殺戮モードに変形しての暴走。そのうえ、こちらのユーベルコードを解析して一時的に模倣することもできる」
そして、この作戦を困難にしている要因がもうひとつあった。
「コアマシンルーム内には、『オロチウイルス』という殺人ウイルスが充満していて、たとえ猟兵であっても数秒程度しか活動する事が出来ない。その為、コアマシンルーム突入後は、渾身のユーベルコードを1度放つのが精いっぱいだ。ユーベルコードを撃った後は、私が強制帰還させることになる。チャンスは一度きりだが、安全のためには仕方ない。悪く思わないでくれ」
今だかつてない激戦の予感に、猟兵たちに緊張が走る。ガーネットは彼らを鼓舞すべく、声を張り上げる。
「ここからは敵の本拠地、生半可な覚悟では攻略できないだろう。だが、エンペラーズマインドを攻略すれば、戦いの天秤はこちらに大きく傾く。君たちならそれが可能だと私は信じているぞ。必ず、無事で戻ってきてくれ…


弥句
=============================
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
=============================

 こんにちは、弥句です。スペースシップワールドの戦争シナリオをお届けします。今回のシナリオフレームは、『ボス戦』一章のみの構成となっております。戦場は宇宙大要塞『エンペラーズ・マインド』のコアマシンルーム。コアマシンを死守すべく待機している『デストロイ・ウォーマシン』軍団を殲滅し、コアマシンルームを制圧してください。

それでは、プレイングをお待ちています!
62




第1章 ボス戦 『デストロイウォーマシン』

POW   :    デストロイトリガー
【一切殺戮モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    クリムゾンバースト
【全武装から全力砲撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    ユーベルアナライザー
対象のユーベルコードを防御すると、それを【自身の戦闘プログラムで高速解析し】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夜神・静流
「どうにもこの世界は、面妖な絡繰りが多くて苦手ですね……」
ですが文句を言っても始まりませんし、世界の危機なので頑張りましょう。

相手の攻撃力・耐久力は侮れませんね。見切り・残像・第六感による回避を重視しながら牽制し、隙を探しながら攻撃の機を待ちましょう。

攻撃に移る際はダッシュ・ジャンプ技能で跳躍して頭上から五ノ太刀・穿で攻撃。怪力・鎧砕き・衝撃波・早業の技能を使用。
基本的に一撃離脱を繰り返す方針。

「流石に硬い……ならば、この一撃で打ち砕く!」

機械の事はよくわからないけど、とりあえず斬れば止まるようなので良しとする。


陰白・幽
さあさあ、ボクたちの戦いは何時でもクライマックスだけど、どんどん戦いも激しくなってるね、宇宙の平和のために頑張るよ~
ここを守ってるのはウォーマシンさんなんだね……強い相手かもだけどここは通して貰うね。

何となく、見た目的に足が弱そう、鎖を使って足下を刈るような横なぎの攻撃をして相手を転倒させて、動きを封じた敵に接近して蹴りで攻撃をして仕留めていきたいかな。
それ以外だと鋼糸や、UCを使って、銃なんかで攻撃してくる相手を攻撃して敵の攻撃をずらして敵同士に攻撃が当たるようにして敵の同士討ちを狙いながら戦おうかな。

ボクたちは、ここを超えて明日を掴んでみせるよ、だからさよならウォーマシンの兵隊さん……


リオン・ソレイユ
なるほどの。許されるのはたった一撃。
その一撃に全てを賭けねばならぬということか。
ならば、全身全霊を籠めて我が一撃をお見舞いするとしようかの。
「我が一撃の前では、如何な防御も無意味と知れ!」
積み重ねてきた【戦闘知識】と【野生の勘】で敵の弱点を探り、【スナイパー】で狙いを定めつつ【気合い】と【力溜め】で限界まで力を籠める。
そして【鎧無視攻撃】と【鎧砕き】による渾身のヘブンリィスラストを放つ。
敵の攻撃は【覚悟】を決め、極光の外套による【オーラ防御】で凌ぎ、渾身の一撃を叩き込むことに専念するぞい。

※連携、アドリブOK





 銀河帝国軍宇宙要塞、エンペラーズマインド。その内部に突入した猟兵たちはセキュリティを切り抜け、防衛戦力を退け、ついにコアマシンルームの入り口まで到達した。ここを攻略すれば、コアマシンルームはすぐそこだ。
「さあさあ、ボクたちの戦いは何時でもクライマックスだけど、どんどん戦いも激しくなってるね、宇宙の平和のために頑張るよ~。ここを守ってるのはウォーマシンさんなんだね……強い相手かもだけどここは通して貰うね」
 ドラゴニアンの陰白・幽は、口調こそいつものようにのんびりしているものの、その目つきはいつになく真剣だ。その理由は、コアマシンルームへの道を阻む一機の赤いウォーマシンが示していた。
『よう……お前らか、侵入者ってのは。待ちかねたぜ』
 ウォーマシンは、妙に馴れ馴れしく話しかけてきた。これまでのような、会話の余地もないような無味乾燥な量産兵士とはどこか違っていた。
「どうにもこの世界は、面妖な絡繰りが多くて苦手ですね……」
 穏やかさの中に、凛とした空気を含ませて現れたのはサムライエンパイアの剣豪、夜神・静流。横文字や機械の類が苦手な彼女だが、慣れない世界でも気負い過ぎないようにと自らに戒め、愛刀『十六夜』を静かに抜き放つ。
「成る程、彼奴の装いはさながら全身甲冑。さぞかし堅牢なことじゃろう。それにあの黒筒、飛び道具かの。しかし……背負ったあの箱は何じゃろうか」
 続いて、巨獣の皮鎧を纏った老騎士が転移してきた。名を、リオン・ソレイユという。リオンは初めて相見える敵を、その鋭い眼で観察している。
『……ま、ここまで来た以上、やることは一つだわな。コアマシンルームに用があるんなら、このオレ様を倒してもらおうか』
 よく通る男性の電子音声で、赤いボディのデストロイ・ウォーマシンが言う。無粋な語り合いは、もはや無用だった。
「あなたに文句を言っても始まりませんし、世界の危機なので頑張りましょう」
 静流が刀を構え、間合いを測るように静かに動き出した。
『いい眼だ。……任務開始。簡単にくたばんじゃあねえぞ』
 カメラアイがライトグリーンの光を放ち、ロボットアームの作動と共に『彼』の武装が一斉に起動。ぶん、と残像を描いて赤い体が揺らいだ。
 予備動作なしで、ビームバズーカが火を噴いた。静流の第六感が、皮膚感覚でその危険を知らせた。素早く真横へ跳びのき、それを回避。爆発を背に幽と静流が敵を挟みこむように走り、それぞれ霊符と鋼糸をもって牽制を加えていく。ウォーマシンはバーニアを噴射させ、ショートステップを繰り返して二人のスピードに対抗する。
『ハッハァ! 活きがいいねぇ!』
 執拗に纏わりつく二人をビームソードを振るって打ち払い、ウォーマシンが愉しそうに吠える。
「……全身全霊を籠めて我が一撃をお見舞いするとしようかの」
 魔剣ソニアを抜き、リオンが戦列に加わる。マントを翻し、剣を構えて一直線に斬り込む。
「合わせます!」
「行くよっ」
 静流の剣閃が走り、幽の鋼糸が空を裂いて足下へ繰り出される。リオンもまた、大きく振りかぶってからの渾身の一刀を放つ。が、敵は急加速で瞬く間に距離をとると急停止し、再び猛スピードで突撃してきた。
『遅いっ!』
 ウォーマシンは【デストロイトリガー】を発動させ、一切殺戮モードへと変化。バーニアを吹かし、二丁のブラスターを乱射しながら体当たりをぶちかましてきた。
「ヌッ、いかん!」
 リオンは静流と幽の前に割って入り、極光の外套を翻す。護りの加護を働かせ、熱線を鮮やかに打ち払っていく。続く高速の体当たりは、対衝撃機巧を備えたカイトシールド『機械仕掛ノ神』をかざして捌く。長年の戦闘経験で得た技量を発揮し、殺戮機械の猛攻を巧みにいなしていくリオン。
『オラオラッ!』
 さらにウォーマシンは背部ミサイルポッドから無数のマイクロミサイルを一斉発射し、凄まじい火力を叩きつけてくる。静流は霊符や礫による相殺を試みるが、相手は火力と耐久力にものを言わせ、力任せに切り込んでくる。
「あれを撃ち尽くした後を狙わないと……」
 敵の猛攻に、静流はたまらずバックステップで後退する。ウォーマシンがビームソードを振り上げ、なおも静流へと斬りかかる。
『どうしたお嬢ちゃん、そんなモンかぁ!』
 静流は残像を描きながら離脱、そこへ『機械仕掛ノ神』を掲げたリオンがガードに入る。閃光と火花が弾け、リオンの大盾が音を立てて激しく軋む。
「一撃が重いのぅ……骨が折れるわい!」
「当たれっ……!」
 幽が【ドラゴニアンチェイン】を発動させ、竜のオーラ型の鎖をビームバズーカを持つアームに絡みつかせる。
『おっボウズ、力比べがしたいのか? いいぜぇ』
 オーラの鎖で拘束してきた幽に負けじと、敵も持ち前の馬力で幽を引き寄せようとする。
「ボクたちは、ここを超えて明日を掴んでみせるよ。だからさよなら、ウォーマシンの兵隊さん……」
 幽が、ドラゴニアンチェインに念を込めて爆破させる。激しい爆発とともにアーム部分が損傷し、ビームバズーカを地面に取り落とした。だが、ボディへのダメージは軽微なようだ。
「流石に硬い……ならば、この一撃で打ち砕く!」
 静流が大きく跳躍した。上段から振り下ろす渾身の一刀は、【五ノ太刀・穿】。それに合わせて、リオンが必殺の【ヘブンリィ・スラスト】を繰り出す。魔剣ソニアが、老騎士の戦意に呼応するように眩い光を放った。
「我が一撃の前では、如何な防御も無意味と知れ!」
 剣士二人の斬撃に加え、幽が翼を羽ばたかせて跳び蹴りを放った。蹴り足を竜の爪に変化させ、狙うは頭部メインカメラだ。三方向からの凄まじい衝撃がウォーマシンのボディに突き刺さり、轟音とともに爆炎が巻き起こった。痛烈なトリプルアタックに、さしもの殺戮機械も大きく吹き飛ばされ、壁に激突する。
『あ~、痛ぇなぁ! 今のは、なかなか効いたぜ……』
 白煙を上げながら、ウォーマシンが起き上がる。全霊を込めた一撃だったが、完全に仕留めるにはあと一歩及ばなかった。とはいえ、今の攻撃で【デストロイ・トリガー】を解除することに成功したようだ。
「とりあえず、停止するまで斬るのみです!」
 派手に破壊された地面に降り立ち、静流はデストロイウォーマシンを見据える。幽とリオンも、その戦意は些かも衰えてはいない。猟兵たちの死闘は続く。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

京奈院・伏籠
戦闘そのものに時間制限あり、か。
フフン、付与術式ってこういうときは便利だよね。

突入前に矰繳(UC)のエンチャントを拳銃のマガジンに付与しておく。
普段は銃への反動を考えて四発制限なんだけど、今回は短期決戦。オーバーロード上等でマガジン全弾に術式を込める。
突入したらクイックドロウ技能を生かしてマガジンの中身をまとめて叩き込むよ。
撃破までいかなくても魔力の鎖で拘束できれば、後続の仲間がなんとかしてくれるはず。
……これやったら多分、拳銃も射撃不能なレベルで反動を受けるよなぁ。
けどまぁ、それで勝利の目が出るっていうならいくらでもやってやるさ。


六代目・松座衛門
「古代兵器に殺人ウィルス…、本気で守りたいみたいだな!」
防衛の厳重さに、この任務の重要性を再認識し、戦闘に参加。

「やっぱり射撃は苦手だなぁ、って言っている場合じゃねぇ!」
敵からの射撃を回避しつつ、自分は【鎧砕き】の大型銃「玲瓏」による【援護射撃】を行い、人形「暁闇」を敵へ接近させる支援をする!

「敵ごとコアへぶつけてやる! 演目「疾風」!」
人形の手が敵に届く位接近したら、「玲瓏」を手放し、十指に繋がった操作糸を振り回し、怒涛の連続攻撃を開始! そのまま、コアルームへ突入し、コアに吹き飛ばした敵を当てる!

「うぐっ!? これはヤバい! 帰還する。」

【SPD】選択。アドリブ、連携歓迎


ノイン・フィーバー
心情:重々しい図体ですね。なるほど、利用させて頂きましょう。
基本的にはアームドフォートで周りを援護。

ガジェットショータイムで「オイルタンク」を取り出し、同席メンバーに警告しつつぶちまける。
「火力、装甲、能力! いずれも一級品のようで。 いやぁ、素晴らしいですネ。では、もう一つ見せて頂きましょう。その一級品の「重さ」を」
アームドフォートで脚部を攻撃し、すっ転ばす。
「アナライザーでしたか? どうぞ真似て結構ですよ? 自分を転がすオイルを好きなだけ生産して下さい」

その状態でクリムゾンバーストを撃とうとするなら、ドロップキックして敵の固まってる場所に押し込む。
「私のショーに迫る素晴らしいショーですネ」


ユナ・アンダーソン
全力で行きます!
でも私は非力だから……
誰かを長く戦えるようにした方が良いかもしれない

優しさ11、手をつなぐ11、激痛耐性6、鼓舞12を用いて傷奪う星痕を使用
あなたの傷を私にちょうだい?

ユーベルアナライザーを使われたら
私のユーベルコードを使う?
でもね、それは自分を癒やすことは出来ないの
自分の傷を奪っても意味はないから……ごめんね?

火炎耐性3、電撃耐性2、武器受け3、第六感5で敵の攻撃を予測し防御

毒耐性3だから少しは保つはず

アドリブで他の方との絡み歓迎


清水寺・大牙
「どうにも機械相手はな…感触が悪い」

感情もない相手とは切り合っても気にならないのは有難いが、どうにも昂ぶらん。
が、今回は相手が相手だ、全力で行かせて貰おう。

とは言え出来る事も多くはない。
残像を使って一気に接近、全力の一撃を叩き込むのみ、だ。


ルベル・ノウフィル
wiz 連携希望
赤い機体はちょっと格好良いすね。僕のちゅうにごころが刺激されてしまいます

星守の杯で味方を援護
医術も活かして止血など応急処置をしたり鼓舞します

回復以外は敵の射程外での活動を心掛け基本遠距離からの彩花、
接近する時は味方と連携して墨染でセンサーや関節などの部位狙い
予備動作に注視し第六感も活かしつつ敵の砲撃は回避します
大技を使う隙を狙われそうな味方の援護は特に手厚く、身を呈して庇いましょう

コアルーム内では墨染を使用
捨て身の一撃、全力で

全ての人々の「今」を守るために
僕は、そのために戦っているのでございます
ここでコアを落とせないなら僕が生きている意味がない、くらいの覚悟で臨みましょう





 コアマシンルーム前での攻防は、新たな猟兵の転移によって一段と激しさを増していた。
「風に楔打ち、大地の慈悲に繋ぎ止めん。鉄鎖の呪縛たれ!」
 高らかにユーベルコード【術式付与・矰繳】の詠唱を行い、愛用の拳銃『ファントムバレル』に術式を込めるのはベージュのジャケットをまとった青年、京奈院・伏籠。普段は銃にかかる反動を考慮して術式は四発と決めているのだが、今回は短期決戦を求められる。オーバーロードは覚悟の上で、全弾に術式を込めていく。
「古代兵器に殺人ウィルス…、本気で守りたいみたいだな!」
 続いて黒衣の戦闘用人形を引き連れて現れたのは、無造作ヘアの青年。ヤドリガミの人形遣い、六代目・松座衛門である。これまでの警備の厳重さと敵の精強さに、松座衛門は改めてこの任務の過酷さを実感していた。
『よう、新しいお客さん。こりゃあ、まだまだ楽しめそうだ!』
 デストロイ・ウォーマシンは先ほど受けたダメージを物ともせず、バトルプログラムを最適化。予備のアームを出現させ、床に転がるビームバズーカを拾い上げる。
『さァ、続きを始めようぜ!』
 二挺のブラスター銃とバズーカを操り、伏籠と松座衛門に向けて熱線を放つ。二人は反射的に床に転がり、直前で回避。それぞれ愛用の銃を構え、反撃の態勢に入る。
「やっぱり射撃は苦手だなぁ、って言っている場合じゃねぇ!」
 そこへ、後方からビームキャノンの射撃が撃ち込まれた。
「コアマシンルームはここですか? 何やら物々しい雰囲気ですネ」
「皆が長く戦えるように、全力でサポートします!」
 重量感溢れるアームドフォートを装備して現れたのは、タキシード姿のヒーローマスク、ノイン・フィーバー。その隣には、大鎌を携えた少女が控えていた。金髪に赤い瞳が印象的な、ユナ・アンダーソンである。
「役者は揃ったな。それじゃあ、開演といこうか! 行けよ、暁闇ッ!」
 松座衛門は戦闘用人形『暁闇』を糸で巧みに操り、ウォーマシンへとけしかける。接近戦を仕掛ける相棒を支援すべく、ライフル『玲瓏』の引き金を引き、援護射撃を浴びせる。その隙に、暁闇は大きな手でガッシリとウォーマシンに掴みかかった。
『オッ!? 何だぁこいつは!』
 ウォーマシンがビームソードを高速で振るい、『双爪丸』を備えた暁闇と斬り合う。コンピュータによる驚異的な高速演算剣術と、鬼猟流人形操術のぶつかり合いだ。
「では、ワタシも支援しましょう! かのウォーマシンの火力、装甲、能力! いずれも一級品のようで。いやぁ、素晴らしいですネ。では、もう一つ見せて頂きましょう。その一級品の『重さ』を」
 一礼したノインが【ガジェットショータイム】で取り出したのは、小型のオイルタンクだ。それは自動的に地面を転がると、ヌルヌルの液体を地面にまき散らした。
「ヤツの脚を狙いましょう!」
「了解! その力、封じさせてもらうよ」
 ノインと伏籠は呼吸を合わせ、ウォーマシンの脚部に狙いを付けて弾丸を放つ。ウォーマシンは光剣で多節棍の攻撃を捌き、体当たりで人形の体を吹き飛ばす。そしてすかさず、バズーカとブラスターを撃ち返して反撃。熱線はノインと伏籠の手足を撃ち抜き、肉が焼き焦げる異臭が辺りに漂った。
『おおっと……!』
 だが、床に撒かれた油に足を取られてバランスを崩し転倒。伏籠はその隙を見逃さない。傷の痛みをものともせず、早撃ちで拘束魔術を付与した弾丸を叩き込む。執念の一撃が、ウォーマシンの脚部関節に着弾。魔力の鎖を生成し、対象を地形に縛り付ける術式が発動する。撃破までいかなくても拘束できれば、後続の仲間がなんとかしてくれるはずだ。そして、希望のバトンは託された。

「どうにも機械相手はな……感触が悪い」
 黒いスーツを纏い、抜身の日本刀を携えた男が空間の歪みから転移してきた。サングラスの奥で鋭い眼を光らせるのは、サイボーグの剣豪である清水寺・大牙。
「赤い機体はちょっと格好良いすね。僕のちゅうにごころが刺激されてしまいます」
 そして、ゴシックスーツに身を包んだ人狼の少年は、黒騎士のルベル・ノウフィル。増援の猟兵だ。
「傷を癒しますね。あなたの傷を私にちょうだい?」
 ノインの傍に、ユナが素早く駆け寄った。彼女の右手に刻まれた聖痕が輝く。ユーベルコード【傷奪う星痕】の力だ。ノインの傷口に手をかざし、彼の『傷と痛み』を奪ってゆく。聖者がもたらす奇跡に、驚嘆するノイン。
「では、こちらも回復を。杯を逆さに、高虚より降り注ぐは夢の星粒……」
 ルベルがユーベルコード『星守の杯』を唱え、星守の杖に念を込めて振るうと、虚空から色とりどりの『金平糖』が現れた。それは伏篭の体に降り注ぐ神秘の光となり、熱線銃による傷をたちどころに癒していく。
『クソッ、体が動かねえ……』
 術式で拘束されているウォーマシンが、猟兵たちのユーベルコードを解析、模倣していく。手足を封じられ、ミサイルは先ほど撃ち尽くした。ならば、これが唯一の対抗手段だ。
「私のユーベルコードを使う? でもね、それは自分を癒やすことは出来ないの。自分の傷を奪っても意味はないから……ごめんね?」
 他者の傷を奪う星痕の力は、ユナだけのものだ。もちろん、傷つけ殺すことだけが取り柄の彼には扱えないだろう。
『クソッ! 医療班か。なら、そこのテレビ頭。お前のガジェットとやらをよこせ……!』
 ウォーマシンは、ノインのガジェットショータイムをコピーしようとする。だが、何度試しても出てくるのはヌルヌル滑るオイルの缶だ。
「アナライザーでしたか? どうぞ真似て結構ですよ? 自分を転がすオイルを好きなだけ生産して下さい」
『あーっ! こいつ使えねーっ!』
 オイルまみれになり、のたうち回って憤慨するウォーマシン。
『ええい、こうなったらお前の人形を使ってやる。出ろ!』
 ウォーマシンの傍に、松座衛門の『暁闇』とまったく同じ姿をした戦闘人形が現れた。だが、その体には肝心の操り糸が付いていない。いかにもニセモノらしい不完全ぶりだ。
『やれ! 殺せ!』
 ウォーマシンの命令に、ニセ暁闇はコクリと頷いた。猛ダッシュし、松座衛門に勢いよく殴りかかる。
「ふん――」
 松座衛門は自分自身の本体である、人形の操作板を巧みに操作。ユーベルコードの名は、演目其ノ一「疾風」。何世代にもわたって練り上げられてきた、人形遣いの真髄。異能の人形戦闘術が唸りを上げる。
「その身に刻め! 演目『疾風』!」
 その名の通り、疾風怒涛の連続攻撃がニセモノを容赦なく打ち抜き、蹴り上げ、叩き伏せる。見るも無残な残骸となったニセモノは、爆裂四散して消え去った。
「……もういいか? いい加減、お前の茶番には飽きてきたところだ」
『クッ……!』
 寡黙ながら、凄まじい威圧感をもって大牙が進み出た。余計な言葉はいらない。自分の全力をもって、目の前の敵を斬り捨てるのみだ。
 奥義、『剣刃一閃』。残像を描くスピードで黒影が走り、烈風とともに万物を切断する剛刀が閃いた。3メートルを超える鋼の体が、電光石火の斬撃によって真っ二つに両断された。
『見事……お前達の勝ち、だ。さぁ……通るがいい……』
 赤いボディのウォーマシンは、切断面から激しい火花を断続的に発し、やがて完全に沈黙した。大牙は残心の姿勢を保ったまま、分厚いドアを睨み付けている。この先は、エンペラーズマインドのコアマシンルームだ。

 猟兵たちは、意を決してコアマシンルームの扉を開けた。そこに広がっていたのは、だだっ広い空間。『オロチウイルス』が充満する、死の世界だ。その部屋の中央に、無数の機材に接続された巨大機械が大樹のようにそびえ立っている。これが、コアマシンだ。
「いくぜ、チャンスは一度……総攻撃だ!」
 松座衛門が叫び、暁闇をコアマシンへと突撃させる。ユナ、大牙、ルベルの三人はそれぞれ愛用の斬撃武器を構え、コアマシンへ猛然と斬りかかっていく。
 ノインはアームドフォートの火力を最大に設定し、照準をコアマシン動力部に合わせる。伏籠は術式を付与した拳銃を構え、真っ直ぐ銃口を突きつけた。
 猟兵たちの決死の覚悟を乗せたユーベルコードが、コアマシン目掛けて一斉に叩き込まれる。全力の一撃を放った直後、猟兵たちの肉体はコアマシンルームから忽然と消え、グリモアベースへと強制送還された。
 このチームがコアマシンを破壊できたかどうか、確かめる術は残念ながらない。しかし、彼らが強い想いと共に打ち込んだユーベルコードのひとつひとつが、コアマシンに痛烈な損傷を与えたのは確かだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月12日


挿絵イラスト