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銀河帝国攻略戦⑬~その悪夢を超えて飛べ

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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「帝国の執政官兼科学技術総監ドクター・オロチ……悪辣な敵のようでございますな。しかし必ず見つけ出さなければなりませぬ」
 集った猟兵たちに、月殿山・鬼照(不動明王の守護有れかし・f03371)は厳しい表情で語り出した。
 オロチが乗っている『実験戦艦ガルベリオン』は未だ発見されていない。何故なら、オロチが派遣した艦の残骸周辺に、『実験戦艦ガルベリオン』を秘匿する『ジャミング装置』が数多く配置されているからだ。
 ジャミング装置を根気良く破壊していけば、いずれガルベリオンの位置は判明するのだろうが……。
「このジャミング装置が、とてもやっかいな防衛機能を持っていると判明したのでござる」
 その防衛機能は『近づいた対象のトラウマとなる事件などを再現し、対象の心を怯ませる』というものなのだ。
 心が怯んでしまうと、その度合いに応じてジャミング装置のある場所から跳ね返されてしまう。
「つまり、強い心で『過去のトラウマ』を克服しなければ、ジャミング装置を破壊できる距離まで近づく事は出来ぬというシロモノなのでござる……」
 ジャミング装置に近づいた猟兵は、装置の『精神攻撃』によって悪夢世界に捕らわれてしまうだろう。猟兵は、その悪夢を耐えきったり逃げ切ったり克服したりして脱出しなければならない。それで初めてジャミング装置を破壊することができるのだ。
 鬼照は悲しい眼差しで猟兵たちを見つめた。
「つらい任務になりましょう……それでも、行っていただけまするか?」


小鳥遊ちどり
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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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 このシナリオでは、ドクター・オロチの精神攻撃を乗り越えて、ジャミング装置を破壊します。
 ⑪を制圧する前に、充分な数のジャミング装置を破壊できなかった場合、この戦争で『⑬⑱⑲㉒㉖』を制圧する事が不可能になります。
 プレイングでは『克服すべき過去』を説明した上で、それをどのように乗り越えるかを明記してください。
『克服すべき過去』の内容が、ドクター・オロチの精神攻撃に相応しい詳細で悪辣な内容である程、採用されやすくなります。
 勿論、乗り越える事が出来なければ失敗判定になるので、バランス良く配分してください。

 このシナリオには連携要素は無く、個別のリプレイとして返却されます(1人につき、ジャミング装置を1つ破壊できます)。
 但し『克服すべき過去』が共通する(兄弟姉妹恋人その他)場合に関しては、プレイング次第で、同時解決も可能かもしれません。

 演出で必要としなければ、装置付近までの移動プレイングなどは不要です。いきなり『克服すべき過去』から始めて下さって結構です。
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第1章 冒険 『ジャミング装置を破壊せよ』

POW   :    強い意志で、精神攻撃に耐えきって、ジャミング装置を破壊する

SPD   :    精神攻撃から逃げきって脱出、ジャミング装置を破壊する

WIZ   :    精神攻撃に対する解決策を思いつき、ジャミング装置を破壊する

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

蜂蜜院・紫髪
一応連携アドリブ歓迎
トラウマ【初めての孤独】
恩人であるマタギの爺(呼ぶ時はお前様)に人里へ連れて行ってもらった時の約束
①儂の傍を離れるな
②喧嘩をすれば引き返す
③狐火は使うな
全てを破り人里の中で小火を起こし、逃げ出し一人となった時に耐えられない孤独を感じる

心情:
これは里を逃げ出したあの時かの、あやつがもう来ないかもしれないと思った時の…
野生へ帰る事などすでにできなくなっている自分に気づかされたのじゃったな。
そう陽炎の術に目覚めたのもこの時よの。気付かれずに里へ入りあやつを一目みるために…
儂が【祈る】ような気持で顔をだした時にあやつは何も言わず【手をつなぎ】【優しく】共に謝ってくれたのじゃ。



 駆け通しに駆けてきた蜂蜜院・紫髪(怠惰な蜂蜜屋・f00356)は、息を切らせて振り返った。山の中腹、麓の里が見下ろせる岩の上で。
 村の端っこから煙が上がっているのが見えた。小火の火勢は治まったようだが、煙はまるで狼煙のように、風のない空に細く上がっている。
 胸が痛かった。山を一気に駆け上ったからだけではない。
 里から上る煙が――彼女の罪のしるしのようで。
ひとつ、儂の傍を離れるな。
ふたつ、喧嘩をすれば引き返す。
みっつ、狐火は使うな。
これは、恩人であるマタギの爺との約束。初めて、人里へ連れて行ってもらうために結んだ、大事な約束。
「なのに、儂は……」
 全てを破り、人里で小火を起こしてしまった。
 約束を破ってしまった自分は、もう許してはもらえないだろう。
 もう、恩人は自分に会いにきてはくれないだろう。
 もう、あの笑顔は見られないだろう……。
 胸が一層、きゅうっと締め付けられるように痛み、紫髪は蹲った。
 涙が溢れ、景色が滲む。
 滲んでも、里の景色が見えるのがつらくて、膝の間に顔を突っ込んだ。
 瞼の裏、浮かんでくるのは、恩人の笑顔……。
 あいたい。あいたい。あいたい。
 せつない。せつない。せつない。
 さみしい。さみしい。さみしい――。

「――これは」
 紫髪は、過去の痛みを強制的に反芻させられながらも、冷静に思い出を振り返っていた。
「里を逃げ出したあの時かの、あやつがもう来ないかもしれないと思った時の……」
 この時紫髪は、孤独の何たるかを初めて知ったのだ。
 そして野生へ帰る事など――そして、ひとりになることなど、既にできなくなっている自分に気づかされたのだった。
「陽炎の術に目覚めたのもこの時よの」
 孤独の寂しさに耐えきれず、恩人の姿を一目みるため姿を消して里へと入ったのだ。
 しかし、恩人は、紫髪を待っていてくれた。
「祈るような気持で顔をだした儂に、あやつは何も言わず手をつなぎ、迷惑をかけた 里人に、優しく共に謝ってくれたのじゃった」
 紫髪の唇に笑みが浮かび、指が懐の宝物を探り当てる。
「お前様は辛抱強く、儂に様々なことを教えてくれた。お陰で儂は、人里で人と交わりながら暮らし、こうして仲間と共に戦うことができるようになった――!」
 涙を拭った紫髪の眼前で、過去の景色がステンドグラスに石を投げ込んだかのように砕けた。

「――あれか!」
 彼女の目の前に現れたのは人間の脳に無数のアンテナを刺したような、悪趣味な物体であった。
 紫髪は素早く人形を出現させ、命じた。
「潰せ」
 人形は躊躇無く手を伸ばし、ジャミングをぐしゃりと握りつぶした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジェット・ラトリオック
妻が居た
妻となる筈の女性が居た
自分との子供も、その時には身籠っていた
家族に、なる筈だった

所属していたサイトで大規模収容違反が起こった
UDC、いや、突発的なオビリビオンの出現による内部からの襲撃だった
俺は彼女を引き連れて逃げだした。逃げ切れる筈だった

妻が眼の前で引き裂かれた
人に似た肉が中から零れ落ちた
眼の前で貪り食われている

ああ、ああ

何の為の鉄兜だ
何の為の覚悟だ
何の為に顔を潰した
何の為にジェットを殺した
何の為に何処までも伸びる処刑具を手に取った

二度も、二度と、俺に地獄を見せるんじゃあない
悲劇を、見せるんじゃあない

改めて分かった
猟兵となった理由
俺の地獄は俺だけの物
他の誰にも、同じ目に合わせられない



「やめろおぉぉ――――――ッ!!」
 ジェット・ラトリオック(黒玉の蛸・f01121)は絶叫した。
 ひとりの女性が、目の前で引き裂かれたのだ。
 その身体から、更に人に似た肉が零れ落ち――。

 その頃、彼には妻となる筈の女性が居た。
 彼女は、彼の子供を身籠っていた
 家族に、なる筈だった。
 その幸せを破壊したのは、所属していたサイトでの突発的なオビリビオンの出現。内部からの襲撃に人々は為す術もなく、ジェットも彼女を引き連れて逃げるしかな かった。
 それでも逃げ切れる勝算はあった筈――なのに。
 彼の眼前で、妻と子は貪り食われた。

 ああ、ああ、ああ。
 幾ら慟哭しても、この悲しみは癒えない。
 ああ、ああ、ああ。
 幾ら胸を掻きむしっても、この痛みは消えない。
 ああ、ああ、ああ。
 幾ら時が経っても、あの血みどろの瞬間を忘れることができない。

「――できないのなら」
 彼は、鉄兜の中で顔を上げた。
 額に当たるゴツリと堅い感触が、彼の心を覚悟に引き戻す。

 何の為の鉄兜だ。
 何の為の覚悟だ。
 何の為に顔を潰した。
 何の為にジェットを殺した。
 何の為に何処までも伸びる処刑具を手に取ったのだ――?
 二度も、二度と、地獄を見せるんじゃあない。
 俺に、悲劇を、見せるんじゃあない。
 そう決意したからではなかったのか――!

 手の中の武器の存在を認識した途端、パリン、と悪夢が弾けた。
 眼前に現れたのは、もう悪夢ではなく、敵が仕掛けた悪趣味な機械。
 彼が今いる世界。
「改めて分かった。猟兵となった理由が――俺の地獄は俺だけの物。他の誰も、同じ目に合わせたくない」
 断割鉈が、ジャミングに向けて迷い無く伸びる。
「伸びろ―――より長く、或いは重く、或いは鋭利に」
 拷問具はジェットの冷静な声に応じて確実に動作し、人の脳に似たそれを容赦なく断ち割った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ハル・パイアー
「個体年齢10の私が思い起こすトラウマか。さて、両の手で数える程度はあったかな。」

【精神攻撃内容】
いわゆる試験管ベビーと呼ばれる生体調整個体。
それがハルの生誕である。
情を受けるよりも早くにデータを分析され、篩にかけられる。
基準を満たさなければ消え失せる。事実、意識も定かで無い頃に並ぶ培養管の隣に居た名も無き者はそうなった。
無限の宇宙で、有限の椅子。
彼の座った席が残ったのは、ただの運。
だが、次は――
【以上】

POW
小官は[覚悟]を持って進み、擬似サイキックで装置を圧壊。任務を遂行致します。

「運は諦める要素にはならない。次の瞬間に意識が途切れようと、進まねばならない。」



「個体年齢10の私が思い起こすトラウマか。さて、両の手で数える程度はあったかな――」
気づけば、ハル・パイアー(スペースノイドのブラスターガンナー・f00443)は、温かな液体に包まれて浮かんでいた。
「――ここからか」
10歳となったハルの意識がうっすらとそう考え、そして悪夢へと吸い込まれていく。
いわゆる試験管ベビーと呼ばれる生体調整個体、それがハルの生誕であった。
創られた者である彼らは、情を受けるよりも早くからデータを分析され、篩にかけられた。基準を満たさなければ消去――。
「事実、意識も定かで無い頃に、隣に並ぶ培養管に居た名も無き者は、そうなった」
 意識も無いままに、培養管越しに毎日互いを飽くほど見つめていた、そんな存在が、ある日突然いなくなった。
 無限の宇宙で、有限の椅子。
 ハルが、その有限の椅子に座ることができた優れた存在であるのは確かだ。
 だが、運が左右したところも大きいであろう。
「運が全て。だから、次の保証はない――」
 無限の宇宙に身一つで放り出されたような、不安と虚無。
「――だから、どうした」
 ハルはいつの間にか胎児のように閉じていた瞼を見開き、丸まっていた四肢をぐんっと伸ばした。
 運は諦める要素にはならない。次の瞬間に意識が途切れようと、進まねばならない。
「そんな覚悟はとっくにできているぞ!」

 叫んだ瞬間、羊水のような液体に遮られていた視界が晴れた。
 広がったのは宇宙空間。
 そして少し先に、人の脳のような不気味な機械が見えた。
「小官は覚悟を持って進み、擬似サイキックで装置を圧壊。任務を遂行致します」
 少年の声が凜々しく任務を復唱し、ユーベルコードを発動する。彼の能力があれば、これ以上近づく必要はない。
「擬似サイキックデバイスオン。対象決定」
 照準をジャミングに定め、放たれたのは見えない牽引帯。帯は重力を無視して正確に伸びてゆき、目標へと絡みつき即座に圧壊した。
 ぐしゃり、と、聞こえるはずのない音が聞こえたような気がした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エミリィ・ジゼル
トラウマ…そうですね。あれは忘れもしない出来事です。
あれは、わたくしが仲間のサメと共に海の覇権を得るべく、マッコウクジラと解決していた時のことです。

海中でのやつらは本当に凶悪でしたね。
今でのあの光景は忘れられません。
体当たりで蹴散らされるサメたち。ボールのように弄ばれるわたくし。

しかしもはやあの頃のわたくしではありません。
今こそあの時の雪辱を晴らす時。
そして今度こそ海の覇者を名乗ってやりましょう。

というわけで《メイド流サメ騎乗術》でサメにまたがってマッコウクジラと対峙
聖剣めいどかりばーとシャークチェーンソーの二刀流で、
彼奴めをクジラの刺身にしてやります。

いざいかん、チェストー!



 巨体に跳ね返されたショックで、エミリィ・ジゼル(かじできないさん・f01678)は、自分が今どこにいるのか、そして自分が何になっているのかを悟った。
「いったいここは……ああ、海ですか。ということは……あの時ですね!」
 彼女はサメ。そして仲間のサメと共に海の覇権を得るべく、マッコウクジラと対決している最中だ。
 人間たちは鯨を何かと愛でるが、エミリィたちが対決したマッコウクジラの群は本当に凶悪であった。サメたちは体当たりで蹴散らされ、巨大な腹びれや尾びれで打ち据えられた。
 もちろんサメも強力な武器である鋭い歯で対抗したが、何十倍もある巨体には敵わない。
 エミリィザメも、
「わ、わわわわ」
 水面近くから攻撃のタイミングを狙っていたが、急に浮上した鯨の背中に持ち上げられ、海の上まで出てしまった。しかも、
 ピューーーーッ!
「きゃああ!」
 潮に噴き上げられ、空中でくるくるとボールのように弄ばれてしまう。
「め、目が回りますう~~!」
 しかし。
「も、もはやあの頃のわたくしではありません!」
 サメの中で、今現在のエミリィの意識が奮い立つ。
「今こそあの時の雪辱を晴らす時、そして今度こそ海の覇者を名乗ってやりましょう!」
 そう強く思った瞬間、彼女はメイドの姿に戻っていた。ユーベルコードを素早く発動、メイド流サメ騎乗術で、鮫にまたがる。
「やはりメイドはサメに乗ってこそ、みたいなところありますよね!」
 両手に、聖剣めいどかりばーとシャークチェーンソーの二刀流のりりしい姿。
「彼奴めをクジラの刺身にしてやります。いざいかん、チェストー!」
 ざんぶり! と、巨大な鮫にまたがったエミリィは再び海へと飛び込み、
「たああああーーーーっ!」
 2本の武器に渾身の力を込めて、マッコウクジラへと突っ込んだ。手に伝わってくる、分厚い鯨肉の感触。
 すると。
 ぱああぁぁん!
「!??」
 鯨は風船のように破裂して……驚くエミリィの前に現れたのは、これ見よがしに回転する、醜い機械であった。
「……そうでした。わたくしが今、破壊すべきものは、これでしたね」
 エミリィは鯨に向かっていった勢いのまま、ジャミングへと斬りかかり、
 すぱっ、すぱすぱっ!
 二刀流で、見る間にジャミングをお造りに仕上げたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ステラ・アルゲン
ジャミング装置を破壊しに参りましたが、過去のトラウマを再現するとは厄介ですね。

……私にとってのトラウマですか。

剣の私を持つ、かつての我が主の白銀の鎧姿が見える。……覚えている。この後はそう、漆黒の鎧の者に主が背中から斬り伏せられるのだ。
主が殺された瞬間、私は見ていることしか出来なかった。主を守る剣の身でありながら、いや、ただの剣の身であったからこそ何も出来ず、主の血溜まりに沈むことしか出来なかった。

……主の死も、貴様も、過去に過ぎない。

過去を払うように漆黒の鎧を斬り捨てる。肉体を得た今の私は地面に転がり続けることはない

もしあの時、肉体を得ていたら私は何か出来たか。……それもまた今更な考えですね



 ――あの白銀の鎧は。
 ステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)の瞳に映り始めたのは、凜々しい鎧姿の騎士の姿。
「かつての我が主の姿だ……覚えている。そしてこの後」
 ステラの意識が、パッと覚醒した。
「そうだこの後、漆黒の鎧の者に、主が背中から斬り伏せられるのだ……!」
 守らなければ!
 憧れ、尊敬する主の身を守らなければと、ステラは手を伸ばそうとする……が、全く動けない。
 当然だ。その時の彼女は、一振りの剣だったのだから。
 焦燥が鋼の身体を焼くが『その時』は容赦なく訪れた。
「来た、来てしまった、漆黒の鎧の者が!」
 迫り来る殺気。主にのしかかる黒い人影。
 せめて自分が主の掌に握られることができれば。
 せめて言葉を発することができれば。
 ああ、主よ、せめて振り返ることだけでもしてくれれば、私が貴方を守れたかもしれないのに――!
 突然の卑怯な背後からの不意打ちに、主は為す術無く殺されてしまった。
 あの時と同じに。
 その瞬間を、剣であったステラは見ていた。
 剣のひらめき。鎧の輝き。青い空に飛沫いた血の鮮やかな赤色。
 全てを見ていた。
 何もできず、主から流れ出た血溜まりに、ただ沈んで――。

 だが。
「……主の死も、貴様も、過去に過ぎない」
 血溜まりの中、流星剣のヤドリガミとなったステラが立ち上がった。
「今の私は地面に転がり続けることはない!」
 主の死を確かめている黒鎧を、一刀の下に斬り捨てる。

 ザンッ!
 
 鎧と、肉を断った感触が剣からステラの腕に伝わってきた瞬間、景色が一変した。
 彼女が相対しているのは、ひとの脳味噌に似た、悪趣味な機械。
 ステラは、過去を乗り越えた――。
 ターゲットに近づきながら、ステラは微苦笑した。
「もしあの時、肉体を得ていたら私は何か出来たか……それもまた今更な考えなのでしょうね」
 剣を構え、ユーベルコードを発動する。
「願いさえ斬り捨てる、我が剣を受けてみよ!」
 そして彼女は、天駆ける一筋の流星の如き斬撃で、ジャミングを斬り捨てた――過去を振り払うかのように。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヘルガ・リープフラウ
わたくしは、ダークセイヴァーのとある領主の家に生まれた。
父は領主とは名ばかりの、民衆を生かさず殺さず縛り付けるために誂えられた吸血鬼の傀儡。
仮初の平和は、民衆への搾取と圧政の上に成り立っていた。

そうまでして父が守りたかった平和も、吸血鬼の気紛れで父が謀反の濡れ衣を着せられ領土を滅ぼされた時、終わりを告げた。
今のわたくしの生は、人々の犠牲の上にある。

この胸の痛みが、幼き日の無知への罰であるというのなら、わたくしはそれを受けましょう。
この聖痕は、失われた命への贖罪の徴。
「祈り」を捧げ、「優しさ」を込め、苦しむ人々を癒し続けましょう。
同じ悲劇を繰り返さぬよう、悔いのなきよう、己が心の信ずるままに……



 雪のような白い髪に、蒼いミスミソウの花。可愛らしいドレスに、豪奢な館。
 悪夢の中、幼いヘルガ・リープフラウ(雪割草の聖歌姫・f03378)は、天使の声で歌っていた。
 周囲の人々は彼女の歌と美しさを褒めそやす。
 豊かで幸せな日々。けれど、彼女は知っている。
 彼女の父は、領主とは名ばかりの、民衆を生かさず殺さず縛り付けるために誂えられた吸血鬼の傀儡だった。
 この平和は、民衆への搾取と圧政の上に成り立っていただけの綱渡りにしか過ぎないことを。

「――この幸せと平和は仮初めのものだったのです」
 幼き日の自分の姿を悪夢によって突きつけられ、ヘルガはきりきりと痛む胸を両腕できつく抱きしめた。
 もう、この光景を見ていたくない。けれど悪夢は容赦なく過去を見せつけてくる。
「もう見せないで下さい……この後起こることを……!」

 ヘルガの願いは空しく、場面が急展開した。
 吸血鬼の軍勢が領土を蹂躙していく。オブリビオンの高笑いが響く中、血にまみれ、倒れていく民衆たち。怪物のような軍馬に踏みにじられる農地、焼き払われる家家。
 恐怖の表情を貼り付けたまま死んでいった人々の中には、彼女の父の姿もあった。
 吸血鬼の気紛れで、領主であるヘルガの父が謀反の濡れ衣を着せられ、領土ごと滅ぼされたのだ。
 この時、ヘルガの幸せな子供時代は、終わりを告げた。

「ええ、そうです、わたくしは以前から疑問に思っていたのです!」
 涙にくれながらヘルガは胸を掻きむしる。
「領主一族である自分たちの身の安全と引き換えに、民に犠牲を強いている状況……そうしなければ生き伸びていけない、ダークセイヴァー世界の在り方そのものに」
 けれど、あの頃の彼女に何ができただろう。
 無力感に苛まれ、呼吸さえままならぬほど胸が痛い。
 けれどヘルガは、涙に濡れた顔を上げた。
「――今のわたくしの生は、人々の犠牲の上にある。この胸の痛みが、幼き日の無知への罰であるというのなら、わたくしはそれを受けましょう」
血を滲ませる聖痕は、失われた命への贖罪の徴。
「わたくしにできる贖罪は、『祈り』を捧げ『優しさ』を込め、苦しむ人々を癒し続けることだけ。ならば、同じ悲劇を繰り返さぬよう、悔いのなきよう、己が心の信ずるままに……」
 涙を振り払い、胸一杯息を吸い込み、ヘルガは歌う。
 あの頃と変わらぬ天使の歌声は光となり、悪夢を照らし――その目映さが、暗黒の夢を白く塗りつぶす。

 ――気づけば。
 ヘルガの手の届くところに、醜い機械が出現し、ゆるゆると回転していた。
 見るところ、精神攻撃以外の攻撃手段は持たないようだ。これならば、非力なヘルガでも破壊することができる。
 手を伸ばし、機械の表面に現れているコードの何本かを、ぶち、ぶち、と引きちぎった。
 バチッ。
 火花が飛んでジャミングは回転を止め、ヘルガはホッと一つ息を吐いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャルロッテ・エンデ
あたちの克服すべき過去

周囲の風景がA&W世界、炎上する雪の街に
やっぱり、これでちか

魔物の群れを率いて街を襲い
応戦してた、歴戦の冒険者だったパパとママの
命を奪った正体不明の道化

幼いあたちは、みてることしかできなかった
アイツは、あたちの心に消えない傷を刻むため
わざと見逃したんでちゅ

でも今は…もうおこさまじゃないでち!
暁の女神様や、雪の街のみんな
世界の裏側を知り、猟兵になってから知り合った仲間
いろんな人との出会いや交流が、あたちをオトナに成長させた

あたちは、やるでちよ!

『凍れる過去に挑む、勇者たちの雄姿…暁の女神も照覧あれ!』

異世界TVを発動し、みんなの声援を力に変えて
聖鎚“暁の星”で装置を叩き壊す



「やっぱり、これでちか……」
 シャルロッテ・エンデ(暁のびしょうぢょ神官・f12366)は大きな目を一瞬閉じて、悪夢の光景を遮断しようとしたが、すぐにまたパチリと瞼を見開いた。
 これが自分の克服すべき過去であることは、彼女とて充分認識しているのだ。
 ここは、アックス&ウィザーズ世界。
 炎上する雪の街。
 襲い来る多くの醜い魔物たち。
 遠景で街を見ていたはずのシャルロッテは、いつの間にか人々と一緒に雪の中を逃げ惑っていた。
「あたちのパパとママは、歴戦の冒険者でちた」
 エルフの父と、ドワーフの母。2人は魔物の群に果敢に応戦した。
 しかし――。
「2人の命を奪ったのは、正体不明の道化……」
 圧倒的な暗黒の力で両親が奪われるのを目の当たりにし、悪夢の中のシャルロッテは小さな身体が壊れてしまいそうなほど泣き叫んでいる。
 けれど、その中にいる大人のシャルロッテは怒り、糾弾する。
「幼いあたちは、みてることしかできなかった。アイツは、あたちの心に消えない傷を刻むため、わざと見逃したんでちゅ……!」
 あの時心に刻まれた傷は、癒えることはないだろう。でも、シャルロッテは生き延びた。
「でも今は……もうおこさまじゃないでち!」
 癒えることはなくとも、乗り越えることはできる。
「暁の女神様や、雪の街のみんな。世界の裏側を知り、猟兵になってから知り合った仲間。いろんな人との出会いや交流が、あたちをオトナに成長させた……あたちは、やるでちよ!」
 シャルロッテは聖鎚を振り上げ、過去の光景を力一杯叩き壊した――!

 ドームが崩れるように雪と炎と血の光景は消滅し、シャルロッテは、気味の悪い機械と向かい合っていた。
「これでちか……」
 ジャミングを睨み付けながらユーベルコードを発動する。
「凍れる過去に挑む、勇者たちの雄姿……暁の女神も照覧あれ!」
 異世界テレビが現れ、女神が中継する視聴者からの応援が画面に映りはじめる。乗り越えた過去とはいえ、つらい景色を見せつけられた分、テレビからもらえる皆の声援を力にしたい。
「みんなっ、ありがとうでち!」
 もう一度聖鎚・暁の星を振り上げる。小さな身体に一杯の力を漲らせて。
「せえのッ!」
 ぐしゃり。
 ジャミングは槌の下、完膚なきまでに粉砕された。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜暮・白
幻聴から来た。警報音。砲撃。崩れる建物。

幻視に覆われる。空から襲うドローン。変わる見慣れた景色。

幻臭で口が苦い。流れる油。焦げて煙が上がる。

幻触で肌が泡立つ。傍を通り過ぎる熱線。

これは幻覚。恐怖で心が潰れそう。

あのあと。

助かった。だけどいなかった。みんな探す。僕も手伝う。見つからない。
黒い体を嘲笑った。液状の体を押しつぶされた。好きじゃない子。
あの子の父さん母さんが泣いている。痛い。痛い。やっぱり、嫌い。

だから捜す。

誘拐? 神隠し? 知らない。でも、目立つ子だから。
だからもう、

「し、ず、かにっ」

咽喉が詰まった。足は動く。進め。握った武器を振り上げろ。

負けない。いつかなにしてたのって怒ってやる!



「幻聴から来た……」
 警報音。砲撃。崩れる建物。
 夜暮・白(燈導師見習・f05471)は、タールの腕を伸ばして思わず耳を塞いだ。
 しかし、続けて幻視に覆われる。空から襲うドローン。激しい銃撃を受け、見る間に変わっていく、見慣れた景色。
 悪夢は嗅覚まで犯してくる。幻臭で口が苦い。流れる油。焦げて煙が上がっている。恐怖に瞳孔が開いた瞳まで、煙で痛い。
「……ひっ」
 続けざまに、幻触で肌が泡立った。感じたのは、傍を通り過ぎる熱線。
「これは幻覚……ぜんぶ、幻覚。ジャミングの精神攻撃」
 わかっているのに恐怖で心が潰れそう。
 心が潰れそうだったのは、帝国に、住んでいたシップが襲われた時の白のはず。
 今の白じゃあない。
 なのに、今でもこんなに、恐怖に身体がすくんでしまう。
「あのあと……僕は助かった」
 だけど、いなくなった子がいた。
「みんな探す。僕も手伝う。見つからない」
 いじめっ子だった。白の黒い身体を嘲笑った。液状の体を、面白半分押しつぶされたこともある。
 正直、好きじゃなかった。
「でも。あの子の父さん母さんが泣いていた」
 その涙は、痛い。痛い。
 あの子のことは、やっぱり、嫌い。
 でも、痛い。
「だから捜す」
 誘拐? 神隠し? 知らない。目立つ子だから、見つからないわけはないんだ。
 だからもう。
 きっと、あの子は。
「し、ず、かにっ」
 その先は言っちゃいけない。
 考えちゃいけない。
「思い出すと、痛いんだ。いまでも」
 咽喉が詰まった。
 でも、足は動く。進め。握った武器を振り上げろ。
「僕は、負けない」
 白はどろりと足を進め、綺羅針を振り上げた。宝玉のついた豪奢なスローイングダガーだ。白の好きな、色とりどりのキラキラがついた、きれいな剣。
その輝きと重みを五感に感じた瞬間、暗い思い出の景色は破れ去り。

 白の前に、悪趣味な機械が現れた。人間の脳にアンテナを何本も立てたような、これ見よがしなあくどさを押しつけてくるデザイン。
「僕は、負けないんだ」
 白は至近距離から、躊躇無くダガーを投げた。
「いつか、あの子を見つけて、なにしてたのって、怒ってやる!」
 ダガーは、脳味噌の真ん中に根元まで刺さった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ウィンディ・アストレイ
【POW】ボクは誰?
お父さんお母さんは何処?
本当の名前は…何?

歳も記録に過ぎず、出身も知れない
ボクは素材でしかなく、競争から落後した失敗作
生きていて良い理由は、何処にも無くて…

―悪意に光る眼。伸びてくる腕
着衣を剥ぎに迫る幾つもの手―

―裸身に纏わり付く生暖かい血。爆ぜた幾つもの人体
いつの間に掴んでいた、敬愛していた世話係の生首―

…生きていて良い理由は、今も手の中に無いけれど
生きていたい理由は、あるんです

猟兵として助けた命。喜びの声
受けた傷を労ってくれる言葉

そして…ボクを仲間として、受け入れてくれた場所

あの人達を手に掛けた罰があるなら、何時か下されるでしょう
それまで、生きていて良い時間を
精一杯…!



 ――悪意に光る眼。伸びてくる腕。
 着衣を剥ぎに迫る幾つもの手――
 お父さん、お母さん、助けて!
 そう叫びたかった。
 けれど、ウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)は、助けを求められる父母を知らない。
 だから、助けを求める代わりに……。
 ――裸身に纏わり付く生暖かい血。爆ぜた幾つもの人体。
 いつの間に掴んでいた、敬愛していた世話係の生首――
 血にまみれて、彼女は呟いた。
 ボクのお父さんお母さんは何処?
 本当の名前は……何?

 彼女は正規規格外実験体『ASTRAY』シリーズの試験素体として生まれた。歳も記録に過ぎず、出身も知れない。しかも彼女は『ASTRAY』中のAstray。設計上の基準を満たすことができなかった実験体なのだ。
 だから。
 追体験させられている悪夢は凄惨な記憶であるが、ウィンディにとってそれだけがトラウマになっているわけではない。
 素材でしかない自分、競争から落後した失敗作。
 ボクは誰? 何のために生きているの? 生きていていいの?
 そんな思いが、心を常に苛んでいる。
 宇宙空間にひとりきりで放り出されたようなよるべなさのあまり、芥子粒のように縮んで消えてしまいそうだ。
 生きていて良い理由は、何処にも見いだせなかった――でも。

 ついに彼女は見つけたのだ。
「……生きていて良い理由は、今も手の中に無いけれど、生きていたい理由は、あるんです」
 猟兵として助けた命。喜びの声。
 受けた傷を労ってくれる言葉。
「そして……ボクを仲間として、受け入れてくれた場所」
 猟兵として成してきたこと、そして仲間たちのことを思うと、凍り付きそうだった心にポッと小さな燈が灯った。
 その燈は彼女の視界を明るくし、辛い記憶を灯りの彼方に押しやっていく。
 こうして彼女が悪夢と戦っている間、仲間たちも他の戦場で帝国軍と、あるいは自分と戦っているはずだ。
「あの人達を手に掛けた罰があるなら、何時か下されるでしょう。それまで、生きていて良い時間を――精一杯……!」
 ウィンディの視界が完全に晴れた。

 そこには、精神攻撃を仕掛けてくる不愉快な機械が鎮座していた。
「一閃必倒……インフラックス・バンカー!」
 ウィンディは醜い機械に駆け寄りながら、躊躇無くユーベルコードを発動すると、腕に装着したインフラックス・バンカーをターゲットに向ける。
「発射!」
 渾身のエナジーを込めたパイルは狙い通りにジャミングに命中し、完膚なきまでに爆砕した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

未不二・蛟羽
トラウマは暗闇、の中に見える無数の異形の死体、泣き声、注射器等の医療器具
覚えていない時の、知らない、検体No.322の記憶


知らない、と怖い、が入り乱れ
恐怖という感情自体が未知の為、ひどく混乱して
口から出るのは悲鳴ではなく、涙もなく、獣の唸り声だけで

思いだしたくない、知らない、いたい、知ってるおぼえてない、さむい、いやだ、わからない、やだ、たすけてだれかなんでみんないないのいたいこわい

……違う、俺は、「未不二・蛟羽」っす
何にもないけど、からっぽだから、これから詰め込むっす
こんな、真っ暗な思いは、要らない!
過去に縛られるくらいなら、明るい未来が欲しいっす!

悲鳴の代わりに、竜の咆哮を



 暗闇に慣れた目に見えてきたのは、無数の異形の死体。注射器等の医療器具。
 そして泣き声。
 未不二・蛟羽(絢爛徒花・f04322)は、悪夢の中、尻餅をついたまま後退る。
「こんなの知らない……憶えてない……だって検体No.322の」
 知らない、と怖い、が入り乱れる。その時はまだ検体No.322だった彼には、恐怖という感情自体が未知だった為、ただただ混乱するばかり。
 涙もなく、悲鳴もなく、喉から漏れるのは獣の唸り声だけ。
 ただ直感的に、異常事態の真っ只中に自分がいるということだけは漠然と理解できていたのは、獣の勘だったのか。
「思いだしたくない……知らない……いたい……これ、知ってる」
 ううん、と蛟羽はかぶりを振り。
「お、おぼえてない! さむい、いやだ、わからない、やだ、たすけてだれかなんでみんないないのいたいこわい―――ッ!」
 獣の咆吼が口から飛び出し、それがもたらした喉を焼くような衝撃で蛟羽は覚醒した。
「……違う、俺は、『未不二・蛟羽』っす!」
 壁に寄りかかるようにして立ち上がる。
「何にもないけど、からっぽだから、これから詰め込むっす……」
 彼の目に映るのはまだ、暗闇の中の陰惨な光景だけれど。
 こんな、真っ暗な思いは、要らない。
 憶えていないはずの、記録にしか残っていない検体No.322の過去など、要らない。
「過去に縛られるくらいなら、明るい未来が欲しいっす――!」
 腹の底から迸ったのは、悲鳴ではなく、竜の咆哮。
 ピシリ、と風景にヒビが入った。
 咆吼に揺るがされ、亀裂は見る間に広がって暗闇は消え――。

 宇宙空間に異形の機械がポツリと浮かんでいるのが見えた。
「……見つけたっす」
 蛟羽は、胸をはってもう一度大きく息を吸うと、
「ミズチの怒り、思い知るっす!」
 もう一度、未来へ届けとばかりに逞しい咆吼を放つ。
 叫びがそのまま凍り付いたような、稲妻の形をした氷の礫が鋭く飛び、深々とジャミングに突き刺さった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月12日


挿絵イラスト