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【サポート優先】強者を求めて!

#ダークセイヴァー #地底都市 #第五の貴族

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#ダークセイヴァー
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#地底都市
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#第五の貴族


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●ダークセイヴァー
「何故だ! 何故なんだ!」
 『屍塊驍騎』ブラッドスピットナイツ(第五の貴族)にとって、戦いとは虚しいモノだった。
 勝負を挑んでくるのは、弱者ばかり。
 これでは戦うだけ、時間の無駄。
 もっと強い相手を……。
 血沸き肉躍る戦いを……。
 そんな思いだけが膨らみ、爆発寸前になっているものの、目の前に現れる敵は、いつも弱者ばかりであった。
「これでは戦いにならん! なんで弱い奴ばかり勝負を挑んでくるんだ!」
 それがブラッドスピットナイツの悩みであり、怒りでもあった。

●ガジルからの依頼
「強い人、募集中なんだよ!」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が興奮した様子で、今回の依頼を説明した。
 今回の目的は、第五の貴族を倒す事。
 ただし、第五の貴族は『紋章』と呼ばれる寄生虫型オブリビオンを使って、沢山のオブリビオンを支配しているため、近づく事さえ困難なようである。
 そのため、まずは第五の貴族の屋敷に放たれている朱殷の隷属戦士達と戦い、隙を見て邸宅に乱入する必要があるようだ。
 室内には、戦いの紋章を装着した『屍塊驍騎』ブラッドスピットナイツ(第五の貴族)がおり、戦う意志が強くなければ、傷ひとつつける事が出来ないようだ。
 運よくブラッドスピットナイツを倒す事が出来れば、その体内から別の『紋章』が這い出し、全く違う姿に蘇らせるようである。
 その紋章の弱点は不明ではあるものの、ブラッドスピットナイツが強く求めていたモノである可能性が高いようだ。
 そう言った事を踏まえた上で、第五の貴族を倒す事が今回の目的である。


ゆうきつかさ
 今回の依頼は、サポート参加者を優先的に採用します。
 基本的には戦闘メインなので、難しい事を考える必要はありません。
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第1章 集団戦 『朱殷の隷属戦士』

POW   :    慟哭のフレイル
【闇の力と血が染付いたフレイル】が命中した対象に対し、高威力高命中の【血から滲み出る、心に直接響く犠牲者の慟哭】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    血濡れの盾刃
【表面に棘を備えた盾を前面に構えての突進】による素早い一撃を放つ。また、【盾以外の武器を捨てる】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    裏切りの弾丸
【マスケット銃より放った魔を封じる銀の弾丸】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定
アドリブ歓迎
*サポート参加

「さぁ、ミンナで協力と支援と回復を中心に頑張ろう!☆」
と言いながら『フェアリーランド』の壺の中から光/生命/精神の精霊,聖霊,月霊,天使,英霊を呼んで“七色こんぺいとう”を配って主力猟兵を光/生命/精神の精霊と聖霊と天使と英霊で攻撃の命中と攻撃の支援と防御のサポートをミンナとサポート仲間と話しながら、『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治して『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒して、必要なら『クリスタライズ』で姿を一緒に隠したりします♪
『月世界の英霊』で空間飛翔して攻撃を避けて『月霊覚醒』で敵のUCを封印/弱体化を試みます☆

「さぁ!一緒に頑張ろう!」




「ここから先は、誰も通さん……!」
 第五の貴族の邸宅の敷地で、猟兵達を待ち構えていたのは、朱殷の隷属戦士達であった。
 朱殷の隷属戦士達は『番犬の紋章』を宿しており、血に飢えたケモノの如く荒々しく息を吐いていた。
「さぁ、ミンナで協力と支援と回復を中心に頑張ろう☆」
 そんな中、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が【フェアリーランド】を発動させ、小さな壺の中から、光/生命/精神の精霊、聖霊、月霊、天使、英霊を呼び、七色こんぺいとうを配っていった。
 それに合わせて、光/生命/精神の精霊と聖霊と天使と英霊が猟兵達を援護するようにして辺りに散った。
「……愚かなっ! 我々に勝負を挑んだ時点で、貴様達の敗北は決まったようなモノだ!」
 朱殷の隷属戦士達が一斉にマスケット銃を構え、魔を封じる銀の弾丸を解き放った。
「さすがに、この攻撃は……ちょっと……厳しい……かな」
 すぐさま、ティファーナが銀の弾丸を避けるようにして華麗に空を舞い、【祝聖嬢なる光輝精(ティファーナ)】で傷ついた身体を癒していった。
「ええいっ! 鬱陶しい奴め! まずはアイツから、大人しくさせるぞ!」
 朱殷の隷属戦士達が殺気立った様子で、再びマスケット銃を構え、ティファーナを狙い撃った。
「ちょっと、しつこいよ!」
 続いて、ティファーナが【クリスタライズ】を発動させ、自らを抱き締める事で姿を消した。
「一体、どこに消えた!」
 朱殷の隷属戦士達がマスケット銃を構えたまま、どこかに消えたティファーナを捜し始めた。
「……ここだよ!」
 次の瞬間、ティファーナが【月世界の英霊(ラビュリストン・ルーラー)】で光り輝く英霊と共にテレポートすると、【月霊覚醒(ゲツレイカクセイ)】で満月、半月、三日月、新月を放って、朱殷の隷属戦士達のユーベルコードを封じていった。
 だが、ユーベルコードを封じる事が出来たのは、ごく一部。
 敷地内には、朱殷の隷属戦士が沢山いるため、なかなか先に進む事が出来なかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鬼河原・桔華(サポート)
 東方妖怪の地獄の獄卒×咎人殺しです。
 普段の口調は姐御肌(私、相手の名前、だ、だぜ、だな、だよな?)
、敵には外道扱いする地獄の獄卒(私、てめぇ、だ、だぜ、だな、だよな?)です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


トゥルリラ・トゥラリラ(サポート)
 堕天使の四天王×殺人鬼、17歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、キミ、なの、よ、なのね、なのよね?)」、戦闘中は狂える殺人鬼「私、相手の名前、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?」です。

性格は明るく無邪気ですが、殺人や殺戮は遊びとして認識している危険人物です。
【地の魔王】と呼ばれる魔王に仕えていて、その魔王に心酔しています。
実は語尾がおかしい事を気にしています。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
 スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
 普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可

合わせ等も自由にどうぞ


轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
 強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、19歳の女です。
 普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


東海林・馨(サポート)
できれば前線や斬り込み役に名乗り出たいですが、他に相応しい猟兵が居たらゆずります。
集団戦は本能が働くのか気分が高揚してしまうため、出来る限り気持ちが高ぶらないよう戒めて行動します。
戦闘では人型と狼の姿を使い分け、音、匂い、暗闇と言った地の利や武術と獣の俊敏さを活かして敵を翻弄します。
人狼咆哮は周りに猟兵がいない時だけ使用するように注意を払います。
その他はお任せです。


鳥居・祐介(サポート)
戦闘スタイルは所謂「タンク」タイプです。
武装はほとんどが収納可能もしくは不可避なため一見丸腰に見え気弱でおどおどした外見で油断を誘って敵を引きつけ味方の突破や攻撃のための囮になります。
攻撃に対しては【激痛耐性】で多少の攻撃には怯まず耐え必要とあらば【怪力】で押さえつけます。
こちらの意図や強さを見抜く的にはグレートソードを抜いて大振りな攻撃を仕掛け否が応でも意識せざるを得ない状況にします。
ダメージが蓄積し瀕死になったら『風魔神顕現(アウェイキング・フレスヴェルク)』にて高い戦闘力を待つ風が人の形を成したような魔神を召喚して敵を薙ぎ払います。


マルコ・ガブリエル(サポート)
『初めまして、わたくしはマルコと申します』
『皆様を苦しめるのであれば、わたくしも情けは捨てましょう!』
『まあ、なんて美味しそう……! 宜しければ、一緒にいかがですか?』
笑顔が魅力的で朗らかな女の子です。実は故郷を滅ぼされて天涯孤独の身ですが、そうした悲壮感を仲間に感じさせることはなく、いつも明るく振る舞っています。
誰に対しても優しく、敵にさえ「できれば戦わず、穏便に事件を解決したい」と考えるような優しい性格ですが、無辜の人々を苦しめる悪い奴には心を鬼にして全力で攻撃をお見舞いします。
美味しいもの、特に焼肉をみんなで食べるのが大好きで、無事に事件解決した後はよく他の猟兵をご飯に誘おうとします。


火奈本・火花(サポート)
人探しや潜入を得意とする、UDC組織所属のエージェントです

■平時
『大切な人達の光の為に、私達が闇に立ち向かいましょう』
普段は礼節を弁え、理知的で物腰穏やかな対応を心掛けます
世間一般に「紳士的」とされる態度と相違ありません

■戦闘時
『我々は人類を邪悪や狂気から守る。その為には冷酷を貫く事も厭わない』
UDCや関連団体に相対した時は、非情に徹します
一人称は誇りをもって「我々」と呼称します

■行動傾向
日常・冒険:変装や演技、Dクラス職員や組織の支援を駆使した情報収集が得意です。自らの身を削る事にも躊躇しません
戦闘:機動部隊との連携を基本に、火器や状況を利用した奇襲・速攻を得意とします。ヤドリギは奥の手です


御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルは常に中継配信+後で編集しての動画配信
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先!
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNG!

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!


編堵・希亜(サポート)
「……なに?」
「そうなんだ。」
「私は、私だよ。」

囚人服のようなものを着て、いつも黒猫のぬいぐるみを抱えた女の子。口数は少なく、人見知りで猜疑心は強いものの、猟兵としての仕事をこなすためなら、それなりに人と付き合っていける。
甘い物が大好きで、食べればすぐに機嫌がよくなる。嫌いなモノは、かつて自分のいたアリスラビリンスの世界と、それを連想させるもの。

戦闘では、自分ではあまり戦わず、自身に宿るオウガの『カイ』を戦わせたり、ぬいぐるみをバロックレギオンとして相手を押しつぶしたりする。

『カイ』は上等なドレスを着たラミアで、少し高飛車な話し方。宿主の身は守り、敵には容赦がない。『さぁ、敵はどこかしら!?』


白匣・覚醒(サポート)
 怪奇人間の猟奇探偵×四天王、32歳の男です。
 普段の口調は「シロベヤ(私、君、呼び捨て、言い捨て)」、演技時は「KP(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

存在が密室です。白い部屋です。
KP時の口調でお願い致します。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




 朱殷の隷属戦士達は、殺気立っていた。
 故に、例え誰であっても、容赦なし!
 敷地内に足を踏み入れた時点で、どんな相手であっても、敵として認識しているようだった。
 そのため、他の猟兵が足を踏み入れた途端、体内に入り込んだウイルスを排除するような勢いで、朱殷の隷属戦士達が一斉に攻撃を仕掛けていた。
「……随分と殺気立っているようね」
 そんな中、トゥルリラ・トゥラリラ(鏖殺の堕天使・f31459)が仲間達と共に、第五の貴族の屋敷にやってきた。
 敷地内では、トゥルリラ達より先に来ていた猟兵が、朱殷の隷属戦士達と戦っていたものの、圧倒的な数を前にして、なかなか先に進む事が出来ないようだった。
(確かに、みんな……イライラしてる……)
 編堵・希亜(蛇に囚われた少女・f19313)が、警戒した様子で身構えた。
 朱殷の隷属戦士達は『番犬』の紋章に寄生されている影響で、凶暴化しており、侵入者を排除する事しか考えていないようだった。
 そのため、どんなに傷ついても戦う事を止めず、退く事など絶対にあり得ないと言った感じであった。
「だったら、逆に都合がいい。みんなブッ倒しちまえばいいんだろ?」
 鬼河原・桔華(仏恥義理獄卒無頼・f29487)が朱殷の隷属戦士達をジロリと睨みつけ、指の関節を鳴らし始めた。
「……誰だ!」
 その途端、朱殷の隷属戦士達は桔華達の存在に気づき、荒々しく息を吐きながら、一斉にマスケット銃を構えた。
「……これは読書をしている場合ではないようですね」
 高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)が、気まずい様子で汗を流した。
 朱殷の隷属戦士達は、みんな殺気立っており、話し合いが出来るような状況ではなかった。
「とりあえず、倒しちゃえばいいんだよね?」
 赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)が、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「イイ度胸をしているじゃねえか。わざわざ死ぬために、ここまで来たのによぉ!」
 朱殷の隷属戦士(モヒカン)が興奮した様子で、ヒャッハーと声を上げた。
 何やら小モノ感がハンパないものの、他の朱殷の隷属戦士と比べて、無駄にテンションを高く、統制を乱しているようだった。
「まあ、全滅させる必要はないけどな」
 すぐさま、東海林・馨(探索する者・f33122)が狼の姿になって、一気に間合いを詰めていった。
「それじゃ、全力で行くわよ」
 轟木・黒夢(モノクローム・f18038)が仲間達と連携を取りながら、朱殷の隷属戦士達に攻撃を仕掛けていった。
「ええ、大切な人達の光の為に、私達が闇に立ち向かいましょう」
 その後に続くようにして、火奈本・火花(エージェント・f00795)も、朱殷の隷属戦士達に勝負を挑んだ。
 どうやら、朱殷の隷属戦士達は『番犬』の紋章に寄生されている影響で、戦闘力が飛躍的にアップしているらしく、多少の攻撃ではまったく怯む事が無かった。
「……えっ? この数を相手にするんですか」
 そんな中、鳥居・祐介(「風魔神に憑かれし者・f05359)が、わざとオドオドしているフリをした。
「おおっと! こいつは美味そうなエモノがいるなァ!」
 その事に気づいた朱殷の隷属戦士(モヒカン)が、ハイテンションで鼻息を荒くさせた。
 この様子では、一見すると丸腰に見える祐介を、格好の獲物であると判断したのだろう。
 完全に殺す気モード全開で、殺意の視線を向けていた。
「皆様を苦しめるのであれば、わたくしも情けは捨てましょう!」
 その視線を遮るようにして、マルコ・ガブリエル(焼肉天使・f09505)が、朱殷の隷属戦士(モヒカン)の前に陣取った。
「おいおい、どうやら、命知らずばかりが集まっているようだなァ! でも、いいのか? 俺達に勝負を挑んだりして……。死ぬぜ? 絶対に死ぬぜ! 間違いなく死んじまうぜぇ!」
 朱殷の隷属戦士(モヒカン)が悪役っぽい笑い声を響かせ、血の付いたフレイルをベロベロと舐め始めた。
 この時点で、小モノ感が爆増ししたものの、他の朱殷の隷属戦士達も同じようにベロベロしていた。
 その事に何の意味があるのか分からないが、効率よく鉄分的なモノを補充するためと言う事にして、深く考えない事にした。
「なかなかの悪っぷりだな! だが、だが妾の方が、もっとスゴくて強い!」
 御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)が、勝ち誇った様子で胸を張った。
 その間も、天地通眼(映像撮影用ドローン)を使って、動画の配信をしているためか、朱殷の隷属戦士(モヒカン)がカメラ目線でポーズを決め、ドヤ顔を浮かべていた。
「おいおい、マジか。この数を目の前にして、怯まねえとは見上げたモンだ。いや、逆にこの状況を理解していないだけかァ! だったら、俺も本気を出すしかねぇな!」
 だが、朱殷の隷属戦士(モヒカン)のセリフは、小モノ感満載で、思わず溜息が漏れてしまう程、残念な感じであった。
「まあ、何とかなるでしょう」
 白匣・覚醒(密室探偵・f22856)が朱殷の隷属戦士(モヒカン)から視線を逸らし、サクッと気持ちを切り替えた。
「おい、コラ! 無視するんじゃねえ! 俺様は、最強だぞ!」
 その間も朱殷の隷属戦士(モヒカン)が、自分の強さを強調するようにして、視界の隙でポージングを繰り出していたものの、既に覚醒の脳内では『いないモノ』として処理されていた。
「おうおう、イイ度胸をしているじゃねえか。こりゃ、壊し甲斐がありそうだ!」
 その事にイラッとした朱殷の隷属戦士(モヒカン)が、血の付いたフレイルを握り締め、不気味にニヤリと笑った。
 よほど無視された事が悔しかったのか、先程よりも殺意が増しているものの、それを上回るほど、残念感も増していた。
「……まずは情報収集ですね」
 そんな中、火花が【追跡用ドローンの操縦(ツイセキヨウドローンノソウジュウ)】で飛行型や鼠型をした追跡用のドローンを召喚し、朱殷の隷属戦士達を追跡、調査した。
 どうやら、朱殷の隷属戦士達は戦闘力が高くなった代わりに、頭が悪くなっているらしく、あまり深く考えず戦っているようだ。
 そのため、とりあえず戦っておけば、何とかなると思っているらしく、動きに無駄が多かった。
「さあて、どう料理してやろうか! とりあえず……死ねえええええええ!」
 その中でも、朱殷の隷属戦士(モヒカン)はズバ抜けて頭が悪く、まわりの空気も読まずにマスケット銃を構え、魔を封じる銀の弾丸を発射した。
「ちょっ、ちょっと! いきなりですか!」
 その事に驚いた茉莉が【童話の披露会(ドウワノヒロウカイ)】で絵本を広げ、そこから飛び出した悪魔の爪で銀の弾丸を叩き落した。
「なかなか、やるなっ! だが、そこまでだ!」
 朱殷の隷属戦士達が表面に棘を備えた盾を前面に構え、次々と突っ込んできた。
「そこまでなのは、てめぇらだけだ!」
 それを迎え撃つようにして、桔華が【血肉に飢えりし鬼子母神(カリテイモ・ハリティー)】で骸魂【ラークシャサ】と合体し、一時的にオブリビオン化すると、朱殷の隷属戦士達の突進を受け止めた。
「な、な、なんだと! お、俺達の攻撃を受け止めたァ! ば、馬鹿なっ! 俺達は最強っ! 今まで、この突進を防いだ奴なんて、存在していなかったのに!」
 朱殷の隷属戦士のひとりが信じられない様子で、悲鳴にも似た叫びを上げた。
 おそらく、今まで相手にした敵は、突進しただけで倒す事が出来る程、弱かったのだろう。
「まだ終わってないよ。勝負は、これからなの」
 そこに追い打ちをかけるようにして、トゥルリラが【狂気の回避術(クレイジー・アボイド)】を発動させ、悪のカリスマ・第六感・見切り・瞬間思考力の技能レベルを910まで爆上げし、朱殷の隷属戦士の首に殺戮大鉈を押し当て、そのまま勢いよく刎ねた。
「ぐ……ぼがっ!」
 それと同時に、大量の血が噴水の如く噴き出し、朱殷の隷属戦士が崩れ落ちるようにして膝をついた。
「う、嘘だろ!」
 朱殷の隷属戦士が唖然とした様子で、手に持っていたフレイルを落とした。
 おそらく、首を刎ねられた朱殷の隷属戦士は、この中でも手練れ。
 場合によっては、そこそこ実力のあったのだろう。
 まわりにいた朱殷の隷属戦士達が、凍りついたように動かなくなっているため、みんな隙だらけになっていた。
「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!」
 次の瞬間、馨が【人狼咆哮】で、激しい咆哮を響かせた。
 その姿は、まさにケモノ。
 狼の姿になった事で凶暴性が増しているのか、傷つく事も恐れず朱殷の隷属戦士達に飛び掛かり、無差別に攻撃を仕掛けていった。
「ひゃっはー!」
 それに合わせて、緋色が【何か乗って移動できる便利なヤツ(ノリモノ)】を発動させ、ガジェットを変形させて騎乗し、ボーリングピンの如く勢いで、朱殷の隷属戦士達を弾き飛ばした。
「み、みんな、怯むな! ここで屈したら、俺達の立場がねぇぞ!」
 朱殷の隷属戦士(モヒカン)が苛立ちを隠せない様子で吠えまくり、再び盾を構えて突進してきた。
「痛いの怖いの全部、返してあげる」
 すぐさま、希亜が【仕返し(オペラツィオン・マカブル)】を発動させ、完全な脱力状態で突進を受け、それを無効化した上で、継ぎ接ぎの黒猫人形から排出した。
「ぐおおおおおおお! マ、マジか!」
 その拍子に、朱殷の隷属戦士(モヒカン)が尻餅をつき、間の抜けた悲鳴を上げた。
「それにしても、随分と脇が甘いのね」
 その間に、黒夢が【スキルマスター「スティール」】で、盗み攻撃の技能を爆上げさせ、朱殷の隷属戦士(モヒカン)の盾を奪い取った。
「ぬわああああああ! お、おれの盾がァァァァァァァ!」
 その途端、朱殷の隷属戦士が、絶望の中で悲鳴を上げた。
「大丈夫か、モヒカン! ここは俺に任せろ!」
 朱殷の隷属戦士が闇の力と血が染付いたフレイルを振り回し、猟兵達に襲いかかった。
「逆境とはすなわち、視聴者をドキドキワクワクさせる動画の山場! 自ら飛び込むべき素敵なシチュエーションよ!」
 即座に、菘が【逆境アサルト(ギャッキョウアサルト)】で、いかにカッコ良く、見映えの良いアクションを魅せるか考えつつ、わざとフレイルの攻撃を受ける事で、身体能力を増大させた。
「上手く急所を外すとは……やるじゃないか! だが、調子に乗るなよっ!」
 朱殷の隷属戦士が仲間達に合図を送り、一斉にフレイルを振り回して、攻撃を仕掛けてきた。
「も、もう……、そろそろ限界です……! 僕に宿りし風魔神よ。契約に従い、今こそ力を貸してください!」
 そんな中、ズタボロになった祐介が【風魔神顕現(アウェイキング・フレスヴェルク)】を発動させ、自身に宿る風魔神フレスヴェルクを召喚し、グレートソードを抜いて、朱殷の隷属戦士達に斬りかかった。
「な、なんだ、コイツ! 今までと違って……つ、強ぇ!」
 その途端、朱殷の隷属戦士が危機感を覚え、警戒した様子で盾を構えた。
 だが、祐介の攻撃は盾だけでは防ぐ事が出来ず、あちこちから悲鳴が響いた。
「この身に宿す力となれ……いただきます!」
 その流れに乗るようにして、マルコが【真の姿(グレートマッスル)】を発動させ、全身の細胞が活性化し、戦闘力が増加させた。
「君達は目覚めた。ここは真っ白な部屋だろう」
 続いて、覚醒が【怪奇密室人間探偵シロベヤメザメ(シロベヤメザメ)】で、自らをユウデヱシイ蔓延ル白イ密室に変異させ、狭い隙間に入り込む能力を得る事で、朱殷の隷属戦士(モヒカン)が纏う鎧の隙間に入り込んでいった。
「う、うげえ! 鎧の中に入ってくるんじゃねぇ! やめろ! やめ……ぐわああああああああああ!」
 朱殷の隷属戦士(モヒカン)が涙目になりつつ、全身に鳥肌を立たせた。
 その隙をつくようにして、猟兵達が朱殷の隷属戦士達の間を擦り抜け、屋敷の中に入っていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

火土金水・明
「倒すべき相手は『第五の貴族』ですか。」「あまりダメージを受けないうちに邸宅に乱入しましょう。」
【SPD】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【銀色の旋風】を【範囲攻撃】にして、『朱殷の隷属戦士』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【第六感】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。




 猟兵達の活躍によって、朱殷の隷属戦士達の数は、だいぶ減っていた。
 だが、朱殷の隷属戦士達は、まったく怯んでいなかった。
 それどころか、ケモノの如く荒々しく息を吐きながら、みんな殺気立っていた。
「倒すべき相手は『第五の貴族』ですか」
 そんな中、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)が、朱殷の隷属戦士達に視線を送った。
 しかし、室内に足を踏み入れるためには、朱殷の隷属戦士達を蹴散らす必要があった。
 そんな空気を察したのか、屋敷の入り口を塞ぐようにして、朱殷の隷属戦士達が壁の如く陣取った。
「あまりダメージを受けないうちに、先に進みたいところですが……」
 明が色々な意味で危機感を覚えつつ、朱殷の隷属戦士達に突っ込んでいった。
「真正面から突っ込んでくるとは……、愚かなっ!」
 それを迎え撃つようにして、朱殷の隷属戦士達が一斉に盾を構え、明に突進していった。
「残念ですが、これは残像です」
 即座に、明が残像を繰り出し、朱殷の隷属戦士達の突進を、華麗に回避していった。
「それでは、先に行かせてもらいますよっ!」
 次の瞬間、明が貫通鎧無視攻撃で、フェイントを絡めた【銀色の旋風(ギンイロノセンプウ)】を発動させ、銀の剣で朱殷の隷属戦士達を斬りつけた。
 そして、明は『第五の貴族』が待つ屋敷内に足を踏み入れるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『『屍塊驍騎』ブラッドスピットナイツ』

POW   :    ブラッドスピットナイツ……ソノ栄光ハ永遠ナリ!
自身の【五つある脳の一つ 】を代償に、【脳の深層に残る『過去』の呪い】を籠めた一撃を放つ。自分にとって五つある脳の一つ を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    コノ騎獣コソ、ワレラガ最強ノ騎士団デアル証
自身の身長の2倍の【空を翔ける怪馬・スレイプニル 】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ   :    ワレラ騎士団ノ全身全霊、ウケテミヨ!
【全方位へ全武装による一斉攻撃 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナギ・ヌドゥーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

祝聖嬢・ティファーナ
WIZ判定(サポート)
*アドリブ歓迎

「うわっ!まだいたの?☆」と驚きながら『フェアリーランド』の壺の中から風/生命/精神の精霊,聖霊,月霊,天使,英霊を呼び出して“七色金平糖”を配って猟兵たちの傷を『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します♪
『クリスタライズ』で姿を隠す準備をして『月世界の英霊』で空間飛翔をして安全地域まで飛翔して敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化させます☆
 隙を見て『グレムリン・ブラウニー・ルーナ』で敵の足場や障害物落とし穴の悪戯を仕掛けて注意を祖rして「クスクス」笑い声だけ響かせて逃げ去ります♪
勿論ティファーナにご褒美を貰う




「よク、来た。強き者達ヨ! サぁ、今すぐワレと戦おウ!」
 屋敷の中には『屍塊驍騎』ブラッドスピットナイツがおり、興奮した様子で鼻息を荒くさせていた。
 ブラッドスピットナイツは戦う事に飢えているらしく、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が獲物にしか見えていないようだった。
「うわっ! 何だか怒っているね! ええっと……とりあえず、戦えばいいんだよね? それじゃ、遠慮はしないからねっ!」
 すぐさま、ティファーナが【フェアリーランド】で小さな壺から風/生命/精神の精霊、聖霊、月霊、天使、英霊を呼び出し、七色金平糖を配っていった。
「アァ……、遠慮ハスルナ! 全力デ来イ! 来イ! 来ィィィィィィイ!」
 それと同時に、ブラッドスピットナイツが荒々しく息を吐きながら、大剣を振り回し、ティファーナに襲いかかった。
「ちょっ! 随分と戦いに飢えていたようだけど……こっちにも準備がっ!」
 ティファーナが涙目になりつつ、素早い身のこなしで、ブラッドスピットナイツの大剣を避け、【クリスタライズ】で姿を消した。
「クククククッ……、カァーカッカッカッ! 面白イ! 実ニ面白イ……。ナラバ、コレデ……ドウダァァァァァァァァァァァァァ!」
 ブラッドスピットナイツが雄叫びを響かせ、全方位に向けて一斉攻撃した。
「なかなか、面白い攻撃だけど、ボクはここだよっ!」
 ティファーナが【月世界の英霊(ラビュリストン・ルーラー)】で、光り輝く英霊と共に、ブラッドスピットナイツの背後に移動し、【月霊覚醒(ゲツレイカクセイ)】で満月、半月、三日月、新月を放って、弱体化させた。
「コレハイイ……面白イ……実ニ……オモシロイ!」
 ブラッドスピットナイツが上機嫌な様子で、ケモノの如く叫び声を響かせた。
「そんな事を言っていられるのも、今だけだよっ!」
 即座に、ティファーナが【グレムリン・ブラウニー・ルーナ】で、ブラッドスピットナイツの床に穴を開け、ストンと落下させた。
「グワーッハッハッハッ! イイゾ、イイゾ! 面白イ!」
 ブラッドスピットナイツが高笑いを響かせ、穴の中から這い上がろうとした。
 だが、あまりにも鎧が重すぎるせいで、思うように身体が動かなかった。
「チョット待テ。シバシ待テ。ココカラ上ガッタラ……本気ヲダス!」
 そう言ってブラッドスピットナイツが、恥ずかしい気持ちを誤魔化すようにして、穴の中で凄まじいパワーを爆発させるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』

年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?

下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も

アドリブ、連携歓迎


テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(サポート)
『テケリャア!!!』
バイオモンスターのラヴクラフト神拳伝承者 × 四天王
年齢 102歳 女
外見 243cm 黒い瞳 赤茶の髪 白い肌
特徴 特徴的な声 声が大きい 実は美形 虐殺を生き延びた 奴隷だった
口調 テケリャア(私、呼び捨て、言い捨て)
お腹が減ると ケテルャア(私、呼び捨て、言い捨て)
常に飢餓感に苦しんでいます
てけりゃあ叫んで捕食したり怪力任せに潰すのが得意です
不定形の化け物として描写してください
連携歓迎です


火奈本・火花(サポート)
人探しや潜入を得意とする、UDC組織所属のエージェントです

■平時
『大切な人達の光の為に、私達が闇に立ち向かいましょう』
普段は礼節を弁え、理知的で物腰穏やかな対応を心掛けます
世間一般に「紳士的」とされる態度と相違ありません

■戦闘時
『我々は人類を邪悪や狂気から守る。その為には冷酷を貫く事も厭わない』
UDCや関連団体に相対した時は、非情に徹します
一人称は誇りをもって「我々」と呼称します

■行動傾向
日常・冒険:変装や演技、Dクラス職員や組織の支援を駆使した情報収集が得意です。自らの身を削る事にも躊躇しません
戦闘:機動部隊との連携を基本に、火器や状況を利用した奇襲・速攻を得意とします。ヤドリギは奥の手です


アラン・スミシー(サポート)
基本突然現れて仕事を終えたら去っていく人物です。

基本的に【乱戦】か【銃撃戦】での援護がメインとなります。
他の猟兵の手の足りない所に現れては銃で攻撃し、気を引いたり足止めをしたり敵の頭数を減らしたりします。
また既存のPCでトドメを刺しにくい時は【最終局面】を使って下さい。逆転の隙を作ったり、心情的に殺せないタイプのPCがいた際にどうぞ。

説得や交渉等が必要ならなんか良い感じの言葉を言います。
例:君の正義は分かった。しかしその正義は君を救ったかい?

ユーベルコードのセリフを参照し、MSの言って欲しい都合の良い言葉をアレンジしてやってください。
大体無意味に格好いいこと言ってます、割と適当に。


ベッジ・トラッシュ(サポート)
◆戦闘時
戦うのは怖い!
なのでボス戦ではだいたい逃げ回っている。
(味方の手助けになる行動や、囮になるなどの功績を得ることはあるがだいたい無意識)
「こ、ここ…怖いのではないゾ!ベッジさんは様子をうかがってイタのだ!!」

手の届かない相手にはパチンコで苦し紛れに絵の具弾を飛ばすこともある。

◆冒険時
基本的に好奇心が強く、巻き込まれ体質。

敵味方関係なく、言われたことには素直に従う。
怪しいような気がしても多少なら気にしない。
後先考えずに近づいて痛い目を見るタイプ。

◆他
口癖「ぎゃぴー?!」
お気に入りの帽子は絶対にとらない。
食べ物は目を離した隙に消えている系。
(口は存在しない)
性能に問題はないが濡れるのは嫌い。


アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPDの方がクリアしやすいと判断したら、そちらを使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使う形です。
主に銃撃UCやヴァリアブル~を使う雰囲気です。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
他人の事は気にしない素振りを見せますが、基本、不器用なので、どう接したらいいのかわからない感じです。
ですが、合せるところは合せたり、守ってあげたりしています。
特に女性は家族の事もあり、守ってあげたい意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。


シグルド・ヴォルフガング(サポート)
 人狼のパラディン×フォースナイト、です。
 普段の口調は「ナイト(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」、敵には「正々堂々(私、貴様、だ、だな、だろう、なのか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。


赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可

合わせ等も自由にどうぞ


六代目・松座衛門(サポート)
ヤドリガミの人形遣い×UDCメカニック。人形を用いて異形(オブリビオン)を狩る人形操術「鬼猟流」の使い手です。
 ヤドリガミの特徴である本体は、腰に付けている十字形の人形操作板です。
 普段は「自分、~君、~さん、だ、だろう、なのか?)」と砕けた口調で、戦闘中は言い捨てを多用します。

UCは全て人形を介した物で、「鬼猟流」に最適化された人形「暁闇」で戦います。
特に相手が単体の場合、「暁闇」に武器アイテムを仕込み、戦闘力を人形へ集中させ、常に自身と敵との間に「暁闇」がいるように立ち回ります。

他の猟兵と積極的に連携し、率先して誘導、時間稼ぎなどの支援を行います。


アーレ・イーナ(サポート)
 サイボーグの戦場傭兵×咎人殺し、20歳の女です。
 普段の口調は「ボクっ娘(ボク、~君、~さん、だね、だよ、~かい?)」、敵には「冷酷(私、てめぇ、だ、だな、だろう、なのか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


草柳・華穂(サポート)
草柳・華穂(くさやなぎ・かほ)、ウサギ等動物の能力を移植された強化改造人間。
悪の秘密結社から脳改造寸前で脱出し復讐のため戦っていたわ。
悪い奴らに容赦は要らない、特に邪神とか邪教団とか手加減をする理由がないわね
まあ、容赦しなさ過ぎてダークヒーロー扱いになったんだけどね、後悔は無いわ

戦闘では蹴り技を主体とした戦い方をすることが多いわ
色々な動物が入っているけど、メインはウサギだからね脚力はちょっとした自慢よ




「許サン、許サン、許サンゾオオオオオオオオ!」
 穴から這い上がったブラッドスピットナイツは、とにかく不機嫌であった。
 恥ずかしさと、怒りが入り混じり、それが殺意となって、猟兵達に向けられていた。
「まあ、私は関係がないんだけど……」
 その巻き添え喰らったバジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)が、ゲンナリした様子で溜息を洩らした。
 そもそも、バジルが現れたのは、ブラッドスピットナイツが穴に落ちた後。
 そのため、まったく関係がないのだが、ブラッドスピットナイツにとっては、些細な問題のようである。
「……完全に、とばっちりですね」
 火奈本・火花(エージェント・f00795)が呆れた様子で、ブラッドスピットナイツに視線を送った。
 おそらく、八つ当たりが出来る相手であれば、誰でも構わないのだろう。
 例え、それが無関係な相手であったとしても、自らの怒りさえ発散できれば問題ないようである。
「それでも、売られた喧嘩は、買うだけ。どうせ戦う事になるんだし……」
 アラン・スミシー(パッセンジャー・f23395)がブラッドスピットナイツを見つめ、含みのある笑みを浮かべた。
「随分ト余裕ジャナイカ。コレカラ死ヌトイウノニ……。ダガ、気ニ入ッタ! サア、殺シ合オウ!」
 ブラッドスピットナイツが興奮した様子で、アラン達に大剣を向けた。
「だったら、その前に、御飯が欲しいにゃ! 御腹が減って、倒れそうにゃ!」
 そんな中、ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)が瞳をランランと輝かせ、グゥッと腹を鳴らした。
 先程、おやつを食べたはずだが、既にハラペコ状態。
 そのため、何か食べなければ、ばたんきゅーと行きそうな感じであった。
「メシナド……ナイ!」
 その途端、ブラッドスピットナイツが苛立ちを隠せない様子で、キッパリと答えを返した。
 そもそも、食べる物と言ったら、辺りに蠢く蟲くらいのモノ。
 そんなモノを渡したところで、ミーヤが納得しないと判断したのか、まったく迷いがなかった。
「ご飯をくれないのなら、悪い人にゃ!」
 ミーヤがムッとした様子で、ビシィッとブラッドスピットナイツを指差した。
 腹の虫達も猛抗議を始めており、グウグウと音が鳴っていた。
「ナ、ナンデ、ソウナル!」
 これにはブラッドスピットナイツも納得がいかない様子で、ミーヤにツッコミを入れた。
 やはり、蟲を食わせるべきだったか。
 ゲテモノ料理、万歳か。
 そんな気持ちが脳裏を過ったものの、言葉にして発する事はなかった。
「まあ、悪い奴に容赦はいらないわね」
 草柳・華穂(強化人間のダークヒーロー・f18430)が、ブラッドスピットナイツに冷たい視線を送った。
「俺ガ悪イ奴ダト……フザケルナ!」
 その事に腹を立てたブラッドスピットナイツが、ケモノの如く吠えた。
「テケリャア!!!」
 その途端、テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(ロード・ケテル・f16871)も、ブラッドスピットナイツを威嚇するようにして叫び声を響かせた。
「ナ、ナンダ、ヤル気カ! ダッタラ、カカッテコイ!」
 ブラッドスピットナイツが警戒した様子で、大剣を振り上げた。
 だが、テケリリケテルリリはまったく怯んでおらず、今にも飛び掛かっていきそうな勢いであった。
「べ、別に、怖いのではないゾ! ベッジさんは様子をうかがってイルのだ!!」
 ベッジ・トラッシュ(深淵を覗く瞳・f18666)が激しく身体を震わせながら、必死になって逃げまわった。
 本音を言えば、今すぐ逃げ出したいところだが、いまさら逃げる訳にも行かないため、力の限り強がった。
「どうやら手が足りないようだな。だったら、力を貸すぞ……」
 そんな空気を察したアス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)が、ブラッドスピットナイツの前に陣取った。
「ホオ……、ワザワザ、コノ状況デ加勢トハ……。随分ト命知ラズモイタモノダナ」
 ブラッドスピットナイツが勝ち誇った様子で、アスを見下すようにして高笑いを響かせた。
「その台詞……、そっくりそのまま返してやろう」
 アスがまったく躊躇う事無く冷静に、ブルーブラスター(二丁の銃)を構えて、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「ナラバ、ワレラ騎士団ノ全身全霊、ウケテミヨ!」
 次の瞬間、ブラッドスピットナイツが、全武装による全方位一斉攻撃を放った。
「やれやれ……。まったく面倒ごとばかり増やすね、君は……」
 すぐさま、アランが【ガラスのラビリンス】を発動させ、戦場全体に透明なガラスで出来た迷路を作り出した。
「グギャ!」
 その影響でブラッドスピットナイツが放った攻撃がすべて弾かれ、辺りに悲鳴が響き渡った。
「コ、殺ス気カァァァァァァァァァァ!」
 ブラッドスピットナイツが全身傷だらけになりながら、涙を流してブチ切れた。
 だが、ほぼ自爆……いや、完全に自爆であった。
「畜生、畜生、畜生ゥ!」
 その事を誤魔化すようにして、ブラッドスピットナイツが怒り狂いながら、ガラスの迷路を飛び出した。
「ウッドペッカー・ハンドレッド・キック!!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、華穂が【W・H・K(ウッドペッカー・ハンドレッド・キック)】を仕掛け、猛烈な蹴りを放ってブラッドスピットナイツが持っていたタワーシールドを木っ端微塵に破壊した。
「ば、馬鹿なっ! 俺の盾が……」
 ブラッドスピットナイツが唖然とした様子で、ボロボロになったタワーシールドを見つめた。
 しかし、この状況でタワーシールドを使い続ける事は、自殺行為。
 ほとんど取っ手部分しかないため、防具としては使い物にならなかった。
「さ、さあ、今度はベッジさんの番だ!」
 その間に、ベッジが大声を上げながら、【ダーク・ヴェンジャンス】を発動させ、全身を漆黒の粘液で覆い、戦闘力を増強させ、生命力吸収能力を得た。
 だが、いくら強がったところで、恐怖心が消えた訳では無いため、一定の距離を保ったまま。
 出来る事なら、あまり戦いたくないため、脅しにも似た台詞を吐きながら、ただ時間が過ぎるのを待っているような感じであった。
「グヌヌ! コウナッタラ!」
 ブラッドスピットナイツが五つある脳のひとつを代償にして、脳の深層に残る『過去』の呪いを籠めた一撃を解き放った。
 それは涙なしでは語る事が出来ないほど、辛い過去。
 その過去が呪いとなって、猟兵達に襲いかかった。
「残念でしたね。例え、どんな強力な攻撃であっても、私がいる限り無効ですよ」
 すぐさま、シグルド・ヴォルフガング(人狼の聖騎士・f06428)が、【無敵城塞】を発動させ、全身を超防御モードに変え、ブラッドスピットナイツの攻撃を無効化した。
「バ、馬鹿ナッ! アリ得ン!」
 それを目の当たりにしたブラッドスピットナイツが、信じられない様子で声を震わせた。
 本来であれば、猟兵の一人が塵になっても、おかしくないほど強力な一撃。
 しかし、それを無効化してしまう程、シグルドの身体は硬かった。
 その事でブラッドスピットナイツはショックを受けており、加えて脳を失ったダメージもシャレにならなかった。
「だったら、もう一度試してみますか? 私は何度でも防ぎますよ?」
 シグルドが自信に満ちた表情を浮かべ、躊躇う事なく答えを返した。
 ブラッドスピットナイツが、どちらを選んだとしても、シグルドが不利になる事はない。
 むしろ、ブラッドスピットナイツが自らの脳を犠牲にする事で、弱体化させる事が出来るため、状況的には有利であった。
「さあ、どうする? もうひとつ、脳を無駄にするか?」
 その流れに乗るようにして、火花がブラッドスピットナイツを挑発しながら、【二丁拳銃乱舞(トゥーハンド・ダンス)】で、自動式拳銃の引き金を引いた。
「ウグ……、グググググッ!」
 その事に苛立ちを覚えつつ、ブラッドスピットナイツが拳を震わせた。
「テケリャア!!!」
 その間に、テケリリケテルリリが【フードファイト・ワイルドモード】で、辺りに蠢く蟲を食らい、全身の細胞を活性化する事で、戦闘力が増加させた。
「オ、オイ! マサカ、アノ蟲ヲ食ッタノカ! アンナニ苦クテ、不味クテ、臭イ蟲ヲ……。ウ、ウワアアア……ク、来ルナ! コッチニ来ルナ!」
 その途端、ブラッドスピットナイツがドン引きした様子で、空を翔ける怪馬・スレイプニルを召喚し、逃げるようにして騎乗した。
「いくら馬に乗ったところで、私達に勝てる訳がないと思うけど……」
 それを目の当たりにした赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)が、深い溜息を洩らした。
「クククククッ! 今サラ後悔シタトコロデ手遅レダ! コノ怪馬ハ最強ッ! 向カウトコロ敵ナシダカラナッ!」
 一方、ブラッドスピットナイツはスレイプニルに乗った事で強気になっており、猟兵達を轢き殺す勢いで迫ってきた。
「あら、そう。だったら、その言葉が本当かどうか、試してもいいわよね?」
 すぐさま、バジルが【シーサーペントキシン】で、海の生物「【ウミヘビ】」が持つ【毒】の能力を戦闘用に強化して使用し、スレイプニルにガブッと噛みついた。
「ヒィヒィィィィィィィィィィィィィン!」
 その痛みに驚いたスレイプニルが悲鳴にも似た鳴き声を響かせ、跳ねるようにして走り回った。
「チョ、待テ! ソンナニ跳ネ回ッタラ、気持チガ……ウプッ!」
 これにはブラッドスピットナイツが悲鳴を上げ、今にもリバースしそうな勢いで頭をクラクラさせた。
「だったら、止めてあげるよ、それが願いならね」
 すぐさま、緋色が【ガジェットショータイム】を発動させ、奇妙な形をしたガジェットを召喚した。
 それは銃のような形をしていたものの、とても禍々しく、SF映画に登場しような遺物のようにも見えた。
 その引き金を引いた瞬間、七色のビームが発射され、スレイプニルの身体を貫いた。
「ぐわあああ!」
 その拍子に、ブラッドスピットナイツが転がり落ち、スレイプニルが跡形もなく消滅した。
「……そこだ!」
 その隙をつくようにして、アスが【CODE:サジタリウス(コード・サジタリウス)】を仕掛け、ブルーブラスターで関節部分を撃ち抜いた。
「バ、馬鹿ナッ! コノ状況デ、コウモ正確ニ……」
 その一撃を食らったブラッドスピットナイツが、信じられない様子で傷口を庇った。
「馬に頼り過ぎたのが、間違いだったな」
 続いて、六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)が鬼猟流・戦闘用人形「暁闇」(ぎょうあん)を操り、ブラッドスピットナイツに攻撃を仕掛けていった。
「……クッ!」
 即座に、ブラッドスピットナイツが身を守ろうとしたが、タワーシールドが無かったため、「暁闇」の攻撃をモロに喰らった。
「いくら、てめぇが足掻いたところで、手遅れだよ」
 アーレ・イーナ(機械化歩兵・f17281)がブラッドスピットナイツに冷たい視線を送り、深い溜息を洩らした。
「ソンナ事ハナイッ! マダダッ! マダヤレル!」
 ブラッドスピットナイツが殺気立った様子で、鼻息を荒くさせた。
 だが、状況的には、最悪。
 逆転できるほど、有利な状況という訳でもない。
 むしろ、絶体絶命ではあるものの、ブラッドスピットナイツは戦意を失っていなかった。
「んにゃにゃにゃにゃあー!」
 そんな中、ミーヤが【人狼咆哮】で激しい咆哮を放ち、空腹のあまり無差別攻撃し始めた。
「チョ、待テ! ソンナニ攻撃シタラ、何モ……出来ナイ!」
 その攻撃を続けざまに食らったブラッドスピットナイツが、困った様子で悲鳴を上げた。
「……まったく、往生際が悪いな」
 そこに追い打ちをかけるようにして、アーレが呆れた様子で【咎力封じ】を発動させ、手枷、猿轡、拘束ロープでブラッドスピットナイツの動きを封じ込めた。
「ダカラ、少シダケ、俺ニ……時間ヲクレ!」
 ブラッドスピットナイツがパニックに陥った様子で、ピョンピョンと跳ねた。
 しかし、拘束状態から逃れる事は出来ず、無駄に跳ねる事しか出来なかった。
「これで……終わりだ!」
 次の瞬間、松座衛門が【錬成カミヤドリ】を発動させ、腰に付けている十字形の人形操作板を99個複製すると、ブラッドスピットナイツに攻撃を仕掛けていった。
「グ、クワアアアアアアアアアアアアアアア! マ、マサカ、コノ俺ガ……コンナトコロデ!」
 それと同時に、ブラッドスピットナイツが崩れ落ち、その体内から別の『紋章』が這い出し、鮮血の骸騎士アインソードとして、第五の貴族を蘇らせるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『鮮血の骸騎士アインソード』

POW   :    鮮血剣ダインスレイヴ
【血液で作り出した血を吸収する長剣】が命中した対象を切断する。
SPD   :    鮮血の外套
【自由自在に形を変える血液で出来たマント】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    悠久の時が流れても
戦闘用の、自身と同じ強さの【血液で出来た巨大コウモリ】と【かつて愛した人間の女性を模した血液人形】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アーデルハイド・ルナアーラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

源・ヨーコ(サポート)
『悪い子はお仕置きっすよー!』
人間のブレイズキャリバー × ビーストマスター
年齢 16歳 女
外見 158.4cm 金の瞳 ピンクの髪 色白の肌
特徴 胸が大きい 八重歯 ギャル ハイテンション! 運動が好き
口調 体育会系(自分、~先輩、~っす、~っすよ、~っすね、~っすか?)

悪いヤツは鉄拳制裁!
あまり難しいことは考えず、敵に向かって猪突猛進するタイプ。全ては拳で解決できると信じていて、とりあえず接近して殴るが基本戦術。
硬そうな相手にはカウンターでの一撃必殺を狙い、素早そうな相手には連撃と使い分けぐらいはする。

単独行動を好み、調査などは苦手。
基本は戦闘オンリーな感じですが、よろしくお願いします。


風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可

約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。

戦闘は剣士の動きだ。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。


セシル・ローズキャット(サポート)
『神様なんていないわ』
『あなたみたいな人、嫌いよ。だからここで終わらせるの』

 ヴァンパイアの父と修道女の母に大切に育てられた、ダンピールの少女です。
 母が同じ人間に迫害されてきたため神を信じず人間嫌いな性格ですが、猟兵としての仕事には真剣に臨みます。
 普段の口調はやや大人びた感じですが、親しみを覚えた仲間に対しては「ね、よ、なの、なの?」といった子供らしい口調で話します。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、依頼の成功を目指して積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはマスターさんにおまかせします!


緋月・透乃(サポート)
『今日も元気に食べて楽しく戦おうね!』
 人間で22歳の女性です。
いつも元気で、強敵との戦闘、食べる、スリルを味わうことを好みます。

基本的に自分の楽しみのために行動し、敵味方問わず他人の心情等には配慮しません。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用します。
戦闘では真っ正面からの突撃を好み、負傷は気合いで耐えれば良いと考えています。
戦闘以外のことも大体気合いと力でなんとかしようとします。
脳筋です。

武器は主に『重戦斧【緋月】』を使用しますが、他の武器の方が有効そうならそちらを使用することもあります。

クロムキャバリアでも生身で戦います。

不明な点はおまかせします。よろしくお願いします。


ジェイソン・スカイフォール(サポート)
おもに「正当防衛」「衛生小隊」を使ってメイン参加者の援護を行います。

▼行動例

「下がってください!」
メイン参加者が不利な状況に登場し、かばう。ボス敵の相手を引き受け、味方が態勢を立て直すための機会をつくる。

「救護します!」
衛生小隊にボス敵の牽制を命じ、その隙に、負傷したメイン参加者を安全圏に撤退させ、応急手当を行う。必要に応じて「生まれながらの光」で治療する。


姫神・咲夜(サポート)
 桜の精の死霊術士×悪魔召喚士、女性です。
 普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、
 片思いの人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

清楚で女流階級風の口調で、お淑やかな性格です。
基本的に平和的な解決を望みますが
戦わざるを得ない時は果敢に戦いに向かう勇敢さを持っています。

 あとはおまかせです。よろしくおねがいします!


櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』

乗り物が活躍できる場と
レースとサーキットが得意分野
どんな乗り物も乗りこなしてみせる

走りこそが俺の武器!
乗り物と操縦者の総合力で戦う
サイバーアイで路面、相手の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で攻め所を見極める

シールド展開バイクで体当たり吹き飛ばし
走り回って撹乱・誘導
仲間を運ぶ足になるのも好き
バイクは機動力のある盾にもなる
壊れたらほら、直すついでに新パーツ試せるし!

明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
乗り物が無い戦場では手数が少ない
普通の拳銃射撃や誘導、挑発など小技を利かせるしかなくテヘペロしてる

過去は過去に還すべき、その辺割と無慈悲


叢雲・雨幻(サポート)
真正面から、と言うよりは掠め手で相手を惑わせて
攪乱しながらのらりくらりと追い詰める戦い方を好むよ。
ただし共闘者がいて危ない時は飛び出して守りに行くかな。

使う武器は【黒雲】【黒霧【対】】の二刀流での戦闘が主。
使うUC次第では連結してダブルセイバーにしたり、
そもそも剣を【武器受け】用として使い、影を操る攻撃で戦ったりするよ。

基本的に相手の攻撃を【見切り】、【早業】で【武器受け】をしながら動きを観察し、隙を見つけて【切り込み】もしくは【カウンター】を決めて離れる飄々とした動きのヒット&アウェイスタイル。
戦闘中も仲間やボスにも冗談を交えて話しかけたりする。
ただしあまりにも非道な相手の場合は別だがね。


テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(サポート)
『テケリャア!!!』
バイオモンスターのラヴクラフト神拳伝承者 × 四天王
年齢 102歳 女
外見 243cm 黒い瞳 赤茶の髪 白い肌
特徴 特徴的な声 声が大きい 実は美形 虐殺を生き延びた 奴隷だった
口調 テケリャア(私、呼び捨て、言い捨て)
お腹が減ると ケテルャア(私、呼び捨て、言い捨て)
常に飢餓感に苦しんでいます
てけりゃあ叫んで捕食したり怪力任せに潰すのが得意です
不定形の化け物として描写してください
連携歓迎です


東海林・馨(サポート)
ボス戦の基本は「俺より強い奴に会いに行く」というスタンスで挑みます。
自分より相応しいと感じる猟兵がいたら積極的(というか集団で狩りをする狼の本能的)にサポートします。
武術においては搦め手も技の一つと考えているので、物陰を使用した奇襲や動きを封じるために脚などへの攻撃も正当と考えています。

「武術を極めるというのは相手の全てを出させる」「全てを出させたら後はなんとかなる」という信念から粘り強く攻撃と防御を繰り返します。
その他はお任せです。


水鏡・怜悧(サポート)
詠唱:改変・省略可
人格:アノン
NG:エロ・恋愛
「楽しめそうだ」「美味そうだな」「ヒャハハハハ」
行動優先順は1.NPC含む他者の救助、2.攻撃。ホントは敵を喰う方を優先してェんだけど、ロキが煩せェからな。
UDCを纏って獣人風の格好で戦うぜ。速度と勘を生かして攻撃を避けつつ、接近して爪で切り裂くか噛みついて喰うのが得意だ。UC使った遠距離攻撃もするが、銃はちょっと苦手だ。牽制に使ったりはするけどな。
技術的なヤツとか、善悪論とかは苦手だし、興味もねェ。楽しく殺して喰えれば満足だ。喜怒哀楽は激しい方だが人として生きた経験は短けェからな。価値観とか常識は知らねェよ。まァヤバイときはロキが止めるだろ。


フィリリアンナ・フェアリーガーデン(サポート)
『ボクに不可能なんて字はないのですよっ!』
僕の天才的な頭脳があれば大体のことはちゃちゃっと解決できるのですよ!
便利な魔法の数々をご覧あれです!
戦闘では味方を巻き込まないように注意しつつ強力な魔法で殲滅です!
基本的に詠唱は必要なので気を付けて下さいね。
まぁ足を引っ張るような真似はしないので平気でしょう!
あ、それとA&Wワールド以外はあんまり行ったことないので、ちょっと興味深々になるくらいですかね?
やはり見たことのない景色や知らない知識というのは尊いものですからね。

他の方との絡みとか、連携などはお任せします。よろしくお願いするのですよ!




「す、素晴らしい。これだ! この力だ! この力さえあれば、何も怖いモノなどない! フハ、フハハハハハハハハッ!」
 鮮血の骸騎士アインソードが恍惚とした表情を浮かべ、高笑いを響かせた。
 新たな『紋章』が体内から這い出した事で、アインソードの身体から力が漲っていた。
「そこまで言うんだったら、俺より強いんだろうな? 単なる見掛け倒しだったら、余計な事を言う前に黙らせるだけだが……」
 東海林・馨(探索する者・f33122)がアインソードに冷たい視線を送り、宿星剣を向けた。
「フフ……、フハハハハハッ! 当然だ! 私は強い! シャレ抜きで強い! お前達が腰を抜かして、命乞いをする程に!」
 アインソードが自信に満ちた表情を浮かべ、勝ち誇った様子でキッパリと断言した。
「だったら、この戦い……楽しめそうだ。その言葉が本当なら、な」
 水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)がアインソードを見つめ、含みのある笑みを浮かべた。
「……当然だ! せいぜい楽しむといい。まあ、楽しむ間もなく絶望し、泣き叫びながら、命乞いをするのがオチだがなァ!」
 アインソードがゲスな笑みを浮かべ、猟兵達を見下すようにして吐き捨てた。
 既に、勝利を確信しているのか、頭の中に敗北の二文字はない。
「随分と自信を持っているようですが、ボクを相手にして同じセリフが言えると思ったら大間違いですよっ! 何故ならボクに不可能なんて、あり得ませんから……!」
 フィリリアンナ・フェアリーガーデン(超ド級天才魔導妖精・f00685)が踏ん反り返る勢いで、躊躇う事なくキッパリと言い放った。
「フハハハハハハッ! 不可能なんて、あり得ない……だと? だったら、その魂に刻むといい。不可能と言う文字を、なァ!」
 アインソードが自惚れた様子でウットリとした表情を浮かべ、狂ったように高笑いを響かせた。
 頭の中に浮かんでいるのは、勝利のヴィジョン!
 それ以外は、何も浮かばない。
 敗北のヴィジョンが微塵も浮かばない程、脳内が勝利のヴィジョンで溢れ返っていた。
「やっぱり、神様なんていないのね。だって、そうでしょ? 本当に存在しているのであれば、あなたがここにいる訳がないもの」
 セシル・ローズキャット(ダンピールの人形遣い・f09510)が、アインソードに冷たい視線を送った。
「やれやれ、酷い言われようだな。だが、お前は私の事を完全に誤解している。私が存在しているのは、世界が必要としているため……。お前達と違って、私は世界に求められているのだから……! 神だって、私を必要としているはずさ! ……間違いなくな!」
 アインソードがまったく躊躇う事なく、キッパリと断言をした。
 どうやら、自分が選ばれた存在であると思い込んでいるらしく、その気持ちに揺るぎが無いようである。
「本当に世界が必要とされているのであれば、何も怖いモノはありませんね? その言葉が本当であれば、私達が束になっても勝ち目が無いはずですから……」
 姫神・咲夜(静桜・f24808)がアインソードを見つめ、お淑やかに笑みを浮かべた。
「……何が言いたい?」
 アインソードが苛立ちを隠せない様子で、こめかみを激しくピクつかせた。
「一体、何を焦っている。俺には、お前が何かに怯え、動揺しているように見えるのだが……」
 風雷堂・顕吉(ヴァンパイアハンター・f03119)が、何かを察した様子で口を開いた。
「私が動揺している……だと!? 何を寝ぼけた事を言っている。私が動揺している訳がないだろ。新たな力を手に入れ、気持ちが昂っているというのに……!」
 アインソードがムッとした様子で、顕吉を威嚇するようにして吠えた。
 だが、その言葉に反して、ほんのわずかではあるものの、迷いが生じているようだった。
 その事が原因で、動揺し始めているらしく、激しく目が泳いでいた。
「テケリャア!!!」
 そんな中、テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(ロード・ケテル・f16871)は、アインソードを睨みつけ、ダラダラと涎を垂らした。
 この様子では、アインソードを、この上ない御馳走だと勘違いしているのだろう。
 テケリリケテルリリは飢えたケモノと化しており、色々な意味でアインソードを狙っていた。
「……私を食うつもりか? いいだろう! 食えるモノなら、食ってみろ!」
 アインソードが吠えるように叫びながら、血で出来たマントを翻した。
「よーし、今日も元気に食べて、戦うぞー!」
 その流れに乗るようにして、緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)が持参したハンバーガーを頬張り、自分自身に気合を入れた。
「ふ……、それが最後の晩餐にならないといいが……。まあ、いいだろう。それが最後の食事になるかも知れないんだ。よく噛んで、飲むんだなッ!」
 アインソードが上から目線で、透乃に対して言い放った。
 だが、透乃はまったく気にしておらず、ハンバーガーを美味しそうに頬張った。
「それじゃ、悪い子は、御仕置っすよー!」
 源・ヨーコ(鉄拳制裁・f13588)が自分自身に気合を入れ、アインソードの逃げ道を塞いだ。
「クククククッ……、私に御仕置する……だと? 面白い事を言うじゃないか。まさか、私と戦って勝つつもりでいるのか? それならば、実に愚か! わざわざ棺桶に足を突っ込むような真似をしているのだからな!」
 アインソードがヨーコを見下した様子で、不気味な笑い声を響かせた。
「何か……来ます! ……下がってください!」
 ジェイソン・スカイフォール(界境なきメディック・f05228)が、ただならぬ気配を感じ取り、仲間達に対して警告をした。
「今さら気づいたところで、手遅れだ!」
 即座に、アインソードが辺りに飛び散った血液を固め、鮮血剣ダインスレイヴを作り出し、猟兵達に斬りかかった。
「……愚かな」
 それを迎え撃つようにして、顕吉がドラクリヤ(刀)で鮮血剣を弾き、【血統覚醒】で真紅の瞳に覚醒してヴァンパイアに変身すると、爆発的に戦闘能力を増大させ、アインソードに襲いかかった。
「絶対に避けたらダメだからねっ!」
 それに合わせて、透乃が【乳揺ぶーすと(オッパイポヨンポヨンブースト)】を激しく胸を揺らし、戦闘力を増強させ、重戦斧【緋月】を振り下ろした。
「クッ……、小賢しい真似をしやがって!」
 その一撃を食らったアインソードが、傷ついた左肩を庇いながら、グッと唇を噛み締めた。
「……食らいやがれッ!」
 その隙をつくようにして、怜悧が【黒き獣の狂走(クロキケモノノキョウソウ)】でUDCの液体金属で象られた黒い獣の姿に変身し、一気に間合いを詰めると、アインソードを爪で引っ掻き、鋭い牙を突き立てた。
「テケリャアテケリャア」
 続いて、テケリリケテルリリが血に飢えたケモノの如く勢いで、【てけりゃあてけりゃあ(テケリャアテケリャア)】を発動させ、アインソードの右脚を掴んでガブッと噛んで味見しながら、掴んで持ち上げ、何度も地面に叩きつけた。
「し、しまった! わ、私とした事が!」
 その事に危機感を覚えたアインソードが、鮮血剣でテケリリケテルリリを斬りつけ、何とか逃げ出す事に成功した。
 しかし、右脚を噛まれてしまったせいで、思うように身体を動かす事が出来なくなっていた。
「こんなはずじゃなかった……とでも言いたい感じだな? 最初の予定じゃ、俺達の死体が転がっていたはずなんだろ?」
 そんな空気を察した叢雲・雨幻(色褪せた根無し草・f29537)がアインソードの前に陣取り、【黒雲】と【黒霧【対】】を握り締めて言い放った。
「そ、そ、その通りだ! ま、まさか、この私が苦戦を強いられるとは……」
 アインソードがギチギチと歯を鳴らし、恨めしそうに雨幻を睨みつけた。
「だったら、もう少し驚いてもらおうかねぇ。オジサン、これやるとヒヤっとするから、好きじゃないんだけどね」
 雨幻が【操影術:向かい飛車(ソウエイジュツ・ムカイビシャ)】でアインソードの影を踏み、その影を放出させる事で、超高速かつ大威力の一撃を放った。
「ぐぎゃあああああああ! 許さん、許さんぞおおおおおおお!」
 その一撃を食らったアインソードが烈火の如く怒り狂い、血液で出来たマントの形を変え、猟兵達に攻撃を仕掛けていった。
「そんな簡単に攻撃が当たると思ったら大間違いですよ」
 すぐさま、咲夜が【見切りの極意(ミキリノゴクイ)】を発動させ、アインソードの視線の動きや、呼吸のリズムを読む事で、華麗に攻撃を回避した。
「ば、馬鹿なっ! 何故だ!」
 それを目の当たりにしたアインソードが、信じられない様子で悲鳴を上げた。
 だが、現実に起こった出来事を言葉で否定したところで、完全に無かった事には出来なかった。
 そのため、アインソードが怒りの感情に身を任せて、再びマントをバッサバッサと操った。
「……随分と甘く見られたものだな!」
 それに合わせて、櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)がライ(ハイテクバイク)に乗ったまま、雷のような猛スピードでアインソードの攻撃を避け、そのまま挑発するようにして、まわりを走った。
「うぐぐ……ぐぐっ!」
 これにはアインソードが歯を食いしばって怒りを堪えながら、陽里を睨みつける事しか出来なかった。
 それでも、何とかして陽里を攻撃しようとしたものの、目で追うのがやっとであった。
「だから嫌いよ。あなたみたいな人は……」
 セシルが嫌悪感をあらわにしながら、【オペラツィオン・マカブル】を発動させ、完全な脱力状態でマントの一撃を受け止め、それを無効化した上で、からくり人形から排出した。
「まさか、これで本気じゃないよな?」
 馨が【宿星天剣戟】を発動させ、高速で飛翔しながら、宿星剣でアインソードを容赦なく斬りつけた。
「……クッ! 当然だ! 私は、まだ本気を出していないっ! 実力の半分……いや、それ以下の実力しか出していないッ!」
 アインソードが何度も斬りつけられて、大量の血を飛び散らせながら、必要以上に強がった。
 しかし、実際には、本気の本気。
 肉体の限界を超えるほどの勢いで、本気を出しているものの、あえて本音を口にしなかった。
「おいおい、俺の相手もしてくれよ! それとも、ビビッと近づく事さえ出来ないのか?」
 そこに追い打ちを掛けるようにして、陽里がゴッドスピードライドでライを一輪状態に変形させ、躊躇う事無くアインソードを轢いた。
「ぎゃあああああああああああああああああ!」
 その一撃を食らったアインソードが悲鳴を上げ、クルクルとまわりながら宙を舞った。
「ええいっ! 小賢しい奴等め!」
 アインソードがイラっとした様子で、血液で出来た巨大コウモリと、かつて愛した人間の女性を模した血液人形を召喚した。
 それと同時に、巨大コウモリが猟兵達のまわりを飛び回り、血液人形が牙を剥いて襲い掛かってきた。
「……救護します!」
 即座に、ジェイソンが【生まれながらの光】を発動させ、聖なる光で傷ついた仲間を高速治療した。
「それじゃ、行くっすよー!」
 ヨーコが【スチームエンジン】を発動させ、ナックルガードに蒸気エンジンを搭載し、一時的な破壊力を増加させた。
「……光精よ、暗きを退け悪しきを滅する輝きを、我が手に!」
 次の瞬間、フィリリアンナが【ウィル・オー・ウィスプ】で、周囲を照らし触れると爆発する100個の光球を出現させ、アインソード達に叩きつけて、精霊力の炎に包み込んだ。
「な、なんだ、これは……! 普通の炎ではないのか! こ、これは一体……ぐわあああああああああああああ!」
 それと同時に、巨大コウモリと血液人形が炎に包まれ、アインソードが断末魔を響かせながら、消し炭と化して崩れ落ちた。
 そして、アインソードに力を与えていた『紋章』が、音を立てて砕け散るのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年10月31日


挿絵イラスト