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銀河帝国攻略戦⑫~再集結を阻止せよ~

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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「……少し不味いよ。敵方の残存兵力が集結中だ」
 開口一番フロッシュ・フェローチェス(疾咬の神速者・f04767)はそう告げ、今回の件について疑似ARを交えつつ説明を開始する。
 写っているのは宇宙船や、機械の敵たち。――見覚えある物も多く、それが先の戦で散っていったオブリビオン達だと、猟兵達はすぐに理解できた。
「烏合の衆、なんて言葉があるけれど……今回のコレはそうも言ってられない」
 先の戦いで『エンペラーズマインド』防衛艦隊とエンペライダーズを下した猟兵達だったが――その敗残兵が不屈の念で集結し再編成しようとしているらしい。
 敗残兵ではあるものの、数揃えればその戦力は侮れない。
 ……スペースシップ艦隊のいる戦場へ横槍を入れられる可能性も踏まえれば、下手しなくとも危うい事態だ。
「けれどチャンスでもある。まず不意打ちなどの作戦は無いという事。そして戦力を一か所に集めている事。……袋のネズミ状態なんだ」
 脅威、とは言ったがそれは集結してしまえばの話。完全に集結しなければ対処自体は容易だ。
 加えこの状況ならば一か所に同種の敵を一網打尽にできるという事でもある。
 要するに完全に集まる前に思いっ切り叩き、戦意諸共砕いて霧散させてしまおう……というのが今回の依頼らしい。
 ……フロッシュは〆の言葉を継げる。
「敵は敗れ去った兵士の集まり……根気はともかく、士気や戦力では此方に勝らない――遠慮なくすべて潰してきて。健闘を祈るよ」


青空
 やってきました、戦争依頼です!
 今回は爽快な無双戦。集結しつつある戦力に対処するべく……遠慮なく、敵兵を叩いて蹴散らしちゃってください!
 そこまで強くはなく、かつ先の戦の敗残兵ですが、情報通り集まれば脅威にもなります。――前線の邪魔をされては元も子もないので、叩き潰して戦線の押し戻しを阻止しましょう。
 それでは頑張ってください!

 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 集団戦 『彷徨うウォーマシン』

POW   :    多弾頭型収納ミサイルポッド
レベル分の1秒で【腰元から複数の誘導ミサイル】を発射できる。
SPD   :    演算処理
【高性能ソナーによって】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    近接形態
自身に【強化外骨格】をまとい、高速移動と【スラスター】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ロッタ・ロッツァライネン
引き際が悪いったら無いね!
それじゃ後片付けを始めようか!

飛び道具をばら撒かれちゃあ堪らないからね、【祖霊招来】を発動してイルクトリと一緒に動き回って的を散らそう。
乱戦になりゃあそうそう弾をバラ撒くわけにもいかないだろう?

殻を引っ付けてくれりゃあ望む所さ、【鎧砕き】と【怪力】でバラバラの鉄屑にしてやるよ。

死にぞこないにウロウロされちゃ迷惑なんでね、ここで綺麗に散っときな!

アドリブ、他参加者との絡みは歓迎するよ、好きにやっとくれ!


竹城・落葉
 どうやら戦況は着々と変化してきているようだな。とはいえ、敗残兵を残しておくと後々に響く。ここで始末しておくとしよう。根気だけでは勝利する事ができない事を教えてやろうではないか。
 我は名物竹城を手に『名物竹城』で切り伏せるぞ。他の戦場にも行かねばならないから、短期決戦に持ち込もう。【早業】と【2回攻撃】で手早く確実に仕留めよう。相手の攻撃には、【残像】で避けるとしようか。
 我は戦闘中、冷酷な雰囲気を醸し出し、無表情で攻撃しよう。夜叉の如く突撃し、悪鬼の如く刃を振るおう。我とて元武将、その剣捌きと覇気を受けて見よ!



 三脚のウォーマシンが弾け飛ぶ。
 彼方では鈍くも派手な轟音を上げ、此方では鋭い金属音を一瞬のみ奏で、彷徨い続けるマシンのオブリビオン達を殲滅していく。
(戦況は……どうやら着々と変化してきているようだな)
 『バールのようなもの』に相当する形状でありながら、しかしてサムライブレイドよろしく扱える特異な一品【名物竹城】を振るいつつ。
(だが、だからこそか)
 敗残兵再集結阻止、そしてその追撃戦の最中……肩近くまである黒髪を揺らしながら、女剣豪・竹城落葉は一つ認識した。
 ――戦艦相手の一戦や、将クラスの大物を幾度となく下し、猟兵達『解放軍』の側へと優位に傾いてきていることを。
 ならば皆の奮戦が実ってきているこの戦局を、むざむざ押し返させる集まりを見逃す道理などない。それがオブリビオン相手ならば猶更の事。
「そぉらっ!!」
 ……その傍らで敵を、これまた豪快に跳ね飛ばす陰一つ。
 前髪部分が赤味にそまる金髪と、強さを感じさせる赤目が目を引き、容姿通りの女傑っぷりを発揮する猟兵――ロッタ・ロッツァライネンだ。
「ほんと、引き際が悪いったらありゃしないね!」
「ああ全くだ」
 無骨な戦斧を担ぎながら呆れた様子で、しかし戦場だからか何処か楽しそうに笑うロッタの言葉に……落葉も同意する。ウォーマシン達を片っ端から集めていたその待機場にワープした彼女達は、最初見た際に予想以上の数が揃っている事をまず知った。
 だからこそ前置きも無く、ノンストップでハチ合うや否や大暴れを開始したのだ。
 そもこの作戦は、敗残兵達の籠る戦艦へ突入し叩き潰すのが目的、ならば遠慮はいらないだろう。
「それじゃあ、更にド派手な後片づけと洒落込もうか!」
「当然……そして根気だけでは勝利する事ができない事を、教えてやろう」
 視線を合わせたそれのみで察した二人は、ほぼ同じタイミングで二手に分かれる。

 左方の敵がまずロッタに反応し、誘導ミサイルを次から次へと放ってきた。
「甘い!!」
 斧を担いだままに、顔面へ飛んできた物をまず体を傾けて回避。
 更に追い打ちの二発は跳躍に近しい移動を用いて避け、筋力を活かしての急停止から体を傾けて誘導先から身を躱す。
 更に斧を振り回した余波でミサイル群をふっ飛ばしてゆく。
「何とかなるとはいえ、これ以上飛び道具をばら撒かれちゃたまらないね……ここは一つイルクトリとの連携と洒落込もうか!」
 ――“金面の狒々よ!我が呼び声に応え給え!”――
 高々と紡がれた言霊に応じ、虚空より召喚されるは、その頭を黄金面で伏せる大猿の頂点【猿王イルクトリ】。
 雄たけびを上げるイルクトリにロッタは騎乗し、先ほどとは比べ物にならない速度で縦横無尽に駆け回り始めた。
「ほらほら! 如何した、突っ立ったままかい? 撃たないと当たらないよ!」
 互いにミサイルが当たる可能性を危惧したか、それともそういう分にインプットされているのか。
 その挑発に対してもウォーマシンは碌な対抗が出来ず、反応もままならない。
 ならばと、高性能ソナーを起動させ、彼女の動きに対応すべく受けの体勢に入る。

「どこを見ている?」
 だからこそ――近くまで来ていた、落葉に反応するのが数瞬遅れた。
 一閃すら映させない早業で振るわれた【名物竹城】が、バールのようなものの特徴を活かした痛烈な引き裂きを見せる。
 それをカバーしようともう一体が動――こうとして二つに分かたれた。サムライブレイドもかくやな鋭い薙ぎにより、とっくの昔に寸断されていたと漸く気が付く。
「遅いな」
 元とは言え彼女も武将。瞬きの間に二回の攻撃を挟む剣捌きは、健在だ。
 ……擦り切れたような金属音を上げて、機械の足が突き刺そうと動くがやはり遅い。既に彼女は後方に退避しており、刺足は空しく残像を貫いたのみ。
「貴様らの様な輩を残せば、後に響く。故にここで始末させてもらう」
 無表情に淡々と告げるその冷酷さを、機械が真に理解していたなら、果たしてどのような反応を返しただろう。
 されどそれを解する前に夜叉よろしく空を裂いて突撃し、また悪鬼が如く覇気をまとい鉄くずを量産していく。

 此処でウォーマシン達が溜まらず防御行動に入る。
 身体中を強化外骨格が覆っていき、更にスラスターを活かした高軌道で攪乱し始めたのだ。更に弾幕が薄いとはいえミサイルのおまけつき。
 一気に敵方の戦力がその驚異度を跳ね上げて来た。
 ――だがしかし。
「望むところさ! 引っぺがしてバラしてやるよ、その殻ごとね!!」
 イルクトリは全く止まらず、ロッタはまるで怯まない。寧ろ内より湧き出る闘気をより濃くして行く。
 そして、頭上で振り回した戦斧が上げる轟々とした荒々しいサウンドを乗せ……数体目掛けて怪力滾るままに思い切り振り払って見せる。
「せえぇっ!!」
 果たして―――見事その鎧を粉々に砕き、数体はスラスターの勢いも合わさって潰れて弾け、ぶっ飛んでいく。
 集まって総合的に引き上げようとするもそれは唯々逆効果。
「死にぞこないにウロウロされちゃ迷惑なんでね……」
 イルクトリの両掌が生み出した衝撃にロッタの大振りが合わさって――巻き上がる鉄煙と共に量産された鉄屑が弾け飛ぶ。
 担ぎ上げの振り上げ一閃と共に、塊と化したウォーマシン達は、いっそ爽快なまでに吹っ飛んでいった。
「ここで綺麗に散っときな!」
 豪快に笑うロッタの僅かな隙。
 先に斧で弾かれたことなど記録から飛んだか、それを攻撃の好機と見た右方のウォーマシン達。
 ミサイル発射用意、ロックオン完了、そのまま誘導弾を彼女目掛けて……!
「―――」
 発射することは、終ぞ敵わない。
 ロッタの攻撃、その衝撃波で鎧にひびを入れられていたウォーマシン達が、攻撃を優先した『間隙』を落葉が突いたから。
 ……そして無慈悲なる斬撃、ユーベルコード『支柱一閃』で脆くも切断されて行き、ミサイルごと木っ端に吹き飛んだからだ。
「他の戦場にも向かわねばならない。悪いが時間をかけている暇など無くてな」
 その一言を合図にロッタやイルクトリが再び集団へ突っ込み、二度の残像を交えて落葉もまた懐に飛び込む。

 ――彼女らの手によってこの区画に集められたウォーマシン達が、殲滅させられたなど……言うまでも無いだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ベール・ヌイ
(ゴリラタクシー と書かれたのぼりを背負っているゴリラ)

今日も今日とてゴリラタンデムで駆け抜けます
事前にセーラー服に着替え『護理雷招来』でゴリラを召喚して護理雷専用電動バイクに乗って戦場を駆け抜けます
基本的にゴリラは『騎乗』で運転に集中してもらい、攻撃等を『野生の勘』で避けるか『武器受け』で受けてもらいつつ、敵に近づいていきます
ある程度近づけましたら『Доверенный обстрел』で魚雷を撃ちます。宇宙?「属性攻撃」で宇宙属性付与してるからいけるいける
基本的にこれを繰り返して敵を殲滅していきます。
たまにゴリラが電撃纏ったバイクで轢き殺すかもしれませんが事故です。問題ないです



 戦艦中央部に位置する、とあるだだっ広いエリア。
 そこにもまたウォーマシン達が集められており、出撃の時を今か今かと待ち侘びるが如く、その半壊した体を揺らしている。
 そんな彼らの聴覚……音を拾うセンサーが、何か不可思議なモノを捉えた。
 それは知っている物ならピンとくるであろう、SFじみたこの世界には似合わぬ、エンジンのサウンド。内燃機関ともまた違う、バチバチと爆ぜる得意な駆動音。
 異質混じれど聞き紛う事ない。
 現れたその正体も、予想通り。
 二輪を廻らせ疾走する『バイク』が、この船内を駆け抜けてきているのだ……!

 ――“ゴリラタクシー”と達筆で描かれた豪快なのぼりを立て、靡かせて――

 オマケに乗っている大小二つの人影の内、運転手の方は黄金に輝く【ゴリラ】そのもの。
 タンデムしている銀の長髪を風に暴れさせる少女、ベール・ヌイの方はどういう訳か【セーラー服】姿。 
 もしウォーマシン達に反応できるだけの感情と自我が残っていたのなら、全員もれなく『目が点』の表現が相応しい、硬直状態となっていたに違いない。
 この混沌の戦場にあって、また違う意味で混沌の空気を発しているのだから。
 ……されどまた、嘗ての自我抜け落ちた機械故、その硬直は数秒と続かない。
 複数の小型誘導ミサイルが焔を吹いてかっ飛び、ベールとゴリラを粉々にせんと迫った。
『―――(ニヤリ)』
 対し……声も出さずに笑んで見せるゴリラ。
 彼は卓越したドライビングテクニックで、命中直前にハンドルを切りミサイルを不発に終わらせていく。
 とは言え、このまま運転に集中していてはゴリラも攻撃できないが、それは想定済み。彼の役割は“ある程度まで近寄る”為バイクを駆る事なのだ。
「適正距離……このまま、雷撃戦するよ」
 言うが早いか手にしていた碇を振り上げた、ヌイ自身の改造セーラー服付近から――なんと【魚雷】が堂々登場したではないか。
 実はセーラー服もユーベルコードの“一部”であり、魚雷を放つための布石だったのだ。この驚きのユーベルコードは、その名も『Доверенный обстрел(ヴェールヌイ・スナリャート)』。
「Урааааа!」
 彼女の号令と共に現れた兵器は、地中へと消えてゆき更なる驚愕を齎した。
 ――この用意された【魚雷】は、地中を進むという特異な性質を持つ。
 また宇宙空間へ適応すべく新たな属性を付与され威力は申し分なし、ミサイル発射後の無防備なウォーマシン達へと一直線に向かう。
 ……流石に完全ステルスで下から迫るそれには成す術もなく、彷徨いしウォーマシン達は爆破されて粉々に散っていった。
「撃ち漏らし……」
 されど。
 無効も向こうで何体かは察知して回避した様で、ベール達の乗るバイクの挙動を高性能ソナーで察知し先回り――再び誘導ミサイルが幾本も飛び交い突っ込んでくる。
「おっと……!」
『!』
 構えた武器替わりの碇で防御するヌイに合わせ、バイクを傾けて衝撃を減らすゴリラ。その体から電撃がほとばしり、残りのミサイルを中空で爆ぜさせてみせた。
 そう、彼もまたユーベルコード『護理雷招来(ゴリラショウライ)』により呼び出された守護霊――ゴリラならぬ【護理雷】だったのだ。
「……まだ、行ける?」
『―――(グッ!)』
 ベールの問いにサムズアップで返したゴリラは、更に電撃を噴出させてバイクをより加速させた。
 ミサイルを撃った間隙を覚えていた彼は再びウォーマシン群へ急接近、すかさずベールがすれ違いざまに【地中潜行魚雷】を放ち、着弾から爆焔を巻き起こす。
『―――!』
 やはり敵もさる者で、「もう喰らうか」と数体のウォーマシンが退避して――電撃纏うバイクに思いっ切りぶっ飛ばされた。
 更に三度、回避と魚雷のコンボを決めた際には、退避し損ねたウォーマシンが見事に潰され爆発四散する。
「……もう一回」
『―――(ニヤリ)』
 残り少ない、そして一塊になったウォーマシン達へ、ダメ押しの魚雷を放ちながら猛加速した電撃バイクが急接近。
 ――GoodNight――
 そんな決めゼリフが聞こえてきそうな程、ワイルドに笑ったゴリラと変わらぬ表情のベールを乗せたバイクは……ウォーマシンの一団をストライクの語が似合う程、爽快に吹っ飛ばして行く。

 後方で爆発する音を聞きながら、そして周囲に敵影が居なくなったことを確認しながら。ベールはゴリラへと一言告げた。
「……次、行こう」
『―――(グッ!!)』
 当然だ、とばかりにゴリラはこぶしを握り締め、まだ仲間が戦っているだろう戦艦の区域へとバイクを走らせる。
 こうして――混沌に始まった区画の戦いは、眩い金色の尾を引くゴリラ達の手によって終幕を見た。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミスト・ペルメオス
(POW)

了解、これより敵群の撃滅に当たります。
…ミスト・ペルメオス。ブラックバード、出ますッ!

自前の機械鎧を駆って参戦。
こちらの射程に入り次第【オープンファイア】、可変速ビームキャノン/対艦・対拠点モードによる先制射撃を試みる。
以降は時折フェイントを入れた戦闘機動を行いつつ、足を止めることなく各種射撃装備を駆使。
手数を重視し、弾幕を張るように攻撃を続ける。
念動力も最大限に解放。機体や装備の制御、敵の動作や射線の見切りに活かす。

敵の誘導弾は回避機動で避けることを基本としつつ、
ビームアサルトライフルやマシンキャノンによる対空迎撃、ビームシールドによる防御で対処。

※他の方々との共闘等、歓迎です


ホーラ・アイアンアーム
【POW使用】【アドリブ、絡み歓迎】
敵は徹底的に叩くのが定石なのだ。
ホーラ、これから敵味方平等殺戮兵器になるから、皆は巻き込まれない様に注意して欲しいのだ。

【防具改造】で【空中戦】モードに変形するのだ。
【ジャンプ】と【ダッシュ】を駆使して敵を翻弄するのだ。
相手の攻撃は【戦闘知識】と【見切り】で回避するのだ。

味方に影響が出ない範囲まで移動して、UCを使うのだ。
遠くの敵には【範囲攻撃】でまとめて倒して、
近くの敵には【グラップル】をお見舞いしてやるのだ。

UCを使うときは、味方に被害が出ない様に留意するのだ。



 各所で爆音が響き渡り、また猟兵達の優勢に傾いていく中……船尾に近い場所でも、また更なる戦闘が巻き起こっている。
 片や猟兵用の機械鎧を着こみ、巧みに敵影をビームキャノンで撃ち落としていく。
 片や高出力バーニアで空中戦に入り、縦横に駆けまわっては機械の剣で断ちゆく。
「数機、撃滅……まだまだ多いですね」
 素早い敵を的確に捉え、機械鎧【ブラックバード】から二門覗く、対機動兵器用モードの【可変速ビームキャノン】から光線を放ち……またも撃ち落とす少年。
 彼の名はサイキッカーのミスト・ペルメオス。
 機械鎧に阻まれて見えないが、青の瞳と灰色の髪が特徴的な猟兵だ。
「おっとぉ!」
 長い手足を操り、また尾の様なパーツ【ソードテイル】を振るって切断していくのは、サイボーグの少女ホーラ・アイアンアーム。
 防具改造に持ち入られる知識と技術を存分に発揮し、空中戦モードで敵の攻撃を次々回避しながら、バラバラの残骸に変えていく。
「しかし此処はどうも敵の数が――次、来ますよ!」
「おお、大量なのだ!!」
 【ビームアサルライフル】合わせてミストが射撃体勢へ移行。先制の一発で閃光を上げさせた方へと、ホーラも向き直り【サタンバーニア】を数瞬強く吹かせてツッコんでゆく。
 転移した場所ではち合ったミストとホーラは、まず互いに装備や戦法の情報を簡単に説明。装備の特徴などに鑑みて、前衛と後衛にハッキリ分かれるべきだと考えた。
 そして、現在の簡易陣形で彷徨えるウォーマシン達を相手取っている。
 ――他所からかき集められた増援に対する、その反応こそ違う二人だが、瞳に映る戦意は同等の物。侮りなどない。
 掃討自体が順調に進んでいても、一つの崩壊でひっくり返るかもしれないのだ。故確りと気合を入れた状態で……二人共阻止作戦に望んでいる。

 ウォーマシン達が組んだ敵陣をホーラが機動力によって攪乱し、切り傷で装甲を削ったのを合図に――ミストのビームが空を飛び、砕く。
 敵影はまだまだ集まって来るものの、この調子なら落とせない勢いではなかった。
「敵は徹底的に叩くのだ、これこそ定石なのだ!」
「はい、勿論。……何より猟兵として、今為すべき事を為しましょう」
「よーし叩き切るのだぁっ!」
 雄叫びからほぼ時間をおかずホーラは左右へ大きくステップ、つられて躍りかかったウォーマシン達の刺脚を見切ってすべてやり過ごすと、跳び上がり様に一体を縦に斬り裂いてしまう。
 そのままバーニアを吹かせて空中戦を続ける事に焦れたのか、【誘導ミサイル】がホーラに殺到していく。
 されど彼女には演算装置が、そして経験から導き出す知識がある。
「ほっ、よっ!」
 すれ違いながらミサイルを爆散させ、更にミサイルを足場にして軌道を変え、爆炎に紛れる形で……ウォーマシン数体を切り刻んで見せた。
 しかし背後から大きな腕と、またもやミサイルが迫り――。
「させませんよ!」
 ――それは着弾前で、飛び交うビーム弾により派手に撃墜された。
 手を休めてなるものかと常に動きながら、ミストが手数を重視し装備武器全てから弾幕を張る。密度の違いが如実に表れたかホーラから意識を外した所で意味も無く、どんどん爆砕されてゆくウォーマシン達。
「よし……!」
 一見ただばら撒けば良いように見えてその実、各種射撃武装を駆使出来なければ外しや誤射が多くなる攻撃法を、見事な手腕で成功させている。
 それでも間を縫って飛んでくるミサイルが回避の機動と交錯する……直前で機体が翻り紙一重でやり過ごして見せた。
 彼の持つ念動力により、機体操作を後押ししたのだ。更に事前に見切った敵の反撃に備え、瞬間的に動いた影響か半ばノールックで光弾を放ち、迎撃しても見せる。
「隙アリなのだ!」
 そんなミストへ注意が向いた隙に、後方からホーラがパイルバンカーで豪快に吹き飛ばす。仲間を巻き込んで倒れたウォーマシンへミストの弾幕が殺到し――高らかな爆音を上げて消滅した。
 “射撃後ならばチャンスがある”とウォーマシン達に残存する意識が働き注意が向けば後ろ上空からアサルトライフルが唸り、襲い来る衝撃に対処がままならず。
 そこで動きを止めれば【可変速ビームキャノン】や【ビームアサルトライフル】による集中砲火が襲う。
 ……流れは完全にミストの、そしてホーラが握っていた。

 しかし。
 此処までやっても尚、敵は恐ろしいまでの執念を見せてくる。
「敵機反応! ……っ、また来ましたか!」
「一体何体いるのだコイツらはーっ!」
 出るわ出るわ、次から次へとウォーマシン達がゾロゾロお出ましだ。
 遠間に聞こえる戦闘の音から、此処に戦力が集中している訳でも無いと考えるなら――いったいどれほど集めたのだろうか。キリが無いとすら思えてきてしまう。
 このままでは体力が尽きてしまう。
「仕方ない……ミスト、教えたアレを使うのだ。更に離れて援護お願いなのだ!」
 そう。このままであったなら。
「了解しました。それでは私もタイミング合わせ、一気呵成に放ちます!」
 事前に交わしていた情報を手繰り、了承の言葉を継げる。
 執念で喰らい付くマシン群へ同タイミングで向き直り……敵陣へ潜り込んんだホーラが『スイッチ』を切り替える様に、身から放つ空気を変えた。

「『Do A Barrel Roll』」
 ……その途端。
 彼女の体が組み変わり、またその長い腕が強調され、別者へと変貌していく。
 コレがホーラの切り札。今の彼女はユーベルコード『イースター・エッグ』により、理性を対価として人知を超えた攻撃力と防御力を得た【無差別破壊兵器モード】なのだ。
「『――――ッ!!』」
 人の言を用いては表せぬ声で咆哮した彼女は、先までと同様に、しかし先までとは比べ物にならない勢いで暴れ始める。
 ミサイルを放とうとしたウォーマシンは広範囲まで届くその長い腕により打ち壊され、また薙ぎ払う途上のマシンたちもスクラップと化し。肉薄し殴りかかったウォーマシンは蹴り上げを食らいそのまま掴まれ、衝撃波を生み出す程の威力で別のマシンに叩き付けられた。
 ならばと離れて動こうものなら、無差別故に速く動くものへ反応する性質の餌食となり……両の腕を広げた体勢からの挟み込みで、中央部をぺしゃんこに潰された。
 『敵わない』――自我薄れた存在ながらにそれを感じ取り、最低限の連携を取ろうと複雑に動いてきた……されど。
「『オープンファイア』、用意……」
 巻き込まれぬよう遠方に陣取ったミストが、それを逃すはずもなかった。
 【可変速ビームキャノン】が【ビームライフル】が、彼の持ち得る遠距離兵器がすべて彼らの方を向き、内部へとエネルギーを充填させていく。
 高らかな、見た目通りのSF染みたサウンドが響き、一瞬後唐突に鳴りやむ。
 まさにそれを合図としたかのように――
「―――攻撃開始」
 圧倒的な間での弾数を持って雨霰と飛ぶ光線、光弾。それはミストの視界に映るウォーマシン達へ無慈悲に降り注ぐ。
 戦艦の内装ごと容赦なく破壊し……ウォーマシン群を微塵の鉄片に帰してゆく。
 加え、威力でマシン達が跳ね回れば当然ホーラも喰らい付き、力任せの投げ技でグシャッと残さず潰される。
 煙と閃光が収まった頃には――敵影など、まるで見られなかった。
「ふぅー……終わったのだ?」
「そのようですね」
【無差別破壊兵器モード】が解けたホーラへと、ミストは近寄りつつ肯定する。
 敵ウォーマシン自体は残っていてももう僅かだろう。
「どうやら各所から撤退して、一か所に集中し始めたみたいですね」
「なるほど! ……よーし、最後の仕上げなのだ!」
 疲れを吹き飛ばし気炎を放ち、ミストとホーラはこの区画を後にした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ソフィア・リューカン
相手は残った兵、なのね……これがたくさん集まると、また大変なのね。幸い敵は集団、だったら多少暴走しても他の敵に攻撃が当たるかもね。

【人形舞踏劇】により、人形たちに仕込んでおいた機構を発動して攻撃を仕掛けるわ。相手も私たちのことは分かっているから回避するでしょうけど、この高速攻撃ならどうかしら?
仕込んだ機構には【念動力】を応用した【衝撃波】を仕掛けるものや、相手の武装や部品を【盗む攻撃】、取られた部分に対して私のサイキック能力を流用した電撃【マヒ攻撃】と一杯あるわよ!それに私の人形は二人、コンビネーションを駆使して【二回攻撃】も仕掛けていくわ!

※アドリブ・他者との協力歓迎


ユキ・コシイ
【SPD】
【ここぞという時にぐいぐい押す。戦いも歌も大事なことだねナノ山さん。】
『そーそー、緩急つけてハートをガッチリ掴まないとね!』
…そして相手は…人間ではなくウォーマシン、それなら…私も戦える。

「アームドモジュール・ブテスT」で牽制、相手の回避を誘発させしつつ…可能な限り敵部隊の側面を取るように動きます。
そしてある程度効果的な打撃が与えられそうだと思った所で、召喚を開始。

皆様。どこの艦隊かはわからないけど…ありがたいことにこの戦場に【援軍が到着したよ】
さて、それでは全艦…一斉砲撃開始。銀河に私達の、勝利の歌を響かせましょう。



 彼方此方が吹き飛ばされ、もはや虫の息と言っても過言ではない戦艦とその内部戦力だが……まだ戦闘は終わらない。再集結しようとした敗残兵達の根性を体現するかのように、しつこく抗う姿勢を見せていた。
 これで押し切られ、耐えきられてしまえば他の敗残兵が合流し、猟兵達の勝機も薄れてしまう。
 敵の数に鑑みれば……それがどれほどの脅威となるか、言うまでも無い。
 されども。
 猟兵達の方もまた、知らずの内に逃げ道を塞ぐ『布石』を、何時の間にか用意出来ていた。
 ――それはある箇所にワープした一人の少女と、一人の女性。
 大きなリボンと赤目が愛らしい人間の人形遣いと、大きな三つ編みとなった薄紫の髪が美しいバーチャルキャラクター。
 船内を素早く駆け、敵陣営の側面を突き、協力して崩してゆく……彼女等だ。
【戦いでも歌でも大事な事は、ここぞという時にぐいぐい押す事だね】
『そーそー緩急をつけてガッチリ心をつかまないと! だからこそ遠慮なし!』
 腕にテレビウムや、ナノナノを思い起こさせるパペットを付け、ユキ・コシイが腹話術で一人二役の会話を交わす。
 傍ら、敵を牽制するかのように、これまた巨大なテレビウム型武器庫【アームドモジュール・ブテスT】から弾丸を絶えず射出している。
 敵の回避を誘発することにより、陣形の維持や再度組み上げる事を妨害しているのだ。本人が側面を取る事と、ウォーマシン達も数が減っている所為で、思うように反撃できない。
 ……その反対側では。
「今回の敵は残った兵……コレが集まると、大変なのね」
 マリオネットタイプの人形を操り、またサイキックエネルギーで足元を掬い、ユキが下し切れなかった箇所を付いてひっくり返す、ソフィア・リューカンの姿がある。
 サイキッカーでもある彼女は、人形【ジェファーソン・A・ヘルモンド卿】【レイニー・A・ヘルモンド嬢】を合わせた三位一体の動きで妨害しているようだった。
 幾らウォーマシン達にサイズがあるとはいえ、此方もまた猟兵の操るマリオネット達だ、弱っているところを的確に払われては体勢維持もままならない。
「けど幸い敵は集団なら……アレ、行けるかな」
 高性能ソナーでソフィアの、そしてマリオネット達の動きを予測した……所をユキの武器庫からの攻撃に思い切り被弾。次目線を向けた時に彼女はもういない。
 だからといってユキの武器庫に跳びかかろうとしても、ソフィアからの的確な迎撃が入り、陣形すら戻せないまま後退してゆく。
 攻撃事態が重くない事で強化外骨格を纏う選択が取れず、誘導ミサイルも放つ前に不発となってしまう。

 このまま押し切れるだろう――と、そう思われた。
 だが小刻みに攻撃を重ねているのみで、時折サイキック能力による足止めや、武器庫からの一斉掃射で確実に数こそ減らしていくものの……敵の方はいまだ健在だ。
 小突かれ続けても機械だからこそ大きな突出はせず、段々と新たな、即席の陣形が組み上がっていく。
 遂には、際で止めていたミサイルが妨害をすり抜けソフィアの、そしてユキの方へも飛来してしまう。
【撃ち落とせぇ!】
『危ないなあもう!』
「わっ……と、間一髪!」
 幸い【アームドモジュール・ブテスT】に備えられた武器が激しく火を噴き、また【ジェファーソン・A・ヘルモンド卿】を盾にし軽いダメージでやり過ごせたが……一度の間隙は相手へのチャンスに他ならない。
 鬱憤晴らすが如く、一体のマシンの拳が、刺足が、そしてミサイルが飛んできては、連携とも言えない雑な繋ぎで次のウォーマシンの武装が唸る。
「わ、わわっ!!」
 盾役の【ジェファーソン・A・ヘルモンド卿】だけでは追い付かず、【レイニー・A・ヘルモンド嬢】の反撃で何とかしのぎ切ったソフィア。
【もっと幕を厚く!】
『やってはいるんだけどね!』
 一人二役を忘れないだけの冷静さは保ちつつ、しかして危ういところで武器庫からの援護により躱していくユキ。
 ――だが遂に高性能ソナーが予測しきり、反撃を回避したウォーマシン達が一塊になって、彼女へと迫った……!
「あ―――」

「――やった、かかった!」
 それがすべて“作戦の布石”だったと、ウォーマシン達は気が付かない。
 ソフィアの両指が、両腕が弾む様に躍動し、待ちに待った機を逃さずユーベルコードを解放する。
「ジェファーソン、レイニー! 出番よ……お願い!!」
 彼女の一声を幕開けとした、『人形舞踏劇(ワールドロンド・ドールズ)』による大演武が始まった。
 人形に仕込まれていた機構が顔を出し、刹那、一塊になっていたウォーマシン達へと襲い掛かる。――高性能ソナーで予測できていても、互いが邪魔である事とあまりに速過ぎる事が重なり、回避がままならない。
「それそれそれっ!」
 まごついている間にも舞闘は止まらず、念動力応用の細かな衝撃波がウォーマシンふっ飛ばしては、墜落先でユキの武器庫の餌食となる。
 武装を落とされ部品を盗まれ、動きが緩慢になった所へ追い打ちとして電撃により麻痺させられ、またも質量弾が降り注ぎ潰される。
 おまけにマリオネット達のコンビネーション、それを操るソフィアの技量は絶妙で、相手が一度動く間に先んじて二回も攻撃を叩き入れる事すら可能としていた。
【おっとと、そっちは通行止めだよ!】
『大人しくふっとんじゃえー』
 更に。
 ビシッ!とユキのパペット、『ナノ山さん』と【テレ彦くん】が敵を指さし、タイミングよく武器庫からの援護射撃で包囲網が敷かれていく。
 その合間を縫ってソフィアのマリオネット達が暴れ、吹き飛ばしては大穴を開けるのだからたまらない。
 ――追いつめていたと思いきや……完全に策に嵌って飲まれ、逆転されていた。
「あ……増援だわ!」
【なんて精神だ敵さん達!】
 しかしここでまたもや、最後の戦力をかき集めて来た増援が到着。
 ソフィアの目線の先には残りらしきウォーマシン達が集結している。ユキ――もといテレ彦くんの言う通り、どれ程までの執念を抱いているのだろうか。
 その光景に思わずソフィアは……脳裏で言葉を反芻する。
 他の猟兵達も駆けつけてくれれば、大量のウォーマシンを一気に蹴散らせるのに。
 このままでは他の戦場に逃げられる。
 そうなれば、粗方揃っている状態でも充分横やりを入れられてしまう。
 せめて数がいれば――。
「こっちにも増援が来てくれれば……!」

「――来てくれたみたいだよ」
 その思いに応えるかの如く、ささやくような声音で、ユキ本人が一言口にする。
「どこの艦隊かはわからない。けど、ありがたいことに……【援軍が到着したよ!】」
 最後の言葉を変えながら、ユキの目線がたどり着く先。そこには今いる戦艦と同等以上の【宇宙艦船】が堂々横に付け、砲を構えている。
 召喚されたのだろうそれが、最後の切り札として駆けつけてくれていた。
 同時に猟兵達も追いつき、状況を把握するや否や、ウォーマシン最後の戦団を押し込めてゆく。
「これで行ける……このまま、吹っ飛んじゃないなさいっ!」
 戦気取り戻したソフィアもマリオネットによる超高速の連撃を繰り出し、ジグザグに飛び回らせ破裂音と共にウォーマシンを奥へ突き戻す。
 そのまま【特殊な宇宙服】を来た猟兵達が、そしてソフィアとユキが破壊された船外へ飛び出していく。
「それでは全艦…一斉砲撃開始」
 後方を見るその直前にユキの声が聞こえたかと思えば、重苦しい動作で全ての砲門が動き始める
 そして完全に振り返る頃には、一斉砲撃が始まっており――視界を赤白き流星が幾つも飛んでいく。
 しかしなんと最後のあがきか、艦船からくる砲撃を敵船が避けていた。
 ―――だが執念の炎はそこで鎮火する―――
「これをもって……銀河に私達の、勝利の歌を響かせましょう」
 地形と見まがうが如き【巨大艦】の登場と、縦横に広がる黒き天をも照らす熱光の爆砲が殺到し、切れ目ない砲が敵戦艦へ須らく当たってゆく。
 そして最後の一発と放たれた大砲の命中と共に……四方へ広がる大爆発を残して、敵諸共に戦艦は散っていった。


「勝った……勝ったわ! 私達の勝利よ!」
【これで増援も無し、だね!】
『みんなー、おつかれさまー!』
 ユキの呼んだ――あるいは、駆けつけてくれた巨大戦艦の上で、作戦に望んだ全猟兵達が声を掛け合い、勝利を喜び合う。
 数も多く、しぶとい相手だったが、猟兵達の手によって尽く殲滅させられた。
 各所での奮闘がこの最高の結果を呼んだのだ。
 再集結を阻止した折、これで戦線が容易に傾く事は無くなるだろう。
 ……かくして。
 銀河帝国攻略戦、敗残兵再集結阻止作戦は、無事成功したのであった――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月10日


挿絵イラスト