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アポカリプス・ランページ⑯〜無限の久遠

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●無限の久遠
「イエス、イェーガー。戦争の時間です」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)はグリモアを展開する。
 そして、各種機械が起動を開始し、電子ウィンドウを立ち上げていく。
 映し出されたのは一人の女性。
 それこそがマザー・コンピュータと呼ばれるフィールド・オブ・ナインの一人。
 その生体コアである。
「マザー・コンピュータは時間制御能力を有します」
 時間の加速、時間の遡行。
 限定的ながらの未来・過去操作。
 それを駆使しながら猟兵たちよりも速く攻撃を、あるいは遅く攻撃を繰り出すことが出来る。
 さらには、それを防御転用することすら可能だ。
「イェーガーたちに求められる事はこれら時間制御に対抗策を打ち出すことです」
 しかし、この時間制御能力を使用している最中のマザー・コンピュータは機械制御を一切できない。
 つまり、"雑魚"と言う物量を一切相手にする必要はない。
 マザー・コンピュータ相手一人に打ち込めると言う事である。
「時間制御を超える事は非常に困難でしょう。それほどの能力です」
 ですが……と続ける紫紺のマシン・アイはいつもと変わらない。
 彼女が求める事はただ一つ。
「いつもの通りにイェーガーたちは戦闘を行う。そうすればいつもの通りの戦果を叩き出せると言うことを当機は知っています」
 だからこそ、問題などないのだ、と彼女は断言する。
 如何なる相手であっても猟兵が最善を尽くせばいつもの通りに勝てるのだと。
 グリモアが輝きゲートを展開する。
 展開された先で待ち受けるのはフィールド・オブ・ナイン。
 オブリビオン・フォーミュラでもある強力な敵性オブリビオン。
 ――――マザー・コンピュータへの道が今、開かれた。


虎河豚天
 虎河豚天です。食べないで。
 マザー・コンピュータとの決戦です。
 相手は時間制御能力を駆使して先制攻撃をしてきます。
 時間制御能力に対する対抗策を練って挑みましょう。
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第1章 ボス戦 『マザー・タイムフォール・ダウン』

POW   :    タイム・タイド・アタック
【時間質量の開放がもたらす超加速】によりレベル×100km/hで飛翔し、【速度】×【戦闘開始からの経過時間】に比例した激突ダメージを与える。
SPD   :    タイム・アクセラレーション
【時間の超加速】による素早い一撃を放つ。また、【時間質量の消費】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    オールドマンズ・クロック
攻撃が命中した対象に【時計型の刻印】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【肉体が老化し続けること】による追加攻撃を与え続ける。

イラスト:有坂U

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

卜二一・クロノ
「捉えたぞ、我が機織りを阻む者よ」

 時空の守護神の一柱、あるいは祟り神として参加します
 時の糸を紡ぎ、歴史の柄を織る者にとって、好き勝手に時間を遡る行為は織り直しを強要するので害悪
 そのような、猟兵やオブリビオンの事情とは無関係な動機で祟ります

 時間を操るユーベルコードを以て、敵の時間を操るユーベルコードを完封します

 神の摂理に反する者には神罰を

 その為なら、ある程度のダメージはやむを得ないものとします

 咎人に死の宿命を見出したら、満足して帰ります

※時間操作と無関係なオブリビオンにはただの八つ当たりをします
※時間操作を行う猟兵は見て見ぬふりをします。できれば同時には採用しないでください



●機織りを阻む者
「捉えたぞ、我が機織りを阻む者よ」
 卜二一・クロノ(時の守り手・f27842)は時空の守護神の一柱。
 そして、祟り神の一種でもある。
 それ故に時の糸を紡ぎ、歴史の柄を機織る者として、時間制御を使用するマザー・コンピュータは機織りの織り直しを強要する害悪的な行為。
 猟兵たるからではない。
 オブリビオンだからではない。
 そんな無関係で、私的な私怨によって祟りをもたたす者として降臨した。
「我の機織りを阻むのならば、容赦も遠慮もせぬ」
 時間を操る攻撃に対して時を機織る事で相殺し、逆に紡ぎ返す。
 神の摂理に反する者に神罰と言う名の祟りをもたらす。
 マザー・コンピュータの攻撃を受けようともトニーは機を織る。
 時間制御をする度にマザー・コンピュータの身は傷ついていく。
 何故、何故なのか。マザー・コンピュータは計算する。
 機を織られているだけなの何故我が身は傷つくのか。
 だが、計算してもわからない。自身の攻撃こそがその副作用なのだと理解出来ない。
 そして、機は織り紡がれた。
「見えたぞ、汝の宿命」
 機を織り紡ぐ者、それ故に彼女は見つけた。見つけてしまった。
 それは死の宿命、咎人の宿命。
 マザー・コンピュータを死に至らしめる者。
「なれば、我がもはやすべき事も祟る事もなし」
 この咎人はいずれ死に逝く。
 その宿命が決定づけられたのならば、もはや用は無し。
 トニー・クロノと言う祟り神はその場を後にした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

トリテレイア・ゼロナイン
相手の時間操作能力が「任意」…認識した対象でなければならない点を活用
大盾での防御姿勢を取りつつ、ワイヤーアンカーを“腕”として●操縦し物資収納Sの煙幕手榴弾を●投擲し●目潰し
 
「巻き戻し」で煙幕を戻されても、こちらはフリー
●盾受けで防御
「早送り」で煙幕の中を高速突貫された場合はマルチセンサーでの●情報収集と●瞬間思考力で反応して●見切り●怪力武器受けで防御

永遠の思索の為に、今を生きる人々を犠牲にはさせません
討ち取らせて頂きます…!

用途申請、オブリビオンフォーミュラの撃破!

電脳禁忌剣の素粒子干渉能力で戦場の窒素を酸素に全て変換
急性酸素中毒で敵を行動不能に
(こちらは呼吸しないウォーマシン)
剣で一閃



●理想を掲げる為に
『何故邪魔をする? 私はただ永遠に思考していたいだけなのに』
「その思索の為に今を生きる人々を犠牲にはさせませんッ!!」
 トリテレイア・ゼロナイン(「誰かの為」の機械騎士・f04141)はワイヤーアンカーを放つ。
 そのワイヤーアンカーを認識したマザー・コンピュータはそれを"巻き戻す"。
 逆再生したかのように、それはトリテレイアの方に戻っていく。
 しかし、それこそがトリテレイアの狙いである。
 巻き戻しと同時に煙幕が張り巡らされ、マザー・コンピュータの視界を塞ぐ。
 認識した対象でなければ時間操作は行えない。
 それはつまり、その目で相手を捕捉しなければならないのだ。
 もうもうと立ち込める爆煙。
 それを巻き戻したときにはすでにトリテレイアの準備は終わっていた。
「用途申請、オブリビオンフォーミュラの撃破……ッ!!」
 ――――例外承認。
 申請者処刑機構、解除確認。
 電脳の禁忌たる刃、その素粒子干渉能力が戦場の窒素を全て酸素に変換する。『正気です、か……?!』
「討ち取らせて頂きますッ!!」
 ――――急性酸素中毒。
 酸素とて、その濃度が上昇すれば猛毒となる。
 生体コアである以上マザー・コンピュータもまた呼吸を必要とする。
 しかし、トリテレイアは――――ウォーマシンは呼吸は不要である。
 急性酸素中毒によって顔色を悪くして膝をついたその瞬間を目掛け。
 その禁忌の剣の刃が振り抜かれ、斬撃音を刻んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シルヴィア・スティビウム
貴女にとっての時間とは質量なのね
そして、時間を操作しながら停滞を望むなんて、歪だわ
そんなに永遠が欲しければ、宇宙が熱的死を迎えるまで待っていればいい
まぁ、そんな暇は与えないけど

相手は時間を操る
なら、私も自らに時の属性攻撃をしましょう
私の時間を停滞させ、加速する時間に適応し、老化に対抗する
そもそもの攻撃には、砲剣の武器受けと念動力で逸してみましょう

攻撃はシェオルの光輝の発現と、砲剣による衝撃波
これらで、攻撃と見せかけ戦場に魔法陣を設置していく
用意が整ったら、ユーベルコードを使うわ
時間に質量があるなら、好きなだけ停滞を見るといい
超重力の中で



●超重獄の檻
「貴女にとって時間とは質量なのね」
『はい、その通りです』
 シルヴィア・スティビウム(鉛の魔戦士・f25715)の問いにマザー・コンピュータは返す。
 そして、時間操作によってシルヴィアを害そうとするのだ。
 時間操作を持ちながら停滞を望み、永遠の思索を求める。
「そんなに永遠がほしければ宇宙が熱的死を迎えるまで待っていればいい」
 しかし、その時間操作、相手を老化させると言う攻撃はシルヴィアには無効化された。
 自らに時属性の攻撃を施すことで、自らの時間を停滞させたのだ。
 止まった時を加速させても何も起きない。
 0に10を、100をかけたところで答えは0なのだ。
 ならば、その停滞した体そのものにへと機械制御によって制御された砲塔たちが砲撃を繰り出す。
 停滞した身体に対して傷を負うと言う時の進みは全くの無意味。
 砲剣で受け流し、念動力でそらし、なお受けた攻撃すらも無意味となる。
 シェオルの光輝を放ち、砲剣の砲撃衝撃でマザー・コンピュータに反撃を加えていく。
 しかし、これはすべてはまやかし、攻撃ではない。
 これは――――設置である。
 マザー・コンピュータが気づいた時には時はすでに遅かった。
 魔法陣で包囲された閉鎖空間の中で中性子星が崩壊を始める。
 超新星爆発が起こり、そして生まれゆくは極大重力因子。
 ――――ブラックホール。
 光さえも伸ばされる永遠の停滞の中にマザー・コンピュータは飲まれていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

時間制御能力……!
時を操る能力相手にどうやって対処すればいいのか……!
悩み考え、閃いた手を打ってみマショー!
できると思えばできるのデース!

ヒャッハー!
速いのはマザーの特権ではありマセーン!
空中を駆けて肉薄しマース!
戦闘時間をかけさせはしマセーン、加速する助走も与えマセーン!
至近距離に張り付いて、マザーが距離を取って先制UCを起動するタイミングをコントロールしマース!
突っ込んできたところに鉄球を置いて、突撃を受け流しマース!

減速したところへ、反撃のファルシオンを居合抜き、
マザーの時間を切断しマース!
我輩は猟兵。埒外の存在というならば……!
過去も未来も切り拓くであります!



●無の加速
「時間制御能力、ならば……ッ!!」
 バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は一気に加速する。
 そして、マザー・コンピュータに肉薄した。
『何を……!?』
「ヒャッハーッ!! 速いのはマザーの特権ではありマセーンッ!!」
 戦闘時間も加速する助走も与えさせない。
 至近距離に張り付いていけば、時間の質量制御に自身も巻き込まれる。
 つまり、マザー・コンピュータが先制攻撃をするには間合いが必須となる。
 完全な至近距離戦闘、なれば必然間合いを離すその瞬間。
「そこデースッ!!」
 先制攻撃のタイミングを"完全に"誘われた。
 失策に気づいた時にはすでに遅い。
 加速した突撃はすでに止められない、そして、突撃する地点には鉄球が置かれていた。
 その鉄球にて攻撃が受け止められ、時間加速が終了する。
 即ちのところそれは時間の減速、加速の終了、速度の減少。
 刹那の間隙にその刃をバルタンは閃かせていた。
 時間と言う質量諸共の寸断の一閃。
 それが横一文字に切り払い、マザー・コンピュータの生体コア、その体を切り裂いた。
「我輩は猟兵、埒外の存在と言うならば――――」
 マザー・コンピュータは猟兵を埒外の存在と呼んだ。
 なれば、その猟兵たちは時間と言う外側の存在。
「過去も未来も切り拓くでありますッ!!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

カタリナ・エスペランサ
無限の思索、永遠の停滞……悍ましい望みね
まぁ、貴女が心置きなく滅却できるオブリビオンなのは好都合かしら

《目立たない+早業+封印を解く》、三つ編みを解き魅了権能を解放
この姿、声、纏う香に魔力、存在全てが知覚と思考を惑わす幻術として作用するわ
事象掌握の鍵は精密性。時間操作であろうと、綻びの生じた認識で十全に制御する事は叶わない

《戦闘知識+第六感》で敵の攻撃を《見切り》先読み《カウンター》
先制を捌けば【失楽の呪姫】発動
《属性攻撃+ハッキング+焼却》の劫火は概念をも――時空さえ終焉の概念に塗り潰し焼き払う
振り撒く劫火で逃げ場を奪えば本命、時間逆行をも貫く黒雷の《属性攻撃+貫通攻撃+串刺し》で仕留めるわ



●ロスト・フラグメント
「無限の思索、永遠の停滞……悍ましい望みね」
 時間は進んでこそその意味もあり意義もある。
 進まなくなったものにあるのは熱的な意味の否定。
 そもそも根本的な破綻である。
「まぁ、貴女が心置きなく滅却出来るオブリビオンなのは好都合かしら」
『やってみせなさい、猟兵』
 果たしてそれを本当に為せるのか?
 上から見下すような妄言。
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は、その三編みを解く。
 その姿、その声、纏う香り、魔力、その視線の先、その全て。
 存在そのものが知覚と思考を惑わす幻術作用。
 事象掌握の鍵、それは精密性。
 時間と言う質量を制御するにあたって、対象の正確さを把握してなければ、それは自分を害する事にもなる。
 故にマザー・コンピュータは敵の時間制御を放り捨てた。
 自らに時間の加減速をかけ攻撃を行えばいい、それだけの事。
 だが、それはカタリナが選択肢を意図的に減らさせたと言う事である。
 時間質量の加速から繰り出された突撃、それはすでに見切られていた。
 先読みで突き刺さる終焉の劫火、マザー・コンピュータの皮膚を焼く炎。
 その炎が撒き散らされ、逃げ場を塞ぐ。
 あとは時間遡行すらも貫く、そう、あらゆる守護とは時間と言う質量すらも貫く黒き雷。
 その一撃が投槍の如く放たれ、マザー・コンピュータの胸を貫き、大きく爆ぜた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月28日


挿絵イラスト