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アポカリプス・ランページ⑱〜異形の生を終わらせろ

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●巨大オブリビオンストーム内部。
 其れは異形としか言いようがない存在であった。
 幾多の目、幾多の顎、幾多の光の華が全身を彩り、其の体は木々の様な虫のような蛇の様な蛸の様な……何かに似ている様で何物にも似てない。
 そんな恐ろしく悍ましい存在であった。
 そんな者達が無数に蠢き其々が其の顎から言葉を発し続けている。
『あァアぁ……誰カダれカ私ヲ殺シて……ッ!』
『イやダ!人ジゃナい侭生キ続けルなンて……っ!』
『殺シてクれ!誰カ俺達を……』
『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シ殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺シて』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』
 地獄としか言い様がない光景が其処には広がっていた……。

●グリモアベースにて。
「だから、彼らの願い通り殺してやってほしい……彼らは元の人間には戻れないのだから……」
 苦虫を嚙み潰したような表情でグリモア猟兵はそんな言葉を猟兵達に投げかける。
「此れから行って貰うのは超巨大オブリビオンストームの内部……フィールドオブナインの一体、ポーシュボス・フェノメノンの群れが住まう場所だ」
 群れという言葉が示す通り、今回戦う敵は一体ではない。
 但し何もしなければ、だが。
「宇宙センターで皆が手に入れた宝石『宇宙の幼生』。
 此れを持っていけばポーシュボスは『宇宙の幼生』を喰らう為に合体、巨大化して襲い掛かってくる」
 そうする事で敵は強大になりはするが同時に巨体故の弱点も出てくる事となる。
「群れの状態だと敵に寄生されない邪悪な存在になるか或いはポーシュポスに寄生されてポーシュポス化した状態で意識を保ちながら戦うしかないんだが巨大な単体になった事で他のやり方も出来るようになるんだ」
 例えば無数の敵だったからこそ寄生されるのを防ぎきる事等出来なかったが単体の敵になる事で奴らの寄生に対して多少の対処の余地も出てくるだろう。
 奴等の狙う『宇宙の宝石』を囮等に何等かの策を仕掛けるという手もあるだろう。
「他にも俺が思いつかない様な策は幾らでもあるだろう」
 どんなやり方で行くにしろ勝って無事に帰ってきてほしいとグリモア猟兵は集まった猟兵に言う。
「それと敵の攻撃手段だが……これも中々厄介なのが揃っているんだ」
 例えば己の体積、体の一部を代償に放つ攻撃。
 此れは代償とする体の量が多い程に威力が増し、更に生物をポーシュポス化する力も有している。
 他にも武器型のポーシュボスを召喚したり己が威容を見た者にポーシュボス化したいと思わせたりする攻撃等を用いてきたりと厄介極まる攻撃ばかりな模様。
「こんな感じで厄介な攻撃ばかりだが皆なら此れを乗り越えて勝利を掴める筈だ」
 そういうとグリモア猟兵は猟兵達を戦場へと送り出すのであった。

 流石に絶対に先制攻撃を仕掛けてくる等という他の強敵の様な真似はないのは不幸中の幸いか。


久渓洞
 初めまして或いはお久しぶりです久渓洞です。
 今回の依頼は戦争依頼、宝石『宇宙の幼生』を利用し敵を合体巨大化する様に誘導した上での戦闘になります。
 敵は能力的には強くなりますが無数の兵から単一の強敵となった事で生じた隙もあります。
 なので其処を突けば勝利を掴むのも難しくはないでしょう。
 プレイングボーナスは『邪悪ナる者』になるorポーシュボス化してでも戦うor敵の巨体や「宇宙の幼生」を利用する事。

 皆さんのプレイング楽しみにお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『ポーシュボス・フェノメノン』

POW   :    ポーシュボス・モンストライズ・フェノメノン
自身の【体積】を代償に、【生物をポーシュボス化する現象】を籠めた一撃を放つ。自分にとって体積を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    ポーシュボス・ウェポナイズ・フェノメノン
いま戦っている対象に有効な【武器形態ポーシュボス】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    ポーシュボス・シンパシー・フェノメノン
【ポーシュボスの威容】を披露した指定の全対象に【ポーシュボス化したいという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

レイ・アイオライト
うるさいわね、耳元で騒ぐんじゃないわよ。
人間じゃなくなってこの世界で生きてる奴らもいるのよ、甘ったれたこと言ってないでその口さっさと閉じなさい。
まあいいわ。殺戮の場を用意してくれたポーシュボスとかいう邪神に感謝しないとね。

邪悪なる者ならここにいる。出てきなさい、クラミツハ。アンタが大好きな蹂躙の場はここにある。
UC発動、クラミツハと入れ替わってこの気持ち悪い触手たちを『蹂躙』してもらうわ。

『クハハハハハ!善い!実に善い!!殺せと願う者がいるならば、我が蹂躙を以て殺して殺して殺し尽くそうぞ!全てが消え失せるその時まで!!』

『暗殺・範囲攻撃・蹂躙』で影を自在に操ってあの巨体を削いでいきましょう。



●悪を以て悪を蹂躙する。
『殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ』
「うるさいわね、耳元で騒ぐんじゃないわよ」
 自身の眼前で蠢き嘆き続ける者達を一瞥しレイ・アイオライト(潜影の暗殺者・f12771)はそう嘯く。
「人間じゃなくなってこの世界で生きてる奴等もいるのよ、甘ったれたこと言ってないで其の口さっさと閉じなさい」
 彼女の脳裏に浮かんだのは喪われた禁断の技術によって死から蘇生したデッドマン達。
 死んで人間でなくなった彼等の事を知っているからこそレイの眼差しも言葉も厳しい物となる。
 他の猟兵ならば同情するかもしれないが悪を為しながら悪を許さぬ者、潜影の暗殺者たるレイは其れほど甘くはない。
「まあ良いわ。
 殺戮の場を用意してくれたポーシュボスとかいう邪神に感謝しないとね」
 そう言うとレイは己が背中の傷跡へと意識を集中。
「邪悪なる者ならここにいる。
 出てきなさいクラミツハ。
 アンタが大好きな蹂躙の場はここにある」
 呼びかけるは己が背中の傷跡、呪いの証にして影憑きと呼ばれる異端の力の根源。
 加具土命が斬り殺されし際に生まれし峡谷の始まりの水の神、井戸の神と同じ名持ちし者クラミツハがレイの体に憑いての顕現であった。
『クハハハハハ!
 善い!実に善い!!
 殺せと願う者がいるならば、我が蹂躙を以て殺して殺して殺し尽くそうぞ!』
 其の言葉と共にレイ、いやクラミツハの背中から禍々しき影が無数に吹き出し始める。
 そして、其の影は敵を切り、飲み込み……。
『あア、アあ……死ネる。此れデ死ねル……!』
『死ネる……漸ク死ねル……!
 人ヲ殺さズに……自分ト同じ二せズに済ム!』
 そして其の侭融合が溶けて零れ落ちた者を影の中へと取り込み喰らい……。
『そう、全てが消え失せるその時まで!!』
 全てを影を以て切り裂き喰らいきり死を与えきる迄蹂躙していくのであった―――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

空桐・清導
POWで挑む

本来、オレ達ヒーローにとって奴は天敵だ
だが、今回は宇宙の幼生がある
こいつを活用させてもらうぜ

出来るだけ遠くに放り投げ、実体化させる
長く戦えばこっちが不利になっちまう
速攻で決着を付けさせてもらう!

巨大スーパーロボを召喚
背から巨大な剣を抜き、光を纏わせる
ギガサンライザーに[力を溜め]、ビームを放つ
追撃で[斬撃波]を放って巨体をなぎ払う

迫る攻撃は[気合]で避ける
[オーラで防御]して、出来る限り被害を減らす
それでもある程度は侵食されるが、
ヒーローとしての[覚悟]で耐える
助けを求める声を聞いたんだ
なら、負けられねえ!
剣から[限界突破]した光焔の奔流を放ち、トドメをさす
どうか、静かに眠ってくれ



●太陽の如き光焔。
(本来、オレ達ヒーローにとって奴は天敵だ。
 だが、今回は宇宙の幼生がある)
「こいつを活用させてもらうぜ」
 そういうと真紅の機械鎧に身を纏った猟兵、空桐・清導(ブレイザイン・f28542)は宇宙の幼生を肩の装甲が変化したレールガンに組み込むと……限界ギリギリの速度で発射!
「長く戦えばこっちが不利になっちまうから、な!」
『……!』
 蠢く敵が少ない上空へ突き進む其れを追って敵は一直線。
 清導の狙い通り敵は宇宙の幼生に意識を向けている上に距離も十分離れた状態。
 後は此の状況を活かし接敵する時間を減らし速攻で決着を付けるのみ。
『……っ!!』
「だから今の内に決着をつけるぞ!
 炎を纏い、勇気は鋼となる!!
 “また”頼むぜ、ブレイザイン・ギガース!!」
 其の詠唱と共に顕れしは巨大なスーパーロボット。
 清導の想いから生まれた其れは宇宙の幼生に集中していた敵の意識を此方に惹きつける程の威容を放ちながら顕れる。
『……あァ……あレが私ヲ殺しテくレるノね?』
『此れデ死ねル……』
「ああ!お前達を……止めてやる!」
 高らかに宣言すると同時に巨大な戦機は背中の剣を抜き放って剣に光を纏わせる。
 そして肩に内蔵された超兵器ギガサンライザーから光の奔流を解き放つと同時に剣を一閃。
 光の奔流によって焼き爛れた敵の体を剣から放たれた衝撃波が容赦なく薙ぎ払う。
『あァ……アぁ……!』
『あリがトう……!』
 此れによって幾百の人々を開放する事が出来たものの敵は未だに健在。
 そして敵は己の残った体の半分を巨大な砲弾として清導へ放つ暴挙へ出る!
 その威力は圧倒的、清導は気力を振り絞って可能な限り避け、気の障壁によって防ごうと動くものの全てを防ぎきれはしなかった。
 そして結果引き起る浸食はヒーローである清導にとって致命的な物。
 だが、清導の目は決して諦めに彩られてはいない。
「助けを求める声を聞いたんだ……」
 己を蝕む浸食に己を堕とそうとする何かに強い意志と覚悟を以て彼は立ち向かう。
「……なら!負けられねえ!」
 救いを求める人を見捨ててヒーローなんて名乗れはしない!
 そんな想いと共に剣に己の限界を超えた力を込め……全てを込めた一撃を解き放つ!
 そして太陽のフレアもかくやというべき光焔の奔流は敵の全てを飲み込んでいき……。
「どうか、静かに眠ってくれ……」
『あァ……ありがとう……』
『此れデ……此れでゆっくり眠れる……』
 彼らは解放され、安らかな眠りに就いたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

二條・心春
生きたまま取り込まれるなんて、ひどいです……。犠牲になった人々のため、そしてこれ以上犠牲者を増やさないためにも、必ずここで倒しましょう。

敵の精神攻撃は目を閉じて姿を見なければ力を弱められるかな。代わりに「第六感」で予測して物理攻撃は避けます。敵が一体なら、意識を集中させれば何とかなります。犠牲者の方々の声が聞こえれば、回避の助けになるかもしれません。
目を閉じてもなお正気を失いそうになったら、スタングレネードを目の前に投げて、ショックで意識を取り戻しましょう。
敵に隙ができたら、第六感で動きを予測して、すかさず【ウェポン・ブースト】した槍を投げて敵を貫きましょう。今、皆さんを助けます!



●彼等を助ける為に。
「生きたまま取り込まれるなんて酷いです……。
 犠牲になった人々のため、そして此れ以上犠牲者を増やさない為にも必ず此処で倒しましょう」
 そんな決意を胸に少女、二條・心春(UDC召喚士・f11004)は戦場へと降り立った。
 敵は其の威容を目にした者に自身と同一の存在となりたいという渇望を与えるという。
 故に目を閉じる事での対処を選んだ心春であるが其れは決して無謀な物ではなく彼女なりの目算があっての事。
『あア……私を殺シてクれルのネ……』
『アあ……ヤっト死ねル……』
 その一つはこうして敵の体から漏れ出る犠牲者達の嘆きの声。
 敵が巨大で動く度に大気を大地を震わす音がする事もあって大まかな位置が把握できるという事。
 もう一つは心春が備えた優れた感覚、第六感の存在。
 複数の敵ならば厳しかったが敵が一体であるならば第一の理由も手伝って意識を集中すれば敵の動きを把握し攻撃を避けるのも可能であった。
『あァ……アぁ……漸く死ネる……』
『早く殺シて……!』
「……っ!」
 此方に殴りかかった敵の攻撃を避ける心春へとポーシュポスへと変貌させられた犠牲者達は嘆願の声を投げかける。
 事件に巻き込まれた際に自分を助けたUDCと心を通わせ、UDCとの共存を目指しながらオブリビオンと戦うようになった心春は心根の優しい少女である。
 故に彼等の『命は』救えぬ事は己への怒りと、だからこそ彼らを必ず開放するという決意が増していく。
「……せめて彼らの心だけは……っ!」
 そう決意を固めると心春は懐のスタングレネードを心春は取り出すと敵のいる位置へと放り投げる。
『――――――――――!!!!』
 其れは一瞬で周囲を強烈な閃光で敵、ポーシュボスは全身に目を持つが故に耐えきれずにのたうち回る。
「目を閉じても効果がない時の為に用意していたんですが……意外な処で役立ちましたね。
 ……今、皆さんを助けます!」
 その言葉と共にのた打ち回るポーシュボスへと接近。
 高出力のブースターを装着した槍を敵へと向かってぶちかます。
『あァ……此れデ……』
『よウやク死ねル……』
 其の一撃は過たず敵へと命中。
 超音速の速さで敵を貫き突き殺す。
『あァ……ありがとう……』
 そして、犠牲者達は己を開放してくれた心優しき少女に礼を言って消えていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

白斑・物九郎
●WIZ



・『ワイルドハント号』にてエントリー(飛空艇操作+船上戦)
・同時、魂の自認をゴーストキャプテンの側へと強く置く

・そして己を切り替える
・行く手を阻む万象一切を【狩猟】し、下した輩を亡霊の軍勢として召し上げる無慈悲無差別の【暴力】、その行軍……一個の〝ワイルドハント〟として(バーサーカー+限界突破)


平伏せ〝現象〟風情
こちとら三千世界を跨いで征く〝伝承〟っスよ

俺めのコトはワイルドハントと呼べ


・航路をただポーシュボスへと取り、嵐の中を押し通らん
・海賊装から得物を繰り出し船から艦砲射を見舞う
・己や配下がポーシュボス化に見舞われようとも、それらをねじ伏せねじ切り新たに配下として召し上げ突き進む!



●空を駆る狩猟船。
「又、随分と陰気くさい所っスね」
 ×の形に交差する骨と猫の頭蓋骨が描かれた黒い帆をした空飛ぶ狩猟船、ワイルドハント号の船上で白斑・物九郎(デッドリーナイン・f04631)は戦場を睥睨。
 彼の背後には彼に付き従う狩猟を愛する幽霊海賊。
 彼の眼下に広がるは蠢く異形。
 物九郎が呟いた通り、実に陰気くさい物であった。
「まあ何れにしても俺めがやる事は変わらないっスわ」
 そう嘯くと物九郎は己が魂の自認をゴーストキャプテン、死者の魂を従える呪われし海賊へと切り替える。
 行く手を阻む万象一切を狩り下した輩を亡霊の軍勢として召し上げる無慈悲無差別の暴力其の物の行軍を以て眼下の光景全て一掃せんが為に……。
 物九郎、そして彼の従える者達は一個のワイルドハントとして其処に在った。
『――――――――――!!!!!』
 そんな物九郎に敵は咆哮。
 己が威容を以て物九郎が自身と同一の存在、ポーシュボス化したいという衝動を植え付けんとするが……。
「平伏せ〝現象〟風情。
 こちとら三千世界を跨いで往く〝伝承〟っスよ」
 そんな敵の誘惑に対し物九郎は戦と狩りへの狂熱、衝動に身を任せながら捻じ伏せ宣戦布告。
『――――――――!!』
 此れに敵は直接触れて堕とさんと判断。
 物九郎へ向かっていく。
 だが物九郎は此れに慌てる事無く航路を敵に向け嵐の中を突き進む。
『―――――?!』
「俺めのコトはワイルドハントと呼べ」
 そして、挨拶代わりの一撃、ワイルドハント号からの艦砲射撃を敵へとお見舞い。
『あァ……!殺シてクれルのカ……っ!?』
「おう、ワイルドハントの手で狩られる事光栄に思いなさいや」
 其の侭、物九郎は敵、ポーシュボスへと突撃を慣行。
 ワイルドハント号の衝角で敵を貫き、大砲による至近距離での砲撃を叩き込む。
 そして其の侭、砲撃を霊に任せ先を錨状に変化させた魔鍵を振るって敵の巨体の上に乗り込んでの大立ち回り。
 至近距離で戦う事でポーシュボス化に見舞われるが……。
「この位で俺めを止められるとでも思っているんで?」
 彼は浸食を其の強い意志と狩猟本能で捻じ伏せながら手に持つ魔鍵でザシュッと敵を切り倒す。
 時に配下の霊がポーシュボス化し襲い掛かってきもするが此れも捻じ伏せ捩じ切り改めて己が配下に召し上げる。
 此処は自分達の狩場であり敵は獲物。
 只ひたすらに敵を狩り尽くさんと突き進む!
『あアあアあアあアあアあアあアあアあアあアあアあアあアあア!!!!!!』
 そして彼は遂に自身に群がる敵を狩り尽くしたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜刀神・鏡介
こいつとは別の戦場で何度か戦ってきたが、寄生される感覚を味わうのは御免被りたいからな
多少相手が強くなろうとも、そのままで戦えるならその方がありがたいか

狂気への対策として、宇宙の幼生は目に入れないように持ち込む
離れた所で幼生を掲げて合体を促しつつ神刀の封印を解く
浄化と破魔の神気を身に纏い寄生へ対策すると共に、自身の能力を強化

ポーシュボスを見た事で与えられる感情に対しては、刀に対して精神統一。余分な事を考えないようにして狂気を振り払う
そのままダッシュで駆け寄ってから、奥義【無極】
合体した怪物ってのは大抵、結合部部が弱いものだろう
結合部部を切り裂き分離させた後、切り離した箇所に追撃を入れて止め



●剣を以て敵を断つ。
(こいつとは別の戦場で何度か戦ってきたが、寄生される感覚を味わうのは御免被りたいからな。
 多少相手が強くなろうとも、そのままで戦えるならその方がありがたいか)
 森羅万象の悉くを斬る神刀【無仭】を手に夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)は戦場から少し離れた場所に降り立った。
 又、その手には宇宙の幼生があるものの狂気に吞まれぬ為、目に入れぬように持った状態であった。
 そして、其の侭其れを掲げる事で敵の合体を促しつつ鏡介は真に斬ると決めた物、眼前の邪神を屠る為に神刀の封を解く。
 先ずは其の身に浄化の力秘めし破魔の神気を纏う事で敵の浸食を防ぎ、其の侭、神気を全身に往き渡らせ身体能力を強化。
『殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ』
「ああ、お前達を解放してやるよ」
 鏡介に迫るポーシュボスの威容、嘆きの言葉は自身もポーシュボスと化す事を望む狂気を鏡介に齎し浸食していく。
 だが此れに対し鏡介は刀を振るい敵を倒す、只其れだけに精神を集中する事で抵抗。
 其の侭、自身に迫る敵へと向かって駆けていき……。
「剣は形なきもの。即ち――奥義【無極】」
 己に振り下ろされた拳を一重で避けると敵の拳を切り落とす。
 其れは敵の勢いも利用し敵の結合部分を見抜いて切り裂いたカウンターであった。
「合体した怪物ってのは大抵、結合部が弱い物だろう?」
 そして其の侭流れるように切り落とした拳の部分を切り裂いて分離した敵へとトドメを刺す。
『あアアああアアああアアああアアあ』
『私も私モ私も私モ私も私モ殺しテ殺シて殺しテ殺シて殺しテ殺シて』
「ああ待ってろ」
 そして、其の侭、神刀を更に一閃。
 結合部分を見抜いて敵の腕を切り裂き分離した箇所を斬り倒して往く。
 そして、何度か敵との交差が繰り返され……。
『あアあアアあアああアあアアあアああアあアアあアああアあアアあアあ!!!』
 遂には自身に迫る全ての敵を切り裂き打ち倒す事に成功する。
「此れで終わりか。
 やはり相手がどれだけ強かろうが無限に湧き続け寄生してくる敵に比べればマシだな……」
 長い戦闘による疲労に神刀も持ち上げるのがやっとな状態になりながらもそう嘯くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スピカ・ネビュラスター
ええっ! デビルキングワールドでも無いのに、ワルい方が良いんだって!?
最近いろんな世界に行ってるけど、いろいろと制約が多くて面倒だったんだよね
それなら存分に、超級の邪悪を見せてあげようか!
『銀河の大災厄』のね!
(オーバーロードで真の姿「https://tw6.jp/gallery/?id=133355」に変身)

ラスボス種族は心が優しいほど見た目が怖くなる
通常時で美少女なスピカはつまり……その正反対
本性は邪悪極まりない『銀河の魔女』である

持ってきた『宇宙の幼生』をみせて、ポーシュボスには合体して貰うよ
だけど、これは渡さないよ
宇宙の力を持つ宝石、ボクの方がふさわしいよね?

宝石を囮に、ポーシュボスを引きつけようか
それから、ユーベルコードを使って攻撃だ!

重力制御で纏めて押し潰し
降り注ぐ流星群でボッコボッコにして
最後は超新星爆発で全てを消し飛ばす
これが銀河の魔女のウィッチクラフトだよ!

あははははは
周りの何を気にすることも無く、力を振るうのはいいね
こんな楽しいのは久々だよ!



●邪悪な星々。
『あア……殺しテ……誰か殺死テ……!』
『お願イ……誰か……ッ!』
 そんな嘆きの声が響き渡る中、愛らしい顔立ちの少女、スピカ・ネビュラスター(銀河の魔女・f31393)が一人、オブリビオンストームの中にやってくる。
 顔を顰める様な嘆きの声が響き渡る環境でスピカは其れでも愉しそうに笑って周囲を見渡す。
「ええっ!デビルキングワールドでも無いのに、ワルい方が良いんだって!?
 最近いろんな世界に行ってるけど、いろいろと制約が多くて面倒だったんだよね」
 その顔は実に、実に愉しそうでまるで面白い玩具を見つけたかの様……。
「それなら存分に、超級の邪悪を魅せてあげようか!
 『銀河の大災厄』のね!」
 その言葉と共に一瞬、周囲は暗転。
 そして現れたのは丸っぽい何か。
 その肌は宇宙の様で目と思われる場所には銀河系が、口の位置には星々が凝縮されたような何かが……何とも表現し難い、けれど見ていて恐怖が感じられ、それでいて魅入られる……そんな存在が其処には存在した。
 此れこそがスピカの本性、邪悪極まりない『銀河の魔女』である。
 ラスボス種族は心が優しいほど見た目が怖くなる。
 つまり通常時で美少女なスピカの本性は……。
「此れが欲しいかい?
 だけど、これは渡さないよ。
 宇宙の力を持つ宝石、ボクの方がふさわしいよね?」
 持ち込んだ『宇宙の幼生』をポーシュポスに見せながら揶揄う様にスピカは宣う。
 その目的は囮にする意味合いもあるだろうが、同時に宇宙の幼生に惹きつけられ求めるしかない存在にされた人々を愉しげに揶揄っている様でもあった。
 そして、合体しながらスピカに追いすがるポーシュボスを見ながらスピカは愉し気に攻撃を開始する。
 本来ならポーシュボス化の誘惑が襲い掛かるであろうが……邪悪極まる彼女には其の誘惑が襲い掛かる事等全くない。
「それじゃあ、本気で相手をしてあげようじゃないか。絶対的な絶望を味わうといいよ」
『あア―――――――!!?』
『お、重イ……?!』
 先ずは重力制御で未だ合体仕掛けのポーシュボスを纏め圧し潰す。
 合体し終えたポーシュボスは動けずにいるし未だ合体仕掛けの者等まるで蟻を潰すかのようにブチっとだ。
『あア!痛い痛イ!』
『星ガ降っテ来る―――?!』
 其処に降り注ぐのは流星群。
 動けぬポーシュボスをボッコボッコに。
『―――――――――――――?!』
「そして最後は超新星爆発ですべてを消し飛ばす。
 これが銀河の魔女のウィッチクラフトだよ!」
 その言葉と共に起きた一瞬の閃光の後、彼女の眼前には何も残らず消えていく。
「あははははは!
 周りの何を気にすることもなく力を振るうのはいいね!
 こんな楽しいのは久々だよ!」
 そして最後に残った彼女の邪悪な哄笑だけが戦場に響き渡ったのであった――――。

●戦いは終わり。
 そして猟兵達の戦いは終わった。
 幾つも散見される他の戦場での戦いも何れは終わりを告げるだろう。
 この世界以外でも戦いは起こるであろうが……其れは又別の話である。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月26日


挿絵イラスト