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アポカリプス・ランページ⑱~群がるポーシュボス!

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●アポカリプスヘル
「嗚呼、嗚呼、これが俺カ。俺ナノカ」
「私はポーシュボス。ポーシュボスを探求するあまり、私自身もポーシュボスに……」
「嘘だ、嘘だ。こノ僕がポーシュボスだったナンて……。ゼッタイに何かの間違いダ!」
「私もアナタも、ポーシュボス。すなわち、ポーシュボスとは、ポーシュボスであり、ポーシュボスなのダ!」
「みんなぁ~、ポーシュボス体操、はっじめるよォ~」
「ポーシュボスッ! ポーシュボスッ! ポ、ポ、ポーシュボスッ!」
 超巨大オブリビオンストーム内部で、無数のポーシュボスが絡まり、蠢きあっていた。
 そのひとつひとつがポーシュボスであり、似ているようで、違った考えを持っていた。
 何故ならポーシュボスとは、生命の『善の心』に寄生し、新たなポーシュボスに変えてしまう能力を持っているため。
 そのため、ここにいるポーシュボスは加害者であり、犠牲者でもあった。

●ガジルからの依頼
「良い子のみんな~! 集まれ~、なんだよ」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)がノリノリな様子で、今回の依頼を説明した。
 今回の目的は、ポーシュボス・フェノメノンを倒す事。
 ただし、ポーシュボスは群れで行動しており、『善なる心』に寄生してくるらしい。
 そのため、ポーシュボスの群れに寄生されず倒せるのは『純粋な悪の存在』のみ。
 それ以外の者は、ポーシュボスに寄生されながらも、正気を手放さず戦うしか方法がないようである。
 そう言った事も踏まえた上で、ポーシュボスを倒す事が今回の目的である。


ゆうきつかさ
 どうも、ゆうきつかさです。
 この依頼は戦争シナリオです。
 ポーシュボスと戦う場合は、寄生されないように注意しておきましょう。
 またポーシュボス化したモノを、救う事はできません。
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第1章 集団戦 『ポーシュボス・フェノメノン』

POW   :    ポーシュボス・インクリーズ・フェノメノン
【ポーシュボスによる突撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【新たなポーシュボス】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ポーシュボス・ナインアイズ・フェノメノン
自身の【全身の瞳】が輝く間、【戦場全てのポーシュボス・フェノメノン】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ   :    ポーシュボス・デスストーム・フェノメノン
【オブリビオン・ストームの回転】によって【新たなポーシュボス】を発生させ、自身からレベルm半径内の味方全員の負傷を回復し、再行動させる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

雛月・朔
【オーバーロードによる真の姿:身勝手な人の手により、器物である桐箪笥の材料にされた桐の御神木の姿】
WIZ

(この手は絶対に使いたくなかったという心境)
邪悪ナる者、純粋な悪意だけの存在…そんなものってそうそういるのかぁ?うーん…、いやでも時間も無いし勝つために四の五の言ってられる状況じゃないし、私が成れるなら成るべきだよなぁ…。

というわけで、絶対にこの姿とこの力に頼りたくなかったけど覚悟を決めて『桐の御神木』の姿で顕現。
守護者として見守り続けてきた人間に裏切られ、刈られたあげく家具にされ結果、人を呪う思いだけが残った御神木なら純粋な悪意の塊、それゆえに邪悪ナる者と呼べると思う。

そして次に『桐の御神木』の力の顕現。自分の周りを【念動力】【呪詛】【範囲攻撃】で命あるものを引き千切る呪詛で満たし、UC『人を見守り、人に伐られ、人を呪った桐の霊木の祟り』で追い打ちをかける体制でポーシュボスに同化している人を片っ端から呪い殺す。

『もはやこの身は人に対する恨みつらみを呪詛として放つ怨霊なり』


アリス・フォーサイス
へえ、ぼくと一緒になりたいんだ。いいよ、それじゃあ、食べてあげる!

もちろんぼくの中には善意も悪意もある。それがないと、お話を味わえないからね。だから、善意を餌にポーシュポスを引き寄せるよ。

ぼくに残るのは食欲と好奇心。ぼくにまとわりつくポーシュポスたちを理解し、食べる。ただそれだけに専念するよ。
「食べたい、食べたい、知りたい、たべたい、タベたい、シリタイシリタイタベタイタベタイ」


リサ・ムーンリッド
●邪悪さ
信頼や社会の利益を得るために道徳を模倣してるだけ、なマッドサイエンティスト

●心情
普段なら外聞があるから出来ないけど…今なら目立たないだろう、うん
研究サンプルがいっぱいだー♪

●攻撃
UC『咄嗟の分析』で仕組みを察知し、いい感じで近くにあったオブリビオン・ストームを燃料とする動力で吸収を試みよう
相手の勢いを抑えたら、邪神化した存在の侵食率による体組織構造の違いと精神構造の残存具合を調べていこう
『超小型の炭素荷電粒子銃』がカッター代わりになるので【切断】で解体しながら会話を試みて反応をみるよ
動物や赤ちゃんは会話できないからどうでもいいや
といった具合で好奇心のままにデータ取得目的で攻撃


岩倉・鈴音
マジで狂気の難敵デスよンッフッフ♪(壮絶な戦いの予感に喜悦を感じながら)

狂気耐性をつけて立ち向かう。
ポーシュボスの寄生対策として盾で防ぐ、オーラ防御して吹き飛ばしで反撃。取り憑く隙をみせない!

やはりこの戦いは狂気をねじ伏せる狂気!
どれ、ポーシュボスの味見をしてやろう……【お前は虎だー】を使って野獣的な本能で向かっていく。
もはや全身義体で脳ミソの一欠片しか残ってないが野獣もよいものだな。

見切り回避もしながら近づいて先制、貫通、捨て身の一撃で果敢に攻撃だ。

烏合の衆の狂気が幾らあつまろうとも猟兵の意志は打ち砕けはしない。羊の群れは虎を倒せはしないのだ!


シノギ・リンダリンダリンダ
楽しそうですねポーシュボスになった人達
楽しいのならぜひそのまま良い悲鳴をどうぞ

強欲で傲慢な大海賊だ
36全ての世界の全てに財宝は自分の物であり、それを手に入れるのを邪魔するオブリビオンは殺すべき対象であり、それが結果的に世界を救っているらしい
世界を救えば、新しい世界が手に入り、その世界の財宝が手に入る
だから、オブリビオンを殺している
一般人がモヒカン達に苦しめられていようと、関係ない
私が財宝を手に入れる為に、死ね

【暴食の愛情】を発動
周囲のポーシュボス達に全ての呪詛を叩き込む
死にたいですか?死ねないのです
お前達は、私の、大海賊の邪魔をしたんですから
お前達の悲鳴を聞いて私の心を落ち着かせてくださいな?


ネルガロッテ・ノイン
※連携、アドリブ歓迎
「チックソ! まったくもってやりにくい敵だぜ!」
毒づきつつ初手で「輸血液ケース」から興奮剤を取りだしきわめて雑に首筋に注射、【ドーピング】で強迫レベルまで【闘争心】をかきたて己に暗示をかける。(あれは敵、あれは敵、あれは切除すべき病巣…!)そして使用UCで敵の攻撃を回避し鋸鉈による斬撃を見舞う。
「――お前は何も悪くない。でもオレの為に死んでくれ」




「……私は、誰だ……」
「お前は……誰だ……」
「私は……ポーシュボス……」
「あなたも……ポーシュボス……」
「ならば……ポーシュボスとは……一体……」
 超巨大オブリビオン・ストームの内部で蠢くポーシュボス達は、自我を失いつつあった。
 だが、例え自我を保つ事が出来たとしても、元の姿に戻る事は出来ない。
 ポーシュボスに寄生された時点で、既に手遅れ。
 猟兵でなければ、耐える事が出来ない程の狂気に襲われ、自我を失ってしまうのが大半であった。
「チッ、クソ! まったくもってやりにくい敵だぜ!」
 そんな中、ネルガロッテ・ノイン(超一流のヤブ医者・f31309)が毒づきながら、輸血液ケースから興奮剤を取り出し、首筋にブスっと注射をすると、ドーピングで強迫レベルまで闘争心を掻き立て、己の自己暗示をかけた。
「わー、研究サンプルがいっぱいだー♪」
 一方、リサ・ムーンリッド(知の探求者・エルフの錬金術師・f09977)は、ポーシュボス達を見つめ、瞳をランランと輝かせた。
 ポーシュボスの大半は、狂気に満ちており、訳の分からない事を呟きながら、不気味に蠢いていた。
「マジで狂気の難敵デスよ、ンッフッフ♪」
 その横でいた岩倉・鈴音(JKハングマン・f09514)が、壮絶な戦いの予感に喜悦を感じながら、ポーシュボス達を眺めていた。
「ポ、ポ、ポ、ポーシュボス! ポーシュボス! シュポポポポッ!」
 その間、ポーシュボス達は意味不明な歌を歌いながら、不気味にウネウネと蠢いていた。
 それに何の意味があるのか分からないが、ポーシュボス達自身も、理解していないようだった。
「楽しそうですね、ポーシュボスになった人達。楽しいのなら、ぜひそのまま良い悲鳴をどうぞ。だから私が財宝を手に入れる為に……死ね!」
 すぐさま、シノギ・リンダリンダリンダ(強欲の溟海・f03214)が間合いを詰め、メリケンサックでポーシュボスを殴った。
 その途端、ポーシュボスが悲鳴を上げたが、まったく気にせず、殴って、殴って、殴りまくった。
 そこに情けもなく、容赦もない。
 ポーシュボスが物言わぬ肉片になるまで、それは続いた。
「アイツ、怖い。だから、助けて。怖い、怖い……」
 その事に恐怖を覚えたポーシュボスが、ウネウネと蠢きながら、他の猟兵達に助けを求めてきた。
「ひょっとして、ぼくと一緒になりたいの? いいよ、それじゃあ、食べてあげる! もちろんぼくの中には善意も悪意もある。それがないと、お話を味わえないからね」
 アリス・フォーサイス(好奇心豊かな情報妖精・f01022)が、【物語中毒(ストーリーホリック)】を発動させ、よりドラマティックなお話を食べるため、善意を餌にポーシュボスを引き寄せた。
 その善意に引き寄せられるようにして、ポーシュボス達がワラワラと集まってきた。
(邪悪ナる者、純粋な悪意だけの存在……そんなものって、そうそういるのかぁ? うーん……、いやでも時間も無いし勝つために四の五の言ってられる状況じゃないし、私が成れるなら成るべきだよなぁ……)
 雛月・朔(たんすのおばけ・f01179)が複雑な気持ちになりつつ、オーバーロードの力で真の姿になった。
 その姿は、身勝手な人の手により、器物である桐箪笥の材料にされた桐の御神木であった。
 本音を言えば、この手だけは、絶対に使いたくなかった。
 だが、この状況で我儘を言ってはいられない。
 それ故に、朔は迷いを捨てた。
「ポポポポポポポーッ!」
 次の瞬間、ポーシュボスが全身の瞳を輝かせ、戦場全てのポーシュボスの攻撃回数を9倍にした。
(あれは敵、あれは敵、あれは切除すべき病巣……!)
 そんな中、ネルガロッテが自分自身に言い聞かせ、【死線の残像(デッドラインヴィジョン)】で、ポーシュボスの攻撃を回避し、鋸鉈による斬撃で斬り捨てた。
「やはり、この戦いは狂気をねじ伏せる狂気! ……どれ、ポーシュボスの味見をしてやろう……」
 それに合わせて、鈴音が狂気耐性で耐えつつ立ち向かい、【お前は虎だー(オマエハトラダー)】でポーシュボスに噛みつき、習性と味を覚えた。
「お前達は、死にたいですか? それとも、死ねないのですか? まあ、何であれ、お前達は、私の、大海賊の邪魔をしたんですから、お前達の悲鳴を聞いて私の心を落ち着かせてくださいな?」
 その間に、シノギが【暴食の愛情(グラトニー・ラブ・トミー・ラブ・ハニー)】を発動させ、周囲のポーシュボス達に全ての呪詛(死ぬまで残る知覚拡大の呪詛の棘刃、ゆっくりじわじわとした自然治癒の呪詛、数秒間隔で何度も発動する忘却の呪詛)を叩き込んだ。
「怖い、怖くない、ん? 怖い、怖くない、んん?」
 その途端、ポーシュボス達が未知の感覚に戸惑い、混乱し始めた。
「烏合の衆の狂気が幾ら集まろうと、猟兵の意志を打ち砕けはしない。羊の群れは虎を倒せはしないのだ! もはや全身義体で脳ミソの一欠片しか残ってないが、野獣もよいものだな」
 そこに追い打ちを掛けるようにして、鈴音がポーシュボスの攻撃を見切り、先制攻撃を仕掛けると、捨て身の覚悟で貫通攻撃を繰り出した。
「――お前は何も悪くない。でもオレの為に死んでくれ」
 続いて、ネルガロッテがポーシュボスに語り掛けながら、力任せに鋸鉈を振り下ろした。
「ポ、ポ、ポォォォォォォォォォォォォ!」
 次の瞬間、ポーシュボス達が奇妙な鳴き声を響かせ、次々と突撃してきた。
「食べたい、食べたい、知りたい、たべたい、タベたい、シリタイシリタイタベタイタベタイ」
 その突撃をモロに喰らったアリスが、ポーシュボス達の気持ちを理解し、食欲と好奇心を満たすようにして喰らっていった。
 その途端、ポーシュボス達が逃げ出そうとしたものの、誰もアリスからは逃れる事が出来なかった。
「ポッ、ポッ、ポーシュボス!」
 その間に、オブリビオン・ストームの回転によって、新たなポーシュボスが発生し、傷ついたポーシュボス達を癒していった。
「一体、どんな仕組みになっているんだい?」
 その事に興味を持ったリサが【咄嗟の分析(トッサノブンセキ)】を発動させ、オブリビオン・ストームを燃料とする動力で、ポーシュボス達を吸収し始めた。
 それに合わせて、超小型の炭素荷電粒子銃をカッター代わりにしながらポーシュボス達を解体し、邪神化した存在の侵食率による体組織構造の違いと、精神構造の残存具合を調べていった。
 だが、ポーシュボスの体内は狂気に満ちており、常人であれば発狂してしまうほど異質であった。
 それでも、リサは何かに取り憑かれた様子で、自らの好奇心を満たすようにして、データを集めていった。
「嫌だ……死にたくない……怖い……助けて……」
 その間も、ポーシュボス達は不気味に蠢き、まるで助けを求めるようにして、猟兵達に助けを求めた。
「もはや、この身は人に対する恨みつらみを呪詛として放つ怨霊なり」
 それと同時に、朔が命あるものを引き千切る呪詛でまわりを満たし、【人を見守り、人に伐られ、人を呪った桐の霊木の祟り(キリノレイボクノタタリ)】で生の執着や明日への希望を喪失させる呪いを付与した。
「死にたい……死にたい……死にたい……」
 その途端、ポーシュボス達が生きる気力を失って、明るい未来を想像する事が出来なくなり、絶望のどん底に突き落とされる中、仲間達の身体を引き千切り始めた。
 だが、そこには悦びもなければ、悲しみもない。
 ただ、事務的に仲間達の身体を引き裂き、次々と消滅していった。
 そうしていくうちに、ポーシュボス達の数が減っていき、最後に残った一体は、自分自身に絶望しながら、悲鳴にも似た叫び声を上げ、自らの身体を裂いて息絶えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月18日


挿絵イラスト