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アポカリプス・ランページ⑬〜黒き風を生む悪逆の王

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●フルスロットル・ジ・アポカリプス
「遂にアポカリプス・ランページも最終局面だな。戦争を指揮する『フルスロットル・ヴォーテックス』を討ち、カタストロフを止めるのだ!」
 グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は、最終決戦の始まりを告げる。『フィールド・オブ・ナイン』の1体にしてヴォーテックス一族を束ねるフルスロットル・ヴォーテックスを撃破すれば、世界がオブリビオン・ストームに呑み込まれるというカタストロフは回避出来る。

「フルスロットル・ヴォーテックスは身長5mの改造巨人だ。此奴はその肉体と融合した機械甲冑『ヴォーテックス・アーマー』からオブリビオン・ストームを生み出すことが出来るのだ」
 流石にオブリビオン・フォーミュラだけのことはあり、とんでもない能力を持っている。せめてもの救いは、ヴォーテックス・シティを制圧したことで『レイダーの軍勢』の援軍が無くなったため、フルスロットルとの戦闘に集中出来ることか。
「オブリビオン・ストームは、オブリビオン以外の全てにとって毒だ。更にはそこからは、しかも無限にオブリビオンが滲出する。しかし、この風を乗り越えねば、フルスロットルを倒す事は出来ぬだろう」
 オブリビオン・ストームに飛び込み、毒と敵群を乗り越えて初めて勝機は見える。
「フルスロットルは何とも恐るべき、黙示録が如き災厄だな。猟兵が新たに手に入れた『おおばあろおど』なる力を用いて、真の姿で戦うのも一つの手であろう」
 『オーバーロード』を使用すれば、戦闘の開幕から真の姿になることが出来る。もっとも、それをせねば勝てないということは決して無い。それに頼らずに、いつも通りに挑んでも、全く問題は無い。
「相手は間違いなく強敵だ。だが、これまでも猟兵達はそんな規格外の強敵を倒し戦争に勝利してきた。今回だけ勝てぬなどという道理は無い、フルスロットルを倒し、世界を救うのだ!」
 百々は猟兵達をそう激励すると、最終決戦へと送り出すのであった。


夢幻
●マスターの夢幻です。

●戦争シナリオのため、1章で完結となります。
●このシナリオのプレイングボーナスは、『オブリビオン・ストームに飛び込み、毒と敵群を乗り越える』です。
●オーバーロードの使用はご自由にどうぞ
●完結タイミングの調整を検討しています。⑬or⑯の制圧後に完結させる事になると思います。
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第1章 ボス戦 『フルスロットル・ジ・アポカリプス』

POW   :    崩壊世界の覇者
レベル×1体の【オブリビオンレイダー軍団】を召喚する。[オブリビオンレイダー軍団]は【略奪】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD   :    フルスロットル・ストーム
【ヴォーテックス・アーマー】から、戦場全体に「敵味方を識別する【オブリビオン・ストーム】」を放ち、ダメージと【致死毒】の状態異常を与える。
WIZ   :    ヴォーテックス・アーマー
自身の【ヴォーテックス・アーマー】から【オブリビオン・ストーム】を放出し、戦場内全ての【猟兵の接近】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

星野・祐一
さすが親玉なだけあって出鱈目な強さだな…
けれど、ここで怖気づくんなら猟兵なんてやってないぜ!
いくぞぉおおお!

[SPD]
テスタロッサに【騎乗】
Esの【情報収集】でストームの勢いの薄い場所を特定
【オーラ防御、念動力】の二重障壁と
【環境・毒耐性】で身を固めたら【気合】入れて突撃だ!

道中の敵群は流星の【誘導弾、弾幕】を浴びせ
近づく奴らは構えたピアースの【シールドバッシュ】で蹴散らすぜ
あんたらには用はないんだそこどきやがれ!

フルスロットルと接敵したらUC発動
【リミッター解除】した雷鳴の
【貫通攻撃、部位破壊、2回攻撃】で体勢を崩させて
【推力移動、ダッシュ】を乗せた【騎乗突撃】を叩き込んでやる!

アドリブ歓迎



「我らフィールド・オブ・ナインは、オブリビオン・ストームを「終点」と定めた。それに文句があるならば……かかってこい、猟兵よ! 圧倒的な『暴力』で、汝らを骸の海に捧げよう!」

 フルスロットル・ヴォーテックスは転移によって現れた星野・祐一(シルバーアイズ・f17856)に向けて、そう言い放った。会話をする間にも、フルスロットルが装備した機械甲冑『ヴォーテックス・アーマー』からは、オブリビオン・ストームが絶えず発生している。

「さすが親玉なだけあって出鱈目だな……けれど、ここで怖気づくんなら猟兵なんてやってないぜ! いくぞぉおおお!」

 『テスタロッサ・カスタム』を駆り、祐一はフルスロットルの発生させたオブリビオン・ストームへと突っ込んでいく。勿論それは無策な特攻などでは無く、戦闘支援ユニット『Eins』の力でストームの薄い場所を特定し、多重の障壁と耐性で身を固めての突貫だ。

「うおおおおおお!!! あんたらには用はないんだ! そこをどきやがれ!」

 身体を蝕んでくるストームの毒に耐えつつ、祐一は『流星』からの射撃で湧き出すオブリビオンを倒して進む。それでも倒しきれずに近づく敵も、『シールドピアース』をぶつけて吹き飛ばし、遂に祐一はフルスロットルの眼前へと辿り着いた。

「そらっ! 喰らえっ!」
「ぐっ……! 舐めるな! この程度で我を倒せるものか!」
「そじゃあ……この一撃で終わりにしようぜ!!」
「ぬわっ!?」

 祐一は『雷鳴』のチャージショットを、連続してフルスロットルへ叩き込む。ユーベルコード『冬雷』にて強化されたそれは、確かにフルスロットルへダメージを与えた。だが、ダメージはさほどでも無い。多少体勢を崩すことができた程度だ。だが、祐一の攻撃はまだ続く。彼は加速を付けた宇宙バイクで、フルスロットルへと突撃をぶちかましたのだ!

「なるほど。一族の奴らがやられたわけだ。だが、我は他の一族とは違う! 我が死の渦にて、全てを呑み込んでくれよう!」

 祐一はフルスロットルを上手く攻略してダメージを与えたが、まだ戦いは始まったばかりだ。フルスロットルは機械甲冑の出力を上げ、更に激しいオブリビオン・ストームを生み出している。 

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜刀神・鏡介
この戦い、特殊能力の面でいえば他にも厄介な奴は大勢いた
だが、こいつは単純な力という面で再強化……

神刀の封印を解いた状態でバイク『八咫烏』に騎乗
浄化と破魔の力で毒を抑え込みつつ、後は気合い勝負
フルスロットルの元へとバイクで突撃

陸の秘剣【緋洸閃】を発動。緋色の刀の雨を降らせて周辺の敵を攻撃、跳ね飛ばしつつ道をこじ開ける
接近後はフルスロットルからの直接攻撃を見切り、UCの攻撃で牽制しながらギリギリで旋回して攻撃を回避
上手くフルスロットルの横、或いは背後へ回り込み、アーマーへと斬撃を食らわせる

一撃で鎧を破壊する事はできなくとも、ダメージを与える事で、発生するストームの勢いを抑える事ができる筈だ



「これ以上は何もかも不要! このオブリビオン・ストームがお前達の『終点』だ。我らが定めた終点を【超克】する意志すらも、圧倒的な『暴力』で潰してやろう!」

 フルスロットルは、『ヴォーテックス・アーマー』の出力を全開にして、戦場へとオブリビオン・ストームを撒き散らしている。

「この戦い、特殊能力の面でいえば他にも厄介な奴は大勢いた。だが、こいつは単純な力という面で最強か……」

 それに挑むのは夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)だ。彼はオブリビオン・ストーム突破のため、バイク『八咫烏』に乗って突撃する。

「神刀解放……それでも浄化仕切れないっていうのは相当だな」

 神刀の持つ強力な破魔と浄化の力でも、オブリビオン・ストームの毒を完全には無効化出来ない。しかし身体を苛む毒を気合いで抑えこみ、鏡介は前へと進む。

「斬り穿て、千の刃――陸の秘剣【緋洸閃】!」

 ストームから滲出するオブリビオンを、鏡介は緋色の刀の雨を降らせて蹴散らし、フルスロットルまでの道をこじ開けた。そして、彼はフルスロットルの元に辿りつく。

「かかってこい、猟兵よ!」
「フルスロットル! これでどうだ!」

 フルスロットルの振り回すチェーンソー剣をバイクを旋回させて回避し、鏡介は緋洸閃で敵を攻撃する。ここでの撃破までは欲張らず、彼は敵のアーマーを狙って緋色の刀を飛ばす。

「ダメージを与えていけば、発生するストームの勢いを抑える事ができるはずだ……」

 彼は続く猟兵の助けとなるべく、敵の力を削っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スティーナ・フキハル
【主と狸】
直接仕掛けるには華蘭はパワー不足、アタシじゃあの嵐はきつい……。
と、くればだ。
皆で三分ちょっとのマックスパワーといこっかね。

華蘭にアタシの十手を貸して体の表面に結界を張ってあげてからUC使用。
アタシの全パワーを上乗せして真の姿にさせる。
嵐と雑魚敵の突破は華蘭任せ、それじゃ行くぞ!

華蘭にフルスロットルを攻めさせて弱って大振りしてきた瞬間がチャンス!
UC解除して実体化、華蘭の念動力に空中浮遊も使って敵の腕に飛んで捨て身で組みつきもう片方の手に布槍を念動力で放って縛りアタシごと氷の属性攻撃で凍らせる!
嵐は持ち前の毒耐性と聖痕で強引に耐える!
どーよもう動けないだろ、今だ華蘭思いっきりやれ!


隠神・華蘭
【主と狸】
主の憑依後にUC使用、嵐の外に火の玉を浮かべて突入です。

オブリビオン化した身で更にチーターさんに化術変化し全速力で敵の攻撃を回避しボスへ向かいます。
たどり着いたら勢いそのまま更ににサイさんに変化して体当たり、化けを解除し戦闘開始です。

攻撃は高まった力で鉈と十手の二刀を振るい片方の足を集中して叩き体勢崩しを狙います。
姿勢を低く残像が残るくらいの勢いで読心しつつ逃げ足を駆使して駆け大振りも誘います。

おっと一対一なんて言ってませんよぉ!
カウンターで分離した主を念動力で射出、更に葉っぱの小判を範囲攻撃で顔面にぶつけ狸火で焼却し目つぶし、〆に頭をかち割るように跳びかかりだまし討ちの鉈切断です!



「さあ来るがよい猟兵よ、異世界よりの稀人よ! 汝らにもまた、等しき死の安寧を授けよう!」

 フルスロットルは『崩壊世界の覇者』として、数百のオブリビオンレイダー軍団を召喚した。それだけでは無く、彼の『ヴォーテックス・アーマー』から生み出されるオブリビオン・ストームは、猟兵を呑み込まんと荒れ狂っている。

「流石はオブリビオン・フォーミュラですねぇ。どう攻略しましょうか?」
「直接仕掛けるには華蘭はパワー不足、アタシじゃあの嵐はきつい……。と、くればだ。皆で三分ちょっとのマックスパワーといこっかね」

 これに対する猟兵は、隠神・華蘭(八百八の末席・f30198)とスティーナ・フキハル(羅刹の正義の味方・f30415)である。二人はこの難敵に対する作戦を相談すると、まずはスティーナがユーベルコードを発動する。

「いくよ、取っておきの技!」
「アタシ達の力……全部貸すぜぇ!」
「ふふふ。力が漲ってきますよぉ!」

 スティーナは別人格であるミエリと共にその身を幽体化させ、華蘭に憑依する。スティーナ達の全パワーの上乗せによって、華蘭は本来であれば不可能のはずの真の姿への変身を可能とさせた。

「嵐と雑魚敵の突破は華蘭任せだ、それじゃ行くぞ!」
「過去でも主の力でも利用して、一気にいきますよぉ!」

 華蘭の真の姿、それは八百八の化け狸として暴れ回っていた時の姿である。彼女は『再臨・怨み狸』も利用して真の姿を更に強化すると、無数の火の玉を周囲に浮かべる。そして、ここからが彼女の真骨頂だ。化術でチーターに変化した華蘭は、凄まじいスピードでオブリビオン・ストームへと突入する。

「遅い、遅すぎますねぇ!」

 凄まじいスピードで嵐より生まれるオブリビオンの攻撃を回避し、華蘭は一気にオブリビオン・ストームを突破する。短時間、かつ主の結界のおかげで、オブリビオン・ストームの毒の影響もごく僅かだ。しかし、その先では、大量のオブリビオンレイダー軍団が待ち構えていた。

「華蘭、吹っ飛ばせ」
「私の勢いは、止められませんよぉ!」

 スピードを落とさぬまま、華蘭は今度はサイへと姿を変える。猛烈な突進はオブリビオンレイダー軍団を吹き飛ばし、遂に彼女はフルスロットルの元へ辿りつく。

「生物兵器の変身か? どうでもいい。圧倒的な『暴力』で汝らを骸の海に捧げよう!」
「化術も解らない脳筋に、負けるわけにはいきませんねぇ!」

 剛力でチェーンソー剣を振り回すフルスロットルに対し、華蘭は素早い動きと小回りを生かして戦う。ちょこまかと低い姿勢で執拗に足を狙って来る彼女の動きに、苛立ったフルスロットルは一気に仕留めようと豪快な大振りを繰り出した。

「おっと一対一なんて言ってませんよぉ!」
「そういうことだ!」
「ぐっ! 何をする!?」
「どーよもう動けないだろ、今だ華蘭思いっきりやれ!」

 そのタイミングこそ、猟兵達が狙っていたものだった。スティーナはここで憑依を解除し、華蘭が念動力で主をフルスロットルの元へと送り届ける。そしてスティーナは布槍も用いて、捨て身でフルスロットルと自分を纏めて凍らせることで敵の動きを封じ込んだ。

「さあさあこれで、お陀仏です!」
「ぐわっ!?」

 葉っぱの小判と狸火必要に目つぶしをした華蘭は、トドメとばかりに『竹伐ノ鉈』をフルスロットル脳天に振り下ろした。流石に頭をかち割るまでは行かなかったものの、かなりのダメージを与えることが出来た様子だ。

「よくやった華蘭。ここいらが潮時だね。撤退するよ」
「火の玉も品切れですし、仕方ないですねぇ」

 スティーナは華蘭に撤退の指示を出し、二人は戦場から離脱するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

七那原・望
アマービレでねこさんを13匹呼んだら多重詠唱全力魔法浄化属性結界術を自身とねこさん全員に個別展開。
更に癒竜の大聖炎をわたしを含めて8個ずつ合体させた状態で分配。
この状態でオブリビオンストームに全員で飛び込みます。

毒は結界と炎で無力化され、ねこさん達ならば猟兵ではないので接近を無力化されない。
しっかり懐に潜り込んで浄化属性全力魔法を乱れ撃ちしてもらいましょう。

わたしも第六感と野生の勘を駆使して敵の行動を見切り、全力魔法でねこさん達の露払いを。

例え接近を無力化されようとも何度でも再突入し、敵の死の代償も狙いましょう。

そんな嵐ではわたし達の生(みち)は閉ざせない。
だからもう、消え失せなさい!



「ねこさん達……一緒に行きましょう!」

 『共達・アマービレ』を振るい、七那原・望(封印されし果実・f04836)は13匹の魔法猫を召喚する。そして共に戦う彼らへと、望は浄化の結界を施した。しかし、これだけではフルスロットルの生み出すオブリビオン・ストームの突破には心許ない。

「癒しと為り邪悪を祓え……『癒竜の大聖炎』!」

 そこで望は更に、ユーベルコードで生み出した聖炎を自分と猫たちに均等に振り分けた。ここまで万全の準備をして、彼女は魔法猫と共にオブリビオンストームに飛び込んでいく。

「我が血潮と嵐と内燃機関に懸けて、貴様らに真実の終末を告げてくれよう! 死の渦に呑まれて消えるがいい!」
「ねこさん、お願いします!」

 猛烈なオブリビオン・ストームは望のフルスロットルへの接近を許さない。だが、その効果は特に猟兵に向けて発揮させるものだ。つまり、魔法猫達であれば、かなりの抵抗はあるが突破出来ないほどでは無い。そして嵐を抜けた猫達は、浄化魔法を乱れ撃ちしてフルスロットルを攻撃する。
 
「くっ、小物共がうっとうしい!」

 これにはたまらず、オブリビオン・ストームの発生に集中していたフルスロットルは、ユーベルコードを解除して近接戦闘で魔法猫達に対応する。だが、それによって、望との間に射線が通った。

「そんな嵐ではわたし達の生は閉ざせない。だからもう、消え失せなさい!」
「しまった! ぐあああああ!!!」

 この機を逃さず放った望の全力魔法が、フルスロットルに直撃した! 彼女は頼りになる猫達と共に、敵へと大きなダメージを与えることに成功したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蒼・霓虹
貴方達の企みに……悲鳴をあげてる一般人をこれ以上巻き込ませはしません

貴方達が巻いた理不尽は、ここで
わたし達が刈り尽くしますっ!

[POW◆プレボ込み]
初手オーバーロード&【高速詠唱】UC発動、真の姿になったわたしと〈彩虹(戦車龍)〉さんに

【オーラ防御&結界術&激痛耐性&毒耐性】で毒と攻撃に備え【悪路走破&推力移動&空中浮遊】で駆け回る様に【操縦】しながら

【高速詠唱】で【属性攻撃(重力)】込めた〈レインボークローバー〉の【盾受け】【弾幕】を【範囲攻撃】でばら蒔き続け弾幕を【念動力】で遠隔操作し【威嚇射撃】

当たりそうな攻撃は【ジャストガード&受け流し】

敵の大群抑えつつ【第六感】で【瞬間思考力&見切り】回避し包囲に注意し立ち回りつ

【高速詠唱】の〈アクアネオンストライク〉と【砲撃&レーザー射撃】の【制圧射撃&範囲攻撃】でフルスロットルを回りの敵ごと牽制しつつ

【竜脈使い】の力で【魔力溜め&エネルギー充填】【高速詠唱&全力魔法】UCを【貫通攻撃&鎧無視攻撃】加え御見舞いを

[アドリブ絡み掛け合い大歓迎]


トリテレイア・ゼロナイン
本の頁に、御伽噺に結末があるように
終点は全てに訪れるのでしょう

ですが私は、いいえ、今を生きる人々は『めでたしめでたし』を求め歩み続けるのです
その為にも、死と宿命の竜巻如きに負けはしません

ロシナンテⅡに●騎乗しUCで防御障壁纏いストームへ突撃
含まれる毒は障壁の●盾受けで遮断、ウォーマシン故の環境耐性と継戦能力で耐え

嵐操る巨漢とは…かの老人と相対した風車の巨人を彷彿とさせますね
彼の蛮勇を見習うといたしましょう!

地形からの激突ダメージが無いのです
嵐の壁の分厚い箇所を敢えて●推力移動で突破
予想外の奇襲を仕掛け

馬上槍を突き出し人馬一体、我が身を槍とした突撃仕掛け

御覚悟を、フルスロットル・ヴォ―テックス!



 この激闘に、この戦争に終わりを告げるべく、二人の猟兵がフルスロットルとの戦いに参戦する。

「本の頁に、御伽噺に結末があるように、終点は全てに訪れるのでしょう。ですが私は、いいえ、今を生きる人々は『めでたしめでたし』を求め歩み続けるのです」

 機械の馬『ロシナンテⅡ』に騎乗せしは、機械身体を持つ騎士、トリテレイア・ゼロナイン(「誰かの為」の機械騎士・f04141)である。

「その為にも、死と宿命の竜巻如きに負けはしません」

 彼はフルスロットルが定めた終点を否定すべく、馬上槍を手に戦場を進む。

「貴方達の企みに……悲鳴をあげてる一般人をこれ以上巻き込ませはしません」

 そしてもう一人は、蒼・霓虹(彩虹駆る日陰者の虹龍・f29441)であった。彼女の強い意志は『オーバーロード』へと至り、彼女を真の姿へと変じさせる。

「貴方達が巻いた理不尽は、ここでわたし達が刈り尽くしますっ!」

 真の姿となった霓虹は、戦車龍の形態を取る『猟機人・彩虹』に搭乗した。戦車乗りである彼女にとって、真の姿を取ったとしてもその戦い方は変わらない。

「機械であろうとも、死の渦の毒からは逃れられぬ! レイダー共よ、ここに集え! 異世界よりの稀人に、オブリビオン・ストームと共に終焉をもたらすのだ!」

 無数のオブリビオンレイダー軍団と、凶悪なまでのオブリビオン・ストーム。二重の驚異を目にして尚、二人の猟兵は些かも臆することなく、それを突破するために突撃する。

「彩虹、行きましょう!」
「一気に突破します!」

 霓虹は多重の強化を重ねた戦車竜を操縦し、トリテレイアは大盾を構え、恐るべき嵐の壁を突き抜ける。オブリビオン・ストームの毒はフルスロットルの言うとおり、機械であっても逃れることなど出来ない。それは毒と言うよりも、オブリビオン以外を害する呪いに近い性質かもしれない。だが、二人は重ねた強化やその身の耐性で毒に耐え、その先に控えるオブリビオンレイダー軍団へと突っ込んでいく。

「ここは自分が! 攻撃特化のフォーチュンスケイルの丸い虹、日暈の神の一声……その体で聞いて貰いますっ! 『フォーチュンスケイル・トゥルーハロ』ッ!」

 ユーベルコードを発動した霓虹は、縦横無尽に戦場を駆け巡りながら、日暈弾を連射する。それは敵を吹き飛ばすのみならず、レイダー達全体に運気低下をもたらした。それだけではなく、霓虹は攻防一体の虹三葉『レインボークローバー』にて敵集団を蹴散らしていく。

「囲んで潰せ! 圧倒的な物量の暴力を見せてやるのだ!」
「いくら多くっても、全部やっつけます!」

 恐怖でレイダーを支配するフルスロットルは、レイダー達に命を捨てた特攻を行わせる。だが、霓虹も負けてはいない。虹水宝玉『ネオンアクアストライク』による三つの性質の魔法弾と、彩虹の砲撃でレイダーを撃破、フルスロットルを牽制する。

「嵐操る巨漢とは…かの老人と相対した風車の巨人を彷彿とさせますね。彼の蛮勇を見習うといたしましょう!」

 そうして大暴れする彩虹に敵の注意が向いたところで、周囲に溢れかえるレイダーの壁を遮蔽としたトリテレイアが、フルスロットルに奇襲を仕掛ける。

「御覚悟を、フルスロットル・ヴォ―テックス!」
「チッ、ならこいつで切り刻んで……」
「自分のことを忘れて貰っては困ります!」
「なっ!?」

 トリテレイアを迎撃するためにチェーンソー剣を振りかぶるフルスロットル、しかし、そこに霓虹の援護射撃が直撃する。竜脈からの力までを込めた全力の日暈弾は、フルスロットルのチェーンソー剣をへし折った。

「これで、引導を渡して差し上げましょう!」
「我が暴力を超え、定められた終点を超克するか……猟兵よ。貴様らの勝ちだ」

 トリテレイアによる人馬一体のランスチャージが、武器を失ったフルスロットルの心臓を貫いた。その攻撃によって絶命したフルスロットルは、敗北を認めて骸の海へと還っていく。

 猟兵達の未来と希望を求める強き意志は、フィールド・オブ・ナインの定めた終点を否定した。この戦いの結果によって、フルスロットルの戦力も残り僅かだ。アポカリプス・ランページは、猟兵達の完全勝利によって幕を閉じようとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月23日


挿絵イラスト