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アポカリプス・ランページ⑬〜全・力・全・壊!

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「よくぞ来た、猟兵達よ、異世界より来たりし稀人よ!」
 オブリビオンストームが渦巻く大地に立つ5mにも及ぶ巨人が高らかに告げる。
「我が一族は太古よりアメリカにあり、代々『髑髏と渦巻』……すなわち、逃れえぬ死と避けられぬ宿命を司り、一族に歯向かう者を悉く飲み込む『死の渦のユーベルコード』の暴力によって、開拓者達さえも傀儡とし続けた。」
 それは一族の歴史…死と宿命を司りその力を以てして開拓者という名の侵略者すら膝下に強いた闘争の歴史。
「我は支配を望まぬ。君臨も望まぬ。我が望むはただ一つ!この黙示録の黄昏(せかい)とそこに住まう命が悉く滅びることのみ!」
  彼が望むは世界の終末。そこに一切の妥協も譲歩もあり得ない。
「我が血潮と嵐と内燃機関に懸けて、貴様らに真実の終末を告げてくれよう!」
 全てを終わらせるべく彼の体内に搭載されたV12エンジンが限界を超えて駆動する。
 
 これ以上の発展は不要。これ以上の暴力は不要。
 これ以上の歴史も、生命の繁栄も不要!

 彼にとってはこの世界はすでに終わった世界、そこに住まう者達も歴史も文明もとうの昔に発展の先はなく未来はないと断じる。
「それでもなお!我が定めた終わりを超克せんとするのならば!来るがいい猟兵達よ!我が貴様らを悉く骸の海へと送りオブリビオンという約束された栄光への道に導こう!」
 彼の名はフルスロットル・ヴォーテックス。ヴォーテックス一族の長にして世界をオブリビオンストームに包み込み滅ぼさんとするオブリビオン・フォーミュラ・・・


「猟兵達よ。貴官らにはフルスロットル・ヴォーテックスの撃破に向かってもらいたい。」
 エハド・ショウヘル(統御の一・f31086)が周囲の猟兵達に決戦の時を告げる。
「戦場はアメリカ大陸中央部。そこにはオブリビオンストームが巻き起こるこの世の地獄といった状況だがフルスロットル・ヴォーテックスはその地獄の中央にいる。」
 オブリビオンストームに晒された大地は草木一本ない荒野と化しているが言い換えれば戦場に障害となるものは一切ないという事だ。
「そして内燃機関全開の敵のユーベルコードは例によって貴官らのユーベルコードの先手を打つ。これに対する策を練らねば敗北は必至だ。」
 そう言って彼女は転送ゲートを開き
「最早言う事はない。かのオブリビオン・フォーミュラを全力で撃破し必ず生還せよ!」
 その言葉と共に猟兵達を決戦の地へと誘った。


紅時雨
 いよいよ新システムですね。
 紅時雨と申します。

 プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードに対処する。

 戦場はオブリビオンストームが荒れ狂う荒野ですが皆さんの行動に支障はありません。同時に利用できるものはありません。
 敵のユーベルコードは必ず皆さんのユーベルコードに対して先手を取りますので対策は怠らないでください。
 オープニング承認され次第受付を開始いたします。相変わらずの最低限の運用になりますが見かけましたら宜しくお願い致します。

【オーバーロードに関して】
 後ほどMSページにも記載いたしますが手探り運用になる為当面単独採用のみとさせていただきます。団体様は申し訳ありませんが却下させていただきます。
字数もおそらく最低限になるかと思いますがそれでも良ければお待ちしております
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第1章 ボス戦 『フルスロットル・ザ・ランページ』

POW   :    フルスロットル・ギガント
【超赤熱連続突撃モード】に変身する。変身の度に自身の【V12エンジン】の数と身長が2倍になり、負傷が回復する。
SPD   :    V12スラッシャー
【全身のV12エンジンによる超加速】で敵の間合いに踏み込み、【V12エンジンの爆音】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ   :    フルスロットル・チェーンソー
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【炎を帯びたチェーンソーの刃】で包囲攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鈴桜・雪風
彼の者がこの荒廃世界の王…
ええ、暴力を掟とする者特有の気配を色濃く感じます
「わたくしは人の力を信じますよ。貴方が不要と切って捨てたもの、その続きを見たいので」

まずは初撃をしのぎませんと
縮地が如き突進からの4連撃
完璧に防げずとも、半分躱せればあるいは…

交戦開始と同時に傘を開き
僅かなりとも防御
と同時にその裏で影絵眼鏡を起動
幻術で位置を偽装して相手の攻撃の狙いをずらします
1撃目で太刀筋を見て覚え、不完全な狙いの追撃を刀で受け流せば
「体が流れ、隙が生まれる。お覚悟!」
反撃の【桜純流剣術『鈴鳴』】を叩き込みましょう
今の私の放てる最も強力な剣技、決まればただでは済ませません




「貴様が我に挑む最初の猟兵か・・・・」
 鈴桜・雪風(回遊幻灯・f25900)が対峙するはこの荒廃した世界を統べる暴虐の王。
 フィールド・オブ・ナインの一人フルスロットル・ヴォーテックスに対して彼女は自身よりはるかに巨体の彼を見上げながら
「ええ、そうなりますわ。」
 と静かに応じる。
「ふっ、この世界はすでに終わっている。文明も国家もそこに住まう人間も行きつく先まで行きついた。もはやこの世界は終点だ。それでも戦うというのか?」
 物怖じしないその態度に感心したのか問いかけるフルスロットルに対して彼女は毅然と答える。
「わたくしは人の力を信じますよ。貴方が不要と切って捨てたもの、その続きを見たいので」
 その答えを聞いて巨人は然りと頷いて
「貴様は未来を望むか、ならば我が貴様を終わらせよう!V12エンジン、フルスロットル!!」
 彼の叫びに応え体内の内燃機関が爆音を上げて駆動する。
「行くぞ。」
 そう言うと同時に巨人は瞬時に間合いを詰めて雪風に拳を振りかぶる。その動きまさに縮地、大地を縮めたとしか思えないほどのスピードと巨体から繰り出されるパワーが合わさり小柄な雪風を挽肉にするべく迫りくる!
「!!」
 予想外の速さに驚くものの瞬時に仕込み傘を広げて盾とするが
「甘い!」
 盾となった仕込み傘を瞬時に粉砕され吹き飛ばされる少女に追撃すべくフルスロットルは巨大なチェーンソーを降り下ろし・・・
「!?これは?」
 両断したと思った少女の体が掻き消えた事を訝しむフルスロットルの背後から声が聞こえた。
「いかがでしたか?わたくしの影絵眼鏡が生み出した影絵は?」
 そう、フルスロットルの一撃を受けたのは雪風の持つスライド式幻灯機「影絵眼鏡」が生み出した幻。
 超スピード故に視野が狭くなっていたフルスロットルは彼女の擦り替わりを見落としてしまっていたのだ。
「見事だ、娘よ。だが、二度目は通じんぞ?」
「無論承知していますわ。」
 巨人の言葉に応える少女は傘を広げる際に抜いていた直刀を構え今度こそ巨人と対峙する。
「今度こそ、覚悟するがいい!」
 二度目の全力稼働。凄まじい爆音と共に繰り出されるチェーンソーの一撃を雪風は直刀で受け流すと同時に一気に間合いを詰める。
「体が流れ、隙が生まれる。お覚悟!」
 訪れた好機を逃す道理はない。巨人の懐に潜り込んだ少女は躊躇なく印を切り己がコードを解き放つ!
「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前……。一刀を持って全てを断つ、その覚悟で九撃。これ即ち必殺なれば」
 桜色の魔力を込められた神速の9連撃は直刀が砕け散るのと引き換えにフルスロットル・ヴォーテックスの鎧に確かな傷を刻み込む!
「ぬうっ・・・見事だ。だが、これしきでは我という終末を超克することはできぬぞ!」
 だが、フルスロットル・ヴォーテックスの闘志はいささかも衰えない。
 巨人の咆哮に応えるかのように彼が搭載するV12エンジンは次なる戦いを待ち望むかのように更なる唸りを挙げたのだったーー

成功 🔵​🔵​🔴​

ルベル・ノウフィル
世界にはまだ命を繋ぎ未来を志す方々がいます
僕はそんな方々のために戦いましょう

いやあ、どんどん大きくなりますな

早業・トンネル掘りで地中に通路を作り、ちょこまかしましょう
通路は結界術とオーラ防御で壊れぬよう補強しますぞ

逃げる間はこそこそ(目立たない)
僕はこちらですよ(挑発+誘惑)

足元ばかり見ていて大丈夫ですか?
こっそり彩花を上空に飛翔させ(念動力+物を隠す+破壊工作)
足元の僕(フェイント)に気を取られた敵の首を狙う(不意打ち+呪詛+切り込み)

一瞬でも上に注意が逸れれば、カウンターのUC:自爆(鎧無視攻撃+捨て身の一撃)

それにしても大きく、山のようです
貴方のような格上の強敵と戦えて、僕は光栄ですとも




「世界にはまだ命を繋ぎ未来を志す方々がいます。僕はそんな方々のために戦いましょう!」
 次にフルスロットル・ヴォーテックスが対峙したのはそう大見えを切って見せた小柄な少年であった。
「次は貴様か。最早言葉は無用。ランページモード、起動!」
 その少年ルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)はかの巨人に臆することなく対峙するが・・・
「うわぁ・・・どんどん大きくなってますね・・・」
 5mが10mに10mが20mに倍々に巨大化していく巨人に何を思ったのかその場で怪しげな札を放り捨て、彼は猛烈な速さで穴を掘り始めあっという間に地面の中に消えてしまう。
「地面に潜ってやり過ごしてしまいましょう!」
 穴掘りが得意な人狼(偏見)らしい振る舞いにさしものフルスロットル・ヴォーテックスもしばし唖然とし・・・
「貴様!せめて堂々と戦わぬか!?」
 怒ったフルスロットルは巨体にものを言わせて掘った穴事ルベルを踏み潰そうと激しく地面を踏みつける。
「・・・ッ!危ないですね。埋まって前にも後ろにも進めず窒息死はごめんですよ?」
 激しい振動に思わず耳を伏せ身を竦めるルベル。幸い掘った穴は結界術で強化しているが長く持ちそうにないのは明白。
「それではちょっと早いですけど仕掛けますか!」
 そう言いながら彼は手にする星守の杖を軽く振るう。
 それが反撃の合図であった。

「!!?」
 中々地中から出てこない敵に業を煮やしていたフルスロットルは不意に自身の真上から殺気を感じる。
『足元ばかり見ていて大丈夫ですか?』
それは上空に舞った札、彩花から発せられる声。地中に身を隠して時間を稼いでいたのは敵の不意を打つための布石。
『死ねやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!』
 宙に舞う札から次々と飛び出す理不尽な世界へ反抗する死霊達・・・彼ら自身が呪詛を宿した刃となってフルスロットルに襲い掛かる!
「ふん、小癪な!」
 だが、幾度身を刻まれようとフルスロットルは怯まない。寧ろ刃となった死霊達をの握り潰して
殲滅していくが死霊を通してそれを見ていたルベルにとってまたとない好機。
 瞬間、地面から飛び出しフルスロットルの脚にしがみつく少年を見て巨人は訝しげに問う。
「何のつもりだ、小僧?」
「いやぁそれにしても大きく、山のようです。
貴方のような格上の強敵と戦えて、僕は光栄ですとも!」
 問いかけに対して返ってきたのは賞賛の言葉。それを聞いて巨人は憮然として
「からかっているのか?」
「いえいえまさか、本心からの言葉ですとも。そうでないと・・・僕のコードは威力を発揮できませんので」
 少年の言葉を聞いて意味に気づいた巨人は慌てて引きはがそうとするが時すでに遅い。
「それでは・・・・最終手段でございます」
 彼を中心に起こる大爆発!
「くっ!よもや我がこのような一撃で膝をつくことになろうとは!!」
 脚に甚大なダメージを受けたフルスロットル・ヴォーテックスは堪らず地面に膝をついたのであったーー

大成功 🔵​🔵​🔵​

ネロ・アンドラス
「フルスロットル❗一騎討ちだ❗」重装甲車両をバックにして扉を開き両腕を構える。重装甲車両の中なのでチェーンソーをガード。相手は必ず超加速をして撃つ前に攻撃してくるはず、その瞬間、上に待機している大蛸が擬態を解き大盾を構えガード、間違いなく盾は砕かれる。だが砕かれた瞬間大量の水が溢れ出し、更に車両の中にいるファントムが洪水の絵本を開き洪水が出現。相手を少し押し返し、その瞬間に「間近でくらえ❗秘技禍渦嵐❗更にアクアヴォルテック始動❗リミッター解除❗そしてこれもくらっとけ❗エネルギーは充分だぜ❗波動砲発射❗」




「フルスロットル❗一騎討ちだ❗」
 嵐の中を突っ切って姿を現す巨大重装甲車「玄武」。ハッチを開けて現れた一人の人狼、否その姿を手にしてしまった復讐者ネロ・アンドラス(バイオモンスターの殺人鬼・f33761)が装甲車をバックにそう大見えを切った。
「ほう、なら行くぞ!」
 膝のダメージから立ち直ったフルスロットル・ヴォーテックスはV12エンジンを全力稼働させて吶喊ネロを両断せんと迫りそれを見たネロは装甲車の中に入って待ち構える。
「両断してくれるわ!死ねィ!!」
 そう言いながら容赦なく降り下ろされるチェーンソーを装甲車の一部に擬態していたジャイアントクラーケンが大盾を器用に構えて防ごうとするが・・・・
「甘いわ!」
 容赦ない一撃で盾を粉砕するフルスロットルを破砕された盾から噴き出した怒涛の水流が襲い掛かる!
「!!何!?」
クラーケンが構えていたのは大津波の大盾それが破壊されたことにより怒涛の水流が発生してそれを偽神兵器ファントムの持つ洪水の絵本が強化してフルスロットルを押し流す!
「アクアヴォルテックエンジン起動!くらえ!」
 体勢を崩したフルスロットルに好機を見出したネロは水流を使って内蔵された水力発電エンジンをフル稼働。渦巻く水流を両腕のガトリングガンで巨人を撃ちまくりラッシュを仕掛け
「リミッター解除❗そしてこれもくらっとけ❗波動砲発射❗」
 ダメ押しとばかりに放った腕部内蔵波動砲が両腕の崩壊と引き換えにフルスロットル・ヴォーテックスを吹き飛ばした!

成功 🔵​🔵​🔴​

蒼・霓虹
この根元と戦ったのも何度目か解りませんが、理不尽蒔く貴方達を何度でも挑みます

この世界に希望を灯す為に

[WIZ]対策込み
【高速詠唱】で【オーラ防御&結界術】込めた〈レインボークローバー〉の【盾受け&弾幕】展開【念動力】で操作

〈彩虹(戦車龍)〉さん【悪路走破&推力移動&空中浮遊】で【操縦】し【第六感】で【瞬間思考力&見切り】回避

被弾は【ジャストガード&受け流し】

【砲撃&レーザー射撃】と【威嚇射撃&制圧射撃】しつつ隙見てUC発動【空中戦】交え撹乱

【属性攻撃(炎)】重ね【貫通攻撃&神罰&全力魔法】〈レインボーバーナー〉の【範囲攻撃&神罰&浄化】をフルスロットルに仕掛けます

[アドリブ絡み掛け合い大歓迎]




「ぬうっ・・・この我がここまで追い込まれるとは!だが、我は屈さぬ。必ずやこの世界を終焉に導こうぞ!」
(この根元と戦ったのも何度目か解りませんが、理不尽蒔く貴方達を何度でも挑みます)
 幾たびの交戦を経ても尚滅びの意思が揺るがない巨人、フルスロットル・ヴォーテックスを前にして蒼・霓虹(彩虹駆る日陰者の虹龍・f29441)は改めて決意を固める。そしてそれを待っていたかのように巨人は新たに現れた龍神の少女へと視線を向け
「死ぬがよい、小娘!」
 フルスロットル・ヴォーテックスの言葉と共に襲い来る千を超えるチェーンソーを猟機人・彩虹を戦車龍形態に変えて飛び乗った霓虹は詠唱しながら懐からマジックカード虹三葉「レインボークローバー」を取り出し
「そうはいきませんよ!!」
 宙にばら撒いたカードはクローバー型の結界を形成し弾幕射撃でチェーンソーを迎撃片端から撃ち落としてゆく。
「行きますよ、彩虹さん!」
 その間隙をついて彩虹と共に飛ぶ彼女を弾幕結界を潜り抜けたチェーンソーが切り刻むべく容赦なく迫りくる!
 それを彩虹の砲から茶柱「ハッピーティートラップ」や虹水宝玉「ネオンアクアストライク」を放って迎撃しながら宙を舞い
「幻日はサンドックとも言う……わたしの真の姿とシンクロしてるのはさておき……フォーチュンスケイルの幻日形態、特と刮目せよっ!」
 己がコードを解き放ち彩虹の姿が虹色がかった青と白の氷晶へと変わり幻日の翼を広げてフルスロットル・ヴォーテックスへと肉薄する。
「小娘よ。何故戦う?この世界に先などないというのに」
 チェーンソーの嵐を潜り抜けた龍神の少女に巨人は問う。己が戦う理由を。
「簡単な事です。この世界に希望を灯す為に。この世界の未来が見たいから戦うのです!だからーー」
 先を見たい 未来が見たい
 そのシンプルで切実な願いを聴き巨人は人知れず苦笑する。
「ふっ、我ながら愚問であったわ。」
「覚悟してください。虹色の焔『レインボーバーナー』!」
 得心を得た巨人を龍神少女の放った渾身の浄化の炎が焼き清めてゆくーー
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルパート・ブラックスミス
問答は無用だな。【決闘】だ、フルスロットル。

先制攻撃の対処は
意のままに飛ぶ短剣と爆槍フェニックスによる【誘導弾】【弾幕】でチェーンソーの刃を【武器落とし】。
迎撃を抜けた分はアイテム『兆しの鈴』の報せを頼りに黄金魔剣で切り払う(【第六感】【武器受け】【ジャストガード】)
燃える鉛抱える鎧の【火炎耐性】だ、炎に巻かれる点は問題ない。

先制攻撃を突破したら青く燃える鉛の翼展開、UC【巨躯を狩る炎武】の【空中戦】。
全長5m。その巨躯の狩り方はキャバリア相手の【戦闘知識】の範疇だ。
敵の追撃を【見切り】高速【空中機動】で回避しつつ接敵、黄金魔剣で【串刺し】にする。

死ね。貴様の暴虐(ランページ)もここまでだ。




「問答は無用だな。【決闘】だ、フルスロットル。」
 最後に
 黒き騎士ルパート・ブラックスミス(独り歩きする黒騎士の鎧・f10937)はフルスロットル・ヴォーテックスの前に立ちはだかった。
「ならば、行くぞ!」
 既に満身創痍の巨人はそれでも尚衰えぬ闘志で身を奮い立たせ無数のチェーンソーを撃ち出し撃ち出し黒騎士を葬り去らんと襲い掛かる!
「やらせん!行けニクス!」
 ルパートはブラックスミスの短剣を鎧から取り出し投擲、更に爆槍フェニックスを操って迫りくるチェーンソーを迎撃していく。
「!!?」
 順調に迎撃していくルパートの聴覚に突然鈴の音が鳴り響いた。それは自身に接鞠来る危機を告げる兆しの鈴の音色。
「ぬん!」
 黄金魔剣ルパートを抜き放ち炎の軌跡を描きながら迫りくるチェーンソーを切り払いながら己がコードを解き放つ!
「我が身は零細に違わず。されど、我が武は巨躯を屠る!」
 それと同時に鎧の中で青く燃える鉛が翼を形成し、纏わりつく炎を振り払って空へと飛翔しフルスロットル・ヴォーテックスを一直線に目指す!
(敵の巨躯はキャバリアのそれに近い。ならば、その戦闘経験を応用すれば!)
「小癪な!落ちろカトンボ!!」
 無数のチェーンソーを突破されたくらいで怯むフルスロットル・ヴォーテックスではない。チェーンソーブレードを振るい生き残ったチェーンソーを操って迫る黒騎士を叩き落さんと暴威を振るう。
「この程度!!」
 だが、自身より巨躯の敵との戦いをクロム・キャバリアでの戦いで体得したルパートはその経験を活かし舞い踊るチェーンソーを躱しチェーンソーブレードを掻い潜り吶喊!
「死ね。貴様の暴虐(ランページ)もここまでだ!」
 自身の重量と速度を乗せた黄金魔剣の一撃は巨人の胸部をその装甲ごと砕いてみせ戦いを終わらせた。
「ぐぬぅ・・・もはやこれまでか。だが、我はまだ終わらん!必ずや世界を終焉へと導かん!」
 その言葉を残して暴虐の巨人は内燃機関の爆発と炎に包まれて消えてゆく。
 だが、オブリビオンストームは未だ止む気配はない。決着がつくには今しばらくの時が必要だったーー

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年09月21日


挿絵イラスト