アポカリプス・ランページ⑰〜プレジデント・アーミー
●ワシントンD.C.
「イエス、イェーガー。戦争の時間です」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は電脳マップを展開する。
同時、無数の機器が立ち上がり、無数の電子ウィンドウが立ち上がる。
そこに映し出されたのは、この荒野にありながら、繁栄を遂げたかのような大都市。
ワシントンD.C.が広がっていた。
「敵はフィールド・オブ・ナインが一柱、敵性オブリビオン『プレジデント』となります」
敵性オブリビオンは「国立公文書記録管理局(アーカイブス・ワン)」前で待ち受けていると言う。
そこに記されているあらゆる事象、そう、米軍の記録も、テロリストの記録も、戦闘機、戦車の記録も。あるいは秘密裏に処理された宇宙人すらも。
それらのありとあらゆる記録に残された存在を具現化するユーベルコードを用いてくると言う。
その名は大統領の軍勢(プレインゼントアーミー・バイ・ユーベルコード)。
プレジデントが自ら指揮を取ると言うこの軍勢は、その見事な指揮下で先制攻撃を行ってくる。
「この先制攻撃にどうにか対処しなければ激戦は必死でしょう」
多種多少な軍の織りなす攻撃を突破し、オブリビオン・プレジデントに肉薄しなければ勝負は成立しない。
しかし、そんな状況でも彼女のマシン・アイは決して揺らがない。
「イェーガーたちならばいつも通りに戦えばいつも通りに戦果をあげられるでしょう」
そう、今まで戦ってきた強敵たちと何一つ変わらないのだから。
ならば、今までのようにいつも通りに戦えば必ず勝機は有り得る。
「当機はイェーガーたちの武運を祈ります」
かくてグリモアは展開され、ゲートは開かれる。
開いた先に広がるのははるか雄大なるワシントンD.C.。
町並みは完全完璧に復興されたそこの先に無数のアメリカ軍がひしめいていた。
虎河豚天
虎河豚天です。戦争です。
敵はプレジデント。
その圧倒的な軍による先制攻撃に対処しなければなりません。
大範囲攻撃で殲滅や極大範囲で殲滅などをする前にその猛攻に耐えきる手段がいるでしょう。
ですが、先制攻撃さえ凌げばいつも通りに結果は出ます。
頑張ってください。
第1章 ボス戦
『プレジデント・ザ・マスディレクション』
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POW : プレジデント・アーミー
レベル×1体の【大統領の軍勢】を召喚する。[大統領の軍勢]は【アメリカ】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : プレジデント・セキュリティ
レベル×1体の、【眼球】に1と刻印された戦闘用【アメリカ合衆国シークレットサービス】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ : アーマード・ディヴィジョン
【かつてのアメリカ軍の最新兵器】で武装した【精鋭アメリカ陸軍兵】の幽霊をレベル×5体乗せた【戦車部隊】を召喚する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第四『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:黒燭炎
精鋭で物量というのは、厄介なのよな。槍でどこまでいけるか。
戦車とは砲弾であろうから、限界突破な結界に弾力を持たせて弾く。
で、指定UC使用したら、結界をわざと切る。
まあ痛いが再構築する上に、戦闘力も生命力吸収も強化されておるのだ。
黒燭炎の炎も成長し白くなっとるし…このままなぎ払い進むのみぞ。
この温度の炎に耐えられるか?
わしら四悪霊はな、負けられぬのよ。
プレジデントには、なぎ払いに見せかけてからの突きである。
拳の勝負もよいが、やはり武器もな?
●四悪性が第四『侵す者』
「精鋭で物量と言うのは厄介よなぁ」
馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)は槍を取り回して。
降り注ぐ爆撃や砲弾を弾力に富む結界で弾き返しながら義透は突き進む。
そして、一瞬の隙を見て呪詛の結界を張り巡らせる。
黒燭炎が燃え上がり、呪詛がめぐる。
結界に触れた攻撃が呪詛となって、義透の身体に入り込む、
同時、炎はより強く揺らめき、より強い熱量を纏う。
呪詛の炎は暴れ狂い、プレジデントの軍隊を焼き払っていく。
「さあ、この温度の炎に耐えられるかの?」
炎は肉薄し、プレジデントはその炎を拳で打ち払う。
相対するに至った義透は槍を構える。
『なるほど、我が配下を突破してこられるだけはある』
「わしら四悪霊なな、負けられん理由があるからの」
プレジデントが拳を放つと同時、それを槍で打ち上げる。
同時、薙ぎ払おうと槍を振るうが、それを見て飛び退くプレジデント。
しかし、その軌道は途中から薙いだ動きが突きにへと変じる。
その間合いの変化に対応しきれなかったか、穂先が、プレジデントの身体に突き刺さり血しぶきを吹いた。
『なるほど、強い猟兵たちだ』
「拳の勝負もよかろうが、やはり武器であろうよ」
義透とプレジデントの勝負はまだ始まったばかりであった。
大成功
🔵🔵🔵
マリア・ルート
そろそろあんたの支持率も低下してきたんじゃない?
じゃあーークーデターされても文句は言えないわよね?
軍勢は『威圧』で怯ませつつ、『オーラ防御』『激痛耐性』による防御と『野生の勘』『残像』による回避をしてUC発動可能までの『時間稼ぎ』をするわ。(『継戦能力』)
発動可能になったら軍団とミッドレンジの距離に陣取り【指定UC】発動。
あんたのその軍勢の創造も大したもの…だけど!私もまた、創造をする者として、負けられないのよっ!
武器を『早業』で操り、『蹂躙』していくわ!
頃合いを見て2割ほどの武器を回してプレジデントに攻撃!
さよならよ、プレジデント。
あんたを暗殺してあげる!
●反逆の時
「そろそろあんたの支持率も低下してきたんじゃない?」
『さてどうだろうねレディ。私もまだまだ捨てたものじゃないと思うが』
「残念だけどここまでよ――――クーデターしてあげるわ」
無数の軍勢はただの少女たるマリア・ルート(紅の姫・f15057)は退く。
恐るべき威圧がその足を踏みとどまらせているのだ。
一歩歩けば、また一つ軍勢が一歩退く。
『諸君、撃ち給え』
大統領の号令がかかり、漸く攻撃の砲火が放たれる。
無数の降り注ぐ砲弾と銃弾、爆撃。
それらをオーラを張り巡らせ、流しては防いで、痛みは耐えて。
野生の勘で当たらぬ所を見つけ、残像すらも駆使してマリアは走る。
「あんたのその軍勢の創造、大したものだけど……!!」
――――準備は整った。
マリアの背後に無数の軍勢が整った。
それは命なき武器の群れ。されど武器の軍。
「私もまた創造する者として負けてられないのよッ!!」
無数の武器が弾丸のように放たれる。
剣が、槍が、斧が、矢が、弾が。
次々と驟雨の如く打ち付けて大統領の軍を蹂躙していく。
プレジデントにもその余波が打ち付けていた。
だが、さすがのプレジデント、それらを拳で次々と打ち砕き、撃ち落としていた。
しかし、途中で彼も気づいたのだ。
待て、あの少女はどこに――――。
「気づいても遅いわ。さよならよプレジデント」
爆撃に紛れ、マリアは大統領の頭上を取っていた。
そして、手にしたナイフがひらめき、その首筋を引き裂いた。
血の雨が――――吹き出した。
大成功
🔵🔵🔵
夜刀神・鏡介
敵は強力なオブリビオンにして指揮官であるプレジデントと、その軍勢
こっちはただの剣士だってのに、これを倒せとは無茶を言ってくれるな
バイク『八咫烏』に騎乗して、敵の層が薄い箇所を狙って突撃、後退
バイクの小回りを活かして建物の影に隠れるように移動しつつ改めてプレジデントに接近
神刀の封印を解いて、封の型【夕霧】を発動
神気の力で召喚された戦車部隊を一時的に無力化して、その隙に部隊を突破してプレジデントに接近
突破後は一旦神気を収める。戦車部隊は驚異だが、プレジデントを巻き込む危険を冒してまで積極的に攻撃はしてこないだろう
バイクごとプレジデントに突撃した後に飛び降りて、一気に斬り込んでいく
●神気解放・封の型"夕霧"
『ぬう……ッ』
首から血しぶきを吹いてたたらを踏むプレジデント。
それなのに即死していないと言うのは流石のオブリビオン。
フィールド・オブ・ナインと言ったところか。
「やれやれ、ただの剣士にこれは無茶を言ってくれる」
バイク『八咫烏』で疾駆しながら夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)はぼやいた。
しかし、ぼやいたとて状況は変わらない。
こちとらただの剣士、この軍勢を相手にする術は――――ない。
故に手段などは限られる。
スロットルを最大にまで回せば、アクセルを全開にする。
後は、敵の軍勢と言う分厚い層の中の薄い層に突っ込むのみ。
バイクの小回りを活かしながら、縦横無尽に突破する。
そして、遂に肉薄すると同時、戦車部隊が召喚される。
「神気解放――――魔を祓え」
神刀【無仭】の封が解かれる。
あらゆる魔を祓い、あらゆる魔力の使用を禁ずる封なる気。
「封の型【夕霧】――――!!」
それが放たれると戦車部隊の圧力が一気に弱まる。
その一瞬の間隙、アクセルを全開にしてプレジデントに突っ込む。
『ぬうッ!!』
「はぁぁぁッ!!」
裂帛の気合と共にバイクを質量弾頭としてぶつけると同時に飛び降り、その神刀を振り下ろす。
バイクへの対処に手を取られたが故に、その全力全霊の振り下ろしは、袈裟懸けにプレジデントを切り裂いた。
大成功
🔵🔵🔵
バルタン・ノーヴェ
POW
アドリブ連携歓迎
ヒャッハー!
大統領の軍勢が相手となると派手な戦いとなりマスネー!
OK!
派手には派手をぶつけマショー!
という訳で、アメリカにはない兵器、キャバリア出撃!
レッツゴー、スコール!
四足歩行の狼型獣化形態で戦場を駆けマース!
近くはクロー、遠くは背負ったガトリングガンで撃破、キャバリアの機動力で縦横無尽に走って突破デース!
こういうロボは、公文書にもないデショー?
そして、プレジデントがワタシたちの射程距離に入れば、UC発動!
フルバースト・マキシマム、一斉発射!
ミサイルポッド、グレネードランチャー、ガトリングガン!
ありったけの武装で、ご自慢の軍勢諸共プレジデントを吹き飛ばしてあげマース!
●それは存在しない兵器
「ヒャッハーッ!!」
ドォンッ、と言う爆音と共にそれはやってきた。
アメリカ軍さえも震撼させたそれは機動兵器。
バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)の駆るキャバリア・スコールである。
四足歩行の狼型に変形すれば、重々しい音をあげながら大地を疾駆する。
その巨躯とは思えぬ速度で駆け抜けながら背のガトリングガンが唸りをあげた。
巨躯ゆえの砲口径の大きさから吐き出される破壊力は一撃一撃が戦車砲に匹敵する。
現代地上兵器としては最大限考えられる破壊力が弾幕となって降り注ぎ、大統領麾下の軍を薙ぎ払っていく。
「派手には派手をぶつけマショーッ!! こういうロボは公文書にもないデショーッ!!」
ご自慢の召喚された軍隊も鎧袖一触、取り付こうとした敵兵もそのクローで薙ぎ払われる。
『なんと言う兵器だ……ッ!!』
「キャバリアと言いマース、覚えておく必要はありマセンネー!!」
何故ならば――――。
すでに射程に捉えた。
ミサイルポッドが展開され、グレネードが装填される。
ガトリングの砲口がすでに捉えた。
「一斉発射ネーッ!!」
その全ての武装が解き放たれプレジデントを捉える。
恐るべき破壊力の弾幕が一斉に降りかかり、そして炸裂した。
巨躯なる機体から放たれるそれらの大きさもまた相応に大きい。
爆炎と爆風をあげながらプレジデントは炎に飲まれたのであった。
大成功
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リーヴァルディ・カーライル
…確かに機械の装備で身を固めたお前達からすれば、
私の装備は時代遅れの骨董品に見えるでしょう
…だけど私からすればお前達の装備こそ、
何一つ呪的処理を施していない玩具に見える
…さあ、お前達にも教えてあげる。狩られる獲物はどちらの側なのか…ね
複数の「闇の精霊結晶」を投擲する早業で戦場を闇で覆い、
敵の先制攻撃を闇に紛れて受け流し回避しUCを発動
「写し身の呪詛」に吸血鬼化した血の魔力を溜め乱れ撃ち、
無数の残像を実体のある吸血鬼化させて空中機動を行う集団戦術で切り込み、
吸血鬼の肉体改造能力で怪力や暗視、再生等を付与しつつ敵軍をなぎ払う
…無駄よ。太陽は既に閉ざし、銀の弾丸を持たないお前達に吸血鬼を狩る術は無い
●銀の弾丸
「……確かに機械の装備で身を固めたお前達からすれば、私の装備は時代遅れの骨董品に見えるでしょう」
リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は立つ。
その手にするは呪詛を纏い、呪詛を施された大鎌一つ。
だが、彼女にしてみれば、その軍勢こそ何の呪的処理を施していない玩具にしか見えなかった。
当然だ、公文書に記されたアメリカの記録しか彼は呼び出せない。
そのような存在は公式的記述には存在しえない。
「……さあ、お前たちにも教えてあげる。狩られる獲物はどちらの側なのか……ね」
故に、リーヴァルディは天敵となりえる。
闇の精霊結晶を投げつければ戦場は一瞬で闇に覆われる。
呪的な闇ゆえに、投光器などの現代科学の光はその闇を照らせない。
故にがむしゃらに攻撃を行うしかないが、闇に紛れたリーヴァルディにはろくに当てられない。
同時、血の魔力を写し身としてリーヴァルディは投影する。
実体化させた残像たちが、虚空を踏みしめ、闇より集団に切り込んでいく。
戦車もアメリカ陸軍もアメリカ空軍も、吸血鬼の闇の中ではろくに動けない。
されるがままに、蹂躙されていく。
『なんと言う濃厚な闇……そうか、これが……ッ!!』
「――――そう」
呪詛をこめられた大鎌が、闇より伸びて、言葉の途中でプレジデントの首を飛ばした。
それ以上言葉を紡ぐ事はできず、その体躯は倒れる。
「……太陽は既に閉ざされ、銀の弾丸を持たないお前たちに、吸血鬼を狩る術はない」
白木の杭も、銀の弾丸も。
呪的な武装を何一つも持たぬ彼らは、吸血鬼の娘の前に駆逐されていった。
大成功
🔵🔵🔵