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アポカリプス・ランページ⑧〜キャリアーズ・イェーガー(作者 ねこあじ
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「セントメアリー・ベースへと行けるようになったわね」
 道が舗装され、アメリカ北西部にも向かえることになった。
 ポノ・エトランゼ(ウルのリコ・f00385)は集まった猟兵たちを見回してひとつ頷いた。
「気になっていた人もいると思う、マザー・コンピュータに組み込まれた世界最高の歌姫「マザー」の出身地であるここに、彼女の初期の研究論文「時間質量論」が残されているわ」
 取りに行きましょう! と、ポノが言った。
「骸の海の解明の足掛かりとなるものかもしれないし、個人的にすごく興味があるのよね。この地はカナダとの国境に程近い場所に巨大な拠点があって、人々が結構平和に暮らしているの」
 今回向かう猟兵はその地下一画にお邪魔することとなる。
 運びきれないものが大量にあり、邪魔になるので放棄された場所だ。
「アメリカには帯水層もあるから、地下が片付いて水源に近付けること事態は住民の皆さんにとって大歓迎なのよね。お掃除という名の運び出し、お願いできるかしら?」
 稼働はしてないがスーパーコンピュータ、ファイルの入った鉄箱、実験に使われたと思われる素材などなど。
「住民の皆さんには開封出来なかった箱がいくつのあるわ。中身は紙で、現在のアポカリプスヘルにとっては資源のひとつになっちゃってるから、残っているのは幸いというところね」
 燃やされていなくて良かった。
 鍵は暗号などで閉められているため、箱ごと持ち出す必要がある。
「まあ地下から運び出すのだから、動線は長くなるし、ブツはめちゃ重いし、皆さんの猟兵としての力は必須よねぇ」
 怪力技能とか。こう、異次元ポケットなユーベルコードとか。
「記録されたコンピュータや記録媒体の山を運び出すのは一苦労だけど、力を合わせて頑張りましょう!」
 集荷場を決めて、猟兵たちはデータのある地下へと向かっていくのだった。


ねこあじ
 ねこあじです。
 時間質量論のデータが入った大量の記録媒体やコンピュータを運び出しましょう、というシナリオです。
 物理的にもめちゃくちゃ重いらしいので、お気を付けて。
 ついでに住民の皆さんを帯水層に近付けるためのお大掃除も含まれています。

 プレイングボーナスは『大量の記録媒体を運び出す』こととなります。

 プレイングの採用はなるべく頑張りたいとは思ってます。不採用が出てしまった場合はごめんなさい。
 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 日常 『時間質量論を運び出せ』

POW腕力に任せて一気に運ぶ
SPD乗り物や道具を利用する
WIZより重要そうなデータを優先して運ぶ
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


二條・心春
重要なデータを得ることができて、住民の皆さんも助けることもできるなんて、一石二鳥ですね!私も頑張りますよ。

運び出しなら人手が要りますよね。ここは【召喚:彫刻獣】でガーゴイルさん達に手伝ってもらいましょう。皆さん、よろしくお願いしますね。
うーん、重要そうなデータはよくわかりませんから、とりあえず住民の皆さんのために大きくて邪魔そうなものから運び出しましょうか。重いものは無理せずみんなで運びましょうね。もちろん私もやりますよ。
それと、ガーゴイルさん達は空を飛べますから、何体かは地上までショートカットする道を探してもらおうかな。人手は十分です。どんどん運び出していきますよ!


真月・真白
時間質量論。僕もとても気になりますね
歴史と言う形で過去を永遠に残す事が存在意義の僕としては、永遠を求めたマザーの事は気になります
この論文を知る事で彼女の人となりにも近づけるでしょうか…

とはいえ力仕事はそこまで得意ではないですから…UDCアースの歴史に記された軍隊の輸送部隊を再演しましょう。みなさんよろしくお願いします
彼らは物資輸送のプロですから壊れやすい物もきちんと運んでくれるでしょう

僕自身はお掃除をしましょうかね、彼らが運び出した後を吐き掃除から……


 こちらです、とセントメアリー・ベースの住民に案内されて二條・心春(UDC召喚士・f11004)と真月・真白(真っ白な頁・f10636)が地下に訪れた。
 昔のハリケーン対策に作られた地下壕から広めの路が幾つかの各部屋へと続いているようだ。
「この地下に、帯水層があるんですか?」
 心春の言葉に頷く住民。
「はい。今は掘削もままならぬ状況ですが、以前は農業などにも使っていたのですよ」
 オブリビオン・ストームによって破壊された世界は様々な技術が失われ、新たに出来た。
 重そうな機材の数々を目の当たりにした心春は、改めて気合いを入れるようにひとつ頷いた。
「私たち猟兵にどーんとお任せください! 重い物を撤去していきます」
「僕自身は力仕事はそこまで得意ではないのですが、方法はありますし……」
 彼女の言葉に、掃除道具を持った真白も頷くのだった。


「重要なデータを得ることができて、住民の皆さんも助けることもできるなんて、一石二鳥ですね!」
 とはいえ、部屋の割り当てと地上までの動線を考えると結構な仕事量となりそうだ。
「人手が要りますし、ここは……皆さんの出番ですよ!」
 翼を持つ二足歩行の魔獣の型UDCを召喚する心春。聖堂の扉が開き、石像の体を持つガーゴイルたちが心春の前へとやってきた。
「UDCの皆さん、よろしくお願いしますね」
「僕もUDCアースの力をお借りしましょう」
 真白が自身の歴史に記載された記録を代償に、ユーベルコード・蒼炎が再演せし戦いの『年代記』を発動させた。
 よろしくお願いします、と真白が声を掛ければ現れた蒼炎の影たちがきびきびと動き始めた。
 『人手』がいっぱいだ。心春が微笑んだ。
「それでは始めましょう。ええと、重要そうなデータはよくわかりませんし、私たちはまずは大きくて邪魔になるものから運び出しますね」
 封じられたラックを抱えていくガーゴイルたち。
 真白が再演したのはUDCアースの歴史に記された軍の輸送部隊だった。彼らは場を検分し、先ずは配線を片付けていく。
 安全な状態で機材が確保できれば、メモリの搭載されたハードドライブディスクなどの筐体を丁重に運び出す。
 コネクタなどの回収は、データ分析のために必須ともいえるだろう。潰れたりと壊れやすそうなそれらを確保する蒼炎の隊員たち。
 ガーゴイルたちは大きな物は何体かで運んだり、階段では他の部屋を片付ける猟兵たちの手伝いも兼ねたバケツリレー。
「地上により近い出入口があるといいですね」
 ガーゴイルにそう指示を出しながら心春は運び出す細々な物をまとめていく。
 時間質量論。具体的にどういったものだろうか、と興味津々ながらも作業を進めていく猟兵たち。
 真白も強く惹かれている一人だ。
 歴史という形で過去を永遠に残すことが存在意義の彼としては、永遠を求めたマザーのことが気になっていた。
「この論文を知る事で彼女の人となりにも近づけるでしょうか……」
 そう呟いて、運び出した後をせっせと掃き掃除。
 二人が任された場所は物がつめこまれたとても広い部屋であったが、手際のよい彼らの作業は順調に進んでいく。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

地籠・凌牙
【アドリブ連携歓迎】
【怪力】担当が必要と聞いてて。
こんななりだがドラゴニアンだからな、力仕事は任せてくれよ。
今ちびって聞こえた気がしたが気の所為だな、ははは。後で覚えてろ。

なるべくなら一気に運び出したいが、竜化した場合サイズが収まるかが若干心配なので、ここは【指定UC】で黒竜を呼び出して共同作業で運んでいこうか。
とはいえあまり運がよろしくない俺なので、ファイルの入った鉄箱とか頑丈めなのを主体に運んでいこうかね。
【ダッシュ】とまではいかねえがなるべく早歩きでテンポよく運び出して手早く終わらせたいところだな。
貴重品とか繊細な奴は他の猟兵たちに任せるよ。


藤・美雨
時間質量論ってなんなんだろうねぇ……
ま、難しいことは分かんない
私が出来るのは難しくない作業だ
力仕事なら得意だからね、頑張って運んでいくぞ

こう見えて【怪力】には自信がある
ヴォルテックエンジンをばちばちさせてバリバリ運ぶぞ
あ、でも電気は外に出さないように!
せっかくの紙が燃えちゃったら意味ないからね

疲れたら『お弁当』を補給しつつ休憩だ
色々運んでるけど、内容に関してはどれもさっぱりだ
中身をじっくり観察しても私には分かんないことだらけなんだろうな

でもこの辺り、人々が平和に暮らせているのはいいことだ
そしてもっと良い環境にするためにも頑張らないとだね
休憩が終われば気合を入れ直して
再び地下をたったか走るよ


「うわ、すごい」
 セントメアリー・ベースの住民に地下へと案内されると、そこは地下壕から入り、広めの路が幾つかの各部屋に分かれる場所になっていた。藤・美雨(健やか殭屍娘・f29345)が部屋の中をみて呟く。
 鉄箱が積まれたのを見れば、普通の人が上から降ろすだけでもかなり危険だと感じるもの。
 重い物をあらかた片付ければ住民でも場を整えていくことができるようになるだろう。
「ま、こんななりだがドラゴニアンだからな、力仕事は任せてくれよ」
 ニッと笑みながら地籠・凌牙(黒き竜の報讐者・f26317)が言う。
「うん、私も力仕事なら得意だからね。難しくない作業だし、頑張って運んでいくぞ」
 小さくえいえいおーと拳を振って美雨。
 ところで、と続ける。
「あの高さの箱には届く?」
 美雨の指差した先には見上げるほどに積まれた鉄箱。あー、と凌牙が素直に見上げる。
 自身でも物理的に届きはしないが、方法はないこともないので「大丈夫」と凌牙が頷いた。届きはしないのだが。
「我が喰らいし万物の淀み、竜を象りて顕現せよ!」
 凌牙がユーベルコードを発動すれば、喰らった穢れで作られた黒竜が現れる。彼の身長の二倍はある竜が高く積み上げられた箱を降ろしていく。
「やー、助かったよ。でも一体誰がこんな上まで積み上げたんだろうね?」
 降ろされたものを運び出しながら美雨が言う。体内に埋め込まれたヴォルテックエンジンがばちばちに駆動し、その電気が美雨の肉体を動かす。
 持ち上げる時は電流が強くなるのか、助走をつけるように僅かに腕が跳ねあがった。
 凌牙も持ち運ぶ――階段ではバケツリレーしている運搬用ロボやガーゴイルたちのリズムに合わせたかのような足取りになってしまう。
 粗方片付いた部屋から住民たちも入っていくようで、何だか皆で大掃除をしているようで楽しい。いやある意味大掃除には違いないのだが。

 デッドマンである美雨が身体に負担を感じ始めると、血液パックで補給をする。改めると色んな物があるなぁと思った。
 鉄箱や、解錠されればその中身を運び出す。
 実験道具と思わしきものは元々組み立てていた大きなものを分解したものだったり。付属するかのようなノートの走り書き。マザーの『足跡』がこのベースには至る所にあった。
 色々と運んではいるが内容に関してはどれもさっぱりだ。
「でもこの辺り、人々が平和に暮らせているのはいいことだ。そしてもっと良い環境にするためにも頑張らないとだね」
 アポカリプスヘルという荒れてしまった世界を思えば、平穏が保たれている場というのは貴重だというのが分かる。
 そうだな、と、凌牙もふっと微笑み頷いた。
「よーし! がんばろ! 牛も頑張ってたことだしね」
 再び気合いを入れ直し、休憩からたったか戻ってくる美雨。凌牙がぎょっとした。
「牛!?」
「うん、さっき地上の集荷場で荷物整理していたら――牛が来てさ」
 土起こしもかねた猟兵と牛の働きがちょっと楽しそうだった。
「へー! 俺も見てこよ!」
 荷物を持ち、駆けていく凌牙。

 和気あいあいとした大掃除は、猟兵たちの動きも軽いものとなっていた。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

レナータ・バルダーヌ
今回は相棒のモーさんと協力して、牛車で【運搬】します。
一緒に頑張りましょうね、モーさん!

といっても物は地下にあるので、地上まではわたしが【念動力】を駆使して運び出しましょう。
牛車が移動できる場所からはモーさんにお願いしますけど、勿論わたしも後ろから押して手伝いますよ。

さて、わざわざ牛車で運ぶのには理由があります。
水源が近く住民さんも戻るとなると、畑なんかが欲しくなったりしませんか?
せっかく荷物を積んでいるんですから、その重量を利用しない手はありません。
記録媒体がある施設から集荷場まで、道路を少し外れて往復すれば、いい具合に耕せて一石二鳥です。
あ、大型トラックとか耕運機とかは言わない約束ですよ。


待鳥・鎬
単純な力仕事こそ機械化してしまうのが良いね

ってなわけで、運搬用ガジェットロボ召喚!
集荷場の場所をインプットして、どんどん運ばせるよ
最大数まで召喚すれば、狭い階段なんかもバケツリレーで効率的に行けるね

僕は僕で必要な【情報を収集】すべく、見落としているものがないか探索
とはいえ、その場で中身を確認するのは難しいだろうから、【宝探し】くらいの気持ちで気になるものを片っ端から運び出しちゃおう

情報はあればあるほど良い
……ただし、信頼できるエビデンスを元に精査できるのであれば
この膨大な情報を解析するのは誰だろう
グリモア猟兵の皆?
物理学的な内容は門外漢だから、その辺りは人任せになってしまって少し申し訳ないな


「単純な力仕事こそ機械化してしまうのが良いね」
 路の広さは問題なし。待鳥・鎬(草径の探究者・f25865)が、よし、と頷いた。
 セントメアリー・ベースの住民に地下へと案内されると、そこは地下壕から入り、広めの路が幾つかの各部屋に分かれる場所になっている。
「それじゃあどんどん運ぼうか」
 鎬が声を掛ける先には召喚した運搬用ガジェットロボたち。
 部屋から重い荷物を運び出し、階段では荷物を渡していくバケツリレー。そこでインプットされたのはnimble movements. 軽快な動作は周囲の士気も向上させて、難所ともいえる階段がスムーズな流れとなった。
 階段の対岸にはガーゴイルたちがバケツリレーをしていて、リズムが違うのが少し楽しい。

「一緒に頑張りましょうね、モーさん!」
 地上ではレナータ・バルダーヌ(護望天・f13031)によって召喚されたモーさんが犂を携えて、彼女に押されながらせっせと荷運びをしている。
 レナータが地下から運び出したり、皆が運び出した鉄箱を荷台に乗せて、集荷場まで持っていく。オブリビオン・ストーム対策のため、やや散開した集荷場ではあったがこれは好機だ。
 放棄された地下がある大地には水が遠いため住む者がいない。
『水源が近く皆さんも戻れるとなると、畑なんかが欲しくなったりしませんか?』
 住民たちにそう言ったレナータが移動距離の動線を考え、畑作りのお手伝い。そう、モーさんは土起こしの役割も兼ねた重要なポジションにいる。
 ドレッドヘアの牛の懸命な働きを目にした仲間の猟兵や、手伝う住民の動きも軽やかになっていくようだ。
「いい具合に耕せて、これぞ一石二鳥ですね、モーさん」
 レナータの弾んだ声にモーさんが鳴いて応じる。
 重く、暮らしにとっては邪魔なたくさんの物が片付けば井戸も掘削できる。
 後々のことを考え動く彼女たちの働きは、きっとアポカリプスヘルへ大きな恩恵をもたらすことだろう。
「あ、鎬さんのロボットさんだ」
 モーさんの横を追い抜いていくガジェットロボが自重によって土を踏みしめ、後を行くモーさんが荒起こしを施した。

 宝探しの要領で気になるもの見つけては空箱へと入れていく鎬。あらかた片付けてもやることは多々あるのだ。
(「情報はあればあるほど良い……ただし、信頼できるエビデンスを元に精査できるのであれば」)
 この膨大な情報を解析するのは誰だろうか。
 恐らくは知識ある猟兵、グリモアを持つ猟兵、ここが『問』ならばもしかすれば現在のアメリカで進めている舗装を完成させれば見えてくる『答』の地があるかもしれない。
 鎬はそう考えるけれども、やはり元となるのはいま触れている『情報』たちだ。
 出来ることをやっていく。
 猟兵ひとりひとりが考えて、この地に訪れている。
 破壊されてしまった世界だけれども、そのぶん――きっと頑張った故の実りが実感できる世界だから。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

虹月・天柳
中身が無事かは不明か。読めるものがあればいいが。


小さなメモリなどの細々としたものは義体の悪魔たち(「ウト」、「ヴィトニール」、「ケートゥ」)に持たせ、スーパーコンピュータの筐体を混ぜないよう気をつけながら人形へ変換。書類の入った箱を運ばせる。人形たちはUCを解除すれば元に戻るから、下手に運ぶより此方の方が傷まんだろう。
自意識がある悪魔たちには各々で物を運ばせながら、俺は人形たちに付いて地下と地上を往復していよう。


 運び出されていく行李代わりとなっている鉄箱たちとは違い、少々厄介なものがある。
 コンピュータ関連の機材たちだ。
 散らばれば踏みつけられそうなチップ。作業が進めばコネクタやケーブルが潰されてしまうかもしれない。
 その回収に動いたのは虹月・天柳(人形憑かせの悪魔遣い・f30238)だった。
「中身が無事かは不明か。読めるものがあればいいが……」
 場を見回し、メモリなどの細々としたものを集めては箱を控え持つ義体の悪魔・ウトに持たせる。
 ヴィトニールとケートゥにはハードディスクドライブや古めかしいビデオの機材などを。丁寧に扱わねばならない年代物だ。
 アポカリプスヘルには新技術も取り込まれている部分もあり、それらの技術と融合しているものもあるかもしれない。
 もっとも丁重に扱うべきスーパーコンピュータを前に、天柳は薄く息を吐く。
「お前達はこっちだ――転換せよ 変容せよ 汝は僕 我が手脚」
 転変偶人の令を告げれば無機物たちを人形に変換されていく。スーパーコンピュータの筐体と中身を混ぜないようにと気遣い、脚を得た人形たちは天柳に応じて繰られるものとなった。
「下手に運ぶより此方の方が傷まんだろう」
 人形たちの歩みに合わせて天柳も動く。
 幾つかの部屋がある地下。
 そこは地下壕から入り、広めの路が幾つかの各部屋に分かれる場所となっていた。
 入ってきた路を戻っていくと、さながら場は大掃除の如き賑やかさだ。否、大掃除か、と思い直す。
 階段ではバケツリレーが行なわれており、地上では荷運びのためと様々な動きをしている猟兵たち。
 牛がいる光景を目の当たりにした時は、長閑だなという感想を思わず呟いた。
 とはいえ、天柳たちが運ぶものは繊細なものが多い。
 彼らは自らの足で集荷場へと運んでいくのだった。
大成功 🔵🔵🔵

白石・明日香
要するにとにかく大量に運べばいいんだろ?
分析とかは面倒で堪らんがとにかく重要そうなもの運べばいいんだろ?
スパコンとか書類が入ったボックスとかは怪力で持てるだけたくさん持っていくか。その前に予め付近の町で情報収集、これからはいる場所の詳細なマップとかどこに目的のものがあるかを聞き取り最短でその場所へ行けるようにしておく。
目的の場所に辿り着いたら怪力で持てるだけ運んでいきとにかくこれを繰り返す。
しかし何なんだろうなこの論文?何かの役に立てばいいけど・・・


「んー、要するにとにかく大量に運べばいいんだろ?」
 セントメアリー・ベースの住民に案内された地下を見回しながら白石・明日香(十字卿の末裔・f00254)が言う。
 そこは地下壕から入り、広めの路が幾つかの各部屋に分かれる場所だった。
 割り当てられた部屋に猟兵たちが入り、様々な方法を使って運び出していく。運搬用ガジェットが動いていたり、怪力自慢のものがテンポよく運び出していったり。
 明日香としては分析とかは面倒で堪らないが、とにかく重要そうなものを運べばいいと判断した。
 地下への入り口は複数あり、住民から話を得た明日香は集荷場から一番近い場所を行き来することにする。
 手前から効率よく排し、奥へ奥へと行けるようにしておけば、後々混雑もしないだろう。
 怪力を駆使し、重い物を運び出す明日香。
 解体された大がかりな実験具は一部長さもあるのだが、元々大きいものの取り回しは慣れているのだろう。明日香は難なく運び出した。
 地上ではロボや牛が集荷場まで行き来していて結構長閑な光景となっていた。
「土起こし? いやまあこのあと人が住み始めるんなら、畑はいるか……」
 それにしても賑やかだな、という感想が思わず零れる。

 猟兵の知恵あって開かれた鉄箱の中身は膨大な紙束。
 何気に一枚を手に取ってみるが、図式やらメモやら、解読に至らない走り書きまで。
「……しかし何なんだろうなこの……論文? 何かの役に立てばいいけど……」
 時間質量論。一体どんなものなのか――。
 そう呟く明日香の表情は難しげなものになっていた。
大成功 🔵🔵🔵

木元・杏
まつりん(祭莉・f16554)と

すごい。おっきいねまつりん
ん、任せて。わたしの女子力(※怪力)ならば運び出す事も容易い

むん、と袖を捲ってぐっと持ち上げ運び出してく
重く感じても根性と気合いで乗り切る!
さ、まつりんもがんばろう

ね、まつりん
マザーはお母さんの意
なら、マザーもお菓子を焼いたり歌ったりしたのかな?
会ってみたいな

…おかあさんみたいに、おとうさんを尻にひいてるのかな

?ひいてるって、いい笑顔でおとうさんが言ってた
笑顔で…(思い出したらちょっとキモチ悪かった)

まつりん疲れた?ん、【あたたかな光】
よし、疲れても回復してまた運び出せる
干し肉持ってきたから空腹も大丈夫
一日中働ける、がんばろう!


木元・祭莉
アンちゃん(f16565)とお手伝い!

紙はね、重いからね?
気を付け……

(まがお)

……普通の人には重いからね?
(妹から目を逸らす兄)

ん、手を切らないようにね?
住民のみなさんと、爆弾おにぎり食べながら交流するよ。
折りコンや段ケース、組み立ててもらえると助かるー♪

マザーは母ちゃん。尻に。笑う。
そっか!(ヒラメキ☆)

おいらは、母ちゃんの力を使うゼ!
(なんか カッ と光った かも)

ヒマワリがにょきっと、ケース積んだ荷車屋台を持ち上げ!
ハイ、ちょっと待機ー♪(旗振り)

進行方向に次のヒマワリ咲かせて。
ハイ、こっちにパース♪
(ふわり投げ)(受け止め)

(略)

ラストー♪
ん、お疲れサマ!(ヒマワリと妹を撫で 笑顔)


 近くの住民に案内された地下。
 そこは地下壕から入り、広めの路が幾つかの各部屋に分かれる場所だった。
 割り当てられた部屋に猟兵たちが入り、様々な方法を使って運び出していく。運搬用ガジェットが動いていたり、怪力自慢のものがテンポよく運び出していったり。
 大掃除めいたどこか活気ある雰囲気に木元・杏(焼肉処・杏・f16565)はむんと腕を捲って気合いを入れる。
 部屋には大量の箱。中身は機材だったり、何らかの実験具だったり、大量の紙だったり。
「すごい。箱、おっきいねまつりん」
「ん。こっちはファイルの山だー」
 箱の中身を確かめていた双子、兄の祭莉が「あ」と声を上げて杏を振り返った。
「紙はね、重いからね? 気を付け……」
 祭莉、途中で言葉が止まる。
 任せて。と言った杏が大きな箱をひょいと持ち上げたのだ。
「わたしの女子力ならば運び出すことも容易い」
 女子力と書いて怪力と書く。つまりイコール。キリリとした表情の杏に、そっかぁと祭莉は真顔で応じた。そっと目を逸らし、残念そうな表情で言い添える。
「……普通の人には重いからね?」
「さ、まつりんもがんばろう」
「ウン」

 地下から大きい物が退かされていくと住民も少しずつ手伝いに入ってきていた。
 猟兵の持ちこんだ折りたたみコンテナや段ケースを組み立てていく。
 地上では牛が土起こしなどもしていて、結構な賑やかさだ。
 休憩時間に「どうぞー☆」と爆弾おにぎりを作ってきた祭莉が住民や共に片付ける猟兵たちに振舞う。中身の具は食べてからじゃないと分からないのがくじ引きみたいで、ちょっとした娯楽に住民たちは喜んだ。
 干し肉を持ってきた杏と住民たちが食材保存方法の情報を交換したり――ちょっとした交流が行なわれている。

「ね、まつりん」
 鉄箱を運び出しながら、荷車屋台を使い運ぶ隣の兄へと杏は声を掛けた。
「マザーはお母さんの意……なら、マザーもお菓子を焼いたり歌ったりしたのかな?」
 会ってみたいな、とほわんとした表情に。
 でも次の瞬間には「あっ」と何か、気付いていてはいけないものに気付いてしまったという表情になった。
「……おかあさんみたいに、おとうさんを尻にひいてるのかな」
 杏の言葉に笑いだす祭莉。
 兄の反応にあれ? ってなる妹。
「? ひいてるって、いい笑顔でおとうさんが言ってた」
「え、笑顔で?」
「笑顔で…………」
 澄んだ青空の如き爽やかな笑顔で。
 時に杏は尻にひくの意味を調べたのだが、言葉の意味と父の反応がそういえばだいぶ違ったなぁと今思ったり。
(「思い出したらちょっとキモチ悪かった」)
 年頃の娘が何某かを思い、徐々に父離れしていくのはこういった瞬間の積み重ねがあるからなのかもしれない。
「よっし! おいらは母ちゃんの力を使うぜ!」
 何かを閃いた祭莉が淡く、一瞬だけ光る。
「れっつ・だんしん!」
 ユーベルコード・夏花の後継人が発動し、ヒマワリがにょきっと生えてケースを積んだ荷車屋台を持ち上げた。
「ハイ、ちょっと待機ー♪」
 木元村の旗を持ち、進行方向へと駆けてった祭莉が旗を振る。彼の駆けを辿るように新たなヒマワリが生えていった。
「ハイ、こっちにパース♪」
 ヒマワリたちによるバケツリレーが開催され、階段の昇降もなんのその。ウェーブダンシング・ヒマワリが場を咲かす。
 祭莉の頑張りに、杏もあたたかな光を放って祭莉や皆を回復させて鼓舞をする。
「干し肉もまだあるし、疲れたら回復。うん、一日中働ける、がんばろう!」
 背高のヒマワリを見上げて母の笑顔を思い出した杏が微笑み、改めて気合いをいれて荷物を運び出すのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

七那原・望
果実変性・ウィッシーズホープを発動し、住民のみんなに呼びかけるのです。

これから大掃除を始めるのです。
いっぱいいっぱい頑張るので、みんな応援してほしいのですー。

これで準備OKなのです。
みんなが応援してくれるからいつも以上に力を発揮できる気がするのです。
プレストの余分なパーツを外して室内でも運用出来るように小型化したら結界術を用いてミトン代わりにプレストをふんわりコーティング。
流石に機械の手で直に掴むと怖いですからね。

一箇所に纏めた鉄箱を纏めて掴んで運び出しましょう。

あ、みんなのおかげで移動スピードと動きの精密さも上がってますね。
みんな、応援ありがとうなのですー!もっともっと頑張るのですよー!


 住民に案内された地下は地下壕から入り、広めの路が幾つかの各部屋に分かれる場所となっていた。
 部屋の中を見た七那原・望(封印されし果実・f04836)が両手を組み合わせて、願う。
(「わたしは望む……ウィッシーズホープ!」)
 勝利の果実を召喚した望が住民たちへと声を掛ける。
「これから大掃除を始めるのです。いっぱいいっぱい頑張るので、みんな応援してほしいのですー」
 新しい部屋に入ろうとしている望が手を振って元気に言えば、「がんばれ!」とか「重い物が運び出されたら手伝いにいくね」と住民の声が返ってくる。
 そう。重い物が運び出されてしまえば、住民にも片付けたい場所が出てくるらしく、何人かが応援として訪れていた。
「♪」
 皆が応援してくれるから、いつも以上に力を発揮できそうだ。
 屋内で行動するために余分なパーツを外した機械掌に望は手を添えた。ふんわりとしたコーティングを思い描けばプレストが結界を纏う。
「流石に機械の手で直に掴むと怖いですからね」
 箱に入っていない機材もある。
 ケーブルなどは集めてくれる仲間の猟兵がいたので、細かい作業はお任せ。適材適所である。
「わたしたちは力仕事をがんばりましょう♪」
 指で摘むように駆動し、積まれた鉄箱を降ろして集め、指使いを駆使して掌に乗せる。
 ちょこちょこと引き寄せたり持ち上げたりする指の動きは細やかだ。
 意気揚々とした様子で運び出す。

 階段で行われるガーゴイルとロボットのバケツリレーはリズムが良い。
 運び出す猟兵や、召喚したもの、地上では後のことを考えた土起こしなども行われていて、何だか大掃除レクリエーションみたいで望は楽しくなってくる。
 それは訪れた付近の住民を一緒だったようで――。
「あ、みんなのおかげで移動スピードと動きの精密さも上がってますね」
 プレストの動きが洗練されていく。
「みんな、応援ありがとうなのですー! わたしも、もっともっと頑張るのですよー!」
 行き交う人々に声を掛け、手を振る望。
 そんな彼女の歩みも軽やかに。それは未来へと行くアポカリプスヘルの世界を象徴しているかのようだった。
大成功 🔵🔵🔵