アポカリプス・ランページ⑰〜拳と拳の語らいを(作者 波多野志郎
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「拳と拳の殴り合いの時間じゃ」

 ガングラン・ガーフィールド(ドワーフのパラディン・f00859)は、そう真顔で言ってのけた。

「今回、おぬしらに頼みたいのはフィールド・オブ・ナインの1体であるプレジデントへの対処じゃ」

 プレジデントは街並みだけが完璧に復興された無人のワシントンD.C.で、猟兵達を待ち受けている。場所はまさに復興されたワシントン・モニュメント――ワシントンD.C.の中心部、ナショナル・モールにあるワシントン記念塔と呼ばれるオベリスク、そ前での戦闘となる。

「プレジデントは強力な精神波を放っておる。その精神波によって、窮地に落らなくても真の姿になってしまうじゃろう」

 加えて、その場ではボクシングを用いて戦う者はさらに強化される仕様である。要は、この場でプレジデントに勝ちたければ、ボクシングを用いて戦うのが最善という答えになるのだ。

「もちろん、戦い方は個々それぞれじゃろう。ファイトスタイルというものがあるからな」

 ただ、プレジデント自身が機械化した両腕を用いたボクシングによる格闘戦を得意としている。格闘ボクシング漫画の登場人物さながらのスーパーブロウを使ってくる、こちらがボクシングで挑まなければかなりの苦戦どころか、そのままノックダウンさせられてもおかしくない。そのことを踏まえれば、この状況でできることはすべてやっておくのがいいじゃろう、とガングランは言う。

「スタンダップ&ファイト――立って、そして戦えとは言うらしいがの。真っ向からの殴り合いじゃ。存分にやってくるといいじゃろう」


波多野志郎
これが大統領魂だ! どうも波多野志郎です。
今回はワシントン・モニュメント前にて、プレジデントと殴り合っていただきます。

プレイングボーナスに関しては『真の姿を晒し、ボクシングで戦う(🔴は不要)。』となっております。こちら、ボクシングは相応に知っていますのでぜひ様々なプレイングをお送りくださいませ。


それでは、白い巨塔前でお待ち致しております。
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第1章 ボス戦 『プレジデント・ザ・ショウダウン』

POW ●アイ・アム・プレジデント
自身の【大統領魂】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD ●プレジデント・ナックル
【竜巻をも引き起こす鋼鉄の両拳】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ ●アポカリプス・ヘブン
【対象を天高く吹き飛ばすアッパーカット】を放ち、レベルm半径内の指定した対象全てを「対象の棲家」に転移する。転移を拒否するとダメージ。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


星群・ヒカル
《対象と『邪神』との相似性を認識。これより殲滅プロトコルに移行》
(蒼炎の星の輝きを宿す、無機的な青年へと変化する)

周囲の地形を『地形の利用』で認識。高層の建物を利用する。
対象は遠隔から風圧で攻撃。その風速及び予想されるベクトルを『視力・第六感』で観測。3回、……上空へ、故意に巻き上げられ、オベリスクの直上、流体力学的に最も風が弱まる場所へ。
『勇気・限界突破』で、直下へと最高速で降下。

《《星励唯光》、モード『ベテルギウス』。(両拳のガントレット型武器)
対象観測。最適解を実行します》
「上空からのストレート」を回避させてからの、生まれた隙を観測し一撃を。

※ボクシング詳しくないので詳細お任せします


●蒼き流星

 復興されたワシントン・モニュメント――ワシントンD.C.の中心部、ナショナル・モールにあるワシントン記念塔と呼ばれるオベリスク。その前でひとり悠然と立つ男がいた。

 フィールド・オブ・ナイン、プレジデント。アメリカ合衆国大統領の名を冠する男だ。葉巻を加えていたプレジデントは不意に携帯灰皿にその葉巻の灰を落とし、ねじ込んだ。

「良い。やはり、この国の空には『星』がよく似合う」

 その視線の先、オベリスクの頂点。そこから飛び降りる者がいた――星群・ヒカル(超宇宙番長・f01648)だ。

《対象と『邪神』との相似性を認識。これより殲滅プロトコルに移行》

 蒼炎の星の輝きを宿す無機的な青年へと変化したヒカルが、落下する。蒼き流星が、一直線にプレジデントへ――ゴォ! と繰り出されるのは風圧。その風圧を左右にステップを刻んだプレジデントは優雅に回避。一つ、二つ、三つ――ヒカルが繰り出す風圧、そこから得られる情報を自身の中で処理したヒカルへ、プレジデントは下からえぐりこむように竜巻をも引き起こす鋼鉄の両拳を突き上げた。

 ゴォ! と視界を埋める竜巻――その中心を真っ直ぐに貫き、ヒカルはプレジデントの眼前に着地した。風の渦の中心、もっとも風の薄い部分を読んでの特攻にプレジデントはヒュウと口笛で称賛する。

《《星励唯光》、モード『ベテルギウス』。対象観測。最適解を実行します》

 両拳のガントレット型武器、その拳を握りヒカルが前へ。左ジャブ、一回目で距離を二回目で軌道を三回目で位置を――そして、流れるように右ストレートをプレジデントの顔面に叩き込む!

「いいコンビネーションだ」

 プレジデントは右拳をブロッキング――したはずだった。しかし、ガゴン! と地面を砕きながら吹き飛ばされる! 予想を超える威力、ならばと修正したプレジデントが着地するより早く――。

「……ッ!」

 一気に間合いを詰めたヒカルのアッパーカットがプレジデントの顎を強打した。見事な先制、宣戦布告にプレジデントは呟いた。

「――Beauty for!」
大成功 🔵🔵🔵

月凪・ハルマ
うーん、武闘派大統領。この世界にはお似合いだけど

◆SPD
まず早々に真の姿を開放。更に【瞬身】で自身を強化

高速ステップを刻み、【残像】を残す程の速度で敵周囲を移動
回避優先(【見切り】)、時折接近して一撃離脱のヒット&アウェイ
同時に敵の様子を【情報収集】

敵の拳が巨大化する様子が確認できたら即座に射程外まで退避
1・2回目はそのまま上記の戦法に戻り、3回目の攻撃が終わったら
即座に接近して拳の連打を叩き込む(【早業】【2回攻撃】)

またその際、放つ拳のいくつかは急所狙い(【暗殺】)で
ちなみに全てそうしないのは攻撃が単調になるのを防ぐため

にしても……いまいち何考えてるのか読めないなコイツ

※アドリブ・連携歓迎


新川・由紀
正義のヒロイン、ジャスティス・ユキ見参!

どうやら相手はボクシングに自信があるようですね。
ならばこっちも自慢の格闘戦で勝負するわ!

殴り合うなら、ボディーで敵の攻撃を引き受け、隙を突いて【ジャスティスパンチ】で反撃しましょう!

「ふぐうぅおぉぉっ!?」

鋼鉄の拳が正義のヒロインのお腹深くへと叩きこまれた。

(なんて力なの……!?でも何とか耐えた……これも【真の姿】のおかげか……)

「さ、次は私の番ですわ!」


バルタン・ノーヴェ
アドリブ連携歓迎

戦場産まれの戦場育ち。
メイド装束に真の姿の軍装を纏い、一兵卒が大統領に挑戦であります。
バルタン・ノーヴェ。推して参る。

機械腕にこの重量、体格の差も相まって、形勢不利でありますな。
迂闊な一撃を受ければ即K.Oされてしまうであります。
拳を見切り、受け流して、大統領魂が燃える時を耐えて待つであります。

……今!
プレジデントに正面から突っ込み、彼の全力の一撃を受けるであります。
「六式武装展開、金の番!」
カウンター、狙いは強力なパンチを放った、大統領の拳。
全身を強固なサンドバッグ(防具)に変形させて、その拳を破壊するであります。
そしてUCを解除。
反撃のアッパーで、その顎を打ち貫くであります


アウレリア・ウィスタリア
ボクシングはちょっと前に知りました
拳で殴れば良いのですよね?

真の姿になるけれど
私の拳はボクシングには向かない
だから血糸で拳を覆って強化しましょう

私が敵に勝るのはスピードぐらいだと思います
なら、それを全力で活かす

敵の巨体、その影に隠れるように位置取り
少しずつ殴っていきましょう

敵が両の拳を巨大化させたなら
【夜空を貫く希望の軌跡】を発動
高速で攻撃範囲から逃れましょう
それが出来ずとも、自ら後退することでダメージを抑える

そして次の瞬間にカウンター
今の私が出せる全速力
そのスピードで敵の、プレジデントの顔面を殴り抜ける

全速力では私自身へもダメージがくるでしよう
そこはオーラ防御で軽減
痛みは耐えます

アドリブ歓迎


御剣・刀也
真の姿いしはま絵師のJC参照
プレジデント。大統領ね
お前さんの目的に俺は欠片も興味がない
とはいえ、押し売りみたいな真似は辞めて欲しいもんだ
俺はオブリビオンになる気はない。じゃ、全力の勝負を楽しもうか。ボクサー

アイ・アム・プレジデントで自分に不利な行動をとったら、その奢りを見逃さず、勇気で反撃を恐れず、ダッシュで懐に飛込み、第六感、見切り、残像で拳を避けつつ、カウンターでこちらの正拳突きを打ち込む
「刀を使うのは気が進まなかったからな。拳で相手させてもらった。俺の拳もなかなか効くだろ?」


ヘザー・デストリュクシオン
(真の姿は大きさと目と前足と口が猫な白兎)
ボクシングかあ…やったことないけど、殴ればいいのよね?
蹴りは?だめかあ…まあ楽しそうだからいいの!

敵がふりになると強くなるなら、ふりにさせなければいいの。
まあ強くなってもそれはそれで楽しいけどね!
後ろ足で立って敵をおびき寄せて、攻撃を野生の勘で少ない動きで避けながら敵がつかれるのをまつの。
避けられない攻撃はオーラ防御で防ぎつつ激痛耐性でがまん。
敵がつかれたところでジャンプして敵の顔を狙って早業でパンチパンチパンチ!
さらに力溜めして回避を考えない捨て身の一撃でグラウンドクラッシャー!

あー、楽しかったの!


●拳の語らい

 復興されたワシントン・モニュメント――ワシントンD.C.の中心部、ナショナル・モールにあるワシントン記念塔と呼ばれるオベリスク――そこへ猟兵達がたどり着いた。

「うーん、武闘派大統領。この世界にはお似合いだけど」

 既に戦いを始めていたプレジデントの姿に、月凪・ハルマ(天津甕星・f05346)がこぼす。集ってきた猟兵達に、プレジデントはいっそ爽やかに笑った。

「good! ぞくぞく来たね」

 そこにあったのは、純粋な喜びだ。そこに立つ者すべてが、真の姿を晒していたからだ。

「プレジデント。大統領ね……お前さんの目的に俺は欠片も興味がない。とはいえ、押し売りみたいな真似は辞めて欲しいもんだ。俺はオブリビオンになる気はない。じゃ、全力の勝負を楽しもうか。ボクサー」
「ああ、それで充分だとも」

 オーラをまとう御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)の言葉に、今はね、と付け足してプレジデントは身構える。プレジデントのオーソドックスなボクシングの構えに、アウレリア・ウィスタリア(憂愛ラピス・ラズリ・f00068)が言った。

「ボクシングはちょっと前に知りました。拳で殴れば良いのですよね?」
「ボクシングかあ……やったことないけど、殴ればいいのよね? 蹴りは?だめかあ…まあ楽しそうだからいいの!」
「Exactly!」

 アウレリアと大きさと目と前足と口が猫な白兎となったヘザー・デストリュクシオン(白猫兎の破壊者・f16748)の問いに、プレジデントは肯定する。

「一兵卒が大統領に挑戦であります。バルタン・ノーヴェ。推して参る」

 メイド服から真の姿の軍装を纏い、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が地面を蹴る。

 ゴングはいらない、既に鳴っているのだから――プレジデントは真っ向から猟兵達を迎え撃った。

●異種族ボクシングバトル、勃発

「正義のヒロイン、ジャスティス・ユキ見参! どうやら相手はボクシングに自信があるようですね。ならばこっちも自慢の格闘戦で勝負するわ!」

 新川・由紀(ジャスティス・ユキ・f30061)が、まずプレジデントの前に立った。顔面のガードを固めるその構えに、意図に気づきながらプレジデントは敢えてそれに乗る。

「良かろう、ならば――!」

 キュ、と爪先から始まる力の連動を身体の動きで増幅し、プレジデントのボディアッパーが由紀のボディへ突き刺さった。

「ふぐうぅおぉぉっ!?」

 踏ん張った、そのはずだ。しかし、身体は軽々と宙を舞わされた。文字通り、腹部に突き刺さるような鋼鉄の拳に由紀が息を飲む。

(「なんて力なの……!? でも何とか耐えた……これも【真の姿】のおかげか……」)

 真の姿でなければ、そのままノックアウトされていたかもしれない。ただの打撃ではない、身体の芯まで響き全身を痺れさせる重さと鋭さを同居させた一撃だった。

(「機械腕にあの重量、体格の差も相まって、形勢不利でありますな。迂闊な一撃を受ければ即K.Oされてしまうであります」)

 バルタンの見立ては正しい。プレジデントの拳に容赦はない。否、容赦していては意味がないと思っているのか。ボディアッパーの動きのまま、プレジデントが拳を突き上げ竜巻を巻き起こし周囲を薙ぎ払った。

(「拳を見切り、受け流して、大統領魂が燃える時を耐えて待つであります……!」)

 その竜巻を見切り、バルタンは後退――入れ替わりに、ハルマは瞬身(シュンシン)しながら突っ込む。

「――集中しろ。もっと、深く……!」

 ヒュオッ! と鋭い風切り音と共に繰り出したハルマの連打が、竜巻を打ち砕く! そこへアウレリアが素早く滑り込んだ。

「私の拳はボクシングには向かない――」

 だから、アウレリアは血糸で拳を覆って強化。プレジデントの懐に潜り込むと、その巨体の死角へと回り込む。ボディへの連打、連打、連打。回り込みながらの細かい拳でプレジデントの動きを止めたそこへ、刀也の正拳突きが真っ向から放たれた。

「ヒュウ!」

 プレジデントはただのガードではまずいと、両の腕でクロスアームガード。正拳突きを受け止め、威力に逆らわず口笛を吹いて跳んだ。

「さて、こちらの反撃だよ!」

 着地と同時、プレジデントが再び駆ける。ヘザーがその前へ後ろ足で立ち、上半身と兎耳を左右に揺らして待ち構えた。

(「敵がふりになると強くなるなら、ふりにさせなければいいの。まあ強くなってもそれはそれで楽しいけどね!」)

 プレジデントの短く刻むジャブを、ヘザーがダッキングとスウェーでかわしていく。兎足がリズムカルにステップ、ジャブをかいくぐった。

「いいね、実にいい! それでこそだよ!」

 プレジデントは白い歯を見せて笑う。その歓喜に、ハルマは理解できないというように内心で疑問を抱いた。

(「……いまいち何考えてるのか読めないなコイツ」)

 ただ、プレジデントが猟兵達の強さに感激していることだけは確かだ。観客のいないボクシングはただ白熱していき、攻防は激しさを増していった……。

●過去に終わったモノが、未来に見るモノ――

 全人類のオブリビオン化――プレジデントの目的にあっての例外、猟兵。その力を前に、プレジデントは笑う。飢えを満たす、血肉を喰む獣のように。

「アイ・アム・プレジデント――!」

 プレジデントが、両腕をダラリと下げる。ノーガード戦法、敢えて不利な行動を取って身体能力を跳ね上げたプレジデント――その瞬間を、バルタンは待っていた。

「……今!」
「打ち砕く!」

 左のアッパーカットが迫るバルタンの顎を捉える。そのコンマ数秒、触れた刹那――。

「六式武装展開、金の番!」

 全身を強固なサンドバックへ変えたバルタンを殴打する左拳。だが、バキン! と指関節がひしゃげ、プレジデントの左腕の義手が変形する!

「――!」

 直後、元の姿に戻ったバルタンの反撃のアッパーがプレジデントの顎をかちあげた。

「ク、ハハハ、ハ!!」

 それにプレジデントは右拳で反撃、それを庇ったのは由紀だ。身体がくの字になるほどの強打、内臓がかき回されるような衝撃。それに耐えて、由紀は今度こそ踏み止まった。

「さ、次は私の番ですわ! 正義は勝つ!」

 由紀の繰り出す全体重を乗せたジャスティスパンチがプレジデントの胸部を強打! その巨体をついに吹き飛ばした。

「ぐ、お!?」
「猫パーンチ!」

 そこへ跳躍したヘザーが待ち構え、猫パンチでプレジデントを地面に叩きつけた。バキバキバキバキ! とアスファルトにクレーターが出来上がり、周囲に亀裂が走る。血反吐を吐きながら、ベキベキバキ! ひしゃげた左指を右手で強引に拳の形へ戻しながらプレジデントは立ち上がった。

「まだカウント10は鳴ってはいないぞ!」
「夜空を駆け抜け、闇を貫く光の軌跡。降り注げ、魔を断つ流星」

 夜空を貫く希望の軌跡(インフィニットミーティアライト)の全速力で飛んだアウレリアの右拳が、プレジデントの顔面に突き刺さる! ミシミシミシ、と首が悲鳴を上げる中、なおも拳を繰り出そうとするプレジデント――そこにすかさずハルマが潜り込み、連打を死角から繰り出した。

「フ、ハ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

 のけぞり、なおもプレジデントは倒れることを拒む。その全身全霊の一撃に、アウレリアとハルマが同時に反応、繰り出そうとしたプレジデントの拳を弾いた。

「今だ!」

 ハルマの声に刀也が強く強く、踏み込む。放たれる右拳はまっすぐにプレジデントの胸部へ突き刺さった。

「覇王武皇拳!!」

 刀也の覇王武皇拳の一撃が、プレジデントを吹き飛ばす。ゴロゴロゴロと転がり、大の字になったプレジデントは、今だ笑い続けて言った。

「ハ、ハハハ……これは駄目だな、立ち上がれない。私の負けか」
「刀を使うのは気が進まなかったからな。拳で相手させてもらった。俺の拳もなかなか効くだろ?」

 素直に負けを認めたプレジデントへ、刀也が告げる。発作的に笑い続けたプレジデントは、満足げに笑った。

「ああ、よい……拳の語らい……だった、とも……」

 見たいものは見た、そう言いたげにプレジデントは爽やかな笑みを残し、崩れて消えていった……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年09月18日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵