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アポカリプス・ランページ⑮〜灼熱草原、早撃ち水鉄砲!

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 ここはメンフィス。かつては大都市があったそうだが、かつての面影など微塵も感じさないように、黒い炎が絶えず燃え続けているような場所だ。
 そこには、炎に紛れてやってくるである猟兵を待ち構えるオブリビオンが潜み……。
 ―うにゃああぁぁぁあっ!!(ガリっ、ガリカリ、ごろごろごろ…)
 失礼、我慢も出来ずにごろんごろんと転げ回ってる猫ちゃん達がいたようです。

 何なんでしょーかねー? フェリーネ・フォルスって狐っ子が大量の銃? を抱えてやってきましたよ?
「うにゃー、ちょっと猫ちゃん達を助けにいってくれないかにゃー?」
 ……えーと? 猫を助けにいくとかはいいんだけど、それに銃とか、何に使えばいいんでしょ? ってあれ? あッ! 持ち込まれてきた銃、よく見たら水鉄砲だッ!?
「そうにゃよ? ノミ用薬液を補充させているこの水鉄砲で、ちょいとノミに悩まされてる猫ちゃん達に掛けてやってほしいのですにゃよー。」
 あぁ、銃は銃でも水鉄砲で、そんなので助けるって、そういう意味だったのかー。まあ、納得できる理由だったわー。
 それで、行くにしてもどこに行けばいいのだろう?
「メンフィスってところですにゃ、昔は大都市だったそうだけど、今は黒い炎が絶えず燃え続けている危険地帯だにゃ」
 うーん、猫がっていうか生物が潜むにしてもあまりにも危険な場所ですねぇ。
「このままじゃ、あまりの痒みにいっそことって黒い炎で諸共に焼きに行きそう気がするしにゃー、そんなことになる前に、駆除してきてほしいのにゃ」
 いやそんなまさかー……、ありえそうな気がしてきた。
 猫の丸焼きなんて見たくはないなぁ。そんなことが起こりえる可能性は出来るだけ潰してしまった方がいいな。……とはいえ、燃え続けてる炎が黒いからな、視界は悪そう。
「うん、そうにゃ。その視界の悪さの中でいきなりな不意打ちをするように飛び掛かってくるから、その時を狙ったりして約液を掛けてあげればいいにゃよ」
 話を聞く分には随分と危険性が低そう、場所以外はだけど。
「そうだったにゃッ! 猫ちゃんにくっ付かれるとノミを映されちゃうにゃッ! このノミ、実は電気を発生しちゃうノミで、くっ付かれると放電されちゃうから、駆除できてない個体にくっ付かれるのは避けるにゃ!」
 要はミスしてくっ付かれるとバチィッ! ってされるちゃうから注意ってことだなッ!


にゃんさん。
 へいにゃー、にゃんさん。にゃのですにゃー。

 今回もモフっと……できるかもしれないシナリオでござーい。
 猫が飛び掛かってくるから、水鉄砲で迎撃するのですよー。
 ちなみに、水鉄砲はハンドガンタイプかアサルトライフルタイプのみ。
 残量切れは気にするなッ! 不思議な力で切れないみたいだからッ!

 オブリビオンはノミの方であって猫は何処かで飼われてよくしつけられてた猫。
 ノミの寄生されてあまりの痒みに彷徨った末にこんな危険な場所に……。
 ぶっちゃけ飛び掛かってくるのは助けてほしーから、でも水は本能で避けちゃう。
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第1章 集団戦 『ネコとノミ』

POW   :    てやんでぃ、死なばもろともでぃっ!
自身の【命】を代償に、【落雷に江戸っ子魂】を籠めた一撃を放つ。自分にとって命を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    ばーろぃ、やらせるかってんだ!
全身を【発電、皆でネコを守るバリア】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ   :    おいらたちには、まだ帰れる場所があるのさ!
演説や説得を行い、同意した全ての対象(非戦闘員も含む)に、対象の戦闘力を増加する【ネコの生き血(ネコの同意は不要)】を与える。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 かゆい、かゆい。
 ごろごろ、ごろごろ転がっても、ガリガリ、カリカリ引っ掻いても、身体中のかゆみが治まらない。
 誰か、誰でもいいから、助けてほしいにゃあ。

 ようやく見つけた安住の地。
 ここでは姿を隠せて、飯にも困らねぇ。
 もしもこっから引き剥がそうってぇ不逞な輩には俺らのこの百億ボルトを喰らわせてやるぜぇッ!
備傘・剱
蚤か~
小さいから、今一、食べでがないんだよな~
猫は、食べると怒られるしな~

って事で、ちょっと広めの広場に、陣取りまして、オーラ防御を薄ーく広ーく張りまして、猫じゃらしを取り出しましてっと…
あ、木天蓼でもいいかもしれない
で、寄ってきた猫をサイコキネシスと念動力で確保、数が多かったら、結界術でも確保して、こう、水鉄砲で洗って差し上げよう
とりあえず、動物会話が通じればいいけど、蚤とも意思疎通ができそうで怖いよね

そういや、蚤って結構、沢山、しかもしつこいぐらいにつくからなぁ
それと、濡れたままの猫もかわいそうだし、取り終わったら、ちゃんと吹いてあげよう
てか、飼い主、どこよ?

アドリブ、絡み、好きにしてくれ



「う~ん、蚤か~」
 なにやら、思案に暮れる備傘・剱(絶路・f01759)だ、彼は一体、何を考えているのだろう?
 蚤と言っているし、その考え事は大変なことになってる猫の事を思っているのだろーか?
「小さいから、今一食いでがないんだよな~」
 おおぅいッ! え? 今、何て言ったの? 蚤を食べる?
 いやいや無理でしょう……、肉眼ではまともに見ることもできない奴らなんて。
 というか剱はここに食料を探しにきたのです? 蚤以外にいるのなんて、猫ちゃんくらいしか居ないんですけど?
「猫は、食べると怒られるしな~」
 ホントになッ! ここへと送ったグリモア猟兵は確実に烈火の如く怒るでしょうよ、語尾ににゃーにゃー付けるくらいには猫大好きなんだし。
 そもそも、猫ちゃんを助けてねって送られたのですから、居酒屋店主としての仕事は一旦置いて猟兵の仕事をしてくださいな。

 周りが火の海って言っていいくらいに燃え盛ってるけど、それでもちょっとばかし広い空間があったから、剱はちょうどよいとばかりにそこに陣取りましってっと。
 そこでまずしたのは、意識を薄く広く拡げていく?
「……居るな、分かっちゃいたけどよ」
 何かに触れたらしくて、周りの炎の影に潜んでいる存在を探知したみたい。
 まー、その何かって蚤に困っている猫ちゃんしかいないんですがッ。
 しかしあれだな、ハ〇ター×ハ〇ターの念能力による円みたいな使い方だな。
「次はっと……、猫なんだし、やっぱこれだろ。あ、木天蓼でもよかったかもな……」
 相手が猫だからって好きそうな、興味を引きそうだからと猫じゃらしを取り出しながらも、木天蓼の方がよかったかとちょっと悩んじゃったり
 どのみち、拡げた意識に探知した猫ちゃん達はふりふり揺れ動く猫じゃらしをジッと見てきてるようですけどねー。
 そんな様子も感知していた剱は良く見えるようにと猫じゃらしをふりふり、ふりふり……。
 興味を惹かれた猫ちゃん達がソソッと近づいて行き、ダッと飛び掛かってきた! 猫じゃらしの方に!
「はい、確保なー」
 たとえ我慢できないかゆみに苛まれていようともほんのーには逆らえずに猫じゃらしをたしたしする猫ちゃん達を一挙に捕獲。
 思ってたよりも数が多かったから、空間を箱のよーに区切ってそこに放り込む。
 なんでしょーかねー、ダンボールに入った猫みたいな絵面になっちゃいましたね。箱な部分は見えないんだけどな。

 形はどうであれ、猫達を捕獲したのなら猟兵としてのお仕事ですよ!
 やるこたー、猫ちゃんを洗うってだけだから、別の仕事に見えちゃいそうですけどねー。
 水鉄砲……を撃つ必要はなさそうなので、中身だけ猫ちゃん達にぶっかけていくー。
「じっとしてろよー、蚤は沢山、しつこいくらいにつくからなぁ、しっかりと洗ってやらないとな」
 最初、水を掛けられるのを嫌がってブルブルと水気を弾いたりしていたけれど、剱がわしゃわしゃと身体を洗ってあげていくとほんわりとした表情を浮かべてきましたよ。
 わしゃわしゃされるほどに心地良さげ、長い間困っていたかゆみが引いていくからでしょう。
 ―うにゃぁああおおぅ、なおぉおうぅ。
「んー、ここが良いのかー?」
 洗ってあげていると変な鳴き声をあげてますけど、単純に気持ちいいのでしょうね。
 その思いがしっかりと伝わってるからと、剱は一番触ってほしそうな所を重点的に洗っていく。
 なんか蚤の断末魔っぽいのがが聞こえたけど、そっちは無視しておいた。

 そんなこんなで猫ちゃん達を洗い終わって蚤の駆除かんりょー。
 かゆみから解放された猫ちゃん達は元気いっぱい……だけど、毛とかぺっしょりのままだからちょっとそうは見えないや。
 剱も、濡れたままじゃ可哀想と思ったようでタオルでわしわしと水気をふき取ってあげてるね。
 近場が燃えてるんだし暖かいだろうから、割とすぐに乾きそうですけどねー。
「てか、気になるのが一つあんだけど……、こいつらの飼い主、どこよ?」
 えーと、何処なんでしょうね? おそらくはそう遠くない拠点にいるとは思いますけども……?

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
にゃるほど水鉄砲
まぁ焼き猫になっちゃうのは流石にね、可哀そうだし
はやく遊んで…じゃなくて、助けてあげなきゃにゃー
あ、口調移ってた

一応【オーラ防御】で身をまもり
ハンドガンタイプの水鉄砲を片手に奇襲を待ってカウンター狙い
ただ、なるべく回避されないようにちょっとでも気を引きたいから
足元に★花園でまたたびの花の方を大量生成して
炎で燃える時のにおいで誘導できないかな、とか

銃は殆んど使った事無いけど
狙いの付け方は魔法と同じだから多分大丈夫
【指定UC】の効果と組み合わせて追尾型の水鉄砲に魔力改造してみる
ノミはーそとー(ばしゃあ

退治したら存分にねこちゃんもふもふします
よくがんばったねー偉かったねー(なでなで



 猫ちゃん、炎に紛れたりなんかしちゃって、捕まえるのは少々骨なのです。
「にゃるほど水鉄砲」
 ならいっそ捕まえるのではなく、動いてる所に薬液掛けちゃえってことなのですよー。
 動くってことは炎に突っ込みそうで怖いんだよねッ! そうでなくても焼けてしまえばなんてしそうな気もしちゃうし!
「まぁ、焼き猫になっちゃうのは流石に、可哀そうだよね。はやく遊んで…じゃなくて、助けてあげなきゃにゃー。あ、口調移ってた」
 口調移ってたのはほぼ最初からじゃなかった? んでもって栗花落・澪(泡沫の花・f03165)さんや? 本音ぽろりしちゃってますな。

 さぁ、ハンドガンタイプの水鉄砲を構えました澪さん。
 自分を包む様に生命エネルギーで身を護り、猫ちゃんの奇襲……奇襲でいいのかな? とにかく備えてます。
 でもそれだけじゃー、いつ襲撃を受けるのかが解りませんよねー。
「少しでも気を惹いちゃいましょうか」 
 おや、澪の足元に大量の花が咲いてきましたけど……、これっでまたたびしょうかね?
 確かに、マタタビの匂いなら猫ちゃんの興味はこれ以上ないほどに惹けそう。
 さらにはマタタビを炎で燃やして周囲一体に匂いを拡げるとゆー暴挙ッ! そう、暴挙。
 澪さんや? マタタビを燃やすと、猫ちゃん、ものすごく集まるそうだよ?
 ドタドタと潜むことを止めた足音が周り中から響いてきましたね、目的地はやっぱり、燃えたマタタビの所でしょうね~。
 姿を見せる、猫・猫・猫ちゃん達。
 かゆみとか一切を忘れているかのよーにまっしぐら。どこに? 澪の足元の花園に。
 中には千鳥足になってる子もいるけれど、それもマタタビ効果なんだから問題はないね。
「うわはああぁあ……っ!」
 四方から現れて、なりふり構わず迫ってくる猫ちゃん達にさしもの澪も眼を輝かせちゃいます。
 もふ好きですからねぇ、猫まっしぐらされるなんて、むしろご褒美なんでしょう。
 ……電撃ノミに寄生されてなければのお話ではありますけどねッ!
 澪としてももふに包まれるのはウェルカムだろうけど、包まれてバチィされるのはごめんである。護ってるとはいえ限度はあるだろうし。
「くぅ……、逃げないでね!? 今から助けてあげるからね!」
 諸手をあげて猫ちゃんを迎え入れたい衝動を抑えつつ、澪は水鉄砲の引き金を引く。
 流石に四方を相手にするには間に合わないから、花弁を操る要領で水弾を撒き散らすー。
 銃は殆ど扱ったことないって言ってたけど、この場合は水鉄砲の意味があったんでしょうかね……?

 ノミはーそとー。
 ぱしゃーんっ。
 ふにゃあぁぁっ。

 不可思議軌道をを取るノミ駆除水をひっかぶった猫ちゃんはブルルッ。
 水気は弾き飛ばしいけば、あら不思議って顔に。
 ようやく悩まさられたかゆみから解放されたもんねー。
 そうなればバチィってされる危険もなくなったのだから、存分にもふもふできるというものですよ。
「はーい、皆よくがんばったねー、偉かったねー」
 今まで、頑張って耐え続けてきた猫ちゃん達をねぎらうようにして、なでなで、なでなで。抱っこしてあげてもふもふ。
 猫ちゃん達も澪が助けてくれたと理解したのか、すりすりと頭を擦り寄せてきましたよ。
 澪は愛くるしいもふに囲まれて、しばし至福の時を過ごしたよーでした。

 おっと、最後に注意点を一つね?
 猫にマタタビを与えすぎるのは危険だからほどほどにねー!

大成功 🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
奏莉さんと

またもふもふ依頼ですね
頑張りましょうっ
…あと今回は奏莉さんが突撃しても危険は少ないでしょうし、保護者としても安心です(フラグ

さすがに視界が悪いですね
一時的にでも黒い炎を弱められたら…
というわけで【幻想よりきたる魔法の演者】発動
大量の水のエフェクトを生み出し、炎にかけていきますよ!
…猫にかかったらもふもふが濡れてしまうので、炎にだけ集中!

視界が開けたら、あとは猫を水鉄砲で狙うだけ!
今ですよ奏莉さんっ…奏莉さーん!?

勢い余って突撃した奏莉さんの水鉄砲タンクが破裂して、猫も奏莉さんもびしょ濡れのしっとりに…
慌ててタオル持って奏莉さんを拭いてあげますが…猫のもふもふはおあずけ、ですかねぇ…?


菫宮・奏莉
いちごおにーちゃんと

アポヘルでももふもふは共通語なのです!

水鉄砲で撃たないといけないのがちょっとかわいそうなのですけど、
おにーちゃんが炎の力を弱めてくれているうちに、
アサルト水鉄砲でねこさんのノミをやっつけていくのです!

これがほんとの、消毒なのですー!

と、構えたら、いきなり【約束された凶悪なる頭突き】が発動。
ねこさんに突撃するように飛び込んで、その勢いで水鉄砲のタンクを破裂させ、
ねこさんといっしょにずぶ濡れになってしまいますね。

ノミはやっつけられましたですけど、しっとりなのです……(しょぼん)

はわわわっ、わたしがもふもふされてるっぽいのです!?
これでは、もふられりすと、なのですよー(あせあせ)



「またもふもふ依頼ですね」
「もふもふは世界共通の言語なのですっ!」
(もふがあるから)元気いっぱい(もふに包まれたい)夢いっぱいな菫宮・奏莉(血まみれもふりすと ときどき勇者・f32133)ですな。
 そこにもふもふがあるのだから、当然のことなんですよねー。
「が、頑張りましょうっ」
 奏莉の勢いに気圧されたっぽい彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)さん、貴方も勢いに負けないように頑張りましょう?

「今回は奏莉さんが突撃しても危険は少ないでしょうし、保護者としても安心ですねー」
 なんでしょうね、でっかい旗がドガッて立った気がするのですが……。
 その旗を立てたことに気づくこともなく、いちごはまずは視界を悪くする黒い炎をどうにかしないとって思ったみたい。
「一時的にでも弱められたら……というわけでStand-upですよ!」
 幻想より呼び出したのは大量の水。
 この水で辺り一帯の炎の勢いを弱めようというわけですね。
 本来、幻想である以上は存在するはずもない水なのだけど、炎を弱めていく様は不思議な光景である。
 これなら、悪くなっていた視界もある程度は開けそうですね。
「いちごおにーちゃーん、猫ちゃんが濡れちゃうー!?」
 奏莉の口も絶叫で開きましたけども。
 だって、猫ちゃんが濡れちゃったら、毛並みがぺしょってしちゃうからねぇ。……そもそも薬液をかけた時点で濡れない?
 でもやっぱり濡らすのはってことで結局、いちごは炎にだけ水をかけるのを集中することに。
 なかなか大変な作業よ。なにせ猫ちゃん、かゆみでジッとしてないからねッ!

 その苦労も負った甲斐もあったのか、猫ちゃんを濡らすことなく炎だけを弱火にして視界は開けましたぞ。
「今行くからねー! 猫さーんっ!!」
「今ですよ奏莉さんっ……奏莉さーん!?」
 奏莉に今です!ってタイミングを伝えようとしたら、とっくにアサルト水鉄砲構えて突撃してた。
「これがほんとの、消毒なのですー!」
 奏莉が突撃したままアサルト水鉄砲の火を、基、水を噴き出してやるぜって構えたんだけど……。
 ズルッ。
 ズザザー。
 ゴンッ。
 ぺちょり。
 え? なにが起きたって? 奏莉が最初におっ立てられてた旗を見事の回収しちゃった音だよ。

 まず、突撃しながらアサルト水鉄砲を撃とうとしたら、勢い在り過ぎて前のめりに倒れ込んだのが最初。
 次に、走ってた所からの前のめりだったからね、猫ちゃんの前まで地面を見事に滑っていったのさ。あ、この時にアサルト水鉄砲は放物線を描く様に上に飛んでいってな……、落ちてきたのさ、倒れ込んだ奏莉の後頭部に……。
 そんで、ぶつかった拍子にタンク部分が壊れて中身を辺りをべっしゃーって濡らしてしまったというわけなのさ。
 いやぁ、猫と一緒に奏莉もずぶ濡れですなぁ。
 ってことで最後のぺちょりって音は濡らされた猫ちゃんが奏莉の後頭部に前脚を置いた音ですよ。

「ああもう、奏莉さんも猫もずぶ濡れじゃないですか……」
 いちごは奏莉と猫ちゃんのしっとり具合に苦笑しつつも保護者らしくタオルで拭いてあげていくのですねー。
「はわわわっ、私がもふられてるっぽいですっ!? これでは、もふられりすと、なのですよーっ!」
 拭かれてる方は何を言っているのやら? 単純に保護者の方にお世話されてるだけなのですけどねぇ?
 ちなみに一緒に濡れちゃった猫ちゃんはというと、次は私も拭いてと、奏莉の後ろにちょこんと座って順番待ちをする良い子ちゃんなのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎

なんとっ!水鉄砲の中にある薬液で猫たちを救えばいいのか
ビーストマスターとしては見過ごせない案件だ!猫好きなのもあるしね

とはいえ、視界不良の中飛びつかれると大変なことになるのか…
自分の体を【オーラ防御】で包み込んで薬液でノミ除去前の猫に直接触れないで済むようにしておこう
一応【電撃耐性】も持ってるけど、食らわないに越した事はないし
慣れない銃はアサルトライフルタイプにしておこうかな?
そっちの方がばら撒けそうだし

弾薬というか薬剤に力を注ぎ【誘導弾】にすればたとえ回避されても命中…するかな?
薬剤もしくは自身の周囲のオーラに猫が命中したらUC『破邪顕正』発動させ行動不能を付与
少し我慢しててね



 猫ちゃん、かゆみから解放して助けてあげましょう~。
 そのための水鉄砲……遊具なのですけどー。
「中に詰められてる薬液、こいつで猫たちを救えばいいのか」
 そうそう、そういうことなのです。ジッとしてくれそうにないからなぁ。
 身体がかゆくでジッとできないってのが正しいのでしょうが。
「これはビーストマスターとしても見過ごせない案件だよ! ……猫好きなのもあるしね」
 ついでっていうか、鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)さん? 最後のがほぼ本音っぽくない?

 ひりょが黒い炎を見つめてる。
 穴が開きそうなほど見つめても、向こうは見えない。見えるわけもない。
 つまりは視界が効かないということなんですよねー。
「視界が悪い中で飛びつかれたら大変なことになっちゃうな……」
 そうなっちゃったら、強烈な電撃を流されてしまいかすからー?
 直接触れないようにするのが無難なんですよ。
「喰らわないに越したことはないけど……一応、身を護るくらいはしておこう」
 身体を何か、オーラのようなものを身に纏うことで防御面を強化と。
 触れそうな面に膜を張ることで、直接触れないようにしたみたい。
 それで、選んだ水鉄砲はアサルトライフルタイプですか。
 断続的に発射できますし、薬液はばら撒けそう。……動き続ける猫ちゃんを正確に狙うっていうより、ばら撒くことで当てようって魂胆ですかね?

「ついでに力を注いで誘導するようにしておけば……例え回避されても命中、するかな?」
 ばら撒かれる上に追尾していく水弾ですかー。
 避けようがなさそう。
 と、まあ、準備していたひりょでしたけれど、猫ちゃんの方もついに我慢が出来なくなったようで。
 黒い炎の切れ目から、突然に飛び出してくる猫ちゃん。
 ―ふにゃあぁあぁあっ。
 なんとも元気がない助けを求めるかのよーな鳴き声でひりょに飛びついてきたのですよ。
 ですけれど、ひりょは慌てることもなくアサルトライフルの水鉄砲を飛びつてきた猫ちゃんに向けて撃つ。
 絵面は非道に見えるけれど、まあ、これが救助活動の一環ですしねぇ…。
 しかーし、猫ちゃんも濡れるのは嫌というほんのーがあるためか、カクッて方向転換してばら撒かれる水弾を避けちゃう。
 うん、追尾性能付加されてるから、猫ちゃんがカクッてしたら水弾もカクッて追いかけていったんだけどね?
 そーなれば、ぱしゃーんと。
 ―ふにゃあっ!?
 薬液水弾をひっかぶった猫ちゃんの悲鳴。
 単に濡れたってだけじゃなく、濡れた途端に身体を動かせなくなったからってものあるかもね。
「よーし、少し我慢しててねー」
 そんで、動かないことをいいことにひりょは猫ちゃんの身体をまさぐりだして……。
 薬液かけた時点でノミは駆除できたと思うのだけど、念には念をってことですかね~?
 全身をマッサージするように、わしゃわしゃ、もふもふ。 
 ―ぅにゃぁああぁあぁんっ。
 猫ちゃんもかゆみも無くなり、マッサージに気持ちよさげにしてるよーです。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ユメ・ウツロギ
猫ちゃん達に何してるですか、ムシケラ(絶対零度の目で暴言)

【錬金術】で【薬品調合】です。
粉末タイプのマタタビと鎮静剤、麻酔薬(錬金術特製)を配合したモノです。
これを空中から周辺の大気中に大量散布する事で猫ちゃんがふにゃると同時に麻酔効果で一時的にノミの痒みも鎮静(減衰)するです。
猫ちゃんに寄生してるノミ自身にも麻酔効果は期待できますしね。

後はふにゃってる猫ちゃん達(及び痺れて動きに支障が出てるノミ)に薬液掛けて解放してノミは一匹残らず駆逐していくですよ(アサルト)

さぁ、早く猫ちゃん達を解放して、安全な場所まで連れて行ってもふもふですよ。
アフターケア用の薬やおやつなんかも用意しておくですよ



「猫ちゃん達に何してるですか、ムシケラ」
 お、おおぅ、無表情ながら恐ろしく冷たい目だわ……。
 その上で暴言まで吐いたユメ・ウツロギ(蒐集の魔女・f30526)の心境は、推して知るべし、なんでしょうなぁ。

 それで、その(ユメいわくの)ムシケラ対策に用意したのがあったらしく、懐から取り出したのは粉薬。
「マタタビと鎮静剤、あと特製の麻酔薬を配合したモノですよ」
 前者2つはまだしも、後者の麻酔は……いいのだろうか?
 吸い込ませたらふにゃること受けあいですけどもー。
「ふにゃらせると同時に、麻酔ですしノミの痒みも減退するです」
 あぁ、確かに、ノミも生物の範疇であるんだから、そちらにも麻酔の効果は発揮しますか。
 ちゃんと猫ちゃん達のことを考えあげた策というものですなー。
 それに、ふちゃってくれたら捕獲も容易ですしょうし、その間に洗ってあげれば完璧ですねっ!

 てっことで、ユメが箒に跨って混合薬剤を空から散布っ。
 大半が炎で焼けていってしまいそうだけれど……、マタタビ成分が入ってるからなー。
 燃えると強い匂いでも発揮するのか、辺り中の猫ちゃんの興味を惹いてしまうそうで。
 あ、でも鎮静剤配合してるから、興奮は抑えられてる?
 そしてなにより……、麻酔の効果もありますからね~。
 ―ぶにゃあ……。
 猫ちゃん達は『へちょ』ってなってしまったご様子。
「後はふにゃってる猫ちゃん達をもふ……する前にノミ駆除薬液で解放して、ノミは一匹残らず駆除してやるのです」
 カチャって構えたアサルトライフルタイプの水鉄砲を、ユメは眼下に向けて撃ち出す。 
 黒い炎で視界は悪いままで、狙う猫ちゃんは狙いづらいけど、相手は動けないからね。
 ほぼ鴨撃ちといっていい。当てるのはノミ駆除用のお薬だから、危険性は無いのだけども。

 さーて、悩みの種であったノミの駆除をしてあげた後は……。
 麻酔が効いたままで、炎が近くにあるような場所に置いておくわけにもいきますまい。
「早く猫ちゃん達を安全な場所まで連れていってもふもふですよっ」
 これまた用意の良い事に、数個のゲージに猫ちゃん達を回収していくユメ。
 これからの至福の時間に、うきうき気分がちょろっとだけ出ちゃってますなぁ。

 近場にはもう脅威もない所で、ユメは猫ちゃん達と戯れるもふもふタイムっ。
 薬液かけたから、濡れた毛並みを拭いたり乾かしてあげたりして。
 麻酔も抜けてきて自由を取り戻しだした猫ちゃんにスリスリ、すり寄られながらおやつを上げたり。
 はたまたお臍を見せられて、撫で撫でしていいよって誘われたりと、至福の時間を過ごしたよーです。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月守・咲凛
アドリブ他諸々ok
ねこさーん!
のみに刺されるのかわいそうなのです、ぜったいに助けるのですよ!
レーダーでネコさん達の位置を正確に把握しながら、クルクルジャキン、と水鉄砲を二丁拳銃に構えて、近寄るネコさんを片っ端からピションピションと撃ち抜いていきます。
水鉄砲で撃ち抜いて痒みが少し楽になったネコさん達に、水鉄砲をドボドボとぶっかけてノミをきれいに洗い流すのです。それでも取れないしつこいノミさんは持ち込んだビニールプールできれいに洗い流してあげるのですよ。
にげちゃだめなのです!とネコさんを追いかけ回しながら、1匹1匹きれいにしていくのです。



「ねこさーんっ!」
 文字通りに月守・咲凛(空戦型カラーひよこ・f06652)が空をかっ飛ばしてた。
 まぁ、飛行ユニットとかあるから当然か。
 それだけ急ぐのも、かゆみに喘ぐ猫ちゃん達を助けるため……。
 だから二丁の水鉄砲をクルクル回してポーズを付けつつ、見つけた猫ちゃんに向けて中身のノミ駆除薬液をかけていくのも救助活動なのだ。
 あ、黒い炎で視界悪いのにあっさり見つけてるのはレーダーのおかげです。近代兵装は便利だね。
 ―ふにゃあっ!?
 でもそれで脅かされるのは猫ちゃん達の方なんだよなぁ。
 なにせ様子を窺ってるところにさくりと発見されて液体をかけらるってことだしね。
 濡らされたら痒みが少しはマシになったのを、ちょっと不思議がってたけど。
「しっかりとノミを洗い流すのですよー!」
 まー、惚けていたら咲凜からのさらなる追撃(?)がッ!
 ―みぎゃあぁああぁあっ!!
 今度は水鉄砲の中身をドボドボぶっかけちゃったのだ。
 流石に、ここまでしてやれば猫ちゃんに寄生していたノミは洗い流されることだろうよ。 
 代わりに毛並みはぺっしょりしとしと、へにょん。
 あまりの濡れっぷりに全身ブルブル震わせてどうにか水気を切ろうとする猫ちゃん達だけど……。
 猫ちゃん達の目の前で拡げられるビニールプール。
(猫ちゃん達にとって)奇妙なまでの存在感(と嫌な予感)を感じさせるような代物でありましょう。
 ……まったくその通りなわけなんですが。

「しつこいノミもいるかもしれないですしねー、きれいに洗ってあげるのですよー」
 これは咲凜の助けたいって思いによる善意100%だぞ。
 お風呂までされるのは嫌ーッ!! って猫ちゃん達に脱走されようとも。
「あっ! 待つですよー! ちゃんと身体は綺麗にしないといけないのです!!」
 ちっちゃな巨人と猫ちゃん達の、追いかけっこ。
 猫ゆえのすばしっこさでシュタタと走る猫ちゃんだけど、咲凜も負けない速さで追っていく。
 捕まえられてしまえば、待っているのは全身丸洗い。
 ノミの痕跡一つ残さないほどに綺麗になれるといっても、水はやっぱりほんのーで苦手な猫ちゃんなのだ。

 ―みゃあぁぁあぁっ!!
「そんなに暴れられちゃ、こっちまで濡れちゃうですよ~」
 ばちゃばちゃ、暴れて咲凜も一緒に濡らされちゃうのでした。

 ………
 ……
 …

 咲凜が猫ちゃん達を丸洗いし終わった後。
 レーダーの反応を確認してみれば、潜んでいる猫ちゃんの反応はないみたい。
 どうやら、ノミに悩まされていた猫ちゃんはもういないようだね。
 ようやく、皆スッキリできたってわけだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月17日


挿絵イラスト