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アポカリプス・ランページ⑮~炎に紛れる犬

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「アポカリプス・ランページ、参加している人はお疲れ様……黒幕より先に、他の有力敵が全滅するのかな?」
 グリモア猟兵の1人、ティモシーが呼びかけ、疑問を口にする――が、最終結果は未確定なので誰も答えられないだろう。
「まぁ予知が繋がったのはラスボスじゃないんだけど……。えっと、ミピピッシ川近くの都市だったけど、黒い炎が燃え盛る一帯……に、オブリビオンが潜んでるみたいなんだ。」
 炎は実際に燃えているのか、あるいは魔術的な何かで炎のシルエットや熱を再現しているのか……。
 ともあれ、UDCアースやサムライエンパイアでは見られない『黒い炎』が一面を覆っており。そこにオブリビオンが潜んでいる、らしい。
「だから、炎に紛れて不意打ちしてくるオブリビオンを、どうにか見つけて先手を打つ……か、迎撃を受けてもすぐにカウンターを叩き込んで、倒す必要があるんだ。」
 敵となるオブリビオンは四方八方に隠れ潜んでるが、だからといって周囲に無作為に攻撃を撃ち込んでは敵に逃げられるし、何よりスタミナ切れを狙われてしまう。
「まぁ、索敵を優先的にするか、カウンター狙いにするかは任せるけど……。ただ、後手後手になってフルボッコにされて僕が回収、って展開はやめてね?」
 戦果を上げても一方的にやられても回収はするが、できるだけやられた状態での回収は避けたい、と主張するグリモア猟兵――いや、戦場に向かう猟兵もだろうが、それでも口に出したくなるほど相手は厄介ということか。

「まぁ、索敵にしろカウンターにしろ、それぞれのやり方があると思うから……あまり多くは提案できないけど、なるべく無傷で帰ってきてね……?」
 祈るように手を出しつつ、もう片方の手で転送ゲートを開き、戦場に繋ぐ――。


唐傘
 はじめての方ははじめまして、唐傘です。
 アポカリプス・ランページ、戦争シナリオ(その3)です。
 黒い炎に紛れたオブリビオンを倒すシナリオとなっており、プレイングボーナスは『黒い炎に紛れた敵を素早く発見する』事となっております。
 また、『発見も重視するが、反撃を最重点で行う』場合も、本シナリオではプレイングボーナスを付与します(公式のボーナスではないため、多少は減りますが)
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第1章 集団戦 『タンクドッグ』

POW   :    ドッグマックス
【全方位に連続した砲撃を行い、砲弾】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    ドッグ&パンツァー
自身が操縦する【無限軌道と多砲塔】の【性能を強化する事で、機動力】と【攻撃力】を増強する。
WIZ   :    ドッグパレードマーチ
自身の【瞳】が輝く間、【多砲塔から放たれる砲撃】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夢乃・睡己
※外見は自己紹介を参照して下さい。

・黒き炎……身を隠すにはなかなかによいものだな。俺も参考にしよう。
……が、身を隠しても視線は俺に向けているのだろう?
ならば「呪詛」を込めた「催眠術」で意識を操り、大きな声を出させよう。道具は要らず。我が身こそが睡魔の誘いなのだからな。

・声を上げさせたら「早業」でもって向かい、刀を一閃。かすり傷さえつけられれば俺の【微睡みの惑い】の術中。術に嵌めた一匹の自滅を待たず、次々と斬りつけて多くの敵を微睡みの中へ。

・さあ、敵はそこかしこにいるぞ。
同士討ちで強くなり続け、そして自滅するがいい……夢の中なら痛みも感じなかろう。



「黒き炎……身を隠すにはなかなかに良いものだな。」
 ユラユラと歩きつつ、戦場となる街を歩く夢乃・睡己(f34885)――のっぺらぼうのような外見だが、ぶつからずに歩いているあたり、外界を正しく視認できているのだろう。
「しかし、身を隠していても視線を向けているのだろう? なら、俺を見ることで微睡むが良い……」
 歩く際の揺らぎが催眠効果を持つのか、あるいは呪詛や催眠効果のオーラを纏っているのか――夢乃を狙うタンクドッグの何匹かが、遠吠えする。

「遠吠えで自分の位置を知らせてくれば、俺の勝ちだ……。微睡みに惑え……。」
 その遠吠えを元に、タンクドッグを斬りつけ――ユーベルコードを発動させる。
 しかし、タンクドッグは元々敵味方を区別しない攻撃をしており――夢乃が斬りつけることでユーベルコードの対象になっているタンクドッグは無差別に砲撃しているが、まだ見つかっていないタンクドッグは夢乃を優先的に狙っており。
 ブラックタールの体なので弾丸を撃ち込まれても大してダメージにこそなっていないが、ユーベルコードにより自滅するタンクドッグが出るまで、もう少し被弾を覚悟する必要がありそうだ……。

成功 🔵​🔵​🔴​

禍沼・黒絵(サポート)
『クロエと遊んでくれる?』
 人間の人形遣い×ビーストマスター、13歳の女の子です。
 普段の口調は「無感情(自分の愛称、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」、独り言は「ちょっと病んでる(自分の愛称、アナタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

一人称はクロエ、人からクロエと呼ばれると喜ぶ。
ちょっと暗い感じの無表情なキャラ
武器は装備している物を自由に使って構いません。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 黒い炎を避けつつ、歩く禍沼・黒絵(f19241)。しかし、同じ道を行ったり来たり、同じコースを何度も回ったり……特に目指すものはない様子。
 そんな彼女を、不意に弾丸がかする――いや、致命傷となるはずのそれを、僅かな歩調のずれがかすり傷に留める。
「クロエと遊んでくれるの?」
 射線をたどるように目線を動かし、射手を――タンクドッグを見つけるクロエ。
「いっぱい、遊ぼうね……」
 その射手に、いや砲身に向けて歩みつつも、不定期に止まったり、あるいは歩調を速めたり、不規則な歩き方をするクロエ――そして歩調を変えた数瞬のあと、彼女のそばを飛んでいく弾丸。その動きは、十秒後の未来を見たかのように、そしてその未来に反するかのように、弾丸を避けていく。
「……でも、不意打ちは、良くないと思う。」
 言いつつ、アリスランスを真横に突き出す――そこには、クロエの後方を取ろうと機動力を上げたタンクドッグが刺さっていた。
「邪魔が入ったね、再開しよっか。……それとも、鬼ごっこはやめて、別のゲームにする?」
 距離の詰まらないタンクドッグに向けて、黒いくまの縫いぐるみを放り投げる――そしてそれは、背中に着地する頃には四肢からナイフの刃先を出しており。クロエに警戒しすぎたタンクドッグは、背中から刺されて絶命していた……。

成功 🔵​🔵​🔴​

バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』

年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?

下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も

アドリブ、連携歓迎



 蛇の下半身をくねらせつつ、移動するバジル・サラザール(f01544)。
 しかし薬剤師を自称する彼女に、戦闘はできるのだろうか。その答えは、タンクドッグが襲う形ですぐに表れる。

 不規則な移動経路の彼女を狙うように、あちこちから砲撃が襲う――しかし、殆どの砲撃は体を捻って回避され、そしてタンクドッグたちは味方を狙わないために寿命を犠牲にしてしまう。
「薬も過ぎれば毒となる。元々毒だけど、たっぷりと味わいなさい。」
 440本の魔法の槍を――いや、仕留めるために本数を絞ったらしい槍を、狙ってきたタンクドッグに向けて撃ち込む!
「あら、この毒は生体機械にも効くようね……それとも、生体部分にだけ効いているのかしら?」
 余裕があれば死体を持ち帰って解剖しそうだが……しかし、次々と砲撃が襲う状況では、持ち帰りも解剖も無理そうだろう。
 温存していたらしい魔法の槍を射出するバジルには、砲撃を受けたタンクドッグの損傷状況から、毒の有効性を判断してもらうしかできなさそうだ……。

成功 🔵​🔵​🔴​

火奈本・火花(サポート)
人探しや潜入を得意とする、UDC組織所属のエージェントです

■平時
『大切な人達の光の為に、私達が闇に立ち向かいましょう』
普段は礼節を弁え、理知的で物腰穏やかな対応を心掛けます
世間一般に「紳士的」とされる態度と相違ありません

■戦闘時
『我々は人類を邪悪や狂気から守る。その為には冷酷を貫く事も厭わない』
UDCや関連団体に相対した時は、非情に徹します
一人称は誇りをもって「我々」と呼称します

■行動傾向
日常・冒険:変装や演技、Dクラス職員や組織の支援を駆使した情報収集が得意です。自らの身を削る事にも躊躇しません
戦闘:機動部隊との連携を基本に、火器や状況を利用した奇襲・速攻を得意とします。ヤドリギは奥の手です



「我々は人類を邪悪や狂気から守る。その為には冷酷を貫く事も厭わない。」
 銃を構えつつ、隙なく周囲を警戒する火奈本・火花(f00795)――彼女と同じ所属のUDC職員は居ないようだが、そこに居るかどうかは彼女にとっては問題では無いのだろう。
 いや、隣に――あるいは同じ街であっても、同じ所属が居れば、たとえそれが『Dクラス』と称される使い捨て人員、あるいはカナリアのような安全確認要員であれ、心境に変化があったのかもしれないが……無い袖は振れない。

 火奈本がどれほど進んだ頃か――不意に、四方に……いや、全方位に砲撃が飛び、前転や飛び込みで砲撃を回避する!
「危ない、ですね……。体勢を崩すと、より致命的な箇所に命中する弾丸……ですか。」
 弾丸が帯びた魔力を感じつつ、その砲台に――いや、射手に銃を打ち込んでいく。
 そうして何体かは撃ち抜いたが、敵は全て長距離を仕掛けるとは限らず。

「っ!」
 不意に現れるタンクドッグに対して――しかし、弾倉は空を示しており。
「使いたくない技ではあるが、止むを得ない場合もあると言う事だ!」
 左腕からヤドリギの蔦を、鞭のようにしならせ――不運にも火奈本と遭遇したタンクドッグは、生体部分を両断されてしまう……。

成功 🔵​🔵​🔴​

筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?



「黒い炎から不意打ち、か……。なるほど、油断大敵ってわけだね。」
 黒い炎を隙なく警戒しつつも、倒された敵を確認する筒石・トオル(f04677)。その姿はモフモフの犬な部分があり……。
「ゆ、油断は禁物。不意打ちを受けるからね……。」
 警戒を一層強めた矢先、筒石を銃弾がかすめる!
「なるほど、瞳が輝く間は攻撃回数が増えるわけだね……じゃぁ逆手に取って、遥かな眠りの旅へ誘え――」
 黒い炎に紛れた狙撃手を、黒い炎ごと切り裂く――が、炎は消えることがなく、しかし武器を変化させた極楽鳥花の花びらも燃えることはなく。
 筒石から100mを少し超える範囲のタンクドッグを次々と切り刻んでいく――。
「あぁ、モフモフ……しかし、これも仕事だからね……。」
 一瞬だけ、ユーベルコードの発動で意識が持っていかれた気はするが……記憶も意識も、モフモフに気を引かれるトオルであり。
 しかし、彼を狙うタンクドッグが居る以上、ユーベルコードは解除するわけには行かず。もうしばらく、迎撃は続きそうだ……。

成功 🔵​🔵​🔴​

秋月・華音(サポート)
 私(わたくし)は人間の降魔拳伝承者×ゴッドハンドですわ
華麗にノブレスオブリージュがモットー!
よくお嬢様らしい口調と言われますわね

ユーベルコードは臨機応変にシナリオに合わせて使いますわ!
成功に向かって全力全開!
例え私が負けても倒せればよいのです!
対魔拳士らしく悪を挫きますわね
一応世間知らずな所があると言われますが一般常識はありますのよ?

アドリブ・絡み・敗北OK
NGは卑怯な手段を用いる事、正々堂々が一番ですわ!
バトル・シリアス・ギャグ・セクシーどんなシナリオでも歓迎です
私らしく勝利だけでなくあればぐぬぬでも屈辱ですわ!でも良いものですもの



「華麗にノブレスオブリージュで片付けますわよ!」
 お嬢様口調だが、歩き方や纏う気配が武道家のそれという、一致を見せない秋月・華音(f33304)――いや、武道で名を挙げた貴族の出身かも知れない。あるいは、武道の極意を引き継ぐために貴族の肩書きが必要だったのかも知れないが……そこは重要ではないだろう。
 彼女がタンクドッグより強い、この戦場においてはそれ以上の情報は不要なのだ。

「……なるほど、不意打ちをしてきますのね。獣らしい、と言っておけばよろしくて?」
 しかし、不意打ちのはずが、秋月にはかすりこそすれ致命傷とは程遠い。
「ならば、こう! からの、こう! ですわ!!」
 不意打ちを物ともせず、逆に物陰に隠れているはずのタンクドックを、あるいは掴んで投げ、あるいは殴打で飛ばし。次々とタンクドックを制圧していく――。
「ふぅ、恐らく私を狙う獣は片付きましたわね。……コツを掴んだ頃には全滅って、どうなのかしら?」
 しかし、オブリビオン――タンクドックは、彼女の周囲どころか街のどこにも残っていないため。この掴んだコツは、次に活かす機会はなさそうだ……。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年10月04日


挿絵イラスト