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全てが染まる、卑しい触手で

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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「触手依頼だ」
 グリモア猟兵、グンダルのその言葉だけで集まっていた猟兵の何人かが帰っていった。
「……無理だと思ったら帰っていいからな?」
 結構有情だった、こういう依頼の場合は閉じ込めて逃げられなくされる事もある。
「じゃあ、概要を説明するぞ。アルダワ魔法学園の一画にオブリビオンが罠を利用して潜んでるんでこいつを倒してきて欲しい」
 ここは普通の説明だ、特に何か問題があるわけでは無い。
「注意すべきはその迷宮の罠だ、オンリートラップっつう最初に想像した罠が延々と仕掛けられている状態になっている。これを利用して迷宮の一画を生き物の体内の様な状態に作り変えやがった」
 なかなかグロテスクそうな場所のようだ。想像してだめだったのか一人また帰っていった。
「んでこの肉の床やら壁から触手が出てきて捕まえようとしてくる、これに捕まらないでいるのは難しいだろうな」
 全方位からの襲撃、確かに無策で行けばあっという間に捕まってしまいそうだ。
「もし捕まってしまった場合、その、なんだ、とても気持ちいいことになる」
 そう話すグンダルの目が泳いでいる、そして今の話でごそっと猟兵が帰っていった。帰る猟兵を申し訳なさそうに見つめるグンダルはさらに説明を続けていく。
「そしてここが重要なんだが……触手には別に捕まってもいい」
 猟兵達にどよめきが走る、捕まっていいとは一体どういう事なのだろうか。
「隠れているオブリビオンなんだが、トラップで弱った相手を見ると姿を現して襲いかかってくる。見つけられずとも向こうから現れてくれるわけだ」
 つまり触手から逃げ回りつつオブリビオンを探すか、自らを犠牲にオブリビオンを誘き出すか選ぶ事ができるようだ。
「もちろん、見つけ出した方が有利に戦える。……だがまあ戦う以外にも倒す方法はある」
 戦う以外の方法とは一体なんなのだろうか。猟兵達は興味深そうにしグンダルの話に耳を傾ける。
「オブリビオン自身もトラップでお楽しみのようでな、実は体力があまり残っていない。姿を現したオブリビオンの攻めに耐えていればいずれオブリビオンの体力は尽きる」
 一気にオブリビオンに残念感が漂う、呆れた猟兵がさらに去っていく。
「まあ方法はお前らに任せる、誰がどの方法を選ぼうが解決にはきちんと向かうはずだ」
 確かにオブリビオンの体力を削って倒すことには変わりない。

「しかし……本当に受ける気なんだな? 今ならまだ引き返せるぞ」
 グンダルが再度確認を取るがここまで話を聞いていた猟兵達は帰るそぶりを見せない。
「ふん、聞くだけ野暮だったか……じゃあ、頼んだぜ」


G-ji
 こんにちは、Gーjiです、ドスケベ依頼は好きです。
 おっさんでも漏れなくドスケベ状態になります、遠慮せずに楽しんでいってね!
 遊んでても依頼達成に支障無いようにしてあります、好きにやってくださいね。

 今回は内容が内容なので、流れる事の方が多いかも知れません。

●1章
 触手や肉の床への対抗シーンです。
 このシーンでは捕まるか、逃げ切るまでの描写となります。
 『覚悟完了』と書いておけば抵抗してるプレをかいても捕まるルートに行けます。

●2章
 捕まった後のシーン、もしくはオブリビオン探索シーンとなります。
 大体希望通りの事をしてくれますので好きにやりましょう。

●3章
 戦闘? シーン、抵抗しても効果は薄めですが効かないわけではありません。
 事前に発見できていた場合は通常戦闘になります。

●触手等の性能
 絡みつくのが基本ですが、先端の穴から服を溶かす消化液を噴射してきたり、穴で包み込んで来たりもします。
 完全に捕まると肉の床に引き摺り込んだり宙吊りにするなどお好きな拘束も出来ます。
 プレイングで指定すれば大体の事は出来ます。

●オブリビオン
 触手を持つ豚のオブリビオン、ウォークグルェート。
 通常戦闘でなければプレイングで指定した通りに襲ってきてくれます。
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第1章 冒険 『触手迷宮クロニクル』

POW   :    罠による妨害を受ける前に破壊する。気合で耐えれば罠にかかっても大丈夫と対策せずに進む。

SPD   :    罠を素早く回避して突っ切る。自分の身のこなしなら罠にかかっても脱出できると対策せずに進む。

WIZ   :    罠を無力化する手段を用意する。冷静に対応すれば罠にかかっても脱出できると対策せずに進む。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

中部・彩月季
触手の迷宮か、面白そうじゃん
柔らかくて温かくて、ヌメヌメでウネウネの迷宮があるとは驚いたな
本物の肉で出来ているのか?
壁を撫でたり触ったり押したり突っ込んだりして感触や反応があるかを確認

のんびり触っている場合じゃねぇな
油断してると触手に捕まっちまう
これでもシーフの端くれ、素早さには自信がある
「逃げ足」も併用し突っ切ってやるぜ
捕まえられるもんなら捕まえてみやがれ!

あ、ちょ、えっ
…こいつら素早すぎねぇ!?
しかもなんか本数増えてきてないか?

うぞうぞと絡みつき蠢く触手達の動きと感触に
快楽主義者の本能が疼く

服も思考もどろどろに融けて融かされて
―嗚呼、もう我慢が出来ねぇ

アドリブ歓迎
覚悟完了



 そこには赤が広がっていた。中部・彩月季が踏み込んだ迷宮の一画は話に聞いていた通り肉のような物で覆われている。それらは緩やかに脈動しまるで生きているかのようであった。
「触手の迷宮ね、なかなか面白そうじゃん」
 軽口を叩きながら興味本位で肉壁に触れてみるとそれはヌルりとした感触と共に心地良い暖かさを伝えてきた。
「なんか癖になりそうな感触だな、これ」
 強く押してみるとずぷりと指が飲み込まれる、そしてその瞬間。
「っ!来たか、のんびり触ってる場合じゃねえな」
 まるでそれを狙っていたかのように壁から触手が伸びてきて彩月季を絡め取ろうとしたが彼もその反応を予測しており、触手は空を切るだけに終わった。
「捕まえるもんなら捕まえて見やがれ!」
 悔しがるような動きを見せる触手を尻目に彩月季は一気に駆け出す。目標はこの場所に隠れているオブリビオンを探すことなのだが……。
「……こいつら素早すぎねえか!?」
 無数の触手に追われ、最早それどころではない。壁や床、天井からも次々と伸びてくる触手はその動きが遅いということはなく、気を抜けばすぐにでも捕まってしまうだろう。
「しかも本数がだんだん増えてねえか……?」
 追いかけて来るだけでなく進行方向を塞ぐようにも出現し始める触手、その先端が彩月季の方に向いた瞬間、白い粘液が次々に発射される。
「やべえ!?」
 追って来る触手だけで限界だった彩月季は粘液を避けられずその身で受けてしまう。その一瞬生まれた隙を触手が見逃すことはなく次々に彩月季の身体を拘束していく。
「ぐ……あっ……とける……」
 全身にかけられた白い粘液は彩月季の服をみるみるうちに溶かしその筋肉質な体を露わにさせていく。そしてその粘液は彩月季の正常な思考をも溶かしていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

銀山・昭平
◆心情
つまり端的に言えばオトリという意味なんだべな。
なら何をされようと気合いで耐えるだけだべ。しっかし敵も触手でお楽しみとはいい趣味してるべ。

◆行動(SPD重視)
おらも一応忍者の端くれ、触手に捕まる前に駆け抜けるべ!
何度かこういう敵と戦った事はあるべ。動きはほぼ読めてるべ!
危ない所は手裏剣で切り落と……?なんかちょっと今までと違う気がするべ……のわぁっ!?くっ、むぐっ!?
※触手に捕まった後は見えない程度に所々服を溶かされてギチギチにエロ拘束されてます。口にも触手を突っ込まれむぐむぐ呻いてます。
※覚悟完了 絡み・アドリブ等歓迎です。



 触手は踊る、次なる獲物を捕らえるために。狙われたのは小さき漢、銀山・昭平だ。
「おっとぉ! おらも忍者の端くれだべ、こんくらいでは捕まらんべさ」
 迫る触手を掻い潜り包囲を瞬時に突破する、鈍重さを感じさせる体型からは考えられないような速さだ。しかし、触手も数に任せ、ついにその一体が昭平の腕を捕らえる。
「こういう敵は経験済みだべ!」
 動きはほぼ読めている。放っておいた手裏剣が触手をするりと切断し、紅い花……ではなく白い花を咲かせた。
「……べ?」
 触手を切り離せば拘束から逃れられると思っていたがこの反撃までは想像していなかった、切断面から放たれた粘液が昭平の身体を白く斑に染める。粘液に触れた服はトロトロと流れ落ちていき昭平の豊満で頑強な肉体が曝け出された。
「なぁに、ちょっと服が溶けたぐらいだべ!」
 半裸になっただけでちょっと恥ずかしいぐらいしか問題はなかった。靴が溶け裸足となった足を踏み出すまでは。
「のわぁっ!? なんだべ!?」
 踏み出した足に電流が走る。否、電流の如き快感が走ったのだ。
「あ、足がっ、気持ちいいべッ」
 白の洗礼は不必要な物を払い感覚を塗り替える。もはや、昭平の脚は歩く為の物ではなくなった。逃げる術を失った昭平はたちまち触手に囚われ、宙吊りで股を開かされる。触手が締め上げズボンの膨らみが強調された形だ。
「や、やめ、くっ、むぐっ!?」
 喘ぐ昭平の口を触手が蹂躙する、助けを呼ぶことも最早叶わない。脱出しようにも宙に浮いた体は抵抗を無へと帰す。
「むぐぐ……、むぐぅ!!」
 残された手段は一つ、ただ、気合で耐えることのみ。この身を囮にオブリビオンを誘き出す餌とする事。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蛇崩・京次郎
タツヤ(f00485)と行くゼ!
スゲーヤツもいるモンだナ……。(触手迷宮を見て)
勿論だゼ! オレサマ、『覚悟完了』! オレサマの自慢の筋肉でぶっ潰してやンヨ!
気持ち悪ィ触手共ォ! オレサマがまとめて伐採してやラァ! 震えナァ!

挑発で触手達をオレサマの方に集めてから、生命力吸収を載せた【夜斧の一撃】でひたすらぶっ壊すゼ!
ギャハハ! 壊すのはオレサマの得意分野だからナァ!
ア? 捕まル? ギャハ! オレサマは最強の悪党だゼ? もしそうなっても引きちぎってやるから問題ねェナ!

※アドリブ歓迎


五十嵐・達也
京次郎君(f05525)と共に向かう
さて、何とも解せぬオブリビオンだが……いや、欲望に忠実と思えばそう可笑しい事も無いのだろうか
当然踏み入るからには『覚悟完了』しているとも。そうだろう京次郎君?
例え京次郎君の前で痴態を晒そうとも、逆に京次郎君の痴態を目にしようとも、咎は刈り取るべし……!(握り拳)

作戦はこうだ。行ける所まで真っ向勝負で挑み、もしも捕まってしまったならば耐える。
臨機応変で完璧な対応だ……!
血塗れの鉈と狩人の大盾を持ち、触手を切り裂き盾で防ぎ、奇襲はオーラ防御で対処し、まっすぐ突き進む

ピンチになったら咎狩人の戦意が発動し救出して貰えるか……いや、気づいたが処刑人も捕まるのでは?



 淫猥な動きをする触手を五十嵐・達也は斬り払い進んで行く、切りつけた際に消化液が爆散するが彼が纏う闘気の鎧はその悪意を通すことは無い。……今はまだ。
「そう長くは保たんか、まあ踏み込んだ時点で覚悟は決まっている。そうだろう、京次郎君?」
 達也が問いかけた先には持ち前のパワーで触手を引きちぎる蛇崩・京次郎の姿があった。
「勿論だゼ、オレサマ覚悟完了!」
 臆する事の無い京次郎を見て達也は拳を握り、流されそうになった最悪の想像を振り払う。しかし現実は想像のようには簡単に振り払えなかった。次々と現れる触手が彼らの行く手を阻んで行く。
「チマチマめんどくせェナ!」
 延々と現れ続ける触手に痺れを切らし始めた京次郎。苛立ちは力となり、彼をより過激な行動へと走らせる。
「カモォーン!!」
 京次郎が人差し指を立て挑発的にクイクイっと曲げて触手を招く、希望に応えるが如く触手が京次郎へと殺到し始めた。
「まとめて伐採してやラァ!」
 手に持つ斧が死を纏う、齎されるは単純なる破壊。力任せに振るわれた斧が生命を簒奪する。圧倒的な暴力が吹き荒れた後、京次郎の周りの触手は一掃され、肉の床すら抉り大穴を開けていた。
「さすがだな、京次郎君」
 京次郎の様子を見て巻き込まれないよう下がっていた達也が京次郎の元に戻る。
「ギャハハ! 壊すのはオレサマの得意分野だからナァ!」
 得意げに胸を張る京次郎、だが彼の余裕はすぐに失われることとなった。
「んダ、こりャア!?」
「ダメだ、大きすぎる! 防ぎ切れん!!」
 圧倒的な破壊に対し選ばれたのは……圧倒的な質量。空けられた大穴を埋めるかのように肉壁が二人を包み込む。暴力に対してはさらに上回る暴力を。先程空いていた大穴は埋まり、代わりに二人の猟兵が肉の床から生えていた。
「……装備が無いな」
 肉の海に揺られている間に装備が溶け、二人の逞しい肉体が惜しげもなく晒されている。下半身は肉の床に埋まっているために見える事はない。
「くっ……!」
 脱出を試みるも肉の床から身体が抜ける気配は無い。だが拘束され動けなくなった時の手段を達也は用意していた。
「来い……近くて遠き同胞よ!」
 処刑人の召喚、達也の呼びかけに応える声があった。雄叫びと共に血に濡れた処刑人が現れ触手に拘束される。
「……早くネ?」
「……予想はしていたが、もうちょっと粘って欲しかった」
 召喚されてから状況を把握する前に捕まってしまったようだ。無情にも触手は処刑人を蹂躙していく。たちまち処刑人は恍惚とした感情に満たされ雄叫びをあげると……消えた。白い粘液が二人に降り注ぐ。……次は、二人の番だ。肉の床が、淫猥なオブリビオンの意思が、動き出そうとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『オンリートラップを突破せよ!』

POW   :    力尽くで攻略する

SPD   :    罠が発動する前に突破する

WIZ   :    罠を利用したり解除したりして突破する

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 オブリビオンの姿は未だ見えない。探索に赴いていた猟兵も次々と触手の魔の手にかかり囚われの身となっていく。このままでは彼らの身が様々な意味で危ないだろう。探索を続けている猟兵達に焦りが走る。オブリビオンはいったいどこに隠れているのだろうか。……残された時間は少ない。

 ーーああ、美味そうな奴らだ。もう少し食べ頃になったら頂くとするかーー
銀山・昭平
(こんなあられもねぇ姿、他の人には見られたくないべ……)

◆行動(?)
むぐむぐ呻きながらも必死で抵抗するべ。このまま触手に嬲られながら耐えるんでも、敵さんが来るまで壊れねぇとも限らねぇべ……
そしてなんとかガジェットを取り出して……あっ(落とした)

※エロ拘束されたまんま、色々と嬲られてます。毛深い固太りの肉体も髭もじゃの顔も、口も、たっぷりと触手にどろどろにされてます。
※更には触手もガジェットを扱い、ガジェットの持ち主を嬲るために全力で……
※覚悟完了 絡み・アドリブ歓迎です



 宙吊りにされた昭平は手足を動かして脱出しようと試みるが、身体がゆさゆさと揺れるだけでまるで抜け出せる気配が無い。それどころか粘液に濡れた体が触手で擦れ次々と快感の波が押し寄せる。
(こんなあられもねぇ姿、他の人には見られたくないべ……)
 昭平の服は触手の吐き出した消化液によりそのほとんどが溶けてしまっていた。よく肥えた腹に鍛えられた腕や脚が露わになり、毛で生い茂っているのがよく見える。僅かに残ったズボンも股間部分が白い粘液に覆われてしまっていた。
「むぐぐぐぐ……」
 口を塞がれ助けを呼べない昭平。だが声が出せずとも呼べるものはある、自らの創り出したカラクリ。相手に合わせた形状をとるこの技術ならば脱出の目もあるはずだ。意識を集中させその手に呼び出し組み立てて……。落としてしまった。
「むぐぅ!? んあぁっ!!」
 うねうねと昭平の身体を走り回る触手。抵抗は許さないとばかりに昭平を責めあげる。僅か残っていたズボンも流れ落ちていってしまった。
「ぐ、ぼぼへぁっ」
 触手を入れられた口の端から白い粘液が溢れ出す。体の内側が焼けるように熱い。中に消化液を注ぎ込まれているのだろう。熱がじわじわと体の中を進んでいくのがわかる。
「んっ…、むぅ?」
 昭平の前に触手が異様な物体を持って現れる。いや、これはよく知っているものだ。昭平の、カラクリ。相手に合わせた有効な形状を取るそれは、今まさに昭平に有効な形状を取って組み上がっていた。貫くもの、太めの張形。
「んぐう!むむむー!!」
 昭平の抵抗も虚しく、それは突き刺さり、うねり、蹂躙する。昭平の身体が跳ね、快感に打ち震える。圧倒的な責め、それは着実に昭平を疲弊させていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

中部・彩月季
あまりの快感に我を忘れ
真の姿を開放&血統覚醒

真の姿:全裸
血統覚醒:ピンクのハートの瞳に覚醒して精力が爆発的に増大する。戦闘終了まで毎秒IQを削る

俺を本気にさせたな触手共❤️
太いのも長いのも❤️
全身で可愛がってやるから❤️
みんな纏めて掛かって来やがれぇ❤️❤️

血統覚醒
弾け飛ぶ理性
悶えて狂う野性の嬌声
擦られる度に削られるIQ
ゆらり揺られて触手を愛求

戒めの触手の成すが儘
開脚仰臥で吊るされて
淫らに蕩揺するブランコはまるで
スリルと快感のジェットコースター

より取り見取りの触手を品定め
もっと深く
もっと奥まで

服を溶かす触手汁がナカに入ったらどうなるんだ…?
…………。
まぁ、気持ちイイからどうでもいいか❤



 ーー嗚呼もう我慢出来ねぇーー

 溶ける、その衣服が。
 融ける、その思考が。
 解ける、その肉体が。

 触手に拘束された彩月季の身体は真の姿へと変貌を遂げる。衣服も理性も必要ない、快感を得られればそれでいい。
「俺を本気にさせたな、触手ども❤️ みんな纏めて掛かって来やがれぇ❤️❤️」
 全てを曝け出した彩月季のその眼は桃色に染まりハートを象る。快感に抗わず、自らも触手を愛撫し始める。すると触手もそれに応え溶け落ちた下着の代わりに彩月季を包み込む。
「ーーーー!!!!」
 意味を成さない野性の嬌声と共に欲望を吐き出しその快感に身を震わせる。触手に吊られた筋肉質な肉体はゆらゆらと揺蕩う。擦れる触手がさらなる快感を与えてくる。だが、足りない。もっとだ、と彩月季は求め続ける。
「嗚呼、もっと深く、もっと奥まで来いよ❤️」
 彩月季が触手を中へと招き入れる。体の奥からジワリと広がってゆく熱。触手が吐く粘液が外側だけでなく内部も蕩けさせる。もはや快感以外の事などどうでもいい。彩月季は恍惚に満ちた表情を浮かべ愉しみ続ける。分かたれるその時まで、永遠に。

成功 🔵​🔵​🔴​

五十嵐・達也
京次郎君(f05525)と共に
不覚を取り捕まってしまった我々だが、まだ諦めるには早すぎる
予定通り、捕まったならば耐えるのみ、だが、
くっ、身体に、吸い付いてっ、絡みついてくる……!
まさか、こうも見事に捕まるとは、っ!
下半身が肉に埋まっているのは、幸いではあるが、っふう……!
いかんな、これは、手強い……!
覚悟は固めたが、それをも包み込み溶かし飲み込む肉の……おおっ!?
京次郎君、済まない、恥ずかしい所を見せて、オアアアッ……!!
見ないでくれ、ッ……!ああ、だが京次郎君にだけならば……まだ救いはあるか……。
羞恥と快楽で翻弄されながら、猟兵の任務だけは忘れないようにする
そうでなければ、溺れてしまいそうだ


蛇崩・京次郎
タツヤと一緒ダ!!
グゥゥッ……! チクショウ、なンだよこレェッ! オラッ!離しやがレッ!
……だけどまァ、こうなるのはある程度予想済みだゼ。あとは耐えれば……ッ。
ひァッ?! んォッ、ァ、や、やめロッ……! やべ、と、けルゥッ……!
(体に起こる異変に驚いたり喘いだり。アドリブ大歓迎)

ヤベェヤベェヤベェ……!
このままじゃァオレサマの恥ずかしい所がタツヤに見られちまウ……!
なのにどうしてオレサマはこんな興奮してンだ……?!
クソッ! なんかタツヤもエロいし、もうどうにでもなレッ……!!



 侵食する肉の大海。それは達也と京次郎の下半身を飲み込み逃がさない。抜け出すために腕に力を入れて体を引き抜こうとするも肉床は沈むだけでまるで力が入れられないのだ。
「グゥゥッ……! チクショウ、なンだよこレェッ! オラッ!離しやがレッ!」
 京次郎が喚きながら肉の床を殴りつけるが、グニャリと肉が変形するだけでまるで効いている様子が無い。
「まさか、こうも見事に捕まるとは、っ!」
 達也も肉から抜け出すべくもがいているが一向に抜け出せる気配がない。それどころかもがいている脚に熱がこもっていく。もがけばもがくほど脚から快感の波が押し寄せてくるのであった。
「いかんな、これは手強い……!」
 包み込む肉のうねりに耐えるという覚悟が溶けていく、身体から流れ出ていく。
「ヤベェヤベェヤベェ……!」
 お互いの目が合い羞恥心が一気に溢れ出す。二人の下半身は見えない、だが自分の身に起きている事から考えれば相手がどうなっているかなど容易に想像がついたのであった。
「きょ、京次郎君、見ないでくれ、ッ……!!」
 思わず目を逸らす達也。恥ずかしいはずなのに、見られたく無いはずなのにどうしてこんなにも興奮してしまうのだろうか。
「クソッ!タツヤ、エロすぎんだヨッ!!」
 もはや自分でもなにを言っているのか分からなくなってきた。目の前にいる仲間が魅力的に見えてくる。これもこの罠の影響のせいなのだろうか。それとも、元々自分にあったものなのか。分からない。考えられない。
「ひァッ?! んォッ、ァ、や、やめロッ……! やべ、と、けルゥッ……!」
 肉の床は海の如く二人を包み込みその下半身を弄り続ける。心地良い暖かさと共に与えられる快感に思考が溶けてゆく。ぐちゅりぐちゅりと淫靡な音が響き渡る。
「任務を、達成するためには、これも、必要オアアアッ……!!」
 響き渡る雄の咆哮。依頼への使命感が快楽で吹き飛びそうになる。
「アアッ、もうどうにでもなレッ……!! 」
 遂にその身を快楽に任せる京次郎。自ら腰を振り快感を貪り始めた。今まで必死に耐えていたのが馬鹿らしくなる。欲望のままに己を開放する。
「そんな、京次郎君ッ……!!」
 目の前で堕ちてしまった仲間に達也の心が揺さぶられる。もういいのではないか、自分も楽になってしまえば良いのではと流されそうになる。だが、一握の想いが、決意が、心まで屈服することを拒否した。
「まだ、諦めるには……早すぎるッッ……!!」
 身体こそ快感に負けたがその心は折れない。耐えて、待ち続ける。オブリビオンの到来を。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ウォークグルェート』

POW   :    大斧の一撃 + 服破り + ずぶ濡れ
【触手から吐き出した粘液】が命中した対象に対し、高威力高命中の【防具を破壊する大斧での一撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    触手乱撃 + 捕縛 + うごめき
【悍ましい触手】【粘液まみれの触手】【いやらしい触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    悲しき性質 + 壊アップ + 狙アップ
自身の【欲望が理性を上回る性質】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠茲乃摘・七曜です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達のほとんどは囚われ、触手や肉の床の餌食となりみるみるうちに疲弊していく。快楽に飲まれ正常な思考をできているものは殆どいない。喘ぎ、叫び、狂乱の宴を開く。
「グェッへッヘ……、どうやらそろそろ食べ頃の様だな」
 宴へと参加するべくオブリビオンが肉の壁の中からその姿を現わす。それは背に触手を持つ人型の豚、淫猥なる快楽の化身ウォークグルェート。荒い息を吐き、涎を垂らすその姿は白い粘液に濡れ、より醜悪さを漂わせていた。だが同時に疲弊していることもハッキリと目にとれる。ウォークグルェートを倒すにはその隙を突くしか無いだろう。猟兵が力尽きるのが先か、ウォークグルェートが力尽きるのが先か。……いずれにせよ、終焉は近い。
銀山・昭平
(や、やっと来たべ……本体さえ倒せればなんとか……)

◆戦闘(?)
このまま、【降魔化身法】で触手から逃れて逃げるべ!
一度落ち着くために距離をとって武器を準備して、その後は強化された体でなんとか戦うべ。体もまだ本調子じゃねぇが倒してやるべ……しまったべ。(触手乱撃の触手が三本ともフルヒット)

(そして敵の反撃でまた全身をぎっちりと拘束され、触手の粘液でどろっどろにされ、口も触手に代わる代わる突っ込まれて、粘液を腹いっぱい飲まされるドワーフのおっさん)
(助けを求めようにも口をふさがれていては声も出ず、身動きできぬままウォークグルェートの欲望のままに弄ばれ……)



 重い一歩を踏み出すウォークグルェート、その先には銀山・昭平が触手に囚われ様々な体液を垂れ流している。その毛深い身体は、触手の体液と昭平の体液が混ざり合い、白くドロドロに汚れていた。
「ヒヒっ、美味そうな奴がいるじゃねぇか」
 ニヤリと笑みを浮かべながら近づいて行くウォークグルェート。その姿を見て昭平は希望を取り戻す。
(や、やっと来たべ……あいつさえ倒せればなんとか……)
 残された力を振り絞り、妖の力をその身に降ろす事で身体を独楽の如く高速回転させ触手の拘束を引きちぎる。
「本調子じゃねぇが倒してやるべ……」
 素早く距離をとって構える昭平だが、過ぎた力を行使した代償が重くのしかかる。身体にかかる負荷が一瞬の呪縛を生む。
「……しまったべ」
 その一瞬の大き過ぎる隙は見逃されなかった。ウォークグルェートの粘液に塗れた悍ましくいやらしい触手が昭平の身体を再び拘束する。強引に口に入り込んだ触手から生臭い粘液が注ぎ込まれると昭平の降ろした力が霧散していくのであった。
「イキのいいやつは嫌いじゃないぞ」
 触手でズルズルと引き寄せられる昭平、力を封じられもはや為す術がない。やがて二つは一つとなる。
「んぐうぅーっ!」
 口を塞がれたまま叫ぶ昭平だがその声はウォークグルェートにしか届かない。そしてその声はただウォークグルェートを悦ばせるだけなのであった。
「フッフゥ、なかなかいい具合だな、こりゃあ楽しめそうだ」
 ゴプゴプと体内に注がれる粘液、それはやがて口の周りから溢れ昭平の身体を汚していく。粘液とともに口を犯していた触手がずるりと抜かれるとすぐにまた別の触手が昭平の口を犯す。外からも内からも責めたてられ、もう身体に力が入らない。
「ん……ぐぅ……」
 ビクビクと身体が快感に震える。何かが漏れ出ていく。そう、意識が快感とともに押し流される。多幸感に包まれながら昭平はその意識を手放すのであった……。
「ん、ぶっ飛んじまったか? まあいい、もうちょっと遊んでやるか、起きるかもしれんしな」
 昭平が気を失おうとお構いなく楽しむウォークグルェート、その姿は狂気に満ちているのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

中部・彩月季
あは❤デケェのきたぁ❤
今までの触手とは比べ物にならねぇ凶悪さ
食べ頃?喰われるのはどっちかなぁ❤
グルェートなブルートヴルストに視線釘付け興味津々

おれまだヤれるしさぁ
触手で準備万端なこっちのダンジョンも愉しんでけよ❤
いいトコロをいいリズムでコンコンコンしたらちょうかいかんだぜ❤

とろとろに蕩けきった様子でグルェートを誘い一戦交える
背に悦びの爪を立て肩に吸血の牙を立て
少しずつ体力を削っていく

消耗戦なら
ひたすらに快楽を追い根こそぎ搾り取るまでだ
他猟兵が戦うなら
そちらへ攻撃や注目が及ばないよう自分へ注意を惹きつけておくために
…やっぱりひたすらに快楽を追い根こそぎ搾り取るまでだ!



「お、きたきたぁ❤」
 中部・彩月季が甘い視線を送る先にはぶるんと震えるブルートヴルスト、その所有者ウォークグルェートだ。その身体は上気し他の猟兵との闘いの跡が見て取れる。
「おうおう、こいつも食べ頃だなぁ、おい」
 彩月季に下品な視線を送り返すウォークグルェート。
「食べ頃?喰われるのはどっちかなぁ❤」
 彩月季の意図を察したのか身体から引き抜かれる触手、蹂躙した跡地に広がるは桃色のダンジョン。
「いいトコロをいいリズムでコンコンコンしたらちょうかいかんだぜ❤」
 とろりと恍惚の表情を浮かべる彩月季に誘われ、ウォークグルェートは欲望の扉を開くべくその歩みを進める。欲望は止められない。
「なかなか強気で良いじゃねぇか、崩しがいがあるぜ」
 べろりと舌なめずりしながら触手を伸ばしてウォークグルェートは彩月季を抱く。
「あは❤ デケェのきたぁ❤」
 今までと比べ物にならない凶悪な触手に犯されながら彩月季はウォークグルェートの大きな身体に手を回し愛撫する。そして時に悦びの爪を背に立て、時に吸血の牙を肩に立てる。ジワリと痛むその刺激がよりウォークグルェートを興奮させる。嗚呼、流れる血の色も鼓動の音も生きてる二人を彩る。
「どうした? へばってきたんじゃねぇのか」
 鼻息を荒げながら彩月季を押し倒す。彩月季の背に肉の床の温かみが広がっていく。
「おれまだヤれるし❤ そっちこそへばってんじゃねぇの?」
 言うが早いかウォークグルェートの口を自らの口で奪う彩月季。その行為は呼吸をも奪い体力を消耗させる。快楽を貪るウォークグルェートがそれに気づくことはなく、その身に死の足音が徐々に迫っているのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蛇崩・京次郎
ツヤと一緒ダ!
ギャハ! ヤッベェ、最高だゼこりゃア……!
頭ン中が蕩けちまいそうダ! もっと、もっと気持ち良くなりてェ……! な、タツヤァ?! ヘヘ……そうかヨ、今度はタツヤがオレサマを良くしてくれンだナァ?
オラッ! 途中でへこたれるンじゃねェゾォ?!
(詳細は省くが激しくヤっちまうゼ。アドリブ歓迎ダ)

搾り取られるだけ搾り取られたら流石に正気に戻るゼ!
「ありがとうよタツヤ、お陰で目が覚めたゼ」
「さァてと……オレサマ、変身!!」
【全能者】! 攻撃力特化で強化ダ!
粘液が飛ばされたらそれにカウンターする形で死の属性を込めた拳をブチ込ム!!
しっかりと生命力を吸収して、タツヤと一緒に戻るゼ。


五十嵐・達也
京次郎君(f05525)と共に
オブリビオンがついに姿を表したか
ならば残った力を全て京次郎君を正気に戻す手立てに使おう
肉体を襲う快感を押さえ込みながら、魔血覚醒で強化した肉体で拘束を抜け出す
同じ様に拘束されている京次郎君に駆け寄り、拘束から解放し
猟兵の時間だ京次郎君、戻ってこい……!と呼びかけながら
京次郎君に対して私の肉体で、端的に言うと賢者になる迄抜いてしまう
(詳細は省くが主に跨る。アドリブ歓迎だ)
快楽に溺れた荒々しい動きや如何なる行いも受け止めて見せる
京次郎君が相手ならば恐れもない

うまく正気に戻ったら京次郎君に全てを託して私は力尽きる
やっと戻ったか京次郎君、後は任せたぞ……



 ゆっくりと歩みを進めるウォークグルェート、ここまでの戦闘?による疲労でその足取りが重くなっているのだ。だがその顔は幸福に包まれており苦しんでいる様子はない。
「ひひひ……さぁて、次はどんな奴が相手かなぁ?」
 ふらつくウォークグルェート、その視界も狭まっているのか、先に相手を見つけたのは五十嵐・達也であった。
「オブリビオンがついに姿を表したか」
 いまだ快感に屈する事なく抗い続ける達也。その側には快感に負け、蕩けきっている蛇崩・京次郎の姿があった。
「ギャハ! ヤッベェ、最高だゼこりゃア……! 」
 もはや心ここにあらずである、だがその様子を見ても達也は諦めてはいなかった。信じていた、友はまだ戦えると。
「この力を以って取り戻してみせる……!」
 その身に流れる血に呼びかける。咎を狩るための力を、友を救うための力を得るために。
「うおおおおお!!!!」
 高速で肉の床を蹴り沈む前に浮上する。駆ける、友の元へ。悪しき束縛からその身を解放する。
「オオ? なんダァ?」
 肉の床から引き抜かれる京次郎、その刺激さえ今の彼にとっては快感となり身体を濡らす糧となる。ただ拘束から解き放っただけでは京次郎の心を取り戻す事は出来なかった。だが手がないわけではない。……引いて駄目なら押してみるのだ。
「猟兵の時間だ京次郎君、戻ってこい……!!」
 達也が京次郎に跨る。そして咎狩人の血の覚醒による高速連続攻撃を京次郎に叩き込むのであった。
「 ヘヘ……そうかヨ、今度はタツヤがオレサマを良くしてくれンだナァ?」
 達也の動きに合わせ京次郎が動き出す。
「オラッ! 途中でへこたれるンじゃねェゾォ?!」
「おう、そうだな。こんな楽しい事でへばってられるかってんだ」
 二人の世界に割り込んで来たのはウォークグルェート、満面の笑みを受かべながら触手を構えている。
「ヘッヘ、お取り込み中悪いが邪魔するぜぇ」
 滑る触手を放ち二人を撫でていく、にゅるんと滑る触手により京次郎の快感はさらに突き抜けていく。頭も体も真っ白に染まる。全てが吹き飛び、そして……虚無が残った。
「ありがとうよ、タツヤ、おかげで目が覚めたゼ」
 ゆっくりと起き上がる京次郎、触手の責めももはや気にならない。
「ようやく戻ったか、京次郎君、後は任せたぞ……」
 代わりに達也が触手の虜となりその身を快楽に委ねる。だがそれ以上に戻ってきた京次郎の存在は大きいのだ。
「さァてと……オレサマ、変身!!」
 賢者へと化した京次郎、その身に対して粘液を飛ばされるが避けるまでもない。粘液に濡れても、もはや何も感じない。そのまま強引に豚顔に拳を叩き込み、死を贈る。崩れ落ちるウォークグルェート、その身体は静かに骸の海に還っていく。そして、この肉の檻も……。
「ン?消えねぇナ?」
 肉の床や壁、そして触手は消えることはなかった。そして再び触手が二人に襲いかかる。
「こりゃア、戻るのも一苦労だナ!」
 ……肉の宴は未だ終わらない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年06月01日


挿絵イラスト