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アポカリプス・ランページ⑫〜幼年期の終わり

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●第4の壁を越えて行け
 廃墟どころか瓦礫一つないダラスの大地。その中心のそれはあった。
 体高30mのそれは長大な戦車砲を持ち砲塔に巨大なスピーカーやら何やらを乗せ重厚な車体を棘で覆った異形の戦車である。
 不意にその戦車から奇妙な機械音が発せられた。
「e38284e38182e38081e5889de38281e381bee38197e381a6e58395e381afe382b9e383bce38391e383bce688a6e8bb8ae38082e3839ee382b6e383bce381abe4bd9ce38289e3828ce3819fe382aae38396e383aae38393e382aae383b3e383bbe38395e382a9e383bce3839fe383a5e383a9e381aee4b880e4babae381a0e38288e38082」
 その音はまるで言葉を発するかのようにリズミカルに鳴り響きなおも続く。
「e5909be98194e381aee58b9de588a9e69da1e4bbb6e381afe58d98e7b494e381a0e38082e58395e38292e58092e38199e38193e381a8e38081e38191e381a9e58395e381afe5909be98194e381aee58588e6898be38292e68993e381a3e381a6e694bbe69283e381a7e3818de3828be3818be38289e3819de381aee5afbee7ad96e381afe5bf85e9a088e381a0e38288e38082e381aae38293e38282e88083e38188e3819ae381abe383a6e383bce38399e383abe382b3e383bce38389e4bdbfe381a3e3819fe38289e8bf94e3828ae8a88ee381a1e381abe38197e381a1e38283e38186e3818be38289e6b097e38292e4bb98e38191e381a6e381ad」
 妙に説明じみた事を言っているようなリズムで音は尚も続き
「e8a9b1e3818ce995b7e3818fe381aae381a3e381a1e38283e381a3e3819fe38191e381a9e58395e381afe4bb8ae98080e5b188e381aae38293e381a0e38082e381a0e3818be38289e9818ae381b3e79bb8e6898be38292e58b9fe99b86e4b8ade381a0e38288e38082e58395e38292e381b3e381a3e3818fe3828ae38195e3819be3828be38288e38186e381aae38199e38194e38184e4babae3818ce69da5e3828be381aee38292e5be85e381a3e381a6e38184e3828be3818be38289e381ade38082」
 そう締めたかのように機械音を発しなくなった戦車はアイドリング状態で待機する。どことなく遊び相手を待っている子共のような雰囲気を纏って

●説明してくれると手間が省けますね
「というわけだ。貴官らはダラスの大地に佇むスーパー戦車を・・・・どうした?」
 エハド・ショウヘル(統御の一・f31086)は立体映像で投影していたスーパー戦車を猟兵達に見せていたと思ったらいきなり転送ゲートを開いて猟兵達を誘おうとするので状況説明を求めるのだが・・・・
「?それは今映し出していたスーパー戦車自身が語っていたが?まだ必要か?」
 どうやら今の映像内でスーパー戦車が何か言っていてそれを理解していたようだがそれを他の猟兵に求められては溜まったものではない。
「・・・スーパー戦車のユーベルコードは貴官らの先手を打って放たれるからただのユーベルコードの打ち合いは不利だ。よって敵の先制攻撃に対処せねばならないのだが、敵は子供みたいな性格だ。其処をついて子供を驚かせるような手法で対策を取れば相手の虚をつける・・・かもしれん。」
 不承不承といった感じでスーパー戦車が語っていたことを要約して伝える彼女は二度手間を取らされたせいかどことなく不満そうであった・・・
「フィールド・オブ・ナイン、彼らを一人でも多く倒せれば戦後優位な状況を作り出せるかもしれない。これはそのための重要な一戦だ。貴官らはこれを撃破し必ず生還せよ!」
そう言って今度こそ彼女は猟兵達を送り出していった・・・


紅時雨
 さようならスーパー戦車・・・
 紅時雨と申します。
 ようやく来ましたフォーミュラ戦です。まさか全滅させる気ですか?世界を核の炎で包んでみたくはないですか?いかれた世界へようこそしないの!?
 このシナリオの難易度はやや難となります。判定も厳しくなりますので覚悟の上でご参加ください。


 プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードに、敵が驚嘆するような方法で対処する。

 敵のユーベルコードは皆さんのユーベルコードより先んじて放たれますので対策は必須です。それもただ対策を取るのではなく敵をびっくりさせるような手法で対処するのが求められます。敵のスーパー戦車は子供っぽい性格なのでそこがポイントかもしれません。
戦場は更地と化したダラスで皆様の行動に支障はありません。

 オープニング承認され次第受付を開始します。相変わらず最低限の運用になるかと思いますが見かけましたらよろしくお願いします。

 尚、スーパー戦車は猟兵達の言葉を理解しており会話は成立しますが猟兵達には不気味な機械音を発しているだけなので何を言っているのかわかりません。
 手間なので日本語訳しますが猟兵達は雰囲気で会話していますのでご了承ください。
 MSの気まぐれで16進数語をスーパー戦車が話すかもしれませんのでそのことも予めご了承ください
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第1章 ボス戦 『スーパー戦車・バトルオウガモード』

POW   :    スーパー戦車砲・ブルズアイ
【正確無比のスーパー戦車砲】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    スーパー戦車砲・ラピッドファイア
レベル分の1秒で【正確無比のスーパー戦車砲】を発射できる。
WIZ   :    スーパー戦車砲・アポカリプス
【大量の戦車砲の砲弾】を降らせる事で、戦場全体が【最終戦争】と同じ環境に変化する。[最終戦争]に適応した者の行動成功率が上昇する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

御剣・刀也
でっけぇ戦車だなぁ
しかも正確無比な遠距離射撃かよ。ふふ。面白いな。こんな面白い負け戦は久しぶりだ
そうさ、勝ちが分かってる勝ち戦なんかより、負け戦の方が燃えるってもんだ!
さぁ、行くぞ!戦さ人としての晴れ舞台、存分に楽しませてもらおうか!

スーパー戦車砲・ブルズアイで超遠距離から射撃されたら、ダッシュで着弾点から移動し、勇気で恐れず、覇気で心を奮い立たせ、砲弾を斬り捨てながら一気に距離を詰め、捨て身の一撃で車体ごと斬り捨てる
「でかい砲弾だったが、俺のいる場所に来るなら軌道は読みやすい。なかなか楽しい戦いだったよ」



●戦さ人の晴れ舞台
 更地と化したダラスに佇むフィールド・オブ・ナインが一つスーパー戦車。彼はこの日待ち望んだ訪問者をそのカメラに捉えていた。
「でっけぇ戦車だなぁ」
 カメラが捉えたのは自身を見上げて感嘆する御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)。彼は好奇心を隠すでもなく興味深々という面持ちでスーパー戦車をじろじろ見つめている。
『初めまして、君が僕の最初の相手だね!それじゃ、いっくよ~。』
 嬉しそうに機械音を響かせてスーパー戦車は砲撃を開始!その狙いは正確無比で過たず御剣のいる地点に着弾する!
「おおっと、でかい砲弾だな!」
 間一髪、御剣は直撃を回避するが着弾と同時に炸裂した破片のいくつかが彼の肌をかすめていく
「しかも正確無比な遠距離射撃かよ。ふふ。面白いな。こんな面白い負け戦は久しぶりだ。」
 戦場での向こう傷は寧ろ誉。御剣は怯むどころか寧ろ闘志を昂らせ愛刀獅子吼を構えてスーパー戦車に吶喊する!
「さぁ、行くぞ!戦さ人としての晴れ舞台、存分に楽しませてもらおうか!」
『アハハ!行くよ、お兄ちゃん‼』
 吶喊する御剣を見て面白そうにスーパー戦車は容赦ない砲撃を続ける。その砲撃は高速で自身に迫りくる御剣を正確に捉えて放たれ飛来する砲弾を彼は紙一重で躱し尚も迫る。
「でかい砲弾だが、俺のいる場所に来るなら軌道は読みやすい。」
『すごいすごい!ならこれはどうかな!?』
 それならとばかりに放たれた砲弾は御剣の進む先へと向けて放たれる。スーパー戦車はその優れた演算能力を駆使して滔々御剣の行動を先読みするまでに至った。
「ぬん!」
 だが御剣は獅子吼を振るい直撃コースであった砲弾を一刀のもとに斬り捨て生じた爆発の勢いに乗って更にスーパー戦車へと肉薄!
『!!?』
「この切っ先に一擲をなして乾坤を賭せん!!」
 砲弾を切り裂くという現象を見て驚愕するスーパー戦車に砲弾の雨を潜り抜けた彼の渾身の一刀が炸裂!スーパー戦車の装甲を紙の如く切り裂いて見せた!
『わあ、すごいねお兄ちゃん!』
 痛覚がないのか動じた様子もなく歓喜の言葉を発するスーパー戦車に
「戦車の砲撃を潜り抜けるのは得難い経験だな。なかなか楽しい戦いだったよ!」
 何を言っているのかわからないものの御剣は充実した命のやり取りを振り返り会心の笑顔を浮かべて応えたのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

荒谷・つかさ
びっくりさせるような方法、ね。
まあ、何とかしてみましょうか。

スーパー戦車砲は回避せず、真っ向から立ち向かう
地面をしっかりと踏みしめ、重心を落として構え
持ち前の「怪力」で以て、砲弾を「キャッチ」する
私のユーベルコード級に特化した「怪力」でなら、受け止めることだって不可能ではない筈よ
それに生身の人間が砲弾を受け止めるって絵面、子供にはウケそうじゃないかしら

反撃は【鬼神剛腕砲】を使用
受け止めた砲弾を担ぎ直し、持ち前の「怪力」も乗せて全力で投げつける
受け止められるのが想定外なら、投げ返されるのも想定外じゃない?
その特盛な構造物ごとぶち抜いてあげるわ

面白かったかしら?
ま、何言ってるかは判らないんだけど。



●キャッチボールというかドッジボール
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「びっくりさせるような方法、ね。」
 予想外の猟兵の戦いぶりに興奮を隠せない?スーパー戦車の前に立ちはだかる小柄な少女・・・ではなく小柄な女荒谷・つかさ(逸鬼闘閃・f02032)は対照的に落ち着いた物腰でスーパー戦車を見つめる。
「まあ、何とかしてみましょうか。」
 言うや否やしっかりと大地を踏みしめて腰を落とし身構えるつかさ、その様は相手を受け止めんとする力士の如し。
「e3819de3828ce38198e38283e38081e38184e381a3e3818fe38288efbd9e」
 スーパー戦車の主砲が火を噴き音速を超えた砲弾が寸分の狂いもなく着弾しようとした次の瞬間
「よっと!」
 砲弾の勢いに押されて若干後ずさりしたものの鍛え抜かれた彼女の筋肉は期待を裏切らない緻密さと剛力ぶりを発揮して砲弾を炸裂させることなく受け止めて見せる!
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 感嘆しているらしいスーパー戦車を尻目につかさは器用に砲弾を持ち換えて
「目標確認……音速超えて、飛んでいけぇっ!」
 見事な投球フォームからの豪快な投擲は狙いを誤ることなく見事スーパー戦車の上部構造物の一部を吹き飛ばして見せた!
「面白かったかしら?ま、何言ってるかは判らないんだけど・・・・?」
 スーパー戦車に一言言ってやろうとしたつかさは件の戦車の様子がおかしいことに気づいた。
「e38199e381a3e38194e38184e6a5bde38197e38184e38288e38081e3818ae5a789e381a1e38283e38293e38082e38195e38181e38081e38282e381a3e381a8e9818ae381bce38186efbc81」
 なんだかワクワクしている気配を漂わせてエンジンを吹かすスーパー戦車。
「・・・・もしかして、期待されてる?」
 その通りであった。
 この後、つかさはスーパー戦車が飽きるまで物騒なキャッチボールに延々と付き合わされてしまうのであった!まる

大成功 🔵​🔵​🔵​

館野・敬輔
【WIZ】
アドリブ連携大歓迎

…たとえ大地がどのようになろうとも
たとえフィールド・オブ・ナインであろうと
目の前にオブリビオンがいるならば
俺はただ、斬り捨てるのみ

アポカリプスで降り注ぐ砲弾は「第六感、見切り」を駆使しできるだけ回避
無理そうなら頭上に漆黒の「オーラ防御」展開し「怪力、武器受け」で砲弾を逸らす

ある程度凌いだら指定UC発動
俺と魂たちにとっての最終戦争はオブリビオンを滅ぼし尽くすための戦い
魂たちと意識を完全に同調している間に「地形の利用、ダッシュ」で一気に間を詰め
「2回攻撃、属性攻撃(炎)、鎧砕き」で叩き潰してやる!

最終戦争に適応する猟兵がいるとは思わなかっただろうな!
骸の海に沈め!!




「…たとえ大地がどのようになろうとも」
 何もない大地にご機嫌に佇むスーパー戦車の前に彼は立ちはだかる。
「たとえフィールド・オブ・ナインであろうと目の前にオブリビオンがいるならば」
 手にする黒剣は対峙する巨体の前にはただただ貧弱にしか見えない。
「俺はただ、斬り捨てるのみ!」
 しかし彼、館野・敬輔(人間の黒騎士・f14505)にとっては長く戦場を共にしたー
『あ!次の相手はお兄ちゃんだね。よろしく~』
 ぶった切るかのように陽気でご機嫌なスーパー戦車は戦車砲を乱射!周囲一帯に砲弾の雨が降り注ぎ戦場を最終戦争の地獄へと変えていく。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
 その地獄の中を敬輔はひたすら駆ける。降り注ぐ砲弾を躱し或いは黒剣で弾き爆散する砲弾の破片で傷つきながらも彼が、彼らが挫けることはあり得ない。
(俺と魂たちにとっての最終戦争はオブリビオンを滅ぼし尽くすための戦い。)
『う~ん?ねえ、もしかしてこれだけ?』
 つまらなさそうな雰囲気を醸し出しているスーパー戦車を尻目に敬輔は黒剣の中に宿る魂達と意識を重ねてゆく
「俺は」「私は」「わたしたちは」「意を同じくするひとつの存在に」
 文字通りに一心同体となった彼らは敬輔の体の能力を限界まで引き出し疾風となってスーパー戦車に肉薄する!
『・・・・ふ~ん・・』
 呆れたような空気を纏いつつも容赦ない砲撃を浴びせるスーパー戦車に向かって敬輔は圧倒的なスピードで戦車を自身の間合いへと入れて
「骸の海に沈め!!」
炎の魔力を込めた渾身の一刀を振り下ろす。狙いはこれまでの戦闘で傷ついた車体上部から右側にかけてできた装甲の亀裂ーー
『よっと』
 だが、スーパー戦車は車体を捻り比較的無傷だった左側装甲で敬輔の一撃を受け止め逸らそうとする。
「ぬうぅん!」
 しかし、敬輔もまた歴戦の戦士である。強靭な敵の装甲を歴戦の果てに磨き抜いた一撃で見事切り裂いて見せた!
『う~ん・・・お兄ちゃんもしかしてさっきの状況を生き延びたら僕がびっくりすると思った?』
 何処か呆れたかのような気配を漂わせるスーパー戦車。敬輔の一撃は主要区画やキャタピラを破損していない、よって戦闘行動に支障はないと冷徹に判断しながらも敬輔に対して期待外れの手品ショーを見た子供のような態度で語り掛ける。
『あれってただ耐えていただけだよね?もっとこう・・・僕をあっと驚かせるようなことできなかったの?お兄ちゃん、ひょっとして遊びとかしたことないの?ダメだよ~。遊びは心を豊かにするってマザーが言っていたよ。君も遊びといういうものを・・・』
「だ・ま・れ!」
 何を言っているかは敬輔は分からない。ただ妙に上から目線で説教をしているのは薄れゆく意識の中でもはっきりと分かった。
 故にこその一喝。
 子供を叱るのも大人の役目だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

岩永・勘十郎
「あぁ、もう喋らなくていいぞ。こっちは聞いて無いし、どうせ大したことも言ってないだろう?」

と敵を【挑発】する勘十郎。もちろんこっちの言葉はわかっているだろう。先制攻撃と言わんばかりに戦車砲を放ってくる。もちろんまともに受けてやるつもりは無い。【読心術】の応用で撃ってくるタイミングを計り、その弾丸を【見切り】【早業】で抜いた小銃兼正の刃に沿わせるようにして弾丸を【受け流し】明後日の方向へと飛ばす。

「剣は銃よりも強しだ」

普通の弾丸ならまだしも戦車の砲弾を弾き飛ばすなど並大抵では無理だ。その神技とも言える剣術に驚いているであろう敵へ【残像】が残る程の速度で間合いを詰め、UCを発動した刀で叩き斬った。




『おや?次は君かい?君はどんな風に・・・』
「あぁ、もう喋らなくていいぞ。こっちは聞いて無いし、どうせ大したことも言ってないだろう?」
 何か言っているらしいスーパー戦車をぶった切って岩永・勘十郎(帝都の浪人剣士・f23816)は冷たい視線でその巨体を見据えた。それは明らかな挑発。そしてスーパー戦車もそれを理解したのかはたまたそうでないのかそれ以外の理由か気を取り直して続ける。
『そっかぁ・・・・それじゃ、いっくよ~!』
 そして放たれる容赦ない砲撃はこれまでの戦闘のダメージを感じさせない正確さで勘十郎を粉砕するべく迫り・・・
「剣は銃よりも強しだ。それを教えてやる!」
 その軌道を正確に見切っていた勘十郎は愛刀小銃兼正を抜き放ち受け止める!准絶対合金製の刀身は折れ曲がったのかという程しなりながらもよく耐えその勢いを殺すことなく勘十郎は明後日の方角へと砲弾を受け流して見せた!
『わぁ、すごいねぇ!でもさっきのお姉ちゃんはもっと凄かったよ!なんせ投げ返したんだから・・・・』
 ちょっとは驚いた・・・というより感心している気配を出しているスーパー戦車を尻目に好機とばかりに一気に間合いを詰める勘十郎。わずかにでも驚嘆して隙を晒したのならそこに付け込まない道理はない。
「万有を返す!」
 残像すら残す勢いで迫り振るった一太刀はスーパー戦車の装甲に傷一つつけることなかった。
『?何をしたのかな? ???あれ?あれれぇ!?』
 当然のように何も感じなかったスーパー戦車は突如システムダウンしていく自身の中枢システムに困惑する。
「わしの一太刀はお前さんという概念を切ったのさ。もう遊びは終わりだ。」
 そう冷たく言い捨てる勘十郎にスーパー戦車は駄々をこねる子供のように
『ええ~、そんなぁ・・・もっと、遊んで、いた・・・い・・・・・・よ』
 最後まで言い切ることができずにスーパー戦車はその全機能を停止させる。
 巨大なる子供の遊戯は終わったのだ・・・・・・

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月16日


挿絵イラスト