アポカリプス・ランページ⑫〜猟兵!ゲットだよ!(作者 タイツマッソ
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●※猟兵には理解できない言語を日本語に訳してお送りします
「(わんわん!もうすぐぼくを弱体化させた猟兵たちがやってくる!楽しみだね!)」

 廃墟と化したダラス。その中を体高30mの自律思考型巨大戦車、その名も「スーパー戦車」がきゅらきゅらとキャタピラの駆動音を響かせながら進んでいた。先刻自身に撃ちこまれた禁断のコンピュータウィルスにより、自身の武装機能は弱体化された。だが、それでもスーパー戦車は動じるどころか、その好奇心を強くしていた。

「(一体どんな姿なんだろう。どんな戦いをするんだろう。どんな構造をしているんだろう。何回撃ったら死ぬんだろう。色々楽しみで仕方ないな、わんわん!)」

 何しろスーパー戦車は「フィールド・オブ・ナイン」の一角にして、オブリビオンを発生しうる中心オブリビオン・フォーミュラでもある。例え弱体化されたとしても、必ず負けるとは限らない武装戦力を誇るのだ。

「(色々楽しみで仕方ないけど、最初にしてみたい実験は前にお母さんに貰って使わず終いだったアレ!どうなるか楽しみ……アレ?)」
「ヒャッハー!猟兵どもがこの辺りに来ると聞いてやりにきたぜー!」

 戦車の進路上に現れたのは、1人のレイダーだった。どうやら猟兵の進行を聞きつけて無謀にも1人で駆けつけたヒャッハーなよくいるレイダーである。

「(丁度いいや!猟兵の前に試し打ちしとかないとね。えい!)」

 スーパー戦車は武装の1つで狙いを受けると、それを発射した。それは野球ボールほどの球体であり、それは過たずレイダーに命中。するとかぱっとカプセルのように開いた。

「あ?なんじゃこ、りゃぁああああああああ!?」

 その途端、レイダーが光に変わりカプセルの中へと吸い込まれていく。カプセルボールが蓋を閉じると、自動的にスーパー戦車の機体にくっついた。

「(よし、ゲットだね!後は実験だー!)」

 機体の別の部分からホースのようなものが生えると、ボールへと接続される。そしてホースに何か液体が流れていく。

 一方、こちらはボールの中のレイダー。ボールの中ではレイダーは自分の姿を取り戻して、手持ちの銃器で脱出しようと攻撃していた。

「くそ!びくともしねえ!ん、なんだ?」

 ボールの一部が開き、そこから液体が注がれていく。その勢いは凄く、その開いた穴から出ようにもできず、穴自体も彼が通れる程大きくはない。

「や、やべえ、がぼ、おぼれじぬ……!」

 あっという間にボールの中を液体が見たし、穴が閉じる。レイダーは溺死してしまうと思ったが、事態はそれ以上のものだった。

「あ、なん、ぐ、が、ぐぎえええええええええ!!!」

 数分後、スーパー戦車についたボールが開き、中から光が出てきた。それが少し離れた所で形を成す。その姿は……。

「ぐがるるるるるあああああ!!!」

 狼の姿をした獣人だった。服はさきほどのレイダーのものだが、その眼からは理性が消え失せてしまっている。

「(うんうん!生物ゲノムを配合した改造液による融合実験成功だ!狼怪人、ってお母さんなら名づけるかな!じゃ、さっさとその辺りに適当に行っててね!)」
「ぐるああああ!!」

 元レイダーの狼獣人はスーパー戦車の言語を理解し従うようになったのか、その命令を聞いたかのように颯爽と四本脚で走って去っていった。

「(捕獲兵器、ゲットボール。改造液体、どちらも試験は良好。成功したら猟兵たちがぼくらの戦力にもなるし、フルスロットルの支援にもなるよね!お母さんも喜んでくれるし、きっと遊んでくれるよね!わんわん!)」

 人間としての全てを奪った罪悪感などまるでないままに、スーパー戦車は猟兵の捕獲、そして実験を楽しみにしながら進行していくのだった。

●やめろー!スーパー戦車ー!ぶっとばすぞー!
「皆!ついにフィールド・オブ・ナインの1体の予知ができるようになったよ!」

 九十九・サイレン(再誕の18不思議・f28205)は喜びを隠さずに集まった猟兵たちへ呼びかけた。

「相手は全員オブリビオン・フォーミュラ!1番の目標はフルスロットルだけど、倒せるうちに少しでも多く倒しておきたいよね!勿論一筋縄じゃいかない相手だから、皆気合いてれよね!

 敵はスーパー戦車。廃墟になってるダラスを進んでるよ。このスーパー戦車は猟兵に興味を持ってるみたいで、猟兵を捕獲した上で生体実験をしようとしている。生け捕りにしようとはしているみたいだけど、だからって皆を殺したくないとかそう言う訳じゃない。好奇心と子供みたいなメンタリティを持ってて、あくまで実験の為の生け捕りだからね。いざという時は容赦なく殺しに来るだろうから油断しちゃ駄目だよ!

 ボクが予知したスーパー戦車は『ゲットボール』っていう捕獲兵器で捕まえようとして来るよ。これは対象に当たったらかぱっと開いて、対象を光に変えて縮小化。ボールの中に吸い込んで閉じて捕獲する兵器だよ。捕獲したら自動的にスーパー戦車まで戻って、機体にくっつく。内部では元に戻れるけど縮小状態だ。生半可な武器では破壊はできないみたい。これを誘導式で使ったり、移動を制限する罠で包囲してから撃ちこんで捕獲、とかの方法で使ってくるよ。

 そしてしてくる実験は『ゲノム融合改造液による改造実験』。ボールの中に、戦車と接続した所から改造液が流し込まれて中を充満させる。液体の勢いは凄くて、穴も狭いからその時の脱出も難しい。満たされたら穴は閉じる。そして液体に体が触れると、そこからランダムで選ばれた動物の遺伝子が身体を改造。人と動物が融合したような獣人に改造されちゃうんだって。無機物だろうと浸食してメカ獣人みたいになっちゃうっていうなにそれこわいってもの。そうなるとスーパー戦車の言語を理解できるようになって、その命令に従うようになっちゃう。理性が残るかは個人差らしいけど、避けた方がいいだろうね。

 とは言ったんだけど、相手は隙の無い強力戦車だ。その隙を突くには、1回捕まったと相手に思わせるか実際に捕まるしかないだろうね。相手は子供っぽいメンタルだ。いかにも猟兵がピンチな感じで捕まったと思えば、それで安心して隙が生じるかも。そこを相手の予想を上回る、相手が驚くような方法で脱出してみせれば、子供はそれはもう動揺する。そこが反撃のチャンスだ!脱出や改造の回避は難しいだろうけど、作戦や武器、技能にユーベルコードは使いたい放題。きっと皆ならなんとかできるよ!きっつい戦いなのはわかるけど、放っといたら世界を焼き尽くす事も出来る戦車だ。皆、頑張って!」

 そうしてサイレンは送り出す。無邪気な兵器の待つ、廃墟の町へと。


タイツマッソ
 こんにちは、タイツマッソです。
 今回はフィールド・オブ・ナイン、スーパー戦車とのボス戦です。判定はやや厳しくなると思うのでご注意ください。

 プレイングボーナスは『あえて捕まり、驚くほどピンチになった後、敵が驚嘆するような方法で脱出し、反撃する』。捕獲兵器の捕獲、実験の手順はOPの通り。一度ピンチを演出した後、どこかの段階で戦車を驚かせる方法での脱出、もしくは改造を回避し解放した所で驚嘆させ反撃、等があります。あくまでボーナスなのでこれに従わなくてもOK。

 解釈が難しい、技能の羅列等で使い方がわからない、等プレイング不受理の場合もありますのでご了承ください。

 プレイング受付は9月11日9時から開始。リプレイ返却は9月12日以降となります。

 それではプレイングお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『スーパー戦車・エクスペリメントモード』

POW ●ピースフル・キャプチャー
【邪悪な好奇心】を籠めた【捕縛兵器】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【行動自由度】のみを攻撃する。
SPD ●ホーミング・キャプチャー
【誘導式捕縛兵器】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ ●キャプチャー・フラッド
【捕縛兵器の発動】を合図に、予め仕掛けておいた複数の【キャプチャーマシン】で囲まれた内部に【大量捕縛兵器】を落とし、極大ダメージを与える。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


ミニョン・サフィール
【アドリブ歓迎】【ソロ希望】

まずは普通に戦って普通に捕まっちゃうよ
その後で【怪盗捕縛劇】を使って魔法少女婦警軍団を召喚して攻撃を仕掛けるよ

でもその間に改造液によって可愛い獣人にされて従っちゃうかも、魔法少女軍団も全員捕まって同じく改造液で可愛い獣人にされて従っちゃうかも


●ばかもん!そいつがサファイアだ!

「魔法怪盗サファイア参上です!」
「e3828fe38293e3828fe38293efbc81e69da5e3819fe381ade78c9fe585b5efbc81」

 ダラスを闊歩するスーパー戦車。それを倒す猟兵の一番手として飛び出したのはミニョン・サフィール(魔法怪盗サファイア・f32433)だった。可愛らしい魔法少女な衣装。お腹や足を見せつける格好。ちなみにこれでいながらミニョンは男である。スーパー戦車も探知でそれを見抜くが、猟兵ってそういうものなんだ、とデータを更新する。されてしまった。猟兵が性別倒錯集団と更新されたと知らないミニョンは見栄を切る。

「スーパー戦車さん、無邪気なら何でも許される訳じゃありません!その機能、盗ませて頂きます!」

 そうして怪盗としての務めを果たそうとミニョンが駆けだす。だが既にスーパー戦車は照準を付けている。

「e79b97e38280e381a3e381a6e7a2bae3818be4b880e696b9e79a84e381abe8b2b0e38186e381a3e381a6e38193e381a8e381a0e38288e381adefbc81e3828fe38293e3828fe38293efbc81e38198e38283e38182e58395e3818ce58588e381abe79b97e38293e38198e38283e38186e38282e38293e381adefbc81」
「え、はや、きゃあああ!!」

 ミニョンへと撃ちこまれる捕縛兵器、ゲットボール。回避も出来ずにボールが直撃しミニョンをボールへと吸い込み、ボールが戦車の所へと戻る。

「e382b5e38395e382a1e382a4e382a2e38081e382b2e38383e38388e381a0e38288efbc81e38198e38283e38182e5ae9fe9a893e9968be5a78be381a0efbc81」
『あ、げふっ!がほっ。ああ、ボク、変わっちゃう……』

 ボールの中に改造液が流し込まれミニョンはその中にあっという間に呑まれていく。憐れ、無謀に飛び出た男のこは何もできずに実験されてしまうだけなのか。

「e381a9e38186e381aae3828be381aee3818be6a5bde38197e381bfe383bce280a6e280a6e38293efbc9f」

 改造液を流し込んでいたスーパー戦車の目の前、というか探知センサーの1つの前に何かが現れた。そこにはさっき捕まえたミニョンの顔写真、そしてその下には懸賞金。いわゆる手配書という奴である。

「e381aae38293e381a0e3828de38193e3828ce38082e381a7e38282e38081e38193e3828ce381a7e58395e381abe3818ae98791e3818ce8b2b0e38188e3828be381aee3818be381aaefbc9fe381a7e38282e381aae38293e381a7e38184e3818de381aae3828ae78fbee3828ce280a6e280a6」
「ここにこんな顔の者が現れませんでしたか!」

 そこに突然魔法少女な服、だが所々に警察の意匠がある者たちが現れた。彼女達は手に先程の手配書を持ってきている。スーパー戦車は今度はなんだろうと思いつつ、素直に答える。

「e38186e38293e38081e38184e3819fe38197e38282e38186e68d95e381bee38188e3819fe38288efbc81e381ade38188e381ade38188e8ada6e5af9fe381aee4babae381aae381aeefbc9fe3818ae98791e8b2b0e38188e3828befbc9fe3818ae6af8de38195e38293e381abe4bd95e3818be8b2b7e381a3e381a6e38182e38192e38289e3828ce3828befbc9f」
「警部殿!コイツ何を言っているか全くわかりません!」
「むう、さてはコイツ、サファイアの仲間に違いない!この辺りというかもうすぐ近くにいるのはもう間違いないのだ!こうなったらまずはコイツをしょっぴけい!」
「e38188efbc9f」

 そりゃ分かる訳ない、と婦警魔法少女は戦車にくっついているボールの中にミニョンがいると露知らず、スーパー戦車への魔法による一斉攻撃を開始した。それは武装に絡み付いてくる手錠だったり、武装を封印してくる魔法の檻だったりと、油断していたスーパー戦車を袋叩きにしていく。理不尽ではあるがこれは実はボールの中でミニョンが発動した【怪盗捕縛劇(コールポリス)】の効果で、手配書を見せる事でどうしたって攻撃されることになるのだ。だが流石に突然の事態に驚き対処が遅れたスーパー戦車も時間が経てば。

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「「「ぬわあああああああああ!!」」」

 捕縛兵器を放たれてあっという間に捕獲されていく魔法少女婦警たち。弱体化に加え武装も減ったとはいえ敵はフォーミュラ級。程絶たずに全員が捕獲され、全員に改造液が注入されていった。



「ぴょんぴょーん♪魔法少女怪盗バニーサファイア、改造完了されちゃったぴょん♪」
「「「ぴょん!魔法少女バニー婦警も改造完了しましたぴよん!」」」

 ボールから出されたミニョンたちはすっかり改造されていた。身体中にもこもこした毛を生やし、耳は兎の形に変化。足も折れ曲がり、顔も兎になりつつ、もじもじと恍惚とした顔でスーパー戦車の前に並んでいる。

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「わかりましたぴょん♪バニーサファイアにお任せぴょん♪みんなー行くよぴょん♪」
「「「ぴょーーん♪」」」

 空色の兎獣人になったミニョンを筆頭に、スーパー戦車の命に従いダラスへと走っていく。無残な姿にされてしまったが、ダメージは与え大量の武装の一部を封印することには成功した。この成果は決して無駄ではない。
成功 🔵🔵🔴

シエナ・リーレイ
■アドリブ絡み可・変化後の姿はお任せ
『お友達』を求め道路を突き進んでいたシエナ、地面に埋まったボールにうっかり触れて囚われてしまいました

(どうしたの?とシエナは首を傾げます。)
ボールの中で獣人に変化したシエナ、変化の過程で植え付けられた飼い主への親愛と好意が原因でボールが捕らえきれない程に巨大化してしまいます

(あそんであそんで!とシエナは飼い主に抱き着きます。)
大きな獣のシエナとなった大好きな飼い主に構って貰いたくて巨体で覆いかぶさると怪力でじゃれつき始めます
そして、じゃれつく内に気分が高揚としたシエナは飼い主の言葉を自分の都合の良い様に解釈しながら飼い主さんと遊び続けます


シトー・フニョミョール

さて大変ですねぇ、戦車となると交渉も効かない。ならばここは一度捕まって考えてみますか。
「うわー!でかい戦車にはかなわないー!いたぁっ!(ゲットボールをぶつけられて中へ)」
さてここからが本番ですね。ボールに噛ませることもできないし液体注入口からも難しい…が、穴は穴。そこに活路を見出します!

満たされたら注入口にパペット・フォーミングを投げ込んて注入口に噛ませますよ!閉じないわけにも行かないので当たる…とは思いたいですね。

あとは解放するなら獣人化したままトンズラですね。シトー、逃げ足にはちょっと自信があるので。

とりあえずどんな獣人になるかでしょうね。できればこの石の体に馴染むのがいいですが。


●巨大ぽんぽこ人形と黒い狛犬石人

「さて大変ですねぇ、戦車となると交渉も効かない」
(お友達と会えるのが楽しみです、とシエナは走り出します)

 スーパー戦車へと近づく2人の影、それはシトー・フニョミョール(不思議でおかしなクリスタリアンの従者・f04664)とシエナ・リーレイ(取り扱い注意の年代物呪殺人形・f04107)だった。同じ旅団に属し、知らない仲ではない2人。シトーはその危険性に思案を巡らせているようだが、シエナはスーパー戦車に何を感じたのか、お友達と認識してそれはもう不用意に近づこうとしていた。

「もう、仕方ないですね……ならばここは一度捕まって考えてみますか」

 シエナを引き留めはせず、大丈夫だろうとシトーもまた一緒に接近していく。スーパー戦車もそれを察知する。

「e696b0e38197e38184efbc92e4babae381aee695b5e5bdb1efbc81efbc91e4babae381afe989b1e79fb3e381a7e381a7e3818de3819fe4babae59e8be38081e38282e38186efbc91e4babae381afe4babae5bda2e280a6e381a7e38282e381aae381abe3818be280a6e381bee38182e38184e38184e3818be38081e585a8e983a8e68d95e381bee38188e381a6e3818be38289e8aabfe381b9e3828ce381b0e38081e3828fe38293e3828fe38293efbc81」

 狙いを澄まし、捕縛兵器を発射するスーパー戦車。シトーは流石に抵抗もしないと怪しすぎるかと回避の素振りはするが、それを読んだようにスーパー戦車はゲットボールを過たずぶつける。

「うわー!でかい戦車にはかなわないー!いたぁっ!」

 あっという間にシトーはボールに吸い込まれてしまった。一方、シエナはというとわーいという感じで呑気に近寄って行った為回避するよりも動きが読めず初撃のボールは、当たっていなかった。ただしハズレたボールがシエナの行先に埋まっており……。

(あいた、とシエナは足に当たった何かを拾ってみま…)

 ボールを普通に拾い上げ、ボールが普通に開き、普通にシエナを吸い込んでしまった。これにはスーパー戦車も少々戸惑ったようだ。

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 2人を吸い込んだそれそれのボールを身体にくっつけ、改造液を流し込んでいく。
シエナはさっぱり事情がわかっていなかったのか、あっさりと改造液に浸される。そして改造が始まる。その脅威に改造液は無機物で身体ができていようとも、容赦なく改造してしまうようだ。

(どうしたの?とシエナは首を傾げます。)

 人形である質感や関節はそのままに、その身体がみるみる獣に変わっていく。それをシエナは不思議に思いつつ抵抗もせず受け入れていくのだった。

 一方、シトーの方は流石にそうはいかない。流し込まれる液体に包まれながらも、その瞬間は見逃さない。それは改造液が流し込まれたその注入口が閉じようとするその一瞬。

「今です。【パペット・フォーミング】!」

 彼女の変化が始まっている体から鎖が発射される。それは小さな注入口の穴へと入り込む。そして入った以上は閉じようとした注入口の蓋が鎖に接触する。その瞬間、鎖から電撃が放射されそれはボール内はおろか、接触しているスーパー戦車にも及ぶ。

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 突然の電流に慌てふためくスーパー戦車。更にシトーのボールが今のでショートを起こしたようで、途中にも関わらずボールが開き、中からシトーが飛び出してしまった。なおこの電撃は本来肉体を球体間接にしてしまう効果があるが、元々鋼で間接機構も無さそうなスーパー戦車には純粋な電撃攻撃としてのみ働いたようだ。

「さて、どんな姿に……なるほど、まさか犬とは。UDCアースやサムライエンパイアには狛犬というのがあるそうですが、ランダムにしてはいいチョイスですね」

 シトーは近くの廃墟から落ちていたガラスの欠片で自分の姿を見やる。黒色の鉱石でできた体をも獣人化は成功しており。犬の耳、鉱石ながらふわふわしたような形の尻尾、犬の顔、とまさに石の犬、狛犬獣人と呼ぶべきのような姿になっていた。

「それに途中だったからか理性も残っていますしあの戦車の命令を聞こうという気持ちもない。となれば、命令されない内にとんずらですね。さてシエナさんは……あ、大丈夫そうですね」

 シエナのボールを見やったシトーは、援護の必要は無さそうだ、と見えない場所まで犬よろしく四足歩行で俊敏に撤退して行った。

 そのボールに、ぴしりと罅が入ったのを確認したからだ。



「e381b3e38081e381b3e381a3e3818fe3828ae38197e3819fe280a6e280a6e38184e381a4e381aee99693e381abe3818be98083e38192e38289e3828ce381a1e38283e381a3e381a6e3828be38197e280a6e280a6e381a7e38282e38282e38186efbc91e4babae381afe381bee381a0e38184e3828be38197e280a6e280a6e38188efbc9f」

 やっと立ち直ったと思ったスーパー戦車もその事態に気付く。シエナのゲットボールがどんどん罅が増えてきているのだ。

「e381a9e38081e381a9e38186e38184e38186e4ba8befbc81efbc9fe38080e38188e38081e58685e983a8e8b3aae9878fe3818ce680a5e6bf80e5a297e5a4a7efbc81efbc9fe38080e4b880e4bd93e381a9e38186e38184e38186e38193e38081e38186e3828fe38182e38182e38182efbc81efbc9f」

 やがてゲットボールが粉々に砕け散る。そこから現れたのは、体高30mのスーパー戦車にも匹敵するほど巨体化した、可愛らしい狸の獣人人形だった。太い尻尾、熊のような目の周り、丸い耳、流石にでべそはないが、それはまるで居酒屋の先に出ているような人形を思わせた。

 遠くから見ていたシトーはこの謎の巨大化に心当たりがあった。

「成程、【親愛と好意が引き起こす謎の巨大化現象(オンネンノジュソガヒキオコスキョダイカゲンショウ)】ですか」

 シエナには『お友達』候補への親愛と好意の感情が爆発するとその大きさに応じて体を巨大化してしまう技があった。改造しながらスーパー戦車への従属を植え付ける改造液。シエナはそれを親愛と好意として捉え、改造されながらその感情が爆発。その増大さは改造液による増幅も相まってとても大きくなり、結果ゲットボールでも治めきれない程の巨大化をしてしまったようだとシトーは推測した。そして感情が爆発した獣が何をするかと言えば……。

(あそんであそんで!とシエナは飼い主に抱き着きます。)
「e381a1e38287e38081e381bee381a3e381a6e38081e381bee381a3e381a6e38081e3818ee38283e38182e38182e38182e38182e38182e38182e38182e38182e38182efbc81efbc81efbc81」

 遊んでほしいという感情のままにスーパー戦車へと思いっきり抱き付いた。結果、その質量に耐え切れずスーパー戦車は横転。周囲の廃墟を巻き込みながら、1人と1台は轟音を立てながら倒れ込んでいった。

「あらあら……仕方ないですね。相手もそれどころではないでしょうし、元の大きさに戻ったら一旦戻って回収して撤退しましょう」

 シトーはそれどころではない1人と1台を見やりながら、そう準備を始めるのだった。

「e5be85e381a3e381a6e38081e5be85e381a3e381a6efbc81e381a9e38184e381a6e38288e38081e381a9e38184e381a6e381a3e3819fe38289efbc81efbc81e8b5b7e3818de3828ce381aae38184e3818be38289efbc81」
(起きられない?それは大変だね、とシエナは飼い主を助け起こします!)
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(飼い主から出てるものがもげてしまいました、とシエナは飼い主を今度は易しく掴みあげます!)
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(シエナはしっかり飼い主を元に戻しました、とシエナは褒めて褒めてと飼い主にすり寄ります!)
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 なまじ理解できるようになったばかりに、シエナはスーパー戦車の言葉を好意的に解釈しスーパー戦車と遊び続ける。ダラスの町に、激しい轟音とスーパー戦車の悲鳴が暫く響き渡るのだった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

枸橘・水織
なら…思惑に乗ってあげて…

行動
『人間』として行動
魔力弾で攻撃しつつ逃げ回る
ゲットボールは魔力の盾で防ぐ…が、『命中』なので吸い込まれる

吸い込まれたら
装備『ABW』で作った大きな泡に入り【オーラ防御・結界術】で強化、改造液に触れるのを防ぐ

出てきた時には鳥と人が融合した姿(オラトリオ)…で、改造の影響でぐったりしている【演技】

改造の結果に喜ぶか、ぐったりした様子を気にかけている隙をついて、【魔力溜め+早業】の高速魔力チャージ

指定UCで『粘着魔力弾』を生成して攻撃、魔力の粘着液まみれにして動きを封じ、砲台やゲットボールも使えなくした後、【二回攻撃】で『重力弾』を生成し攻撃【全力魔法・捕縛・重量攻撃】


●生物でも無機物でもない物

「捕獲して、生物は改造、無機物だろうと浸食する液体…なら…思惑に乗ってあげて…」

 枸橘・水織(オラトリオのウィザード・f11304)は本来のオラトリオとしての翼を封じ、人間を装いスーパー戦車へと向かった。大分損傷を受けているがそれでもまだまだ武装も本体も健在のようで、すぐに水織を照準に捉えて捕縛兵器を放つ。

「? 狙いが甘い…でもこれなら」

 ボールの狙いは甘く存外簡単に避ける事が出来た。これならば接近も十分、と思った時だった。何かのスイッチが入る音と共に水織の周りを電磁バリアの壁が四方を取り囲む。

「まさか…キャプチャーマシン…っ!」

 予め仕掛けられていたキャプチャーマシンに逃げ道を封じられたところを、その唯一空いた頭上、そこを大量のゲットボールが降り注ぐ。

「く!」

 咄嗟に魔力で作った盾でボールを防ぐ。只の攻撃ならばこれでなんとかなった。だが、ゲットボールはあくまで捕縛兵器。バリアに弾かれても、その捕縛機能は働き、開いた口にバリアごと水織が吸い込まれ、ボールが閉じる。ボールは戦車へと戻り機体にくっつく。

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 先程からの猟兵の攻撃に辟易しつつも自分が倒されるなどとはまだ夢にも思っていないようだ。ボールにホースを接続し改造液を送り込んでいく。

 一方内部の水織はボールの中に入ったのを確認すると、改造液が入ってくる前に手元の杖『AlchemyBubbleWand【ABW】』を翳す。それは様々な属性の泡を出す事が出来る愛用の短杖。その中から泡を出すと、自分の周囲を覆うように展開。更にその泡を防御・結界の魔法で補強し強度を高める。やがて改造液が流し込まれるが。

「やっぱり…泡は生物でも無機物でもない。改造液による浸食は、受けない」

 改造液が水織の周りの泡を避けるようにボールの中を満たしていく。泡は生物でなく、無機物でもないので改造液の影響を受けない、と水織は読んでみたのだがそれは正解だったようだ。それは宛らUDCアースのインド神話において、濡れても乾いてもいない泡を纏わせて邪竜を倒した逸話のようであった。
 注入口が閉じて暫く経っても泡は無事なまま。それを確認してから水織は泡の中でぐったりとした様子で倒れ、そして今まで隠していたオラトリオとしての翼を展開した。そしてボールが開き始めたのを見ると泡を消す。そして彼女が外に飛び出した。

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 倒れたまま外に出され、ボールに入れる前には無かった翼を見て改造が完了したと思い込んだスーパー戦車はまじまじと観察し、そしてまだ倒れてる事を不思議に思っているが、改造されていない水織にはそんな言語はわからない。ただこちらを観察している事を察し、見えないように急速に魔力をチャージしていくだけだ。そしてスーパー戦車を完全に射程に捉えた状態でチャージが完了する。

「みおの錬金魔法…相手に合わせて変幻自在だよ。【錬金魔力弾(略称:AMM)(アルケミィ・マジック・ミサイル)】」

 倒れたままの水織から突然450を越える魔力弾が発射される。咄嗟の事にスーパー戦車も驚き対応が出来ず魔力弾を武装やゲットボールの発射口に受ける。

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 武装に着弾した弾はトリモチのように粘着し張り付き口を塞ぐ。武装が使えなくなったスーパー戦車へと水織は続けて2回目の攻撃を行う。

「属性変更…『粘着』を『加重力』へ」

 彼女の放つ弾や矢は任意の属性に設定できる。そして連続使用の術式を組むことで変更しての2回目の発射が可能になる。再び450を越える重力弾が放たれる。武装が使えないスーパー戦車は迎撃も出来ずにほとんどを喰らってしまい、そして。

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「さようなら…沈んでいってね」

 元々かなりの大きさを誇るスーパー戦車。その重力を重力弾によって限りなく+されてしまったことにより、スーパー戦車は廃墟のアスファルトが砕けた地割れの中に動けないまま落ちていくのだった。
成功 🔵🔵🔴

在原・チェルノ
随分悪趣味なマシンよね!?
で、攻略のチャンスは捕まった時だけ…
どうなるかわからないけど、なるようになれよ!

手裏剣の【乱れ撃ち】で注意をひきながらわざとゲットされ、戦車の中に潜入し、ボールの中に改造液を流し込むためのと戦車との接合部を狙って【早業】+【神羅迅雷】で内部から破壊する!
改造液はすぐにボール内を満たすから一撃が精いっぱい
それでも、やることはやったわよね…

(改造後はスカンクの獣人にされてスーパー戦車の命じるままに無様な痴態を繰り広げる…)

※NGなし・アドリブOKです


●くーせえ臭姫誕生

「随分悪趣味なマシンよね!?」

 在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)は今までの捕獲からの改造されっぷりを見てそう漏らした。猟兵に興味を持ち、捕獲して実験を行う。まさに子供のような所業であり悪趣味だった。

「で、攻略のチャンスは捕まった時だけ…どうなるかわからないけど、なるようになれよ!」

 それでもここで倒さなければこの後がわからない、とチェルノは意を決して戦車に向けて突撃する。手裏剣を撃ち放ちスーパー戦車へ攻撃を仕掛ける。一方、戦車Hまだ埋まったままできれてはいなかった。だが、武装のいくつかは既に復旧が完了している。

「こんなときに新しい敵!?もう、邪魔しないでよ!!」

 復旧したゲットボールをチェルノへと撃ち放つ。手裏剣も弾かれ、ボールはチェルノへと命中する。もっともチェルノとしては願ったりかなったりだが。ボールが戦車に戻り、改造液の注入が開始される。そしてその瞬間こそがチェルノが待ちわびたものだった。

「今だわ!灼き滅ぼせ、破邪の一撃!【神羅迅雷(シンラジンライ)】!!」

 チェルノはすかさず改造液が入る前の一瞬を狙い、その接合部目がけて超高圧放電を伴った掌底を叩きこんだ。超電流が直撃し、ホース部分を伝ってスーパー戦車へと流れ込む。

「ぐあああああああ!!」
「よし、後はさっきの人みたいにショートを起こせば……って、えっ?」

 さて、チェルノは即座に注入口近くに手を突っ込み掌底を加えた。となると、このまま改造液を流し込まれるとどうなるだろう。答えは……。

「がぼがぼがぼっっ!!」

 電気によるショートがどうやらボールではなく、流し込む機能の方に伝わってしまったらしい。結果、流し込む量が増え、改造液は位置的に上を向いていたチェルノの口へと直撃してしまった。

「おぼ、おぼ、おぼぼぼぼぼぼぼぼ!!!」

 そのまま改造液が注がれていき、ボール内を満たす。いや、電気系ショートにより、注入口が閉じずにそのまま注入が継続していく。チェルノは流し込まれ包み込まれていく中で、自分の体が変わっていってしまうのを感じるのだった。



「ま、まさかまた電流を流し込まれるなんて……わああああ!また内部圧力で壊れたあああ!」

 またもボールが砕け散り、中から大量の改造液が噴き出し道路へと降り注ぐ。そしてその中には何かが降り、それは水浸しの中から立ち上がった。それはチェルノであったが……すっかり変わり果てていた。

「スッカンプゥー♪猟兵のチェルノは、流星忍姫改めくっせい臭姫スカンクチェルノに生まれ変わりましたぁ♪キモチいいぃぷぅぅー♪」

 過剰な改造液を体内にも入れられたことにより彼女はすっかり変わり果てていた。ピンク色の獣毛。マズルの伸びた顔は淫蕩な笑顔を浮かべ、尻尾はとても大きく、そしてその体勢はお尻を向けた無様なものであり、その尻からは黄色いガスが噴き出ていた。彼女はスカンクのDNAを移植され、スカンク獣人になってしまったようだ。着ていたスーツも浸食され、露出が増えたりスカンクのマークがついたりしている。

「きみか、さっきはよくもやってくれたな!でもすっごい面白い実験結果になったからゆるしてあげる!」
「ありがとうございますぅ♪感謝の放屁♪」

 すっかりスーパー戦車への言語理解と従属心を植え付けられてしまい、喜んでガスを噴き出すスカンクチェルノ。

「君の出しているガスは麻痺系や色んな種類のガスが出るみたいだね。そのままのポーズで移動して、猟兵達に散布して動けなくしちゃえ!」
「わかりましたぁ♪ああ、お尻出したまま動くの無様すぎていいぷぅー♪歓喜の放屁♪」

 手を顔の下で組み、足を開き、お尻を突き上げたチャレンジなポーズで器用に移動していくスカンクチェルノ。すっかりスーパー戦車の手駒となってしまった彼女はかつての仲間らを探して無様な姿でダラスの廃墟へと這い出していくのだった。

 なお結局、彼女は猟兵と会えず、その後他の改造液を受けた者達と一緒に治療されることになった。
成功 🔵🔵🔴

美波・蜜香
ううっ、改造されちゃうなんてやだなぁ…
(今まで何度か経験あるけど過去は振り返らない!)

チャンスは一度っきり
わざと捕まって油断させておいて、ボールの中に改造液が流し込まれそうになった瞬間を狙って液体注入口の中に【ランスチャージ】でアリスランスを突っ込んで同時に【リヒトシュトローム】の奔流を放ってスーパー戦車を内側から壊しちゃうよ!
そしてそのどさくさに【怪力】でボールをこじ開けて脱出!
…するんだけど途中まで改造液に浸かっちゃったから中途半端なウサギ獣人化(ウサ耳と手足、尻尾以外は元のまま)しちゃってしかも性欲までそのままだから脱走途中にそれを抑えきれなくなって自分で自分を…

※アドリブOK・NGなし


●プレイボーイのマークはなんで兎さんなのか

「ううっ、改造されちゃうなんてやだなぁ…でも頑張らないと!」

 美波・蜜香(ブルーメンリッター・f20221)はスーパー戦車へと向かいながら、改造の恐怖を感じつつも自分を奮い立たせていた。先程自分の知り合いが改造される様を見てしまった。だがそれでも彼女は一撃を与えた。なら自分も続かなくては、と思った。

 なお、今までも割とこういった目に遭っている、というのは本人は忘れる事にしていた。

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 蜜香を捉えたスーパー戦車がゲットボールを発射する。蜜香も抵抗の素振りをしつつ、ボールを受けて吸い込まれる。ボールは戦車へと戻り、そして改造液が注入される。

「今だ!貫け、想いの光!【リヒトシュトローム】!!」

 アリスランス、シュテンペランツェを注入口に突き刺し改造液を堰き止める。そして同時にエネルギーの奔流を放つ。エネルギーは改造液を押しのけてスーパー戦車本体へとホースを伝い届く。

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 三度悶絶するスーパー戦車。それによりボールのロック機能が僅かに弱まったのを音で感じた蜜香は槍を注入口から抜き、開閉の隙間に槍を突き刺す。

「うっ!改造液が入って来てる!う、ぬあああああああ!!」

 奔流が止まり、槍を抜いた事で改造液が注がれていく。それでも足が浮かない内はまだ力も入る、と彼女は全力を槍に注ぎてこの原理に押し下げこじ開けていく。

「やった、開いた……わぷ!!」

 更に改造液が体にかかるのを気にせず、急いで隙間を大きく空けると、脱出するのだった。



「はぁ…はぁ…なんとかここまで来れば…」

 一撃はなんとか入れたので、あとは撤退のみ、とスーパー戦車から離れてダラス廃墟の中に逃げ込んだ蜜香。

「でもなんだかいつもより走りやすかったような……あ、れ?」

 残っていた廃墟内のガラスを見やると、そこにいたのは、ウサギの耳、ウサギの手足、ウサギの尻尾が生えた蜜香の姿があった。全ては浴びず、完全な獣人化やスーパー戦車への従属はならなかったが、少し浴びた事で部分的に改造が施されてしまったらしい。

「どうしよう、治るかな……あれ……なんか、変な気分……♪」

 ウサギの発情した時の性欲は相当高いと言われている。蜜香もそれを催してしまい、落ち着かなくなってしまい息も荒くなっていく。モフモフになってしまった手が、自分の大事な部分へと伸びてしまう。

「あん、あん……もっと、もっと撫でないと、せつないよぉ……♪ あはぁ♪ もっと、もっとぉ♪」

 一度触ってしまったらもう止まらず、誰も来ない事を祈りながら、廃墟の中で蜜香は自分を慰めていく行為を止められないでいるのだった。
成功 🔵🔵🔴

荒谷・つかさ
流石に改造されるのはちょっと勘弁ね。
それはともかく、なんとかしてみますか。

ボールは避けずに殴って迎撃
接触するから多分捕まるだろうけれど、それでいいわ
生半可な武器では破壊できないというのなら、生半可ではない攻撃を叩き込むだけ
即ち全猟兵最高峰、ユーベルコード級に埒外な「怪力」を誇る私の拳で以て破壊して見せるわ
スーパー戦車まで戻ったら本体と接触したと思われる壁面へ向けて「怪力」込みで全力の【螺旋鬼神拳】を叩き込む
射程は短いけれど、わざわざ回収して接触してくれるんだから当てるための苦労が無くて良いわね

懐までの案内ご苦労様ってね。
私をどうにかしたければ、もうちょっと丈夫な素材を使いなさいな。


ニクロム・チタノ
なるほど厄介ですねしかしボクはこれ以上改造されるのは懲り懲りなのでね
あまり体力を無駄にしたくないですが無抵抗では怪しまれるのでヘドロである程度抵抗してから捕まりましょうか
手足を捕縛兵器で拘束されてカプセルに閉じ込められる
ヘドロ化の毒素で拘束を溶解して拘束を解除して身体から大量のヘドロを出してカプセル内部を満たすことで改造液を濁らせて効果を薄めつつ限界以上の圧力でカプセルを抉じ開ける
回収してくれたおかげで近づく手間が省けました
後は戦車に密着した状態でヘドロを流し込んで内部機械を破壊してあげましょう
流石にこれだけでは倒せないでしょうがかなりダメージは与えられるでしょう
後はお願いします


●超怪力と超ヘドロ

「なるほど厄介ですねしかしボクはこれ以上改造されるのは懲り懲りなのでね」
「確かに、流石に改造されるのはちょっと勘弁ね。それはともかく、なんとかしてみますか」

 今までの戦いを俯瞰し、改造された猟兵らを見やりつつ、ニクロム・チタノ(反抗を忘れた悪堕ちヘドロ・f32208)と荒谷・つかさ(逸鬼闘閃・f02032)はスーパー戦車へと近づいていた。

「体力はあまり無駄にはしたくないですが、抵抗しないで捕まっても不自然ですよね?」
「そうね。ピンチな感じを出した方が相手も油断するでしょうし、無抵抗は何かがあると相手に読ませてしまうかもね」
「ではそれでいきましょう」

 ニクロムとつかさは共に走り出した。スーパー戦車はなんとか地上まで上がってこれたようで、武装も強引に使用可能にしている。流石にフォーミュラ級、あれだけ攻撃されてもまだ活動できることに2人は油断しないようにし走る。

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 それでも怯むことが無いのは子供メンタル故か、圧倒的な実力差がまだあるからか。無邪気を込めたゲットボールを2人へと次々に撃ち放つ。

「(とりあえず抵抗として)ヘドロで吹き飛ばせば当たらないでしょ!」

 ニクロムはヘドロを生み出す体となっている自分を利用し、ヘドロを発射してそれでゲットボールの軌道を逸らそうとする。だが、ボールはヘドロを突き破りニクロムに直撃する。

「そんな!(流石に損傷しているとはいえフォーミュラ級ですか)」

 一方、つかさは何も知らずに弾き飛ばそうとしているように見えるようにボールを殴り飛ばす。だが当然接触によりボールが開き、その中に自身が吸い込まれていく。

「しまった!(と焦っているようにしておかないとね)」

 2人がボールに吸い込まれ、戦車へと引き戻されて車体にくっつく。

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 ホースがそれぞれに接続し改造液が注がれていく。だが戦車は知らない。そもそもゲットボールも、改造液も全て予知されて把握されていることを。

「さて、じゃあ本気のヘドロをお見せしましょう」

 ニクロムは【ニクロムの成れ果て(ニクロムヘドロ)】により大量のヘドロを身体から放出する。改造液よりも先にヘドロがボールの中を満たしていき、注入口が塞がってもなおヘドロが放出される。結果、ボールからの内部圧力が異常に加わっていく。

「よし、内部には入れればこちらのものよ。さっきはかなり手加減したからね……本気で殴らせて貰うわ」

 一方、つかさの方は単純。改造液が注がれるのも気にせず、拳を握りしめそれを腰だめに構える。普通ならばユーベルコードを使わない一撃ではボールも破壊できない。だが彼女は怪力無双の種族羅刹であり、戦国の世より代々伝わる戦闘流派・荒谷流の正統後継者。ストイックに鍛え続けた結果、彼女の怪力技能は数値で言えば1236という埒外の数値に達しており、猟兵の中でも最高峰と言える。その怪力を使う意識をした上での一撃。それはもはや生半可な一撃とはいえず、ボールを粉砕する事は十分可能。

「はっ!!」

 瞬間的な爆発的力が込められた一撃がボールへと叩きこまれる。

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 破壊されたのはまたも同時。1つは内部圧力により壊れると内部からヘドロが噴き出しスーパー戦車の車体を溶かし、1つは純粋なパワーで粉砕された。
 つかさは飛び出すと咄嗟にスーパー戦車の車体に飛び乗る。

「殴ったらあっさり壊れたわね。お母さんとやらにもう少し硬いのを作ってもらえばよかったのに」
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「なんとなく勘違いしている気がするから言っておくけど……今のはユーベルコードではないわ、ただの怪力よ」
「e38188e38188e38188e38188e38188e38188efbc81efbc9f」

 理解不能理解不能と驚き続けるスーパー戦車に向けて、つかさは再び拳を構える。だが少し違う。腰だめに構えた拳に少しひねりをくわえる。それだけで彼女のユーベルコードは完成する。先ほどの怪力拳にユーベルコードを加えればその威力は想像もしたくないだろう。

「でもこの技は近くじゃないと使えなくて当てるのには苦労するの。懐までの案内ご苦労様ってね。わざわざ自分の所に近づけてくれて助かったわ」
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 迎撃しようにもつかさの位置では砲塔も狙えない。怯える戦車につかさは容赦なく拳を突き出した。

「【螺旋鬼神拳(スパイラル・オウガナックル)】!」

 ひねりを加えた拳が螺旋を描き、命中したスーパー戦車の装甲を粉砕する。抉るようなそして埒外の怪力を加えた一撃は、フォーミュラ級の装甲を大きく抉り飛ばした。

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「私をどうにかしたければ、もうちょっと丈夫な素材を使いなさいな。あなた自身も捕縛兵器も、っと」

 ダメージに暴れ狂うスーパー戦車の勢いに思わず振り落とされるつかさ。それをすかさずニクロムが空中でキャッチする。

「やれやれ無茶しないでくださいよね」
「近くに来てるのがわかったからね」
「全く……それじゃあ、丁度いい穴にぶちこんであげましょう」

 ニクロムは手をかざすとそこから特別濃いヘドロの塊を撃ち出す。狙いはつかさが大穴を開けたスーパー戦車の装甲。ヘドロは穴に押し込まれると、そのまま汚染物質と共に浸透。内部を溶かすだけではなく、液体として機械を汚染していきその機能を失わせていく。

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「凄く苦しんでるみたいですが、改造やら実験やらをしようとするなら自分もされる覚悟を持たないとですね。トドメは後に任せましょう」
(余程改造や実験に嫌な経験しかないのね……)

 更に苦しむスーパー戦車を尻目に、つかさを抱えたニクロムはヘドロの放射で勢いを和らげ着地。後を別の猟兵に任せ、2人とも撤退するのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

中條・竜矢
【SPD判定】アドリブ、絡みOK
なるほど、隙を突いて驚かせる、か。なら……覚悟を決めて一度捕まってから驚かせよう
方針としては捕まった後、改造液に全身が浸かる状態になったらユーベルコードを発動して変身する。改造が予想外の方向に進んだと勘違いさせるんだ。
動物の遺伝子を使った改造ならその要素がない姿に変われば驚いてボールから出すだろう。
ボールから出たら強化されたスピードと斬撃で一気に攻め立てる。

どれだけ浸かっているかだが……改造液で変り始めたのが分かるまで耐えるか。【勇気】と【激痛耐性】で保たせる。
(変身するが改造液の効果で変わってしまった箇所もある)だが……十分戦える!


神代・凶津
ゲットボール……まさかとは思うかスーパーとかハイパーとかはないよな?
「…ゲームじゃないんだから。」
ともかくしっかり対処法を考えないとな。改造されたら『神代凶津は改造ヒーローマスクである。』なんてナレーションが流れてきちまう。

敵を油断させる為に捕獲されたが取り敢えず改造液が流てくる穴に結界霊符を貼って結界術で時間稼ぎだ。
チッ、長くは持たねえな。敵も明らかに遊んでやがる。生半可な武器じゃボールは破壊はできないようだが。
……なら生半可じゃない強力な武器ならどうだ?
妖刀憑依ッ!後は任せたぜ、相棒ッ!
「…鬼面の大霊剣。」

大霊剣になった俺で脱出に成功したらそのまま敵をぶった斬ってやるぜッ!


【アドリブ歓迎】


フレーネジール・メーベルナッハ


とっ捕まえて改造しちゃうとか何それ面白い面白いー♪
ん-、でも改造されたら戦えなくなっちゃうからダメかな?

ま、いっか♪なんとかなるよねなるよねー♪

ってノリでわざと捕まって、完全に改造液が浸透してくる前にUC発動。
非実体化して、ボールをすり抜けちゃうよ。
ある程度は改造液浴びるから、ちょっと獣人化するかも?

出来たらそのままスーパー戦車の内側を移動して、実体化できるくらい広いスペースがあったらそこで実体化、内側から攻撃してっちゃおっか♪
自分の内側を直接攻撃されたら、それはもうビックリするよね、するよね♪
ヤバくなったらまたUCで非実体化して脱出するよー。


●さようなら、機械仕掛けの子供

「とっ捕まえて改造しちゃうとか何それ面白い面白いー♪ん-、でも改造されたら戦えなくなっちゃうからダメかな?」
「完全に改造されてしまったらダメだろうな。理性がどうなるかわからないし、スーパー戦車の命令に従ってしまうらしいからな」
「だよなあ。しっかり対策は考えねえと、改造されたら『神代凶津は改造ヒーローマスクである。』なんてナレーションが流れてきちまう」
「まあヒーローマスク自体が既に変身ヒーローじみているがな」
「わーい、ヒーロー♪」

 かなりの損傷を加えられたスーパー戦車を見やりながら、フレーネジール・メーベルナッハ(俠気の凶奇の嬌喜の狂姫・f33354)、中條・竜矢(変化する竜騎士・f03331)、神代・凶津(謎の仮面と旅する巫女・f11808)の3人は対策を練っていた。

「て訳で俺はこう……」
「私は少し危ないが、こうでこう……」
「んー。じゃあボクはね、こうでこうでこうー!」
「おい、それじゃあ俺がこうした時あぶねえぞ」
「なら、私がこうした時、それを合図にして……」
「わかったー!じゃあそうするー!」
「大丈夫だろうなおい……」
「なんとかなるよねなるよねー♪」

 こうしてある程度の打ち合わせをした後、3人は飛び出し、スーパー戦車へと駆け出した。

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 とうとうダメージでは完全に追い詰められたらしいスーパー戦車は迫る3人へとゲットボールを乱射する。その連射速度は凄まじく、とてもではないが回避はできない。かといって防御をすれば容赦なくゲットボールに捕獲される。

「く、相手もいよいよ追い詰められたか、うおっ!」
「とてもじゃないが逃げ場はない、な!」
「わー、やられたー!」

 3人とも思い思いに避けようとする素振り、いや、実質意味はない。何故なら避けようとしても本当に回避できない物量だったのだ。それほどまでに追い詰められたフォーミュラ級の攻撃は怒涛の物だった。3人が吸い込まれたボールが戦車にくっつき、ホースが接続される。

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 今までよりも更に多い改造液が注がれる。だが3人ともそれぞれこの事態は想定済み。取った対策も3種3様であった。

「よし、まずは蓋をするぜ!」

 凶津は注入口に大量の結界術符を貼り結界を形成。結界で改造液が注がれるまでに時間を作る。

「とはいえ長くはもたねえな……生半可な武器じゃあ効かないらしいが、巨大な収まらない強力な武器ならどうだよ!妖刀憑依ッ!後は任せたぜ、相棒ッ!

 巫女の顔に付いていた鬼面が離れ、持っていた妖刀の鍔部分に装着する。すると刀がみるみる大きくなっていき、ボールの大きさに詰まる。だが邪魔だといわんばかりに更に大きくなっていく。それはヒーローマスクである凶津と合体した事でオブリビオンと化した妖刀。本来の身体の持ち主、桜がその銘を告げる。

「…鬼面の大霊剣」



「さて、あっという間に漬かってしまったな。だがここまでは予定通りだ」

 一方、竜矢の方はあっさり改造液は満たされてしまった。触れている内に身体にふさふさの毛が生えてくるのを感じる。だが流石にそれが終わるまで待つつもりは無かった。

「黒剣よ、この身と一つになれ。刃となって、すべてを切り裂け。【神斬魔牙(カミキリマガ)】」

 彼はユーベルコードの発動と同時に自らの枷を解き放ち、竜派ドラゴニアンの姿に変身した。彼はある特殊なチョーカーにより人間の姿を保っているが、こうして竜人の姿への変身も可能。そして全身の鱗から刃が生えてくる。刃は次々にボールへと突き刺さる。

(この刺激はスーパー戦車にも連絡が行くはずだ。確認したならば、後は賭けだな。奴の子供精神に賭けるしかないか)



「わー、どんどん出てくるー!あ、ちょっとかかっちゃった。うん、もうそろそろいっかなー」

 一方フレーネジールの方は呑気に改造液が流れてきて、自分に降りかかるのを見たがボール内が満たされる前に行動を開始した。

「ふぅわふぅわ、ゆぅらゆぅら♪ ほぉらほぉら、ボクはここだよ、こっちだよぉ♪ 【凶汽(ゲシュペンスト)】」

 ユーベルコードを発動した途端、その身体は実体を失った幽霊のようになった。そうなれば当然ボールも透過でき、素早いスピードで空を舞うとボールの壁をあっさりすり抜けた。そうなればその先は当然……。

「それじゃ、ボクの脱出ショーの始まり―♪」



 さて三様の行動の末、スーパー戦車は……。

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 一番に異常に気付いたのは竜矢のボールだった。ボール内の検知により動物ではないゲノム反応が出たのを知ったスーパー戦車は、その謎に動揺し解放して確認しようとしてしまった。ちなみにその反応は、竜人化による反応である。
 そして解放されて飛び出したのは、竜人でありながら、体の一部に黄色い獣毛――これだけだとわからないが、狐のもの――を生やし、空を舞う竜矢の姿だった。

「スーパー戦車様。何か御用でしょうか」
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 その時、凶津が吸い込まれたボールから刃が飛び出し、少し動けばボールを切り裂き破壊される。中から出てきたのは、巨体な鬼面刀の塚を握った巫女服の少女。

「そちらも大丈夫……少し、毛が」
「気にするな。これくらいならば問題無い。現にあの戦車の言葉がほとんど分からないのがその証拠だ。一番先に出たようだから、少し演技をして時間を稼いだがな」
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 脱出に成功した2人(と妖刀1本)に動揺するスーパー戦車。だがそれでもスーパー戦車はその砲塔を2人へと向ける。

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 だがゲットボールを発射しようとした瞬間、突然スーパー戦車の車体ががたがたと揺れ、痛みにもがくように悶える如く荒れ狂い始めた。その様子に2人は顔を合わせて頷き合う。そう、これは残ったもう1人の仕業。

「それそれそれそれー!!グチャグチャのボロボロのメチャクチャにしちゃうぞー♪」

 それはスーパー戦車の内部で、ロングソード『凶星剣「ウングルック・シュテル」』を瞬く間に振り回し内部機械を滅茶苦茶にしていくフレーネジールだった。彼は非実体化したまま接触しているスーパー戦車の内部へと潜入。広いスペースのある場所で実体を取り戻し、手持ちの武器で大暴れを始め、スーパー戦車を内部から攻めていたのだ。ちなみに彼も浴びた部分に犬の耳、犬の尻尾が生えた状態になっているが特に気にはしていないようだ。その攻撃は今までスーパー戦車が受けてきた損傷の分、より動きやすいという感じで激しく与えられていく。当然、スーパー戦車にとっては堪った物ではない。

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「中から裂かれているようなものだ。同情はするが、人間を改造しようとしたならばその行いが返ってくる事を母親に教えて貰うべきだったな。尤も、教えようともしなかったのだろうが」
「あれ、命令はわからないって……」
「感情のニュアンスくらいはある程度わかるようだ。さて……揺れからしてあの辺り、か!」

 竜矢は振動の激しい箇所へと空を駆けて接近すると、翼や全身の刃でその装甲を一気に連続して切り裂いた。するとそこから、フレーネジールがひょっこり顔を出す。

「あ、もう良さそう?」
「ああ、離脱するぞ」
「オッケー♪」

 フレーネジールは再び非実体化して抜け出て飛翔、竜矢も共に空を駆けて離れる。
 残されたのは、今だ痛みにもがくスーパー戦車と、その前で、妖刀を掲げる桜の姿。

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「私も、貴方が苦しんでいる事だけはわかります……でも、貴方をこのまま見過ごす事も出来ません」
『ああ。例え子供だとしても、お前は過去にやらかし過ぎたし、今も猟兵たちを実験しようとした……終わりにしようぜ』

 子供の精神である事に桜は顔を顰めた。だが、だからといって許す事ができる程にはその存在は脅威に過ぎた。この世界の為にも、残しておくことはできないと。

「『鬼面の大霊剣、一刀両断!!』」

 桜にとっては本来の妖刀の重さである大霊剣が振り下ろされる。凶津と合体した強力な霊剣は、損傷が響いたスーパー戦車の装甲を切り裂き、その全てを両断してみせた。


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 声にならない電子音を響かせた後、断面から次々に爆発を起こし、スーパー戦車の身体はあっという間に爆散していくのだった。



 こうしてスーパー戦車による捕獲と人体実験は終わりを告げた。改造液のサンプルが回収されたのもあり、猟兵たちの治療はスムーズに済み、程なく改造された全員の治療とケアが終了したと報告された。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年09月15日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴