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狸と狐はだるまがお嫌い

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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「これがサムライエンパイアの『ダルマ』ってやつだ」
 知ってるか? とタハニ・クルツリンガー(乱暴者は乱舞する・f03635)は手中の赤いものをくるくる弄ぶ。
「このダルマを売る、『ダルマ市』ってのにオブリビオンが寄ってくるみてえだ」
 未明の頃に狸兵団が、「ダルマなんかじゃなく狸こそめでたい!」などと言いつつだるま市の現場へ押し寄せる。
 一般客の来る前なのでそこは安心していいが、だるま飛び交う中で戦うことになるだろう、とタハニ。
「ある程度狸どもを散らしたら、『妖狐』小町が来るみてえだ」
 なぜだか分からないがだるま市の現場を妨害しにかかるであろう狸、そして狐。
 これらを倒し、だるま市を無事に開催させることが今回の目的だとタハニは言う。

「ダルマ市にはこの赤いダルマが色々売ってるみてえだな」
 だるまとは、願いを込めて目をひとつ、願いが叶えばもうひとつ目を入れるのだという。
 もしも何か願いがあるなら、手ごろなものを買い求める良い機会だろう。
「こーんなでっかいのも、指先に乗っちまうようなちっこいのもあるみたいだぜ」
 甘酒や汁粉、おはぎといった、サムライエンパイアならではの食べ物の出店もあるようだ。
 体を温めながら、だるま市を楽しむために……まずは狸を、そして狐を倒さなくてはならない。

「他にも縁起物が売ってるかもしれねえからな、いろいろ見てくると楽しいと思うぜ!」
 準備はいいか? と尋ねてから、タハニはグリモアを輝かせた。


遠藤にんし
今回はサムライエンパイアです

第一章は集団戦『狸兵団』、
第二章は『妖狐』小町、
第三章はだるま市です

全編、現場はだるま市会場となります
(第一・第二章はまだ一般客はいない想定です)
第三章では、だるま市でだるまを買ったり、汁粉・甘酒・おはぎ・団子などを買い食いすることができます
だるまの他にも、縁起物の招き猫・破魔矢などもあるかもしれません。探してみましょう!

※作中で何かを購入した場合でも、アイテムの配布等はございません

皆様のプレイングを楽しみにお待ちしております
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第1章 集団戦 『狸兵団』

POW   :    狂乱野鉄砲
【仲間がやられた恐怖心】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【弓矢や火縄銃の集中砲火】で攻撃する。
SPD   :    狸兵団突撃
予め【突撃陣形を組む】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
WIZ   :    パンダ混じりの狸囃子
戦闘力のない【子狸応援団(何故かパンダがいる…)】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【戦場に響く賑やかな太鼓の音】によって武器や防具がパワーアップする。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

明智・珠稀
★桜雨・カイ(f05712)&ヴォルフ・ヴュンシェン(f13504)と
 合わせのみで描写希望
★たまたま今回の依頼で初対面し、共闘し縁が出来る流れ希望

■心境
ダルマもタヌキも狐も全て愛しいですよ…!
しかし皆が楽しむダルマ市を邪魔してはなりません…!
さぁ、お仕置きいたしましょう、ふふ…!

■戦闘
サウンドウェポン【三味線】でUC【サウンド・オブ・パワー】
イケメンばかりでご機嫌に歌いつつ、ヴォルフさんとカイさんを強化
「あぁ、私昂ぶってまいりました…!」
武器を鞭に持ち替え、狸&パンダさんに嬉々として鞭打ち【2回攻撃】【マヒ攻撃】を
またヴォルフさん&カイさんの攻撃を支援するよう動く

※アドリブ大歓迎です!


桜雨・カイ
共闘:
ヴォルフ・ヴュンシェン(f13504)明智珠稀(f00992)
アドリブ歓迎

ダルマが誰かに当たっては危ないし、何より壊れてしまっては人の願いを叶えられません。
それではダルマがかわいそうです。

「錬成カミヤドリ」で人形を錬成。半分は飛んでくるダルマを壊さぬよう受け止めしつつ
残りで狸を攻撃。攻撃の少なさは「2回攻撃」で補います

共闘:(支援を受け)「…あ、ありがとうございます!」
助けてもらった分、ダルマが当たらぬよう注意して受け止めないと
「分かりました!しっかりキャッチします!」
攻撃時は二人と連携し、これ以上狸たちが市に入られないよう退治して行きます


ヴォルフ・ヴュンシェン
共闘
明智・珠稀(f00992)
桜雨・カイ(f05712)

「目論見潰さないとな」
近くにいたカイ、タマキと共闘へ
2人の足手纏いにならないよう気をつけよう

(攻撃を受けないことも大事だ)
カイは複数の人形を扱い、攻守に対処するから狙われると大変だ
「カイが狙われそうになったらできるだけフォローする。だるまの護りは頼んだ」

2人とは声を掛け合い連係
俺も2人の行動に続いたり、敵にカウンターでユーベルコード、敵を繋いで拘束、Blauで貫く
確実に仕留めたいが固執はしない

(タマキの歌声を聴くと戦闘力の上昇だけでなく勇気も奮い立つ気がする)
愛ある音楽だからか
「タマキは愛深そうだな」
色んな意味で

最後まで油断せず戦う



 ずらり市中へ並ぶだるまへと狸はぽこぽこちょっかいをかける。
 棚の上からだるまを転がり落とした狐は棚の上によじ登って鎮座、パンダもそれに続いて満足げ。
「ふふ、愛らしい姿です……!」
 そんな様相に明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)は微笑を湛えてサウンドウェポン【三味線】に撥を添え、和の調べと共に歌声を広げる。
 珠稀の歌声に艶めいたものが混じったのはヴォルフ・ヴュンシェン(願う者・f13504)の姿を認めてだろうか。歌声に籠る力にヴォルフ自身も力が籠り、愛ある音楽にルーンソード『Eid』を構えつつヴォルフは呟く。
「タマキは愛深そうだな」
 色んな意味で――という言葉をしまい込んだヴォルフの目に留まったのは、桜雨・カイ(人形を操る人形・f05712)の姿。
「ダルマがかわいそうです」
 言いつつカイは狸たちをたしなめるように人形を錬成、狸たちが投げつけるだるまに傷がつかないよう受け止めながら攻撃を仕掛けてはいるのだが、手数が足りず押され気味のようだ。
 突撃陣形でカイへ殺到する狸たち――動きを見切ることそのものは難しくないが、腕いっぱいのだるまのせいでカイは回避することが困難。
 避けきれない、とダメージを覚悟したカイの元へと届いたのは珠稀の歌声と、狸へ向けられた黒焔の矢。
「これは……」
「狙われそうになったらできるだけフォローする。だるまの護りは頼んだ」
「……あ、ありがとうございます! 分かりました! しっかりキャッチします!」
 大きくうなずいてカイは人形を操る手に力を籠める。
 カイの操る人形はだるまを拾い上げて道を切り開き、市の中へ這入り込もうとする狸を押しとどめる。
 ヴォルフは黒焔を携えて金茨で狸を縛り上げ、『Blau』でひと息に貫くことで敵の数を減らしていった。
 市へ攻め入ることが出来ず攻撃を受ける一方の狸たち。
 攻めあぐねてウロウロしていた狸らは弓矢や火縄銃を手に、ところかまわずぶっ放し始めた。
「ああっ、だるまが!」
 だるまが並ぶ棚に矢が刺さり、ごろりと地面に落下するだるま。
 カイは攻撃に向かわせていたからくり人形を引き上げてだるまを拾うことに集中する。
 それによって狸を押し止めるのはヴォルフ一人となったが、
「厄介だな、数が多すぎる」
 金茨の戒めがあろうとも攻め入る軍勢の全てにまで目を届けることは難しい。今はどうにか押しとどめられているが、それも時間の問題か――。
 焦燥を覚えるヴォルフの様子を見ていた珠稀は三味線を置き、代わりに薔薇の刻印のある黒革の長鞭を手にする。
「あぁ、私昂ぶってまいりました……!」
 鞭を手にする珠稀はカイによって作り出された道を駆け、ヴォルフによって追い込まれた狸&パンダへと鞭を振るう。
「さぁ、お仕置きいたしましょう、ふふ……!」
 戦列に珠稀が加わることで狸たちの侵攻は阻まれる。
 三人の攻撃は、激しく狸たちを追い詰めようとするものだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

微笑本・ウサ氏
狸は所詮、兎にカチカチされる運命でござる。

手甲の形状をドリルに変えトンネル掘り
塹壕風の〇コースを作りS四駆にその辺のダルマを括りつけ
走らせ罠使いとしておびき寄せ
死角から騙し討ちでexカリを狸
目掛けて槍投げである程度纏めて暗殺串刺し狙い

団子狸から逃れた残りに手元から離れたら発動する属性攻撃・金と酸の尖角諸刀達を投げ念動力でカチカチぶつけ合い発生した水素に引火させ爆破

反撃してきたら野生の勘で攻撃を見切りながら
接近して団子狸を敵を盾にするや
ナウ剣で武器受けてカウンターで
アクライザーを零距離射撃
空中戦弱P+弱K
金髪三つ編みベレー帽の女性が狸に頭を太ももで挟み地面に叩きつける幸せ投げ

兎に勝てる狸は居らぬ


ホーラ・アイアンアーム
【POW使用】【アドリブ、絡み歓迎】

ホーラ的には狸よりパンダ派……ってあれ、なんかパンダさん混ざってない? 上野からの増援部隊?
えっと……まあ、いいや。オブリビオン、即ち悪、悪、即ち斬。悪・即・斬なのだ。

先ずは【防具改造】で【空中戦】モードに変形なのだ。
【ジャンプ】で空の上から【拠点防御】と【ダッシュ】でダルマ市を守るのだ。
狸……パンダ? 合体してタヌパが密集している所に【範囲攻撃】を叩き込むのだ。
もし、孤立しているタヌパを発見したら急降下して【グラップル】をお見舞いしてやるのだ。
タヌパからの攻撃は【戦闘知識】と【見切り】で避けるのだ。

UCは、今回は数も多いし攻撃回数重視で行くのだ。


塩崎・曲人
ダルマと狸の関連性が一個も思い浮かばねぇんだけどよオレ
誰かに唆されでもしたかね?

突撃陣形を組んだ狸達に
【地形を利用】して市場の建物の屋根を伝い側面や後方へ回り込む
陣の中に飛び込んで【喧嘩殺法】で暴れてやるぜ
乱戦に持ち込んじまえば陣形なんか組みようがねぇだろ
「縁起が良いかどうかは知らんがとりあえずアタマはめでてぇようだなぁオイ!ダルマ様みてぇに手足もいでやろうかコラァ!」
(そこらに落ちてた売り物のダルマでガシガシ殴りつつ)
基本好き勝手暴れるが、流石に味方の攻撃に巻き込まれたくはねぇ
その手の合図があったらさっさと逃げるぜ

【アドリブ絡み歓迎】


十六夜・月
ん?なんか白と黒の狸がいるけどきっと気のせいだ・・・いや、青色の狸もいるという話だしあるいわ・・・(錯乱

基本は[怪力]を利用しての[範囲攻撃]で数を削ぐ戦略に徹することにしよう。
相手が気づいていなかったときは[先制攻撃]で先手を取る。
混乱している場合、畏怖により攻撃が少しでもとばっていた場合は
[2回攻撃]により猛攻を仕掛けるのがいいだろう。
前者後者ともに[早業]で迅速に行うのは絶対だ。

もし、攻撃されたとしても沈着冷静に[見切り]での回避や[武器受け]での防御をすれば問題ないだろう・・・


御宮司・幸村
はじめて訪れるサムライエンパイアに少し浮き足気味
事前に歴史シミュレーションと時代劇で予習してきたけど、本場はやっぱ違うね!
何だか敵がかわいらしいけど、引き締めていこーう

【SPD】以外は相性悪そうなんで、エンドブレイカーの召喚!
19体の内15体を敵戦闘用に4体を自分の防衛用に合体させるよ

攻撃に合わせて技能【鎧無視攻撃】を解放
じゃあ、勇者さん、こらしめておしまいなさい!(ノリノリ)

一応【目立たない】と【見切り】もつけて敵の攻撃を予測
召喚や仲間に「そこら辺、攻撃来るよ!」とか随時アドバイス
おじさん【コミュ力】地味にあるんだ

陣形を組んで増強したみたいだけど、当たらなければ意味ないよね~
絡みアドリブ歓迎



「ダルマと狸の関連性が一個も思い浮かばねぇんだけどよオレ」
 誰かに唆されでもしたかね? と首を傾げる塩崎・曲人(正義の在り処・f00257)。
 御宮司・幸村(なろう系@最強職・f02948)はきょろきょろ辺りを見回して、サムライエンパイアの空気を肌に直に感じる。
「本場はやっぱ違うね!」
 歴史シミュレーションと時代劇での予習をしてきたから街並み等は見たことのあるものだったが、それでも現実に目の前にあるのだと思うと興奮を隠せない幸村。
 そんなサムライエンパイアの道に狸たちがうごうごしているのを見つけて、幸村はコントローラーアタッチメント角(防↓↓)を手に。
「何だか敵がかわいらしいけど、引き締めていこーう」
「そうだな、油断は禁物だ」
 その言葉に大きくうなずいた十六夜・月(自由気ままなダンピール・f12574)はver.pgl【162L-S】を手に攻撃を――しようとしたところで、狸の中に白黒のまんまるな生き物がいるのを発見。
「ん? なんか白と黒の狸がいるけどきっと気のせいだ……いや、青色の狸もいるという話だし……」
「気のせいじゃなくてパンダさん混ざってない? 上野からの増援部隊?」
 錯乱する月、悩むホーラ・アイアンアーム(失ったからこそ得られる力・f13693)。
 しばらく二人はうんうん唸っていたが、そうする間にも狸はうごうご侵攻中。
「えっと……まあ、いいや。オブリビオン、即ち悪、悪、即ち斬。悪・即・斬なのだ」
 方針が決まっちゃえばやることはただひとつ。
 そう決めて前を向くホーラが見たものは、転がるひとつのだるまを追いかけて辺りを駆け回る狸の姿。
 だるまはひとりでに動いているわけではなく、キマイライジング(Sヨン)に括りつけられている。
 必死になって追い回す狸の背後へ飛び出た微笑本・ウサ氏(the freedom~歩く悪巫山戯~・f01154)は念動力を( ゚∀゚)o彡セイ!( ゚∀゚)o彡セイ!してexしたバールを狸の群れへ投げつけた。
 盛大に舞う土埃――間一髪攻撃から逃れたらしい狸がちょろちょろ逃げ出すが、曲人は屋根の上から飛び降り、真上から強襲を仕掛けた。
「縁起が良いかどうかは知らんがとりあえずアタマはめでてぇようだなぁオイ!」
 足元の狸を蹴り飛ばして、売り物として鎮座していただるまを振りかぶって狸の後頭部へ叩きつける曲人。
「ダルマ様みてぇに手足もいでやろうかコラァ!」
 固まって逃げていた狸たちの真ん中に曲人が降り立ったので、狸たちはちりぢりに逃げ回り、隊列を組む余裕などひとつもない。
「じゃあ、勇者さん、こらしめておしまいなさい!」
 Act.3――エンドブレイカーによって生まれた十九名の歴代の勇者のうち、四名を合体させて自らの護りとする幸村。
 残る十四体は散り散りになった狸とパンダを追いかけ、鎧兜の護りを無視した一撃を放つ。
 狸の中にはその攻撃もかいくぐり、猟兵たちとの交戦ではなく市の破壊を優先しようとする者もいる。
 だが。
「やらせないのだ!」
 追いすがるホーラは急降下、サイボーグ化された肉体から内蔵兵器を展開して厚い弾幕を張ることで道程を阻む。
 絶え間ない斉射に対抗するように狸たちは火縄銃を手にするが、即座に月のパイルバンカー『ver.pul【2610L-S】』が弾丸を撃ち落とす。
「混乱しているようだな。迅速に行こう」
「任せるでござる」
 水素に引火させて爆発を引き起こしたウサ氏はぐっと指を立てて月に返すと、挑みかかってきた狸の攻撃を受け止めて神☆マリア転生アクマでも見てるライザーを射撃。
 空中戦弱P+弱K――現れたバトルキャラクターは金髪三つ編みベレー帽。彼女は狸の頭を太ももで挟むと地面で投げつけ、恍惚の表情の狸はどこか遠くへ飛んで行った。
「兎に勝てる狸は居らぬ」
 ドヤァな表情のウサ氏である。
「そこら辺、攻撃来るよ! 後ろに!」
 目立たないように狸の動向を探っていた幸村は狸らの弓矢が一点、前線で攪乱を続ける曲人へ集中していることに気付くと声を上げる。
「ッ危ねぇ!」
 難しいことを考えるのをやめて、『後ろに』という幸村の言葉のまま愚直に後退する曲人。
 瞬間、火縄銃の火線が先ほどまで曲人の立っていた場所で火柱を上げる――弓矢も巻き込んで燃え上がる赫々とした炎に呑まれていたら、どうなっていただろうか。
「助かったぜ、この分も暴れねぇとな!」
 言って、曲人は火縄銃の軌道を辿るように戦場を駆け、銃を持つパンダの顔面を思い切りぶん殴る。
「陣形を組んで増強したみたいだけど、当たらなければ意味ないよね~」
 幸村は喚びだした勇者たちへ曲人へ続くよう伝え、敵の数を着実に減らしていった。
 狸たちも数を活かして反撃には出ているのだが、月は攻撃を受け止めては何度も猛攻を仕掛けることで追い返し、ホーラは真上からグラップルを仕掛けることで各個撃破していく。
 奮戦の甲斐あってか、狸たちは残らず退治されるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『『妖狐』小町』

POW   :    妖狐の蒼炎
【青白い狐火】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    クイックフォックスファイア
レベル分の1秒で【狐火】を発射できる。
WIZ   :    コード転写
対象のユーベルコードを防御すると、それを【巻物に転写し】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠暁・碧です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 コン、とブーツのつま先が地面を叩く。
「うちの折角集めた狸、みんな倒してもうたん?」
 残念やわぁ、と微笑む『妖狐』小町。
「まあええけどな。狸風情、どうなろうと知ったことないわ」
『妖狐』小町は猟兵らへ視線を向けると、微笑を浮かべ。
「ほな――ぼちぼち、始めよか?」
 だるまのごとき丸い狐火を、辺りへと灯す――!
塩崎・曲人
出てきていきなりバトる気まんまんかよ
まぁ、話が早くて結構だがね!

「テメェコラァ、何の了見でだるま市を潰そうってんだオラァ!」
と【睨撃粒子砲】で攻撃
近づけたらとっとと接近戦に持ち込んじまいたいところだな
この手の相手は小細工させる時間を与えないのが肝心ってね!
「お前さんがどんな火遊び企もうが自由だがね!オレ達の前に出てきた以上、火傷じゃ済まさねぇぞ!」
(鉄パイプフルスイングしつつ)
流石に狐火直撃はマズイから、武器で叩き落とす!
っていうかノーモーションで撃ってくるのズルくない?

【アドリブ絡み歓迎】


十六夜・月
あらあらまあまあ、なんとも可愛らしい・・・これならやられてしまってもご褒美・・・おっと、つい本音が。とりあえずやれることはやりましょうねぇ

Stirrings of [Vanquish]にて防御力をメインで能力を向上させて戦闘に臨みます。メインは[スナイパー]の狙撃[2回攻撃]で味方の援護攻撃を行うことにしましょう。攻撃が当たらずとも味方の攻撃の隙をすこしは作れるだろう。

もしも、攻撃された場合は[見切り][第六感]を駆使し回避、それが叶わなければ[武器受け]で防御し少しでもダメージを受けないようにします。
もしもその際に[カウンター]できる状況にあるなら[早業]で迅速に反撃を狙います。



「テメェコラァ、何の了見でだるま市を潰そうってんだオラァ!」
 闘気に満ちる『妖狐』小町めがけて、曲人はメンチを切る。
「答える必要なんかあらへんなぁ」
 のらりくらり、決して答えようとしない『妖狐』小町は、しかしそのせいでダメージを受ける。
「ひどいことするんやねぇ。ほな、お返しや」
 撃ち出された狐火は、しかし月が遮り曲人にまでは届かない。
「あらあらまあまあ、なんとも可愛らしい……」
 これならやられてしまってもご褒美、と本音をこぼしかけて口元に手をやる月。
 天と地、人の魔力は月の護りを高めているから狐火に焼かれることにそうダメージはない。
「私からお返しがしたいところです」
 月は精霊銃『Ver.st[661ML-FB]』による連射で『妖狐』小町を牽制し、その隙に曲人は『妖狐』小町へと接近。
「お前さんがどんな火遊び企もうが自由だがね! オレ達の前に出てきた以上、火傷じゃ済まさねぇぞ!」
 小細工を仕掛ける好きなど与えないようあっという間に距離を詰めた曲人の手には鉄パイプが握られ、『妖狐』小町めがけてフルスイング。
 空気を裂く音は鈍く重く、全身全霊の一撃を受けた『妖狐』小町はじりじりと後ずさる。
「ほんま、面倒なお人やなぁ」
『妖狐』小町の呟きと共に辺りへ灯る狐火。
 射出されたそれらを鉄パイプで叩き落していると、鉄パイプ越しにもその灼熱が伝わって。
「っていうかノーモーションで撃ってくるのズルくない?」
「なんのことか分からへんわ」
 あくまでものんびりとした態度を崩さず、狐火の連射で対抗する『妖狐』小町。
「とりあえずやれることはやりましょうねぇ」
 龍脈から溢れる力を宿す月は狐火の軌道を見切り、左右へ体を揺らすことで回避してのける。
「お上手やねぇ――せやけど、」
『妖狐』小町は言って、狐火を何度も生み出して。
「いつまで持つか分からへんねぇ!」
 撃ち出される狐火は肉眼で捉えることも難しく、己の直感頼みで回避していく曲人と月。
「キリがねぇ……!」
「反撃を狙いましょう」
 間一髪のところで回避しながら、二人は反撃に打って出る機会を虎視眈々と伺った。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

明智・珠稀
★桜雨・カイ(f05712)&ヴォルフ・ヴュンシェン(f13504)と
 合わせのみで描写希望

■心情
なぜに狸を集めてまで狐のお嬢さんはダルマを嫌うのでしょう?
(首を傾げ)
せっかく愛らしいのですから狐っ娘で十分推せそうですのに、ふふ

■戦闘
ヴォルフさんの防御強化や
カイさんのカミヤドリの効果を存分にいただきつつ
UC【妖剣解放】を使用しスピードを上げ
前衛で敵を翻弄するように動き、妖刀で【2回攻撃】【マヒ攻撃】を

敵の攻撃は【武器受け】
また中衛に下がりつつ妖刀解放の衝撃波を放つ
「あぁ、美少女とイケメンの闘いっぷり…目に焼きつけたいです…!」
うっとりするも冷静に戦況を見、衝撃波での支援攻撃を

※アドリブ大歓迎!


桜雨・カイ
共闘: ヴォルフ・ヴュンシェン(f13504)・明智珠稀(f00992)
アドリブ歓迎

狸たちは利用されただけということですか…なぜダルマ市を妨害するのかは分かりませんが、あなたにもこれ以上の邪魔はさせませんよ。
「錬成カミヤドリ」発動。錬成体のうち数体は3人の盾とする。狐火が発動した瞬間かばう。 「先ほど手を貸してもらった分、今度は自分が!」

残りは攻撃へ。 連携の提案には狐に気付かれぬようにうなずく。
狐に気付かれぬよう攻撃しながら回り込むような位置へ移動、
二人の攻撃時に避けられないよう、逃げ道ふさぐ形で【2回攻撃】で一気に攻撃をかけます。


ヴォルフ・ヴュンシェン
共闘
明智珠稀(f00992)
桜雨カイ(f05712)

【加護のリヒト】で防御主体の強化

「タマキ流に言うとナメマワスヨウナネッシセンで」
攻撃動作は観察し何か特徴を見つければ共有
タマキ、カイと連係し、互いの攻撃の隙を埋めていく

「カイ、支援頼む」
敵が攻撃した瞬間に前へ踏み出す
Blauで手へ【串刺し】を狙っているように【カウンター】含め執拗に攻撃し巻物を狙う
実際巻物が狙えたら取り落とさせ、蹴飛ばして簡単に回収できないようにするが、厳しい場合手への印象が十分についた頃合いで、攻撃の軌跡を変え顔面、その先の髪飾りの【串刺し】を狙う
「落ちてしもたか。ま、そんなお洒落どうなろうと知ったことないわ」(口調真似て)



 幾度も辺りを照らす狐火の輝きの中に割って入ったのはカイ。
「なぜダルマ市を妨害するのかは分かりませんが、あなたにもこれ以上の邪魔はさせませんよ」
 カイを取り囲むように立つのは複製人形たち。狐面を着けた彼らは狐火がヴォルフに襲いかかろうとしているのを見るや否や、飛び出してその炎を受け止めた。
「先ほど手を貸してもらった分、今度は自分が!」
 残る人形たちを『妖狐』小町の元へと走らせて、カイはヴォルフと珠稀のために人形を繰る。
「タマキ流に言うとナメマワスヨウナネッシセンで」
「ふふ、情熱的に狐っ娘を見つめて差し上げましょう……!」
 ヴォルフの緑色の瞳はじっくりと『妖狐』小町を見つめ、動きにクセがないかどうかを観察。
「滅ぼす力、護る力、支える力を」
 見つめながらもヴォルフの唇が刻んだのはそんな言葉。
 防御壁に変わる輝きに珠稀はうっとりと目を細めてから、妖刀【閃天紫花(センテンシケン)】を手に敵へと肉薄する。
 刃は右へ左へ煌いて動きを読ませず、『妖狐』小町がその攻撃に視線を揺らす間に珠稀は斬撃を二度も繰り出した。
 縛り付けられたかのように身を竦ませた小町は珠稀の連撃、カイの人形たちの攻撃に追い込まれそうになるが、負けじとカイのユーベルコードを巻物に写し取る。
 錬成品の模造品が狙うは珠稀。
「情熱的ですね、ふふふ……!」
 珠稀は一度小町と距離を取り、衝撃波による中距離へとすぐさま切り替える。
「カイ、支援頼む」
 代わりに踏み出したのはヴォルフ。
 竜騎士の槍を突き付けるヴォルフへと小町はまがい物の人形で攻撃を仕掛けるが、攻撃をいなし、ヴォルフは攻撃直後の隙を突くように槍を向ける。
 狙うは小町の手にある巻物――しかし小町としても容易に手放すわけにはならないのか、槍先が突くことは出来ても取り落とさせることは難しい。
(「ならば……!」)
 考えを固めたヴォルフは依然として手を執拗に狙い、小町の護りは自分の腕にのみ集中する。
「なんやぁ、退屈やな――」
 余裕ぶって口を開いた小町は視界の端に珠稀を捉えている。
「あぁ、美少女とイケメンの闘いっぷり……目に焼きつけたいです……!」
 嬉しそうにしながらも珠稀は小町の隙を狙うように衝撃波を放ち、そのたび小町はヴォルフへ攻撃しようとしていた手を止めなければならない。
 しかし、二人の攻撃だけであるならばパターンは読めた。今こそ一気に叩き潰す時と、ひときわ激しく輝く狐火が生まれた瞬間、
「なっ……!?」
 背後からの思わぬ攻撃に、小町は思わず息を詰まらせる。
「逃がしませんよ」
 攻撃は背後に忍び寄っていたカイの人形が放ったもの。
 逃げ道を塞ぐように一気に攻撃を重ねれば、小町は防御の構えを取ることすら出来ずに。
 その大きな隙を突くように、ヴォルフは小町の顔面、頭の髪飾りを串刺しにして破壊した。
 髪飾りは中央に大穴を開けて、遠く地面へ転がる――拾いに行けば背中に集中砲火を受けることが分かるから、小町はそれを拾いに行くことは出来ず。
「落ちてしもたか。ま、そんなお洒落どうなろうと知ったことないわ」
 小町の口調を真似てヴォルフは言い、飄々とした笑みを見せるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ホーラ・アイアンアーム
【POW使用】【アドリブ、絡み歓迎】
のだ。真打登場なのだ?
みんな、ホーラこれからちょっと敵味方平等殺戮兵器になるから、巻き込まれない様に注意して欲しいのだ。

先ずは【防具改造】で決戦モードに変形するのだ。
それで【ジャンプ】と【ダッシュ】で【空中戦】を行って相手を翻弄するのだ。
相手の攻撃は【戦闘知識】と【見切り】で回避するのだ。
攻撃は【グラップル】と【鎧無視攻撃】で行うのだ。

UCを使うときは、仲間に被害が出ない様、注意して使うのだ。


御宮司・幸村
へえ…あいつが狸たちの元締めか?
にしても…サムライエンパイアの奴らは義理人情に厚いと聞いていたんだが
オブリビオンになっちゃあ、そうともいかねえか
まっ、その方がこっちもやりやすい

【WIZ】インベーダーズの召喚
だが、これをコピーされるのは厄介だ
召喚数は俺のLVで95体、敵のLVが解らないまま撃つのは危険と判断
だから待つ【目立たない】ように息を潜め仲間に託す

おじさんのUC、確実にとどめが刺せるタイミングで撃つのが理想
だから頼む、それまで敵を削ってくれ

機会が訪れたら、召喚と同時に敵の全方位に展開
【鎧無視攻撃】さらに【一斉発射】で確実撃破を狙う

手の内を晒す時はな?絶対勝てると踏んだ時だ
…聞こえないか~



 猟兵たちと、小町の戦い。
(「にしても……」)
 それを横目に幸村は目立たぬよう身を潜め、ら思う。
(「サムライエンパイアの奴らは義理人情に厚いと聞いていたんだが、オブリビオンになっちゃあ、そうともいかねえか」)
 もっとも、その方が戦いやすい……思い直す幸村は、押し黙って機会を伺う。
「みんな、ホーラこれからちょっと敵味方平等殺戮兵器になるから、巻き込まれない様に注意して欲しいのだ」
 猟兵へと告げるホーラの言葉に強化外骨格が変形――決戦モードと化した己を携えて、ホーラは小町へと肉薄する。
「なんや、威勢がええなぁ」
 そんなホーラを小町は狐火を浮かすことで迎え撃とうとするが、ホーラは高く跳躍することでそれを回避。
 視界に入る全てを斬り裂こうとばかりに機械剣は猛り狂い、鬼火を引き裂くたびに鋭さを増す。
 護りを固めようとする小町を追い詰め、敵の炎すらも己の力を研ぎ澄ますために。
 まさに無差別破壊兵器かのようにホーラは攻撃を繰り返し、勢いに押されるように小町はじりじりと後退する。
 補助スラスターのお陰で追い詰めるホーラの動きに淀みはない。
 剣で斬り払い、パイルバンカーで苛烈な一撃を加え、小町を追い詰めていくホーラ。
 ここまでに戦った猟兵たちによって体力を奪われていたのだろう、小町はよろめき、最大火力を以ってホーラを焼き滅ぼそうとするが。
「でっでっでっでっ……♪」
 そこへ響き渡るのは、幸村の声。
「な、なんや……?」
 戦場において身を隠し続けていた幸村の存在にようやく気付いたのだろう、小町はあっけにとられた表情で、幸村の周囲に増殖を続けるドット画の侵略してくる宇宙人を見ている。
「んん~痺れるゥッ~弱いけど、数の暴力でイッ、ちゃっ、てぇ~~!!」
 戦闘用宇宙人――その数九十五体。
 それらは一気に小町へと殺到する。
「こ、こんなん――!」
 焦る小町はホーラへ向けようとしていた狐火を宇宙人、そして幸村へ向ける。
 火を浴びれば宇宙人はあっけなく消えていくが、それでも残らず掃討できたわけではない。
 残された宇宙人たちが群がって、小町の小さな体は見えなくなる。
「手の内を晒す時はな? 絶対勝てると踏んだ時だ」
 宇宙人たちはぞわぞわ蠢いて、小町を骸の海へと突き落す。
「……聞こえないか~」
 既に小町が姿を消していたのを認めると、幸村は頭をかいて笑うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『祭りばやしに心の踊る』

POW   :    神輿を担いだり、体力を要する遊びに参加しましょう

SPD   :    技術や速さで競いあったりして楽しみましょう

WIZ   :    謎解きや風流ごとに興じましょう

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 戦いは終わり、だるま市は再開する。
 ずらり並ぶ大小のだるま。願いを込めてこれらを買い求めることもできるだろう。
 小腹が空いているのなら、おでんや団子で腹を満たし、甘酒や汁粉、熱燗で身体を温めることだって出来るかもしれない。
 祭りの賑わいは、まだまだ続きそうだ。
ヴォルフ・ヴュンシェン
同行
明智珠稀(f00992)
桜雨カイ(f05712)

タマキ、カイと見て回ろう
「見たことない食べ物が多いな」
初依頼だけあってまだ色々な世界に馴染みがないからな
カイに同調し、団子は全員違うものを頼み、皆で分け合って3倍楽しむのを提案
「俺はズンダというのを使ったの頼んでみる」
他の2人がどんなものを頼むかも興味深いな
「豆、なのか…凄いな」
他、オデンも皆で色々な具を頼んでみたい

ダルマは、邪魔にならない大きさのなら買ってみてもいいが
タマキに聞かれた願い事…は…そう、だな
「友達と、遊びたい、だな」
2人から返された言葉に笑う
「ありがとう」
俺からはこの縁を大事にしたい旨を伝えよう
(その願いこそ俺が前に進む全て)


明智・珠稀
★桜雨・カイ(f05712)&ヴォルフ・ヴュンシェン(f13504)
 合わせのみ希望

「出会えましたのも何かのご縁。共に祭りを愉しみませんか?ふふ」
お二人をお誘いし、まずは団子屋へ
「私はこしあん団子にしましょう…!」
「あぁ、皆様別の種類ですね、ぜひ他の味も食べてみたいです…!」
「あぁ、イケメン達と分けっ子…私幸せです、ふふ…!」
団子やおでんなどでお腹を満たし、ダルマ市を覗く。

「この子がとてもイケメンだと思います…!」
カイさんにオススメし、自分も掌サイズのダルマを購入
「お二人は願い事はありますか?」
ヴォルフさんに
「ならばもう目を描き込んで良いかと…!またお出かけいたしましょう…!」

※アドリブ大歓迎


桜雨・カイ
ヴォルフ・ヴュンシェン(f13504)明智珠稀(f00992)と一緒
無事にダルマ市が開けて良かったですね
お祭りですか?はい。3人で市をまわります

こしあんも良さそうですが、みたらし団子の香りも気になって
団子の分け合い…二人ともいいんですか?

ではおでんも分け合いですね
3人だとなぜかいつもより美味しくて色々食べられそうです

ダルマ、色々ながありますね
ふふっ、どれが「イケメン」ダルマですかね?

明智さん選択のイケメンダルマを手に。
…勝手にこんな事を願っていいのか分からないけれど

実は…ダルマにお願いをしていました。
「また二人と再会しこうやって歩く機会があればいいな」と
ヴォルフさんの願い、私でよければ。



 無事に始まっただるま市の光景に、カイは安心して微笑をこぼす。
 そんなカイへと誘いをかけるのは珠稀だ。
「出会えましたのも何かのご縁。共に祭りを愉しみませんか? ふふ」
 声をかけられたのヴォルフも同じ。
 珠稀の言葉に二人はうなずいて、三人で祭りを回ることにした。
「見たことない食べ物が多いな」
 こうして世界を渡り災魔と戦うのが初めてのヴォルフとしては、サムライエンパイアの景色はそれだけで新鮮なもの。
 物珍し気に視線を巡らすヴォルフを連れて珠稀がまず訪れたのは、団子屋だ。
 ずらり並ぶ白くもちもちの団子には餡やタレがたっぷりと。串にささって行儀よく並んだ団子の中で、珠稀は滑らかなこしあんに目を留める。
「私はこしあん団子にしましょう……!」
「こしあんも良さそうですが……」
 言いつつカイはお団子を見るのだが、みたらし団子の香りに吸い寄せられてしまう。
「俺はズンダというのを使ったの頼んでみる」
 ヴォルフは言って、それぞれの手には異なる団子が行き渡る。
「皆で分け合って三倍楽しもう」
「あぁ、イケメン達と分けっ子……私幸せです、ふふ……!」
 言い合って、三人は少しずつ団子を分け合うことにした。
 こしあん、みたらし、ずんだ。
 それぞれの美味しさは引き立て合っているように感じられて、カイはいつもより美味しい団子を食べ進める。
「豆、なのか……凄いな」
 豆の旨味を感じながら、ヴォルフはおでんの屋台にも目を付けて。
「ふふ、甘い物としょっぱい物のループですね……!」
 温かなおでんでお腹を満たしながら、三名はだるま市を練り歩く。

「ダルマ、色々なものがありますね」
 陳列されただるまは壁のごとく、カイはちょっとだけ圧倒されてしまう。
 紐で結わえられて持ち歩きやすいものから、持って帰るのですら苦労しそうなほど巨大なものまで。
 記念にひとつと思いながらも迷うカイは、珠稀へ微笑と共に訊いてみる。
「ふふっ、どれが『イケメン』ダルマですかね?」
 問われて珠稀は熱っぽく嘗め回すようにだるまたちを品定め――ひとつをカイに、もうひとつをヴォルフに、そうしてもうひとつを自分の掌に収めて。
「この子がとてもイケメンだと思います……!」
 手ごろな大きさのだるまたちの目は両方とも白いまま。願いを込めて、そして願いを叶えて書き込まれるはずの空っぽの瞳を見つめて、珠稀は二人に尋ねる。
「お二人は願い事はありますか?」
 掌の上でだるまを転がしながら、ヴォルフは問いに考えて。
「そう、だな。……友達と、遊びたい、だな」
『友達』――迷宮での過去を思い出せば、団子とおでんで温まったはずのお腹が疼く気がした。
「実は……ダルマにお願いをしていました」
 言って、カイはだるまからヴォルフへ視線を移す。
「『また二人と再会しこうやって歩く機会があればいいな』と」
 青い瞳に宿るのは柔らかな光。
「ヴォルフさんの願い、私でよければ」
 見つめて微笑むカイに、珠稀は勢いよくうなずいて。
「ならばもう目を描き込んで良いかと……! またお出かけいたしましょう……!」
 紫の瞳に輝かせてそんな風に言った。
 そんな二人の言葉に、ヴォルフは笑みをこぼして。
「ありがとう。この縁は大事にしないとな」
 この願いこそが、ヴォルフが前に進む理由の全て。
 だるま市で過ごす三人の時間は、穏やかに進んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

塩崎・曲人
あー、やれやれ。結構手こずったぜ
まぁ、ケリが付いたから良いけどな

団子でも買い食いしつつ、市を見て回るぜ
「はー、一口にだるまっつっても種類が結構あんのな。なんだあの金ピカのやつ」
だるまはお守りでもない、言っちまえば願掛け意外は置物にしかならねぇ飾りだ
それのためにこんなデカイ市が開けちゃうのは
人々に余裕がある証拠かね
それとも何かにすがらないとやってらんない程の閉塞感の為か?
そんなことを考えつつ行き交う人々を眺める
「オレがしてやれんのはオブリビオン共の退治だけだが……ついでに売上にも貢献してやりますかね」
土産にダルマでも買うか、指先サイズの。
「おっちゃん。ダルマ1つくれ。そう、その一番ちっこいやつ」


ホーラ・アイアンアーム
【POW使用】【アドリブ、絡み歓迎】UC未使用
わーい。お祭りなのだ!
ホーラ、神輿担いでみたいのだ!(背が届かない)
みんなにも、おみあげ買って帰ろうかな?


御宮司・幸村
先日キマイラの依頼で一緒になった三千院君(f12510)とだるま市を楽しむよ
こうして話すのは初めてだから、先ずはちゃんとした自己紹介

色んな店が出てるから三千院君のやりたい事を聞こう
三千院君は甘い物好きかい?
サムライエンパイアの出店って、素朴だけど実質的でどれも美味しいね

俺は御輿が気になるよ、三千院君、一緒にやろっか
よく解らないが、俺は形から入る質
褌に法被を借りられたら借りて、御神輿に挑戦したい
褌の締め方とかは見よう見まねで
三千院君は締められる?良かったらおじさんのを締めて欲しいかな
いやあ、恥ずかしい話、ゲームでは御輿も褌も教えてくれないからねぇ

楽しんで貰えた?そっか、じゃあ…また遊ぼうな


三千院・操
誘ってくれた幸村さん(f02948)と一緒!
自己紹介はだいじ! おれもちゃんとするよ!

やりたいこと、やりたいこと……。
甘い物たべたい!
めっちゃおいしー! つい色々食べたくなるなー……。

御輿かー! いいよ!
とりあえず幸村さんと一緒に色々するよ!
褌の締め方かー! 最近教えてもらったけどちゃんと覚えてるかな……ま、なんとかなるよ!まかせて!
とりあえずうろおぼえで褌を締めるよ!

今日は楽しかった! 誘ってくれてありがとー!



 幸村は操を伴って、祭り会場へと足を踏み入れた。
 二人が知り合ったのはキマイラフューチャーで。
 あの時はそーるめんが――などと言っている敵と戦ったが、今回は祭りを楽しむのみだ。
「こうして話すのは初めてだね」
 改めて自己紹介する幸村に、操はうなずいて。
「おれもするよ!」
 互いに名乗ってから祭りの会場に入ると、そこにはずらり出店が立ち並ぶ。
「三千院君はやりたいことはあるかい?」
「やりたいこと、やりたいこと……」
 訊かれて視線を宙にさまよわせる操は、甘い香りが漂うと表情をぱっと明るくして。
「甘い物たべたい!」
 二人が出店で買い求めたのはおはぎ。一口大きく頬張ると、操は思わず大きな声を上げてしまう。
「めっちゃおいしー!」
「サムライエンパイアの出店って、素朴だけど実質的でどれも美味しいね」
 他の甘味も気になって、辺りを見回しては歓声を上げる操。
 幸村はその後ろをのんびり歩いていたが、御輿とそれを担ぎ上げる褌姿の男たちに目を留めて。
「俺は御輿が気になるよ、三千院君、一緒にやろっか」
「御輿かー! いいよ!」
 褌と法被を借りて、さっそく着替える二人。
「これはどうやって……」
 周りの人の褌姿を見ながら頭を悩ませ、見様見真似で褌を締めようとする幸村。
 操は最近教えてもらったことを思い出しながら褌を締めているようなので、幸村は操へと自分の褌を差し出した。
「良かったらおじさんのを締めて欲しいかな」
「まかせて!」
 ゲームでは御輿も褌も教わることはない……そんな風に言う幸村へと大きくうなずいて、操は褌を締める。
 御輿を担ぐ男たちの声は威勢が良く、その中へと飛び込んでいく幸村と操。
「ホーラ、神輿担いでみたいのだ!」
 腕の機構も生かしてめいっぱい腕を伸ばすホーラだが、いかんせん男たちとの体格差が大きく、手が届かない。
 それでもしばらくぴょんぴょんしていたホーラだったが、金ぴかのものが視界の端に映って、そちらへと駆けだした。
「すごいのだ! ピカピカなのだ!」
 燦然と輝く黄金だるま――いかにもめでたい感じのするだるまにわーい! とはしゃぐホーラと黄金だるまを見て、曲人は少しばかり首を傾げる。
「なんだあの金ピカのやつ」
 呟きつつ曲人は団子を頬張って、立ち並ぶだるまたちを眺める。
「はー、一口にだるまっつっても種類が結構あんのな」
 色が異なるものもあれば、だるまの元となった大師の姿に似せた、人間味のあるものもある。
 これらだるまはお守りでもなく、願掛け以外は置物にしかならないお飾りだと言うことだってできるだろう。
 ――それでも、と曲人が見回せば、辺りには屋台に客を呼び込む活気ある声が響き、だるまを買い求める人々で混雑している。
(「それのためにこんなデカイ市が開けちゃうのは人々に余裕がある証拠かね」)
 あるいは何かにすがらなければやっていけないほどの閉塞感を彼らが抱いているのか……人々の表情からは推し量ることは難しいが、少なくとも、この地は絶望に満ちてはいない。
「オレがしてやれんのはオブリビオン共の退治だけだが……ついでに売上にも貢献してやりますかね」
 呟く曲人はふらりと屋台に立ち寄って、並ぶだるまの中のひとつ、指先ほどの大きさのものを指して。
「おっちゃん。ダルマ1つくれ。そう、その一番ちっこいやつ」
「はいよ。目ェ描くときは気を付けな!」
 艶やかなだるまは曲人の手の中へ。
 そのやり取りを見ていたホーラは、ぐいと人々の中から屋台へ首を伸ばしてだるまたちを見つめる。
「みんなにも、おみあげ買って帰ろうかな?」
 手細工なのか、見ればだるまの姿かたちは少しずつ違う。
 じっくり見つめて、ホーラは素敵なだるまを探すことにするのだった。

 ――日暮れと共に賑わいは収まって、やがて祭りは終わりを迎える。
 幸村と操は褌姿からいつもの服装へと着替えて、祭りの場を後にすることになった。
「今日は楽しかった! 誘ってくれてありがとー!」
「楽しかった? そっか、じゃあ……また遊ぼうな」
 約束を交わして。
 楽しかった思い出を胸に、二人はサムライエンパイアを後にするのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月17日


挿絵イラスト