アポカリプス・ランページ⑥〜最強無敵のデスファイア
●鋼鉄要塞攻略戦
「次は火炎大王が相手だよ! 鋼鉄要塞に乗り込んで、『デスファイア・ヴォーテックス』をやっつけちゃおう!」
アポカリプス・アタックは順調に進んでおり、新たなヴォーテックス一族との決戦を挑めるようになった。グリモア猟兵のスピカ・ネビュラスター(銀河の魔女・f31393)は、戦場と敵の詳細を集まった猟兵へと説明する。
「まずは戦場だけど、『鋼鉄要塞デスファイア』っていうトゲトゲだらけの要塞になるよ。ここに突入して、敵の手下を蹴散らして突破、大広間でデスファイアとのバトルだよ!」
今回は敵の拠点である鋼鉄要塞へと乗り込んでの戦いになる。といっても、手下達は大して強くないので、デスファイアの居る場所までの突破には苦労しないだろう。
「デスファイアは典型的なレイダーっていうのかな? 暴力万歳、欲望最高、法律なんて糞食らえって感じの無法者の親分みたいなやつだね」
悪逆非道の権化のようなオブリビオンである。戦後の平和のためにも、ここで確実に葬るべきであろう。
「それで、このデスファイアだけど、名前の通り火炎放射を多用するみたいだね。それはもう無差別に、部下や奴隷とかもお構いなく火炎放射を撃ちまくってくるみたいだね」
自分の要塞の損害も、侍らせた女すら関係なく、デスファイアは無差別火炎放射で全てを焼き尽くす。それへの対抗策を考えておけば、有利に戦えるだろう。
「あとこいつの下半身は戦車になっているから、機動力にも注意だね」
デスファイアは戦車を強化するユーベルコードも所持している。どうにも火力偏重で、大概は装甲を犠牲にして攻撃力を強化するようだ。
「すっごくワルいやつだから、デビルキングワールドにスカウトしたいくらいなんだけどねー。そうもいかないから、ぶっ倒してきてね」
デビルキングワールド出身のスピカは少し残念そうな表情をした後、気を取り直して猟兵達を戦場へと転移させたのであった。
夢幻
●マスターの夢幻です。
●戦争シナリオのため、1章で完結となります。
●このシナリオのプレイングボーナスは、『無差別火炎放射に対抗する』です。
第1章 ボス戦
『デスファイア・ヴォーテックス・鋼鉄要塞』
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POW : 火力こそ力だぜ!!
自身の【下半身の戦車 】を【ファイブデスモード】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD : デスファイアァァァァ!!
【両腕の火炎放射器 】で攻撃する。[両腕の火炎放射器 ]に施された【火力】の封印を解除する毎に威力が増加するが、解除度に応じた寿命を削る。
WIZ : ヘルファイアァァァァ!!
【炎の雨 】を降らせる事で、戦場全体が【地獄の如き戦場】と同じ環境に変化する。[地獄の如き戦場]に適応した者の行動成功率が上昇する。
イラスト:V-7
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ベリル・モルガナイト
いっそ。潔さを。感じない。までも。ない。ですが
無辜の。民を。傷つける。ことを。許す。わけには。いきません
私は。盾の。騎士
貴方の。炎から。世界を。守り。抜きましょう
魔力による。【オーラ防御】にて。全身の。守りを。固めます
魔力には。【火炎耐性】と。戦場への。【環境耐性】を。付与し。火炎放射へと。備えます
例え。地獄の如き。戦場。であろうと。騎士の。歩みを。止めることは。叶わない
火炎放射の。噴射口に。合わせて。【盾受け】にて。【ジャストガード】を。試みます
一時でも。動きと。攻撃を。封じた。隙に。懐へと。踏み込み
盾を。振りかぶって。【シールドバッシュ】
炎のような。荒々しい。ダンスは。お嫌い。でしょうか
「暴力、無法、底無しの欲望! それこそが、終わっちまったこの世界のガソリンなのさ! それに火を付けて、みんな焼き尽くしてやるぜ!」
「いっそ。潔さを。感じない。までも。ない。ですが。無辜の。民を。傷つける。ことを。許す。わけには。いきません」
兵士を突破して鋼鉄要塞の大広間に辿り着いたベリル・モルガナイト(宝石の守護騎士・f09325)は、火炎大王『デスファイア・ヴォーテックス』と邂逅する。
「私は。盾の。騎士。貴方の。炎から。世界を。守り。抜きましょう」
主張も行動も無法者の見本のようなデスファイア、誰彼構わず焼き尽くそうとする彼を止めるため、ベリルは守護騎士として戦いを挑む。
「俺の炎は誰も止められねぇ! ヘルファイアァァァァ!!」
戦闘の開幕と共にデスファイアの発動したユーベルコードによって、戦場は炎の雨が降り地獄のような様相になった。
「例え。地獄の如き。戦場。であろうと。騎士の。歩みを。止めることは。叶わない」
しかし、そんな業火の中を、全身に魔力の守りをかけたベリルは前に進む。魔力によって炎への対策をしているとはいえ、それは完全では無い。だが、その身を焼かれつつも、ベリルは足を止めずにデスファイアへと近づいていく。
「それなら、直接燃やしてやるぜ!」
「その炎を。私の盾で。止めましょう」
腕に装備した火炎放射器を向けたデスファイアにベリルは一気に突っ込むと、その噴射口に絶妙のタイミングで盾を合わせ、炎の噴出を妨げる。
「クソッ! こいつ……!」
「これで。貴方を。封じ。ましょう」
そこから流れるようなシールドバッシュを放ち、ベリルはデスファイアを殴打する。『是は勇猛なりし覚悟の盾なれば』、この一連の行動で、ベリルは敵のユーベルコードを封じ込めた。これで炎の雨は消え失せた。
「炎のような。荒々しい。ダンスは。お嫌い。でしょうか」
「炎よりも猛り狂うオレは無敵にして最強! ぶちのめしてやる!」
しかし、ユーベルコードを封じられて尚、デスファイアの戦意は一切衰えていない。ここからがベリルとデスファイアの第二ラウンドだ。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィクティム・ウィンターミュート
…うわ、めちゃくちゃバカくせえ
そりゃあ火力で全部薙ぎ払えばそれが大正義ではあるけどさぁ
マジで馬鹿の極みっつーか…加減を知れっつーか
味方事やってる時点で美しねーんだよな
…さて、とりあえずやるとしようか
とはい俺はサポート専門だ 攻撃は味方に任せる
奴が味方ごと焼くなら、それを通さな最強の守りを提供しよう
──『Aegis』
敵の観察に専心、その間高性能な防御障壁が味方に配布され、最高クラスの守りと治癒を保証する
そら、誰も焼かれはしないぜ?テメェの手駒は皆燃えちまったがな
俺に出来るのはこれだけだ
奴をどう殺すかは任せておく
あの火炎放射器のタンクとか狙うといいんじゃないか?
燃料がタップリあるだろうよ
トリテレイア・ゼロナイン
もしこの場にオブリビオン以外に人間がいれば、騎士としてその被害は看過できません
戦車の攻撃を大盾で防御(盾受け)しつつ
マルチセンサーでの●情報収集で敵の体躯や戦車の構造を探査
火炎放射器の所在を瞬間思考力で●見切り、自身の躯体の格納銃器を展開
UCの弾丸を●乱れ撃ちスナイパー射撃
ナノマシンでコントロールの奪取を試み機能不全に追い込みます
さあ、後顧の憂いは最早無し
反撃させて頂きます
装甲が弱くなった箇所へ物資収納スペースのUC入りスローイングダガーを●投擲
戦車を●ハッキングし停止、機動力を封じ
非道の対価、その命で贖って頂きます
脚部スラスターの●推力移動で一息に距離を詰め●怪力で振るう剣で攻撃
「その非道、騎士として看過出来ません」
続いてデスファイアに挑むのは、トリテレイア・ゼロナイン(「誰かの為」の機械騎士・f04141)である。話に聞くデスファイアの所業は、騎士道精神を持つ彼にとって許せるものでは無かった。そんな清廉な心を持つトリテレイアを、デスファイアは嘲笑うように暴虐を為す。
「非道だぁ? それは、こういうことか? デスファイアァァァァ!!」
「なっ!? どこを攻撃しているのです!」
デスファイアはあえてトリテレイアでは無く、大広間にいる人々を狙って火炎放射を行った。その中には奴隷だけでは無く彼の部下も情婦もいるが、デスファイアはお構いなしだ。如何に防御に長ける彼とはいえ、この攻撃に巻き込まれようとしている人々を全て護る事は不可能だ。
「──『Aegis』。残念だが、この防御障壁はそんな炎なんか通さねえぜ」
「なんだぁ!?」
だが、火炎放射が彼らを焼き尽くそうとした瞬間、デスファイアの部下を除く全ての人達の前に防御障壁が出現し、炎をシャットアウトした。
「そら、誰も焼かれはしないぜ? テメェの手駒は皆燃えちまったがな」
「この野郎おおおおおお!!!」
それを為したのは、ヴィクティム・ウィンターミュート(Winter is Reborn・f01172)であった。彼はユーベルコードを使い、防御プログラムに防壁を多重展開させたのだ。
「ありがとうございます。助かりました」
「気にすんな。最高クラスの守りと治癒を保証してやるから、奴をを倒すのは任せたぜ」
ヴィクティムはトリテレイアが万全に戦えるように、そのまま一般人の防御を担当する。そして、悪辣なデスファイアに向けて、盾を構えたトリテレイアが突撃していく。
「さあ、後顧の憂いは最早無し。デスファイア様、覚悟して下さい!」
「無敵! 最強! それがこのオレ、デスファイア! 火力こそ力だぜ!!」
デスファイアは下半身の戦車を『ファイブデスモード』に変形させ、トリテレイアを迎え撃つ。
「これでどうだ! 轢き殺してやるぜ!」
「くっ、何という馬力でしょう。しかし……解析は完了しました。『ハックオアブラスト』!」
攻撃力を上げた戦車のパワーは凄まじく、大盾で受け止めたトリテレイアを後ずさりさせるほどだ。しかし、少しの拮抗した時間があれば、トリテレイアにとって敵の構造を見切るには十分だ。彼の躯体から展開された格納銃器から放たれた特殊弾頭が、戦車の装甲の隙間に潜り込んだ。
「クソッ、何をしやがった! 動けねえ!」
トリテレイアの放った弾頭から流し込まれたナノマシンによって、デスファイアの戦車部分は機能不全に陥ったようだ。
「なあ。あの火炎放射器のタンクとか狙うといいんじゃないか? 燃料がタップリあるだろうよ」
「それはいいですね。非道の対価、その命で贖って頂きます!」
「おい馬鹿、止めやがれ! ぐわああああ!!!!」
そうして動けなくなったデスファイアの燃料タンクが、トリテレイアの放ったスローイングダガーに仕込まれた特殊爆薬によって大爆発を起こした。
「これでくたばったか? そりゃあ火力で全部薙ぎ払えばそれが大正義ではあるけどさぁ。マジで馬鹿の極みっつーか……加減を知れっつーか。味方ごとやってる時点で美しくねーんだよな」
流石にこれだけの爆発を受ければひとたまりも無い。そう思った猟兵達だが、爆炎が収れば、その中から黒焦げになったデスファイアが出現した。
「無敵! 最強! それがこのオレ、デスファイア! まだまだこの程度じゃやられねえ!」
恐るべきしぶとさで、火炎大王は未だ健在だ。もっともそのダメージは隠しきれない様子で、強がる言葉にも少々震えが感じられる。恐らくその体力は、既に半分を切ったことだろう。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ディフ・クライン
友のナターシャ(f03983)と
力で上に立っているだけの人間は、最早将でもないんだろうさ
あれは理不尽と暴力が形を為したもの
けれども無差別攻撃なんて見ていられないし
止めてみせよう
要塞見上げ静かに目を細め
まずはこの場の対処をしないとかな
ナターシャ、頼めるかい?
守りを固める間、オレは彼女を守ろう
ナターシャの守りは強い
そう簡単に破れはしないさ
やれやれ、皆頭に血が上っているようだね
少し熱を冷ましてあげよう
ああ、任されよう
おいで、ユーラ
深海の水を束ねて雨を降らせよう
炎など全て消してしまって
雨粒を束ねて矢を為して
降り注ぐ雨の矢で炎も戦車も穿ってみせよう
戦闘では冷静になるべきだよ
巻き込まれる人たちが可哀想だ
ナターシャ・フォーサイス
ディフさん(f05200)と共に。
味方も厭わず無差別攻撃ですか。
将たるものの風上にも置けませんね。
…相手がどうであれ、使徒としてすべきことは変わらないのですが。
攻めはディフさんに任せ、こちらは守りを固めます。
これより此処は、まだ見ぬ楽園が一端。
地獄に侵されることのない聖域。
さらに【結界術】で我々を護る結界を張り、【召喚術】で召喚能力を強化し天使達を呼びます。
その炎の雨は、天使達の加護が封じるでしょう。
ここまで来たら、ディフさんの出番です。
その力を以て、この地に満ち満ちた炎の熱を冷ましてください。
我々も微力ながら、【高速詠唱】【多重詠唱】【全力魔法】【浄化】の聖なる光で、お力添えしましょう。
「みんな燃え尽きろ! ヘルファイアァァァァ!!」
デスファイアの発動したユーベルコードによって、鋼鉄要塞の大広間の炎の雨が降る。それは彼の手下も含めて、戦場の存在を無差別に焼き払う。そんな地獄のような光景となった戦場で、ディフ・クライン(雪月夜・f05200)とナターシャ・フォーサイス(楽園への導き手・f03983)の二人は、火炎大王『デスファイア・ヴォーテックス』へと戦いに臨むのであった。
「味方も厭わず無差別攻撃ですか。将たるものの風上にも置けませんね」
「力で上に立っているだけの人間は、最早将でもないんだろうさ。あれは理不尽と暴力が形を為したものだね」
二人が評する通り、デスファイアに将としての資質など欠片も無い。だが、圧倒的な暴力でこの鋼鉄要塞を支配する彼の戦闘力は、猟兵にとっても侮れないものである。
「けれども無差別攻撃なんて見ていられないし。止めてみせよう」
「はい……相手がどうであれ、使徒としてすべきことは変わりません。あのオブリビオンを倒しましょう」
だが、ディフもナターシャも敵に臆すること無く、暴虐を振り撒くデスファイアを止めるために戦闘を開始する。
「まずはこの場の対処をしないとかな。ナターシャ、頼めるかい?」
「はい! ディフさん!」
降り注ぐ炎の雨を見上げたディフはナターシャにその対処を任せると、彼女がユーベルコードを気兼ねなく発動出来るように、炎の雨からその身を守る。
「これより此処は、まだ見ぬ楽園が一端。地獄に侵されることのない聖域……『召喚:楽園の加護』!」
「んなっ! 最強のオレの炎が消えちまった!?」
そしてナターシャは結界を構築すると、強化した召喚術で天使達を呼び出した。天使達は聖なる光を放ち二人を強固な守りに包む。天使の力はそれだけで無く、その加護でもってデスファイアの炎の雨を抑えこんだ。
「流石ナターシャ、これだけの守りの堅さならば簡単に破れはしないさ」
「ありがとうございます。ここまで来たら、後はディフさんの出番です。その力を以て、この地に満ち満ちた炎の熱を冷ましてください。」
「ああ、任されよう」
これで防御は万全だ。後は敵を倒すだけだと、ディフはデスファイアへと向き直る。
「ちょっと防いだだけでいい気になるなよ! この程度で、無敵にして最強のオレが負けるはずはねえ!」
「やれやれ、皆頭に血が上っているようだね。少し熱を冷ましてあげよう。おいで、ユーラ」
ヒートアップするデスファイアは、両腕の火炎放射器を構えて襲いかかって来る。それに対して、ディフは冷静にユーベルコードを発動した。
「雨粒を束ねて矢を為して。降り注ぐ雨の矢で炎も戦車も穿ってみせよう」
「うおっ!? 痛ってえ!」
ユーベルコード『深海輪舞』、ディフは水の精の力を借りて深海の水を束ね、それを矢としてデスファイアへと撃ち放った。豪雨の如きその水の矢は、火炎大王の身を貫いていくだけでなく、戦場に燃え残る炎も鎮火していった。
「戦闘では冷静になるべきだよ。巻き込まれる人たちが可哀想だ」
「五月蠅え! よくもやりやがったな……!」
水の矢を受けて頭を冷やしたかと思いきや、デスファイアはダメージを受けて更なる怒りを燃え上がらせていた。しかし、その身体はもうボロボロだ。ディフとナターシャの的確な戦術で彼が負ったダメージは、予想以上に大きそうだ。
大成功
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柊・はとり
暴力万歳、欲望最高、法律なんて糞食らえ
俺はそういう奴が大嫌いでね
何者かって?探偵だよ
あんたの連続放火殺人もここまでで終了だ
氷で炎に勝てる筈がないなんて
あんたは思ってるだろうが
猛烈な吹雪の中じゃ炎はかき消えるんだよ
UC【第一の殺人】を使用
信じられなきゃ実際に見せてやる
自分の腕や足を代償に
すべてを飲み込む猛吹雪を発動
氷属性攻撃+風属性攻撃に
天候操作の力を加え
デスファイアに猛烈な向かい風を叩きつけ
奴の炎を吹雪の中に飲み込ませる
威力が足りなければ屍人の継戦能力を活かし
代償なんて幾らでも払ってやる
殺気を放ち奴を気迫で負かす事も忘れずに
どこを強化してこようが一緒だ
あんたは全身纏めて凍るんだからな
屈辱だろ?
「この世界を支配するのは、宗教でも軍隊でも奴隷でもねえ! 暴力、無法、底無しの欲望! それこそが、終わっちまったこの世界のガソリンなのさ!」
暴力万歳、欲望最高、法律なんて糞食らえと、デスファイアはアポカリプスヘルでも屈指の自分勝手な主張を繰り広げている。
「なんて酷い主張だ……俺はあんたみたいな奴が大嫌いでね」
そんな火炎大王の言葉は聞くに堪えないと、顔を顰めながら一人の猟兵が大広間に入ってきた。
「ああん? 何者だ!」
「俺は探偵だよ。あんたの連続放火殺人もここまでで終了だ」
デスファイアの罪を裁くべく、柊・はとり(死に損ないのニケ・f25213)が参戦した。彼は問答する価値もないと、即座にユーベルコードを発動する。
「ギャハハハハハ!!! 馬鹿が! 氷で火炎放射に勝てるわけねえだろ!」
「猛烈な吹雪の中じゃ炎はかき消えるんだよ。それが信じられなきゃ、実際に見せてやる」
デスファイアは下品な大笑いをして、吹雪を巻き起こしたはとりを馬鹿にする。実際に、火炎大王とも呼ばれる彼の火炎放射は生半可な冷気ならば全て蒸発させるだろう。しかし、はとりがその腕を代償に放った吹雪は、尋常の冷たさでは無い。
「なっ、押し負けるだと!? クソ生意気な! ファイブデスモード! そして喰らえっ! ヘルファイアァァァァ!!」
吹雪が炎を呑み込んで行くのを見たデスファイアは、戦車の出力も全て火炎放射に注ぎ込む。この全力で放たれた火炎に、今度ははとりの吹雪が打ち消されていく。
「代償なんて幾らでも払ってやる。あんたはここで全身纏めて凍り漬けだ!」
だが、はとりもデッドマンとしての特性を生かし、更に両足を代償に捧げる。何としてでもここで敵を倒すというはとりの凄まじい気迫と共に、猛烈な冷気を伴った吹雪がデスファイアを襲う。そしてその後には、氷像になったデスファイアが残された。
「どうだ? 火炎大王が凍死なんて、屈辱だろ?」
はとりの言葉に言い返すことも出来ず、デスファイアの氷像はバラバラに砕け散った。なんとも皮肉な最期である。
ここにデスファイアは討伐された。彼の戦力はまた一つ削られ、明日にも完全な撃破が叶いそうだ。ヴォーテックス一族との戦いは順調に進んでいる。間もなく解放されるフィールド・オブ・ナインとの戦いも、この調子でいきたいところだ。
大成功
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