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アポカリプス・ランページ⑤〜無限に等しき命の群れ

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●広範囲攻撃戦闘
「イエス、イェーガー。戦争の時間です」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)が告げる。
 無数の電子機器が立ち上がり、空間モニターが展開される。
 そこに展開されたのはアメリカ西部高原地域。
 かつて、経済的中心地であり、宗教都市としても有名だったソルトレークシティ跡である。
「この地に大規模なフラスコチャイルド製造施設が秘密裏に運用されています」
 その施設の破壊こそが今回の目的である。
 しかし、次に映し出された情報は非常に厄介なものであった。
 ここに出現する敵性オブリビオンは、この地の技術を利用し、流用していると言う。
 それは、この群れのオブリビオンは己の命を共有していると言う事である。
 例え一人を倒そうとも、群れが存在する限りオブリビオンは決して倒れる事はない。
 己の命を共有しているからこそ、死と言うものが単独では訪れないのだ。
「ゲーム風に言えば膨大なHPを共有している、とも言えます」
 わかりやすいのはわかりにくいのか、そんなアドバイス。
 つまり、必要なのは広範囲攻撃による一斉攻撃。
 なるべく多くの敵を巻き込み、大ダメージを与える事。
「広域破壊・殲滅はイェーガーにとってはお手の物だと判断しています」
 グリモアが展開されゲートが展開されていく。
 ゲートの先に広がるのはかつての大都市、その廃墟。
「いつも通りに行えばいつも通りに戦果をあげられると当機は判断します」
 その言葉に送り出され、猟兵たちは戦場にへと送られていった。


虎河豚天
 虎河豚天です。食べないで。
 今回の戦争は集団戦となります。
 しかし、集団でHPを共有しており、その合計ライフは膨大なものとなっています。
 出来る限り広範囲に、出来る限り大ダメージを叩き込みましょう。
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第1章 集団戦 『走るゾンビの群れ』

POW   :    ブルゾンビ
自身が戦闘で瀕死になると【屈強な走るゾンビ】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    群がるゾンビ
自身が【食欲や飢餓感】を感じると、レベル×1体の【走るゾンビ】が召喚される。走るゾンビは食欲や飢餓感を与えた対象を追跡し、攻撃する。
WIZ   :    獰猛なゾンビ
【噛みつき】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。

イラスト:小日向 マキナ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

藍沢・織姫
宗教都市と言っても邪神崇拝や教祖の私欲を満たす為の怪しいものではなかったらしい(UDCアースとかでは)というのに、裏でこんな研究なんて…純粋に神を信じていた人たちが見たらどう思うか…

それはさておき、こういう「数の暴力」に任せた相手にピッタリなユーベルコードがございます!
生前の人格も意志も何もなく、死してなお戦わされるゾンビ達へのレクイエムを送ります。
彼らが空を高く飛べるとは思えないので、「空中」系技能・歌唱・大声・範囲攻撃に浄化や破魔、あと彼らが安らかに眠れるよう祈りも込めて数メートルほど上空から攻撃。自身からレベルm半径って球形ですよね?

…骸の海にも天国と地獄が有るのでしょうか?



●失われた記憶、その奥底から響く鎮魂歌
「宗教都市と言っても邪神数店販や教祖の私欲を満たす為の怪しいものではなかったらしいですが……」
 藍沢・織姫(紺碧の歌姫・f03959)は天使の翼を羽ばたかせ、眼下を見下ろす。
 ソルトレークシティ、宗教都市と呼ばれたかつての都はこの地においては冒涜的な研究をなされていたと言う事実。
 純粋に神を信じ、祈り、過ごしてきた人々が見たらどう思うのか。
 あるいはそんな純粋な人々をこのような様にしてしまったのか。
 どちらにせよ、それはとても冒涜的な事で間違いない。
 生前の人格も意思も何も無く、ただただ戦う為の力とされた哀れな人々。
 その為に織姫は歌を紡ぐ。
 歌は虚空天より響き、地を満たす。
 安らかな眠りを紡ぐ切ない歌声。
 無差別な死を紡ぐあの記憶の奥底、記憶の海の彼方に消えた歌は紡げない。
 けれど、今の織姫なら別な形の歌を紡ぐ事が出来る。
 それこそが、この祈りの歌であり、眠りの歌である。
 紡がれた歌声の力によってゾンビの群れは次々と眠りにつく。
 それは、死と言う名の永遠の眠り。
「骸の海にも……天国と地獄は、あるのでしょうか――――」
 紡いだ言葉に答えは帰ってこない。
 けれど、紡いだ歌によって安らかな眠りに旅立った魂は多い。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リーヴァルディ・カーライル
悪戯に遺体を傷付ける気は無いけど、この場合は致し方無い…か

…貴方達とて自らの亡骸が世界の敵に利用されるのは本意では無いはず

…声は聞こえないけれど、勝手にそう思わせて貰うわ

「影精霊装」の闇に紛れる力で陽光を遮断して吸血鬼化を行い、
空中機動を行う「血の翼」を広げて上空に飛翔して攻撃を受け流しつつUCを発動

…我が手に宿れ、闇の理。我に叛く諸霊に死の安息を与えたまえ

大鎌に闇の魔力を溜め武器改造を施し大剣の柄に変型させて、
限界を突破して長大な"闇の光"刃を展開し怪力任せになぎ払い、
生命力を吸収する闇光のオーラで防御ごと敵陣を切断する闇属性攻撃の極大斬擊を放つ

…この一撃を手向けとする。眠りなさい、安らかに



●限定解放、御霊解放
「……悪戯に遺体を傷つける気はないけど」
 リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は影を纏う。
 その影によって、限定的にリーヴァルディは吸血鬼の力を得る事ができる。
 血の翼が虚空を撃ち、その身が上空に飛翔する。
「声は聞こえないけれど……」
 その亡骸が世界の敵に利用され、世界の敵となるのは本意ではないはず。
 リーヴァルディの耳に死者の声を聞く力はない。
 それ故にそれは身勝手な思いなのかもしれない。
 けれど、彼らが我欲によって利用され、今もなおその骸を辱められている事実は変わらない。
 ならばこそ、解放せねばならない。
「我が手に宿れ、闇の理。我に叛く諸霊に死の安息を与えたまえ」
 手にした大鎌に闇の魔力が収束し、それは身の丈をも超える剣と化す。
 限界をも超えて形成されるは闇を収束した光としか言えない闇の極光。
 相反するように見えるそれは今ここに形成される。
 振りかざした闇の光剣、命を喰らう闇をまとった光の斬撃。
 極大の闇の奔流と化した極光の闇が一気にゾンビたちを飲み込んでいく。
「……この一撃を手向けとする。眠りなさい、安らかに」
 極大の闇が薙ぎ払った後には亡骸が転がっているばかり。
 それは生命力と言うそれそのものを喰われたが故の亡骸。
 ――――埋葬は後だ。まだ、"哀れなる者"はいるのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
アドリブ・連携OK


うわあ、ゾンビがうじゃうじゃと。
まあ、何とかしてみようか。

さて、出来るだけまとめて倒せばいいんだよね。
それなら、【地裂崩槌】で地面を崩落させて埋めてしまえばいいかな。
倒しきれなくても埋まって動けなくなれば数を減らせるし。

ゾンビから飛び跳ねながら逃げ回って、
着地したときに樹羊蹄から根を張って地面に亀裂を入れてを繰り返して、
出来るだけ広範囲に亀裂を入れて回ろうか。
ゾンビが噛みついてきたら綿羊毛に噛みつかせて防ごう。
噛みつかれた部分は切り離して移動を続けるよ。

十分な範囲に亀裂が入ったら、地面を叩いて崩落を発生させようか。
土葬にもなるし、ゾンビにはちょうどいいでしょ。



●大地崩壊、飲み込む土の波濤
「うわあ……ゾンビがうじゃうじゃと」
 ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)はうじゃうじゃいるゾンビの群れに思わず声が出た。
 これが生命力共有でうじゃうじゃと動き回ると言うのだから溜まったものではない。
 まあ、なんとかするしかないのでなんとかするのだが。
「出来るだけまとめて倒せばいいんだよね」
 グリモア猟兵の話ではその通りなのだが、あまりにも数が多い。
 故にペトニアロトゥシカが選ぶ手段は大跳躍であった。
 しなやかな獣の脚力は、その肉体を高く空に舞い上がらせる。
 そして、着地と同時にその蹄より根が張り大地を内側から破壊していく。
 ゾンビはそんな彼女に噛みつこうとするがその脚力に追いつけない。
 身体が腐っているがゆえにそれほどの速力を出せない為だ。
 幾度の跳躍、じょじょに大地への亀裂が大きくなっていく。
 最早その大地は壁一枚によって隔たれているだけの巨大な大空洞と化していた。
「それじゃ……崩れろぉッ!!」
 頃合いを見計らったペトニアロトゥシカの拳が大地に打ち付けられた。
 跳躍を伴った重力加速、そして獣の膂力から生み出された拳が大地を打ち砕く。
 亀裂と亀裂が繋がり、そして大崩落を発生させる。
 ゾンビたちは土の波濤に押し流され、そのまま降り注ぐ岩盤の雨によって砕かれていく。
 荒野の砂塵がまるで爆発のように吹き上がり、その立ち込めた砂塵が晴れる頃。
 粉砕された大地に飲み込まれ、土葬されたゾンビの軍団があった。
「土葬にもなるし、ちょうどいいでしょ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

マリア・ルート
ここまでゾンビが集まるか…いつからここはゲームのような世界になった?
噛まれるのは不味いな、遠距離からまとめて終わりにしてくれよう。『範囲攻撃』は得意なのでな。

【指定UC】でMAP攻撃。
戦場全体を包む攻撃だ、逃げられるわけがあるまい。そう、例えゾンビが相手のコードで追加召喚されようともな。

ゾンビは近づかれて埋もれたら終いだからな、近づかれたら『野生の勘』で察知して『早業』からの『吹き飛ばし』で距離を取らせてもらおう。

全く、ゾンビの集団だとは。
そこで悉く焼かれるがいい。ゾンビは焼却するに限る。
…貴様らにも生前があったのだろうが、あいにく踏み躙らせてもらう。オブリビオンとなった以上、な…



●殲滅の嵐
「ここまでゾンビが集まるか……いつからここはゲームのような世界になった?」
 マリア・ルート(紅の姫・f15057)はその姿を解き放つ。
 緋色の髪は腰ほどまで伸び、真紅のドレスをまとった美しき女と化す。
 そうなったからと言ってなんだ、と言うのだと言わんばかりにゾンビが殺到する。
 しかし、魔力の波動がその身を弾き飛ばす。
 たかが一体吹き飛んだ程度……と言わんばかりにゾンビたちは殺到しようとする。
 真紅の娘の青い瞳がそのゾンビを捉えた瞬間、凄まじい勢いでその場が弾け飛び、燃え盛る。
 何が起きたのか、わからぬままに次々の不可視の炎嵐がゾンビたちを燃やしていく。
「全く、ゾンビの集団だとは……そこで悉く灼かれるがいい」
 ゾンビは焼却するに限る。
 不可視の魔力波動が爆裂し、またオブリビオンと化したその肉体を焼き尽くしていく。
 戦場全体を包み込むように放たれた爆発のほむらが全てを焼き尽くしていく。
「貴様らにも生前があったろうが……あいにく踏みにじらせてもらう」
 オブリビオンとなった以上、踏みにじり殲滅する。
 そして、骸の海にへと還すのが最も優しい埋葬なのだろうから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

オリヴィア・ローゼンタール
【怪力】を以って聖槍を振るい、ゾンビを斬り払う――が、倒れない
なるほど、つまり身体は別々ですが、実質は群体のようなもの、と

聖槍の穂先に魔力を【集中】(属性攻撃・全力魔法)、轟音響かせる白き雷霆を纏う(灼烈轟雷槍)
遣り様はいくらでもある

聖槍を【なぎ払い】、稲妻と【衝撃波】で広範囲を【焼却】し【吹き飛ばす】
【串刺し】にすれば迸る稲妻でまとめて【貫通攻撃】

瀕死になれば増える? 何を甘いことを
我が雷霆(浄化・破魔)に灼かれし不浄の者が、瀕死で済むと思ったか

ゾンビの群れへ吶喊し、斬り打ち穿ち薙ぎ払い【蹂躙】する



●必滅浄化の雷霆
「はぁッ!!」
 オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)がその怪力を以て聖槍を振るう。
 切り裂かれたゾンビたちはどう、と言う音をあげ倒れるがやがてはムクリ、と起き上がりまた襲いかかりだす。
 それを切り返しで斬り伏せるも、まだゾンビたちは動き続ける。
 例え上半身と下半身を分かったとしても。
「なるほど、つまり身体は別々ですが、実質は群体のようなもの、と……なれどやり様はいくらでもある」
 オリヴィアは聖槍の先に魔力を集中させる。
 そうするとその穂先に生じるは白き雷霆。
 大気をも焦がしながらその穂先は浄化と破魔の力がこめられた必滅の槍と化す。
「轟け、閃光――――ッ!!」
 その聖槍を振るえば、稲光が轟音と共に轟き、衝撃波と共に雷撃が迸る。
 その聖槍を突けば、迸る稲妻が閃光を放ちながらゾンビたちをまとめて貫く。
 不浄なる者の存在一つ許さぬように神聖なる雷が根本的にゾンビたちを打ち砕き、破壊する。
 再生の余地もなく、オリヴィアの聖なる雷霆は悉くを灼き尽くすのだ。
 そうなれば、最早戦場は戦場ではなく蹂躙の場と化す。
 逃げるという知能もなく、襲いかかる事しか出来ないゾンビはオリヴィアの聖槍、その穂先とそこに宿る雷霆の力の餌食となり、斬り打ち穿ち薙ぎ払われるのみだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マオ・ブロークン
……死んでも、よみがえる。と、いうより……
ずっと、死ねない。みたいな、風に、見える、のは。
かれらが、ゾンビで……あたしも、ゾンビだから。かな。
せめて、ゆっくりと。眠らせて、あげよう。

あたしは……走れない、タイプ、なので。
ゆっくりと、歩みながら。戦場を。突っ切って、いく。
けして、途切れない、涙の粒を、落とし、ながら。

新鮮な、肉では、ないけど。群がって、おいでよ。
たくさんの、ゾンビが……押し寄せて、くれば、くるだけ。
電気が、かれらの、身体を、通して。大勢に、伝わるから。

機が、きたら。
戦場に、広がった、涙の、網と……今も、流れ出す、粒から。
一気に、放電。すべてを、焼き焦がして、あげる。



●決して途切れない悲しみの列を繋いで
「……死んでも蘇る、と、言うより……ずっと、死ねない……」
 そんな風に見えるのは、彼らがゾンビであり。
 そして、マオ・ブロークン(涙の海に沈む・f24917)もまたゾンビだからなのだろうか。
 だから、せめてゆっくりと眠らせよう。
 マオは、ただゆっくりとした歩みで戦場を歩く。
 涙の粒が、その戦場に落としながら。
 その涙は決して途切れる事はなくて。
 ゾンビたちは無関係に殺到する。
 それが新鮮な肉であろうと、なかろうと。
 彼らにそんな知性は存在しない。
 マオをただただ蹂躙しよう、と言うその意思のみ。
 その腕に噛みつき、その足に組み付き、咀嚼音が響く。
 痛みなんてものはない。
 マオと言う少女の身体はもう死んでいるのだから。
 だから――――
「――――眠って、いいよ」
 その身体より、それは解き放たれた。
 決して途切れない悲しみの列を伝うは生体電流。
 決して大きくはないはずのそれは、今や全てを焼き焦がすほどの熱量を帯びて。
 戦場全体につながった涙の跡を伝い、ゾンビとゾンビ同士を伝い。
 爆ぜる音を一瞬だけ響かせて、そして、どう、と言う音をあげた。
 後に残るのは肉の焼け焦げる匂いと倒れ伏してもう動かないゾンビたち。
 マオの涙は決して尽きる事なく、今も流れていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
機神搭乗
超広範囲で攻撃するなら…あれですね
「勿論幼女まつ」
あれは広範囲攻撃じゃねぇよ!

【戦闘知識・情報収集・視力】
敵の陣形と捕捉能力
何よりUCで多く巻き込むのに適した立ち位置の把握

UC詠唱開始
【属性攻撃・迷彩】
光属性を機体に付与
光学迷彩で存在を隠し

【念動力・空中戦・弾幕・スナイパー】
それでもこちらに迫る敵は空を飛びつつ念動光弾で迎撃
詠唱は続ける
【二回攻撃・切断・薙ぎ払い】
距離を詰められれば鎌剣での薙ぎ払いで切り捨て

十分すぎるぐらい詠唱を完成させれば
どうせ全て破壊するんだったな
ならば須らく消し飛ばす
UC発動
発動と共に成長する雷でもって須らく殲滅する
そいつは幾らでも成長する
存分に楽しめ



●まつりはしません
「いくぞメルシーッ!!」
『勿論幼女まつ』
「あれはしねえよッ!!」
 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)が相棒に乗り込みながら一気に疾駆する。
 高空より飛来する鋼の機神メリクリウス。
 メルシーは不満げにしていた。
 幼女まつり……。
「だからしねえよ、あれは広範囲攻撃じゃねえよッ!!」
 サーチレーダーで敵陣形を捕捉。
 無秩序な構成をしていることが判明、より多くを巻き込むためにポジショニング。
 光学迷彩起動。
 その身がすぅ、と虚空に溶けるように消えていく。
 あとは魔法を唱えるだけ。
 詠唱をしながらもこちらを捉えた敵のみを光の弾と鎌剣で打ち払い投げ払う。
 万物の根源、帝竜の眼。
 この呼びかけに答えたまえ、我に力を与えよ。
 我が叫びに応えよ。
 無限の可能性、円環の理に従い、可能性の獣、全てを持つ王。
 その竜の力を今此処に――――。
「示せぇッ!!」
 その叫びとともに解き放たれたのは竜の吐息。
 生きたドラゴンブレスは、そのまま雷の咆哮をあげ、次々とゾンビたちを食らっていく。
 そして、喰らえば食らうほどに全てを持つ獣の王、その雷たる竜は増殖し、さらにそれを食らっていく。
 後に残るのは食い尽くされた動かぬ骸のみであった。
『ちぇー、幼女まつ』
「ゾンビからお宝も何もねえだろうが」

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月12日


挿絵イラスト