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可愛さは……罪?

#UDCアース

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#UDCアース


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●可愛さは……罪?
『ピヨピヨ』
『クゥーン』
 そんな、可愛い可愛いヒヨコと子犬の鳴き声。
 おぼつかない足取りでトテトテと歩いたり、その子犬の後ろをピヨピヨ鳴きながら後を追いかけたり。
 動画配信サイトで『今日の癒し』と書かれたその動画は、瞬く間に再生数がうなぎ昇りになっていた。
 ……が、その動画に。
「うーん……」
 唸り声を上げている、双葉・翔。
「なぁ……みんな、信じられるか? これ……邪神の一角らしいんだ」
 可愛い姿をした小動物達が戯れる姿……それを見るだけでは、決して邪神の一角だとは、思えないだろう。
「この子犬とヒヨコ達がかわいい姿を振りまく事で、見ている人達の好意を集める。そしてその好意を利用して、邪神を召喚しよう……って言う事らしい。正直、信じられない部分もあるけどさ」
「でも、この可愛い子達を放置しておけば、邪神が現れてしまうのは間違い無い……筈」
 動画を見ていて、その可愛さに……本当かどうか心配になりつつある翔。
「……と、取りあえずこのヒヨコと子犬の動画が撮られているのは、UDCアースのとあるアニマルカフェの様なんだ。そしてそこが、邪神召喚の儀式場にもなっている……って事の様だね」
「だから猟兵の皆には、取りあえずこのヒヨコと子犬たちを、邪神召喚の儀式場から連れ出して欲しいんだ」
「勿論、子犬とヒヨコ達は、一応邪神召喚の儀式をしているという認識は欠片ほどはあるみたいで、普通に引き離そうとしても、着いてこなかったりすると思う。だから、子犬とヒヨコ達の注意を上手く惹いた上で、儀式場から引き離す。そして……可哀想だけど彼らを倒して、邪神召喚を止めさせるしか無いと思う」
「勿論可愛いこの子達を倒すのは気が引けるけど……でも、邪神召喚が現実の物になったら、その先には大惨事が待ってるに違いないんだ。だから……どうか宜しく頼むよ!!」
 と、グリモアを手にし……自分に言い聞かせるように頷く翔なのであった。


幾夜緋琉
 皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。

 10回目のシナリオは、UDCアース世界です。
 可愛いヒヨコと子犬たちが最初のターゲットとなりますが……まず第一章では、彼らをアニマルカフェから誘い出す作戦になります。
 判定の難易度は高くありませんが、気紛れヒヨコちゃんと子犬ちゃん達に翻弄される事は間違い無いでしょう。
 そして彼らは……一応敵ですので、猟兵の皆さんを傷付けようとする可能性もありうるので、油断しきって傷だらけ……という事は無い様に御願いしますね。

 それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
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第1章 冒険 『ターゲットを誘い出せ』

POW   :    挑発して追いかけさせる

SPD   :    技術を駆使して行動を誘導する

WIZ   :    策を弄して行動を誘導する

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

月守・咲凛
「うう……。ヒヨコさんかわいいです。わんこさんもかわいいのです……」
どうしても倒せないので武装ユニットを解除してモフりに行きます。
「いたいいたいいたいですいたいです!」
ヒヨコさんに髪を引っ張られたりわんこさんに強めの甘噛みで手や足をブルンブルン噛み付き振り回されたりして……ブチン、となります。
「痛いって言ってるじゃないですかーーーー!」
念動力で武装ユニットをガチャンガチャンとフル装備して、ミサイルとガトリングを一応当たらないように放ってヒヨコさんとわんこさんを追い払います。


虚偽・うつろぎ
ふむ、わんこと若鶏の組み合わせとな
一先ずわんこの方に狙いを絞ってみるかな
セットでヒヨコもついて来るかもだしね
来なくてもわんこの方だけでも気を引かせたいかな

ボールとおやつのジャーキーを用意
まずはわんことボールを投げて取ってこさせて遊んだりジャーキーをあげたりしてみるよ
警戒心を多少はほぐしておくね

そしボールを投げた後、わんこよりも先にボールを奪取して競争心などを煽り
繰り返すことで徐々に出口へと近づけていくよ
時々、わんこに負けることで飽きさせないようにはするね

ある程度出口に近づいたら仲間に託すか
抱えて奪取するかだね
ハッシャモードで高速移動できそうだし
まずは確実で無難な方を選ぶよ

アドリブ等ご自由にどぞ



「うう……ヒヨコさんかわいいです。わんこさんもかわいいのです……」
 動画から流れてくる愛くるしい姿に、月守・咲凛は破顔し、敵である事も忘れている模様。
 クゥーン、ピヨピヨと云う啼き声の応酬は、可愛いの一言で現される事だろう。
 でも、そんな可愛いヒヨコさんとわんこさんは、邪心復活の為の儀式を進めているという……つまり、邪悪な存在である事には間違い無い訳で。
「ふむ……わんこと若鶏の組み合わせとな。それはそれで面白い」
 と、名状のままに『う』の字を象る虚偽・うつろぎがそう云うと、咲凛は。
「だ、だめですよ! ヒヨコさんを食べちゃ!?」
 少し顔を赤くして怒ってみせる咲凛。
 うつろぎはひょろひょろと文字を象りながら。
「大丈夫。なら、ひよこはそちらに任せよう。私は先ず、わんこの方に狙いを絞るとして、な」
「わ、分かりました……!!」
 ぐっ、と拳を握りしめた咲凛。
 そして、ごくりとつばを飲み込みながら、わんことひよこの居るアニマルカフェへ……。
 勿論……客を装い、店内へと。
 そして……ビデオカメラにじゃれついている様に見える、沢山のわんこと、ひよこ達を目の当たりにする。
 ……と、二人が部屋に入った瞬間。
『ぴよ、ぴよーー!!』
『ウォオオオオン……』
 と、それぞれが啼き声を上げて、猟兵達を威嚇してくる。
「……ほら、こっちだよ」
 と、うつろぎはどこから取り出したのか……ボールを取り出し、わんこ達の前にふらふらと揺らす。
 ……そんなわんこ達の注目を集めた上で、そのボールを逆方向へひょいっと投げる。
『わ、わぅぅん!!』
 すぐさま、ボールにまっしぐらに掛けていくわんこ達。
 ……そして、ボールを加えたわんこがちゃんと戻って来たら、更にまた何処から取り出したかは分からないビーフジャーキーを上げる。
 そして又、ボールを投げて、ビーフジャーキーを上げる……の繰り返しで、わんこ達の警戒心を解きつつ、注意を惹きつける。
 ……その一方で、ヒヨコ達の下へ向かった咲凛は……武装ユニットを解除し、思いのままにヒヨコ達をもふもふし始める。
『ぴ、ぴよーー!!』
 悲鳴のようなひよこ達の啼き声が響き渡り……ヒヨコ対置は嘴でつんつんしたり、髪を嘴で掴んで引っ張ってきたり、と……。
「いたいいたいいたいですいたいです!!」
 暫くの間は悲鳴を上げるのみな咲凛。
 でも、次第に……。
「いたい、痛い……痛いって言ってるじゃないですかーー!!」
 流石に猛れなくなって、ぷちんと切れてしまう。
 そして、念動力でガトリングをその手に装着……次の瞬間、周囲へとガトリング掃射。
『ピヨーーー!!』
 その掃射に、周りのひよこたちの一部は、咲凛の前から脱走。
 しかしまだまだ多くのヒヨコとわんこ達は、アニマルカフェに居座るり続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

虚偽・うつろぎ
SPD

まだまだ行きやすぜ
今度はスピードで追い込んでみるかな
小動物たちよ
ふっふっふー、僕から逃げられると思わないことだね

ハッシャモードによる反復横飛び的な自身の高速発射で
ヒヨコやわんこ達が逃げる前に立ちはだかり出口側へと追い込む
バビュンと移動、7本の腕を横に広げ通せんぼ&にじり寄り
をひたすら繰り返そう
7匹までなら抱えれるので
いざとなったら抱えて出口ダッシュさ

ヒヨコ達からの攻撃は甘んじて受け悶えておくよ
おうふ



「中々近づいてこないねぇ……」
 と、クエスチョンマークを象るうつろぎ……それにピヨピヨッ、ワンワンッ、と威嚇してくるヒヨコとわんこ。
 でもまぁ、彼らをアニマルカフェから引き離さない限り、邪神召喚の儀式は進んでしまう訳で。
「まぁ、まだまだ行きやすぜー。んじゃ、今度はスピードで追い込んでみるかな?」
 と、不敵に笑うと、ヒヨコとわんこに向けて。
「小動物たちよ。ふっふっふー、僕から逃げられると思わないことだね」
 と、瞬く間に『うつろぎ』が、反復横跳び的な自身の高速発射で接近。
『わぅぅん!!』
 と、接近してきたうつろぎに恐怖を感じて逃げようとするが、更にバビュンと移動、7本の腕を横に拡げてまた通せんぼ。
『ピ、ピヨォォ……』
 その人外の動き……ブラックタールだから当然ではあるけれど、そんな飛び跳ねて、通せんぼして、突撃為て……の動きにわんことヒヨコ達は恐怖に戦く。
 ……そして、恐怖に戦くヒヨコとわんこを、7本の腕がむんず、と掴み……十数匹の内の7匹を、一先ずはアニマルカフェから引き離す事に成功。
 しかし……まだまだヒヨコとわんこは、数匹アニマルカフェに居残り続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

虚偽・うつろぎ
WIZ

残りもわずかだね、次は直接交渉してみるかな
諸君、ここに美味しそうなおやつがある
もちろん犬用も鳥用も揃えてある
どうだろう、これを全てあげるので
引き換えにちょっとそこまで着いてきてくれないだろうか
なーに、ちょっと来てくれるだけで良いから、何もしないから

まんまと着いてきたものはそのまま出てもらい
もし残っているものがいれば
その場からそのままの姿勢で不意討ちでハッシャモードで即座に詰め寄り直接捕らえるよ
最後にものをいうのは力技ですな



「残りもあと僅かか……んー。それじゃ、次は直接交渉してみるかな」
 と、虚偽・うつろぎは三度、アニマルカフェへ。
 残る数匹のわんことひよこは、うつろぎにキャンキャン、ピヨピヨ鳴いて、うつろぎを威嚇。
 ……でも、うつろぎはどこからともなく、美味しそうなオヤツを取り出す。
 それを、ぷらぷらと目前で揺らしながら。
「ほら、諸君。ここに美味しそうなおやつがある。もちろん犬用も、鳥用も揃えてある。どうだろう、これを全てあげるので、引き替えにちょっとそこまで着いてきてくれないだろうか? なーに、ちょっと来てくれるだけで良い。何もしないから」
 ゆーらゆら……ゆーらゆら。
 それにひよことわんこ達の視線も、ゆーらゆら、ゆーらゆら……。
『くぅーん……』
『ぴよ、ぴよっ……』
 何かに誘われる様に、そのお菓子へとついていく彼ら。
 そして、ほぼ9割方のわんことひよこ達がアニマルカフェから出て行って……残るは1匹。
『ワゥゥゥ……』
 最後の最後に威嚇するわんこに対し、うつろぎは。
「全く、仕方ないなぁ」
 と乾いた笑いと共に、そのままの姿勢で、不意打ちのハッシャモードを発動。
 その手にわんこを捕まえ、暴れるわんこを力尽くで抑えつけて。
「最後にものをいうのは力技ですな!」
 と、笑いながら、アニマルカフェから全てを引き離すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『無垢なる捨て犬とヒヨコ』

POW   :    かまってかまって
【じゃれつき】が命中した対象を高速治療するが、自身は疲労する。更に疲労すれば、複数同時の高速治療も可能。
SPD   :    ひろってひろって
【期待に満ちたつぶらな瞳】を向けた対象に、【庇護欲と拾いたくなる衝動を抱かせること】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ   :    あそんであそんで
小さな【拾ってくださいと書かれた張り紙付段ボール】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【子犬とヒヨコ達が大量にいる空間】で、いつでも外に出られる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そして、アニマルカフェから全てのわんことひよこを引き離した猟兵達。
 ……儀式場から離れた彼らは。
『くぅん、くぅーん』
『ピヨ、ピヨピヨピヨー……』
 と……啼き声を上げながら、猟兵達の情に訴える様に鳴く。
 でも、猟兵達に懐く事は無く……その心に刷り込まれたルールに従い、猟兵達に向けて、可愛く攻撃を仕掛け始めた。
月守・咲凛
今度こそまじめ……に……。
武装ユニットフル装備でキリッ、とした所で、ひよこさんと目があってしまいます。
「うわーんやっぱり無理ですーー!」
器用に腕部兵装をポイしながらズザーッとスライディングでひよこさんをキャッチしに行って、そのまま段ボールに触れてしまって吸い込まれてしまいます。
大量の犬とひよこに囲まれて噛まれたりつつかれたりしながら、痛い痛いと逃げ回りますが踏まないように気を付けながら走り回っているので足がもつれて転んでしまいます。
大量の犬とひよこに背中に乗られて髪を引っ張られていると、そこに巨大な影が……。
最終的に、助けに来たシマエナガ先輩が、見境のないビームで色々と蹴散らしていきました。


虚偽・うつろぎ
はっはっはー、これでようやくやりあえるね、獣たちよ
僕は容赦しないですぜ
無慈悲に手羽先に変えてやんよー
可愛さで勝てると思うなよー
という訳で、とりあえず開幕早々に自爆ぶっ放しておくかな

とりあえずジバクモードで自爆します
技能:捨て身の一撃を最大限に駆使してのジバクモード

獣たちに向かってダイブ、そして自爆の流れです
ジバクモードの効果範囲内にいる全ての敵を対象とします

捨て身の自爆なので
自爆後はボロボロになって倒れてピクピクしてると思います
多分あとで何食わぬ顔で復帰して戦闘に再び混ざると思います

アドリブ連携などご自由にどぞー



 アニマルカフェを離れ、猟兵達を前にしたわんことヒヨコ達。
「はっはっはー。これでようやくやりあえるね、獣たちよ!」
 と、虚偽・うつろぎが、わんことひよこに『う』の字の開いた部分で嘲笑う。
 が、そんなうつろぎに対し、わんことヒヨコは鳴き続ける。
 ……それは、彼らにとっては威嚇行動なのかもしれないが……その風体からして、威嚇というよりかは、じゃれてきている様にしか思えない。
 そんなわんこ&ひよこ達の愛くるしい姿を目の当たりにした月守・咲凛が。
「今度こそ、まじめ……に……うん、真面目に……」
 自分に言い聞かせる様に言い、そして武装ユニットをフル装備し、キリッとする。
『……ピヨ?』
 と、そんな咲凛に対し、つぶらな黒眼で見つめ返すヒヨコ。
「……うわーんやっぱり無理ですーー!!」
 瞬く間に、器用に腕部兵装をその場にポイ捨て、そしてそのままずさーっ、とスライディングでひよこさん達の下へ。
「……もしもーし。そこに居ると不味いんですけどー」
 と、うつろぎが呼びかけるも、咲凛はひよこさんを抱えて撫で撫で。
 すると、更に多くのひよこさん、わんこさん達が飛び出してきて……彼女にじゃれつく様に嘴でつついたり、腕や足を甘噛みしてきたり……。
「痛い痛い、痛いですー!」
 と、逃げ回るのだが、足元にいるわんこ、ひよこさん達を踏まないよう、器用に逃げ回る咲凛。
 彼女の逃げ惑う姿に、『う』の字をぱくぱくさせながらうつろぎは。
「……まぁ、いいでしょう。ボクは容赦しないですぜ、無慈悲に手羽先に変えてやんよー。可愛さで勝てると思うなよー」
 と戦線布告すると共に、わんことひよこの下へぴょん、と飛んで行く。
 一応、咲凛が離れたタイミングを見計らって。
「ゴッドうつろぎアタック……神風となり……HPは1になる……!」
 と、その身諸共『ジバクモード』を発動。
 自爆を炸裂させ、ひよことわんこ数匹が次々と散っていく。
 ……そして、咲凛は……。
『痛い痛い……きゃぅ!?』
 ……足が縺れて、その場に転んでしまう。
『わぅーん!!』
『ピヨッ、ピヨーッ!!』
 そして、咲凛の背中に、次々とわんことひよこが乗っかってきて、その青い髪を引っ張り合う。
 ……と、その時。
『ピヨ! ピピヨピヨ! ピヨ!!』
 ……白く、ころんとした真っ白な鳥、シマエナガ先輩が登場。
 でも、普通のシマエナガサイズではなく、巨大。
 その姿に、わんこ達は恐怖に彼女の上から離れるのだが……ひよこ達はピヨピヨ鳴いて、シマエナガを威嚇。
 それにシマエナガは、口からビームを放ち……咲凛の上に乗っかるひよこ達をあらかた掃討。
 ……でも、残るは数匹のひよこと、まだまだ残るわんこ達なのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

硲・葎
こ、これは可愛い!
た、倒しづらいけど、油断しないようにしないとね。
まずはあえて誘惑して、じゃれついてもらおう。オーラ防御しつつ、見切りを使って他の攻撃を防ぐよ。
捨て犬君が疲労したタイミングで、
鎧砕きでできれば段ボールを破壊したいな。格物致知で目潰ししてだまし討ち。
「喰らえ目からビーム!ちょっと痛いよ!ごめんね!!」
零距離射撃、衝撃波、吹き飛ばし、一斉射撃、気絶攻撃を使ってできるだけ痛みが少ないようにしてヴァリアブル・ウェポンでパンチ発射!
「ちょっとこっちの良心が痛んじゃうなあ。仕方ないよね、野放しにできないし」



 そんな残る数匹のひよこと、多くのわんこ達が、威嚇する様に鳴いている。
 ……それを目の当たりにした硲・葎は。
「こ、これは可愛い……!!」
 目は何処か、愛犬を見るかの如き視線を向けている。
 ……でも、心を鬼にして倒さない限り、彼らの邪神召喚が、いつかは満たしてしまう訳で。
「た、倒しづらいけど、油断しないようにしないと……と、取りあえず!!」
 と、心を鬼にして……わんこ達の下へと駆け寄る。
 勿論、敵と判断しているわんこ達は、ワンワン、もしくはくぅん、くぅん……と鳴いて、近づかないで……と言っている様にも思う。
 だが、それでも駆け寄ってくる葎……オーラ防御を発動し、防御を固めた上での突撃。
 わんこ達は飛びかかり、腕やら足やらに噛みついてくる……でも、傍から見ると、じゃれついている様にも見える。
 ……ともあれ、そんなわんこ達の噛みつき攻撃を暫くの間耐え続け……疲れさせていく。
『くぅぅん……』
 と、悲しげな鳴き声を上げ始めた所で、葎が。
「喰らえ目からビーム! ちょっと痛いよ! ごめんね!!」
 と、至近距離から目からビームを放つ。
 目からビームに射抜かれたわんこ達が、悲鳴を上げて逃げていく。
 ……そんなわんこ達の逃げる姿に。
「ちょっとこっちの良心が痛んじゃうなぁ……でも仕方ないよね、野放しに出来ないし」
 と、自分に言い聞かせる様に頷く葎。
 ……そして葎は、周りのわんこ達を次々と倒していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

虚偽・うつろぎ
危ない危ない、危うくHPが0になるとこだった
とりあえずそろそろ終わらせておくかな
さぁ獣どもよー、爆発するがいいさー
シャシャ、シャ、シャシャシャシャシャシャシャ!

ブンレツモードを使用
たくさんの自爆する分裂体を次々特攻させて残ったひよこもわんこも爆破していくよ
僕はブンレツモードの効果範囲ギリギリのところで優雅に紅茶でも頂いておくね

爆破を逃れて近づいてきたひよこやわんこがいたら手を伸ばして捕獲、そして補食
刻印12個搭載のグールドライバーだからね
邪神や眷属の類は可能な限り補食しておくよ
「う」がぐわぱっと開いてバッカルコーンみたいに補食すると思います



 そして、わんこもひよこも過半数が倒れた頃。
「ふぅ……危ない危ない、危うくHPが0になるとこだったよ」
 ジバクモードで、死ぬ……いや、死にかけていた虚偽・うつろぎが、むくり、と『うつろぎ』の字に戻り始める。
『ク、クゥゥン!?』
 勿論、そんな光景を目の当たりにしたわんこ達は、恐れるような悲鳴で鳴くが、うつろぎはうにょうにょと文字を再び象り、元通り。
「ま、とりあえずそろそろ終わらせておくかな。さぁ、獣どもよー、爆発するがいいさー」
 とわんこ、ひよこ達に戦線布告したかと思うと、次の瞬間……23体のうつろぎの小さな分身達が出現する。
 そして……その分身達は、次から次へとわんことひよこの下へ突撃を開始。
「シャシャ、シャ、シャシャシャシャシャシャシャ!!」
 寄生を上げて飛びつき、むんず、と身を掴むと共に……自爆。
 うつろぎの分身の自爆と共に、一匹、また一匹と爆散していく彼ら。
 それを効果範囲ギリギリの所から、優雅に紅茶を頂き眺めるうつろぎ本体。
「……ふぅ、紅茶が美味しいねぇ」
 ……う、の開いた部分に流し込む紅茶……地面へダダ漏れなのは、まぁ気にしない事にしよう。
 そんなうつろぎのブンレツモードが、多くのわんこ、ひよこを倒して行くと……一匹のわんこが、ギリギリの所を切り抜けて、うつろぎに向かって駆けていく。
「ふぅん……君だけは度胸がある様だね」
 とうつろぎは言うと共に……その『う』の字から、幾つも手をプシュン、と伸ばし始める。
 まるで……クリオネの『バッカルコーン』の如く、恐い姿となったうつろぎに、わんこは。
『ク、クゥゥx--ン!!』
 大声で鳴き喚くが……勿論、その触手は最後のわんこを捕らえ、否応なく喰らうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『大神霊』

POW   :    大神霊分裂増殖撃
自身の身体部位ひとつを【シャーマンズゴースト】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    大神霊巨鳥進化撃
【大神霊としての尊厳】に覚醒して【頭部と鬣はそのままに、燃え盛る巨鳥】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    大神霊超常災害撃
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は火奈本・火花です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そして……わんことひよこ達を全て倒した所で。
『……』
 静かに、猟兵達を見つめる、一つの影。
 ……嘴と、鳥のような手足……そして、襟巻きを纏ったような出で立ちの者が、虚空から姿を現す。
 その姿を観て、誰もが気付くだろう……シャーマンズゴースト、だと。
 でも、彼の纏う気配はとても禍々しく、その可愛い風貌に対し、かなりの強敵であるのは間違いない。
『……』
 そして、シャーマンズゴースト……いや、『大神霊』は、猟兵達を黒い瞳で見つめた後、その手の大きな杖を振りかざした。
硲・葎
【P】シャルちゃん(f01440)と。
あんたがあの可愛いわんことぴよぴよを操ってた、と。はー、私のこの痛む良心を損害賠償してもらわないとね。命で。
第六感で連携するよ。
まずは衝撃波で一撃入れて吹き飛ばしを使用しよう。そのまま一斉発射である程度疲労させよう。
噛みつかれるのはちょっと困るね。激痛耐性と見切り、残像で回避しながらカウンターと2回攻撃で対応。鳥への変身はジャンプを使用しながら目潰しして血華磔刑をぶちこむよ。
魔法はオーラ防御を使い、見切りで回避。
気絶攻撃と鎧無視攻撃、踏みつけながら彼岸花ノ葬で串刺し使用。
「咲き誇れ!彼岸花!」
他の人と絡み歓迎。


清川・シャル
f01013葎(りっちゃん)と第六感で連携

可愛いものは可愛いで愛でさせてもらいたいものです、ゆめかわ大事。
こくりと頷きながら、金棒とぐーちゃんを握りしめます

ぐーちゃんは閃光弾を込めて目潰し先制攻撃

UC発動後、金棒がめり込んだらチェンソーモードで一気に叩きます
2回攻撃、鎧無視攻撃、武器落とし、鎧砕き

村雨を抜刀して串刺し、恐怖を与える、生命力吸収、毒使い、マヒ攻撃

桜花乱舞で氷魔法を纏わせて、炎系対策
属性攻撃、全力魔法、力溜め、傷口をえぐる、怪力、フェイント
優美高妙・斬で踏みつけ、空中戦

敵攻撃には見切り盾受けオーラ防御カウンター味方の防御に氷魔法で盾も準備を

はいはいお仕置きターイム、覚悟はよろしい?



「ふーん……あんたがあの可愛いわんことぴよぴよを操ってた、と」
 と、肩を竦める硲・葎。
 その横から清川・シャルもぴょこんと顔を出しながら。
「んー……操ってた、というよりかは、呼び出された、というのが正しいのかも? だって、邪神召喚の儀式によって産み出されたって言ってたし」
「そうなんだ。まぁ、邪神であれ、何であれどっちでもいいかな? はー、私のこの痛む良心を損害賠償してもらわないとね、命で」
「うん。可愛いものは可愛いで愛でさせてもらいたいものです、ゆめかわ大事。でも邪神とあらば、愛でる訳にもいかないもんね!」
 拳を握りしめる葎に対し、金棒を肩に抱え、微笑むシャル。
 ……そんな猟兵達の行動を、敵対行動と認識した『大神霊』は。
『……』
 言葉を発せず、その杖を頭上に掲げる……すると、その杖から光が迸る。
 そして……その杖から産み出されたのは、炎の竜巻。
 瞬く間に、二人の身体を炎が包み、燃え上がる。
 が……二人の影は残像の様に消え、別の場所に出現。
「危ないなー。それじゃ先ずは、当たりにくくしてあげるよ!」
 と、シャルが撃ち抜くは、眩い光を放つ閃光弾。
 大神霊の目前へと撃ち抜き、先行による目潰し攻撃。
 眩しそうに、悶える彼へ、連携して葎が衝撃波を一発。
 軽くその身体が吹き飛ぶが……どうにか踏みとどまる。
 そして、次の刻……大神霊がその杖から放つは、大洪水。
 ……二人は波に呑まれ掛けるが……咄嗟にジャンプし、波をやり過ごす。
 更にシャルが。
「さー、地獄へWecome!」
 と『鬼神斬』で、思い鬼金棒の一撃をずさっ、と叩きつけると、第六感での連携で葎も接近。
「咲き誇れ! 彼岸花!」
 『血華磔刑』を大神霊を中心にして叩きつけ、地面を抉る大ダメージを喰らわせる。
 ……でも、大神霊は、まだしっかりと地面に立ち続ける。
「ううん、中々しぶとい……!」
 唇を噛みしめる葎、でもそれにシャルが。
「りっちゃん、焦らない焦らない」
 と笑顔を向けてくる……それに頷く葎。
「ほらほら、お仕置きターイムはまだまだ終わらないよ、覚悟はよろしい?」
 そしてシャルは、『鬼棍棒』をぶんぶんと振り回し、力尽くの攻撃。
 一方葎は、それをサポートする様に牽制を含めた攻撃。
 そんな二人の『第六感』による連携攻撃で、少しずつではあるが、大神霊を追い込んでいった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

虚偽・うつろぎ
うねうね、何かかっこイーのが現れたなー(しれっと復活
これは是非とも補食融合しておきたいね
まずは、その杖でも手に持ってる頭骨でも腕の一本何でも良いから喰っておきたいね

捨て身特攻だけが取り柄の戦闘スタイル

敵の攻撃を無視してダッシュで一気に近づき
技能:捨て身の一撃を駆使したトッカンモード(スーパー頭突きによる突進)
命中率を重視

衝撃で頭(「う」の部分)がぺちゃんこに潰れると思います
攻撃後、離れる際に(僕がダウンして倒れる際)
刻印を搭載した補食器官でもある7本の腕を伸ばし
大神霊の腕でも杖でも何でも良いから補食しておく

あとは隅っこで倒れておきます
またしれっと復活しそうですが


六代目・松座衛門
「好意をもとにした邪神の召喚。いろんな召喚方法があるものだな。」
儀式方法に関心を持ちつつ、人形「暁闇」と十指を操作糸で繋ぎ、戦闘に参加する。

相手からの攻撃は、人形による【フェイント】を用いた回避や、【武器受け】で防御し、大神霊へ人形を接近させるよう立ち回る。

「行け! 演目「疾風」!」
相手に人形の手が届くほど接近出来たら、UC「疾風」による連続攻撃を仕掛けよう。
また、相手がUCで巨鳥へ変身したら、大型銃「玲瓏」で【援護射撃】して、空へ逃げることを防ぐ!

アドリブ、連携歓迎



「ふむー。何かかっこイーのが現れたなー」
 と、うねうねしながら三度復活する、虚偽・うつろぎ。
 その復活の姿に六代目・松座衛門がびくっとなるも。
「……と、取りあえず。好意をもとにした大神霊の召喚か……いろんな召喚方法があるものだな」
 と、わんことひよこの儀式方法に強い関心を紡ぐ。
 ……だが、すでにわんこもひよこも周りにおらず、目の前に居るのは大神霊の一体のみ。
 その姿を前に、うねうねしながらうつろぎが。
「んー。これは是非とも捕食融合しておきたいねー。少なくとも、その杖でも、手に持っている頭骨でも、腕の一本何でも良いから喰っておきたいところだね」
「まぁ……するかどうかは任せる。ともあれ……倒さない事には終わりはない。さぁ……行け! 演目「疾風」!」
 うつろぎに頷きつつ、松座衛門が人形『暁闇』を召喚、それと己の十指を操作糸でつなぎ、大神霊に嗾ける。
 その攻撃を、大神霊はさっと回避。
「おお、その姿形に対し、中々素早い様だね。それじゃー、僕はこれでいこうか」
 と、一直線に、大神霊に向けて走り寄る。
 相手側は、ちょっと警戒して……数歩後ろに下がるが、更に追い縋る。
 そして……逃げ切れなくなったところで。
「ウツロギ……それは突貫するもの……!」
 と、『トッカンモード』で突撃……衝撃で『う』の頭が潰れて『ン』みたいになってしまう。
 ただ、大神霊に対して大ダメージを与えたのは間違いない。
 そして、そのまま潰れて倒れていく中、うつろぎは、捕食機関をうにょうにょと伸ばして、大神霊の杖にそれを絡みつかせて、力尽くでその杖を大神霊から引き剥がし……それを捕食し、そのまま其の場に潰れるうつろぎ。
『……』
 静かに猟兵達に、怒りの矛先を向ける。
 ……主たる武器を喰われてしまった大神霊は、攻撃力が大幅に低下。
 そして、その弱った隙に松座衛門が、大神霊へ再度人形を接近させ……そのギミックを駆使した連続攻撃を発動。
 先ほどのトッカンモードで大ダメージを受けていた上に、その連続攻撃を喰らった大神霊。
『……!!』
 恨みがましい視線と共に、その手に持って居た頭骨もぼろりと零し……どうにか自己防御。
 でも、松座衛門が大型獣『玲瓏』での援護射撃を放ち……その銃撃の中、大神霊は崩れ墜ちていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月03日


挿絵イラスト