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アポカリプス・ランページ⑦〜荒野を走る鋼の戦列

#アポカリプスヘル #アポカリプス・ランページ #ヴォーテックス一族 #ロンメル・ヴォーテックス #アポカリプス・ランページ⑦

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●ロンメル戦車軍団
「イエス、イェーガー。戦争の時間です」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)はグリモアを展開させる。
 電子機器類が立ちあがり、電脳ウィンドウを展開していく。
 空間モニターに映し出される赤点は旧ロズウェル付近、ロンメル機動陸軍基地である。
 そこをヴォーテックス一族の一人、軍人宰相と呼ばれる『ロンメル・ヴォーテックス』の戦車軍団が通過していると言う。
「彼らは特定の拠点を持ちません」
 彼らの拠点を強いて上げるならばその大量の戦車軍団こそがそれなのである。
 つまり、ロンメル・ヴォーテックスを倒すにはすなわちその大量の戦車軍団を突破しなければならない。
 モニターに映し出されたのは荒野の砂塵を巻き上げながら走行する大量の戦車たち。
 そして、その中心部で指揮をする軍服姿の男であった。
「ロンメル・ヴォーテックスは有力なオブリビオンの一人。撃破せねばなりません。ですが、彼を撃破するには大量の戦車から放たれる戦車砲の爆撃の嵐、そして、彼が率いる軍人オブリビオンの軍団からの多重攻撃を突破しなければならないでしょう」
 それを超えなければ、彼に近づく事すら出来ずに終わってしまう。
 つまり、ロンメル・ヴォーテックスを倒すと言う事は一個の軍を相手取るに等しい。
「困難でしょうが、当機は一騎当千にして歴戦の猛者であるイェーガーたちならば問題なく相手取れると判断しています」
 グリモアのゲートが展開される。
 荒野の砂塵が吹き込み、向かう先に広がるは荒野に展開した数千を超える戦車軍団。
 だが、その軍団を前に送り込もうと言う紫紺のマシンアイは揺らぎすらしない。
「いつも通りをこなせば、いつも通りの戦果をあげられることでしょう」
 いってらっしゃいませ、とアリシエルは告げイェーガーたちを送り出す。

●ロンメル・ヴォーテックス
「貴様らが無能な兄妹共が送り込んだ刺客か」
 ……はて、こいつは何を言っているのだろうか。
 だが、ロンメル・ヴォーテックスと言う男の瞳にも態度にも揺らぎはない。
 こいつは、本気でそう信じ込んでるし、思い込んでいる。
「ロンメルの名を持つ私は負けるわけにはいかない。それが例え兄妹共の配下であれど」
 ロンメルが腕を振り上げれば、戦車軍団の砲口、そして軍人オブリビオン軍団の銃口がイェーガーたちに向けられる。
 そして、その腕は切って振り落とされる。
「全軍、刺客を排除せよッ!!」


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天です。食べないで。
 天ぷらにして美味しいのかは知らない。
 有力敵ロンメル・ヴォーテックスです。
 彼指揮下の戦車軍団、軍人オブリビオンたちの猛攻。
 それを凌がない限り、ロンメル・ヴォーテックスには近づく事も出来ません。
 軍団をしのぎ、突破し、ロンメル・ヴォーテックスに致命の一撃を叩き込みましょう。
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第1章 ボス戦 『ロンメル・ヴォーテックス』

POW   :    軍人宰相の指揮
自身が操縦する【戦車軍団】の【反応速度】と【耐久力】を増強する。
SPD   :    アンブッシュ・タクティクス
戦場の地形や壁、元から置かれた物品や建造物を利用して戦うと、【ロンメル率いる戦車軍団の搭載火器】の威力と攻撃回数が3倍になる。
WIZ   :    戦場の掟
敵より【指揮する配下の数が多い】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。

イラスト:秋原 実

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

渡塚・源誠
……まだいたんだねぇ。ボクらの存在そのものを否定する敵さんが


ともあれ、ボクは戦車軍団と我慢比べしようかな

金属札は大量に、空高く打ち上げた所で魔力で静止させておく

で、動き出した戦車に札を、進路はそれぞれ別々に弄って、多方面から攻撃してるように見せかけようか

そうして各戦車の色々な部位に【スナイパー】よろしく撃ち当てて、当てた端から魔法で機能不良にさせて、軍団の混乱を起こすって寸法だね


後は余った札を最大威力で大将さんに当てるだけ

まぁ他の猟兵さんの動き次第では攪乱に徹するのもアリかな?



…ボク? 出来るだけ戦場から離れて【目立たない】ように潜伏、UCは双眼鏡(札の魔力で機能強化)で遠隔操作する予定だよ



●猟兵を否定するもの
「……まだいたんだねぇ。ボクらの存在そのものを否定する敵さんが」
『貴様らは何を言っている……? 貴様らは明確な私の敵であろうが』
「そういうこと言ってるんじゃないんだよね」
 ロンメル・ヴォーテックスは明確に猟兵たちを敵として認識している。
 しかし、それは彼の言う『無能な兄妹共が送った刺客』としてだ。
 第六の猟兵、イェーガーとしては一切認識していない。
『まあ良い。貴様らが何であろうと、我が戦車軍団が貴様らを打ち砕き、そして私に勝利をもたらすのだ』
「そりゃあご大層なこったね……!!」
 戦車軍団が動き出すと同時、渡塚・源誠(千切れ雲は風の吹くままに・f04955)は持っていた金属札を天高く撃ちあげ、魔力でそれを止める。
 視線は一瞬空に向いたが、たかだが金属の札。
 気にもとめるまでもない、とロンメルは腕を振り下ろす。
 戦車軍団は動き出し、その砲口を源誠にむkる。
 同時、その軍団を覆うように金属札が撃ち落とされた。
『なんだ?! 刺客は一人ではないのかッ!!』
 否、今この場に立っているのは源誠ただ一人。
 彼の精密かつ絶妙なコントロールでそのように見せているだけ。
 金属札が戦車軍団にあたり、そして、その機能を十全に発揮する。
『計器に異常発生!!』
『なんだ、突然キャタピラが……』
『ええい、状況を正確に報告しろッ!!』
 軍団が混乱に陥っているうちに、源誠は立ち去っていた。
 そして、その混乱を遠くから眺めながらダメ押しの多重攻撃。
 さらなる混乱を呼びながら、それを懸命に諌めるロンメル。
「丸見えだぞ、っと……」
 最後に秘された札、まさに切り札とも言うべきそれが、ロンメルの胸を打ち貫いていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マリア・ルート
……こいつ何言ってるのかしら。
もしかして、自分の方が兄妹より勝ってると思い込んでる?

思い込みは視野を狭める。
私達みたいな第三勢力の介入なんか考えられないほどにね。

ロンメル軍を前にしたら臆せず『早業』から【指定UC】を使うわ!
まず全武器の半分ほどを戦車軍の足止めに使ってロンメルへの道を確保しつつ、残り半分は自分の身を守るように展開させて確保した道からロンメルに接近。すると護衛の軍人が来るでしょうからその攻撃を『野生の勘』で見切りつつ『オーラ防御』や展開した武器で防ぎながら纏った武器を散開、護衛達を蹴散らしていこうじゃない。

うまくロンメルに肉薄できたらルートブレイドで一閃。
目は覚めたかしら?



●されど惑乱は晴れずして
「こいつ……何を言って」
 マリア・ルート(紅の姫・f15057)は困惑していた。
 戦場にありながら、思い込み、信じ込む。
 己は優れているのだと、兄や妹よりも勝っているのだと。
 そして、異世界から来たる猟兵など存在しないのだと。
 それは、彼らの送り込んだ刺客なのだ……。
「思い込みは視野を狭める……私達みたいな第三勢力の介入なんか考えられないのね」
『何を訳のわからない事を……貴様らのような刺客にこのロンメルの名を持つ私は負けるわけにはいかないのだ』
「そう、あくまで認めないわけ……なら見せてあげる」
 戦車軍団の砲口が向くと同時に、マリアの周囲にも築き上がる。
 戦場を埋め尽くすほどの無数の武具の数々。
『ええい、なんだあれは……持ち手もおらぬ武器に意味などはない』
「意味はあるのよ、これには、ねッ!!」
 放たれた無数の武具の数々、それは意思持つかの如く戦車部隊に突き刺さり、それを爆散させ、機能不全にさせていく。
 同時、疾駆。
 降り注ぐ砲弾を速力のみで置き去りにして、目の前を阻む戦車群をまた無数の武器たちが貫き穿つ。
 速力と質量こそが威力だと言うのならば、音速を超える速度で射出される剣・槍・槌などの旧兵器群は銃や砲にとて匹敵する。
 ロンメル・ヴォーデックスを視界に捉える頃、敵もまた動き出す。
『閣下をお守りしろッ!!』
 護衛の軍人オブリビオンたちが、その銃を構え一斉射撃を行う。
 生み出した鋼の盾群がその弾幕を弾き返しながら速力のままに突撃。
 シールドバッシュがその軍の一塊を吹き飛ばす。
 同時、対空していた剣や槍を踊らせれば、周囲にいた軍人たちが切り裂かれ、吹き飛ばされる。
『バカな……そんな原始的な武器でッ!!』
「さっきも言ったはずよ、思い込みは視野を狭めるとッ!!」
 手にしたルートブレイド、それが袈裟懸けに振り下ろされる。
 斬撃が走り、ロンメル・ヴォーテックスの身体から血飛沫があがった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

地籠・凌牙
【アドリブ連携歓迎】
戦車ってのはだいたいは人が動かすもんだ。少なくともこいつが率いる戦車軍団はそのハズ。
操縦してる奴が弱りゃあ自然と動きも鈍くなるし、総じて被害は減りそうだ。

【指定UC】で【先制攻撃・範囲攻撃】を仕掛けるぜ。
このUCに威力はねえが、その分累積すればする程弱くなる。
砲撃で狙撃しようにも10500km/hで飛んでんだからそう簡単に当たりはしねえだろ?
弱体効果が累積すりゃ弾の機動も【見切り】やすくなるハズだし、【激痛耐性】もあるから戦車の対空装備次第じゃ喰らっても全く痛くなさそうだな。
弱ったところを各個撃破狙って上空から全体重と【怪力】乗せて【重量攻撃・貫通攻撃】するぜ。



●天より注ぐ厄災、それは穢れ
「戦車っても護衛の軍人ってのも人がなきゃ成り立たねえ」
 地籠・凌牙(黒き竜の報讐者・f26317)は、自らの真の姿を晒す。
 竜の腕、竜の尻尾、そして纏う瘴気は穢れそのもの。
 黒き竜、黒き竜がきたぞ。
 そして、その翼が解き放たれると同時、一瞬で音を超える炸裂音が響く。
 同時、弾着。
 戦車の砲弾は彼を捉える事はない。
 当然だ、それほどの高速機動する物質を捉えることに向いているのは砲弾ではない。
 しかし、この戦車軍団に対空ミサイルの類は備えられていない。
 そんな超高速飛行物質に対する知識など、彼らにはない。
『ええい、なんなのだあれは……無能な兄妹共にあんなものが作れるはずがない……ッ!!』
 ここに来てなおも、ロンメル・ヴォーテックスは現実を認めない。認められない。
 異世界から来る理不尽な理外の理、その存在の事など信じられない。
 超高速で飛来する凌牙から巻き起こされる災厄。
 それは穢れの瘴気、黒い霧、厄災の竜。
 戦車軍団も護衛の軍人も、じょじょにその動きが弱まり、そして膝を突き始める。
『貴様ら、どうした!! それでも栄あるロンメル隊かッ?!』
「残念だけどそういうもんじゃねぇんだよッ!!」
『なにッ!?』
 超高空からの超速度、そこから繰り出される質量弾と化した凌牙の、怪力を載せた一撃。
 へしゃげる音を響かせ、それは大地を震わせ巨大なクレーターのように、戦車諸共ロンメルを大地に陥没させたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サリー・オーガスティン
■POW
これだけの戦車隊を相手にする
それならば、倒すというよりも、ボクは進軍の邪魔をしよう

ユーベルコードの叩き合いにあるけど、仕方無いね
「反応速度」が増強されても、ボクの方がまだ速い自信はあるとして、あとは耐久力、か!

【Running in the sky】で陣形をかき回そう!
このユーベルコードは弱いながら電撃を放てるから、進軍速度に影響する事尾ができれば僥倖

[操縦、騎乗、地形の利用]で戦車軍団の進軍先に先回りして、
[スナイパー、一斉発射、誘導弾、2回攻撃、援護射撃、吹き飛ばし]で一気に叩く!
弱いながらも雷撃喰らって、はたしていつもどおりの進軍ができるかな?

※連携・アドリブ共歓迎



●ユーベルコードの叩き合い
「これだけの戦車隊を相手にする……倒し切るのは困難だね」
 サリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)は宇宙バイクにまたがる。
 そして、ユーベルコードを発動させれば、その身は星を駆け抜ける空の鋼と化していく。
「ユーベルコードの叩き合い……さあ、あとは互いの根性試しといこうかッ!!」
 時速10000kmに近い速度で飛翔する高速物質。
 それから放たれる稲光が、戦車部隊の計器を狂わせていく。
『くッ、貴様ら、撃て、撃たんかッ!!』
 戦車部隊が空を駆け抜ける鋼に砲口を向け、発射する。
 しかし、元より超高速で駆け抜けるそれに当てるのは困難。
 近接爆発信管に入れ替えようともそれは変わらない。
 爆風に煽られる事はあってもサリーの身体に直撃はしない。
 戦闘機から放たれる対地攻撃は着実に戦車部隊を撃破していく。
 ミサイルが一斉に放たれ、バルカンが鋼の雨を降らす。
 爆裂の花は一切に花開き、鋼の豪雨は脆い天井装甲を打ち貫く。
『ちぃッ、航空兵器だと……?!』
 その足はどうしても止まらざるを得なかった。
 戦車部隊の快進撃はここに止まり、そして砲撃に専念することとなる。
「それがボクの狙い通りなんだけれどね……ッ!!」
 サリーの狙い通り、いつも通りの進軍は阻まれ、戦車隊の足は止まる事となった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リーヴァルディ・カーライル
…まあ、強ち間違いでもない。お前の命を狩りに来たという点に変わりはないもの

左眼の聖痕に異端の神の力を降霊して自身の生命力を吸収しUCを発動
敵の乱れ撃ちを黒炎のオーラで防御して弾速を極限まで停滞させ、
最小限の動作による早業で残像のように回避して攻撃を受け流しながら敵陣に切り込み、
限界を突破して黒炎の魔力を溜めた大鎌から時属性攻撃の斬擊波をなぎ払い、
時間の連続性を切断する時間停止の呪詛で戦車軍団を捕縛し物言わぬ置物に変えていくわ

…随分と"遅い"攻撃ね?これならまだマスケット銃の方が脅威だわ

…貴方達に教えてあげる。攻撃とは、こうするものよ?

…もう苦しむ事も、その手を血で汚す事もない。永遠にね?ふふ…



●マスケット銃よりも遅い
「……まぁ、強ち間違いでもないわね」
 兄妹共の送り込んだ刺客と言う勘違い。
 それは勘違いと言うものである。
 ただ、合っている部分も一つある。
 それは――――。
「私がお前の命を狩りに来たと言う事よ」
『何をふざけたことを。たかが寡兵どころか一人で何が出来る……ッ!!』
 猟兵たちの攻撃で進軍が止まった戦車軍団。
 その砲口がリーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)に向けられる。
 リーヴァルディの左目が輝き、この世界とは異なる次元の神を呼び起こす。
 黒い、黒い焔をまとった少女がそこに君臨した。
『虚仮威しだ、撃て、撃てぇッ!!』
 その号令と共に放たれる無数の砲火。
 されど、その黒い焔は虚仮威しなどではない。
 触れた瞬間、現世より切り離されたようにその砲火の弾丸は動きを止める。
 運動エネルギーが0になったそれをあとは最小限の動作で避けて、弾いて、切り込んで。
 踏み込めば、黒炎をまとった大鎌を振り下ろすのみ。
 時間と言う連続性を断ち切るその魔刃に切られれば、連続性を保てないが故に自己の存在を確立出来ない。
 それは絶対に絶たれたと言う事であり、戦車はあっけもなく寸断されていく。
「……随分と遅い攻撃ね。これならマスケット銃の方が驚異だわ」
『バカな……おのれ、貴様……ッ!! 魔女かッ!?』
「ここにまで来てまだそんな風に思えるのね……」
 あくまで己の信じ込んだ現実を、真実だと思い込むロンメル・ヴォーテックス。
 軍人オブリビオンたちも時間停止の呪詛の刃で寸断され、物言わぬ置物と化す。
「……貴方達にも教えてあげる。攻撃とは、こうするものよ」
 振るわれる刃が次々と腕を、足を、首を薙ぎ物言わぬ置物から骸の海へと還るだけの代物と化す。
「もう苦しむ事も、その手で血を汚す事もない。」
 ……――――そう、永遠に。
 リーヴァルディは可愛らしく笑った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

死之宮・謡
アドリブ歓迎

高名な軍人の名を持つだけの能力はあるようだ…良い、実に良いな…
私は、有能な奴は敵味方関係なしに好きなんでな…キチンと部下を連れているのも良いな…指揮官なら、単騎より軍団の方が基本的には良いからな…どうせ、切り捨て時も見誤ることはないだろうし

減衰と停滞の・呪詛によって広域結界を敷いて弱らせながら弾丸の勢いを殺し、落としていく
【焔の堕ちる日】発動…如何も、この世界は絡めてよりゴリ押しの方が有効そうだからな…
そのまま、呪いと焔によって攻撃を続け、そのまま広域攻撃で部下も纏めて消していく



●ゴリ押し
「なるほど、名を持つだけはあるか」
 死之宮・謡(存在悪:狂魔王・f13193)はその身に減衰と停滞の呪詛結界を張り巡らせ、展開していく。
 放たれる弾丸は減衰により運動エネルギーを奪われ、停滞により、それを0にされる。
 そうなれば大地に弱々しく落ちるばかりである。
「良い、実に良い……」
『なんなのだ、貴様はぁッ!!』
「……私? 私か……」
 謡の身が炎に包まれ、全身が炎そのものと化していく。
 その熱量にあぶられただけで鋼の戦車は赤熱に溶解する。
 当然だ、謡の熱量は数万度、その周囲にいるだけで数千度に匹敵する。
 鋼など溶解するも同然の熱量、触れられればそこから溶け切られるのみ。
「耐えれたら教えてやろう」
 そして、その熱量が解き放たれる。
 謡曰く、この世界は絡め手よりもゴリ押しの方が楽しそうだからな。
 そんな曰くと共に解き放たれた熱量は結界と共に押し上げられ、次々と戦車部隊は溶けていき、軍人オブリビオンは熱量と共に焼かれていく。
 ロンメル・ヴォーテックスとて例外ではない。
 だが、名持ちであるからこそ、彼はその炎に耐えきった。
 ならば、ならばこそ。
「私は貴様の死だ。……魔王でもいいぞ?」
 朗らかに、自分こそがお前の死なのだと、謡は告げた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

オン・スロート
使用UCの限界射程である4.9㎞圏内にある、敵陣とはなるべく離れた高台を【地形の利用】と【戦闘知識】を駆使して探す
発見できたらそこを発射地点として、【索敵】と【視力】そして装備している複合型光学センサーを使って戦車軍団の布陣を確認する
敵を視野に入れたら、AGM-114B/Cヘルファイア改ですべての敵に向かってUCを使用し、ミサイルによるロングレンジ攻撃を開始する
【2回攻撃】【制圧射撃】【一斉発射】でなるべく多く攻撃し、広範囲の敵を巻き込む
【部位破壊】【鎧砕き】【スナイパー】【破壊工作】で戦車の弱点である上面装甲とキャタピラを狙う
【援護射撃】で突入する味方への支援とし、【属性攻撃】火炎で燃やす


寺内・美月
アドリブ・連携歓迎
「第十二亡霊軍攻撃開始」
・指定UCにて自動車化歩兵四個軍団(戦車旅団、砲兵師団、対戦車火器・対戦車部隊増強)及び航空軍団(指定兵科軍団)を召喚(通称第十二軍)。
・方針としては航空軍団による攻撃開始とともに三個歩兵軍団を分進させ、航空攻撃終了後に戦車部隊および対戦車部隊を中核とした普戦共同の部隊を突入させる。この際、砲兵師団は突入する歩兵軍団の火力支援を行い、組織的な戦車運用を阻害する。
・歩兵一個軍団は予備戦力として運用し、非常時の対処および最終の決を与える際に投入。
・ロンメル本人の討伐は別の猟兵に任せ、自らは部下の第十二軍司令官(画像参照)と共に敵軍団の撃滅に専念する。


カシム・ディーン
「ご主人サマー!お祭りの出番だよ☆」(きらきら銀髪少女
あーくそ!やるしかねぇのか!

【情報収集・視力・戦闘知識・迷彩】
戦車軍団の陣形と動きの癖やパターンの把握
後は安全に隠れられる場所の捕捉と共に隠れ

UC発動
地獄の門が開かれる…!
「「ひゃっはー☆」」

【集団戦術・空中戦・属性攻撃・砲撃・弾幕】
何故か一緒に出陣する巨大戦艦が戦車に砲撃
そして空に展開される幼女軍団が陣形を組み砲撃兵装を構え
「「物量で蹂躙とか卑怯だぞ☆」」
超高熱熱線掃射
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・捕食(!?)】
そして残った戦車には鎌剣を持った幼女達が群がり切り刻み資源として強奪
中の軍人とかロンメルは身ぐるみ剥いで蹂躙
「「お宝☆お宝☆」」



■砲撃蹂躙、ここに極まれり
 オン・スロート(重装甲陸戦兵器・f01587)がその背に背負ったミサイルランチャーを展開する。
「誤差修正……照準ロック」
 ミサイル群が降り注ぎ、戦車部隊を薙ぎ払う。
 そこにさらに寺内・美月(霊軍統べし黒衣の帥・f02790)の戦車旅団、砲兵師団が対戦車武装及び航空戦力を叩き込む。
「第十二亡霊軍、攻撃を開始せよ」
 降り注ぐ砲撃、立ち込める粉塵、落ちる爆弾。
 激しい弾着の音が響き渡り、まるで落雷の如く。
 オン・スロートもそれに合わせるように自らの砲撃武装とミサイルを連射しまくる。
 最早戦争と言うよりも蹂躙かの如き様相。
 だが、それだけでは終わらない。
「ご主人サマーッ!! お祭りの出番だよッ☆」
 きらきら瞳を輝かせ、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)の相棒でもある謎のキャバリアの端末・メルクリウスことメルシーが調子にのる。
 調子にのるったら調子にのる。
「あーッ?! くそッ!! やるしかねぇのかよッ?!」
 そんな調子でやられたらやらざるを得ないと言うかやってしまうのがカシムと言う少年である。
 戦闘用の幼女メルシー軍団がユーベルコードによって現れる。
 展開されるのは幼女メルシー軍団によって運用・展開される巨大戦艦。
 キャバリアを小型化し、まるで鎧かのように武装したさらなるメルシー師団が現れ、その砲撃武装をぶっぱなす。
「ぎゅんぎゅんっ☆ 物量で蹂躙とか卑怯だぞッ☆」
 やってるお前が言うな。
「第十二亡霊軍航空機隊、合わせろ」
 幼女メルシー軍団のビーム砲乱射に合わせ美月の航空機部隊がさらに爆弾を投下する。
 驚いたか、あの男、眉一つ動かしてねえ。
 オン・スロートもその爆撃に合わせ再装填したミサイルをぶっぱなす。
 驚いたか、あの男、動かす眉もねえ。
 砲撃、爆撃、大爆発。
 軍人オブリビオンたちは爆撃の嵐でなぎ倒され、原型もとどまらぬ程の猛攻に散っていく。
『なんなのだ……なんなのだ、貴様たちは……ッ!! あの無能な兄妹共に貴様らのような戦力が……ッ!!』
「その驕りこそが貴様の敗因だ」
 オン・スロートが吐き捨てるように言えば、さらに砲火を叩き込む。
 ロンメルの体が爆風に煽られ大きく吹っ飛ぶ。
 傷だらけのまま、地に伏したロンメルが拳を握り立ち上がる。
『私は、ロンメル……名誉ある……ッ!!』
 だが、そんな彼にめがけて殺到していたのは鎌剣で武装した幼女軍団であった。
 打撃音、斬撃音、血しぶきがあがり、その手は力なく大地に落ちて、荒野を赤く染めていく。
 自らの驕り、慢心した男の最期なんてそんな情けなく無様なものでしかなかった。
 破壊された後のスクラップや、ロンメルたちを中心としたオブリビオン軍人の骸。
「お宝、お宝ッ☆」
 それは銀髪の瞳をきらきらと輝かせた幼女軍団に一つ残らず身ぐるみを剥がされ、装甲材を引っ剥がされ、オイルの一滴すら残さず余さず蹂躙された。
 人を踏みにじってきた男の哀れな結末は、踏みにじられる事で完結したのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月08日


挿絵イラスト