アポカリプス・ランページ④〜ナルシストには鉄拳を~
●ヴォーテックス一族の機械要塞兼コンピュータ研究所
「猟兵が来るだって?」
スーパー戦車のスーパーウェポンすら狂わせる"禁断のコンピュータウイルス"が保存されているという研究所。
そこの一室の守りについていたのは『畏傾面のカガセオ』 。
超イケメンな雰囲気を醸し出すナルシストな野郎で、相手を殺さずに戦意を挫く『畏傾面の波動』を操り、配下を増やしていた。
だが、この畏傾面の波動は猟兵の持つ強靭な精神力の前には跳ね除けられてしまうと言う。
「ふっ、おもしれーやつ」
そしてカガセオは、己の支配を跳ね除ける者を蹂躙することこそを、何よりも好むのだった。
●グリモアベース
「皆さん、拳の準備は万全ですか?」
羅刹の角を頭巾から覗かせた少女……朝倉・くしな(鬼道僧・f06448)が君達を迎える。
アポカリプス・ランページの次の戦場は「死の谷」デス・バレーに築かれた機械要塞兼コンピュータ研究所である。
「ここを制圧すれば、フィールド・オブ・ナインの一体『スーパー戦車』の攻略の手助けになるでしょう」
だが、要塞を守る強力なレイダーは、撃ち抜いた相手の武器を一時的に使用不能にする『侵蝕プログラム弾』で武装している。
敵対者を無力化してから精神的にも支配してしまうという恐るべき戦法をとってくるのだ。
「残念ながら『侵蝕プログラム弾』そのものを避けるのはこの戦場では難しいと思います」
侵蝕プログラム弾はダメージを受ける事はないが、形状や構造・魔術的かどうな等を一切問わず武装であればそれを無力化してくる。
「けれども逆に言えば、敵はこちらの攻撃を無力化したと思い込んでいるはず。そこを突けば、痛い一撃を食らわせられるでしょう」
武装を無力化させない、或いはそもそも武装なしでも戦える手段を講じていれば、有利に戦うことができるだろう。
「カガセオの支配力に対抗できるのは猟兵並みの精神力の持ち主だけ。あのナルシストの顔面に一発決めてきてください。よろしくお願いします」
そしてくしなは背景をアポカリプスヘルの研究所へと変えるのであった。
ナイン高橋
=============================
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、『アポカリプス・ランページ』の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
=============================
ナイン高橋です。
イケメンナルシストの顔面を殴れる依頼です。
今回の依頼で重要なのは、『武装の無力化への対策』です。
武装はちゃんと防具も含みます。
『侵蝕プログラム弾』自体を防ぐのは殆ど不可能ですので、受けた上での対策をお願いします。
また敵は『侵蝕プログラム弾』でこっちの攻撃力を0にしていると思い込んで、壁ドンとかあごくいとか背後から抱きしめてきたりとかしてきます。
そのまま敵の言葉を受け続けると精神力を削られるので、何とか武装の無力化への対策をして油断している相手の顔面を殴りましょう。
それでは、皆さまのプレイングをお待ちしております。
=============================
プレイングボーナス……武装の無力化への対策を行う。
=============================
第1章 ボス戦
『畏傾面のカガセオ』
|
POW : 奥義『禍閉吞』
【壁や地面への叩きつけ】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : 奥義『阿業喰』
命中した【妖しい波動】の【影響を受けた対象の精神】が【カガセオへの崇拝にも似た感情】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
WIZ : 奥義『拿狼堕鬼』
【敵の虚を突く背後からの拘束】が命中した対象に対し、高威力高命中の【抵抗する意志を奪う呪言】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
イラスト:すねいる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「フィランサ・ロセウス」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ヴィゼア・パズル
お前、ゴミに好かれても本命にほど忌み嫌われて連敗してそうですね(笑)
元より大した武装は無い。
手の銃を無力化させられた振りをしつつ…取り敢えず、顔の形のみならず全身を変えてやろう。
猫を背後から抱きしめて愛を囁くとは中々の酔狂。嫌いじゃなかったぞ。
大気圧の魔弾、爆轟
【全力魔法・2回攻撃・属性攻撃・スナイパー】
身長差の関係でガラ空きになるだろうボディへ【カウンター】膝や脛脚へ痛みを集中させた一撃目の後に距離を取り鼻頭や頬骨眉頭を中心にした2撃目
あぁ、この技、別に銃が無くても撃てるんですよ。
顎を狙ったら楽に気絶出来てしまうでしょう?狙いませんよ。楽しく無い。
●
「こいつ、ゴミに好かれても本命にほど忌み嫌われて連敗してそうですね」
畏傾面のカガセオの能力を聞いたヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)はもはや苦笑しかないと言う顔で敵の待つ研究所の一室に侵入した。
それと同時に撃ち抜かれてしまう手に持っていた銃。
『侵蝕プログラム弾』だ。
「元より大した武装は無い……が、無力化されてしまったか」
もはやただの重荷にしかならなくなった銃を持て余していると、ぞわり、とヴィゼアの全身の毛が逆立つ。
――奥義『拿狼堕鬼』
「捕まえたぜ?オレ様の可愛い子猫ちゃん♪」
虚を突き一瞬にして背後から現れたカガセオはヴィゼアを抱きしめるように腕を回し、拘束する。
そして畏傾面パワーを乗せた【抵抗する意志を奪う呪言】を放ってきた。
「……っ!」
ぞぞぞと何かがつま先から頭のてっぺんまで登っていく感覚に身震いするヴィゼア。
だが猟兵であるヴィゼアはその程度の精神攻撃に屈する事はない。
「猫を背後から抱きしめて愛を囁くとは中々の酔狂。嫌いじゃなかったぞ」
なお畏傾面のカガセオは博愛主義(世の中全員オレ様の奴隷♪)なので男とか女とか人とかネコとかあと無機物であるかどうかとかそういう細かい事は気にしないタイプなのだ。
「大気圧の魔弾、爆轟」
ヴィゼアは拳に魔力を込めると油断しきっているカガセオのボディへと、強烈な"肘打ち"!!!
「ぶほっ!?」
鎌鼬属性の高気圧弾がヴィゼアの肘と共に放たれる。
「あぁ、この技、別に銃が無くても撃てるんですよ」
痛みにひるんだカガセオにヴィゼアはくるりと振り向きながら距離を取ると2発目のチャージを終える。
「次は顔面ですね」
そしてイケメンナルシストの鼻っ柱に2回目の攻撃がクリーンヒット!
「ちょっ、待って……」
「顎を狙ったら楽に気絶出来てしまうでしょう?狙いませんよ。楽しく無い」
鼻血を出して口元を抑えるカガセオが手を前に出して静止してくるが、そんなものは止める理由にはならない。
ヴィゼアはひとしきり顔面パンチを繰り出すのであった。
大成功
🔵🔵🔵
神代・凶津
ナルシストイケメン野郎を倒すのが今回のミッションか。
くっくっくっ、そのきれいな顔をフっ飛ばしてやるぜッ!
「……でもどうするの?武器は無力化されるって話だし。」
安心しろ、相棒。俺にいい考えがある。
「……畏傾面のカガセオ。貴方を倒しに来ました。」
敵との会話は相棒に任せ、俺は喋らず気を伺うぜ。
案の定、侵蝕プログラム弾で武器を無力化されちまうか。が、これで敵も油断するだろ。見ろよあの余裕綽々のイケメンフェイス。
「……く、このッ!」
相棒が敵の顔に手刀を振るうが腕を捕まれ壁ドン、あごくいのコンボをくらっちまった。
……ファイア(鬼面の口が開き炎獄砲)
これで敵の顔面炎上よ、ちょろいもんだぜッ!
【アドリブ歓迎】
●
「ナルシストイケメン野郎を倒すのが今回のミッションか。くっくっくっ、そのきれいな顔をフっ飛ばしてやるぜッ!」
「……でもどうするの?武器は無力化されるって話だし」
「安心しろ、相棒。俺にいい考えがある」
「……畏傾面のカガセオ。貴方を倒しに来ました」
鬼面を付けた巫女服姿の女性が、すらりと刀を抜き放つとオブリビオンである 『畏傾面のカガセオ』に向ける。
「へぇ?オレ様を倒しに?」
カガセオは真剣を向けられたというのにそのイケメンフェイスは余裕綽々。
若干小馬鹿にして来ているような顔つきを向けて来る。
「そんな何の役にも立たない棒っ切れでどうやって?」
次の瞬間、巫女の持つ刀が撃ち抜かれ、その武器としての機能が無力化されてしまう。
『侵蝕プログラム弾』である。
「なっ……」
開始早々の無力化に動揺してしまう巫女の女性。
カガセオはその隙を逃す事無く一瞬で間合いを詰めて来る。
咄嗟に巫女の女性はカガセオの顔面に向けて手刀を振るうが逆に腕を掴まれ……。
――奥義『禍閉吞』
「観念するんだな?子猫ちゃん?」
ドン!と壁際に追い込まれた巫女の女性は掴まれた腕ごと自分の顔の横に手を突かれ、逃げられない状態にされてしまう。
「ん?なんだこの悪趣味な仮面。汚いし邪魔だな」
ペン!と無造作に鬼面が指で弾かれると(なんか痛てッって聞こえた気がした)巫女服の女性の素顔が現れる。
「……く、このッ!」
カガセオは睨みつけてくる巫女服の女性の顎に指を添えると、くいっと持ち上げて、そのイケメン顔を近づける。
強制的に視線を合わせさせてくる、イケメンの波動。
「う……あっ」
巫女服の女性はカガセオの放つ妖しい波動に当てられてしまうと頬を染め、厳しかった目つきもとろんとしたものになってしまう。
更には侵蝕プログラム弾の影響で巫女服まで無力化されて解けていってしまい……。
「おう固羅、さっきはよくも投げ飛ばしやがったなッ」
「あ?なんだ?」
突然横から声をかけらたカガセオは顔を向けると、そこには空中に浮かぶ鬼面。神代・凶津(謎の仮面と旅する巫女・f11808)の姿があった。
「ファイアッ!」
顔をこっちに向けたタイミングで凶津は口を開くとユーベルコード:炎獄砲(エンゴクホウ)を放つ!
ゼロ距離で放たれた火球はカガセオのイケメン顔に見事命中!
「これで敵の顔面炎上よ、ちょろいもんだぜッ!」
相棒の胸のドキドキを残しつつ、凶津は素早く巫女服の女性の顔に再装着してからその場を去るのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
うーん、ロマンスグレーのおじさまならともかくただのイケメンだと食指が動かないわねぇ。よし、手動TASで潰しましょ。
ま、私は元々魔術戦主体だからそもそも武装なんて使わないのよねぇ。ああ、服とか防具も武装判定だと困るから結界術で位相をずらして侵食プログラム弾をすり抜け回避しましょ。
さらにワンダーワンマンアーミーで最良の結果に確率を収束させれば確実性もあがるかしら。
で、顔面に鉄拳ぶちこめばいいのね?OKOK任せなさい♡なんか楽しくなってきたかも♪あっはっは、腫れ上がっていい面構えになったじゃない☆
あ、量子的にバグった私から逃れる手段なんてないわよ♡
●
「うーん、ロマンスグレーのおじさまならともかくただのイケメンだと食指が動かないわねぇ。よし、手動TASで潰しましょ」
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト魔少女・f05202)はこの研究所の情報を守っているというイケメンオブリビオン、カガセオの対処方法を決めると一気に侵入しにいった。
だがステージギミックである『侵蝕プログラム弾』が同時にアリスに襲い掛かって来る!
侵蝕を受けてしまえば武装が全て無効化されてしまうぞ!
「ま、私は元々魔術戦主体だからそもそも武装なんて使わないのよねぇ」
武器が使えなくなるだけなので魔術や武術で来られると弱い!それが侵蝕プログラム弾だった!
「ああ、服とか防具も武装判定だと困るから結界術で位相をずらして侵食プログラム弾をすり抜け回避しましょ」
なお判定の結果、失敗しました。
「うそーん!?」
ステージギミックだからね、仕方ないね。そんな何度もワンマンアーミー使い放題にしてたらいざ本番まで精神力が持たないからね。
そんなこんなでアリスの小悪魔なエネルギーで作ったワンダーエナジードレスがはらりしそうになったけど、よく見たら他にもいっぱいワンダードレスとか着込んでたのでなんかちょろっと着崩したような状態になったところに。
――奥義『禍閉吞』
「観念するんだな?子猫ちゃん?」
いつの間にか現れていた畏傾面のカガセオによる壁ドン!
アリスは壁際に追い込まれると顔の横に手を突かれて逃げ場をなくされてしまった!
「え、これって……」
イケメン顔が近づいてくるのに思わず顔を赤らめてしまうアリス。
その至近距離に思わず震えて来てしまう。
「顔面に鉄拳ぶちこめばいいのね?」
アッパーカットがイケメン顔の顎に突き刺さった。
「あべしっ!?」
「OKOK任せなさい♡なんか楽しくなってきたかも♪あっはっは」
その後もジャブジャブ、ストレート、フック、フック、踏み込んでからのー、ストレート!
「あぶっげふっごふっ!?」
「腫れ上がっていい面構えになったじゃない☆」
アリスの一方的な攻撃にカガセオは逃げようと後退するが、それを読んだかのようにアリスはぴったりと張り付いて拳を叩き込み続けてくる。
「あ、量子的にバグった私から逃れる手段なんてないわよ♡」
多重結界術『遍在性不可思議群体収斂相』(ワンダーワンマンアーミー)。
それはあらゆる可能性からの同時攻撃と、あらゆる可能性からの最良の結果に収斂する力を発揮するユーベルコード。
アリスは気分よく疲れが溜まるまでサンドバックを殴り続けたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
柊・はとり
おもしれーやつはお前だよ(悪口)
イケメンの顔面を殴れると聞いて
うわ…こいつは重症だ
一発殴っといた方がいいな
背後からの拘束って
これ男にもやってくんの?
正直キモいがあえて受けとくか
俺の身体、冷たいだろ…?(冷凍死体なので)
このまま触れ続けたら
あんたまで(氷属性攻撃の凍傷で)傷つけちまうぜ…
…とか薄ら寒い事を言いつつ
呪言は呪詛耐性で聞き流す
そうか…イケメンって『罪』だな…
って訳で【第二の殺人】のターンだ
とっとと離れろ強制猥褻野郎
(顎にアッパーを食らわせ6倍カウンターパンチ)
顎砕けたか?
もうちょい尖らせるか
ケツアゴにするか
好きな方に整形してやるぜ
どっちか選べよ(恫喝)
時間はまだたっぷりあるからなァ…!
●
「へぇ?猟兵か」
『畏傾面のカガセオ』は精神支配の能力の持ち主である。
相手を殺さずに戦意を挫く『畏傾面の波動』を常に放ち続けており、常人では彼に逆らう事はできない。
そう、猟兵ででもなければ。
「ふっ、おもしれーやつ」」
だが、カガセオは己の支配を跳ね除ける程の精神力の持ち主を蹂躙することこそ、何よりも好むのだった。
「おもしれーやつはお前だよ」
柊・はとり(死に損ないのニケ・f25213)は顔を歪ませて畏傾面の波動を出すカガセオに向かって言い放った。
「イケメンの顔面を殴れると聞いて来たが、うわ……こいつは重症だ。一発殴っといた方がいいな」
はとりは眼鏡の奥から鋭い眼光を飛ばし、カガセオに対峙する。
「ふっ、そう言ってられるのも今だけだ、ぜ」
――奥義『拿狼堕鬼』
「捕まえたぜ?オレ様の可愛い子猫ちゃん♪」
虚を突き一瞬にして背後から現れたカガセオははとりを抱きしめるように腕を回し、拘束する。
そして畏傾面パワーを乗せた【抵抗する意志を奪う呪言】を放ってきた。
「これ男にもやってくんの?正直キメェ」
なお畏傾面のカガセオは博愛主義(世の中全員オレ様の奴隷♪)なので男とか女とか人とかネコとかあと無機物であるかどうかとかそういう細かい事は気にしないタイプなのだ。
そしてナルシストなカガセオは自分に向かってキモいとか言われるはずがないという思考回路なので全く意を介さずにはとりに更なる呪言を囁いてくる。
「もう逃がさないぜ?」
「なァ、俺の身体、冷たいだろ……?」
しかしはとりははとりで、カガセオの言葉など聞き流しながら薄ら寒い返事を返す。
「このまま触れ続けたらあんたまで傷つけちまうぜ……」
なお冷たいのははとりがデッドマン、冷凍死体であるからで、傷つくのははとりの放っている氷属性攻撃Lv100による凍傷である。
「おいおい、オレ様の顔がいいからって冷凍保存したいってか?安心しろよ。オブリビオンは不変だぜ?」
ただしカガセオも全く意に介さないでイケメンオーラでなんとか乗り切ろうとしてきている。
「そうか……イケメンって『罪』だな……」
そしてはとりのこの言葉が、ユーベルコードのスイッチとなった。
「第二の殺人」
それは、対象の罪を告発する勇気と覚悟を一時的に増強し、全ての能力を6倍にする。
一分間だけのハイパー強化!
「とっとと離れろ強制猥褻野郎」
「あべしっ!?」
くるりと回ったはとりは回転の勢いも利用して、カガセオの顎に強烈なアッパーカットを叩き込む!
6倍カウンターパンチ!
「顎砕けたか?」
のけぞり顔を抑えるカガセオを覗き込むように見るはとり。
「もうちょい尖らせるか。ケツアゴにするか。好きな方に整形してやるぜ」
「ちょ、ちょっと待って……」
「どっちか選べよ。時間はまだたっぷりあるからなァ……!」
そして一分間。はとりはバッコバッコとカガセオの顔面整形をしてこの場を有意義に去るのであった。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
弾に当たるまでは★杖を使用
【高速詠唱】で雷魔法の【属性攻撃】を仕掛け
近づかれたら少し逃げて接近戦は苦手と印象付ける
弾を受けたら魔法が出なくて慌てる【演技】
あごくいされたら頬を染めつつ慌てたように
ちょ、ま、待って…は、恥ずかし…
弱い力で逃げようとしても逃げられないから
逆にこの距離利用してやる
諦めたように困ったように眉尻を下げ
背伸びをしながらそっと口付け
【誘惑、催眠術】を乗せた魔力を口内に直接吹き込み夢心地にさせ…
たところで思いっきりビンタからの急所蹴り
動きを封じたうえで素手のまま【破魔】を乗せた【指定UC】
ほ、ほんとに恥ずかしいんだからねこういうの!!
サービスしてあげたんだから感謝してよ(ぷい
●
「弾に当たるまでは杖を使用して……」
栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は部屋に入った瞬間、『侵蝕プログラム弾』に撃ち抜かれた。
「うわっ!?いきなりなの!?」
侵蝕された杖に帯電させていた雷魔法が消えてしまうのを見ると澪は焦った様子を見せる。
「こ、これじゃ接近戦になって」
――奥義『阿業喰』
「もう逃がさないぜ?子猫ちゃん?」
いつの間にか傍にいた『畏傾面のカガセオ』がこれまたいつの間にか澪の顎に手を添えると、くいっと顔を上向きにされて強制的にイケメン顔と視線を合わせさせれてしまう。
「うっ」
あまりの至近距離に思わず頬を染めてしまう澪。
「ちょ、ま、待って……は、恥ずかし……」
そして慌てたように弱い力で逃げようとする。
「恥ずかしがる必要はないだろ?」
逃げようとするも逃げられない。
(仕方ない。逆にこの距離利用してやる)
澪は逃げるのは無理とさとると諦めたように困ったように眉尻を下げ背伸びをしながらそっと。
「ちゅっ」
なお畏傾面のカガセオは博愛主義(世の中全員オレ様の奴隷♪)なので男とか女とか人なんかそういう細かい事は気にしないタイプなのだ。
なので澪の誘惑や催眠術の魔力が乗りに乗りまくった行動に対しての反応は。
(こいつも、すぐに堕ちたか。つまんねーやつ)
「とりゃーっ!!!」
「あべしっ!?」
しかしその思考は直後に全力で振るわれた澪のビンタで吹っ飛ばされる!
「ほ、ほんとに恥ずかしいんだからねこういうの!!」
「ぶべしっ!?」
そこに追撃の急所蹴り!
かーらーのー。
「Fiat lux(フィーアト・ルクス)!」
全身から放出される、魔を浄化する光を放ち周囲の全てを無差別攻撃!
「ぐおおおーっ!?」
「サービスしてあげたんだから感謝してよ」
ぷいっと頬を膨らませて横を向く澪であった。
大成功
🔵🔵🔵
黒沼・藍亜
好きでも何でもない相手にあごクイとか壁ドンとかされても、不快っつーか怖いだけなんすけどね。
それに……奪ったりおとした数が勲章とか思ってるチャラ系なんて、存在自体許す気ないし
武器って言っても記憶消去銃と後は胎内のUDCぐらい、後者は……一応使えない前提で。今回に限れば問題はなさそうだし。
いや呪言への狂気耐性とか呪詛耐性以前に、触られるのもすげぇ嫌なんすけど?
だから……【きらいきらいだいきらい】
見た者にとって心抉る姿で映る、姿自体が《恐怖を与える・精神攻撃》な幻影を多数出して囲んで叩くっす。顔面パンチ?それだけで済ますとでも?
身体的にも精神的にも、念入りに、ズタズタに、
抉り殺してあげるっすよ?
●
「好きでも何でもない相手にあごクイとか壁ドンとかされても、不快っつーか怖いだけなんすけどね」
黒沼・藍亜(人間のUDCエージェント・f26067)は今回戦う相手である『畏傾面のカガセオ』の性質を聞いて不快感を露にする。
オタ系な藍亜だが、こういうところは3次元と2次元はきっちり分けているタイプらしかった。
「それに……奪ったりおとした数が勲章とか思ってるチャラ系なんて、存在自体許す気ないし」
それとどうにも他にも執念がありそうだった。
それはそれとして目的の研究所の一室に入ると、ばびゅんと『侵蝕プログラム弾』に撃ち抜かれてしまう。
「武器って言っても記憶消去銃と後は胎内のUDCぐらい……どっちも今回に限れば問題はなさそうだし」
侵蝕され無力化されたことを把握した藍亜は焦る事なく次の一手に備える。
しかし次の瞬間。
――奥義『拿狼堕鬼』
「捕まえたぜ?オレ様の可愛い子猫ちゃん♪」
虚を突き一瞬にして背後から現れたカガセオは藍亜を抱きしめるように腕を回し、拘束する。
そして畏傾面パワーを乗せた【抵抗する意志を奪う呪言】を放ってきた。
「……ひっ!」
ぞぞぞと何かがつま先から頭のてっぺんまで登っていく感覚に身震いする藍亜。
だが猟兵であるヴィゼアはその程度の精神攻撃に屈する事はない。
「いや呪言への狂気耐性とか呪詛耐性以前に、触られるのもすげぇ嫌なんすけど?」
藍亜は鳥肌が立つのをなんとか抑えながらゆっくりと、ユーベルコードを起動しながら振り向いた。
ユーベルコード:きらいきらいだいきらい(イチバンキライナノハダアレ)
藍亜が嫌悪を感じた対象に【見た者にとって心を抉る何かの姿をした幻影】を召喚する、精神攻撃である。
カガセオが呪詛で来るのであれば、藍亜は恐怖を呼び起こす。
「アンタには……何が見えてるんすかね」
「うひゃあっ!?ちょ、顔は、止めてっ!?」
藍亜によって呼び出された幻影を見たらしいカガセオは突如イケメン顔を崩してうろたえたように後退していく。
アポカリプスヘルでは基本無敵なレイダーだったようだが、どうやら散々殴られまくった猟兵たちの幻影を見ているようだ。
「顔面パンチ?それだけで済ますとでも?」
藍亜は無力化された記憶消去銃をぽいっと捨てると、拳を握る。
「身体的にも精神的にも、念入りに、ズタズタに、抉り殺してあげるっすよ?」
そして幻影と共に数で囲んでひたすらイケメン顔を殴りまくったのだった。
『畏傾面のカガセオ』、撃破完了!!!
大成功
🔵🔵🔵