アポカリプス・ランページ④〜メカニカル・アームド
●「死の谷」デス・バレー
高温と乾燥に包まれた過酷な大地、デス・バレー。ここにはヴォーテックス一族の為の機械要塞を兼ね備えたコンピュータ研究所があり、スーパー戦車が持つスーパーウェポンすら狂わせる脅威のウイルス『禁断のコンピュータウイルス』が保管されている。
そして、それを警護するは機械鎧に包まれた機械兵士。
『肉……肉喰イタイ……』
『生キタ肉……人ゲン……寄越セ……』
何やら不穏な声を発する獣のような兵士達。だが、その機械の鎧に油断してはいけないのだ。
●グリモアベース
「皆さん、お集まり頂きありがとうございます! 戦争も2日目ですよ!」
現時点では、と付け加えるのはグリモア猟兵の土谷・メイ(イヌの砲撃術【大】・f27738)。機械の兵士のビジョンを映し出すと、メイの顔は明らかに威嚇していた。
「コンピュータ研究所制圧の為に、コイツらを撃破するのが目的なんですが……この鎧は戦闘力を大幅にブーストする機能が備えられています! ですが、ブーストしている機関・機能を破壊してしまえばただの機械の重りです。あとは簡単に倒せるかと思います!」
問題は、その戦闘力ブーストという所にどう対処するか、そしてどうブースト機能を破壊するかにかかっているだろう。
「皆さんならブースト機能を破壊出来ると思いますが、油断は禁物です。それでは、敵地へ転送します。いってらっしゃいませ!」
メイが転送した地は、高温乾燥の灼熱地帯。早期決着が求められそうだ。
椿油
椿油です。戦争2日目になりました。さあ今日もガンガン制圧していきましょう。
今回も『機餓獣兵』との集団戦、1章構成でお送りします。
プレイングボーナスは、敵の機械鎧を無力化する事です。
皆様のアツい灼熱のプレイング、お待ちしております!
第1章 集団戦
『機餓獣兵』
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POW : Carnivore Machine
戦闘中に食べた【生者の血肉】の量と質に応じて【餓獣機関の作用が活性化。機動性向上により】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : Code of Lykaia
【捕食と破壊を求める餓狼の如き様態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ : Bestial Analyzer
【命を舐め取る獣舌と、獣牙による噛みつき】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【習性と味】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
イラスト:100
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
エピテ・ミュアー
アドリブ連携歓迎
まあ、なんと強い欲望を持つ方々でしょうか
打ち倒せとのご依頼ですが欲望の信徒としてはそちらも捨て置けません
UC発動
敵の方々の食べたいという欲望想念を喰らい
人間の味と同じ肉塊の暴食獣を召喚
存分に食べて頂きましょう
御安心を
どんどん増殖しますので尽きはしません
さて
御食事中は動きも止まりますので
魔術術式にてエネルギーがどこから注がれているのかを◆落ち着いて解析
ブーストの根幹とやらを発見しましょう
では皆様食欲も満たされたようなので、そろそろ最期と致しましょう
電撃◆属性攻撃を放ち
ブーストの根幹を破壊
メイスによる攻撃で葬らせて頂きます
来世にてこの魂に本当の食欲の満足を与えられんことを◆祈ります
ツキカ・アシュヴィン
熱っつ!
色んなトコ旅したけど、こない暑いトコ初めてやな…!
ちゃちゃっと片して次行こか!
敵からはなるたけ距離取った状態で戦ってくで。谷間やったら、その上から上手く狙えへんやろか。
敵の挙動を観察して、ブースト装置っぽい機関の場所に当たりをつける。
後は『弓星、千里を穿つ』でそこを狙い撃ち(【スナイパー】)や!
敵が近づいてきそうなら、一旦距離取って仕切り直し。この時、ユーベルコード発動しとるブースト装置未破壊の敵がおるなら、他の敵よりゆっくり移動。速く動くモノに反応するなら、そうするコトで同士討ちを誘えるかも知らんしな。
こっちに矛先向きそうになったらブースト装置破壊を狙おかと。
「まあ、なんと強い欲望を持つ方々でしょうか。打ち倒せとのご依頼ですが、欲望の信徒としてはそちらも捨て置けません」
欲望を善とするラスボスのエピテは、純粋に感激していた。
「熱っつ! 色んなトコ旅したけど、こない暑いトコ初めてやな……! ちゃちゃっと片して次行こか!」
ツキカは陽気に、作戦完了を狙う。
エピテは早速、UC《貴方の『暴食』を叶えましょう》を発動した。機餓獣兵の人間の肉が喰いたい、そんな欲望を叶える為に現れたのは人間の味と同じ肉塊で出来た暴食獣。
「御安心を、どんどん増殖しますので尽きはしません」
『肉……人ノ肉ゥゥ!!』
機餓獣兵が暴食獣を食べている間、ツキカは少し離れた谷間に位置取り、ブースト装置の部位に見当を付ける。何やら目玉にあたる位置が、他より煌々と輝いている。
「ん~……? あれがブースト装置やろか? よし、行くで!」
ツキカのUC《弓星、千里を穿つ》発動により、銃を長距離狙撃仕様に変形させ、目玉を狙撃した。
『ガッ!?』
目玉にあったブースト装置が破壊された機餓獣兵。その頃エピテは、魔術術式によりエネルギー供給元を解析していた。
「では皆様食欲も満たされたようなので、そろそろ最期と致しましょう」
『ン? 飯モット、アルノカ?』
『最後ノ晩餐?』
ブースト装置である目玉に向け、電撃の属性攻撃を手から放ったエピテ。
『アバババババ!!!』
電撃で壊れるブースト装置。その間にも、ツキカの狙撃で、どんどん他の機餓獣兵達のブースト装置も壊れていった。
『オ前……騙シタ!!』
が、エピテのメイスでいとも容易く葬られる機餓獣兵達。
「来世にて、この魂に本当の食欲の満足を与えられんことを」
「よっしゃ! 上手くいったわ!」
電撃の届かない範囲に居た機餓獣兵達も、ブースト装置はツキカによって破壊済みだ。もう後は、二人でボコボコにアタック&スナイプするだけである。次々と、殴っては撃ち、殴っては撃ちの繰り返しだ。
──なお、ブースト装置は部隊により変動するらしい!
大成功
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ルドラ・ヴォルテクス
●アドリブOKです
『敵性勢力確認、機餓獣兵です』
あのタイプなら……逆にこれがいいかもしれないな。
【マハーカーラー】
限界突破、破壊の目醒め。
腹が減ってもう我慢できないって顔だな、フリークス。
機構剣エレクトロキュート、発雷形態!装置を破壊する。
チャンドラーエクリプス、破壊鎚形態!装甲ごと潰す。
最適な耐オブリビオン形態になりながら、寿命を削ることわかってるんだよ恐れずに切り掛かる姿は、どちらがオブリビオンかもはやわからず、敵を破壊し尽くすまで、ルドラは暴れ狂う。
『敵性勢力確認、機餓獣兵です』
「あのタイプなら……逆にこれがいいかもしれないな」
ルドラはUC《破壊の目醒め》を発動、オブリビオンの破壊者に覚醒する。
「腹が減ってもう我慢できないって顔だな、フリークス」
帯電と雷撃の力を持つ機構剣、エレクトロキュートを発雷形態に変化させ、ブースト装置を破壊しにかかる。
「──終焉(おわり)を見せてやる」
『痛イ!! 痺レルゥゥゥ!! ア、焦ガレルゥゥゥ!!』
続いて最適な形状にチャンドラーエクリプスを変化。破壊鎚形態となったチャンドラーエクリプスを持ち、装甲を潰しにかかった。
「(寿命を削ること、そんなの分かってるんだよ)」
寿命減少を恐れずに戦うその姿、もはやルドラがオブリビオンに見えてしまう程の暴れっぷりを見せつける。
『人……アギャッ!!』
「潰す」
『肉……ヒデェッ!!』
「潰す!」
『喰イタイ……アベェッ!!』
「潰す!!!」
ルドラが暴れ回った後には、潰された機餓獣兵の痕跡のみが残ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
戦闘力ブーストね、ま、結界術で位相ずらしてすり抜け回避すれば関係ないわね。
で、ワンダーワンマンアーミーによる112パターンからなる同時攻撃の追撃でブーストの破壊を目指しましょ。ま、これだけのパターンで追撃続ければどれか1パターンは破壊に成功するでしょ。
その前にこいつ倒れるのが先かもしれないけど、まぁ、誤差の範囲よね。
あ、パターンのいくつかは天候操作による颶風だったり雷霆だったり猛吹雪だったりできちんと集団戦術仕様よ。仙術も広範囲に渡る術は多いしね。
ま、確実にブースト機構破壊するならエネルギー充填でオーバーフローさせて暴走爆発させるのが手っ取り早いかしら
「戦闘力ブーストね、ま、関係ないわね」
アリスは当然のように結界術で位相をずらし、機餓獣兵の攻撃を回避していく。
『当タラン……!』
手っ取り早くブースト装置の破壊を狙う。というわけで、UC《多重結界術『遍在性不可思議群体収斂相』》を発動したアリス。
──量子的な話だが、世界に偏在するアリスは、あらゆる可能性が重なりあって同時に存在している。それら全てが攻撃したらどうなるか?
『アギャッ!!』
颶風で潰れる機餓獣兵。112パターンの攻撃が同時に当たっているのだから、当たり前のように潰れた。
『ウガァッ!!』
雷霆でブースト装置が壊れた機餓獣兵。その他の112の同時存在アリスが残りの装甲を潰しにかかり、これもあっけなく終わる。
『グゲェッ!!』
猛吹雪で一気にブースト装置が壊れた機餓獣兵の群れ。これも112の同時存在アリスが止めを刺しに行く。
「確実にブースト機構破壊するならこれよね」
機餓獣兵にエネルギーをあえて充填させる。するとどうなるか? オーバーフローである。
「あなたはもう爆発する。3秒以内にボン、よ。3……2……1……」
『ヒデェッ!!』
カウントダウン終了と同時に、オーバーフローで肉体の内から爆発した、機餓獣兵であった。
大成功
🔵🔵🔵
アハト・アリスズナンバー
オイオイオイ熱いわ馬鹿。
こういう所に対応してないんですよ私。
酒の一つでもないとやってられませんよ。
こういう時は近づかないで戦うのがいい。無駄な汚れを出さなくて済む。
ユーベルコード起動。ヴォーパルソードよ、獣を穿て。
このヴォーパルソードは鎧無視攻撃の性質を持ち、一気に敵のブースト機能ごと破壊します。そのまま動けなくした奴らを、貫通弾で仕留めるとしましょう。はいご苦労さん。
暑い中、やる事は一つです。
とりあえず串刺しにしておいた残りを電気パルス弾で葬り去ります。
んで腰の酒でも飲んで落ち着きましょうか。煙草は……引火するかな。
「オイオイオイ熱いわ馬鹿。こういう所に対応してないんですよ私。酒の一つでもないとやってられませんよ……」
気だるげにやってきたのはアハト。こういう時は、近づかないで戦わなければ無駄な汚れが出ないだろう。というわけで、遠くから攻撃を仕掛ける。
UC《アリスオブヴォーパルソード》を発動したアハト。
「ヴォーパルソードよ、獣を穿て」
対象を【ジャバヴォック】と認識したヴォーパルソードは、鎧、装甲を無視した包囲攻撃をかましていく。そして、動けなくなった所に貫通弾で一気に葬り去った。
『痛イ……』
『人肉メ……許サン……』
多少元気な奴もいるが、残りは電気パルス弾で止めを刺したアハト。
「はい、ご苦労さん」
腰の酒を飲んで、ふぅ一息と休むアハト。
「煙草は……引火するかな。あ、点いた点いた」
他より乾燥しているので、割とすぐに点いた煙草。
その頃ヴォーパルソードはターゲットが居なくなったので攻撃を止め、アハトと一緒に横に倒れ休憩しているのだった。
大成功
🔵🔵🔵
久遠寺・遥翔
ブースト機能か。まずはそいつを取り除かないとな
距離を取りつつ[メカニック]知識をフル活用してその根幹となる箇所を[見切り]
戦場全ての敵に対してUCを発動
内側からの[焼却]でそのブースト機能を焼き尽くす
焼き尽くしたらあとはイグニスを振るい、[斬撃波]による遠距離からの[範囲攻撃]で蹂躙していくぜ
だるまさんが転んだじゃないけれど、自身の動きは相手の見えないところで最小限に、飛び道具が高速で動いて囮になる状態を心掛ける
それでもやってくる攻撃は[第六感]で知覚し、[残像]を残して回避するぜ
「ブースト機能か。まずはそいつを取り除かないとな」
遥翔は、距離を取りつつ、持ち前のメカニック知識をフル活用。
「あれだな」
すぐにブースト機能の場所を見切った。
──そして、UC《天を摘む終焉》を発動。オブリビオン・イグニスの骸魂から放たれた真焔によるダメージ、そして内側から焼けていく機餓獣兵とブースト装置。
『ギャアアアアア!!』
『熱イィィィ!!』
『モット熱クナレヨォォォ!!』
残りは焔黒剣イグニスを振るい、広範囲に斬撃波を与えて蹂躙していく。
「何か今、変な奴いたな……まあいいか」
相手から見えない位置をなるべく心がけて斬撃波を放っている遥翔。が、賢い機餓獣兵は発射元に気付いて近づいていく。
『我々ハ賢イノデ!! 喰ワセロ!!』
「おっと、気づかれたか」
遥翔はすぐに感知して残像と共に攻撃を回避した。
『コレ人肉ジャネェ!!』
「悪いな、それは残像だ」
「さて、お前もさよならだ」
イグニスの斬撃波を与えて、近づいて来た機餓獣兵も倒した。
「こんな所か?」
周囲の機餓獣兵は、気が付いたらいなくなっていた。安全に帰還する、遥翔であった。
大成功
🔵🔵🔵