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【サポート優先】残党の戦線

#スペースシップワールド #戦後

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#スペースシップワールド
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#戦後


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。


 スペースシップワールド。黒という色が果て無く広がる世界だが、そんな世界にも幾つかの色はある。
 一つは、太陽を始めとする恒星が放つ莫大光だ。赤や白といった高熱の色は、そのエネルギーによってこの世界の中でも一際目立つ。
 もう一つは、そんな恒星からの光を受けて反射する星々だ。人々にとって居住不可能な地質や気象を有するそれらだが、だからこそ多種多様の色を宙に置いている。飲み込まれそうな黒の海の中、それらは宝石が散らばっているような光景だった。
 そして最後の一つは、 それら二つとは比べ物にならないほど小さく、しかし活力のある光だった。
「――――」
 数は複数。色とりどりの光は、そのどれもが飛沫を挙げると、
「――全速前進」
 迸った。
 宇宙船の推進器が生む、加速光だった。
 黒の海の中を突き抜けるようにして、宇宙船の群れが急ぐ。
「帝国亡ぶとも我らは未だ健在なり……!」


「皆様、事件ですわ!」
 猟兵達の拠点であるグリモアベースに、フォルティナ・シエロの声が響き渡る。
「現場はスペースシップワールド。そこで銀河帝国の残党が発見されたようですの」
 銀河帝国。スペースシップワールドを支配していたその帝国は、既に猟兵達の活躍によって壊滅している。2019年2月の事だった。
「しかし残党は今でも活動していますわ。今回私が見た予知では、小規模で旧式ながらですけれど艦隊を有しているようでしたの」
 先の戦争の残存艦隊でしょうね、と続けながら、
「皆様にはこれを掃討してほしいのです。現場近くまでは現地の宇宙船でワープドライブしてもらうことになりますわ」
 フォルティナが、一枚の画像を表示した。猟兵を連れていく宇宙船だ。その見た目は、時代を感じさせる外観だった。
「敵も旧式なれば、こちらの宇宙船も旧式でして……。出発までの準備に時間がかかりますので、皆様にはその間、宇宙の外で遊覧飛行でもお願いしますの。
 準備が出来次第、皆様を乗船させ目的地へワープ。そこで旧式艦隊と戦闘ですわね」
 言って、指先から出した砂状のグリモアで、フォルティナは空中に文字を書いていく。

 ・スペースシップワールドで、銀河帝国残党を退治。
 ・敵勢は旧式で小規模の艦隊。
 ・現場までワープドライブ……の前に少し時間があるので遊覧飛行でもどうぞ。
 書き終え、向き直った。
「それでは銀河帝国の残党掃討作戦……、ご武運をお祈りしますの!」


シミレ
 シミレと申します。よろしくお願いいたします。

 ●目的
 ・銀河帝国残党の撃破。

 ●説明
 ・『スペースシップワールド』で、残党らが行動開始したことを予知。
 ・猟兵は、現場宙域まで急行する。
 ・が、現場まで猟兵らを運ぶ宇宙船の起動には時間がかかるので、その間遊覧飛行。

 ●他
 ・このシナリオはサポート優先シナリオです。
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第1章 日常 『気ままに遊覧飛行』

POW   :    ●『うおおお!』:うおーっ!と、飛ばします。デブリや他の機体に気をつけて!

SPD   :    ●『ビューン!』:類稀なる操縦技術で宙を翔けます。見てる人は称賛の嵐でしょう!

WIZ   :    ●『まったり…』:全周が星の中、思い思いに過ごします。

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可

合わせ等も自由にどうぞ


夜鳥・藍(サポート)
生まれも育ちもサクラミラージュのクリスタリアン。誰かの願いで転生した元影朧、らしい。そのため影朧には同情しがち。
それなりの良家の出で言葉遣いは丁寧。だが両親とは違う種族で生まれたのを悩み高等部(高校短大相当)卒業を機に家を出ている。現在は帝都で占い師をしている。

もふもふ大好き。
実家ではいろいろ我慢してたのもあって、飼えなくとも一人暮らし&猟兵となったことで爆発しがち。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




 宇宙、黒という色が果てしなく広がる空間の中へ、新たな色が足された。
「――――」
 旧式宇宙船のハッチから現れたその色は赤であり、正確には緋の色であった。
 緋色だ。茶色のコートを纏ったその姿は、次の瞬間には一変していた。
「……!」
 ハッチを蹴り、一気に飛翔したのだ。
 宇宙空間を裂くように、己の身を前に飛ばしていく。


 全周が星の中、緋色は目を細めた。
 いい感じ……!
 感嘆とも一息とも取れるその感情が、この広い世界で自分の中にだけ広がっていく。
 闇が果てしなく広がり、しかし光が無数に点在するこの空間には人の気配など欠片も無く、周囲にあるのは宇宙船やデブリ程度。ともすれば遠近の感覚すら狂って失せてしまいそうだったが、
「――♪」
 しかしそんな空間だからこそ、速度を出すとしたら思い切りだ。
 気分的には、鼻歌を歌いながら気ままに流しているつもりだが、速度の実数値としては恐らく時速数千キロメートル越え。大気が存在すれば、音速超過の証として自分の後ろを水蒸気の帯が流れているはずだ。
 だが、
「……景色が変わらない!」
 音速を軽く超えた速度を出そうが遠くの星々が己に近づくことは無く、周囲は闇一色。何も気にせず速度を出せるのは爽快だが、何と言うか“手応え”が無かった。
「んー……」
 何か無いかと、己の周囲を見渡したが、あるのは今回使う宇宙船だけだ。
「ん? 船かあ……」
 自分は前進しているのだ。どんどん離れていく宇宙船を振り返り、思案する。三秒。
「――やろう!」
 前進する身体を傾け、一気に方向転換。身体にかかるGはキツかったが、その感覚すらも楽しむ心づもりで身を回していく。
『――!』
 進行方向を前後反転させれば、今まで進んできた軌跡を辿ることになる。即ち宇宙船に目がけて前進していくわけであり、そのことに気づいた船はこちらに対して警告灯を激しく明滅させる。
「あはは!」
 そんなことされると余計にテンション上がるんだけどな、と思いながらも己は衝突寸前で身に軸転を叩き込んだ。
「あはははは!」
 バレルロールだ。上下の感覚が希薄な世界の中で天地を回しながら、船の表面を洗うように螺旋を描いていく。
 と、
「んン?」
 船の上に人が居た。
「――――」
 銀髪で、女。藍色の瞳が見えたが、それだけだ。速度故に一瞬で通り過ぎたが、相手が何者かはすぐ解った。
 猟兵だ。


 元気な方ですね……。
 一瞬で通り過ぎた緋色を見て、藍はそう感想した。宇宙船の屋根上とも言える場所に立っていたためよく見えたが、速度が速度だ。一瞬にして通り過ぎてしまい。
「二週目――!!」
 また来ましたね……、と次は背後から前方へ螺旋気道が通り過ぎていったのを確認する。ともかく、
「綺麗……」
 立っている宇宙船を除いて、己の周り全てが星の海なのだ。大小様々な星が何光年も離れた位置にあって、そこからの光が全方向からやって来ている。
 壮観と繊細が等しく存在している。そんな光景だった。己の中の情緒が激しく揺さぶられる。
「アンタレス……オリオン……」
 星空が好きな自分だ。知っている星や星座の名前を挙げてみるが、流石に帝都から見る星空とは何もかもが違う。この“宙域”は、この世界ではもはや亡き地球から遠く離れた場所であり、自分が知っている星空を別の角度から見ているのだろう。
「……別世界、なんですよね」
 曰く、スペースシップワールド。宇宙空間で生活することを余儀なくされた世界だと聞いているが、一番の特徴は、
「――クリスタリアン」
 この世界でも希少で人数は少ないらしいが、認知されているのとそうでないのとはやはり違うだろう。
「…………」
 思うところは、ある。己もクリスタリアンだが、サクラミラージュの出身で、両親とは違う種族だった。
 両親は愛してくれた。弟だってそうだ。だが、
 だからこそ、他者の目が怖かった……。
 自分だけが注目されるのではなく、そんな自分を愛する家族まで奇異の目に晒されるのだ。
 ……もしかしたら、私の思い過ごしだったのかもしれません。
 クリスタリアンと言っても、見た目は人間と変わらなかったのだ。両親が何度も言った通り、考えすぎだったのかもしれない。
「だけど……」
 だけど、
「ずっと、息苦しさみたいなのを感じてました」


 藍は思い返す。家族も他者も己を気にしていただろうが、一番気にしていたのはやはり己自身なのだろうと。性格も自然、内向的になり、人見知りだったが学校には通い、両親も高等部まで進学させてくれた。
 その頃にはもう弟も十分に成長しており、そんな弟と何某かの日常の中で、ああ、と己は思ったのだ。
 もう、心配いりませんね、と……。
 高等部卒業まで、もう間近だった。
 荷造りを済ませ、家族と話し合いの末に結局、己は家を出た。帝都までやって来て、店を構え、そして、
「今、宇宙に……。激動ですね」
 本気でそう思う。星々を改めて見上げながら、
「こんな事思い返すなんて、やはり星空はセンチメンタルな気分にさせるのでしょうか」
 情緒が揺さぶられたのだろうかと、そう思う。己の占いはタロットだが、そんな星の力を借りて占星術もやってみましょうかと、そんな風にも思考していたら、突風が来た。
 宇宙なのに、とそう思う暇も無く、突風の正体は解った。
「――十五周目ェ――!!」
 本当に元気ですね……。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ルク・フッシー(サポート)
こ、こんにちは。ぼ、ボクは、ルクといいます

今は、戦わなくてもいいんですね…ふう…こういう日ばかりならいいんですが…

風景、人々、建物、技術…どの世界もボクの住んでる世界(アルダワ魔法学園)では見た事のない物がいっぱいですね〜…
のんびりと絵を描いて過ごしたいです

でも他の人に何かに誘われたら、ついていきます
帰ってから、他の人と一緒にいた時間を思い返しながら絵を描くのも、とても楽しい時間ですから

たとえ依頼達成のためでも、他の猟兵や一般人などに迷惑をかけるような事や公序良俗に反する事はしません

よ、よろしくお願いします…!(ぺこり、とおじぎをする)




「――――」
 ルクは一瞬、息を奪われた。宇宙へ出てきたのだから当然と言えば当然なのだが、違う。呼吸に関しては問題は無い。
 事実、
「わぁ……!」
 一瞬の後、感嘆の吐息を発した。専用の宇宙服が叶えた発声は自分の目の前に、否、己を中心とした全方向に広がる光景に対する感動であり、評価だった。
「…………」
 発声は出来ても、しばらく言葉には出来なかった。
 耳が痛いほどの沈黙空間に果てしないほど闇が広がり、かと思えば闇には無数の星々がちりばめられている。
 無限と言えるような空間に、自分の身体が浮かんでいる。望めば、慣性のままにどこへでも行けて、しかしどこに行ってもこの闇は続くのだろう。
「――――」
 気づけば、ユーべルコードを発動していた。


 ルクは持っていた大きな絵筆を構え、
「――――」
 目の前の空間に押し付けたのだ。空間は真空の世界だ。だが、しかし絵筆はそこをキャンバスとして認め、しっかりとした手応えを返してくる。
 絵筆を、走らせた。
 無限と言えるほど広いキャンバスだ。遠慮も加減も無用と判断し、大きく、
「……!」
 走らせていく。
 アタリなど無い、絵筆での一発書き。塗料も無いから、表現は筆圧の強弱による陰影が主だ。
 闇と無重力の空間でも、光源と重力を意識し、輪郭や皺、影を余すことなく描く。描いていく。
 そして、
「出来た!」
 完成したそれは、緩く広がりを持ち、柔らかさと硬さを内包した家具だった。
 ベッドだ。
 と、そう思った瞬間、
「――――」
 ベッドが、キャンバスの中から実体化した。
 ユーべルコード、“寝台描画《ベッドドロー》”。実体化したベッドは己の背後に周り、その身を優しく預けさせてくれる。本来であれば回復用のユーべルコードだが、今のシチュエーションでは、
「プラネタリウムの特等席?」
 そんな感じだろうか、と思い返すのは、アルダワ魔法学園にあるプラネタリウムだ。蒸気と魔法が発達したあの世界にも刺激的なものは数多くあり、世界随一の学園が有するプラネタリウムもその一つだが、
「流石に宇宙そのものに浸りながら、っていうのは無理ですよねー……」
 随分な贅沢だな、と思い、そしてその贅沢を最大限に満喫するためにも、
「描き残したい……」
 絵筆を、取っていった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『銀河帝国哨戒艦隊』

POW   :    一斉発射(対艦ミサイル)
【火器管制レーダー照射】が命中した対象に対し、高威力高命中の【対艦用の反物質ミサイル(一斉発射)】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    一斉発射(対艦ビーム砲)
【対艦用の加粒子ビーム砲(一斉発射)】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    一斉発射(電磁投射砲)
【複数の艦船に搭載された、電磁投射砲の砲身】を向けた対象に、【砲身から超高速で発射された高速徹甲弾】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



「!?」
 銀河帝国哨戒艦隊はそれを見た。自分達が進軍を開始してすぐのことだった。
「ワープ反応!?」
 自分達がいることを見越したような位置とタイミングのそれは、すぐに船の探知機に表示される。隠蔽工作をしないのかと思ったが、表示されたデータを読み取った結果、それが不可能なほどの旧式宇宙船だということが解った。
「ならば囮か――」
 と、その考えもしかしすぐに否定された。件の宇宙船から、弾けるように飛び出して来た姿があったからだ。
 小型艇よりも小さく、砲撃よりももっと小さい。その姿は、
「猟兵!」
 主戦力だった。
ネージュ・ローラン(サポート)
『舞でお相手しましょう』『皆さんはわたしが守ります!』

ヴェールを使って空中を舞いながら戦うエルフです。
戦闘では主に前に出て相手を引きつけながら戦います。
攻撃は空中からの足技や、氷の武器を作って行います。
精霊魔法も可能で、「氷の大狼」「炎の妖狐」「風の神鳥」と契約しており、氷属性を中心に使用します。
仲間も一般人も傷つけず守りたいと考え、そのことを最優先に動きます。

潜入や調査はあまり得意ではありませんが、事件解決の為であれば出来る限りの事をしようとします。
機動力を活かせる役割があれば率先して引き受けましょう。


杼糸・絡新婦(サポート)
関西弁口調。
とある忍者が使っていた武器・鋼糸【絡新婦】のヤドリガミ。
白い女物の着物を着用しているが、
名前沿った姿なだけで、オネエとかではなく中身はれっきとした男。

子供や親子中心に一般人には愛想よく接するが、
敵とみなしたら容赦なく叩く。
日常でも戦場でも自分のペースを崩さず、
フェイントや挑発、相手の動きを拘束するように阻害したり、
あえて誘い出してこちらに攻撃を仕向け、
自他へのすきを作り出したりする、戦闘スタイル。
また使えるものはなんでも使う。
元の持ち主の影響で、忍者らしい動きも見せる。

所持する黒い狩衣を着た狐獣人の姿をしたからくり人形は、
かつての主人が作ったものを模したもの、名前はサイギョウ。


マティアス・エルンスト(サポート)
アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱改変・その他OK

「……俺が前に出る。お前は俺を盾にしろ。」

一人称:俺
口調:寡黙で無機質。表情も一見無愛想で感情が読み取りづらいが仲間想い。
性格:知らない物事へ対する好奇心と知識欲が旺盛。自身を精密な電子機器と思っている様子。

戦法:高いPOWを活かし、エネルギー充填したアームドフォートによる威圧感たっぷりの威嚇射撃や一斉発射等、「攻撃は最大の防御」を体現した戦法を好む。
仮に間合いに踏み込まれても剣や槍で受け流し、鎧砕きも狙いながらのカウンター攻撃。

指定したUCを何でも使用。
戦況等に照らし「適切・最善」と判断すれば他の存在からの指示や命令にも即応する。

他はお任せ。


フィリリアンナ・フェアリーガーデン(サポート)
『ボクに不可能なんて字はないのですよっ!』
僕の天才的な頭脳があれば大体のことはちゃちゃっと解決できるのですよ!
便利な魔法の数々をご覧あれです!
戦闘では味方を巻き込まないように注意しつつ強力な魔法で殲滅です!
基本的に詠唱は必要なので気を付けて下さいね。
まぁ足を引っ張るような真似はしないので平気でしょう!
あ、それとA&Wワールド以外はあんまり行ったことないので、ちょっと興味深々になるくらいですかね?
やはり見たことのない景色や知らない知識というのは尊いものですからね。

他の方との絡みとか、連携などはお任せします。よろしくお願いするのですよ!




 哨戒艦隊はそれを見た。宇宙船から飛び出して来た最初の猟兵をだ。
 数は四、一気に宙を駆けぬけてこちらへ向かってくる。相手は軍用船どころかただの個人だ。彼我の間は未だ十分すぎるほどの距離があったが、
「迎撃しろ!」
 艦隊は油断していなかった。全ての船がその一念に従っていく。今回の蜂起のために何度も訓練を重ねた全員は、迎撃の動作を淀み無く実行していく。
「近づく前に消し飛ばすのだ!」
 船に搭載された砲に光が灯っていく。それは対艦用の加粒子ビーム砲にエネルギーが充填している証だった。砲身の奥で加圧された力は放出される瞬間を待ちわびるように震え、
「……!」
 そして一気に解き放たれた。数十を超える光条は四人相手に過剰とも言えるが、しかし緩まず、全艦は光を送り続けていった。
 何故か。
「――クソッ!」
 たった今も、前方で光が砕け散っているからだ。
 砲撃が無効化されている。


 即席で組んだ四人の猟兵の内、砲撃の無効化を担当したのは一人であった。
「成功、のようですね」
 全員の最前線に立っていたのはネージュだ。彼女は、自分の前に生じた結果を見ていた。
「氷……?」
 背後、絡新婦の声の言う通り、今、ネージュの身体の前に広がっているのは砕かれた氷だった。
「集え氷精、其の力を凍てつく刃と成せ……」
 ネージュがそう唱え、舞うと、氷の破片が一瞬にして再集合。そして、
「――――」
 再度の結合を果たした。集まり、身を寄せ合った破片らは今や一つの姿を取っている。
「“氷装創出”……。氷精霊の魔力によって生み出されたこの武器の使い方は一目瞭然ですね」
 氷で生み出された巨大な盾がそこにあった。
「壁と見紛うほどの大きさですね! まあボクも本気を出せば――」
 フィリリアンナの声は、しかし続かなかった。
『――!!』
 敵勢が全力の砲撃を再開したからだ。透き通った氷の壁は前方の発射光を見せるが、次の瞬間には盾前面に弾着。
 衝撃音が響き渡る。
「激突面が融解、蒸発、凝固、融解……。並外れた熱量だ」
 高熱で溶かされた氷の盾は、一瞬にして融解と沸騰、蒸発、そして凝固のサイクルを繰り返していた。砲撃の熱量で砕かれ、溶かされた氷が宇宙空間の極低温とネージュの氷の精によってすぐさま氷へ戻り、しかしやはり次々と着弾する砲撃によってまた溶かされていく。マティアスの冷静な言葉の通りだった。
「ア……♪」
 砲撃が連続着弾する盾裏、打撃と破砕と爆発音が響くそこでネージュは涼し気に踊り、彼女が踊り続ける限りこの盾は鉄壁であろうと箏は分かった。
 ならば敵はどうするか。
「ボクだったら、正面から! もっと大火力で! 砕きますね! ドカァーンッ!! って感じで!」
「だが敵の船は規格品で、しかも旧型だ。集中砲撃でも砕けないと解れば……」
「散らして来るやろな。――そら、来たで。敵が陣形変えてきとる」
 絡新婦が言った通り、敵勢は艦隊の陣形を変更し、砲撃の入射角が変わってきた。
「このまま囲んで、盾のカバー範囲探ろうっちゅう腹やろな。――ほな、代わろか」
「ええ、お願いします」
 絡新婦が言って、ネージュがそう答えて、踊りを“締めた”。
 次の瞬間だった。
「――――」
 猟兵達の前にある氷の壁が消え去った。そして、生じたその空白目がけて、
『……!』
 遠く、前方から光がやって来た。


 哨戒艦隊の誰もが、直撃を確信していた。
 自分達の砲撃を防いでいた氷の壁が消え去ったのを見たからだ。魔力切れか、はたまた別の要因か、何故消えたのかは解らない。だが、千載一遇のチャンスだった。必ず隙が生まれることを信じ、砲撃し続けていたのが功を奏した。
「――――」
 そう、誰もが思っていた。艦橋のモニターに映し出された望遠映像を見るまでは。
「狐の人形……?」
 袖裾が広がった白い衣服に身を包んだ猟兵の前に、それが見えた。
 直後。モニターは激しい光で埋め尽くされた。飛来してきたビーム砲撃の光だった。着弾した砲撃光はやがて霧散していき、モニターは現場の様子を映していく。
「――――」
 しかし、そこには着弾する前と変わらない光景があった。
 袖裾が広がった白い衣服に身を包んだ猟兵の前に、あの狐の人形が見えた。
 次の瞬間だった。
「!?」
 狐の人形から莫大量の光が放たれた。
 こちらに向かって迫り来る円柱状の光は、間違いなく先ほど自分達が猟兵に放った砲撃だった。


 絡新婦は前方で光った閃光を見た。
「ひい、ふう、みい、よお……。アカン、よう解らんくなってもうた」
 ユーべルコード“オペラツィオン・マカブル”。からくり人形で受けたオブリビオンのユーべルコードを放ち返した結果だった。
 閃光に指を向けて数えていたが、連鎖爆発するその光景を把握することは難しく、指で頭を掻く。
「でもまあ、大漁やな」
 完全な脱力状態で受ける必要もあってネージュに氷の盾を解除してもらったが、上手くいった。突如の反撃で、敵は混乱しているだろう。
 陣形を変化させるために艦隊が動き始めたタイミングを狙ったのだ。相手も動いているため通常であれば攻撃しにくいが、狙った相手から狙われ返されるこのユーべルコードであれば必中だ。
「敵は今、不確かだった瞬間を打撃されて、浮足立っています」
 ネージュが言葉を送るのは絡新婦ではなく、マティアスとフィリリアンナの二人だ。
「頼んだで」
「了解。追撃する」
「うんうん! あとは天才のボクの一手が必要ですよね!」
「その為にもフィリリアンナ、お前は下がっていろ」
 マティアスが無機質にそう言ったのと同時、彼とフィリリアンナは同時に動いた。
「……!」
 マティアスは、防具として身に纏っていたアームドフォートを砲として腰部に展開し、一歩前に。
 そしてフィリリアンナは、両手を掲げ、己の周囲に漂っていた精霊たちへ言葉を送っていく。
 どちらも、ユーべルコードの発動だった。


 マティアスの戦法としては、非常にシンプルだった。
「動揺している敵を打撃する」
 だからそうした。態勢を立て直そうとしてるオブリビオンの艦隊へ、アームドフォートから砲撃を連射したのだ。宇宙空間を飛翔していく砲弾は、船体の外壁へ、次々に穿ちや破砕を与えていった。
『……!』
 逃れようとする船、反撃して来ようとする船、全てのそれらに対して火力を投入していった。砲身に溜まる熱も、宇宙という極大な冷却空間においてはさほど重要ではなかった。
「……!」
 なので、砲撃は不断だ。エネルギーが充填したアームドフォートの砲口から吐き出された砲撃は、宇宙空間を一直線に走っていく。
 直撃。
 哨戒艦隊の船殻が剥かれ、破片となる。砕かれたパイプから漏れ出た液類は、一瞬にして凝固だ。弾着の度に敵船の周囲を飛散物が舞い、恒星からの光を反射していく。
 全員の前に立って弛みなく砲撃を放ち続ければ続けるほど、敵は押し留められ、そして、
「こちらを狙ってくる」
『……!』
 敵からのレーダー照射を受けたアームドフォートが、警告音を発している。先頭に立って、一番派手に攻撃しているのだ。どうあっても敵の注意を惹きつけるのは道理であり、そしてそれはマティアスの目的通りでもあった。
「ここは俺が引き受ける。俺より前に出るな」
 攻撃の前から発動していたユーべルコード、“Code : Self-sacrifice”は今、効果の絶頂だった。
 仲間と認識した存在は己が護るという決意の為に敢えて不利な行動を取ることが条件のこのユーべルコードは、己の身体能力が増大する。
 思考や演算力、動体視力、身体の各動作全てが増大するのだ。百発百中のアームドフォートの照準は今や、迫り来る対艦ミサイルに合わさっていた。
「来ます!」
 数十を超える数のミサイルはそのどれもが反物質ミサイルだ。直撃すればただでは済まないが、既に迎撃の砲は放っている。
「――終わりだ」
 流石にアームドフォートの砲口の数はミサイルより少ない。だが幾つかのミサイルに砲撃が直撃すれば、後はもう誘爆によって片が付く。
 猟兵とオブリビオンの間に広がる空間が衝撃で歪み、光が屈折した。
『!!』
 屈折した光景だったが、敵が諦めずに再度の砲撃を敢行しようと、船の砲を向けているのが見えた。
 だが、
「こっちだって準備完了です!」
 フィリリアンナだ。周囲の精霊たちを携え、自信満々の笑みで言った。
 直後。
「――!!」
 戦場となっている宙域を埋め尽くすほどに広大な一つの魔方陣が、フィリリアンナを中心に広がった。


 フィリリアンナは自信満々だった。
「フフン、スペースシップワールド……。科学と超能力技術が高度に発展したこの世界は確かに興味深い」
 今、自分を起点として広がっているこの光で描かれた魔方陣は、己が放ったユーべルコードだ。自分と、はるか先にいる哨戒艦隊にまで届いている。
「ユーべルコード、“ロード・オブ・フェアリー”! ボクより内在魔力が高い者がいれば何も起こらない技です」
 が、と言葉は続く。
「科学と超能力のこの世界に、魔力量が多い者はいるのでしょうか?」
 そして、
「よしんばいたとしても、天才の……、そう! 天才のこのボクより多い魔力量を持つ者が?」
 結果は明らかだった。
『……!』
「艦隊が……」
 こちらの魔力量に太刀打ちできなかった敵勢は、“ロード・オブ・フェアリー”の支配下に置かれていた。
「どうです? 何もかもが不出来な感覚は?」
 絡新婦やマティアスの反撃を受けたとはいえ、船の機動は目に見えてさらに低下していた。揺れ動き船同士が接触する始末だった。
『……!』
 制御を失った船体を振るい、苦し紛れにこちらに放った電磁投射砲も見当外れの方向へ飛んでいった。いくつかは有効弾もあるが、
「防ぎます!」
「ほんで、返したるわ」
 ネージュと絡新婦、二人の防御によって貫けない。そして、
「回避が疎かになっている」
「マティアスさんが制圧を続ける、と」
 そして、電磁投射砲だけではなかった。
「ビーム砲にミサイルに、興味深い技術ですね。――どれも先ほどに比べれば見劣りしますが」
 敵の兵装はどれもが不確かな狙いとなり、出力まで低下していたのだ。今の哨戒艦隊の命中率と回避率、そしてダメージはおよそ以前の三分の一程になっていた。
「さて」
 フィリリアンナは、光の魔方陣の中心で言葉を続けた。
「こちらは防御も反撃も制圧も揃い、今、妨害も完成しました。敵は回避することも反撃することも出来ず、応戦すらままならない」
 それはどういう意味を持つか
「――後は距離を詰めるだけということです」
 背後、猟兵達を運んだ宇宙船のハッチから新たな影が飛び出した。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

四十物・寧々(サポート)
サポートプレイングです。

ひとつの肉体に複数の人格を有し、人格ごとに別々の特性を修得でき、人格を切り替える事で様々な状況に対応できます。(多重人格者の種族説明より抜粋)

そのため、口調は「現在の状況に対応できる人格」です。
シナリオ進行に必要な内容など、喋らせたいことを喋らせて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

多少の怪我は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。


アメリア・イアハッター(サポート)
【サポート】
他の猟兵の行動が成功するようにサポートに徹し、下記のような行動をとります。
・機動力が必要であれば宇宙バイク「エアハート」に仲間を乗せる。
・仲間の攻撃が当たるように、敵の行動をUC「風の友」で読んだり、氷系のUCを使って敵の機動力を封じる。
・仲間の攻撃を強化するために支援系UCを使ったり、鼓舞をする。
・敵の注意を逸らすため、宇宙バイク騎乗や空中にて囮となる。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




 哨戒艦隊は混乱に陥っていた。
「クソ!」
 猟兵達の防御が固く、自分達が逆に痛手を負ったからだ。彼我の戦力差は個数という目で見ても、損傷の度合いを見ても歴然だった。
 数ならば、猟兵は数人でこちらが数十であり、サイズ比としても比べ物にならない。
 だが、損傷としては、
『……!?』
『――!!』
 猟兵達は無傷であり、自分達は轟沈や大破となった船が複数あり、それらを除いたとしてもどの船も何らかの損傷を負っていた。それはブリッジからの視界でも、引っ切り無しに飛んでくる通信の内容からも解った。
 交信すればするほど混乱は広がり、艦隊に恐怖と狼狽が広がっていく。
「聞け!」
「……!」
 それらを封じるのは怒りしかないことを艦長は知っていた。拳でコンソールを打撃し、麾下を整調させる。音と声に意識を引き戻された部下達がこちらに注目した。
「狼狽すれば相手の思う壺だ!」
 手を振り己が健在であることを知らせ、立て直しのための指示を与えようとした。
 だが、
「――チッ! 来たか!」
 敵が、速い。攻撃の圧が弱まった瞬間を狙って、突撃して来た。
 速度より機動力重視の機体は、艦隊に比べれば矮小な存在だった。
「宇宙バイクだ! 迎撃しろ!」


 宇宙バイク、エアハート。小型で機動力に富んだこのマシンは今、哨戒艦隊目がけて突撃していた。
「……!」
 搭乗者は二人。ドライバーのアメリアとその後部座席に座った寧々だ。
 アメリアは周囲を見た。敵陣だ。損傷しているとはいえ砲を多数携えた軍艦で密集している。そんな中を宇宙バイク一本で抜けて行く必要があるのだ。
 まず自分達にとって必要なのは、ルートの確保だった。進行方向は基本、前で固定。その先に艦隊の旗艦がいて、そこを目指すので後退はしないし、最早出来ない。
「最早奥深くまで入り込んでるで御座る」
 寧々の言う通りだった。
 飛び込んだ当初は広く空いたスペースもあったが、密集陣形の最中だとエアハートがやっと通れるようなスペースしか無いことも珍しくない。
 針の穴に糸を通す。そんな瞬間も多々あるが、
「……!」
 アクセルを捻り、臆せず前進していく。存在しないはずの風を突き破るような、そんな錯覚を得るようだった。
 行く。
 何度も針の穴に糸を通し続けていく。
 しかしそれでも、どうしても進路が確保できない時もある。敵が密集し、物理的にスペースが無い場合や、
「砲撃!」
「分かってる!」
 攻撃が来るのだ。損傷しているとはいえ、健在な砲もある。そこからの砲撃がやって来るが、
「同士討ち上等かあ!」
『……!』
 射線上に味方の船がいようと、お構いなしのビーム砲撃が飛んでくる。
「っ……!」
 それをすんでのところで回避しながら、何とか前進するルートを探そうとするが、中々難しい。だが、
「――!」
 今は背後に寧々も載せているのだ。背後で激しい発光が有ったかと思えば、突如として砲撃が止んだ。
「記憶を消し申した」
「え、怖……」
 拙者くのいちに御座るので、という返事を背中越しに聞きながら、しかし好機だ。
「捕まってて!」
 寧々が産み出してくれた空白地帯へ飛び込むように、バイクの鼻先を差し込み、そして奥へと抜けて行く。
 敵陣の前線を抜けて、中央を突破し、今はもう最奥へへとたどり着いたが、それでもまだまだ敵は周囲に多い。
 速度を落とすのは命取りだ。なので落とすとしてもカーブの時だけだが、しかしそれも殆ど落とさず、
「寧々さん!」
「承知!」
 二人分の体重で車体を抑え込み、力任せに曲がる。コースを曲がるというより、機体を回す。
 回した。
 そして、
「――――」
 見えた。艦隊の船体越しに、旗艦の船体が。近い。そう思った瞬間、気づいた。
「!!」
 旗艦の砲口がこちらへはっきりと向けられていることに。接近された今、相手が用いるのは速射に長けた電磁投射砲だ。
「……!」
 直後。己は後輪ブレーキを引き絞って車体をスキッド。前へ滑りゆく後輪は、遠心力で寧々を同方向へ吹き飛ばす。
 放り出された彼女は、宙返りを幾度か叩き込んで身体を制動。無重力の空間を体術一つで制御したのだ。
 その手に握られているのは、ポンポン型のアクセサリーを模した記憶消去銃だった。
 抜き打ち一発。旗艦の電磁投射砲の発射寸前、記憶消去銃が光を放った。
『……!?』
 旗艦が驚愕したのが気配で解った。分厚い鋼板に包まれた向こう側がどうなっているのかは解らないが、
「記憶を喪失した貴様らに、どうしてこのような高度なシステムを再び掌握できるだろうか」
 これからどうなるのかは、寧々の言う通りだった。
「撤退……!」
 エアハートの後部座席に寧々が降り立ったのを確認した後、急ぎその場を離れていく。
 背後、旗艦はその挙動や機動がいよいよ不確かとなるばかりか、電磁投射砲を周囲に乱射して味方の船を撃墜していく。
 そして、
「――爆発するよ!」
 過充填されたエネルギー砲がその圧力に耐えられず、とうとう爆裂した。
 砲身や砲台のみならず、船体を割るほどの一撃は激しい光となって、二人の背中を照らした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年10月07日


挿絵イラスト