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一瞬を永遠の思い出へ

#カクリヨファンタズム #お祭り2021 #夏休み #プレイング受付中 #再送可

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●ずっと見ていたい
 妖怪花火が空を、海を、カクリヨの全てのモノを照らし、様々な色に染め上げる。
「これは、素晴らしい妖怪花火ですね……」
 金色の爬虫類を思わせる瞳に妖怪花火を映しながらクラト・ディールア(黎明の黒龍・f00868)は、ふと周りから小さな声がして周囲を見回した。
「花火がこれだけなんて……もっと見ていたいな」
 小さな妖怪がいつの間にか肩に乗っていたのだ。
「一瞬の花を閉じ込める……そうですね、可能ではないでしょう」
 様々な世界の知識を集めれば、と思い立ったクラトは他の世界から色んな知識を集めた。
 更には、そういう知識がある知人を集めて企画を進める。

●アナタだけの思い出を
「皆さん水着コンテストお疲れ様でした。現在、コンテスト会場となったカクリヨファンタズムのビーチにて、妖怪の親分達が妖怪花火を上げてくれています」
 クラトはカクリヨファンタズムのビーチを写し出すと、今にも音が聞こえてきそうな程の花火が見える。
「ただ、花火を見るだけではなく、見た花火を手の平の大きさに閉じ込めてしまおうという事です」
 と、言いながらクラトは、【花火のスノードームの作り方】と書かれた薄い冊子を渡す。
「機械が得意な方はホログラムのスノードーム、妖精の力で作れる不思議なスノードーム、魔法で作る魔法回路仕掛けのスノードーム……と、皆さんが作れる範囲の方法で作ってください。本職じゃない方でも作れる様にサポートしてくれる方がいますので、誰でも参加出来ますよ」
 笑みを浮かべながらクラトは、目の前で作ってみせた。
「アナタだけの一瞬だけども永遠の思い出を作りませんか?」


龍真 神
 オープニングに目を通して頂きありがとうございます。
 龍真 神(タツマ シン)と申します。
 よろしくお願いします。

 ★二人以上で参加する場合は、【相手の(ID)】や【チーム名】の記載をお願いいたします。
 ※チームは最大でも3~4人が限度となりますのでご留意ください。
 ★NPCのキャラは、MSページに載ってい全員は同行可能です。
 プレイングにNPCと同行の記載していない限り、リプレイで描写は一切しません。
 同行希望でお任せしてくださっても可能です。
 ★ほぼ『おまかせ』プレイング可能なシナリオとのります。
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第1章 日常 『猟兵達の夏休み2021』

POW   :    妖怪花火で空へGO!

SPD   :    妖怪花火の上で空中散歩

WIZ   :    静かに花火を楽しもう

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

虹川・朝霞
【神杜寺】
夏もスノードームを作りにきました!カクリヨの花火は見ごたえありますし!
せっかくなので、檬果さんも誘って。

さて、力は…俺は竜神ですから、竜脈の力を封じたスノードームになりますかね?
(注:電脳魔術士であることをよく忘れます)

せっかくなので、シャーマンズゴーストと竜神、それに…紫がかった髪の人間も入れまして。
俺の方は、花火の色が青系統になりますね。

…大切なんですよ。前世のあなたも、現世のあなたも。
だから今回は、スノードームに三人いるんですよ。


荒珠・檬果
【神杜寺】
誘われたので来ました。何気に今年は花火、見れてないので。
そういえば冬のスノードーム、部屋に置いてありましたね。

私の場合…何で作ることに?巫力というか霊力?
オレンジ色の花火になりますかね。
それで…シャーマンズゴーストと竜神と(もう一つ入れようか迷って)。って、朝霞さん、それは…。
(紫がかった髪の人間=真の姿=前世:虹川藤乃)
そうですね!前世も一緒に!
ふっふーん、三人仲良くですよ。花火ってそういうものです!
…しかしこうして見ると、前世とカラーリングが逆になっているというか…。


思考として超前向き。迷ったのは、朝霞の思いがわからなかったため。



●同じ華を君と

「そういえば今年は花火、忙しくて見れてなかったですね」
 新緑の様な鮮やかな緑色のシャーマンゴーストである荒珠・檬果(アーケードに突っ伏す鳥・f02802)は、浴衣姿で興奮気味で空を彩る妖怪花火を見上げながら言った。
「檬果さんと見たいのもあったのですが、これを作りたくて来たのです」
 はしゃぐ檬果を見つつ虹川・朝霞(梅のくゆり・f30992)は、見本として飾られているスノードームを指しながら言う。
「これって……スノードーム? そういえば冬のスノードーム、部屋に置いてありましたね」
 ぱちくり、と大きな瞳を瞬きしながら檬果が言うと、朝霞が優しい笑みを溢しながら頷く。
「そうです。普通のは雪が降ったり、キラキラと光る粒が舞うのです。これは花火版だそうです」
「つまり、この中に花火が閉じ込められるのですね!」
 仕組みは分からないが、と朝霞は言いかけたが、いつの間にか檬果は隣から姿を消していた。
 声がする方へ視線を向けると、作業台を確保して手招きする檬果の姿があった。

「魔力……?」
 作り方が書かれている察しを片手に檬果は首を捻った。
「さて、力は……俺は竜神ですから、竜脈の力を封じたスノードームになりますかね?」
 うーん、と考えた後に朝霞が呟く。
「朝霞さんは電脳魔術士ですから、魔術で作れるのではないですか?」
「そういえば、そうでしたね」
 檬果がハッとした表情になると、すっかり忘れていた朝霞は顔を上げながら手を叩いた。
「私の場合……何で作ることに? 巫力というか霊力?」
 二人が悩んでいると、その場に居た少女が駆け寄った。
「花火を作る時に呼んで下さい。お手伝いさせていただきますの」
「それでは、シャーマンゴーストの人形とかありますかね?」
 朝霞が少女にそう言うと、ちらと檬果へ視線が向けられた。
「シャーマンズゴーストと竜神と……って、朝霞さん、それは……」
 檬果はうーんと悩みながら隣の朝霞が作っているスノードームへ視線を向けた。
 緑色のシャーマンゴースト、竜神が並んでいる横に女性の人形も乗せた。
「三人??」
「……大切なんですよ。前世のあなたも、現世のあなたも。だから今回は、スノードームに三人いるんですよ」
 朝霞が伏目がちに照れながら呟いた。
「そうですね! 前世も一緒に!」
 キラキラ、と檬果の大きな瞳が輝く。
「ふっふーん、三人仲良くですよ。花火ってそういうものです!」

 悩んでいた、少し空いたスペースに何を置くかを――――

 けれども、彼の手は迷いなく作られたスノードームの中に並べれた三人。

 幸せそうな笑みを空へ向けられたその先には、様々な青で彩られた花火。

「ふふ、大切な思い出が出来たのです!」
 檬果の霊力が込められたスノードームにオレンジ色の花火がパッと開いた。
 檬果と朝霞に、藤乃が掌の中でずっと消えぬ花火を眺める。

 昔のアナタも、

 今のアナタも、

 この先も、

 ずーっとこの日の花火を見続ける。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

有栖川・サクラ
NPCのクラト・ディールアさんの同行希望

初めての花火を「わぁ~~」と目をキラキラさせながら感動して見ています

あの花火を手の平に閉じ込める事が出来るです?
花火のスノードームというのですか?

でもどうしていいか分からずうーんうーんとしてます
それをクラトさんにサポートして貰えたらないいなと思います
完成したらすごく喜びます
「えへへ、大切にします。このスノードームも、今日のこの思い出も」

アドリブ歓迎です
どうぞ宜しくお願いします



●初めての花

「わぁ~~」
 ルビーの様な赤い瞳を輝かせながら有栖川・サクラ(ヤドリガミの神器遣い・f34875)は、初めて見る妖怪花火を見上げながら歓声を上げた。
「この世界の花火も個性的で良いですよね」
「は……はい。あの、これは……?」
 クラトの言葉に元気よく頷くサクラだったが、彼の手の中でキラキラ光る半球体の物を物珍しそうに見つめる。
「作ります? 色んな力を込めて作る花火を」
「花火のスノードームというのですか?」
「ええ、他の世界ではスノードームと言う物です」
 渡されたスノードームをサクラが覗き込むと、金とオレンジ色の花火が咲いては消える、を繰り返していた。
「あの花火を手の平に閉じ込める事が出来るです?」
 と、サクラは言いながら空へ視線を向けた。
 甲高い音と共に細い白煙が伸び、お腹の底に響く様な低い音と共に花火が開く。
「作りたいです!」
「では、こちらへ」
 サクラはクラトに案内され、道具一式と作り方が書かれた冊子を渡された。
「これが土台、これが……」
 流石に里の雰囲気が近い世界なので、桜をはじめ見たことのある花のパーツが多い。
 桜の枝のヤドリガミであるサクラは、自然と桜の物を選んで台座に不器用ながらも飾り付けをする。
「ど、どうすれば……」
 思った様に飾り付けが出来ず、魔法うんぬんなんて分からないサクラの両手はどう触ればいいのか分からない様子でドームの周囲で動かすばかりだ。
「どうしましたか?」
「クラトさん……分からないです」
 赤い瞳を涙で潤ませながらサクラが消え入りそうな声で言うと、クラトは静かに手を伸ばした。
「お手伝いしますから、サクラさんが思う様に作って下さい」
「は、はい……」
 クラトに手伝ってもらいながらサクラは、土台を桜でいっぱいにして最後に力を籠めるだけとなった。
「破魔の力を放つだけで良いです。後は精霊たちが手伝ってくれますよ」
「お願いします」
 ふわり、とサクラの前に白い精霊が現れると、小さな頭がこつんと額に当てられた。
 瞳を閉じ、体から少しだけ力が出ていく。
「あ……」
 精霊に導かれるままに、力をスノードームへ注ぐと桜の花の様な白い花火がドーム内を彩る。
「これ、が……私の」
 完成したスノードームを手に取り、サクラは瞳を大きく見開いた。
「えへへ、大切にします。このスノードームも、今日のこの思い出も」
「ええ、サクラさんにとって素敵な日になってよかったです」
 両手に乗せたスノードームを掲げて喜びながら声を上げるサクラは、花火の様に華やかで明るい笑みをクラトに向けた。
「私の」

 どの世界にもない宝物――

 サクラの胸の中で今日見た花火は、ずっと、ずっと、咲き続ける。

大成功 🔵​🔵​🔵​

赤嶺・愛(サポート)
『世界が平和になりますように』
 人間のパラディン×シーフの女の子です。
 普段の口調は「平和を愛する(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、怒った時は「憤怒(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく、人と話す事が好きで
平和的な解決を望む優しい性格の女の子ですが
戦う事でしか依頼を成功出来ない時は戦う事も厭わないです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●平和と愛を込めて

「あの花火を残せるなんて、良い発想だと思うのよね」
 台座に可愛いリボンやら飾り付けながら赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)は、鼻歌交じりに言う。
 説明?
 無くても愛があれば出来る!
「白い鳥と~ハートを沢山あればそれっぽくなるのね」
 愛はニコニコと笑みを浮かべながら飾る手が止まらない。
 彼女自身の愛に満ち溢れたビキニアーマーと同じ様なデコり具合になってしまい、ドームを被せようとしても収まらなさそうだ。
 それ程に彼女の平和への愛が大きいのだろう。
「そうだ、もっと大きいのにすればいいのね!」
 小さければ大きいのにすればいい、そんな単純な考えで結果的にバスケットボールサイズになってしまった。
「これなら私の愛するものが全部入りそうね」
 ニコニコ笑顔の人形、幸せそうな動物たち、そして沢山のハートが全てを包み込むように飾られている。
 多分、いやきっと愛はこの場所にある全ての幸せそうな小物を使えるだけ使ったのだ。
「花火もばーん、とね!」
 何となく愛を込めると、両手に抱える程の大きさになったスノードームにハートの花火が打ちあがった。
 台座部分にも大きなリボンで飾って完成だ。
「これで、カクリヨファンタズムの平和がいつでも見れるのね!」
 サファイアの様に青い瞳を輝かせながら愛はそう言うと、大きな、大きな、スノードームを大切に抱えて持ち帰ったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ベッジ・トラッシュ(サポート)
◆戦闘時
戦うのは怖い!
なのでボス戦ではだいたい逃げ回っている。
(味方の手助けになる行動や、囮になるなどの功績を得ることはあるがだいたい無意識)
「こ、ここ…怖いのではないゾ!ベッジさんは様子をうかがってイタのだ!!」

手の届かない相手にはパチンコで苦し紛れに絵の具弾を飛ばすこともある。

◆冒険時
基本的に好奇心が強く、巻き込まれ体質。

敵味方関係なく、言われたことには素直に従う。
怪しいような気がしても多少なら気にしない。
後先考えずに近づいて痛い目を見るタイプ。

◆他
口癖「ぎゃぴー?!」
お気に入りの帽子は絶対にとらない。
食べ物は目を離した隙に消えている系。
(口は存在しない)
性能に問題はないが濡れるのは嫌い。



●不思議な、不思議な?

「これならベッジさんもできるぞ!」
 画面に映し出された大きな瞳を揺らしながらベッジ・トラッシュ(深淵を覗く瞳・f18666)は、花火が打ちあがるスノードームの作り方が書かれている冊子を読みながら声を上げた。
 戦いは怖い、だがこういう興味を引くモノは戦いが必要でも飛び込んでいく。
 好奇心が勝っていても怖いものは怖い事には変わりないが……。
「やっぱり、あの時のを再現するぜ」
 指先で台座をくるくる回しながらベッジは、テレビウムを模した人形を掴んだ。
 名前は忘れたが、人間だと顔を覆う程の藁作りの帽子を被せて、テレビウムの手には木刀を握らせた。
「これを、こうだ!」
 ポーズをつけさせると、青葉が生い茂る台座に二体のテレビウムが向かいあう様に置いた。
「ベッジさんの方が……いや、二人ともカッコよかった!」
 白いテレビウムと、ベッジ自身に似たテレビウムを交互に見て少し迷ったが、難しく考えずに答えを口にした。
「ぴっぴっぴっ~♪」
 台座にドームを被せると、ベッジの陽気な声と共に小さな指先をくるくる回す。
 本来ならば筆でズバッと描いてしまいたいが、これはかなり変わったスノードームだ。
「今の花火、あの時の花火……」
 目を閉じて思い出す、頭の上に想い描いた花火が浮かび上がるとベッジは手早くソレをスノードームへ放り込んだ。
「成功だ! これを見せなきゃな!」
 完成したスノードームを大切に両手で抱えるとベッジは、あの白いテレビウムの元へと駆け出した。

 この小さな思い出を共有する為に――

成功 🔵​🔵​🔴​

姫神・咲夜(サポート)
 桜の精の死霊術士×悪魔召喚士、女性です。
 普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、
 片思いの人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

清楚で女流階級風の口調で、お淑やかな性格です。
基本的に平和的な解決を望みますが
戦わざるを得ない時は果敢に戦いに向かう勇敢さを持っています。

 あとはおまかせです。よろしくおねがいします!



●同じ角度で

「すの……どぅむ?」
 美しい黒髪を揺らしながら首を小さく傾げたのは姫神・咲夜(静桜・f24808)だ。
 聞きなれない言葉を口にするが、見本として渡されたスノードームをじっと桜の様に淡いピンクの瞳でじっと見つめた。
「これが……」
 手の中で花開く花火、目の前の夜空に次々と打ち上げられる妖怪花火を交互に見てため息を漏らした。
 不思議だ。
 なぜ、雪をこの様な小さな器に閉じ込めたのか分からないが、ただ目の前で打ち上がる花火を見ながら咲夜は納得する。
「この美しさをずっと見ていられるですね。素晴らしい雑貨です」
 着物の裾で口元を隠しつつ咲夜は笑みを浮かべると、手の中で永遠に輝き続ける花火のスノードームへと視線を落とした。
 作り方が書かれた書物を読んで、自分でも作れるとわかると早速作業り取り掛かる。
「好きな森の風景にしましょう」
 台座に摘まめる程の小さな山を乗せ、様々な花を咲かせた樹々で彩る。
「(この景色が一番好きで、毎日森へ足を向けてしまいます)」
 頬を緩めながら咲夜は、丁寧に飾り付けを進めながら明日行って何処を散歩しようか思いを馳せる。
 気付けば後は、花火を飛ばすために力を込めるだけとなった。
「御霊よ、私に力をお貸しください」
 咲夜は台座にドームを被せながら静かに瞳を伏せると、そっと小さな声で言うと温かな光が落ちてきた。
 その光は音も無くスノードームへ入ると、手の中で桜の模様になる花火が掌に収まる程の小さな夜空を彩る。
「ありがとうございます。これは大切にさせていただきます」
 スノードームの中へ入った光に語り掛ける様に呟くと、咲夜はまだまだ打ち上がる妖怪花火の方へ顔を向けた。

 もう、終わるのですね、と……

 少し寂しく感じつつも、新たな季節への楽しみを感じながら夜風に身を委ねた。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年09月24日


挿絵イラスト