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紋章の祭壇:青蜂の紋章(作者 ヨグ
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#ダークセイヴァー  #第五の貴族  #マイ宿敵 


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「君たちは、ダークセイヴァーで第五の貴族と呼ばれる者たちと戦ったことは、あるかね?」
 グリモアベースに集まった猟兵たちへ向け、いきなり問いかけた外道。
『もちろん!』『いや、実際に戦ったことは』……などの反応に、外道はウサギの着ぐるみ頷き、
「うむ……初めての者もいるだろうから、まずは説明といこう。
 第五の貴族というのは、ダークセイヴァーの地下空間を牛耳る特別な吸血鬼たちのことだ。
 紋章と呼ばれる寄生生物を操り、植え付けた者の能力を上げる力を持っている。
 第五の貴族は必ずと言っていいほど、その身に紋章を植え付けていて……時には、一度殺しても別の姿へと変貌することもある。
 奴らと戦う上で、その紋章を何とかすることは必須だろう。
 ……そう考えていた時に視えたのが、今回の予知なのだ。」
 外道が着ぐるみの手でグリモアを掲げると、壁に映ったのは暗い森の中。
 少し開けた場は石床になっており……その上は、おびただしい人の死体が積まれていた。

「ここは、紋章を生み出す祭壇となっている。
 この死体は、紋章の材料というわけだ……数多の人間に、人狼や聖者、時には異端の神を隠し味に加えて作るという。
 なかなかに非効率な手段だが、紋章にはそれだけの価値があるのは対峙したものなら解るだろう。
 身体能力を引き上げる……いや、死を遠ざける力とでも言おうか。
 医者としては非常に興味深いが、それは置いておくことにしよう。
 ……あれを見たまえ。」
 着ぐるみの手が指さす先では、少年のような吸血鬼が虚ろな目をした人間たちを引き連れて、石床の中央へと歩みを進めていた。
 額に浮かぶ紋章は、青い蜂の形……少年が指を鳴らすと紋章が光を放ち、積まれていた死体から蠢く触手が伸び出した。
「……どうやら、今回の紋章作りは失敗したようだな。
 もっとも、あれはあれで元より強化された兵士となるようだがね。
 さて、君たちにはあの少年吸血鬼を倒してもらいたい。
 彼は額に紋章を持っている……あれは青蜂の紋章と呼ばれ、配下を操る力を強化するものだ。
 あの少年も、自身の持つ魅了の力で配下となっている人間を使い潰しながら戦うタイプのようだな……だが、配下は無尽蔵ではない。
 こちらを妨害しようとする配下を乗り越え、紋章を潰せば倒せるだろう。
 ……ただ、一つ問題がある。」
 外道がゲートを開くが……何故か森の中ではなく、寂れた村の外れだった。
 時折、ギャァギャァ……と不気味なカラスの鳴き声が響いている。
「森の中で紋章を生み出していることは解ったのだが、その場所が特定できなかったのだ。
 だが……奴らが人間を調達するのに、カラスを使っているということが解っている。
 君たちはカラスをうまく見つけ、追いかけてくれたまえ。
 きっと、紋章の祭壇へと誘ってくれるはずだ。
 では、健闘を祈る。」





第3章 ボス戦 『護られる少年吸血鬼』

POW ●この血は僕のものさ
自身の【配下の血 】を代償に、1〜12体の【血で出来た人型の魔物】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
SPD ●彼らは僕のものさ
【ただの人間である配下 】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、ただの人間である配下 から何度でも発動できる。
WIZ ●死んでも僕のものさ
【念力によって放たれる、配下の屍 】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に配下の屍の欠片が飛び散り】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠影山・弘美です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「しかし君たち、なかなかやってくれたね。」
 従えた人間と共に現れた少年が見渡す儀式場は、猟兵たちの手によってすっかり壊されていた。
 儀式台は崩され、積み上がっていた人骨は焼き払われ……それを見た少年はそれでも笑いながら、猟兵たちへと向き直った。
「紋章を作るのに人間がいっぱい必要なのに、また集め直しになっちゃうね。」
 後ろに侍らせている人間たちへと視線を向けずにその手を振ると、近くにいた人間の首が一つ転がる。
 少年が手についた血をペロリと舐めると、吹き出す血が人型の魔物へと姿を変えていった。
「じゃあ君たちには、命をもって詫びてもらおうかな。」
 少年の左手の甲には、蜂を模した紋章が青く輝いている。
 それが輝きを増すと共に、虚ろな目をした周囲の人間たちの額に埋め込まれた肉芽が蠢いていた……。
風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可

約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。

戦闘は剣士の動きだ。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。


陽環・柳火
「詫びだぁ? テメェに詫びることなんざ、ひとつもねえよ」
この吸血鬼は気に入らねえ。命を弄んでヘラヘラしている所とかな
UCで神霊体となり、薙刀で飛んでくる屍を【破魔】の籠った衝撃波を飛ばして浄化しながら叩き落とす。地形に散らばっても敵のパワーアップに繋がらないように。
あとは攻撃の隙を見て薙刀で斬りかかる。仲間が紋章を攻撃するつもりなら、その隙を作るし、そうでなければ自分が火【属性攻撃】を込めて紋章を焼きにかかる

あとは、相手を地に這いつくばらせるなり、首を落とすなりして頭を地面につけさせたのなら
「テメェが、命に、詫びろ! 奪って弄んできた命達に!」
って言い放ちたい


「……言うに事欠いて詫びだぁ?」
 少年の言い草にカチンときた陽環は、勢いのまま薙刀を振り上げていた。
 ブンと威嚇するように振るい、少年へと刃を向けて言い放つ。
「テメェに詫びることなんざ、ひとつもねえよ。」
「その通りだ。全く……第五の貴族というからどんな者が現れるかと思えば、辺境の小領主の小倅か。」
 威勢の良い陽環の横で淡々と話すダンピール、風雷堂・顕吉(ヴァンパイアハンター・f03119)の言葉に、楽しげに笑っていた少年の表情が凍っていた。
「……混ざり物の分際で、僕の事を知っているのかい?」
「あぁ、軽く耳にした程度だがな。魅了の力を操る血族。その中でも力はなく、最も幼く……名前も与えられぬ者。」
「なら話が早いや、」
 静かに怒りを込めて、少年が蜂を模した青い紋章の刻まれた左手を上げると、首を失った死体が宙に浮かんでいく。
 ふわりと浮かんだそれは四肢がもがれ、血をまき散らしながら対峙する2人へと飛んできた。
「君らに魅了はきかないのは解ってる。でもね、今の僕には紋章があるんだ……僕の力が弱いままだと思わない方が良い。」

「はっ、そんなの知ったこっちゃねえぜ!」
 トンと跳び上がり、空中でくるりと回って神霊体と化した陽環。
 そのまま振るわれた薙刀からは衝撃波が走り、飛んできた死体は斬り捨てられていった。
「命を弄んでヘラヘラしてるテメェが気に食わねぇ! だからここで叩っ切ってやるよ!」
「ふん、出来るかな? こいつらもいるし、何度でもぶつけて……。」
 少年が左手を振り上げると、まき散らされた血から人型の魔物が起き上がる。
 しかし、少年は斬り捨てられて地面に転がる死体へと視線を移し、
「なん、で?」
「俺が浄化してやった。テメェの力が及ばないようにな!」
「邪な魔力を退けるか、なかなかやる。」
 風雷堂がサングラスに手を掛け投げ捨てると、その下から現れたのは吸血鬼の証たる真紅の瞳。
 そのまま刀を引き抜き構える様に、少年は吸血鬼としての格の違いを見せつけられたようにたじろぐが、
「ふ、ふん、所詮混ざり物さ。純血の僕の方が強いに決まってる!」
「血の濃さなど、些細なことだ。」
 襲い来る魔物へと踏み込んだ風雷堂の一振りで、魔物たちは血の飛沫となって床に飛び散っていた。
 そのまま距離を詰め、
「周りを操り、意のままに従わせる力に頼りすぎたな。」
「ひっ!?」
 振り上げられた風雷堂の刀から悲鳴と共に逃げようと背を向けた少年だったが、片方の足が衝撃波に斬り飛ばされて転がった。
「く、あぁ!?」
「逃がすかよ、テメェだけは許さねぇ。」
「名も無き吸血鬼。お前はここまでだ。」
「くっ!?」
 転がりながらも刀から防御するように少年の腕が上がるが、振り下ろされた刃からは逃れることは出来ず……少年の両手はあっさりと斬り飛ばされていった。
 さらに上から陽環が跳びかかり、地面に縫い付けるように薙刀を少年の腹に突き刺さしながら頭を踏みつける。
「ぐ……くぅう……!」
「痛えか、おい……だがな、テメェに殺された人の痛みはこんなもんじゃなかったろうぜ。」
 呻く少年の頭を踏みつけ、地面へとさらに擦りつけながら言い放つ。
「テメェが、命に、詫びろ! 奪って弄んできた命たちに!」
「くっ、ふふ……。」
「あっはっは!。」
 しかし、別の場所から少年の笑い声が聞こえると共に、足下の少年が崩れて塵と化していた。
 見れば、少年に付き従っていた虚ろな目をした人間が、斬り飛ばされた少年の左手を手にし……突如その身体から吹き出した血が左手を包み、すぐに少年の姿を取った。
「テメェ……本体はそっちってことかよ。」
「あぁそうさ。……僕ももう、後戻りできないんだ。」
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴