白の城塞のクライスト
●白の城塞にて
「兄妹達は誰も気づいていないのか? 俺達の抗争は仕組まれている。ヴォーテックス・シティに忍び込み、俺達の対立を煽るネズミ共……その数は十や二十では効かず、しかも、行動力や戦闘力は雑魚のそれじゃない」
暗躍する何者かの動きを察知した狂人教祖『クライスト・ヴォーテックス』は、その顔に焦りの色を浮かべていた。
「冗談じゃない、死ぬのは御免だ。だが、もし襲ってくるというのなら、この『白の城塞』で迎え撃つしかない!」
彼は己の本拠地を信者達で固め、猟兵達を待ち受けるのであった。
●クライストを討て!
「ヴォーテックス一族への謀略が功を奏し、遂にその一人『クライスト・ヴォーテックス』の本拠地が判明したぞ!」
グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)によれば、メキシコ合衆国のアカプルコ・デ・フアレスは今やクライストシティと呼ばれ、彼の『オブリビオン教団』の拠点として支配されているらしい。
「この街では「オブリビオン教団」の信者オブリビオン達が、隷属させた人々に麻薬や機械兵器を生産させている。奴の本拠地であり軍事拠点でもあるこの町の中央部、『白の城塞』という要塞化された巨大な屋敷に、クライストは籠もっている」
彼は猟兵の攻撃を察知しているようで、屋敷を信者で固めてそこから出てこない。故に、こちらから屋敷に踏み込んで討伐せねばならない。
「クライストシティに侵入すると、すぐに信者オブリビオンとの市街戦になるぞ。元々は異なる教義の狂信者である『黒き風の使徒』が、クライストに丸め込まれたのか配下になっているようだな」
彼女達はオブリビオン教団の教団服としての白い服に身を包んでいる。その教団服は近接攻撃を弾く能力を持っているとのことだ。更に、それに合わせて特製の銃器で武装しているらしい。無論、元々の能力としての言いくるめなども健在である。
「対策として、こちらも銃撃などの遠距離攻撃で戦えば、有利に戦うことが出来るであろう」
もっとも、ユーベルコードを上手く使えば、無理矢理近接攻撃を通すことも不可能では無い。倒す手段は問わないので、彼女達を撃破して「白の城塞」へと進むのだ。
「この街で死は日常茶飯事、そこかしこに罪なき人々の死体が転がっているような状況だ。だが、猟兵達が来た以上、もはやただの一人も犠牲者を出すわけにはいかぬ! 皆の力で、クライストを打倒し、この街を開放するのだ!」
百々は猟兵達を激励すると、クライストシティへの転移を始めるのであった。
夢幻
●マスターの夢幻です。ヴォーテックス一族の一人との決戦です。
1章:集団戦『黒き風の使徒』
2章:集団戦『ロスト・レイダース』
3章:ボス戦『狂人教祖『クライスト・ヴォーテックス』』
第1章 集団戦
『黒き風の使徒』
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POW : 解っていただけませんか……残念です
【モーニングスター】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD : オブリビオン・ストームこそが神の意志なのです
【「黒き風の教団」の教義と説法】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
WIZ : 黒き風の元で生まれ変わりましょう
技能名「【言いくるめ】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
イラスト:水野ましも
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ミルフィ・クロノラヴィット
アドリブや連携等歓迎です
【POW】
オブリビオン教団に
支配された街…
これ以上
クライストとやらの
勝手には…!
『貴女達も…今更元に戻れと言ったところで…聞き入れそうになければ元に戻りそうもございませんわね…やはり実力行使しか…』
『クロックハンズ・マルチライフル』を手に
『アームドクロックワークス』も展開
【破魔】【浄化】の【呪殺弾】
【誘導弾】【一斉発射】
【レーザー射撃】【砲撃】等や
UC(味方を巻き込まない様)で攻撃
『近接攻撃が通じない――ならば、ありったけの弾丸を差し上げる迄ですわ…生憎と…こちらも銃火器系はそれなりに充実してますのよ…!』
敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【オーラ防御】で
防御・回避
「ここがオブリビオン教団に支配された街……クライストシティですのね」
先陣を切ってこの街へと突入したのは、ミルフィ・クロノラヴィット(メイドオブホワイトラビット・f20031)であった。
「これ以上、クライストとやらの勝手には……!」
そう意気込む彼女を、マシンガンの銃撃が襲った。
「この世界の救い主たるクライスト様を狙う不届きもの! 悔い改めて大人しく死ぬのです!」
それは街に展開していたクライストの手下、黒き風の使徒の少女達だ。彼女達は支給された武装で、ミルフィを処刑しようと撃ちまくってくる。
「貴女達も……今更元に戻れと言ったところで……聞き入れそうになければ元に戻りそうもございませんわね……やはり実力行使しか……」
現在クライストの教団の信者になっている彼女達だが、そうでなくとも元より狂信者である。説得の目など存在しない。そこでミルフィも彼女達を排除するために行動を開始する。
「近接攻撃が通じない――ならば、ありったけの弾丸を差し上げる迄ですわ……生憎と……こちらも銃火器系はそれなりに充実してますのよ……!」
『フルバースト・マキシマム』、全武装の一斉発射するそのユーベルコードで、ミルフィは『クロックハンズ・マルチライフル』からの呪殺弾を初めとして、展開した『アームドクロックワークス』による誘導弾やレーザーなど、圧倒的な火力で敵を制圧する。
「教団に栄光あれ!」「クライスト様万歳!」
黒き風の使徒達は近接攻撃を弾く教団服を着ていたものの、遠距離射撃で攻められてはその利点は生かせない。ミルフィの火力の前に、オブリビオンの少女達はあえなく蹴散らされるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
セルマ・エンフィールド
邪神それ自体はともかく、宗教そのものは嫌いというほどでもありません。
それを頼みにして生きる人もいる。心の支えとして必要なものでしょう。
ですが、私は神に願いを掛けない。
仮に神の意志というものがあったとして、それに従い、神に依って生きることを私はしません。
近接攻撃に強い特製の衣装ということですが、これほど意味の薄いものもそうありませんね。全員撃ち抜くのみです。
「フィンブルヴェト」を手に敵の銃器を避けるために建物の陰に隠れながら市街を進み、敵が教義と説法を説く声や物音がしたら『クイックドロウ』による【絶対零度の射手】の高速射撃と『スナイパー』の技術で、戦闘力を増強される前に倒していきます。
「邪神それ自体はともかく、宗教そのものは嫌いというほどでもありません。それを頼みにして生きる人もいる。心の支えとして必要なものでしょう」
続いてセルマ・エンフィールド(絶対零度の射手・f06556)が、クライストシティに侵入した。
「ですが、私は神に願いを掛けない。仮に神の意志というものがあったとして、それに従い、神に依って生きることを私はしません」
祈り、神に頼るよりも、セルマは自らの手で道を切り拓くことを良しとする。もっとも、今回の相手は邪教やカルトに属するものであるからして、そこまで尊重する必要も無いのかも知れない。
「さて……敵はどこに……いましたね」
建物の陰に隠れながら市街を進むセルマは、敵の説法の声を聞いて足を止める。その方向を確認すれば、数名の武装した黒き風の使徒達の姿が見えた。
「戦闘力を増強される前に、倒してしまいましょう」
セルマは『絶対零度の射手』を発動すると、氷の弾丸で黒き風の使徒を狙撃する。このユーベルコードは回避されれば隙を晒すことになるが、遠距離狙撃であればそのデメリットも緩和出来る。とはいえ、優れたスナイパーであるセルマが的を外すことなど、そうそうは無いのだが。
「近接攻撃に強い特製の衣装ということですが、これほど意味の薄いものもそうありませんね」
遠距離狙撃を得手とするセルマ相手に、教団服の利点は何も無い。彼女はあっさりと敵を撃ち抜き、先へと進むのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ラブリー・ラビットクロー
銃…じゅう…
どーしよ
そんなの持ってないぞ
あの服にはバットもチェーンソーも効かないって言ってた
ねえマザー
どーしたらいーい?
【サポートアプリ『ふぁんとみぃ』を起動します】
よーし!マザーやっつけちゃえ!
マザーの指示通りに辺りを偵察して機械兵器ってゆーのを探してみるなん
それには銃も載ってるってさすがマザー!
見つけたら早速運転なん!
ねえどーやれば動くんだ?
んえ?マザーお腹空いて死んでん
えー!どうしよ
動かねーのん
まだなんにも役に立ってないのに
こう言う時はぶっ叩けば動くってししょーも言ってた
お願いらぶの言う事きいて欲しいのん!
マザーでガンガン叩いちゃえ
もし動いたら兵器の銃で
駄目なら火炎放射でやるしかねーのん
「銃……じゅう……どーしよ。そんなの持ってないぞ」
ラブリー・ラビットクロー(とオフライン非通信端末【ビッグマザー】・f26591)はクライストシティに侵入したものの、途方に暮れていた。なぜなら、この街を護る信者オブリビオン達は、その白い教団服によって近接攻撃を弾くからだ。
「あの服にはバットもチェーンソーも効かないって言ってた。ねえマザー、どーしたらいーい?」
【サポートアプリ『ふぁんとみぃ』を起動します】
「よーし! マザーやっつけちゃえ!」
【一緒に頑張りましょう。】
ラブリーは端末のアプリを起動し、『ビッグマザー』に指示を仰ぐ。それによれば、この街の中にある機械兵器を奪ってしまえばいいとのことであった。
「さすがマザー! えーっと……見つけた、早速運転なん! あれ? これどーやれば動くんだ?」
ラブリーが周囲を偵察すると、都合良く武装車両が放置されているのを発見した。早速動かそうとするラブリーであったが、その起動方法がわからない。
「んえ? マザーお腹空いて死んでん! えー! どうしよ、動かねーのん」
再びビッグマザーに頼るラブリーであったが、バッテリー切れでビッグマザーは動かない。
「まだなんにも役に立ってないのに……こう言う時はぶっ叩けば動くってししょーも言ってた。お願いらぶの言う事きいて欲しいのん!」
こうなればと、ラブリーはビッグマザーの端末でガンガン武将車両をぶっ叩く。すると……何かが上手く動いたのか、武装車両が起動した!
「やったのん! これで、やっつけちゃうぞ!」
武装車両に乗ったラブリーは、搭載された銃で黒き風の使徒達を蹴散らし、白の城塞へと進んだのであった。
大成功
🔵🔵🔵
刹羅沢・サクラ
こんな世の中だからこそ、神の存在に縋る気持ちはわからぬではない
しかし、それでやらせている事が兵器や麻薬の製造とは
果たして誰を救うための教義なのやら
しかし、近接攻撃を弾く服とは
試してみたくもありますが、まずは確実に殺ってゆかねばなりませんね
忍び足で可能な限り見つからぬように行動し、銃撃には刀と薤露蒿里を盾代わりに使いましょう
鉄鞭は投げてしまっていいので、乱戦になったらこちらの投擲の間合いを確保しましょう
防刃性は高そうな服ですが、狐火を防げますかね
手裏剣と炎でなんとかなればいいですが……
やはり試してみたいですね
隙間を狙い、刀と鉄鞭で白い服の性能を測ってみたいものです
首は断てるのか、頭は潰せるのか
「こんな世の中だからこそ、神の存在に縋る気持ちはわからぬではない……しかし、それでやらせている事が兵器や麻薬の製造とは、果たして誰を救うための教義なのやら」
刹羅沢・サクラ(灰鬼・f01965)の考えたとおり、この教団の教義はクライスト達が信者を都合良く動かすためのものである。クライストを倒し、こんな教団は早急に潰さねばならぬだろう。
「しかし、近接攻撃を弾く服とは。試してみたくもありますが、まずは確実に殺ってゆかねばなりませんね」
サクラは足音を抑えて街を進み、黒き風の使徒達へと忍び寄っていく。この街には遮蔽物が多く身を隠す場所には困らないが、それでもある程度まで接近すれば、流石に敵に発見されてしまう。
「邪教徒め! クライスト様の元へは行かせません!」
「見つかってしまいましたか。しかし、ここまで近づけば……!」
まだ多少の距離はあるといえ、そこは既にサクラの投擲の間合いの内だ。彼女は『銀鵲』と『薤露蒿里』を盾代わりに放たれる銃撃を捌くと、懐から取り出した手裏剣を投擲する。
「化身の業、ここに放たれり……この狐火から逃れる術無し……『鴇追雷穿華』!」
「きゃあああ!!」
手裏剣は宿した狐火で燃え上がり、直撃した黒き風の使徒を青白い炎で包んだ。
「防刃性は高そうな服ですが、狐火は防げないようですね。後は……やはり試してみたいですね」
狐火が有効と分かれば、倒すならこれでいい。しかし、教団服の性能に興味を持ったサクラは、接近して刀による斬撃や鉄鞭による打撃を繰り出した。
「斬撃も打撃も弾きますか……厄介ですね」
そのどちらも教団服は弾いて見せた。打撃による衝撃も、服にほぼ遮断されている様子だ。服に護られぬ顔を狙うか、素直に遠距離攻撃で攻めた方が良さそうだ。
今後もまだ教団服を着た敵が立ち塞がる可能性は有る。その性能という貴重な情報を手にしたサクラは、残る敵を始末すると先へ進んだのであった。
大成功
🔵🔵🔵
鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ
言いくるめにせよ、銃器での攻撃にせよ攻撃を遮断出来ると上手く立ち回れそうか
手持ちの飴を媒体に固有結界・黄昏の間を発動、風の疑似精霊を召喚する
風の力で自身の周囲に風の防御壁を形成
この防御壁で音を遮断しつつ敵の銃弾を凌ぎきる
だが、守っているだけじゃ勝てない
守りを固めつつこちらも遠距離攻撃で反撃だ!
【破魔】を付与した護符の【乱れ撃ち】で勝負だ!
だけど内部からそのまま攻撃すると壁の強度を脆くしてしまう可能性がある
予め空中と自分の手元に【結界術】で結界を形成
二つの結界は繋がっていて、手元の結界は吸引を、空中の結界は放出を担当
護符をその吸引から放ち、放出から射出
空中から乱れ撃ちだ!
「侵入者です!」「その命をクライスト様へ捧げましょう!」
「うわっ! 容赦ないね……!」
クライストシティに侵入した鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)は、黒き風の使徒達の苛烈な歓迎を受けることになった。銃器で武装した彼女達は、ひりょを殺そうと撃ちまくってくる。
「ここは攻撃を遮断出来ると上手く立ち回れそうか……。場よ変われ! 来たれ、風の疑似精霊よ!」
ひりょは手持ちの『仙桃飴』を媒介として、『固有結界・黄昏の間』で風の疑似精霊を召喚する。呼び出された精霊は、風の力で彼の周囲に風の防御壁を形成した。これでひとまず敵の攻撃は遮断出来そうだ。また、黒き風の使徒達は何やらひりょへ呼びかけているようだが、その言葉も風の壁で遮断すれば届く事は無い。
「これで大丈夫だ。でも、守っているだけじゃ勝てない。守りを固めつつ、こちらも遠距離攻撃で反撃だ!」
ひりょは自身の手元に吸引を担当する結界、敵の上方の空中に放出を担当する結界、繋げた二つの結界を形成する。そして2つの結界を通して、破魔の力を込めた護符をばらまいて攻撃する。この手段ならば、防御の壁の強度を低下させずに攻撃出来ると言うものだ。教団服では防げない護符による遠距離攻撃を受け、黒き風の使徒達は次々と倒れていく。
「よし。これで進めそうだ」
その場にいた敵を殲滅したことを確認し、ひりょは風の壁を解除して白の城塞へと進んでいった。
大成功
🔵🔵🔵
月隠・望月
近接攻撃を弾く服……興味深い。一見ただの衣服にしか見えない……が、呪術的な守りを付与しているのか特殊な糸で織ってあるのか……
あの服は近接ユーベルコードも弾けるのだろうか。……残念ながら、試している場合ではないが。
近接攻撃を弾く、なら他の攻撃をすればいい。【雷遁・霹靂の圏】で敵に雷撃を浴びせよう。ただ、これは無差別攻撃……周りの味方を巻き込まないよう、十分距離を取ってから使おう。
敵は教団の教義を話して戦闘力を上げるようだが、UC発動時の轟音で声をかき消せば妨害できそう。
味方が近くにいるときは、【クイックドロウ】による銃撃で敵を攻撃。敵の攻撃を防ぐため、盾として刀も構えておこう(【武器受け】)
「近接攻撃を弾く服……興味深い。一見ただの衣服にしか見えない……が、呪術的な守りを付与しているのか特殊な糸で織ってあるのか……。あの服は近接ユーベルコードも弾けるのだろうか。……残念ながら、試している場合ではないが」
月隠・望月(天稟の環・f04188)は、遠目に白い教団服を着たオブリビオンの少女を観察する。先行する猟兵の実験で、近接装束を弾くというその装束は斬撃も打撃も防いで見せていた。しかし、ユーベルコードならばあるいはと考察したところで、敵が望月に気づいた様子だ。黒き風の使徒達は銃器を構え、彼女へ向けて射撃を開始した。
「侵入者を発見しました!」「邪教徒を殺しましょう!」
「っと、見つかったか。戦闘開始だな。近接攻撃を弾く、なら他の攻撃をすればいい」
迫り来る銃弾を盾にした刀で弾いた望月は、遠距離攻撃のユーベルコードを発動した。
「《雷》《領域》――悉く撃ち滅ぼす!」
望月が放った強烈な雷撃は、轟音を放って突き進み、オブリビオンの少女達を悉く撃滅する。彼女達も教義を唱えて奮戦しようとするも、雷撃の轟音に掻き消されてそのユーベルコードは効果を発していないようだ。この『雷遁・霹靂の圏』は無差別攻撃ではあるが、既に他の猟兵は先に進んでおり、今この場には望月だけである。そうなれば、加減する必要は無い。
「こんなものか」
目に見える範囲の敵を掃討した望月は、攻撃の轟音を聞いて他の敵が集まってくる前にと、急いで白の城塞へと足を進めるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『ロスト・レイダース』
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POW : バリアブルランチャー・バーストモード
自身の【虚ろな瞳】が輝く間、【背負った四連バリアブルランチャー】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
SPD : バリアブルランチャー・イージスモード
【四連バリアブルランチャーの自動迎撃モード】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : レイダース・カムヒア
自身の【略奪物】を代償に、【レベル分の人数のロスト・レイダース】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【四連バリアブルランチャー】で戦う。
イラスト:鋼鉄ヤロウ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「チッ! もうここまで辿り着いたのか!」
「まさか、こいつらがあの『死の笛』なのか……?」
猟兵達が辿り着いた『白の城塞』は、戦車も悠々と入れる程の巨大な屋敷であった。いわゆる「マフィアの屋敷を超でかくしたような場所」、と言えば分かりやすいだろうか? 今度はこの白の城塞内部での戦闘だ。
敵の本拠地だけあって、当然ここも信者オブリビオンによって固められている。この『ロスト・レイダース』は、背負った四連バリアブルランチャーによる遠距離攻撃を得意としている。近接攻撃を弾く『教団服』との相性はバッチリで、なかなか厄介な相手だ。
ところで、ロスト・レイダースの一人のが口にした『死の笛(シルバト・デ・ラ・ムエルテ)』とは、笛の音と共に死を告げる者、容赦なき死を与える者として彼らが畏敬の念を覚えるものである。猟兵が華麗なるアクションで次々と敵を仕留めれば、彼らは思わず反撃の手を止めて見入ってしまうかもしれない。
猟兵達よ! ロスト・レイダースの集団を撃破し、クライストの元へと進むのだ!
セルマ・エンフィールド
かなり減らしたと思っていましたが、まだこれだけの数がいますか。
死の笛がどうと言っていましたね。そういうことであれば必要なのは先手……多少のリスクは取りましょうか。
【ブライニクル】を使用、自身の身体能力含むすべての能力を増強します。
お互いに武器は遠距離、であればもう少し距離を詰めましょうか。
増強した身体能力を駆使して敵集団内に接近、常に動き回りバリアブルランチャーの狙いをつけさせず、発射したら同士討ちになりかねないように立ち回りながら、冷気により敵を足止めし、二丁の「デリンジャー」からの氷の弾丸の『クイックドロウ』『乱れ撃ち』で容赦なく撃ち抜いていきます。
敵を掃討したら少し休んでおきます。
「かなり減らしたと思っていましたが、まだこれだけの数がいますか」
最初に白の城塞へ突入したセルマを待ち受けていたのは、白装束で統一したロスト・レイダースの集団であった。戦闘要員としては彼らが本命で、黒き風の使徒は言いくるめで信者を増やすことが本来の役目のようだ。
「死の笛がどうと言っていましたね。そういうことであれば必要なのは先手……多少のリスクは取りましょうか」
覚悟を決めたセルマは、『ブライニクル』を発動して敵陣へと突撃をかける。6倍に強化されたスピードでバリアブルランチャーの射撃を潜り抜け、彼女は敵集団の中へと潜り込んだ。
「逃がしはしません!」
セルマの言葉と共に広がった冷気は、ロスト・レイダースの足下を凍て付かせる。そうして敵の移動を封じた彼女、二丁の『デリンジャー』を用いて敵を撃ち抜いていく。その間もセルマは常に動き回り、敵の攻撃の狙いを付けさせない。素早く動く彼女に下手に攻撃すれば同士討ちになりかねないとあって、ロスト・レイダース達は攻撃を躊躇している。
「時間の余裕はありません。一気に片付けてしまいましょう」
「本当にあの死の笛なのか……!?」
華麗なる動きで容赦なく仲間を撃ち抜いていくセルマの姿に、ロスト・レイダースは見とれて遂にその攻撃の手が完全に止まる。そうして抵抗の止まった相手も、セルマは氷の弾丸で撃ち抜き、遂にその場のロスト・レイダースを掃討した。
「……やはり負担が大きいですね。少し休んでから進みましょう」
ブライニクルは非常に強力であるが、その分消耗も大きい。セルマが決着を急いだのもそれが理由だ。体力を回復させるため、セルマは暫し物陰に隠れて休息を取るのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ミルフィ・クロノラヴィット
アドリブや連携等歓迎です
【SPD】
オブリビオン教団
第二波のお出まし
という訳ですわね…
UC発動
分身達を呼び出し
(分身との感覚は「遮断」しておく)
本体、分身共に各々
『クロックハンズ・マルチライフル』を手に
『アームドクロックワークス』も展開
【誘導弾】【砲撃】や
【レーザー射撃】等
【一斉発射】
近接では
マルチライフルのブレードで
【なぎ払い】や【切断】
各々
背に『淫魔の翼』を広げ
【空中戦】【空中機動】等
機動力を生かし
俊敏に立回り戦闘
敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【オーラ防御】で
防御・回避
『――主が…お前は何かと訪ねるとそれは応えましたわ…我が名は「レギオン」…我々は、大勢であるが故に…』
(一斉に砲撃)
鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ
敵の数が多いな
しかも一人ずつ4連攻撃が可能となると手数が欲しい所だ
1人で相手するには少々分が悪そうだ
相手に蹂躙される情景を想像し、その恐怖感から防衛衝動を発動させる
皆、力を貸してくれ!皆で乗り切るぞ!
各自、自分達の目の前に【オーラ防御】を纏わせた【結界術】による結界を形成し射撃攻撃を防御
護符6枚に今までに契約した疑似精霊達の力をそれぞれ1種ずつ込め、一気に放つ!
水・火・風・地・光・闇、全ての【属性攻撃】の【乱れ撃ち】だ!
遠慮なく食らうといいよ!大盤振る舞いだ!
それぞれの疑似精霊を冠する色合いのオーラを纏った札による攻撃は相手の視線を釘付けに
分身達と一斉攻撃で畳みかけてやる!
「オブリビオン教団、第二波のお出ましという訳ですわね……」
「しかし、敵の数が多いな。しかも一人ずつ4連攻撃が可能となると、普通に戦ったら少々分が悪そうだ。これは手数が欲しい所だ」
続いてミルフィとひりょが白の城塞に突入した。本拠地だけあって、街中と比べて信者オブリビオンの数はかなり多い。しかもその全てが近接攻撃を弾く白い教団服に身を包んでいる。
「ふふっ。そういう時は、兎の手も借りたい――って言うでしょう?……違いましたかしら……?」
ひりょの言葉に微笑んだミルフィは、『ギャングバング・プレイラビッツ』を発動。百体もの分身を生み出した。
「ここで負けられない……! 皆、力を貸してくれ! 皆で乗り切るぞ!」
ひりょも相手に蹂躙される情景を想像し、その恐怖感から『防衛衝動』を発動させる。そうして彼も、ミルフィを超える数の分身を召喚した。
「分身しただと!? なら、こっちもだ!」
立ち並ぶ多数のミルフィとひりょを見て、ロスト・レイダースもまたユーベルコードを発動させる。『レイダース・カムヒア』によって、無垢な人々からの略奪物を代償に、ロスト・レイダースの増援が現れる。その数は分身した二人に匹敵するほどであった。
「相手も増えたか……ちょと時間が欲しいところだけど……」
「それなら、攪乱しますわ!」
ミルフィはひりょの精霊術発動までの時間を稼ぐために、30体程度の分身を敵に突撃させる。それらは『淫魔の翼』を広げて、空中から『クロックハンズ・マルチライフル』のブレードでロスト・レイダースへと襲い掛かっていく。近接攻撃なので教団服に弾かれてダメージは無いものの、時間稼ぎにはそれで十分だ。
「結界形成完了……これで防御は十分だ。それじゃあ……大盤振る舞いだ! 水・火・風・地・光・闇、全ての疑似精霊達の力、遠慮なく食らうといいよ!」
ミルフィの分身が稼いだ時間で、ひりょは結界を構築して彼自身とミルフィの本体を防御する。そして防御を固めた後は攻撃だ。彼は分身達と共に、それぞれの精霊の力を込めた護符6枚を一気に撃ち放ち、一斉攻撃で畳み掛ける。
「なんて美しい……ぐはっ!」
「これが死の笛の力……!」
色取り取りの護符による攻撃は、ロスト・レイダース達の視線を釘付けににする。またその中の何割かは、猟兵達を死の笛であると感じたようで、完全に抵抗を止めている。
「このまま殲滅してやりますわ!」
そこにミルフィも、残った分身と共に全力の射撃を行う。ライフルからの銃撃のみならず、展開した『アームドクロックワークス』からの砲撃で、抵抗の薄くなったロスト・レイダース達を殲滅していく。
「――主が……お前は何かと訪ねるとそれは応えましたわ……我が名は『レギオン』……我々は、大勢であるが故に……」
分身の軍勢と共に、猟兵達は立ちはだかる敵を駆逐した。そして二人は、教祖たるクライストとの決戦へと臨むのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
刹羅沢・サクラ
やれやれ、広い館ですね
そしてそれだけ人員も豊富というわけですか
これは対応するのが大変ですが、下手に残すのも後顧の憂いというもの。
一人残らず、排除していきましょう
防護服に機械の腕。なるほど、よく考えたものです
これでは急所を穿つにも手間がかかる
手裏剣の間合いに入ったとて刃が通るかどうか……
4連装の火筒も厄介ですね
ならば、残像と見切りで狙いを散らしつつ機械腕の関節を手裏剣で潰していきましょう
む、そちらも数できますか
仕方ない。屋内でこれは禁じ手かとも思いましたが、我が鬼火に焼かれるがいい
しかしそれにしても、刀で切りに行けぬのはむず痒くありますね
いや、かえって忍びっぽいですかね
「やれやれ、広い館ですね。そしてそれだけ人員も豊富というわけですか」
白の城塞に潜入したサクラは、呆れた様子で館内を守備するロスト・レイダースの集団を物陰から見ていた。街中で結構な数の信者オブリビオンを倒したというのに、あれは戦闘要員の主力では無かったようだ。
「防護服に機械の腕。なるほど、よく考えたものです。これでは急所を穿つにも手間がかかる……4連装の火筒も厄介ですね」
街中で相手をした黒き風の使徒は武装こそ強力でも、その扱いはさほどでも無かった。しかし、今度の相手はその武装を十全に使いこなしての戦闘を行ってくるだろう。
「これは対応するのが大変ですが、下手に残すのも後顧の憂いというもの。一人残らず、排除していきましょう」
「む、侵入者か! 喰らえっ!」
楽には倒せないだろうが、後のことを考えればここで潰しておくべきだ。姿を現わしたサクラヘ向けて放たれるバリアブルランチャーを、彼女は軌道を見切り、残像を残して回避する。そして彼女は、手裏剣で敵の機械腕の関節を的確に破壊し、その戦闘力を奪っていく。
「くそっ、援軍を呼べ! 折角の略奪物資だが、ここで殺されたらお終いだ!」
サクラの襲撃に、ロスト・レイダース達はこの人数では対処出来ないと、『レイダース・カムヒア』を発動して仲間を呼び寄せた。
「む、そちらも数できますか。仕方ない。屋内でこれは禁じ手かとも思いましたが、我が鬼火に焼かれるがいい」
増えた敵に対処するため、サクラは九字印を結び広範囲に黒い鬼火を撒き散らしてロスト・レイダースの集団を焼き払う。『九字開世・双炎劫歌』のユーベルコードだ!
「容赦ないこの攻撃、これが死の笛……ぎゃああああ!!!」
燃え盛る鬼火に見入ったロスト・レイダースの集団は、そのまま焼き尽くされて全滅した。これでクライストの元へと向かうことが出来る。
「しかしそれにしても、刀で切りに行けぬのはむず痒くありますね。……いや、かえって忍びっぽいですかね?」
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『狂人教祖『クライスト・ヴォーテックス』』
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POW : この俺が「聖書(バイブル)」だ
【クライスト・マシンガンの連射】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD : ロンギヌスが槍だと、誰が決めた?
【痛みを感じないかの如き狂信的突撃】で敵の間合いに踏み込み、【ハンマーを利用したアクロバット】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ : 知ってたか? テキーラはこう使うんだ
レベル×1個の【テキーラと火薬を混ぜた純白】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
イラスト:鹿人
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ロスト・レイダースの集団の集団を撃破した猟兵達は白の城塞の奥へと進み、遂に白一色の大広間にて『クライスト・ヴォーテックス』と邂逅する。
「俺達の対立を煽るネズミ共……遂にここにまで辿り着いたか!」
猟兵達の存在に感づいていた彼は、信者オブリビオン達でしっかりと防備を固めていた。だが、それすらも突破して目の前に現れた猟兵の姿に、驚愕を禁じ得ないと言った様子だ。
「くそっ! 冗談じゃない、死ぬのは御免だ。『フィールド・オブ・ナイン』よ、この俺に勝利の加護を!」
最早逃げ場は無い。ここを生き延びるには猟兵に勝つしかないと、クライストはハンマーを構えて猟兵に対峙する。その行動は小物のような印象も受けるが、彼の戦闘力自体は相応に高い。決して油断する事が無いように気をつけてくれ。
ちなみに配下の着ていた教団服については、クライストは着用していない。近接攻撃が通じるというのはありがたいところだ。
猟兵達よ! 『狂人教祖『クライスト・ヴォーテックス』』を討伐せよ!!
セルマ・エンフィールド
そう言いながら、あなた自身は多くの人を死に追いやり、手にかけてきたのでしょう。今度はあなたの番、それだけです。
宗教自体は嫌いではありませんが……あなた個人は、生かしておくつもりはありません。
【ブリザード・レイド】を使用。「氷晶ゴーレム」を鳥に変形させ、私もその背に乗ります。
大広間内部では最高速度11100km/hは出せないでしょうがそれでも十分です。スピードを活かして大広間内部を旋回しながらクライスト・マシンガンの連射を避けつつクライストに狙いを定めます。
クライストに狙いを定め、さらに彼の背後を取ったら突撃を。
全速力の氷晶ゴーレムの体当たりによって攻撃します。
「信者共が突破されたのか!? くそっ! 冗談じゃない、死ぬのは御免だ!」
「そう言いながら、あなた自身は多くの人を死に追いやり、手にかけてきたのでしょう。今度はあなたの番、それだけです」
防備を固めた白の要塞とクライストシティ、それらを突破して猟兵はクライストのいる大広間まで辿り着いた。その事実に狼狽するクライストに、セルマは冷徹に言い放った。因果応報、自らの行いは巡り巡ってその身に降りかかるのだ。
「五月蠅い! そんな正論聞きたくない。この俺が「聖書(バイブル)」だ!」
セルマの言葉に逆上したクライストは、傍らに置いてあった『クライスト・マシンガン』を手に取ると、セルマに向けて乱射する。
「『ブリザード・レイド』!」
セルマは鳥に変形させた『氷晶ゴーレム』の背に乗って飛翔し、マシンガンの銃弾を回避する。この部屋の中では最高速度を出すことは出来ないにせよ、その速度は圧倒的だ。
「チッ! もう弾切れか!」
「今です! 反動を考えると使えるのは一度ですが……外しません!」
セルマを捉えられないまま、すぐにクライストはマシンガンの弾を撃ちきった。新しいマシンガンに交換しようとするクライストだが、この隙を逃すセルマでは無い。高速でクライストの背後を取ると、自身は離脱しつつ氷晶ゴーレムを全速力でクライストへと突撃させる。
「宗教自体は嫌いではありませんが……あなた個人は、生かしておくつもりはありません」
「ぐおおおおお!!!」
氷晶ゴーレムは巨大な弾丸となって、クライストへと直撃した。このスピードでの激突だ。流石に一撃で撃破までは至らないものの、クライストへのダメージはかなりのものだ。セルマの痛烈な攻撃で、この決戦の開幕は順調に進んでいると言えよう。
大成功
🔵🔵🔵
ミルフィ・クロノラヴィット
アドリブや連携等も歓迎
クライスト…
これ以上この街を
貴方の食い物には
させませんわ…
【POW】
『クロックハンズ・マルチライフル』を手に
『アームドクロックワークス』も展開
自身の背に『淫魔の翼』を広げ
【空中戦】【空中機動】等
機動力を生かして立ち回り
『氷結』の【属性攻撃】で
直接攻撃したり
敵や足場を凍らせ
動き辛くさせたり
【誘導弾】【砲撃】や
【レーザー射撃】の【一斉発射】
近接では
マルチライフルのブレードで
【なぎ払い】や【切断】
大打撃を与える際はUCで
『欲にまみれた貴方の目には…この拳は魅力的に見えるかしら…!?』
敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【オーラ防御】で
防御・回避
特に敵のUCには
当たらない様注意
「クライスト……! これ以上この街を、貴方の食い物にはさせませんわ……!」
「この街は俺のモノだ! 苦労して育てた教団と街の支配、誰にも邪魔させはしない!」
続いて白の大広間に突入したミルフィが、クライストを襲撃する。彼女は『淫魔の翼』で飛翔することで、三次元的な動きで飛びかかっていく。
「ここでは俺が「聖書(バイブル)」だ! 蜂の巣にしてやる!」
クライスト・マシンガンの連射による迎撃を、ミルフィは第六感を頼りに残像を残して回避する。そして『アームドクロックワークス』と『クロックハンズ・マルチライフル』による射撃で牽制しながら、どんどん距離を詰めていく。
「この……ちょこまかと! うおっ!?」
「足下の注意が足りていませんわね」
攻撃が当たらず苛立つクライストは、いつの間にか凍っていた足場に足を取られて転倒する。それは、ミルフィが牽制攻撃の間に混ぜていた『氷結』効果の特殊弾の効果だ。
「欲にまみれた貴方の目には……この拳は魅力的に見えるかしら……!?」
「おおっ! ふぐはっ!!!!!」
そして一気に接敵したミルフィは、極硬化した欲望を集めた巨大拳でクライストを思いっきり殴りつけた。欲深き者を魅了する拳に魅せられたクライストは、防御の構えも取らずに『オブセニティ・フィストファッカー』を受け、部屋の壁にぶつかるまで吹き飛ばされたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
架空・春沙(サポート)
『断罪します』
人狼の女性
ピンク掛かった銀髪と同色の狼耳・狼尻尾、緋色の瞳
スタイルが良い
服装:ぴっちりスーツ
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
罪有る者には「冷徹(私、あなた、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
・性格
通常は明るく人懐っこい女性ですが
罪有る者に対しては冷徹に、処刑人として断罪しようとします
・戦闘
大鎌「断罪の緋鎌」を振るって戦います
ユーベルコードはどれでもいい感じで使います
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「あなたがこのカルト教団の教祖、クライスト・ヴォーテックスですか?」
「だったらなんだって言うんだ?」
次にクライストと対峙するのは、架空・春沙(緋の断罪・f03663)だ。
「人々を苦しめるあなたを、断罪します!」
「死ぬのは御免だ。お前が死ね」
『断罪の緋鎌』を構えて断罪を執行しようという春沙に対し、クライストは巨大なハンマーを手に襲いかかってくる。
「ロンギヌスが槍だと、誰が決めた?」
クライストはアクロバティックな動きで、ハンマーを振り回して春沙へと突っ込んでくる。その攻撃の速度と重さはかなりのもので、もし何発もまともに受ければ、間違いなく命は無いだろう。
「ここは距離を取って……『緋色の瞬断』!」
接近戦は危険と見て、クライストの突撃をひらりと躱した春沙は敵との距離を維持、大鎌を振るうことで放つ衝撃破で攻撃する。
「この程度で、俺をとめられるものか!」
しかし、クライストは衝撃破の被弾も構わず、狂信的な突撃で春沙へと迫る。
「止められないならば、ここは少しでも削りましょう」
暴走するかのようなクライストに、彼女の手で決着を付けることは厳しそうだ。しかしそれならばと、ダメージを厭わぬ敵に対して、春沙は消耗させる事を選択した。逃げ回りながらの攻撃にはなるが、衝撃破による攻撃が回避されないならば負傷は積み重なるはずだ。そうして彼女は、クライストへとダメージを蓄積させたのであった。
成功
🔵🔵🔴
鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ
クライスト!とうとう追い詰めたぞ!
どうやら相手は配下の者達のように近接攻撃に対する対策がなされているわけじゃなさそうだ
なら、俺の全力を持ってあいつにぶつかるまで!
自身に護符を一枚身に着け、疑似精霊の加護を発動
強化するのは【火炎耐性】と突破力だ!
相手の放って来た炎に対し水【属性攻撃】を付与した護符の【乱れ撃ち】を放つ
それと同時に【ダッシュ】で突貫
刀に水【属性攻撃】と【破魔】を付与し、相殺しきれなかった炎を切り裂きながら敵に肉薄
相手が防御しようがその上からでも刀による【貫通攻撃】を仕掛け、【2回攻撃】で叩き切る!
この世界の人々の為にもヴォーテックス一族の一角であるお前を討つ!
「クライスト! とうとう追い詰めたぞ!」
「続々と……冗談じゃ無い。こんなところで、死ぬのは御免だ!」
度重なる猟兵達の攻撃によって、クライストは満身創痍だ。そこに決着を付けるべく、ひりょはこの狂人教祖へと挑んでいく。しかし、クライストは往生際悪く、まだまだやる気の様子だ。
「知ってたか? テキーラはこう使うんだ」
彼はスキットルから撒いた酒に火を付けた。どうやら特殊な火薬が混ぜられていたようで、それは純白の炎となって燃え上がる。ひりょとクライストの間に、炎の壁が生み出された。
「精霊達よ、力を貸して!」
それに対し、ひりょは『疑似精霊の加護』を発動。自身に護符を貼り付け、火耐性を強化する。
見たところ、クライストは配下のような教団服を着ていない。つまり、近接攻撃も通じると言うことだ。それならば全力でぶつかるまでと、彼は炎の壁の突破を試みる。
「炎なら水で弱められるはずだ!」
「俺の炎は、そんな水鉄砲には負けはしない」
ひりょは炎の壁に対し、水属性を付与した護符を乱れ打つ。しかし、多少は火勢が衰えたものの、ユーベルコードたるこの炎を消しきることは出来なかった。
「でも、多少でも弱まったなら……!」
ひりょは臆すること無く、薄まった炎の壁へと突貫する。破魔の刀でそれを切り裂き、彼は隙間から強引に突破する。生身でそんなことをすれば大火傷ではすまないところだが、疑似精霊の加護がひりょを護っていた。そしてひりょは、炎の壁の向こうにいたクライストへと斬り掛かっていく。
「この世界の人々の為にも、ヴォーテックス一族の一角であるお前を討つ!」
「おい、『フィールド・オブ・ナイン』よ。この役立たずめ! くそっ! 馬鹿な! この俺が……!」
ひりょの剣閃はクライストが防御に構えたハンマーの柄を両断し、続く刃がクライストを袈裟切りに切り捨てた。そしてクライストは、信仰していたはずの神に悪態を付いて消えていく。猟兵達の勝利だ!
ここにクライストは討伐された。完全な撃破にはまだ幾度もの討伐が必要だろうが、多数の猟兵達がそのために動いている。撃破が叶うのは、そう遠くでは無いだろう。
大成功
🔵🔵🔵