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ふわもこやぎさんと美味しいお手紙

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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●何処の世界にもブラックはいる
 アルダワ魔法学園のとある地下迷宮にて。
 なにやら白い生き物がもこもこと動いていた。

「めぇー」
「めぇー」
「にゃー」

 そう、彼らはやぎさんである。どこからどう聞いてもやぎさんである。
 やぎさん達は床に座り込み、何かを話し合っているようだ。
「みてほしいめぇー。これ、きょういちばんのおてがみだめぇー」
 一匹のやぎさんが鞄から取り出したのは、キラキラシールが輝くピンク色の封筒。
「おぉ、すごくあまそうだめぇー。じょうしさんもきっとよろこぶめぇー」
 ぱちぱちと手を叩く他のやぎさん達。
「いまのじき、ラブレターおおいもんにゃー」
「にんげんのはやりなんだとおもうめぇー」
「おれもまねするめぇー」
 そう言ってやぎさん達が立ち上がり、向かった先は巨大な本。
 開かれた白紙のページをビリビリと破ると、なんと自らペンを手に取り文章を書き始めたではないか。
「めぇめぇ、おいしいラブレターのコツ、おしえてめぇー」
「えっと、まずはぁ……」
 と、賑やかに手紙を書き始めたその時。
「……おい」
 その低い声が耳に入った瞬間、やぎさん達はビクッと驚き固まった。
「何してるめぇ……?」
 その声の主は黒いやぎさんだった。なんだか偉そうだ。
「えっと、きゅうけいちゅうだっためぇ……」
「休憩? 俺にはサボってるようにしか見えないめぇ」
 黒いやぎさんがギラリと睨む(全然怖くない)と、やぎさん達はガタガタと震えた。
「いいからさっさと美味い手紙奪ってくるめぇ。今は収穫時なんだめぇ」
「で、でも、さいきんは、すぐとりかえされちゃって……」
「何か言ったかめぇ?」
「めぇー!!」
 ふるふると首を横に振るやぎさん。
「だったらさっさと行ってこいめぇ! ほら!」
「めぇー!」
「めぇー!」
「にゃー!」
 白いやぎさん達は一目散にバラバラと散っていった。紙に描かれた落書き(文章のつもりなのだろうがどう見てもお絵描きである)をその場に残して。

●ダニエルの情報
「これは大事件っす」
 知念・ダニエル(黄昏冥土・f00007)は普段よりも真剣な顔付きだった。
「ふわふわで、もこもこで、めぇめぇな、大事件っす」
 最初から言っている意味がよく分からない。
「一から喋ろ? 仕方ないっすね分かったっす……。まず、アルダワ魔法学園の地下迷宮に、図書館のような迷宮が出来たっす。そこにある本は読むことが出来ないほど巨大な本だったり、凄く小さな本だったりする不思議空間っす」
 そこに存在する本は、例え開いたとしても全てが白紙であるようだ。
「ま、そこも問題っすけど……問題はそこにいるオブリビオンっすよ」
 心して聞くっす、とダニエルが力を込めて言ったものは。
「やぎさんっす!」
 とうとうオブリビオンにさん付けする日がやってくるとは。
「人名じゃないっす、動物っす。黒いやぎさんの命令で、白いやぎさんが学生達の手紙を狙ってくるっす。このまま放っておけば、迷宮の外に出て来て学園中の手紙を食べ尽くしてしまうっす」
 あんな手紙も、こんな手紙も、授業中に友達同士で投げ合った手紙も、全てが対象だ。
「是非皆さんには迷宮内にいるやぎさんを探し出して、何とかして欲しいっすよ」
 とは言ったものの、その口ぶりから『倒せ』というニュアンスは感じられない。
「そうっす、白いやぎさんはめっちゃ弱いっす。だから攻撃もユーベルコードも10分の1くらいの弱さで十分っす」
 何せデコピンでも転がる程らしい。いや、それは言い過ぎか。
「白いやぎさんは手紙を所持していれば寄って来るはずっす。びっくりして思わず攻撃してくるかもしれないっすが……出会ったら手紙を渡してあげるっす。そうすれば喜んで戦意を失うはずっすよ。勿論、怖がらせて逃がすのも有りっす」
 白いやぎさんの対処法は伝えた通りだが、黒いやぎさんはそういう訳にもいかないようだ。
「黒いやぎさんが、いわゆる白いやぎさんの上司っす。そいつだけはちゃんと戦い方を知っているようっすね」
 しかしあえて言おう。そんな強くないぞ!
「そういう訳で、やっつけるのは黒いやぎさんだけで十分っす。上司をやっつければ他は逃げてくっすから」
 説明は以上っす、とダニエルは猟兵達への説明を終わらせるが、その後の独り言がまぁ酷かった。
「もふりすとの俺が行けないとは……不覚っす。でも予知したからには仕方ないっす……」
 触れない事を残念そうにブツブツ言いながら、ダニエルは猟兵達を学園へと送り込んでいった。


ののん
 お世話になります、ののんです。

 ●状況
 アルダワ魔法学園が舞台となります。
 地下迷宮が戦場となります。

 ●白いやぎさんについて
 お手紙を持っていると近付きます。
 軽く攻撃するなり撫でるなりもふるなりご自由にどうぞ。
 「にゃー」と鳴くやぎさんは参加者の中から抽選で一名様と遭遇します。レアです。

 ●プレイングについて
 お気軽に、ご自由にお書き下さい。
 キャラ口調ですとリプレイに反映しやすいです。
 お友達とご一緒する方はIDを含めた名前の記載、または【(グループ名)】をお願い致します。
 同時に投稿して頂けると大変助かります。

 ●リプレイについて
 アドリブ等を入れる事が多いので、苦手な方はその旨をお伝え下さい。

 以上、皆様のご参加お待ちしております。
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第1章 冒険 『叡智なき書の迷宮』

POW   :    体力に物を言わせて踏破する。

SPD   :    蔦を使ったり、本を引き出し足場を増やす等の工夫で攻略する。

WIZ   :    本の並び等に規則性を見出し、出口を探す。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

真幌・縫
やぎさんに会いに行くんだねー。白やぎさんにはお手紙を渡して黒やぎさんはめっ!て退治しに行くんだよね。了解だよー。
んー白やぎさんへのお手紙は何て書こうかな?可愛いレターセットがあるからそれで書いたら喜んでくれる?
あっ…でもまずやぎさんたちをさがさなきゃねーんーぬいの【野生の勘】があっちだって言ってるよー。手紙っぽい匂いもするからたぶんあっち!



 図書室迷宮をきょろきょろしているのは、ぬいぐるみのサジ太を抱える真幌・縫(ぬいぐるみシンドローム・f10334)。
「んー、白やぎさんへのお手紙は何て書こうかな?」
 今回は可愛らしいレターセットまで持ってきた。これならやぎさんもきっと喜んでくれるはず。
「書く内容はー……ぬいの事? サジ太の事? それ以外?」
 と、サジ太と会話をしながら進んでいく。
 分かれ道に出ればぴたりと止まり、うーんと考えた末に。
「……手紙っぽい匂いもするからたぶんあっち!」
 と、野生の勘で右を選んで左を選んで。散歩のようにあちこち歩き回る。
 道を選びつつ、頭の中ではやぎさんとの出会いを今か今かと待ち望んでいる。
「んー……あれ?」
 と、縫は突然足を止める。
「落とし物?」
 ひょい、と拾い上げたのは千切れたページだ。
 白紙のページ……だったが、裏返してみると何かが書いてある。
「……えっと?」
 クレヨンで鮮やかに描かれた、よく分からないごちゃごちゃした絵だった。子供の落書きのようだ。
「なんだろー? とりあえず、道は合ってるのかな?」
 それがやぎさんの落とし物だとはつゆ知らず。縫とサジ太は奥へと進む。

成功 🔵​🔵​🔴​

荒月・紫音
手紙なぁ。あんまり書いたことないからなぁ。
詩とか書いた紙でも通じる、よな?

ま、とりあえず、迷宮探索だぜ。

ってか、これ全部白紙なんだな。
曲とか詩とかいろいろ書けそうだな・・・じゃなくてっ!
本を踏むってのは、ちょっと悪い気がするが、
迷宮をクリアするためだ。
いくつか引っ張り出して足場にして、本棚の上に飛び移るぜ。
飛び移り損ねたら、【スカイステッパー】を補助代わりに使うぜ。
本棚の上についたら、出口っぽい所を探して、歩き回るぜ。



「手紙なぁ。あんまり書いたことないからなぁ」
 荒月・紫音(光現の歌舞手・f06279)は悩みながら歩いていた。
 歩いているのは本棚の上だ。申し訳ないと謝りつつ、収納されている本を足場にしながら登ったのはいいものの、一つ登れば更に高い本棚が立ち塞がる。この図書館の本棚の高さはバラバラだったのだ。
 流石に上り詰めれば頭を天井にぶつけてしまう。今いる高さが丁度良いと感じた紫音は、同じくらいの高さの本棚を探しては空中ジャンプで飛び移り、出口らしい場所を探すのだった。
「確かこれ……全部白紙なんだっけ」
 足元に並ぶ本を一冊取り出し、ぱらぱらとめくる。やはり全てのページが見事に真っ白だった。
「曲とか詩とかいろいろ書けそうだな……そういうの書いた紙でも通じる、よな?」
 誰かに渡す為のものなら手紙だよな、と白紙を見つめる。
 果たしてやぎさんは何処まで分かってくれる存在なのだろう。やぎさんに俺の詩は届くのか?
「……じゃなくてっ!」
 今はやぎさん探しに専念しなければ! と首を振った矢先。
「お?」
 視界に入ったのは、通路に落ちた一通の白い封筒。紫音は一旦本棚から降りて封筒を拾い上げる。
「これは……奴らが落としていったって事か?」
 という事は、この通路を通ったに違いない。紫音は封筒をポケットにしまい、その通路を慎重に進んでいった。

成功 🔵​🔵​🔴​

デイヴィー・ファイアダンプ
先に手紙を用意しておけば、それを食い逃げしたヤギのあとを辿れるかもしれないな。
ここは一筆、したためてみようか。

■以下手紙の内容です

わかたれみたちたたの
たほんのたたいろやた
おたたおきたさなたど
たたたしたたらべたて

さきたたにたつづたく
みたたちたたたたのた
ほたたうそたたくたを
たたみつたたけまたす

たたへたたんたたたな
ぷれたいんたたたぐで
ごためたんたなたさい

(たぬきの絵が描かれている)



 デイヴィー・ファイアダンプ(灯火の惑い・f04833)はとあるポイントに手紙をわざと落としていった。
 そのポイントとは……まぁとりあえず落としていった手紙の内容を読んで欲しい。

『わかたれみたちたたの
 たほんのたたいろやた
 おたたおきたさなたど
 たたたしたたらべたて

 さきたたにたつづたく
 みたたちたたたたのた
 ほたたうそたたくたを
 たたみつたたけまたす

 たたへたたんたたたな
 ぷれたいんたたたぐで
 ごためたんたなたさい』

 この手紙の最後にはたぬきさんの絵が描かれている。
 さぁ画面の前の皆も一緒に考えてみよう!答えが分かるまでここから下は読んじゃ駄目ですよ!

 さて、手紙を落とした場所の周辺をあらかた調べたデイヴィー。行き止まりだった場所から引き返してみると、落とした手紙が見当たらない。
「……引っ掛かったか」
 手紙を落とした分かれ道まで辿り着くと、一本の通路に点々と何かが落ちているではないか。
「やっぱり、この道か」
 彼の予想は当たった。何かが落ちている通路、そこにそびえる本棚の本は、縦一列が綺麗に同じ色で揃っていた。色が不揃いである他の本棚の本とは何かが違う。
 デイヴィーは点々と落ちているものを辿りながら歩く。落ちているものの正体とは。
「……た、た、た、た……」
 自ら書いた手紙の残骸であった。そう、誰かが『食べた』のだ。
「……『た』以外の文字がないな……?」
 そんなミステリー現象が起きていいものなのだろうか? 不思議そうに『た』を辿りながらデイヴィーは進んでいった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アーネスト・シートン
SPDで

なんていうか、ヤギさんたちが手紙を奪って食べるとかいう、あまりよろしくない状況ですが。
本来、ヤギの食うべきものは草であるべきなのですが。
それにしても、その前にオブリビオンですし。
まぁ、そういうのは、遭遇してからですけどね。
とりあえず、まず、この迷宮をどうクリアしていくかなのですけどね。

まぁ、無闇矢鱈に動き回るよりは、じっくり見て観察するのがいいかと。
例えば、そこの本棚は空間が結構あるので、そこを足がかりに、上に行って、出口を探し出すのもいいかと思いますね。
まぁ、無限じゃない限り、どこかで、空間があると思ったほうがいいと思いますし。



 アーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)は獣医志望の男である。
 故にやぎさんが手紙を食べてしまう事について、少々良くない状況だと考える。
「本来、ヤギの食うべきものは草であるべきなのですが」
 いや、それ以前に今回出会う予定のやぎさんはオブリビオンだ。食については別物なのだろう。
 その生態系が知れるのも、遭遇さえすれば分かるはず。今は目の前に広がる迷宮を突破する事が先決だ。
「さて、動き回るよりはじっくり見て観察しましょうか」
 ちらりと目で見つけたのは、所々本が欠けている本棚。白紙にも関わらず誰かが借りていってしまったのだろう(恐らく、その本は二度と戻る事はない)。
 アーネストは本と本の隙間に手と足を掛けると、クライミングのように上へ登っていった。
 幸か不幸か、登った本棚は低くもなければ高くもなかった。故に丁度良く迷宮の全体像が見えた。
「なるほど、所々ある高い本棚が視界を狭めてしまうのですね」
 となれば、同じ高さの本棚を渡っていけばいい。アーネストは広い空間を求めて本棚を渡り歩いた。
「……?」
 ふと下を向けば、通路に点々と落ちた何かを見付ける。本棚から降りて確認すれば、やはりそれは紙の切れ端。
「……本当に食べるのですね」
 それが手紙の残骸だと認識すれば、彼は再び本棚に登り、広間を探した。
 彼がやぎさんが集まっていたであろう広間を発見するまで、あと数分。

成功 🔵​🔵​🔴​

カナカナ・リッタリア
【WIZ】
手紙、なんて言うから真面目にラブレター書いてきちゃった
…やめとけばよかった
まぁ、実際本人にはもう渡せないからいいんだけれど
これ本当に甘いのかなぁ?
それからお友達やヤギさん宛にも書いてみたけど
読まずに食べられちゃうね、これは

ヤギさんもこの迷宮を通ってるはずだから
手紙の残骸だとか、足跡とかがあれば探したいなぁ
複数匹で移動してるなら本の並びも通り易い形になってるかも
あとはまぁ【第六感】頼りで!
鳴き声でも聞こえてこないかなぁ

大きい本があったり、小さい本があったり
まるで不思議の国に迷い込んだみたい
探している相手は白いヤギさんな訳だけれど



 カナカナ・リッタリア(七つの赤薔薇・f04382)は不思議そうに周囲を囲む本棚を眺めていた。
 大きな本、小さな本。それらが入り混じった非現実的空間がまるで不思議の国へと迷い込んだかのようだ。
「白い兎……じゃなくて、探している相手は白いヤギさんな訳だけれど」
 そう呟きながらも、第六感を頼りに少しずつ進んでいく。
 本の背表紙の色が他と異なる場所や、並びが怪しい場所は、とりあえず曲がってみる事にする。
 やぎさんを探しつつ、カナカナは悩んでいる事があった。そう、手紙だ。
「……まぁ、実際本人にはもう渡せないからいいんだけれど」
 やめとけばよかった、と後悔しつつも、真面目に書いてしまったラブレター。
 果たしてやぎさんは食べてくれるのか、それとも中身を読んでしまうのだろうか(そもそもラブレターというものをやぎさんが理解しているかどうかは置いておいて)。
 ……それはそれとして少し恥ずかしいかもしれない。声に出されて読まれても困るが。
「読まれてもいいように、お友達やヤギさん宛のものも書いてみたけど……」
 こっちはこっちで読まずに食べられちゃうのかな、とカナカナは一人苦笑いをする。
「はぁ、鳴き声でも聞こえてこないかなぁ」
 と、空の見えない天井を見上げたその時。
「――めぇ……」
 何処か遠くからそんな声が聞こえた。気の抜けるような、愛らしい鳴き声。
「……本当に聞こえちゃった」
 ぱちくりと瞬きをすれば、声の聞こえた方向へと体を向け、急いで飛んで行った。

成功 🔵​🔵​🔴​

アンテロ・ヴィルスカ
この世界にはニャーと鳴くヤギがいるのか…
世界は広い、なぁ碧海君(f04532)?
ところで君は確か本が好きだったね。

ならば取る行動は【WIZ】

その辺の本を軽く蹴散らし、ヤギ達が書き残した手紙を探そう
見つけられれば銀鎖に念動力を伝せ、ダウジングの要領で追跡開始

同感だな、まぁそれが出来れば迷宮とは呼ばれないだろうが…
しかしヤギをおびき寄せる為の手紙まで用意して
随分と準備がいいじゃないか。

受け取った手紙は無くさないよう懐にしまって
さっさと出口を目指そう

…俺の鎖も君の見つけた手掛かりと同じ場所を指している。
ヤギは近いかもしれないね?

アドリブ歓迎


碧海・紗
WIZ

固定概念は捨てましょう、アンテロさん(f03396)
にゃーと鳴くヤギさんに会いたい、ただそれだけ。
どうやらヤギさんたちは紙…特別感のある物がよさそうな気配

これ、何かあった時に使ってください。
こっそりと和紙素材の手紙を彼に渡します
中身はバレてはいけない事が書いてあるので内緒…

これだけ本があるのですから
ちょっとくらいヒントを書いておいてくれてもいいと思いません?
なんて軽口をたたきながら【情報収集】
可能なら高い位置まで飛んで
眼鏡で【視力】は十分、何か見えるかもしれません
方向や違和感を感じ取ったならアンテロさんへ報告を
そちらはどうです?

【追跡】【目立たない】も駆使して打倒?ヤギさん!


アドリブ歓迎



「この世界にはニャーと鳴くヤギがいるのか……世界は広い、なぁ碧海君?」
「固定概念は捨てましょう、アンテロさん」
 本棚に挟まれた通路をアンテロ・ヴィルスカ(白に鎮める・f03396)と碧海・紗(闇雲・f04532)が並んで歩く。
 二人が、いや、紗が求めるものはただ一つ。
「にゃーと鳴くヤギさんに会いたい、ただそれだけです」
 何せそんなやぎさん聞いた事がない。しかしどうやらこの迷宮には存在しているらしい。
 そんな変な鳴き声、この耳で実際に聞いてみたい。彼女の決意は強かった。
「しかし本当に本だらけですね……これだけ本があるのですから、ちょっとくらいヒントを書いておいてくれてもいいと思いません?」
「同感だな。とはいえ、虱潰しに探していくのも手間が掛かる」
 と、アンテロが悩んでいると、紗が突然彼の肩を叩いた。
「あれ、何でしょう?」
 指さした方向には、巨大な本が一冊落ちていた。本に近付き、二人で合わせて本を開いてみると。
「……破れているね」
 その本も白紙であった。しかし、ページはビリビリと破られボロボロになっていた。
「ヤギさんが食べたのでしょうか?」
「いや、これは千切ったように見える」
 ならば、とアンテロが取り出したのは銀の鎖。破られたページに向けて垂らすと、鎖はゆらりと揺れ出した。
「ダウジングの要領で切れ端を探してみよう。碧海君は空から探してみてくれないかい?」
「分かりました。……っと」
 紗は飛び立とうとしたが、何かを思い出してくるりとアンテロの方へ向く。
「そうでした。これ、何かあった時に使ってください」
 彼に手渡したのは一通の和紙素材の手紙。
「ほう、ヤギをおびき寄せる為の手紙まで用意して。随分と準備がいいじゃないか」
 と、彼は受け取った手紙を懐へしまったが、その中身はというと……今はまだ内緒である。
 用事を済ませた紗。今度こそ飛び立ち、空中から迷宮を見渡す。
「アンテロさん、そちらはどうです?」
「この十字路を左へ曲がった先を示しているね」
「なるほど、そちら側へ行けば開けた場所がありそうです。私が案内致します」
「分かった、ありがとう。案外ヤギは近いかもしれないね?」
 揺れる銀鎖と紗の案内によって、アンテロは迷うことなく迷宮を進んでいった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『グルメなしろやぎ』

POW   :    めぇめぇじゃんぷ
予め【めぇめぇ鳴きながらぴょんぴょん跳ぶ】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    おてがみはりけーん
【カバン】から【何通ものお手紙】を放ち、【視界を埋める事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    めぇめぇタイム
【めぇめぇと、歌う様な鳴き声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 迷宮を抜けた猟兵達。そこは本に囲まれた、円型に広がる空間だった。
 中心に集まっている白いもこもこ。そこから聞こえる例の声。
「めぇー」
「めぇー」
「にゃー」
 気の抜けるような声。白いやぎさんだ。
「めぇー……め?」
 一匹のやぎさんが猟兵達の存在に気付く。思わず二度見して暫く硬直してから、やぎさんは叫んだ。
「めぇー! にんげんだめぇー!」
「めぇー!?」
 次々に驚きどよめくやぎさん達。
「さ、サボってたら、あっちからきためぇ……」
「て、てがみもってるかも、めぇー! が、がんばるめぇー!」
「めぇー!」
 と、立ち向かおうとしているが、その声と体は震えている様に見える。奪って逃げる自信がないのだろう。

 さて、猟兵達は悟った。めぇめぇ鳴かれても場が和むだけだし、おてがみはりけーんを受けてもさほど痛くはないだろう、と。
 手紙を持っていれば素直に渡しても良いだろう。逆に怖がらせて逃がすのも有りだ。
 なんなら撫でてみてもいいだろう。流石に角は硬いが、それ以外はやぎさんのくせにふにふにぽよぽよしている。毛は長くないが触り心地は良さそうだ。きっと冬毛なのだろう。
 頭にいる謎のぽっぽさんもふわふわしていそうだ。

 さぁ、とても弱いやぎさんに対して、猟兵達はどうする?
デイヴィー・ファイアダンプ
手紙が欲しいならあげるとしよう。
代筆したものでもよければね。

そういうわけでやぎさんからなるべく離れた場所でクグルクトゥクの嘆きで死霊を呼び寄せ、その声を手紙に綴ってみるとしようか。
満足に戦うことも出来ない彼らは過去(オブリビオン)に変質しているとはいえ、そのもとは果たせなかった約束や叶わなかった再会への“祈り”の声だ。
“らぶれたー”としては少し重すぎる気もするが、どんな形になっても伝えたいという想いが伝わればそれでいい。
なにせ手紙とは想いを伝えるためのものなのだろう?

読んでて気分が沈みそうになっても、残さず食べてくれると幸いだよ。
背中を擦るぐらいでよければ手伝うから。(もふもふ!)



 めぇーめぇーと鳴きながらやぎさん達が走り回る。
 そこへデイヴィー・ファイアダンプ(灯火の惑い・f04833)がそっと近付くが、それでもやぎさん達はビビっていた。
「手紙が欲しいのだろう? 代筆したもので良ければあげるとしよう」
「め?」
 襲ってくると思いきや、手紙を差し出される。思っていた展開にならなかったやぎさん達は動揺した。
 しゃがんだまま手紙を差し出す以外、何も動きを見せないデイヴィー。その様子に一匹のやぎさんは、相手が危険ではない事を認識する。
「……くれるめぇ?」
「美味しいかどうかは分からないけどね」
 敵意のない話し方に安心したのか、やぎさんはデイヴィーに近付いた。恐る恐る腕を伸ばし手紙を受け取ると、やぎさんの顔がぱっと明るくなる。
「やったー、ありがとうめぇー!」
 デイヴィーにお礼を言うと、やぎさんは手に持つ手紙を嬉しそうに眺めながら、再度デイヴィーに話し掛けた。
「あじみしてもいいめぇー?」
「構わないよ」
 了承を得たやぎさん、早速手紙を読まずに齧る。が、
「……め゛っ‥‥…かたいめぇ……」
 なんと手紙には歯形すら残らない。
「……固い? おかしいな、普通の紙なんだけど」
 その様子を眺めていたデイヴィーも不思議がる。やぎさんも慌てて封筒を開き手紙の中身を確認すると、首を傾げながらデイヴィーに問い掛けた。
「これ、だれがかいためぇー? おてがみ、むずかしいめぇー……」
「あえて言うなら、死んだ人……かな」
「じゃあ、たべられないてがみだめぇー」
「そんなものがあるのかい?」
「たべちゃダメなくらい、だいじなてがみってことだめぇー。しんじゃったら、にどとおなじてがみはかけないからめぇー」
「なるほど……食べられなくて悪いね」
「でも、たべられないてがみはレアなんだめぇー。じょうしさんもよろこぶめぇー。おたからだめぇー」
 食べられない手紙でも喜ぶやぎさん。その姿にデイヴィーは何かを感じながら、やぎさんを撫でた。柔らかかった。
「死者の手紙は傷付けられない、か……」

大成功 🔵​🔵​🔵​

真幌・縫
わーい、しろやぎさんだー♪会いたかったよー。えーっとまずは【楽器演奏】で【おびき寄せ】はい、しろやぎさん集合です!ぬいがね書いたお手紙をあげるね。ぬいのこととかサジ太のこととかたくさん書いたよ。可愛いレターセットを使ったから気に入ってくれると嬉しいな。

…ほんとうのやぎさんはお手紙食べちゃダメらしいんだけどオブリビオンだから大丈夫かなぁ。



 やぎさん達がめぇめぇと鳴く中、突如そこへ楽器の音が聴こえてくる。
 その音色を聴いたやぎさん達は、無意識にリズムに合わせて歌い出す。
 楽器を奏でるのは真幌・縫(ぬいぐるみシンドローム・f10334)。縫が奏でながらやぎさんへと近付くと、やぎさん達も陽気に近付いてくる。
「わーい、しろやぎさんだー♪ 会いたかったよー」
 嬉しそうにやぎさんの群れに駆け込む縫。すかさず書いた手紙を両手いっぱいに取り出すと、やぎさん達に向けて差し出した。
「はい、お手紙。ぬいのこととか、サジ太のこととか、たくさん書いたんだよ」
「! おてがみだめぇー、もらうめぇー!」
 可愛らしい封筒にやぎさん達も喜んで受け取る。縫の前ではやぎさんの行列が出来ていた。
「おてがみ、じょうしさんにケンジョーしなきゃいけないめぇー。あじみしてもいいめぇー?」
「うん、いいよ」
 こくりと頷けば、やぎさん達は次々に手紙の角を齧り始めた。しゃりしゃりと食べる音が周囲から聞こえてくる。
「(……ほんとうのやぎさんはお手紙食べちゃダメらしいんだけど)」
 と、少し心配する縫。まぁこう見えても相手はオブリビオンである。問題はないだろう。
「ぬいのお手紙、どんな味がする?」
「チョコのあじめぇー」
「ちがうめぇー、イチゴあじだめぇー」
「こっちはクッキーあじだめぇー」
「あれ? みんな違うの?」
 へんなのー、と縫が笑っていると、やぎさん達は自分の齧った手紙を広げ、中身を読み始めた。
「めぇめぇ、『サジ太』ってそのこのことめぇー?」
「そうだよ、サジ太だよ」
 よろしくね、とサジ太がお辞儀をする。
「サジ太はおてがみかかないのめぇー?」
「うーん……ぬいが代わりに書くことはできるよ!」
「サジ太のおてがみはおいしいめぇー?」
「サジ太もおてがみかくめぇー」
 やぎさん達に囲まれた縫とサジ太。もう逃げられない!
 本棚にあった白紙の本を一匹のやぎさんから渡されると、縫はその場に座り込み、サジ太の手紙を代筆し始めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カナカナ・リッタリア
わああ…すっごく、可愛い!

お手紙を渡して敵意の無いことを示し
もふりつつ会話しつつもふりつつ
黒やぎさんの居る場所をさりげなく探りたいなぁ

もふることも重要だよね
ダニエルさんの無念を晴らさなきゃ

手紙が欲しいの?それならこれをあげるよ
そのピンク色のラブレターは、是非食べてね
読まずに、食べて、ね?
【誘惑】で念押ししておこう

お手紙あげる代わりに仲良くして欲しいな
もふもふしたり、ぽっぽさんに埋もれたり…
あ、暖かい…幸せ…
あ、そうだ、ちなみにどういうお手紙が一番美味しいの?
雑談しながら親睦を深めてもふもふ
他にもお仲間やぎさんがいるのかな?
その子とも仲良くしたいなぁもふもふ



 カナカナ・リッタリア(七つの赤薔薇・f04382)は目を輝かせた。やはり想像と本物は別物だ。
 まずはめぇめぇ鳴いて慌てるやぎさん達を落ち着かせなければ。
「やぎさん、やぎさん、落ち着いて。お手紙ならあげるから」
「め?」
 一匹のやぎさんにそっと近付き、両手で抱えた数通の封筒を見せ付ける。封筒はフェアリー用の小さいものではなく、ちゃんと人間用である。
「おてがみだめぇー! もらっていいめぇー?」
「どうぞ、一匹一通ずつだよ」
 その代わり、と渡す前に一言。
「仲良くして欲しいな。お話したり、触ったり、ね」
「わかっためぇー」
 やぎさんは喜んで手紙を選んで受け取った。その様子を見た他のやぎさん達も次々に集まっては手紙を貰っていく。
「にゃー」
 そんな中、一匹のやぎさんがピンク色の手紙を選んで手に取った。それに気付いたカナカナは、そのやぎさんにすかさず声を掛ける。
「あ、そのピンク色のラブレターは、是非食べてね」
「にゃー」
「読まずに、食べて、ね?」
「に、にゃ……」
 カナカナからの誘惑(という名の威圧)を受けたやぎさん。何度も頷き、決して開けてはならないと悟る。
 カナカナの顔を見ながらむしゃむしゃ食べ始めると、その味に表情が緩んでいく。
「……あまいけど、おとなのあじがするにゃー。やきがしみたいにゃー」
 美味しいものだと分かれば、それを分かち合う仲間が欲しいというもの。
「ぽっぽさんもたべるにゃー。じょうしさんにはないしょにゃー」
 と、やぎさんが切れ端を渡した相手は、自分の頭に乗っているぽっぽさんだった。
「ぽっぽさんも食べるんだね……」
「もちろんにゃー」
「……ぽっぽさんにも、触っていいかな?」
「ぽっぽさんはおとなしいにゃー」
 じゃあ遠慮なく……、とカナカナはやぎさんの頭に降り立ち、ぽっぽさんに体全部を預けてみる。
 もふぅ、と体が柔らかな羽根に埋もれ沈んでいく。吸引力の変わらないただ一つのぽっぽさんとでも言うべきもふ力。これだからフェアリーはずるい。
「あ、暖かい……幸せ……」
 まずい、このままでは戦闘不能になってしまう。意識が現実逃避する前に、カナカナはやぎさんに一つの質問を投げ掛ける。
「……ええと、そうだった。黒いやぎさんは何処にいるのか知ってる?」
「じょうしさんにゃー? もっとおくのへやだにゃー。ここにはじょうしさんなんてぜったいこないからにゃー」
 と、盛大なフラグを立てるやぎさんであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アーネスト・シートン
ううむ、白ヤギさんを攻撃するのは、気が引けるところなのですけどね。
ここは、心を鬼にしていかないとですね。
動物の世界は、弱肉強食でもありますし。

『どうも、こんにちは。
ヤギさんも好きですよ。
なんていうか、可愛げのある感じがしますね。
でも、野生の世界は非情ですよ。
肉食獣にお気をつけください。』

まぁ、ともかくとして、手紙を囮として狼を召喚、ヤギたちを追っかけまわす。
「あ、皆さん。今回は脅すだけにしてくださいね。」



「ううむ、白ヤギさんを攻撃するのは、気が引けるところなのですけどね」
 いざやぎさんの群れを目の前にすると、アーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)も流石に少しは困った。
 こんなに罪もなさそうな(いや、手紙を盗むのは確かに悪い事ではあるのだが)やぎさんを襲うのは心が痛むが、動物の世界とは弱肉強食なのである。
「仕方ありません」
 決意を固めると、アーネストはやぎさんの群れに向かって歩き出し、その場に座り込んだ。
「どうも、こんにちは。なんていうか、可愛げのある感じがしますね」
「め?」
 敵意のなさそうな口調に、やぎさん達がアーネストに顔を向ける。
「手紙……食べるんですよね。用意してきました、良ければ」
「めぇー!」
 差し出された手紙に喜びを見せるやぎさん達。アーネストの周囲に集まり手紙を貰おうとした。その瞬間。
「でも、野生の世界は非情ですよ。肉食獣にお気をつけください」
 ゆらり、アーネストの背後の空間が歪む。そこからぞろりぞろりと現れる灰色の影。
 やぎさんとは比べ物にならない、明らかに殺意を持った存在。
「皆さん。今回は脅すだけにしてくださいね」
 14頭の灰色狼の群れがやぎさん達に威嚇の唸り声を聞かせれば、やぎさん達は顔を真っ青にして悲鳴をあげた。
「めぇーっ!! おおかみだめぇー!!」
「たべられるめぇー!!」
「ごめんなさいめぇー!!」
 やぎさん達は持ってた手紙を撒き散らしながら全力で逃げ出した。
 撒き散らした手紙がアーネストの視界を埋め、ぺちぺちと顔に当たるが問題はない。
 狼達は主の命令通り、吼えて威嚇するだけで襲い掛かる様子などないのだが、それで十分すぎるくらいやぎさん達はビビっている。
 めぇめぇと鳴きながらパニックに陥っていたやぎさん達は、あっという間にその場から消えていく。アーネストの周囲はしんと静まり返った。
 召喚された狼達が消えていった後、床に残されたのはばら撒かれた手紙だけ。
「この手紙も、奪ったものなのでしょうね……」
 一口ずつ齧られた手紙。それは少なからずとも、確かに被害が起きていた事を物語っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『上司のくろやぎ』

POW   :    でりしゃすれたー
【『あまい』告白の手紙】【『しょっぱい』別れの手紙】【『からい』怒りのお手紙】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    ようしゃしないめぇ!
【『するどいきれあじ』の催促状のお手紙】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
WIZ   :    そくたつぽっぽさんめぇ!
レベル分の1秒で【頭上にいる速達担当の相棒ぽっぽさん】を発射できる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠メーアルーナ・レトラントです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「お前ら、何してるめぇ!」
 その声は突然聞こえた。猟兵達と戯れていたやぎさん達が一斉に固まる。
「じょ、じょうしさんめぇー!?」
「なんでここがわかっためぇー!? かくれがなのにめぇー!」
「当たり前だめぇ! だって迷宮に誰もいないんだめぇ!」
 怒鳴り声の主は黒いやぎさんだった。大変怒っているようだ。
「貰ったぐらいで満足するなめぇ! もっと奪うんだめぇ!」
 黒いやぎさんが命令するものの、餌付けされた白いやぎさん達は猟兵には襲い掛からない。寧ろ逃げていく。
「お、おい! 何で逃げるめぇ!」
「もらうものはもらったんだめぇー、もういやだめぇー!」
 白いやぎさん達が一斉にボイコットした事で、取り残されたのは黒いやぎさんだけ。
「……もういいめぇ! 自分だけでも地上に出るめぇ!」
 この黒いやぎさんは他のやぎさんをこき使ってきたわるーい上司である。例え弱くても懲らしめなければならない。
「やい人間! そこをどけめぇ! さもないと怪我するめぇ!」
 ぴょんぴょこ飛んで威嚇する黒いやぎさんであった。
デイヴィー・ファイアダンプ
ところでこの事件、手紙を奪った結果だけを見れば有能な上司にも見えないかな。
そしてそうなるとこの黒やぎさんはとてもとても恐ろしいオブリビオンなのだろう。
ここは慎重に行くとしようか。

そういうわけで先ずは観察を。
飛んでくる攻撃の数々を回避しながら、反撃に転ずる糸口を探してみようか。

……ところで「自分だけでも」というブラック上司だけど、頭上のぽっぽさんのことは考えているのだろうか。
飛んできたぽっぽさんを上手くキャッチできたらアイコンタクトを図ってみよう。
もしキミもなにか不満があるというなら、彼を全力で投げ返してあげるよ。
なに、この攻撃は僕の仕業だからね。気兼ねなく黒やぎさんにぶつかっていくといいさ。



「めぇめぇ、お前だな、食べられない手紙を渡した奴は、めぇ」
「ん、そうだけど」
 黒いやぎさんの問い掛けにデイヴィー・ファイアダンプ(灯火の惑い・f04833)は素直に答える。
「食べられない手紙、それは致命的ではあるがコレクションにはピッタリなんだめぇ。こうなったらお前をカンキンしてずっと手紙を書いて貰うめぇ。どーだ恐ろしいめぇ!」
「なるほど、なんて恐ろしいオブリビオンだ」
 果たしてそれはコレクションと呼ぶのだろうか。そんな疑問を抱きながらデイヴィーは適当に頷いた。
「そうめぇ! まずはお前をKOさせるんだめぇ! 行けめぇ、ぽっぽさん!」
 黒いやぎさんは頭のぽっぽさんを両手で抱えると、デイヴィーに向かって思い切り投げ付けた!
 そんなぽっぽさんはキャッチボールのボールのように綺麗な曲線を描くと、デイヴィーの両手の中へすっぽりキャッチされていった。
「ぽっ……(これはやばいぜ……)」
 ぽっぽさんは死を覚悟した。これでは黒いやぎさんに怒られてしまうと。
 じっとデイヴィーに見つめられるぽっぽさん。滝のように汗をかきながら硬直していると。
「……ぽっぽさん、キミはやぎさんに何か不満はないのかい?」
「ぽっ? ぽっ(え? まぁ、あいつと意見が合わない時は、ある事はあるな)」
「不満があるのなら、全力で投げ返してあげるよ。気兼ねなく黒やぎさんにぶつかっていくといいさ」
 それとなく雰囲気だけで会話をしたデイヴィーはぽっぽさんを優しく握ると、黒いやぎさんへ向けて全力のリリースをぶっ放した。
 獲物を狙う隼の如く高速で吹っ飛ぶぽっぽさん。こんな速さで飛ぶのはこれが最初で最後の経験になるだろう。多分。
 速さの加減が出来なかったぽっぽさんはそのまま黒いやぎさんの顔面に直撃する。
「め゛ぇーーっ!!」
 黒いやぎさんは悲しそうな悲鳴をあげながら盛大に倒れた。しかしぽっぽさんは何処となく満足気な表情をしていたという。

成功 🔵​🔵​🔴​

真幌・縫
あっ、上司のくろやぎさんの登場だね?くろやぎさんもぬいのお手紙食べる?しろやぎさん達には好評だったんだけど…。
かわいいオブリビオンばかりだと本当に困っちゃうよねー…。

可愛いけど悪いことしちゃうのはだめなんだよ。
ぬいのお手紙はやぎさんに会いにあげるために書いたけどそうじゃなくて大事な人への大事なお手紙もあるから。

【挑発】して攻撃してきたところを【フェイント】もまじえながら攻撃。(杖でぽこぽこ)
【ぬいぐるみさん行進曲】でぬいぐるみさんにも手伝ってもらうよ。

…バイバイ



「あっ、上司のくろやぎさんだ」
 真幌・縫(ぬいぐるみシンドローム・f10334)は黒いやぎさんを見るなり笑顔で近付こうとしたが。
「おっと、それ以上近付いたらぽっぽさん飛ばすめぇ!」
 黒いやぎさんの威嚇(?)の声に足がぴたりと止まってしまう。
「そ、そんなことしないでよ。何もしなければ、ぬいもお手紙渡す以外何もしないよ」
「お前の手紙はもら……奪うめぇ。そして地上にも向かうめぇ。そこをどくめぇ」
「うぅん、ごめんね。いくら可愛くても行かせるわけにはいかないんだよ」
 素直に手紙を受け取ってくれそうにない黒いやぎさん。やはり白いやぎさんと違って威厳がある。
 困った縫は仕方なく、黒いやぎさんの相手をする事を決意する。
「むやみやたらにお手紙は奪っちゃだめなんだよ。ぬいのお手紙はやぎさんに会いにあげるために書いたけど、そうじゃなくて大事な人への大事なお手紙もあるんだから」
「この世に存在する手紙はぜーんぶおれのものだめぇ。宛先なんて知らないめぇ」
「おれのもの……? しろやぎさんは?」
「あいつらの事なんか知らないめぇ。おれの為に働かせてるだけだめぇ」
 縫は思い出す。めぇめぇと嬉しそうに手紙を齧っていた白いやぎさん達の顔を。恐ろしがっていても手紙を献上しようとしていた事を。
 純粋なあの姿勢を利用していたのかと考えれば、縫は少しだけむっとした。
「……偉そうにしてると痛い目に遭うんだから」
 突如縫の足元の空間が歪むと、そこから現れたのは、行進するかのように列を作った大量のぬいぐるみの集団(一匹一匹が何処となく白いやぎさんの姿に似ている気がしなくもない)。
「ぬいと一緒に戦って! せーの! 攻撃開始ー!」
 縫の号令と同時に、一匹のぬいぐるみが突撃開始のラッパを吹く。ぬいぐるみ達は一斉に黒いやぎさんへ向かって飛び付いていった。
「め、めぇーっ!?」
 ぬいぐるみ達に埋もれる黒いやぎさん。まるでぬいぐるみのバーゲンセールの山のようだった。
「そしてこれは、ぬいからの攻撃!」
 ぬいぐるみの山から顔だけ出した黒いやぎさんの頭に、縫の握った杖がぽこりと当たった。

成功 🔵​🔵​🔴​

カナカナ・リッタリア
やだ、威嚇も可愛い…
でもここを通すわけには行けないからね
黒ヤギさん、きっちり倒させてもらうよ

初手で【グラフィティスプラッシュ】にて地形を塗りつぶし、自身を強化
外したわけじゃないよ?君を倒すための準備をしたのさ
黒ヤギさんを白に塗ったら白ヤギさんになるかな?なんてね

ぽっぽさんを使ってきたら【七つの薔薇の抱擁】を使って動きを止めよう
もふもふをぎゅーっと…あ、柔らかそう

手紙を無理やりに奪ってしまうなんて、悪い子
誰かに伝える為に想いを込めて書いたものを
第三者が奪ってはいけないよ?
届けたくても、もう届けられない想いだってあるんだから



 威嚇する姿も可愛い……と思いつつも、戦うべき相手である事は忘れないカナカナ・リッタリア(七つの赤薔薇・f04382)。
「可愛くても、ここを通す訳にはいかないからね」
「めぇめぇ! さっきから可愛い可愛いって! 少なくともおれは『いけめん』の部類だめぇ!」
 ぷんすかじたんだ怒っている所でいけめんの部類ではない。
「その証拠に、ほら! こんなにラブレター持ってるめぇ!」
「それは他人から奪ったものでしょ?」
「うるさいめぇ! おれのものだめぇ!」
「で、最終的に食べちゃうんだよね?」
「いっぱい頭を使った後に食べるんだめぇ。甘いものは疲れた頭にいいんだめぇ」
 そんな返答を聞いたカナカナは、やれやれと肩を落とす。
「……手紙を無理やりに奪ってしまうなんて、悪い子」
 それは白いやぎさんにも言える事ではあるが、全てはこの黒いやぎさんが命令しているからこそ。やはり成敗しなければ。
「誰かに伝える為に想いを込めて書いたものを、第三者が奪ってはいけないよ?」
 自身の体と同じサイズの口紅を抱えると、くるりと回って真赤なインクを飛ばした。インクはやぎさんには当たらず、周囲の床を染めていく。
「めぇめぇ、当たらないめぇ。威力が弱いめぇ」
「勿論、外したわけじゃないよ? 君を倒すための準備をしたのさ」
 カナカナは偉そうに笑うやぎさんの周囲を飛び回る。染まった床が彼女に力を与え、口紅がより一層きらりと輝き始める。
「赤じゃなくて……白なんてどうかな? うん、そうだ。君が黒いから悪いんだ」
 口紅の色が白色へ変わる。やぎさんの背後から思い切りインクを飛ばせば、びしゃりとやぎさんの色を塗り替えていった。
「め、めぇーっ!! 牛さん模様だめぇー!!」
「まだら模様もいいけど、やっぱりしろやぎさんがいいね。身も心も真っ白になって初心に戻るといいよ」
「い、嫌だめぇー! 黒は玄人の証なんだめぇー! 『くろ』なだけに!」
 黒かったやぎさんは泣きながら部屋中を駆け巡りカナカナから逃げ出した。精神的ダメージは大きかったようだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

アーネスト・シートン
さて、黒幕が出てきましたね。
黒ヤギですか。
彼に、手加減は必要ないですね。
ともかくとして、お仕置きの時間ですね。
お手紙欲しいのなら、コレをどうぞ(白ヤギに渡そうとしていたのと、もう一つをヤギにぶん投げる)
(1つめは、普通の手紙っぽい。動物がいかにいいものかを書いている)

あ、そうそう、ソレ(もう一方の方)、喰ったら多分腹痛が出ると思うんですよ。
(ぶっちゃげると、2つ目はオブリビオンに対する恨み辛みが色々と書いてある)

あ、やっぱり。
では、今のうちにオオカミたちを呼んでおきますか。

「よし、あとは、あなたが糧となる番ですよ。では、さよなら」
そして、四方八方から狼にヤギを襲わせる。



「さて、彼に手加減は必要ないですね」
 アーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)は黒いやぎさんを目の前にすると、ごそりと二通の手紙を出すと、それらをやぎさんの元へ投げ付けた。
「めっ、果たし状かめぇ?」
 そんなものは効かないめぇ、と床に落ちた手紙を拾い上げると、やぎさんはそれをバリバリと食べ始めた。
「上等だめぇ、果たし状を食べて自分を強化してやるめぇ」
 バリバリと二通の手紙を交互に食べるが、いつまで経っても強化された様子は見られない。
「果たし状なんかではありませんよ。一通目は普通のお手紙です」
「め?」
「先程の白ヤギに渡そうと思っていた手紙です。動物の素晴らしさについて書いてます」
「め、めぇ……通りで果たし状にしては美味いと思っためぇ……」
「で、もう一通は」
 と、アーネストが説明しようとした瞬間、黒いやぎさんが突然膝を着いた。なんだか痛そうに蹲っている。
「め、めぇ……」
 どうやらお腹が痛いようだ。頭のぽっぽさんも心配そうにしている。
「あ、やっぱり」
 アーネストはこうなる事を予想していたようだ。
「もう一通の手紙は、オブリビオンに対する恨み言を書いておきました。食べたら腹痛が出そうだから……と注意しようと思ったのですが、遅かったですね」
「お、遅いめぇ……」
「そもそも果たし状を二通も渡す人がいると思いますか?」
「……変だと思っためぇ……」
 悔しそうに倒れる黒いやぎさん。あれまぁ、と思いつつも、アーネストはパチンと指を鳴らした。
「では、今のうちにオオカミたちを呼んでおきますか。あとは、あなたが糧となる番ですよ」
 アーネストの周囲に現れた14頭の灰色狼。狼達は牙を剥き出しながら黒いやぎさんの元へと近付く。
「め゛っ……!」
 気付けば狼達に囲まれてしまった黒いやぎさん。しかし腹痛で動く事が出来ない。
「だめぇ……嫌だめぇ……!」
 ふるふると震えながら小さく丸くなる黒いやぎさん。狼達によって襲われ……もとい、サッカーボールの様にころころ転がされたという。
「ぎゃー!! 腹痛のまま遊ばれるのは地獄だめぇー! いっそのこと殺すめぇー!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

荒月・紫音
さて、悪いオブリビオンとの戦いか。
手紙を奪ったり、こき使ったりする悪い奴は成敗ってな!

よこせ、とかいうなら自分で奪ってみな!
「Orange-Gitarre」を弾いてちょっと挑発してやるぜ。
近づいてきたら、スライディングで避けつつ蹴っ飛ばすぜ。

何回か翻弄したら、ユーベルコードを使うぜ。
使うのは【炎舞昇舞】。
「とりあえず、反省しやがれ!」

うっかり燃やしかけた手紙の火とかは、
戦闘後にちゃんと消化するぜ。



 荒月・紫音(光現の歌舞手・f06279)愛用のギター、Orange-Gitarreが部屋中にその高音を響かせる。
「さて、悪いオブリビオンとの戦いか。よこせ、とかいうなら自分で奪ってみな!」
 持っている手紙をちらつかせ、紫音はギターをかき鳴らす。
「めぇめぇ、そうやって楽しそうに演奏してるのも今のうちだめぇ!」
 黒いやぎさんはバッグから手紙を取り出すと、それをバリバリと食べ始めた。
「んめぇーっ! 甘いめぇ! 甘酸っぱいめぇ!」
 美味しそうな表情を浮かべると、やぎさんの身体能力がパワーアップした! 気がした。
「って事は、それはラブレターと見たぜ。いいねぇ、さぞかし情熱的な内容なんだろうな」
 紫音は奏でていたメロディーの曲調を変える。スピード感のあるダンスミュージックだ。
「サルサなんてどうだ、二人で踊るのにぴったりだぜ」
「さる……???」
 やぎさんは頭にはてなマークをいっぱい出した。
「……そうやって惑わそうとしても無駄なんだめぇ!」
 暫く困っていたが、やぎさんは考える事をやめた。

 やぎさんは 紫音に たいあたりを しかけた !
「めーっ!!」
「おっと」
「め゛っ」
 しかし ころんでしまった !

 避けるつもりだった紫音の足に引っ掛かり、思いっきり転んでしまったやぎさん。顔面と床がビターンと貼り付いた。
「えっ、あっ、えーっと」
 悪気はなかったにせよ心配するべきか、それともオブリビオンだから結果オーライでいいのか、一瞬悩んだ紫音。
「……とりあえず反省しやがれ!」
 心を鬼にして後者を取った紫音。今まで演奏してきた音色が橙色の炎へと変化していく。
 踊る炎。それは黒いやぎさんを囲みながら回り踊る。
 徐々に加速する音楽と踊り。次第にそれは橙色の渦となり。
「めぇー!!」
 やぎさんの色をより一層真っ黒へと変えていった。バッグに入っていた手紙はばらりと舞い上がり、火花の雨となって降り注ぐ。
「こんな強い人間達と戦うなら……もういいめぇ……」
 真っ黒焦げになったやぎさんは成仏でもしたかのように、キラキラと光り輝いて消えていった。

 紫音の演奏が終演を迎えると共に炎も静かに消えていった。燃えた手紙も焦げ跡を残したままはらりと落ちる。
 これにて今回の事件は終わりを告げた。ボイコットした白いやぎさんも上司を失い、今後は静かに遊んで暮らしていく事だろう。多分。
 まぁ、たまには……新たな黒いやぎさんが現れないよう、手紙を渡しに行くのもいいだろう。
 美味しい手紙とやらの書き方を教え、それをやぎさん同士で渡し合い自給自足で食べていくプランを教えるのも……アリかもしれない。
 各々がそんな思いを抱きながら、猟兵達は白紙書物の迷宮から脱出していった。

「にゃー」
 一匹の白いやぎさんが物陰から手を振っていた事を知らずに。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年03月02日


挿絵イラスト