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先生のスゴ技が、唸るぜ!

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●たとえばこんなハイライト
「なんて力だ! 先生、その技はどのように体得されたのですか?!」
「竜の呼吸を聴けるようになれば、いずれ分かるとも」

「なんという早業! 先生、今の技術はどのように行っているのです?!」
「風の流れに身を任せておるだけじゃ」

「兵の指揮も素晴らしい! まるで全てを見越しているようだ!」
「心の目を開いておるからのぅ」

「先生、山賊の襲来です!!」
「…………」
「先生? どうされましたか?」
「ぐふっ……魔女の一撃が……無念……」
「先生?! しっかりして下さい! 先生ーーーーっ!!」

●グリモアベース
「ぎっくり腰には、魔女の一撃という別名があるそうだ」
 ロアー・アレグリアス(ケットシーのマジックナイト・f02956)は宙に浮かせたグリモアをくるくる回しながら、猟兵たちにそんな世間話を持ちかける。
 依頼の話ではないのかと誰かが声を上げれば、そうだったなと肩を竦めた。
「諸君に赴いてもらう世界はアックス&ウィザーズ、とある山岳地帯を突っ切る道に山賊が出没してるらしくてな……これを近くの砦にいる兵団と共に退治してほしいのだ」
 グリモアベースの背景に山と砦、道に山賊といった風景が次々と浮かび上がる中、特にピックアップされていたのは兵団の方だった。
「兵団と合同で戦う理由として、まぁ単純に山賊の数が多いのだ。 もしかしたら百人は越えてるんじゃないかってくらいの大所帯でな。 ただ、まぁ、山賊退治の前にやっといてもらいたいことがもうひとつある。 兵士達の特訓に付き合ってくれ」
 何よりもでかでかと表示されてた兵団をぴっと爪で指差すロアー。
 この兵団も何か問題を抱えているのかと、ある猟兵がロアーに尋ねると、ロアーはまぁなーとゆるい返事と共にグリモアを回す。
「別に弱いわけではないんだがなぁ、平たく言えば決め手に欠ける連中だ。 山賊連中にトドメをさせるだけの力と技を持ってるヤツがいないのだ。 兵士たちもそれを自覚していて、誰かが戦果を上げるでもないからモチベーションが上がらない。 このままじゃダメだって話になり、高い報酬で達人級のスゴ技を持つ傭兵を雇ったそうだが、そいつが腰をやられて使い物にならなくなった」
 ぎっくり腰が云々、という付箋を回収したロアーは、故にと猟兵たちを見やる。
「兵団はスゴ技を持つ先生的な傭兵をめっちゃ欲しがってるのだ、猟兵諸君。 ほら、そういう技を教えるのは得意だろ?」
 もちろん、スゴ技じゃなくても実直な動きこそ強みなのだとか、他のことを教えてもいいと思うとロアーは思案する。
 とりあえず、先生風を吹かせてカッコよく指導してやれば、兵団の士気は上がり山賊退治のときに大きな助けになるはずだ、と。
「では出発といこうか……っと、何々?」
 転移の準備に入ろうとしたロアーが、グリモアの新たな予知を見て、ふぅんと首をかしげた後にまた猟兵を見る。
「なんかな、血の匂いとか喧騒に釣られてワイバーンも飛んでくるそうだが……諸君のスゴ技なら問題ないだろ?」
 さらっとボス級の仕事を追加してきたケットシーに、スゴ技を試したくなったという猟兵がいないことを願いたい。


四季臣
 六度目まして、四季臣です。
 この度はここまでOPを閲覧いただきありがとうございます。

 皆さんのスゴ技を、見せてください。

 第1章は、冒険パートです。
 兵士は皆さんの使うスゴ技(ユーベルコード)に飢えてます。
 ユーベルコードを、一般兵でもそれっぽく真似出来る風に教えるととても喜びます。
 ただ、この世界にない宇宙バイクでどうこう、と言った技は何かで代用してもらえたらなと。
 第2章は集団戦です。
 兵団も来ますが、スゴ技をどーんと見せてやれば兵団の士気が上がります。
 ここからは教える必要はないです。
 第3章はボス戦です。
 スゴ技で倒してください、兵団が喜びます。

 では、よろしくお願いいたします。
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第1章 冒険 『兵士との訓練』

POW   :    突撃や力の使い方を体で教える

SPD   :    戦闘その場その場においてのテクニックやコツを教える

WIZ   :    集団戦術や、継続的な戦闘における戦術や知恵などを教える

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ジャン・クロニエミ
「はー、若いねぇ。おっさんもそんな風に爛々と師匠見てた頃あったわー。もうそんな元気ないけどさぁ」

おっさんにできることなんて剣術、力の使い方しかないしなぁ。そこらへんを教えていこうか。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
なんて、言うくらいだからね。
ちっとまずはシンプルな一の太刀でも見せようか。なんか固そうなのぶった斬ろう。
付け焼き刃でも、一太刀に集中することはできるでしょ。
藁人形でも斬らせよう。岩とか丸太とか、そんな難しいことやって自信なくされたくないし、スパッと綺麗に斬れれば、それを褒めよう。

「おーおー、若い子は飲み込みが早くていいねぇ。おっさん助かるわー」



●ジャン先生の「一の太刀」
「先生、ご指導の程、よろしくお願いします!」
「はー、若いねぇ」
 流れのスゴ技傭兵が来る、そんな噂を信じていた若い兵士達はジャン・クロニエミ(フォースナイト・f10018)を爛々とした瞳で見つめていた。
 タバコの煙を吹かす、一見やる気のないおっさんにもそんな目を向けてくるとは……ジャンは昔の自分を少しだけ思い出しつつも、もうそんな元気ないけどさぁと剣を手に取る。
「おっさんにできることなんて剣術、力の使い方しかないしなぁ。 そこらへんを教えていこうか」
 やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ、と。
 そんな風に言うもんだからと、用意されていた丸太人形に剣を向けーー。
「師曰く『一太刀に研ぎ澄ませた念を込め、」
 ーー斬、と振り抜かれた剣筋を、視認出来た兵は果たしていただろうか。
「戦意を断て』、とさ」
 丸太人形の半身がすとんと落ちた後、兵士達から感銘の声が次々と上がる。
「なんて早さだ! 剣筋が見えなかった!」
「ジャン先生、今の技は?!」
「シンプルな一の太刀だよ、とりあえず一太刀に集中することから始めよう」
 始めから岩や丸太なんて難しいことは言わない、まずは藁人形を斬ることからとジャンはゆるりと指導を始める。
「ジャン先生、見ていてください!」
 やがて一人の兵士が見よう見まねの型ではあるが、藁人形をジャンが斬った丸太人形のように斬り落とすところまでやり遂げる。
「おーおー、若い子は飲み込みが早くていいねぇ。 おっさん助かるわー」
 ジャンの称賛を受けた兵士は、その目をさらに輝かせながら次の藁人形に切っ先を向けた。

成功 🔵​🔵​🔴​

レイチェル・ケイトリン
念動力でダミークラフトをつかって兵士さんたちの偽物の人形をどんどんつくってならべるね。

おんなじようにはつくれないとおもうけど、ゆっくりでもいいの。

おとりにできるし、いつも人形をつかってたら、ほんとの兵士さんを山賊がみかけても人形かもっておそいにくくなるとおもうよ。

わたしはサイコキネシスでうごかせるけど、ロープとかでひっぱってもうごかせるし。

おてほんをいろんなポーズとかでどんどんつくるから、がんばって。

兵士さんたちがけがしないでいいようにしたいから。



●レイチェル先生の「ダミークラフト」
「レイチェル先生、これは……我々の人形ですか?」
「どれも精巧な……、まるで生身の人のようだ……」
 技術班らしい兵士達は、レイチェル・ケイトリン(心の力・f09500)がダミークラフトによって製作した人形の完成度の高さに驚いていた。
 兵士達は一見して少女の姿をしているレイチェルにも敬意を持って接し、その技を確かな目で評価していく。
 彼等が尊敬すべきは達人であり、そこに種族や年齢は関係ないのだとしているようだった。
「こう、おんなじようにはつくれないとおもうけど、ゆっくりでもいいの」
 この手の人形は囮に使える、人形を本物の兵士と誤認して攻めづらくさせることも出来るし、人形を多用すればその逆……本物の兵士を人形と見せかける奇襲にも繋がるのだとレイチェルは説いた。
「わたしはサイコキネシスでうごかせるけど、ロープとかでとひっぱってうごかせるとおもう」
「……なるほど! 人形を動かせればより生きている兵士だと認識させやすくなる!」
 こうしてレイチェルの人形班は、人形を作る兵士と、人形を遠隔から動かす兵士という二班に分かれることとなった。
 兵士さんたちがけがしないでいいようにしたいと言うレイチェルの思いも、兵士達には伝わったことだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

桑原・こがね
【SPD】
なるほど、鍛えて欲しいのね!
安心して、あたしはこう見えても方円流(剣術の流派)の師範代だからね!弟子を取ることも許されてるのよ!

あなたたちには我が流派の骨子となる技を教えてあげるわ。やり方は簡単よ。武器を拾って投げる。極論、武器じゃなくても、盾でも石でも松明でもなんでも良いわ。
え、何よその拍子抜けみたいな顔は。実戦じゃ結構有効なのよ。物を投げつけられると、大体の相手はひるむわ。その隙を使って斬りかかるもよし、体勢を立て直すもよし。

それに極めると、遠く離れた敵を倒すこともできるのよ!実演して見せてあげる!
踏み込みながら体ごと回転した勢いで剣を投げる!これを竜巻投げと呼んでいるわ!



●こがね先生の「竜巻投げ」
「安心して、あたしはこう見えても方円流の師範代だからね! 弟子を取ることも許されてるのよ!」
「師範代?! そのような若さで!」
 桑原・こがね(銀雷・f03679)の堂々たる名乗りに、その場にいた兵士達は一斉に驚愕の声を上げた。
 名を上げる、一旗掲げてやろうという野心を持つこがねだが、この砦にその名を轟かすことにはまず成功したようだ。
「あなたたちには我が剣術流派の骨子となる技を教えてあげるわ。 やり方は簡単よ、武器を拾って投げる」
「……武器を、拾って?」
 無論、武器じゃなくとも盾や石、松明でもいいと説くこがねの声に疑問符を浮かべる兵士の姿もある。
 こがねの言葉を疑っているのではない、ただ、それだけ? と純粋に疑問に思っているのだ。
「え、何よその拍子抜けみたいな顔は。 実戦じゃ結構有効なのよ。 物を投げつけられると、大抵の相手はひるむわ」
 そのひるんだ隙に体制を整え直すもよし、斬りかかるもよしとして、こがねは剣をすらっと抜いて見せる。
「極めると、遠く離れた敵を倒すこともできるのよ! 実演してみせてあげる!」
 そうしてこがねは力強く踏み込み、その身を回転させながら勢いよく剣を投じる。
 遠心力さえも味方につけた遠投は速く鋭く、丸太人形に剣の刃を深々とめり込ませた。
「これを竜巻投げと呼んでいるわ! さあ、特訓よ!」
「はい、こがね先生!」
 こうして兵団には、こがねによる遠投部隊が構成させることとなった。
 ただ、この竜巻投げの独特な、“回転しながら投げる”という姿勢を会得できる兵士はいたものの、その命中精度は八回に一度当たるかどうかと、兵士個人の精度に難が生じた。
 それでも兵団が一斉に武器を投じたならば、十分な驚異となるだろう……こがねは新たな弟子達の訓練に熱を注いでいく。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

髪塚・鍬丸
「『必殺技』ってやつを教えてやろうか?」

槍等、リーチが長く刃の付いた武器を持って貰う
「最小限の動きで素早く攻撃する」「狙った箇所を正確に刺す」「突いた後は即武器を引き戻し、次の攻撃を放つ」
反復練習でこれらを体に叩き込む

「人間の急所は分かるな?そこを刃物で刺せば人は倒せる。急所が狙えなくても攻撃しろ。顔に刃が来れば怯むし指を切れば武器を落とす。急所を狙えるタイミングは必ず来る。そこを見逃すな。
必ず殺す『技』があれば、岩をも砕く威力なぞいらん。

素早く連続で攻撃を放てばそうそう反撃も出来ん。多少の傷は治してやる。恐れて守りに入るな。」
と稽古の傷をユーベルコードで治して見せる
疲労は見せん、やせ我慢だ



●鍬丸先生の「必殺技」
「『必殺技』ってやつを教えてやろうか?」
 開口一番、シャベリンやパイクなどの槍を持つ兵士たちにそう告げたのは髪塚・鍬丸(人間の化身忍者・f10718)だ。
 必殺技、と言い切った鍬丸からどんな技が飛び出すのかと、兵士達は固唾を飲んでその言葉の先を待っている。
 ふら、と鍬丸が整列している兵士達の前に踏み込む、手にはクナイが握られていた。
 刹那、鍬丸はそのクナイを一人の兵士の喉元に突きつける。
 あと数ミリ伸ばせば喉を貫くのではないか、と兵士が戦く様すら見届けず、鍬丸はそれを隣に立つ兵士二人にも繰り出した。
「今、三人死んだ。 何故か分かるか?」
「は……早い……」
 あまりの出来事に言葉を失う兵たちの槍一本を取る鍬丸は、目前の藁人形の首にその刃先を沈ませ、また隣の藁人形を突くという動作をしてみせる。
「最低限の動きで素早く攻撃する、狙った箇所を正確に刺す、突いた後は即、武器を引き戻し次の攻撃を放つ」
 的確に急所を突かれた藁人形を兵士達に見せ、鍬丸はさらに続ける。
「人間の急所は分かるな? そこを刃物で刺せば人は倒せる。 狙えなくても攻撃しろ、顔に刃が当たれば怯むし指を切れば武器を落とす。 狙えるタイミングは必ず来る……そこを見逃すな」
 鍬丸が兵士に教えたのはスゴ技ではなく、必ず殺す『技』だ……そこに岩をも砕く威力は必要ない。
 これを素早く、連続で行えれば敵もそうそう反撃できんとし、恐れて守りに入るなと静かに活を入れる。
 殺傷力が一際大きく上昇した槍兵隊の訓練は危険の伴うものとなったが、傷ついた兵士は鍬丸自らの手で治療が施される。
「鍬丸先生……ありがとうございます!」
「構わん、続けろ」
 兵士を癒す度に鍬丸の疲労は蓄積されるが、やせ我慢で乗り切った。

成功 🔵​🔵​🔴​

ファン・ティンタン
戦闘指南なんてやったこと無いけれど…私なりのやり方は伝える
あとは、慣れて

【POW】兵士それぞれに得意な“型”を決めさせる

始めに言うけど…付け焼刃じゃ技なんて会得出来ないよ
私だって、私の主が何千、何万と私を振るった記憶を辿って、やっと戦っているんだから

…まずは一つ、これだと思える動作を極めれば良いんじゃないかな
例えば―――

適当な樹を見繕って、始めは一般人くらいの力で天華を横薙ぐ
カツリ、カツリ、と
何度も同じ動作を、ただし、少しずつ力と精度を上げていく
横薙ぐ度に少しずつ【力溜め】

ただ一つの動作に慣れて、為して、極めて―――

【剣刃一閃】

―――ただの横薙ぎでも、ここまで出来れば、かっこいいと思わない?



●ファン先生の「剣刃一閃」
「戦術指南なんてやったこと無いけれど……私なりのやり方は伝える」
 あとは、慣れてと兵士達に告げたのはファン・ティンタン(天津華・f07547)だ。
 兵士達はファンの言う“やり方”に追い付かんとするため、それぞれの目に活気を灯してその言葉の先を待つ。
「始めに言うけど……付け焼刃じゃ技なんて会得できないよ。 私だって、私の主が何千、何万と私を振るった記憶を辿って、やっと戦っているんだから」
「……ファン先生を、振るって?」
 この地に根付く人間である彼らに、白い一振りであるヤドリガミの記憶を想像することなど出来やしない。
 途端に思案顔となった兵士達。
 ファンは例えば、と二人の兵士に尋ねる。
「あなたたちはそれぞれ一人の敵の前に立ち、剣を構える。 まず、どう動く?」
「私は……出の早い突きで先手を取ります」
「私は敵の追撃を防ぐため、敵の腕を狙います!」
「そう……まずは一つ、これだと思える動作を極めればいい」
 適当な樹の前に立ったファンは、白の一振り「天華」を取って一度、横薙ぐ。
 カツリ、カツリと何度も同じ動作を、ただし少しずつ力と精度を上げて繰り返す。
「ただ一つの動作に慣れて、為して、極めてーー」
 そして、最後に放った一薙ぎこそが、ファンの技である剣刃一閃だ。
 目前の樹を綺麗に斬り倒した後で、ファンは兵士達を振り返る。
「ーーただの横薙ぎでも、ここまで出来れば、かっこいいと思わない?」
「……はい、ファン先生っ!」
 ファン曰く私なりのやり方、一つの型を極める奥義、そこへ至る道を示された兵士達は力強く頷いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

アイン・アブソリュート
「アインの集団戦講座っ☆はっじまっるよーっ♪配信スタートッ!」
撮影ドローン『ユーイ』に撮影を頼んで元気な声で兵士達の興味を引き付けて【エレクトロレギオン】の『ムニ』達をカード媒体に召喚して注目を集めるよっ

まずは一対一のムニが戦うと両方ボロボロになるけど一体のムニに三体のムニが包囲して一体が注意を引いておけば残りのムニ達で簡単に倒せると数の有利を【学習力】で教えるね

次は数の有利を最大限に活用出来るのは広い場所で、障害物の多い場所だと連携が難しくなり通路みたいな狭い場所だと機能しなくなるなどを派手な演出を織り混ぜて楽しませながら教える

後は情報戦と補給線の重要性もムニ達を交えて教える



●アイン先生の「エレクトロレギオン(集団戦講座)」
「アインの集団戦講座っ☆はっじまっるよーっ♪ 配信スタートッ!」
 相棒たる動画撮影用ドローン『ユーイ』と兵士達の前で、元気よく始めたのはアイン・アブソリュート(大空の王を目指す・f06053)だ。
 兵士達はその宣言に引かれると同時に、ユーイやエレクトロレギオンの『ムニ』らの姿にまず驚いていた。
「これは一体……?! 宙に浮いているぞ!」
「いや、そもそもこれは一体なんなんだ?」
「まあまあそれは一先ず置いといて! みんなはこのムニ達に注目してみてね☆」
 慌てふためく兵士たちをとりあえず座らせて、アインはムニたちへ戦闘指令を発する。
 まずムニは一対一で互いを攻撃し始める……個々のムニに性能差はないため、どちらのムニも等しくダメージを負っていく様を兵士達に見せていく。
「ま、一対一じゃこんなもんだね、それじゃ次の動画いってみよう!」
 と、アインが次に配置したのは四機のムニ、そのうち二機のムニは先程と同様に互いを攻撃するが……やがて他の二機が、その片方のムニを背後から攻撃し、撃墜してしまう。
「真っ向から攻撃を受けてたムニはタンク……盾役だね、一人が敵を引き付けておけば、残りのムニ達はアタッカーとして簡単に敵を倒せるよ! 数の有利を活かして戦うのは集団戦のセオリーだね☆」
「え……えぇ」
 この後もアインによる集団戦における連携術や、障害物の多い場での連携は成り立ちにくいなどの説明を、ムニによる実践で行われた。
 他にも情報戦や補給線の重要性などが語られたが……兵士達はそもそもムニ達の挙動ひとつひとつに驚いてしまい、肝心の説明が頭に入っているかどうかが怪しかった。
 それでも敵の山賊の数は多いことや、障害物の多い所に敵を誘い込んでは一気に叩く……そういった戦法を伝えることは出来たので、ひとまずよしとアインは講座を終えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

有栖川・夏介
※アドリブ歓迎

ええと……、誰かに何かを教えるというのは私の経験上ないので、うまくできるか不安ですが、よろしくお願いしますね。
「私を殺すつもりで攻撃してきてください。全て躱してみせます」
そう言って一般兵をけしかける。
一息いれて集中。【絶望の福音】で攻撃を回避します。

スゴ技…というには地味な気もしますが、相手の攻撃が当たらなければこちらが倒れることもないですからね。
回避と防御は戦いの基本かと思います。

それに、集中して相手をよく観察すれば、一般兵の方も回避くらいできるようになるのではないでしょうか。



●夏介先生の「絶望の福音」
 有栖川・夏介(寡黙な青年アリス・f06470)はまず経験上、誰かに何かを教えると言うのはないとして、うまくできるか不安ですが、よろしくお願いしますと兵士達に挨拶をした。
 ジャンやファンから剣を、鍬丸からは槍の指導を受けていた兵士も集まっていて、これから何をするのかと兵士達がその言葉を待っていると。
「私を殺すつもりで攻撃してきてください」
 夏介のその言葉に、兵士達は誰もが驚いた。
「か、夏介先生?! それは、どういう……」
「そのままの意味です、私を殺すつもりで攻撃してください。 全て、躱してみせます」
 まるでけしかけるような言動だが、兵士達はそれに対し憤りを感じたりはしていない。
 きっとこの人も技を持っているのだ、そう信じた一人の兵士が意を決したように槍を構える。
「夏介先生……参りますッ!」
 鍬丸から授かった必ず殺す『技』を繰り出す兵士。
 しかし夏介はと言えば、その動作を“まるで十秒先の未来を見てきたかのように”、その鋭い攻撃を回避したのだ。
「そんな! まさかとは思ったが、こうもあっさりと……!」
「地味な気もしますが、相手の攻撃が当たらなければこちらが倒れることもないですからね」
 攻めなければ勝てないが、回避と防御は戦いの基本であると夏介は説いた。
「集中して相手をよく観察することが大事になってきます。 相手の息遣いが止まったら、次の瞬間に攻撃が来ると思って、動いてください」
「……わかりました、夏介先生!」
 こうして前衛の兵士達は、攻撃技術のみならず、回避技術や防御術も授けられることとなった。
 この訓練でまた兵士達は傷を作ってきていたが、この後に控えた戦いに支障は出ないだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『山賊』

POW   :    山賊斬り
【装備している刃物】が命中した対象を切断する。
SPD   :    つぶて投げ
レベル分の1秒で【石つぶて】を発射できる。
WIZ   :    下賤の雄叫び
【下卑た叫び】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「先生、山賊の襲来です!!」
 聞き覚えのある声が、砦に響き渡った。
 その言葉を合図にして、訓練をしていた兵士達は各自の配置に着いていく。
「今の俺達には、心強い先生方と、先生方が授けてくれたスゴ技がある!」
「今日こそ奴等を全て、打ち倒すぞーー!!」
 おおーーっ!!
 兵団の雄叫びの最中で、猟兵たちも戦いの準備を始める。
 百を越える山賊のオブリビオンを、全て駆逐するための戦いを制するために。
レイチェル・ケイトリン
山賊斬、命中した対象を切断する攻撃。

兵士さんたちの手や足が斬られちゃったらたいへん、がんばらないとっ!

念動力と吹き飛ばしの技能でサイコキネシスをつかった攻撃で敵をふっとばしてたたかうね。

武器はさっき、おてほんでたくさんつくった兵士さんたちそっくりの人形いくつもつかってたたきつけて、敵をひきつけるね。

ふっとばせば敵はいちどにかかってこれないし、つぶてをあてれても人形だからこまんない、バラバラにされちゃっても念動力でうごかしてるんだから、バラバラにされた手でなぐったり、足でけっとばしたり、顔でかみついたりすればいいし。

ここまでやれば敵は兵士さんたちをこわがるよね。

けがとかさせないためがんばるよっ!



「山賊集団、こちらに突撃してきます!」
「技術班、用意!」
 斥候の報告を受け、兵団長とおぼしき男が声を張り上げる。
 レイチェルの指導によって作り出された兵士そっくりの人形が、砦の前にずらりと並べられた。
 ところどころをよく見てみれば粗があるものの、遠目から見る分には支障なく囮として機能するだろう。
 その証拠に、このまま真っ直ぐ砦に突っ込んでくると思われた山賊の先頭集団が慌ただしく足を止めた。
 耳を澄ませて聞いてみれば、前より兵士の数増えてるじゃねぇかなどと臆している様子が伺いとれる。
 レイチェルが心配していた山賊の刃も、しばらくの間は兵士に届くことはなさそうだ。
「へいしさんもがんばってくれたし、わたしもがんばらないとっ」
 自身の手で作った兵士人形をサイコキネシスで浮かし、それをそのまま山賊の一団のいる方へと叩きつけていく。
 その質量はそのまま凶器となって山賊を押し潰し、砕けた破片をさらに操れば周囲の山賊をも傷つけていく。
 山賊からしてみれば、兵士かと思った奴がいきなり浮いて飛んできたら、砕けてそのまま襲ってきたようなもので……前線部隊がかなりパニックに陥っている。
「こ、この人形は武器にもなるのか?」
「止せ、それはレイチェル先生だから出来る技だ」
 兵団は人形の列をバリケード代わりにして、山賊たちに矢を放っていく。
 山賊の出鼻を挫いた兵団は、そのままの勢いを維持すべく攻勢に出た。

成功 🔵​🔵​🔴​

アイン・アブソリュート
山賊の数は多いけど【エレクトロレギオン】の『ムニ』達と兵士を合わせれば数で劣る事はないよね

「今回は集団戦講座の実践編だよっ☆ボク達、猟兵が注意を引き付けてる間に『ムニ』達と一緒に山賊達を包囲して一気に倒しちゃおうっ♪」

猟兵の皆と連携して行動

【ダッシュ】と急停止で【残像】が残るほどの緩急をつけて翻弄し、【ジャンプ】で盗賊の頭を八艘飛びのように【空中戦】での派手なアクションや挑発で山賊達の注意を引き付けて兵士と『ムニ』達が包囲するまでの【時間稼ぎ】をする

包囲した兵士達が攻撃を開始したら山賊の動揺を付いた【先制攻撃】と脚技での【範囲攻撃】で一気に勝負を決める


桑原・こがね
来たわね!
あたしの華麗な剣技を見せる時が来たようね!登場は派手に決めないと!
銀雷を鳴らしながら剣を掲げてこう叫ぶの!
「あたしを見ろォ!」
もちろん、敵を威圧して味方を鼓舞する効果も狙ってるわ!

とは言ったものの、一度にたくさん相手するのはまずいわね。極力一人ずつ相手にできるように、銀雷を放ったり、武器を投げたりして牽制しながら間合いを取るわ。

一対一になったらこっちのものよ。自慢の剣技で相手してあげる!二刀流で戦いつつも時には武器を投げつけ、時には戦場で拾ったものを武器にする変幻自在の剣術でどんどん倒していくんだから!
「あたしの名前は桑原こがねよ!覚えておきなさい!」



「今回は集団戦講座の実践編だよっ☆」
 戦いの前にもそうだったように、アインは兵士たちへ振り返ると元気よく指を立てた。
「ボク達、猟兵が注意を引き付けてる間に『ムニ』達と一緒に山賊達を包囲して一気に倒しちゃおうっ♪」
 バッチリポーズをキメた上で、アインはムニ達を兵団と合流させてから前線へと飛び出る。
 その俊足にまた兵団はどよめいたものの、直ぐに己のすべきことも思い直してムニたちと共に部隊を左右へ展開していく。
 アインの向かう先には、人形の列を避けて迫ってきた山賊達を迎え撃つ隊……こがね率いる小隊があった。
「来たわね!」
 百人規模の戦いを前にこがねの気分は高揚していた。
 これだけ多くの人間がいる中で、自慢の剣技を披露し名を上げる好機が巡ってきたとなれば、その高ぶりを抑えることなど出来やしない、そもそもその必要がないのだ。
 異様な闘気を纏うこがねを見て、山賊たちの足が止まる……その瞬間を見計らって、こがねは高らかに声を張り上げた。
「銀雷よ、轟けェ! あたしを見ろォー!!」
 向かってきていた山賊集団に注がれるのは、こがねのユーベルコード、銀雷。
 銀属性の雷に打たれて怯んだ者へ、こがね自慢の二刀流剣術が圧倒していく。
 一人、二人と叩き斬ったところで一旦下がり、自らの武器を投げて怯んだ相手をまた切りつける、ヒット&アウェイの戦法だ。
 その近辺でアインもまた、残像が残るほどのダッシュとジャンプで山賊達を翻弄し、時には八艘飛びのような軽業を披露して山賊たちの注意を集める。
 そうして隙を無理矢理作られた山賊は、ことごとくこがねの鋭い斬撃に倒れていった。
「あなたもなかなかやるわね! あたしも負けてられないわ!」
「っと、時間はもう十分稼げたかなっ☆ さあ、レッツ☆ショータイムッ♪」
 こがねの奮起と同時に、アインが大きく号令をかける。
 二人の猟兵がド派手に注意を引き付けていた間に、アインのムニ達と兵団が山賊の大隊を囲い込んでいたのだ。
「多面から一気に攻撃を仕掛けろ! アイン先生の戦略を見せる時だ!」
「こがね先生に続け! 竜巻投げ、用意!!」
 アインのアクションとこがねの名乗りに誘い込まれて囲まれた山賊達は、ムニと兵団による合同攻撃と、遠方からの投擲によって大打撃を受けることとなる。
 こうして敵の半数を打ち倒した後で、こがねは満足げに刀を振り上げた。
「あたしの名前は桑原こがねよ! 覚えておきなさい!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ファン・ティンタン
盗賊、ね
普通の人からすれば、遠い国の竜やら吸血鬼やらよりも身近で、危険な敵
私達はいつもあなた達の隣には居られない
だから…みんな、闘い方を覚えて

◯剣術指南・実地訓練編
ユーベルコード【天羽々斬】で天華を複製、剣を扱う兵の中でも自信の無さそうな数名に渡す

この戦いは、あなた達の成長の機会
私達猟兵が解決するだけじゃ、今後も襲ってくるアイツらにいつか蹂躙される
だから、その手で自分の大切なモノを守るの
今回は手伝うから、頑張って

自身は前線から少し離れて戦況把握に努める
天華(複製)を持つ兵の動向に注視、彼らに危機が迫れば天華(複製)を操り助ける

立て!
刃を振るえ!
あなた達の一薙ぎで、自分の権利を守れ、勝ち取れッ!


ジャン・クロニエミ
「あーあー、マージでいっぱいいるじゃん。おっさん、楽したかったなー」

向こうも近距離が得意そうだし、斬り合いに行くとしようかね。
居合斬りみたいな早業は結構得意でね。素早く懐に踏み込んで、1人目に一の太刀を浴びせて、真っ二つにしちまおう。
それを見て回りの敵が怯んでくれりゃ御の字だね。隙を生かしてそのまま斬り込んで行こう。
怯まなかったとしても、まぁやることは変わらないからなぁ。その時はもう1回一の太刀浴びせて、今度は武器ごと真っ二つにしてやろう。
まぁおっさんはそれぐらい頑張れば、あとは若い子たちがなんとかしてくれるでしょう。
あとは若い子たちの死角になりそうなところの敵でも倒していこうか。



「あーあー、マージでいっぱいいるじゃん。 おっさん、楽したかったなー」
 レイチェルやこがね、アインの率いる隊が山賊の前線とぶつかっている頃、ジャンとファンの二人が属する刀剣部隊もまた、敵部隊と接触していた。
「盗賊、ね」
 一見すれば、現地に住む人間の小悪党といった風貌の連中だが、ここまで墜ちるも人間ではなくモンスターとして扱われる、そんは低俗になり果てたモノたちが盗賊だ。
 普通の人からすれば、遠い国の竜やら吸血鬼やらよりも身近でありながら、危険度の高い敵であり、オブリビオンだ。
 兵士もまた、もはや怪物扱いされている彼等の異様さを恐れている者がいることだろう……証拠に、二人が指導した中には剣を持つ手が震えている者もいる。
 その兵士へファンが手渡したのは、ユーベルコード、天羽々斬によって複製した天華だった。
「この戦いは、あなた達の成長の機会。 私達猟兵が解決するだけじゃ、今後も襲ってくるアイツらにいつか蹂躙される」
 だから、その手で自分の大切なモノを守るのと、兵士にその一振りを握らせた。
 その間にも、ジャンは前線において山賊達を相手取り、その兵士には見えない風貌から油断したモノを次々と斬り伏せていく。
 素早く懐に踏み込み、訓練の時のように山賊を丸太人形よろしく真っ二つに切り落としてしまえば、それだけで兵団の士気が上がっていくのだ。
 それに反比例するように、山賊の表情に怯えの色が現れていく……勢いに乗った兵団の刃がどんどん山賊達を斬り付けていく。
 この勢いならば、ジャンは兵団の死角となりそうな位置から支援していれば時期に山賊は片付くだろう。
 ちら、とジャンが視線を向けたのは、ファンから一振りを受け取った兵士だ。
 この砦を守るという意思は強いものの、剣の上達は遅かったので、ジャンも気にかけていたのだ。
 しかしファンの支えを受けたその兵士は、果敢に山賊へと戦いを挑むべく前へ前へと飛び出していく。
 この戦いが戦いが終われば、尊敬する先生達がいない場で戦い抜かねばならない。
 だからこそ、戦い方を覚えて強くならねばいけないのだと、兵士はその一振りで山賊を斬りつけていく。
「立て! 刀を振るえ!」
 その意思を後押しするように、ファンもまた声を張り上げた。
「あなた達の一薙ぎで、自分の権利を守れ、勝ち取れッ!!」
 おおーーーっ!!
 ファンの激励に応えながら、各々の型で刀剣を振るう兵士たちの姿を見たジャンは、懐かしむような顔付きで。
「ほんっと、若い子は元気だねぇ」
 そう薄く笑いつつ、死角から迫る山賊を一人、また一人と一太刀で斬り払っていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

髪塚・鍬丸
「さて、もう一仕事か。教えるにはちと面倒だったが、ご期待に応えてスゴ技とやらでも披露するかね」

風閂(糸を使ったテレキネシス)を使い山賊を迎撃する。
木々の間等に糸を仕掛け、突進してくる山賊をその勢いで切り裂く、倒れた山賊の装備していた刃物を糸で操り他の山賊を攻撃する、等の手段で遠距離攻撃。自身は忍び足で敵の死角に移動しつつゲリラ戦を仕掛ける。
隠れる場所が無ければ敵の正面に立ち、手裏剣やクナイを投擲し、糸で軌道を変えて曲射攻撃。
接敵された場合、兵士に教えた先制攻撃でやられる前にやる。

…自信をつけさせる為とは言え、ちと危険を顧みない危ない戦い方を教えちまった気もするな。なるべく露払いしておこうか。


有栖川・夏介
※アドリブ歓迎

兵士達の士気が高いようなので、このまま維持しておきたいですね。
……先生、はともかく…私のことを名前で呼ぶのはやめていただきたいですが……。
彼らの士気が下がらないようにこちらも全力を出しましょうか。

拷問具を振るって敵を牽制。
相手が密集しているところには【ジャッジメント・クルセイド】を放つ。

もし弱気になっている兵士がいたら、フォローをする。
言葉をかけるのは私の性にはあわないから、態度で示そう。
何があっても怯まない、そういう態度を。



「さて、もう一仕事か」
 鍬丸はその手に見えない糸を忍ばせつつ、ほぼ壊滅寸前という所まで追い詰められている山賊たちを見ていた。
 こちらの兵団の士気もまた十分だ、この状態を維持したいと夏介も全力で戦いに臨んでいる。
「教えるにはちと面倒だったが、ご期待に応えてスゴ技とやらでも披露するかね」
 鍬丸は自身のユーベルコード、風閂……糸を用いたテレキネシスによって遠隔のモノを迎撃していく。
 その糸の使い方は多岐に渡り、ブービートラップのように張り巡らせては接触した山賊を切り裂いたり、山賊が装備する剣を操って同士討ちを狙ったりと、敵が集団であればあるほどその被害を拡大させていくことに長けていた。
 果てには自らが投げるクナイや手裏剣すら糸で繋ぎ操り、軌道を自在に操ることで複数の山賊を切り裂いていく。
 接敵されたなら、先程兵士たちにして見せた先制攻撃を仕掛けて、瞬時に必殺するだけだ。
 鍬丸は兵士たちに、危険を顧みない戦い方を教えてしまったことを気掛かりに思っていたが、不思議と重傷を追う兵士は発生しなかった。
 それもそのはず、鍬丸の訓練を受けた兵士たちは、その後で夏介の回避術の訓練も合わせて受けていたからだ。
 圧倒的な殺傷力と、敵の攻撃を見越したように動く回避術を備えた槍兵隊は、対峙した山賊を情け容赦なく突き倒していく。
 たまらず身を固めての防御に集中しようとした山賊たちへ、更なる追い討ちを仕掛けたのが、夏介だった。
 指先を向けた対象へ、天からの光で攻撃するユーベルコード、ジャッジメント・クルセイドは的確に山賊達を傷つけていく。
 その光から逃れようと前に出てきた山賊へは、槍兵たちの急所突きで呆気なくトドメを刺されていく。
 味方に弱気になっているものがいれば、夏介はそのフォローに入ろうとしていたが、その必要はもう既になかった。
 何があっても怯まないという夏介の態度は、確かに兵士たちへと受け継がれていたのだから。

 百を越える山賊達との戦いは、予想されていた所要時間よりも短いうちに、その幕を閉じた。
 砦にやってきた七人の猟兵たちの指導と指揮の元で戦った兵団は、これと言った被害も出さずに山賊達との因果を終わらせたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『ワイバーン』

POW   :    ワイバーンダイブ
【急降下からの爪の一撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【毒を帯びた尾による突き刺し】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    飛竜の知恵
【自分の眼下にいる】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    ワイバーンブラスト
【急降下】から【咆哮と共に衝撃波】を放ち、【爆風】により対象の動きを一時的に封じる。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「山賊たちを打ち倒したぞー!」
「我々の勝利だー!!」
 百をも越える山賊の屍を前に、兵団が高らかに勝鬨を上げている。
 しかしこの場にいる猟兵の誰もが、その歓喜に気を許すことはなかった。
 なぜなら……あのグリモア猟兵が“ついで”とばかりに予言したモンスターの襲来を予感したからだ。
「!! 上空より……あれは!」
「ワイバーンだ!!」
「まさか、こんなところで……!」
 突然の翼竜襲来の知らせに、動揺を隠せない兵士が数多く存在した。
 しかし、それでも新たなる教委を前にして逃げようとする者は、一人も現れない。
「総員、戦闘開始ー!!」
「我等の砦を突破させるな、迎撃しろー!!」
 士気の落ちることない兵団と共に、猟兵たちもまた戦いの準備を始める。
レイチェル・ケイトリン
ワイバーンが血でさそわれるなら、血をながしてるえさ、
山賊の死体を念動力であつめとくね。
ワイバーンがたべやすいように。

兵士さんたちは衝撃波や爆風でけがしない場所で警戒してもらうよ。

ワイバーンが山賊の死体のとこに降りたら、
わたしが得意な念動力技能とスカイステッパーで
大空、ワイバーンの上にとぶよ。
予想も急降下もわたしにはつかえないように。

スカイステッパーだけで連続できる空中ジャンプ回数には限界あるけど、
念動力で空中に足場をつくって、その上に立てば回数をリセットできるし。

そして、ワイバーンが動こうとした瞬間を狙って
念動力と吹き飛ばしの技能、スカイステッパーのいきおいで、
蹴りつけて地面にふっとばすよっ!



兵団の誰もが、大空に羽ばたくワイバーンを見つめて各々の武器を構えていた。
 レイチェルが指揮していた技術班の兵士も矢を放とうとしているが、やがてその腕を下ろす。
「ダメだ、遠すぎて矢が届きそうにない」
「しかし、なんだって急にワイバーンなんて現れたんだ?」
 兵達がそう話している最中、倒れ伏せていたはずの山賊がむくりと起き上がった。
 伏兵か、奇襲かと兵士の一人が矢を向けるのを、別の兵士が抑える。
 起き上がった山賊は一人だけではなく、やがて宙を浮くものまで現れては、それぞれが山のように重なっていく。
 決して山賊が甦ったわけではなく、山賊の死体をレイチェルが動かしているのだ。
「みんなはけいかいをつづけて、さんぞくにちかよらないで」
 グリモア猟兵は、ワイバーンは血の匂いに釣られて飛んでくると話していた。
 それがワイバーンの餌となる血肉に釣られての事ならば、その“餌”はこの場に山ほど存在する……山賊たちの死体がそうだ。
 やがてワイバーンは楽に捕れる餌場へ向けて高度を下げてくる。
 その巨体から繰り出される肉弾戦や衝撃波に備えている兵士を待機させ、レイチェルは一人宙を駆けた。
 スカイダンサーでもあるレイチェルは、空中でも何度かジャンプできる。
 更に念動力で宙に足場を作りその上に立つことで、ジャンプの制限をリセットすることさえ出来た。
 兵団には、レイチェルがまるでそのまま空を走っていくように見えていたことだろう。
 “餌”を喰い散らしていたワイバーンは、何度か響く跳躍の音に気づいて頭をもたげた時……その鼻先にちょうど、十分な高さから急降下してきたレイチェルがいたのだ。
 凄まじき念動力が付加されたレイチェルの蹴りが、ワイバーンの顔面に叩きつけられ、爆発するような轟音と共に、巨体が地面に縫い付けられる。
 その音を合図に兵団が、そして猟兵たちもまた行動を起こし始めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジャン・クロニエミ
「んー、こいつはおっさんも少し頑張らないとだめそうかねぇ」

相手は空中を飛び回ってるとなりゃ、このままじゃこっちは足場にできそうな高台使って斬りかかるしかないねぇ。
そんじゃ、サイコキネシスで地面に叩きつけてやろうか。おっさん、念動力と剣の速さだけは自信あるよ、それなりにね。
叩き落せたら、すかさず首と脳天に二連続で念動剣を叩き込むとしようか。
まぁでも、おっさんより強そうな子たちいっぱいいるしねぇ。
何回か地面に叩き落してもワイバーンが元気だったら、おっさんはずっとサイコキネシスで圧をかけ続けて、飛べないようにできるか試してみよう。
少なくとも動き鈍らせたり、飛ぶ高さを低く抑えたりぐらいはできそうかね。


ファン・ティンタン
ロアーの馬鹿、ヘンな事言うからホントに翼竜まで出てきた…
流石に、兵士の人達には荷が重いかな
なら…最後の一仕事だよ

兵士から【世界知識】として判明している翼竜の情報を聞き取る
"急降下”が攻撃の始点になる、か…あと、凄く硬いってことかな
一撃が重いから、焦らず、機を見て戦おう

基本的には回避に専念し、大技の隙を見て攻撃
地上では【残像】に【殺気】を乗せてかく乱し的を絞らせない

可能なら、翼竜の鬣(?)みたいな部分に引っ付く
翼竜も【動物と話す】感じで話せば挑発可能じゃないかな
やーい、急降下しか能の無い赤トカゲー
その翼が欠けたらどうなる?

隙を見て翼の付け根に【2回攻撃】と【鎧砕き】を意識した【番い燕】を叩き込む



「おー、あの子おっさんより強そうだねぇ」
 こりゃ思ってたよりも楽できそうかと思ったジャンだが、すぐさま響き渡るワイバーンの咆哮にあーあと頭をかいた。
「んー、こいつはも少し頑張らないとだめそうだ」
「ロアーの馬鹿、ヘンな事言うから翼竜まで出てきた……」
 ファンもまた、レイチェルの蹴りを受けてもなお動こうとするワイバーンを警戒しつつ、兵士たちを見る。
 確かに彼等の士気は高いものの、流石にワイバーンが相手となれば荷が重そうだ。
「地上にいる今が好機ではないのか? 奴の攻撃の殆どは急降下が起点なのだろう?」
「バカ言え、攻撃が届く前に一瞬でも翔ばれたらおしまいだ。 咆哮で動きを封じられ、足がすくんだ奴から爪と尾の餌食になってしまう」
 兵士たちはワイバーンに接近はせず、そのまま遠隔攻撃でその体力を削ろうとしているようだ。
 しかしそれでは、やはりワイバーンを大空に逃がしてしまうことになるのは目に見えている。
 兵士たちの話し声はジャンもしっかりと聞いていた、未だに頭をくらくらとさせているワイバーンへすっと手を向ける。
「おっさん、剣の速さには自信があるんだけど、それだけじゃないんだなぁこれが」
 ジャンもレイチェルと同じくフォースナイトである為、念動力の扱いに精通しているのだ。
 ワイバーンが再び空へ飛び上がる前に、ジャンはサイコキネシスを用いてその巨体に更なる重圧をかけていく。
「これで飛べないようにできるか、試してみようか」
「それよりもっといい方法がある」
 ジャンへそのまま抑えてて、と頼んだファンがワイバーンへ向けて一直線に駆けていく。
 真っ向から迫る敵に気付いたワイバーンは、毒を持った尾を振り回してファンを貫こうとするが、残像を見せてかく乱するファンを捉えることが出来ず、苛立っていた。
「やーい、急降下しか脳の無い赤トカゲー」
 挙げ句の果てに、動物会話技能持ちなファンからそんな挑発を受けて、その怒りはあっと言う間に頂点に達した。
『餌如きが!!』
 爆風を伴う咆哮が轟くも、ファンはワイバーンの頭部にある角に掴まってその衝撃を免れる。
 さて、と白の一振りを構えて、ファンは怒れる翼竜に囁いた。
「その翼が欠けたらどうなる?」
 刹那、走る一閃、二閃はワイバーンの右翼の付け根を深々と切り裂いた。
 ユーベルコード、番い燕によるファンの二連撃は、竜の鱗を砕くことを意識したもので、ここまでの痛打を受けた翼ではしばらくは飛ぶことも叶わないだろう。
「なるほどねぇ、そんじゃおっさんも働くとするかね」
 そこへジャンもまた飛び込んで、右翼の痛みに叫ぶ翼竜の脳天と首へ念動剣のにれんげきを叩き込めば、その叫びすら叩き潰してしまった。
「……おっと、これって咆哮も封じちゃった?」
 おっさんそういう柄じゃないんだがなぁ、と呟きつつ、ジャンは再びサイコキネシスを仕掛けてワイバーンの動きの抑制に回る。
 翼と声を潰された翼竜に見て、兵士たちは今度こそ突撃を開始した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

桑原・こがね
その意気や良し!
ワイバーンを相手に退くことなく立ち向かえるなんて見上げた根性だわ!
あたしも共に戦いましょう!
敵は翼竜、相手にとって不足なし!

狙い目は急降下からの攻撃ね。攻撃が届く範囲まで接近した刹那に合わせて剣を振るえば、向こうの勢いも合わせて強力な一撃を喰らわせることができるわ!
ただ、相当な集中が必要ね。それに、こちらを狙ってもらう必要があるわ。あたし、【存在感】は結構あるし、いっちょ派手に銀雷を飛ばして注意を引くのもありね。こっちに向かってくるのがわかったら、神経を集中させて迎え撃つわ!


アイン・アブソリュート
「あ、山賊戦の動画を撮り忘れるなんて今年最大の失敗だよぅ…気を取り直して今回はバッチリ撮影するよっ!」
撮影ドローン『ユーイ』に動画を確り撮らす

兵士さん達には遠距離武器を持って今回も包囲するようにお願いする

十分に距離を取って防御や回避に専念してもらい飛竜の背後方面からのみ攻撃

視界外からの攻撃は当て易いし威力が無くてもウザくて注意力も分散するし翼へダメージも与えられれば更に良し

ボクも序盤は【ダッシュ】と急停止で【残像】が残るほどの緩急で的を絞らせないようにして飛竜の癖を把握し、急降下による爪の攻撃に合わせて【ジャンプ】とUC で飛竜に急接近して【空中戦】から頭上を取り翼へ強烈な一撃を放つ



「あ」
 ふと何かに気付いたアインは、撮影ドローンのユーイに保存されている映像データを流し見すると、あっちゃーと頭を抱えていた。
「山賊戦の動画を撮り忘れるなんて今年最大の失敗だよぅ……気を取り直して、今回はバッチリ撮影するよっ!」
 ユーイの撮影モードを設定すると、モニターに表示されたのはワイバーンへと真っ向から向かっていく兵団の様子だ。
「こりゃ迫力満点だねっ☆ っと、ボクの講座忘れてないよね? 猟兵が引き付けてる間に包囲よろしくっ♪」
 アインが全力のダッシュで向かっていく最中、こがねは兵団の衰えることない士気の高さを称賛していた。
「その意気や良し! ワイバーンを相手に退くことなく立ち向かえるなんて見上げた根性だわ!」
 自分が指導した人々がそれほどの戦意を持っているなら、自分こそがその戦意の手本とならねば格好が付かない。
「敵は翼竜、相手にとって不足なし!」
 アインの号令によって散開、包囲陣形を取る兵団の前、そしてワイバーンの前に立ったこがねは、自らの存在感を示すかのように銀雷を放つ。
 ファンに翼を強く抉られたワイバーンだが、それでも跳躍するように跳び跳ね、十分な高さがなくとも大きな足での踏みつけを仕掛けてくるのだ。
 起点となる急降下がなくとも、この場にある餌を喰らい尽くすべくワイバーンは意地の抵抗を見せ、こがねの身を踏み潰そうとその足を振り上げる。
 うまくワイバーンの注意を引けたこがねは、神経を研ぎ澄まして動くことでその踏みつけを回避してみせた。
「かかったわね!」
 ワイバーンの脚が地に叩きつけられると同時に、こがねの剣刃一閃がカウンターのように竜の腹を大きく切り裂く。
 そのタイミングに合わせて、中空を跳躍していたアインもまた、スカイステッパーで十分な高さを保ったままワイバーンの目前に到達した。
「さっきは撮り損なったけど、今のは撮れたよね、ユーイ? それじゃボクもバッチリキメるよっ☆」
 ワイバーンの頭上を取ったアインは、ユーイにビシッとポーズを撮らせたその後、今もなお羽ばたけぬワイバーンの左翼に強烈な蹴りを放った。
 飛べば厄介な翼竜を、そもそも飛ばさせないことに徹底する猟兵たちの戦いぶりは、兵たちにとっても多いな助けとなっている。
「奴を空に帰すな、ここで仕留めるんだ!」
 兵士の誰かがそう叫べば、兵団の皆が一斉に各々の武器をぶん投げてワイバーンの翼へとぶつけていく。
 武器が無くなれば石や、人形の破片を投げる姿は原始的ではあるものの、ワイバーンの体力を削る助けにはなっていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

髪塚・鍬丸
「さて、最後にひと暴れといこうかね」
とは言え格上相手だ、調子に乗るのは十年早ぇな。
直撃を喰らわない様に立ち回るぜ。

敵の攻撃手段は急降下が予備動作になってやがる。高度が必要なら連続攻撃は出来ねぇと見た。【見切り】【視力】【第六感】を駆使して予備動作に注意、【ジャンプ】で降下地点から飛び退って回避。

風閂で遠距離攻撃。糸での斬撃だけじゃ威力が足りねぇなら手裏剣やその辺に落ちてる山賊の武器を飛ばして攻撃の質量を増すぜ。

眼下からの攻撃は回避出来る、ってんならいっちょ覚悟を決めるしかねぇ。
敵が降下した瞬間、跳躍回避と同時に、風閂の念動の効果で宙に固定した武器を足場に敵の頭上にジャンプ、上からクナイで攻撃。


有栖川・夏介
※アドリブ歓迎

兵士のみなさんの士気に圧倒。
なんともまぁ、頼もしいばかりです。
これは、私もみなさんの期待に恥じない動きをしないといけませんね。

敵の空からの攻撃に気をつけつつ、隙をみて【ジャッジメント・クルセイド】での撃ち落としを狙います。
「墜ちろ…!」

撃ち落としに成功したら、すかさず駆け寄って処刑人の剣で攻撃。
せっかく士気が上がっているようですし、兵士のみなさんにも手を貸していただきましょう。
「一斉攻撃、今です。……やれますね?」

この兵団がワイバーンも倒せるのなら、もう何も教えることはなさそうですね。



「さて、最後にひと暴れといこうかね」
「しかし、なんともまぁ……頼もしいばかりです」
 忍具を構える鍬丸の横で、夏介はワイバーンへ果敢に向かっていく人々の士気に圧倒されていた。
 特に兵士たちは、ひとつ下手を打てば即死もあり得るような強敵であるはずなのに、砦に逃げ帰った兵士はこれまで一人も確認されていないのだ。
「自信をつけさせる為とは言え、まさかここまで危険を顧みなくなるとはな」
「私たちもみなさんの期待に恥じない動きをしないといけませんね」
「同感だ」
 先達の猟兵たち、そして兵団の全力攻撃を受けているとはいえど、ワイバーンは格上のオブリビオンだ。
 調子に乗るには早いと、鍬丸は己の持てる技能をフルに活かしてワイバーンの予備動作を警戒する。
 最早ワイバーンが空に逃げることは叶わないだろうが、毒を帯びた尾によるなぎ払いや串刺し攻撃は健在だ。
「操るか……」
 鍬丸のユーベルコード、風閂による見えない糸は手裏剣を始め、周囲に落ちている山賊の剣やら盾やらを手繰り寄せると、それらを一斉にワイバーンへと放ってさらに打撃を与える。
 夏介もまたジャッジメント・クルセイドによる天からの光で、ワイバーンの赤々とした表皮を容赦なく焼いていった。
 二人の波状攻撃によって、たまらずその巨体を俯せに倒した翼竜へ、鍬丸はクナイを、夏介は処刑人の剣を構えて、地に屈した竜の頭に駆ける。
「終いだ」
「墜ちろ……!」
 二人の刃はほぼ同時にワイバーンの鼻先を抉り、鱗や角を備えた肉を大きく削り取った。
 堪らず絶叫を上げるワイバーンから視線を逸らし、夏介が背後を見やれば、槍を構えた兵士たちが全力で向かってきていた。
「一斉攻撃、今です。 ……やれますね?」
「おおーーーっ!!」
「先生方に続けーっ! 我等の力を見せるのだー!!」
 この底抜けの士気の出所はどこからなのかと、夏介は一瞬だけ考えてしまう。
 グリモア猟兵は確かに言っていた、この兵団は別に弱いわけではないのだと。
 単に、己の強さに気づいていなかっただけなのかもしれない、ここまでやれるならばもう何も教える必要はなさそうだと、夏介はふと考える。
 数多の槍に頭を刺されて悶絶するワイバーンを見て、先の勝利を確信する夏介と、その勝利を確実とするために動く鍬丸。
 決着の時は、確実に近づいている。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

レーヴェ・ナハトシッフ
ワイバーン……使う技は急降下から始まるのが2つ、眼下にいる敵じゃないと発動できないのが一つ……見覚えのある白熊と鮫&猫がいるし
俺は竜の注意を引いて、目線を上に向けるか

勇気を出してジャンプで飛んで、スカイステッパーで空中を蹴ってワイバーンの身体にしがみつき、二回攻撃や属性攻撃でダガーを刺したり
アサルトウェポンで翼に穴を開けて、飛びにくくする事を狙うか

空中戦があるとはいえ、スカイステッパーは最大14回しか使えないから
宙を蹴れなくなり、落下して地面に激突しないよう注意
着地用の残り一回になるまでは竜に接近して戦闘

竜のユーベルコードが封じられたり、地面に落ちたら
兵士さん達の怪我を減らすためにも畳み掛ける


アガト・シレスティアル
ワイバーン大きいにゃー……でもレーヴェにゃんや熊斗にゃん、他の猟兵さんに兵士さん達もいるから不安はないにゃ
正義とシャーくんは勝つのにゃ。こう言うとシャーくんはため息つくけど勝つのにゃ

ガトリングモードのシャーくんで援護射撃するのにゃ
お空をぴょんぴょんするレーヴェにゃんに当たらないよう気をつけるのにゃ
属性攻撃に二回攻撃、ちょっとした傷なら生命力吸収があるから
ジャンジャンバリバリ撃つのにゃ
それとエレクトロレギオンで出した戦闘機械を散開させて同じく銃火器を撃ってもらうにゃ
散開するのは兵士さん達がワイバーンブラストの衝撃波や爆風に巻き込まれない為と、戦闘機械がまとめて破壊されないようにする為にゃ


夜船・熊斗
……飛竜の知恵が厄介ですね
お布団封じでユーベルコードを封じたいですけど、一発でも外れたら攻撃力を下げるだけ、飛びまわられると全て外す可能性も……
レーヴェさんがぴょんぴょんしてくれてますので
隙を見てから少しずつ、場合によっては3つまとめてぶん投げますか
それとアガトさんには後で熊はイヌ科に近いと教えなければ……

獅子や猫が注目を引いてる間に竜の視界の外へと移動
猫や他の攻撃を回避した時や獅子に振り落とそうとしてる時に
お布団封じで枕、敷き布団、掛け布団を当てて、攻撃力の減少やユーベルコード封じを狙います
不意打ち後は霊符を投げたり、ダガーで属性攻撃からの二回攻撃
ユーベルコード封じを狙ってお布団封じします



分かりやすい餌に釣られて、地に降りてきたことがそもそもの間違いだったのだろう。
 猟兵たちの、徹底した滞空対策が幾度も重なり続けた結果、レイチェルの初撃からここまでの間、ワイバーンを羽ばたかせることすらなく戦いを展開していった。
 その結果、猟兵たちはほぼ無傷の状態を保ち、兵団の者たちも咆哮の衝撃波などを浴びた者がいるものの死傷者は奇跡的に零名だ。
 ただ、あともう一押しが足りない……そう誰もが思い始めた頃。
 新たなる猟兵が三名、この戦場に召喚された。
「……なんだ、見覚えのある白熊と鮫と猫がいるじゃないか」
「レーヴェにゃんと熊斗にゃんも来てたのにゃ? まあ、他の猟兵さんに兵士さんたちもいるから不安はないにゃ」
 レーヴェ・ナハトシッフ(バンダナマフラーが風になびく・f04940)が良の手にダガーを握り締め、アガト・シレスティアル(シャーくんと一緒!・f03547)が相棒たる鮫形の黒剣シャーくんをガトリングモードにして構えている。
「アガトさん、熊はイヌ科に近いのでにゃんはちょっと……」
 夜船・熊斗(白熊の敷物な熊獣人・f10387)がアガトの呼び方に注文を付ける。
 顔馴染みらしい三人の猟兵は軽く打ち合わせをした後、この戦いを終わらせる為に駆け出した。
「さてさて、おいたをする悪い子はこのお布団でゆっくり眠ってもらいましょうか。 今なら白熊白湯の添い寝……って、流石にでかすぎますね」
 熊斗がユーベルコード、お布団封じの為の枕や敷布団、掛布団をまとめてワイバーンにぼんぼんぶん投げていけば、何故だかワイバーンサイズに肥大化した寝具セットがワイバーンをすっぽり覆い尽くしてしまう。
 攻撃力を減らすどころか、睡魔に誘いそうな技の最中に行われているのは、レーヴェによる組付きからの斬撃や銃撃といった連続攻撃だ。
「正義とシャーくんは勝つのにゃ。 こう言うとシャーくんはため息つくけど勝つのにゃ」
 そしてやたらと多機能らしい黒剣のシャーくんから数多の銃弾を放ちつつ、エレクトロウェポンを展開してさらに銃撃を浴びせるアガトの嵐のような弾幕を巨体いっぱいに受けて、ワイバーンはついにその命を散らそうとしている。
 兵団たちも突如現れた三人の徹底とした攻撃ぶりに驚きを見せているが、レーヴェ達を加勢しに来た仲間であると認めると、再びワイバーンへの攻撃を再開させる。
 やがて、一人の兵士が手にした刀……白の一振りがワイバーンの首に振り落とされ、その頭を切り落とした時。
 この戦いは、猟兵たちと兵団の完全なる勝利と言う結果で幕を閉じることとなった。

「……先生方の教えのおかげで、我々はついに山賊を打ち倒し、そしてワイバーンはも討ち取ることができました」
「我々はこれからも、先生方の教えを守り、そしてこの砦を守り続けることを誓います!」
 戦いを終えた猟兵たちへ、ずらっと一列に並んだ兵団たちが感謝の言葉を述べる。
「先生……いや、猟兵の皆様、短い間ではございましたが……ご指導の程、ありがとうございました!!」
「猟兵の皆様へ、敬礼ッ!!」
 兵団の全員が、猟兵の最後の一人がその場を去るまで、その背中に向けて敬礼していた。
 後に、この兵団は「イェーガー兵団」と名乗るようになり……これからも難攻不落の砦としてこの地を護り続けることになるだろう。
 特にその兵団の長に任命された者は、東風の刀から繰り出す一撃で、魔物を一刀両断するほどの腕を持ったそうだが……この先の話はまた別の機会に。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年01月05日


挿絵イラスト