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屍人帝国の襲撃

#ブルーアルカディア

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●小さな浮遊王国
 そこは規模の小さな浮遊大陸であった。
 しかし、資源には恵まれており、大気と水も綺麗な大陸であった。
 そんな恵まれた国が標的になるのは当然であった。
 屍人帝国の軍勢が今まさに、平和な風光明媚な国にへと襲いかかろうとしていた。

●と言う予知
「イエス、イェーガー。予知の時間です」
 映し出された電子モニター、無数の機械類。
 それは浮遊大陸に迫るモンスター群を示していた。
「敵は屍帝国のモンスター群です」
 その数は空を埋め尽くすほどの数であった。
 だが、どれほどの数であっても数多の危機を乗り越えてきた猟兵ならば問題ない。
 それが例え映し出されるモニターを一色に染め上げていてもである。
「敵は大量にして膨大ですが、特に問題はないでしょう」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)はいつものように紫紺のマシン・アイを細めて猟兵達を見つめる。
 その無機質な眼差しはいつだって変わらずに猟兵たちを見てきた。
 この程度の数に負けるようなやわな連中ではないと言うことはよく知っている。
 銀色の髪をなびかせれば、グリモアが展開されていく。
 それは門が開かれると言うこと、その先には戦場の空が広がっていると言うこと。
 だが、しかし、彼女は顔を知るものたちを臆せずに戦場の空へと誘うのである。
「イエス、イェーガー。イェーガーたちならば何の問題もなく任務を完了できると当機は確信しています」
 そう、彼らが勝って帰ってくると信じているからこそ、その門は解き放たれる。
 そして広がる蒼穹に、無数の敵影。
 戦いの火蓋は切って落とされる。


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 屍人帝国との戦い。
 敵が9、空が1だッ!!
 圧倒的な群れを前に戦えイェーガーッ!!
 そんなシチュエーションです。
89




第1章 集団戦 『クラウドジェリー』

POW   :    無痛麻痺毒
【麻痺毒】を籠めた【触手】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【運動中枢】のみを攻撃する。
SPD   :    毒触手
海の生物「【クラゲ】」が持つ【刺胞毒】の能力を、戦闘用に強化して使用する。
WIZ   :    透き通る体
自身と自身の装備、【触手で締め上げた】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

カグヤ・アルトニウス
○我往くは牙を剥く雲海

アドリブ・連係歓迎

クラウドジェリーは嵐等と同じ自然現象であって
「空は十で敵はゼロ」ですが
故に余計性質が悪いので一掃させてもらいます

(乗機)
マルミアドワーズ(ダイダロス装備)

(行動)
距離を詰められると分が悪いので早めのUC使用で打開を狙います

エクストラ・ブルーを艇内で光らせUCを起動してからの

マルミアドワーズの副砲の連装エネルギー砲
ソードオブビクトリーのビームカノンモード
トゥインクルスターの重熱線砲

以上による【砲撃】+【一斉射撃】+【範囲攻撃】で高熱量で纏めて蒸発させる事によって進路を確保します
後は、【オーラ防御】で強化したアブソリュート・ウォールで接近を阻みつつ突破します



●自然を超える
「……」
 カグヤ・アルトニウス(辺境の万事屋兼宇宙海賊・f04065)は行く手を遮るそれらを見て悩んでいた。
 屍人帝国の撒き散らしたクラウドジェリーの群れだ。
 嵐などと同じ自然現象に近い存在で敵意はもたない。
 もたないが、それにしたって多い。
 視界が埋まるほどだ。
「空は10で敵は0ですが……余計に性質が悪いです」
 漂うだけでもこれほどの量ともなれば害も相当なものとなる。
 故にカグヤは一掃することを決めた。
 汎用空間ユニットを装備したことでいくばくか巨大化した宇宙艇マルミアドワーズは動き出す。
 一つ一つは弱くてもあれだけの数ともなれば群がられれば相当に厄介。
「エクストラ・ブルー起動」
 船内で自らの刀を輝かせる。
 それは理外の理たるユーベルコード発動の証。
 エクストラ・ブルーが輝いている間、自らの攻撃全てが恐るべき回数に増加する理を超えた力。
「副砲、ビームカノン、重熱線砲照準」
 その言葉に従い、各種砲座・砲塔が空に広がる群れに向けられる。
 チャンバー内正常加圧、ライフリング回転開始。
「撃てぇッ!!」
 呼応一閃、その声と共に砲座が一斉に砲火をあげる。
 色とりどりの高熱量の粒子線、エネルギービームが一瞬でクラウドジェリーを消滅させていく。
 群れに一瞬の穴が展開されると同時にアブソリュート・ウォールを展開し、気脈を流すことでそれをより強固なものとすると同時に突貫。
 敵の中枢で砲座を乱射しながらカグヤは、クラウドジェリーの群れを突破していったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

水鏡・怜悧
詠唱:改変・省略可
人格:ロキ
敵は大群。つまり、大量の資源入手のチャンスというわけですね。ならば天使核も魔獣素材も、頂けるだけ頂きましょう。現地の方が必要とするならお分けしたいですしね。

敵は半透明、ならば核を直接狙えます。UDC液体金属で大量の手を構築。雲にせよ海月にせよ、その組成は水が多いでしょう。属性は風、水、毒、亜空間。
風属性の手で空気を掴んで移動します。風に乗って逃げるようなら風属性で周囲の空気ごと動きを止め、水属性の手でクラゲ本体へ干渉しなるべく傷をつけないようにしつつ天使核を抜き取ります。刺胞毒は毒属性で受け回収。死体含め、確保した物はまとめて亜空間に放り込んでおきましょう。



●そざいのむれ
「敵は大群……」
 水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)……人格:ロキである彼は呟いた。
 空を埋め尽くすほどの自然現象に等しいクラウドジェリー。
 されど、それは人為的に起こされた災害である。
「つまり、大量資源のチャンスと言うことですね」
 だがそんなの関係ない、
 怜悧にとって、ロキにとって、それは即ち資源ゲットのチャンスである。
 いただけるだけ頂いてしまう。
 それが彼であった。
 UDC液体金属が無数の手と言う形状を形取る。
 それらは、風を帯びて、空間を掴み取る足ともなる。
 空を掴み歩く、あるは空を踏みしめ疾駆する。
 そうとも取れるような液体金属の手を利用した空中機動。
 風に乗って漂う空のクラゲに無数の液体金属が殺到する。
 本来ならば干渉するはずのそれは水属性と言う同質の性質を持つが故にどぷん、と言う音をあげ、直接核を掴み取る。
 それを抜き去られれば、クラウドジェリーは形を保てずに雲下へと落下していく。
 刺胞毒? それもまた無意味であった。
 毒属性を持つ液体金属の腕がそれを守っていた。
 同質の属性故に毒すらも効かず、空は怜悧の素材ゲットキャンペーンの場となっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ユイング・カラミタス
★アドリブ・共闘歓迎だよ!

数ばかり無駄に多いね。確かに相手の戦意を喪失させるのに数を揃えるのは有効な手段だけど……。
まあ、今回ばかりは相手が悪かったかもね。
ユイ達猟兵の前では数的有利というのが機能しないって事、見せつけよう。

基本戦術はUC【星を手に】を用いた「範囲攻撃、全力魔法、属性攻撃」
範囲殲滅はユイの最も得意とするところだよ。
これだけ数がいればどこにどう撃っても当たるんじゃないかな?



●星の手に
「数ばかり無駄に多いね……」
 ユイング・カラミタス(災厄の書・f33985)は周囲を見回す。
 数だけは無駄に多い。
 まさにそのとおりだ。
 クラウドジェリーは如何に自然現象とは言えここまで集まる事はない。
 まさに人為的に起こされた悪意とも言えよう。
 物量による飽和攻撃・範囲殲滅。
 確かに物量こそ、人類が編み出した最強最大の戦略であり、相手の戦意を奪い去るには最も有効な手段だ。
「けれど、今回ばかりは相手が悪かったかもね」
 そう、ユイングたち猟兵を前にその作戦は無意味である。
 量より質、そして、個としては最強に等しい第六の猟兵。
 イェーガーである彼女たちには量の戦略はほぼ無意味に近い。
「特に範囲殲滅なんて、ユイが最も得意とするところだよッ!!」
 その手に収束するは光。
 小さな天の光。
 されど連なれば万象滅ぼす魔の閃光と化す光。
 そう、その手にされた光の名は――――。
「星の手に(エストレア)ッ!!」
 一筋の閃光は無数に別れ、空に炸裂し、光の爆発を織り成す。
 どこにいようが打てば当たる状態。
 さらに炸裂する閃光が無数のクラウドジェリーを乗り込み消失させていく。
「どこにどう撃とうが当たる状態を作ったのが悪かったね」
 星を手にしたユイング。
 まさに向かう所敵なしであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ノエル・カンナビス
依頼内容は敵兵力の殲滅。了解。
……気象操作しろと言われているような気もしますが。

コンバットキャリアのハンガーに装備された充填口に
接続したままのエイストラから、インクリーザーの
砲撃/貫通攻撃/鎧無視攻撃/範囲攻撃/なぎ払いで、
空をお掃除します。戦域兵器ですから射程は充分。

Eバンクが一発でカラッポになってしまいますけれど、
キャリアからのエネルギー充填で元通りです。

なお透明化は無駄です。エイストラの統合センサーは
赤外でも紫外でも、なんならソーノビジョン(超音波
エコー画像)でも映像が取れますし、電位スキャナで
生体反応を探すことだって不可能ではありません。
――まぁ、電位スキャナは時間が掛かりすぎますが。



●気象操作
「依頼内容、敵兵力の殲滅……了解」
 ノエル・カンナビス(キャバリア傭兵・f33081)はキャバリアを起動させる。
 敵兵力の撃滅、それはいい。それはいいのだが。
 目の前に広がるそれは気象とも言える存在。
 これは気象操作の類ではなかろうか。
 されど敵の撃滅を依頼された以上はやってやるのが猟兵と言うもの。
 コンバットキャリアのハンガーに装備された充填口。
 そこに接続したまま、キャバリア・エイストラのプラズマライフルを構える。
 Eバンクの全てを使い切る必殺のインクリーザー。
「Eバンク、リリース。インクリーズ」
 トリガーを引けば、荷電粒子を帯びたプラズマ圧縮線が一筋の閃光となって空を切り裂いた。
 クラウドジェリーはその熱量に触れれば一瞬で沸点にまで膨れ上がり、弾けて空に散る。
 あとはその増強された荷電粒子で空をなぞるだけのお仕事。
 そして、装填されたエネルギーバンクが空になってもコンバットキャリアからの供給で即座に補給が出来る。
 透明化? エイストラの統合センサーにおいて捉えきれないものはない。
 時間がかかりすぎる手段を含めて、そのセンサーからクラウドジェリーが逃れる手段はないのだ。
 再度のトリガー、放たれる荷電粒子。
 後は撃ち落とし薙ぎ払うのみ。
 戦域兵器としての強みを如何と発揮した戦闘であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ブレイドホーク』

POW   :    テイルブレイド
【尾の先端の刃】が命中した対象を切断する。
SPD   :    ホークフェザー
【羽ばたきと共に、刃の如く鋭い羽】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    ホークウインド
【力強い羽ばたき】によって【強風】を発生させ、自身からレベルm半径内の味方全員の負傷を回復し、再行動させる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

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●空を蹂躙する
 ピィィィィィィィィ、と甲高い音をあげ、それらは飛来する。
 次に現れたるは帝国に飼いならされた鳥の群れ。
 たかが鳥と侮ってはならない。
 それらとて群れれば飛空艇の一つや二つ墜としてみせる。
 特にブレイドホークのその尻尾は装甲板とて容易に貫通するのだ。
 それらが空を覆うほどに殺到する。
 普通の飛空団ならここで壊滅している。
 そう、普通の、ならばだが。
カグヤ・アルトニウス
〇刃鷹

アドリブ歓迎

帝国はこれだけの物をどうやって飼育してたんでしょうかね…
この数からして恐らくは各地での輸送・通信用の代物をかき集めて来たんでしょうけど、本当にそれでいいんでしょうかね

(乗騎)
マルミアドワーズ(ダイダロス装備)

(行動)
まあ、この手の相手には同士討ちで数を減らすのが定番ですね

まずは、トゥインクル・スターからの音響閃光弾で近くのを怯ませてからUCで自らの姿を認識外に置きつつ同士討ちする様に外側の群れを敵として誤認させ、追撃を阻む様に誘導します

あとは、その隙に【迷彩】でUCの範囲外の敵からも姿を晦ませ、念の為UCと閃光音響弾で同士討ちを維持する様にコントロールをしつつ突破します



●閃光同士討ちの巻
「……一体どこからこれだけの数を……」
 カグヤ・アルトニウス(辺境の万事屋兼宇宙海賊・f04065)は心底疑問に思う。
 これだけの数を集めればむしろ、今後に差し支えると思うのだが。
 むしろこれだけの数がいるからこそ、なのかもしれない。
 だが、どちらにせよ今はこれを撃退するのが先決だ。
「この手の相手なら」
 トゥインクル・スターより音響閃光弾が放たれる。
 閃光と音によって相手を怯ませる武装だ。
 その閃光と音によって怯んで気絶した幾つかが空に落ちていくのは見送った。
 怯んでいるうちに、カグヤは自らの姿を認識外におく。
 サイキックによる擬似展開された白昼夢。
 これにより敵は味方同士の認識すら曖昧になってしまう。
 外側と内側の群れ、互いが互いにその鋭い尻尾で切りつけ合い、叫び声をあげ、力尽きたものから空の下へと落ちていく。
 あとはその状況を維持したまま、この空域を突破し、この場の首魁を倒すのみ。
 カグヤは音響閃光弾と白昼夢の領域、その双方を利用し、この空域を突破していくのだった。
 後に残るは、ただ、ただひたすら互いに食み合う鳥たちばかりで、気づいた時には敵だったはずのカグヤはもういなくなっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

水鏡・怜悧
詠唱:改変・省略可
人格:ロキ
ふむ、これはまた面白い素材になりそうです。なるべく丸ごと手に入れたいですね。
バスケットボール大の液体金属球を空中に浮かべ群れの方へと放ちます。まずは重力属性で一定範囲の敵を引き付けつつ群れから分断。十分に球に引き寄せたら電撃を放ちマヒ攻撃で動けなくしましょう。マヒした相手には氷属性の魔弾を放って追撃。氷漬けにして倒します。倒した相手は落下する前に亜空間を拓いて収納。これなら素体も傷つきません。
追い風を使って重力場を超えてくる相手は金属属性に設定した銃型魔導兵器から、金属槍を撃ち出して迎撃しましょう。素材は少々もったいないですが、近寄られては脅威ですからね。



●まるごと素材
「ふむ……」
 水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)は周りを見回す。
 そして、指を口元に当てて悩む素振りを見せた。
 その素振りを見て目の前の人間が臆したのだと勘違いした一匹がその尾先にある剣でその身を貫こうとする。
 だが、決して臆したわけでも油断しているわけでもない。
 ゆるい動きでその鋭い一突きを回避しながら、その尻尾をぐわし、と怜悧は掴む。
 思わぬ動きにじたばたと暴れるそれを思い切り床にびたーん、と叩きつけた。
 その衝撃で意識が飛んだブレイドホークを手からぶら下げながら怜悧は頷く。
「これはまた面白い素材になりそうですね」
 なるべくまるごと、そして大量に欲しいところです、と言いながら怜悧は手にぶら下げたブレイドホークの一匹を亜空間に収納した。
 無論、とどめは手早くさした。
 その姿にドン引きしたのか、ブレイドホークの群れが一歩退いた気がする。
 液体金属を球体にして放ち、重力波を発生させれば一気に、その重力波の干渉を受け、ブレイドホークたちが引きずり込まれる。
 抗おうとしてじたばたするブレイドホークたち、しかし暴れれば暴れるほどに力を奪われ、そして掃除機に吸い込まれるゴミのように液体金属に吸い込まれていく。
 そして、それに触れた途端バヂィッ、と言う爆ぜる音が響き、次々と感電していくブレイドホークたち。
 麻痺属性の雷撃が球体より放たれたのだ。
「あとはよりどりみどりですね」
 感電して麻痺したブレイドホークに魔弾を放てば凍らせ、氷漬けになったそれを亜空間に収納する。
 まさにまるごと素材にしてしまったのである。
「さて、まだまだいっぱい素材はありますね」
 最早ただの素材扱い。
 それにブレイドホークたちは引きずったようにまた一歩、後ろに下がったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ノエル・カンナビス
鳥さんですか。

これ以上インクリーザーを使いますとキャリア側の
エネルギーインゴットが干からびそうですし、
少し節約しましょうか。

バイブロジェットの最大推力で突撃しつつ先制攻撃/指定UC。

あとは貫通攻撃/ライフルでも範囲攻撃/キャノンでも好き放題。
白兵距離でしたらブレイドも使いますが、ミサイルは封印です。
――お高いんですよミサイルって。

せっかくの資源ですし、島の上空に来たものを優先しましょう。
丸焼きにしてから島に落としてやれば住民が回収するでしょう。
生きたままのが落ちないよう注意はしておき、もし見つけたら
スナイパー/ライフルで止めを刺します。
こういう時は生体を探知する電位スキャナが役立ちますね。



●鶏肉扱いである
「鳥さんですか」
 ガコン、とキャリアからキャバリアを立ち上げながらノエル・カンナビス(キャバリア傭兵・f33081)は呟いた。
 これ以上プラズマライフルでインクリーザーを用いれば銃口が焼け付く以前にキャリア側のエネルギーインゴットが枯渇してしまう。
 まだ敵首魁とも遭遇してないのにそれは悪手だ。
 節約も大切だ。
「バイブロジェット、最大推力」
 背面部のバイブロジェットの推力を一気にあげ、高推力のそれに任せるままにぶっ飛ぶ。
 敵の攻撃は呼吸をずらし、推力に任せるままに回避。
 あとは隙の出来た個体に目掛けライフルで撃ち抜いていく。
 白兵距離まで詰めてきた個体にはブレイドで一閃。
 まるで社交ダンスを踊るかのようにキャバリアが舞い踊る。
 そのたびにブレイドホークがまた一尾と落ちていく。
 だが決して頑なにミサイルは使わない。
 何故か。ミサイルはお高いのである。
 そう、高いのである。
「せっかくの資源ですし」
 こいつも資源扱いし出した。
 鳥肉だからって。
 プラズマライフルの出力を調整し、発射。
 ちょうどこんがり美味しく焼けるように調整された弾頭がブレイドホークさんをこんがりローストにしてしまう。
 そして、それはそのまま島にへと落ちていく。
 きっと後で島民のお腹に収まるのであろう。
 時々丸焼きになっても生きているのがいるが、それもライフルの狙撃でとどめを刺される。
 何故わかるのか。電位スキャナって便利ですよね。生きてるか死んでるかわかりやすくて。
 ノエルの美味しい鳥肉量産工場はまだまだ続いたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

秋津洲・瑞穂
鳥肉と聞いて!(とたたたた

わーい焼き鳥さんが一杯だー。
さっそく解体して人里に運びましょう。
見よ秘技・神獣刀ブロックバラシ! ていていていてい。
部位ごとにちゃんと切り分けてー、あら中が生焼けだわ。

「おいでおいで、火の子たち」

熾火程度に温度を下げたら、ブロック肉乗せて運んでね。
到着するころには軽く火が通って良い食材に。

え、食べさせろ? 仕方ないなぁ。
小さめに切ったやつに大蒜醤油とか塗って焼いて焼いて焼いて。
少し味わったら、ちゃんと霊力に変換して取り込むのよ。

残りの子は……大部分残ってるわね。
お空に飛んで、活きのいいのの羽根を狐火ブレスで
焼いて墜落させて。後の処理はこっちでやるから。

豊猟豊猟♪



●鳥肉見参
「鳥肉と聞いて!!」
 秋津洲・瑞穂(狐の巫女・f06230)見参。
 鳥肉と聞いてならば空の上であろうとやってくる。
 最早完全に素材扱いの猟兵どもである。こいつら。
「焼き鳥さんがいっぱいだー」
 完全に最早調理後の姿しか見えていない。
 その鋭い穂先を持つ尻尾なんてなんのその。
 尻尾が振るわれ、瑞穂を切り裂こうとするも、その太刀が容易にそれを弾き返し、むしろ危険部位だからと切り落としてしまう。
「見よ、秘技ブロックバラシ!!」
 返す刃が唸りをあげて、胸肉、もも肉、手羽先、手羽元、様々な部位にへと解体し、切り分ける。
 猟兵のプラズマライフルで丸焼きになったとは言えあたりが中途半端で生なのもいた。
 だが問題ない。瑞穂には頼もしい狐火ファイアーたちが控えているのだ。
 フォックスファイアーたちに命じて運ばせているうちにくすぶる炎によってロースト状態になるって寸法よ。
 香ばしい匂いに狐火たちは食べていいか、と思わず瑞穂に問うてしまった。
「え? 仕方ないなぁ」
 小さめにさらに言った鳥肉に大蒜醤油を塗って焼く。
 嗚呼、香ばしい匂いがさらに香ばしく!!
 食欲を誘う香りに、狐火たちが殺到し、霊力にへと変換していく。
「……それじゃあ、豊猟祭の開催ね」
 ぎろり。
 大部分残っていたブレードホークたち。
 それらは全て猟兵たちにとっては素材でしかない。
 美味しくいただくために、そう。
 文字通り全て平らげられたのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『セラフィムビースト』

POW   :    天使核獣
【天使核のエネルギー】を使用する事で、【八翼】を生やした、自身の身長の3倍の【滅びの獣】に変身する。
SPD   :    セラフィムコメット
【天空に出現した『天使の輪』】から、戦場全体に「敵味方を識別する【燃え盛る隕石】」を放ち、ダメージと【消えない炎】の状態異常を与える。
WIZ   :    獣の烙印
攻撃が命中した対象に【獣化をもたらす烙印】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【烙印の侵食】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●困惑の天使獣
『ぐお……おお…………?』
 満持して登場した天使核を持つ獣は困惑した。
 なんと言う事でしょう。前哨隊はすべて素材にされてしまいました。
 ましてやブレイドホークなど香ばしい匂いをあげているではありませんか。
 まさか、やばい奴らに手を出したのでは。
 天使核獣はそんなふうに思ってしまう。さもありなん。
 だが、ここで退くわけにはいかない。
『ごおおおおおおおおおおおおッ!!』
 咆哮をあげ、セラフィムビーストは猟兵たちに襲いかかるのであった。
カグヤ・アルトニウス
〇天使獣ハンティング

アドリブ歓迎

ええっと、私も困惑してますけど…
まあ…他の方は「アレ」も素材にしようとするでしょうから
私の方で下準備をしましょう

(乗騎)
マルミアドワーズ(ダイダロス装備)

(行動)
今回は基本的には弱らせる事が主となりますね…
まあ、頑丈そうですからそう簡単にはくたばらないでしょうけどね

初手でUC起動…
その特性上、常時時速106000㎞…秒速約30キロで飛び回れるので、【空中戦】+【第六感】で位置取りをしつつ、【ダッシュ】+【ランスチャージ】+【重量攻撃】+【麻痺攻撃】による艇首対艦剣による突撃の連続攻撃で畳みかけます
まあ…いい加減に削れそうですのである程度やったら他の人に交代ですね



●男もまた困惑する者の一人であった
「……ええっと」
 香ばしい匂いたちこめる最中、カグヤ・アルトニウス(辺境の万事屋兼宇宙海賊・f04065)は困惑していた。
 どいつもこいつも素材、素材、素材。
 しかもホークなんて食料にされているではないか。
「私も困惑してますけど」
『ごがああああああああ!!』
 呼応するように叫ばれた。さもありなん。
 だが敵として出会った以上、素材にされるのも致し方ないのだ。
 こいつとてまた素材とされる運命だろう。
 ならば、他の人の為にも素材にしやすくするべきである。
「下準備しますか」
『ごがああああああああ?!』
 唯一の味方(?)を失った。哀れ。
 マルミアドワーズを起動され、ダイダロスを最大出力にスロットル。
 空気抵抗と慣性を無視するその理外の理によって生み出される推進力は恐ろしい速度と化す。
 その速度、常時機動にも関わらず時速10万6000km。
 秒速換算約30km。
 その速度ともなれば最早目で捉える事も難しい。
 ましてや、その速度でのランスチャージによる連続突撃。
 威力とは質量×速度に比例する。
 なれば、その超速より繰り出される一撃は。
 一撃で血肉をえぐり、骨まで砕き、内蔵にまで至る。
 しかし、セラフィムビースト、天使核を有する怪物。
 その連続突撃を受けても、その程度で済んだ。
『ごがああああああああッ!?』
 されど、その程度で済む事と死に至らない事は全く別物である。
 その傷が死に至るものは明白であり、そしてカグヤが全くもってとどめを刺す気がなかったから生を永らえているだけと言う事実である。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ノエル・カンナビス
ま、浮島は土地も資源も乏しいですから。
魔獣でも何でも狩らないと暮らしが成り立たない、
というのが正味のところでしょう。

特に――天使核はとても貴重でしょうね。

飛んで火に入るなんとやら。仲間を呼んだりして下さると
大変儲かり(もとい)助かりますが。呼びませんか?

ダメですかそうですか。

では滅びる獣とやらになって滅びて頂きましょう。
ジャンプ/見切り/操縦/推力移動/空中機動からの、
ソーノ・スタンナーのマヒ攻撃/鎧無視攻撃/2回攻撃で
動きを鈍らせて2回攻撃(二回目)/鎧無視攻撃/
貫通攻撃/ライフル。出来れば頭を狙いましょう。

大きくなって下されば当たり易くて嬉しいですね。
的が小さいと面倒なんですよ。



●増えません
 困惑する男がいる一方でノエル・カンナビス(キャバリア傭兵・f33081)は淡々としていた。
 浮島は土地も資源も乏しい。
 何せ浮いている範囲にしか資源がないのだから。
 その為ならば何でも狩って資源にするしかない。
 たとえそれが魔獣であったとしてもだ。
 そうでなければ暮らしが成り立たないと言うのが真実だ。
 特に天使核なんて一等級の素材。
「飛んで火にいるなんとやら。……仲間、呼んだりしてくれませんか?」
『ごがああああああああッ!!』
 断固拒否。致し方ない。
 大変儲かりもとい助かるのだがだめだそうだ。
「そうですか」
 ならばいたぶって仲間を呼び出させる必要もない。
 滅びる獣となって滅びて頂くしかない。
 キャバリアを推力で飛ばして空中機動。
 外部スピーカー展開、音と言う圧力による衝撃圧でその巨体を圧倒する。
 びりびり、と言う音がするほど、あるいは空気が張り裂けそうなほどに。
 強烈な圧力によってセラフィムビーストの動きが鈍る。
 あとはその巨大な頭部目掛けてライフルによる連続射撃。
 プラズマ加圧された膨大な熱量がその角を焼き落とし、皮膚を穿つ。
『ごがあああああああああああッ!?』
「大きくなると当たりやすくて嬉しいですね。的が小さいと面倒なんですよ」
 面倒、と言う割には目や鼻と言った部位に正確無比に当てていくノエル。
 面倒なこととやれること、それは全く違うと言う話である。

大成功 🔵​🔵​🔵​

水鏡・怜悧
詠唱:改変・省略可
人格:ロキ
不思議な形状をしていますね。合成獣にも見えますが、自然な生物なのでしょうか。なんにせよ、襲い来るなら撃退しないといけませんね。素材としても面白そうですし。
動きの速い獣に近づかれては厄介ですね。上手く隙を見いだせるまでは、UDCの液体金属による空中浮遊で距離を取ります。烙印の仕組みも気になりますが、この身に受けるわけにもいきません。
銃型魔導兵器を風属性にして連射。目的は目くらましと行動阻害、それに挑発。こちらへ意識が向いた瞬間を狙って、亜空間からの触手で捕らえます。
銃型魔導兵器を毒属性に変え、マヒ毒を撃ちこんで弱らせましょう。



●素材扱いは然るべき扱い
「不思議な形状をしていますね……」
 水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)は呟いた。
 自然生物のようには見えず、合成獣、キメラのようにも見える。
 どちらにせよ襲いかかってくるならば撃退しないといけない。
「何より素材としても面白そうですし」
『ごがあああああああッ!!』
 全ての元凶、素材扱いを最初に始めたのはお前か、と言わんばかりに吠える。
 そして、その鋭い爪牙が襲いかかるも、液体金属の壁がそれを弾き返した。
「獣の俊敏性は少々厄介ですね」
 液体金属を空中浮遊させ、それを足場にしながら立体機動を続ける。
 烙印とやらの仕組みも気になるが、それ以前にあの爪牙を生身で受けるのは危うい。
 銃を手にし、風属性の弾丸をセットすればトリガー。
 引き金が引かれれば風の弾丸が乱気流となり、その機動を妨害する。
 気流の乱れが、飛行手段を阻害したからだ。
 再度のトリガー、トリガー、トリガー、トリガー。
 連射により、最早周囲の気流は嵐のように乱れ、セラフィムビーストの動きを止める。
 その一瞬の隙をついて弾丸を毒属性に変換、同時、隙見せぬ速射。
 麻痺毒を打ち込まれ、その四肢の動きが鈍くなった刹那。
「頂きます」
 液体金属の刃が、セラフィムビーストの肉体を抉り取る。
 無論、素材として亜空間に格納したのは言うまでにない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クレア・フォースフェンサー
輝く光輪に八枚の翼、そしてその巨躯。
なんとも見事な姿じゃな。
剥製にして家に飾りたいほどじゃ。

ゆっくりと眺めたいところじゃが、その姿を保つためには天使核の力を使うのであろう。
つまりその姿でいるほど、おぬしは素材としての価値を失っていくというわけじゃ。
名残惜しいが、疾く始末を付けさせてもらうとしようぞ。

光剣を構えて接近。
刀身は通常の長さ。敵にはその間合いを誤認してもらおう。
敵の攻撃を捌きつつオブリビオンとしての核を見切り、伸ばした刀身にUCの力を込めて一気に切り裂こう。

安心せい。
おぬしの身体にはこれ以上傷を付けたりせぬ。
その毛の一本までこの国の者達が有効活用するであろうしの。



●やはり最後は素材行き
「うむ、見事ッ!!」
 クレア・フォースフェンサー(UDCエージェント・f09175)はその姿に惚れ惚れとしていた。
 輝く光輪、四対八翼、そしてしなやかで強靭な巨躯。
 剥製にして飾りたいとすら思っていた。
 だが、しかし悲しいかな、ここは戦場。
 そして、その巨躯を素材として求むる声の多さよ。
 剥製にすることは諦めて、クレアは光り輝く剣を抜き払う。
 その輝きは、見事と称した光の輪に匹敵する輝きであった。
「ゆっくりと眺めたいところじゃが……」
 ゆらり、と構え、一足。
 神速の踏み込み、剣の長さは長剣程度。
 なれば、その間合いを外せばよいだけのこと。
 その神速の踏み込みに合わせ、跳躍しようとした所を、光の刃が、切り裂いた。
『ごがああああああ!?』
 光の剣の刀身は光輝、なればその見た目そのものに意味はない。
 その刃は縮むし伸びる。伸縮自在の刃の前に間合いなど測ることは出来ない。
「その姿を保つ為には天使核の力が必須、なれば時間はかけてられまい」
 時間をかければかけるほどに、その力は消耗されていく。
 なれば、一気に片付ける方が新鮮と言う事である。
 ここに来て、漸く猟兵と言う驚異に気づき退こうとするセラフィムビーストであるがもう遅い。
 退こうとした瞬間には光の刃が、その眉間を貫き、頭蓋を破壊し、その機能を十全に失わせる。
「安心せい、これ以上の傷はつけぬ」
 その一撃で、身体の重要器官を破壊されたセラフィムビーストは息絶える。
 安心するがいい、と言う言葉。
 その言葉すら最早、その耳には届かない。
 けれど、仕留めた者の義理として。
「その毛の一本まで、おぬしの身体は有効活用されるでな」
 ここに、狩る者と狩られる者。
 その戦いの決着はついたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年08月29日


挿絵イラスト